JPH05197174A - 電子写真感光体 - Google Patents
電子写真感光体Info
- Publication number
- JPH05197174A JPH05197174A JP932892A JP932892A JPH05197174A JP H05197174 A JPH05197174 A JP H05197174A JP 932892 A JP932892 A JP 932892A JP 932892 A JP932892 A JP 932892A JP H05197174 A JPH05197174 A JP H05197174A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- formula
- general formula
- examples
- hydrogen atom
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 高感度、かつ耐久性に優れた電子写真感光体
を提供する。 【構成】 下記一般式(1) で表される化合物を電荷輸送
材料として、一般式(2)のペリレン顔料などの電荷発
生材料とともに感光層に含有させた。 (式中、R1,R2は同一または異なって水素原子、水酸
基、ニトロ基、シアノ基または有機の基を、R3は水素
原子または有機の基を、Ar1,Ar2は同一または異な
って有機の基を、Ar3,Ar4は同一または異なって水
素原子または有機の基を示す。但し、Ar3,Ar4は共
に水素原子であってはならない。Ar1とAr2,Ar3
とAr4は、それぞれ一体となって環を形成してもよ
い。n,mは同一または異なって1〜3の整数を示
す。) (式中、R4,R5,R6,R7は同一または異なって水素
原子、アルキル基、アルコキシ基またはアリール基を示
す。)
を提供する。 【構成】 下記一般式(1) で表される化合物を電荷輸送
材料として、一般式(2)のペリレン顔料などの電荷発
生材料とともに感光層に含有させた。 (式中、R1,R2は同一または異なって水素原子、水酸
基、ニトロ基、シアノ基または有機の基を、R3は水素
原子または有機の基を、Ar1,Ar2は同一または異な
って有機の基を、Ar3,Ar4は同一または異なって水
素原子または有機の基を示す。但し、Ar3,Ar4は共
に水素原子であってはならない。Ar1とAr2,Ar3
とAr4は、それぞれ一体となって環を形成してもよ
い。n,mは同一または異なって1〜3の整数を示
す。) (式中、R4,R5,R6,R7は同一または異なって水素
原子、アルキル基、アルコキシ基またはアリール基を示
す。)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電式複写機やレーザ
ービームプリンタ等の、電子写真法を利用した画像形成
装置に使用される電子写真感光体に関するものである。
ービームプリンタ等の、電子写真法を利用した画像形成
装置に使用される電子写真感光体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カールソンプロセス等の電子写真法は、
コロナ放電により、電子写真感光体の表面を均一に帯電
させる工程と、帯電した電子写真感光体の表面を露光し
て、当該表面に静電潜像を形成する露光工程と、形成さ
れた静電潜像に現像剤を接触させて、この現像剤に含ま
れるトナーにより、静電潜像をトナー像に顕像化する現
像工程と、トナー像を紙等に転写する転写工程と、転写
されたトナー像を定着させる定着工程と、転写工程後、
感光体上に残留するトナーを除去するクリーニング工程
とを含んでいる。
コロナ放電により、電子写真感光体の表面を均一に帯電
させる工程と、帯電した電子写真感光体の表面を露光し
て、当該表面に静電潜像を形成する露光工程と、形成さ
れた静電潜像に現像剤を接触させて、この現像剤に含ま
れるトナーにより、静電潜像をトナー像に顕像化する現
像工程と、トナー像を紙等に転写する転写工程と、転写
されたトナー像を定着させる定着工程と、転写工程後、
感光体上に残留するトナーを除去するクリーニング工程
とを含んでいる。
【0003】上記電子写真法に使用される電子写真感光
体としては、従来、セレンや硫化カドミウム等の無機光
導電体が使用されていたが、これらは毒性があり、しか
も生産コストが高いという欠点がある。そこで近時、安
全で加工性および経済性に優れ、しかも機能設計の自由
度が大きい、いわゆる有機感光体が広く使用されるよう
になってきた。この有機感光体は、露光により電荷を発
生する電荷発生材料と、発生した電荷を輸送する電荷輸
送材料とを、結着樹脂からなる感光層中に含有させたも
ので、感光層としては、電荷発生材料を含む層と電荷輸
送材料を含む層とを積層した積層型感光層と、上記両材
料を単一の層中に含有させた単層型感光層とがある。
体としては、従来、セレンや硫化カドミウム等の無機光
導電体が使用されていたが、これらは毒性があり、しか
も生産コストが高いという欠点がある。そこで近時、安
全で加工性および経済性に優れ、しかも機能設計の自由
度が大きい、いわゆる有機感光体が広く使用されるよう
になってきた。この有機感光体は、露光により電荷を発
生する電荷発生材料と、発生した電荷を輸送する電荷輸
送材料とを、結着樹脂からなる感光層中に含有させたも
ので、感光層としては、電荷発生材料を含む層と電荷輸
送材料を含む層とを積層した積層型感光層と、上記両材
料を単一の層中に含有させた単層型感光層とがある。
【0004】電荷発生材料としては、フタロシアニン系
顔料、アゾ系顔料、ピロロピロール系顔料等が使用さ
れ、電荷輸送材料としては、カルバゾール系化合物、オ
キサジアゾール系化合物、ピラゾリン系化合物、ヒドラ
ゾン系化合物、スチルベン系化合物、フェニレンジアミ
ン系化合物等が使用される。
顔料、アゾ系顔料、ピロロピロール系顔料等が使用さ
れ、電荷輸送材料としては、カルバゾール系化合物、オ
キサジアゾール系化合物、ピラゾリン系化合物、ヒドラ
ゾン系化合物、スチルベン系化合物、フェニレンジアミ
ン系化合物等が使用される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の有機
感光体は、感度や耐久性が充分でないという問題があっ
た。この問題の原因は、主として、従来使用されている
電荷輸送材料にあると考えられる。つまり、従来の電荷
輸送材料は、何れも、電荷輸送能が不充分であったり、
光安定性が劣っていたり、或いは、感光層を構成する結
着樹脂との相溶性が悪く、繰り返し使用すると結晶化し
て、感光層から析出したりするという問題があり、この
電荷輸送材料を使用した感光体は、感度や耐久性が悪化
するのである。
感光体は、感度や耐久性が充分でないという問題があっ
た。この問題の原因は、主として、従来使用されている
電荷輸送材料にあると考えられる。つまり、従来の電荷
輸送材料は、何れも、電荷輸送能が不充分であったり、
光安定性が劣っていたり、或いは、感光層を構成する結
着樹脂との相溶性が悪く、繰り返し使用すると結晶化し
て、感光層から析出したりするという問題があり、この
電荷輸送材料を使用した感光体は、感度や耐久性が悪化
するのである。
【0006】また特に、電荷発生材料と電荷輸送材料と
を単一の層中に含有させた単層型感光層の場合には、両
材料の組み合わせが悪いと、互いに機能を阻害し合っ
て、それぞれの材料の持つ特性が十分に発揮されなくな
り、その結果、感光体の感度や耐久性がより一層悪化す
る場合がある。本発明は、以上の事情に鑑みてなされた
ものであって、高感度、かつ耐久性に優れた電子写真感
光体を提供することを目的としている。
を単一の層中に含有させた単層型感光層の場合には、両
材料の組み合わせが悪いと、互いに機能を阻害し合っ
て、それぞれの材料の持つ特性が十分に発揮されなくな
り、その結果、感光体の感度や耐久性がより一層悪化す
る場合がある。本発明は、以上の事情に鑑みてなされた
ものであって、高感度、かつ耐久性に優れた電子写真感
光体を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】上記課題を解
決するため、本発明者らは、種々の化合物について検討
を行い、その結果、下記一般式(1) で表される化合物
が、電荷輸送能(特にホール輸送能)と光安定性とに優
れ、電荷輸送材料として好適に使用できることを見出し
た。
決するため、本発明者らは、種々の化合物について検討
を行い、その結果、下記一般式(1) で表される化合物
が、電荷輸送能(特にホール輸送能)と光安定性とに優
れ、電荷輸送材料として好適に使用できることを見出し
た。
【0008】
【化6】
【0009】(式中、R1 、R2 は同一または異なって
水素原子、水酸基、ニトロ基、シアノ基または有機の基
を示し、R3 は水素原子または有機の基を示し、A
r1 、Ar 2 は同一または異なって有機の基を示し、A
r3 、Ar4 は同一または異なって水素原子または有機
の基を示す。但し、Ar3 、Ar4 は共に水素原子であ
ってはならない。Ar1 とAr2 、Ar3 とAr4 は、
それぞれ一体となって環を形成してもよい。n、mは同
一または異なって1〜3の整数を示す。)そこで、上記
化合物と組み合わせる電荷発生材料について、種々検討
を行い、その結果、下記一般式(2) :
水素原子、水酸基、ニトロ基、シアノ基または有機の基
を示し、R3 は水素原子または有機の基を示し、A
r1 、Ar 2 は同一または異なって有機の基を示し、A
r3 、Ar4 は同一または異なって水素原子または有機
の基を示す。但し、Ar3 、Ar4 は共に水素原子であ
ってはならない。Ar1 とAr2 、Ar3 とAr4 は、
それぞれ一体となって環を形成してもよい。n、mは同
一または異なって1〜3の整数を示す。)そこで、上記
化合物と組み合わせる電荷発生材料について、種々検討
を行い、その結果、下記一般式(2) :
【0010】
【化7】
【0011】(式中、R4 、R5 、R6 、R7 は同一ま
たは異なって水素原子、アルキル基、アルコキシ基また
はアリール基を示す)で表されるペリレン顔料、下記一
般式(3) :
たは異なって水素原子、アルキル基、アルコキシ基また
はアリール基を示す)で表されるペリレン顔料、下記一
般式(3) :
【0012】
【化8】
【0013】(式中Xはハロゲン原子を示す)で表され
るアンサンスロン顔料、下記一般式(4) :
るアンサンスロン顔料、下記一般式(4) :
【0014】
【化9】
【0015】(式中Aはカップラー残基を示す)で表さ
れるフルオレノンビスアゾ顔料、および、下記一般式
(5) :
れるフルオレノンビスアゾ顔料、および、下記一般式
(5) :
【0016】
【化10】
【0017】(式中、Aはカップラー残基を示し、R8
は水素原子、アルキル基、アリール基、または複素環式
基を示す。アルキル基、アリール基、複素環式基は置換
基を有していてもよい。qは0または1を示す)で表さ
れるビスアゾ顔料の何れかを、上記化合物と組み合わせ
ると、互いに機能を阻害し合うおそれがないので、高感
度、かつ耐久性に優れた電子写真感光体を構成し得るこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。
は水素原子、アルキル基、アリール基、または複素環式
基を示す。アルキル基、アリール基、複素環式基は置換
基を有していてもよい。qは0または1を示す)で表さ
れるビスアゾ顔料の何れかを、上記化合物と組み合わせ
ると、互いに機能を阻害し合うおそれがないので、高感
度、かつ耐久性に優れた電子写真感光体を構成し得るこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。
【0018】したがって、本発明の電子写真感光体は、
導電性基体上に、電荷輸送材料としての上記一般式(1)
で表される化合物と、電荷発生材料としての上記一般式
(2)〜(5) の何れかで表される顔料とを含有する感光層
を設けたことを特徴とする。前記一般式(1) で表される
化合物において、式中の基R1 、R2 に相当する有機の
基としては、アルカノイル基、アルケニル基、アルキル
基、アルコキシ基、アリール基、アラルキル基、縮合多
環式基または複素環式基があげられる。また、これらの
基は置換基を有していてもよい。
導電性基体上に、電荷輸送材料としての上記一般式(1)
で表される化合物と、電荷発生材料としての上記一般式
(2)〜(5) の何れかで表される顔料とを含有する感光層
を設けたことを特徴とする。前記一般式(1) で表される
化合物において、式中の基R1 、R2 に相当する有機の
基としては、アルカノイル基、アルケニル基、アルキル
基、アルコキシ基、アリール基、アラルキル基、縮合多
環式基または複素環式基があげられる。また、これらの
基は置換基を有していてもよい。
【0019】基R3 に相当する有機の基としては、アル
キル基、アラルキル基、アリール基、縮合多環式基また
は複素環式基があげられ、これらの基も置換基を有する
ことができる。基Ar1 、Ar2 、Ar3 、Ar4 に相
当する有機の基としては、アリール基、アルキル基、縮
合多環式基または複素環式基があげられ、これらの基も
置換基を有することができる。また、上記基Ar4 は、
下記一般式で表される基であってもよい。
キル基、アラルキル基、アリール基、縮合多環式基また
は複素環式基があげられ、これらの基も置換基を有する
ことができる。基Ar1 、Ar2 、Ar3 、Ar4 に相
当する有機の基としては、アリール基、アルキル基、縮
合多環式基または複素環式基があげられ、これらの基も
置換基を有することができる。また、上記基Ar4 は、
下記一般式で表される基であってもよい。
【0020】
【化11】
【0021】(式中、X、Y、Zは、同一または異なっ
てアルキル基、アリール基、縮合多環式基または複素環
式基を示し、何れの基も置換基を有していてもよい。) 上記アルカノイル基としては、例えばホルミル基、アセ
チル基、プロピオニル基、ブチリル基、イソブチリル
基、ペンタノイル基、ヘキサノイル基などがあげられ
る。
てアルキル基、アリール基、縮合多環式基または複素環
式基を示し、何れの基も置換基を有していてもよい。) 上記アルカノイル基としては、例えばホルミル基、アセ
チル基、プロピオニル基、ブチリル基、イソブチリル
基、ペンタノイル基、ヘキサノイル基などがあげられ
る。
【0022】アルケニル基としては、例えばビニル基、
アリル基、クロチル基、2−ペンテニル基、2−ヘキセ
ニル基などがあげられる。アルキル基としては、例えば
メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブ
チル基、イソブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、ヘ
キシル基などがあげられる。
アリル基、クロチル基、2−ペンテニル基、2−ヘキセ
ニル基などがあげられる。アルキル基としては、例えば
メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブ
チル基、イソブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、ヘ
キシル基などがあげられる。
【0023】アルコキシ基としては、例えばメトキシ
基、エトキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、t−
ブトキシ基、ヘキシルオキシ基などがあげられる。アリ
ール基としては、フェニル基、o−ターフェニル基、ナ
フチル基、アントリル基、フェナントリル基等があげら
れる。アラルキル基としては、例えばベンジル基、α−
フェネチル基、β−フェネチル基、3−フェニルプロピ
ル基、ベンズヒドリル基、トリチル基などがあげられ
る。
基、エトキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、t−
ブトキシ基、ヘキシルオキシ基などがあげられる。アリ
ール基としては、フェニル基、o−ターフェニル基、ナ
フチル基、アントリル基、フェナントリル基等があげら
れる。アラルキル基としては、例えばベンジル基、α−
フェネチル基、β−フェネチル基、3−フェニルプロピ
ル基、ベンズヒドリル基、トリチル基などがあげられ
る。
【0024】縮合多環式基としては、例えばナフチル
基、フェナントリル基などがあげられる。複素環式基と
しては、例えばチエニル基、ピロリル基、ピロリジニル
基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、チアゾリル
基、イソチアゾリル基、イミダゾリル基、2H−イミダ
ゾリル基、ピラゾリル基、トリアゾリル基、テトラゾリ
ル基、ピラニル基、ピリジル基、ピベリジル基、ピペリ
ジノ基、3−モルホリニル基、モルホリノ基、チアゾリ
ル基などがあげられる。また、芳香族環と縮合した複素
環式基であってもよい。
基、フェナントリル基などがあげられる。複素環式基と
しては、例えばチエニル基、ピロリル基、ピロリジニル
基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、チアゾリル
基、イソチアゾリル基、イミダゾリル基、2H−イミダ
ゾリル基、ピラゾリル基、トリアゾリル基、テトラゾリ
ル基、ピラニル基、ピリジル基、ピベリジル基、ピペリ
ジノ基、3−モルホリニル基、モルホリノ基、チアゾリ
ル基などがあげられる。また、芳香族環と縮合した複素
環式基であってもよい。
【0025】上記有機の基に置換する置換基としては、
例えばハロゲン原子、アミノ基、水酸基、エステル化さ
れていてもよいカルボキシル基、シアノ基、炭素数1〜
6のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基、アリー
ル基を有することのある炭素数2〜6のアルケニル基な
どがあげられる。また、Ar1 とAr2 、Ar3 とAr
4 は一体となって環を形成してもよく、このような環と
しては例えばカルバゾールなどがあげられる。
例えばハロゲン原子、アミノ基、水酸基、エステル化さ
れていてもよいカルボキシル基、シアノ基、炭素数1〜
6のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基、アリー
ル基を有することのある炭素数2〜6のアルケニル基な
どがあげられる。また、Ar1 とAr2 、Ar3 とAr
4 は一体となって環を形成してもよく、このような環と
しては例えばカルバゾールなどがあげられる。
【0026】上記一般式(1) で表される化合物は、相当
するアルデヒド化合物とヒドラジン化合物とを、触媒の
存在下または不存在下、溶媒中で反応させることにより
合成することができる。上記化合物の具体例としては、
例えば以下に示すものがあげられる。
するアルデヒド化合物とヒドラジン化合物とを、触媒の
存在下または不存在下、溶媒中で反応させることにより
合成することができる。上記化合物の具体例としては、
例えば以下に示すものがあげられる。
【0027】
【化12】
【0028】上記化合物とともに、電荷発生材料として
感光層に含有される、前記一般式(2) で表されるペリレ
ン顔料において、式中の基R4 、R5 、R6 、R7 に相
当するアルキル基、アルコキシ基、アリール基として
は、前記一般式(1) で表される化合物で説明したのと同
じ基があげられる。これらアルキル基、アリール基およ
びアルコキシ基は、アルキル基、アルコキシ基、ハロゲ
ン原子等の置換基を有していてもよい。
感光層に含有される、前記一般式(2) で表されるペリレ
ン顔料において、式中の基R4 、R5 、R6 、R7 に相
当するアルキル基、アルコキシ基、アリール基として
は、前記一般式(1) で表される化合物で説明したのと同
じ基があげられる。これらアルキル基、アリール基およ
びアルコキシ基は、アルキル基、アルコキシ基、ハロゲ
ン原子等の置換基を有していてもよい。
【0029】上記ペリレン顔料の具体例としては、例え
ば下記式に示すものがあげられる。
ば下記式に示すものがあげられる。
【0030】
【化13】
【0031】また、前記一般式(3) で表されるアンサン
スロン顔料としては、例えば下記式に示すジブロモアン
サンスロン等があげられる。
スロン顔料としては、例えば下記式に示すジブロモアン
サンスロン等があげられる。
【0032】
【化14】
【0033】前記一般式(4) で表されるフルオレノンビ
スアゾ顔料において、式中の基Aに相当するカップラー
残基としては、例えば、下記一般式(a) 〜(g) に示す基
があげられる。
スアゾ顔料において、式中の基Aに相当するカップラー
残基としては、例えば、下記一般式(a) 〜(g) に示す基
があげられる。
【0034】
【化15】
【0035】各式中R30は、カルバモイル基、スルファ
モイル基、アロファノイル基、オキサモイル基、アント
ラニロイル基、カルバゾイル基、グリシル基、ヒダント
イル基、フタルアモイル基、および、スクシンアモイル
基を表す。これらの基は、ハロゲン原子、置換基を有し
ていてもよいフェニル基、置換基を有していてもよいナ
フチル基、ニトロ基、シアノ基、アルキル基、アルケニ
ル基、カルボニル基、カルボキシル基等の置換基を有し
ていてもよい。
モイル基、アロファノイル基、オキサモイル基、アント
ラニロイル基、カルバゾイル基、グリシル基、ヒダント
イル基、フタルアモイル基、および、スクシンアモイル
基を表す。これらの基は、ハロゲン原子、置換基を有し
ていてもよいフェニル基、置換基を有していてもよいナ
フチル基、ニトロ基、シアノ基、アルキル基、アルケニ
ル基、カルボニル基、カルボキシル基等の置換基を有し
ていてもよい。
【0036】R31は、上記R30および水酸基を有するベ
ンゼン環と縮合して芳香族環、多環式炭化水素または複
素環を形成するのに必要な原子団を表し、これらの環は
前記と同様な置換基を有してもよい。R32は、酸素原
子、硫黄原子、または、イミノ基を表す。R33は、2価
の鎖式炭化水素または芳香族炭化水素を表し、これらの
基は前記と同様な置換基を有してもよい。
ンゼン環と縮合して芳香族環、多環式炭化水素または複
素環を形成するのに必要な原子団を表し、これらの環は
前記と同様な置換基を有してもよい。R32は、酸素原
子、硫黄原子、または、イミノ基を表す。R33は、2価
の鎖式炭化水素または芳香族炭化水素を表し、これらの
基は前記と同様な置換基を有してもよい。
【0037】R34は、アルキル基、アラルキル基、アリ
ール基、または、複素環基を表し、これらの基は前記と
同様な置換基を有してもよい。R35は、2価の鎖式炭化
水素、芳香族炭化水素、または、上記一般式(e)(f)中
の、下記式(h)
ール基、または、複素環基を表し、これらの基は前記と
同様な置換基を有してもよい。R35は、2価の鎖式炭化
水素、芳香族炭化水素、または、上記一般式(e)(f)中
の、下記式(h)
【0038】
【化16】
【0039】で表される部分とともに複素環を形成する
のに必要な原子団を表し、これらの環は前記と同様な置
換基を有してもよい。R36は、水素原子、アルキル基、
アミノ基、カルバモイル基、スルファモイル基、アロフ
ァノイル基、カルボキシル基、カルボキシル基のエステ
ル、アリール基、または、シアノ基を表し、水素原子以
外の基は前記と同様な置換基を有していてもよい。
のに必要な原子団を表し、これらの環は前記と同様な置
換基を有してもよい。R36は、水素原子、アルキル基、
アミノ基、カルバモイル基、スルファモイル基、アロフ
ァノイル基、カルボキシル基、カルボキシル基のエステ
ル、アリール基、または、シアノ基を表し、水素原子以
外の基は前記と同様な置換基を有していてもよい。
【0040】R37中、アルキル基またはアリール基を表
し、これらの基は前記と同様な置換基を有してもよい。
アルキル基としては、例えばメチル基、エチル基、プロ
ピル基、イソプロプル基、ブチル基、イソブチル基、te
rt−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基等の、炭素数1
〜6の低級アルキル基があげられる。
し、これらの基は前記と同様な置換基を有してもよい。
アルキル基としては、例えばメチル基、エチル基、プロ
ピル基、イソプロプル基、ブチル基、イソブチル基、te
rt−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基等の、炭素数1
〜6の低級アルキル基があげられる。
【0041】アリール基としては、例えばフェニル基、
トリル基、キシリル基、ビフェニル基、ナフチル基、ア
ントリル基、フェナントリル基などがあげられる。アル
ケニル基としては、例えばビニル基、アリル基、2−ブ
テニル基、3−ブテニル基、1−メチルアリル基、2−
ペンテニル基、2−ヘキセニル基等の、炭素数2〜6の
低級アルケニル基があげられる。
トリル基、キシリル基、ビフェニル基、ナフチル基、ア
ントリル基、フェナントリル基などがあげられる。アル
ケニル基としては、例えばビニル基、アリル基、2−ブ
テニル基、3−ブテニル基、1−メチルアリル基、2−
ペンテニル基、2−ヘキセニル基等の、炭素数2〜6の
低級アルケニル基があげられる。
【0042】ハロゲン原子としては、塩素原子、臭素原
子、ヨウ素原子、フッ素原子があげられる。前記R31に
おいて、R30および水酸基を有するベンゼン環と縮合し
て芳香族環を形成するのに必要な原子団としては、例え
ばメチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基
等のアルキレン基があげられる。
子、ヨウ素原子、フッ素原子があげられる。前記R31に
おいて、R30および水酸基を有するベンゼン環と縮合し
て芳香族環を形成するのに必要な原子団としては、例え
ばメチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基
等のアルキレン基があげられる。
【0043】上記R31と、R30および水酸基を有するベ
ンゼン環との縮合により形成される芳香族環としては、
例えばナフタリン環、アントラセン環、フェナントレン
環、ピレン環、クリセン環、ナフタセン環等があげられ
る。前記R31において、R30および水酸基を有するベン
ゼン環と縮合して多環式炭化水素を形成するのに必要な
原子団としては、例えばメチレン基、エチレン基、プロ
ピレン基、ブチレン基等の、炭素数1〜4のアルキレン
基があげられる。
ンゼン環との縮合により形成される芳香族環としては、
例えばナフタリン環、アントラセン環、フェナントレン
環、ピレン環、クリセン環、ナフタセン環等があげられ
る。前記R31において、R30および水酸基を有するベン
ゼン環と縮合して多環式炭化水素を形成するのに必要な
原子団としては、例えばメチレン基、エチレン基、プロ
ピレン基、ブチレン基等の、炭素数1〜4のアルキレン
基があげられる。
【0044】上記R31と、R30および水酸基を有するベ
ンゼン環との縮合により形成される多環式炭化水素とし
ては、例えばカルバゾール環、ベンゾカルバゾール環、
ジベンゾフラン環等があげられる。また、R31におい
て、R30および水酸基を有するベンゼン環と縮合して複
素環を形成するのに必要な原子団としては、例えばベン
ゾフラニル基、ベンゾチオフェニル基、インドリル基、
1H−インドリル基、ベゾオキサゾリル基、ベンゾチア
ゾリル基、1H−インダドリル基、ベンゾイミダゾリル
基、クロメニル基、クロマニル基、イソクロマニル基、
キノリニル基、イソキノリニル基、シンノリニル基、フ
タラジニル基、キナゾニリル基、キノキサリニル基、ジ
ベンゾフラニル基、カルバゾリル基、キサンテニル基、
アクリジニル基、フェナントリジニル基、フェナジニル
基、フェノキサジニル基、チアントレニル基等があげら
れる。
ンゼン環との縮合により形成される多環式炭化水素とし
ては、例えばカルバゾール環、ベンゾカルバゾール環、
ジベンゾフラン環等があげられる。また、R31におい
て、R30および水酸基を有するベンゼン環と縮合して複
素環を形成するのに必要な原子団としては、例えばベン
ゾフラニル基、ベンゾチオフェニル基、インドリル基、
1H−インドリル基、ベゾオキサゾリル基、ベンゾチア
ゾリル基、1H−インダドリル基、ベンゾイミダゾリル
基、クロメニル基、クロマニル基、イソクロマニル基、
キノリニル基、イソキノリニル基、シンノリニル基、フ
タラジニル基、キナゾニリル基、キノキサリニル基、ジ
ベンゾフラニル基、カルバゾリル基、キサンテニル基、
アクリジニル基、フェナントリジニル基、フェナジニル
基、フェノキサジニル基、チアントレニル基等があげら
れる。
【0045】上記R31と、R30および水酸基を有するベ
ンゼン環との縮合により形成される芳香族性複素環基と
しては、例えばチエニル基、フリル基、ピロリル基、オ
キサゾリル基、イソオキサゾリル基、チアゾリル基、イ
ソチアゾリル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、トリ
アゾリル基、テトラゾリル基、ピリジル基、チアゾリル
基があげられる。また、さらに他の芳香族環と縮合した
複素環基(例えばベンゾフラニル基、ベンゾイミダゾリ
ル基、ベンゾオキサゾリル基、ベンゾチアゾリル基、キ
ノリル基など)であってもよい。
ンゼン環との縮合により形成される芳香族性複素環基と
しては、例えばチエニル基、フリル基、ピロリル基、オ
キサゾリル基、イソオキサゾリル基、チアゾリル基、イ
ソチアゾリル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、トリ
アゾリル基、テトラゾリル基、ピリジル基、チアゾリル
基があげられる。また、さらに他の芳香族環と縮合した
複素環基(例えばベンゾフラニル基、ベンゾイミダゾリ
ル基、ベンゾオキサゾリル基、ベンゾチアゾリル基、キ
ノリル基など)であってもよい。
【0046】前記R33,R35において、2価の鎖式炭化
水素としては、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基
等があげられ、2価の芳香族炭化水素としては、フェニ
レン基、ナフチレン基、フェナントリレン基等があげら
れる。前記R34において、複素環基としては、ピリジル
基、ピラジル基、チエニル基、ピラニル基、インドリル
基等があげられる。
水素としては、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基
等があげられ、2価の芳香族炭化水素としては、フェニ
レン基、ナフチレン基、フェナントリレン基等があげら
れる。前記R34において、複素環基としては、ピリジル
基、ピラジル基、チエニル基、ピラニル基、インドリル
基等があげられる。
【0047】前記R35において、前記式(h) で表される
部分とともに複素環を形成するのに必要な原子団として
は、例えばフェニレン基、ナフチレン基、フェナントリ
レン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基等があ
げられる。上記R35と、前記式(h) で表される部分とに
より形成される芳香族性複素環基としては、例えばベン
ゾイミダゾール基、ベンゾ[f]ベンゾイミダゾール
基、ジベンゾ[e,g]ベンゾイミダゾール基、ベンゾ
ピリミジン基等があげられる。これらの基は前記と同様
な置換基を有してもよい。
部分とともに複素環を形成するのに必要な原子団として
は、例えばフェニレン基、ナフチレン基、フェナントリ
レン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基等があ
げられる。上記R35と、前記式(h) で表される部分とに
より形成される芳香族性複素環基としては、例えばベン
ゾイミダゾール基、ベンゾ[f]ベンゾイミダゾール
基、ジベンゾ[e,g]ベンゾイミダゾール基、ベンゾ
ピリミジン基等があげられる。これらの基は前記と同様
な置換基を有してもよい。
【0048】前記R36において、カルボキシル基のエス
テルとしては、メチルエステル、エチルエステル、プロ
ピルエステル、ブチルエステル等があげられる。上記一
般式(a) 〜(g) で表わされるカップラー残基Aの具体例
としては、以下のような基があげられる。
テルとしては、メチルエステル、エチルエステル、プロ
ピルエステル、ブチルエステル等があげられる。上記一
般式(a) 〜(g) で表わされるカップラー残基Aの具体例
としては、以下のような基があげられる。
【0049】
【化17】
【0050】
【化18】
【0051】
【化19】
【0052】
【化20】
【0053】上記フルオレノンビスアゾ顔料の具体例と
しては、例えば下記式に示すものがあげられる。
しては、例えば下記式に示すものがあげられる。
【0054】
【化21】
【0055】前記一般式(5) で表されるビスアゾ顔料に
おいて、式中の基R10に相当するアルキル基およびアリ
ール基としては、前記と同じ基があげられる。また、複
素環式基としては、例えばチエニル基、ピロリル基、ピ
ロリジニル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、
チアゾリル基、イソチアゾリル基、イミダゾリル基、2
H−イミダゾリル基、ピラゾリル基、トリアゾリル基、
テトラゾリル基、ピラニル基、ピリジル基、ピベリジル
基、ピペリジノ基、3−モルホリニル基、モルホリノ
基、チアゾリル基などがあげられる。また、芳香族環と
縮合した複素環式基であってもよい。
おいて、式中の基R10に相当するアルキル基およびアリ
ール基としては、前記と同じ基があげられる。また、複
素環式基としては、例えばチエニル基、ピロリル基、ピ
ロリジニル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、
チアゾリル基、イソチアゾリル基、イミダゾリル基、2
H−イミダゾリル基、ピラゾリル基、トリアゾリル基、
テトラゾリル基、ピラニル基、ピリジル基、ピベリジル
基、ピペリジノ基、3−モルホリニル基、モルホリノ
基、チアゾリル基などがあげられる。また、芳香族環と
縮合した複素環式基であってもよい。
【0056】上記基に置換する置換基としては、例えば
ハロゲン原子、アミノ基、水酸基、エステル化されてい
てもよいカルボキシル基、シアノ基、炭素数1〜6のア
ルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基、アリール基を
有することのある炭素数2〜6のアルケニル基などがあ
げられる。式中の基Aに相当するカップラー残基として
は、フルオレノンビスアゾ顔料で説明したのと同じカッ
プラー残基があげられる。
ハロゲン原子、アミノ基、水酸基、エステル化されてい
てもよいカルボキシル基、シアノ基、炭素数1〜6のア
ルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基、アリール基を
有することのある炭素数2〜6のアルケニル基などがあ
げられる。式中の基Aに相当するカップラー残基として
は、フルオレノンビスアゾ顔料で説明したのと同じカッ
プラー残基があげられる。
【0057】上記一般式(5) で表されるビスアゾ顔料
は、相当する2価のアミノ体を常法によってアゾ化し、
次いで、対応するカップラーをアルカリの存在下でカッ
プリングするか、または、2価のアミノ体のジアゾニウ
ム塩をホウフッ化塩あるいは塩化亜鉛複酸塩等の形で、
一旦単離した後、適当な溶媒中で、アルカリの存在下、
カップラーとカップリングすることにより合成すること
ができる。
は、相当する2価のアミノ体を常法によってアゾ化し、
次いで、対応するカップラーをアルカリの存在下でカッ
プリングするか、または、2価のアミノ体のジアゾニウ
ム塩をホウフッ化塩あるいは塩化亜鉛複酸塩等の形で、
一旦単離した後、適当な溶媒中で、アルカリの存在下、
カップラーとカップリングすることにより合成すること
ができる。
【0058】上記ビスアゾ顔料の具体例としては、例え
ば下記式に示すものがあげられる。
ば下記式に示すものがあげられる。
【0059】
【化22】
【0060】
【化23】
【0061】本発明の感光体は、電荷輸送材料として、
前記一般式(1) で表される化合物の1種または2種以上
を含有するとともに、電荷発生材料として、前記一般式
(2)で表されるペリレン顔料、一般式(3) で表されるア
ンサンスロン顔料、一般式(4) で表されるフルオレノン
ビスアゾ顔料、および、一般式(5) で表されるビスアゾ
顔料のうちの何れかを含有した感光層を備えたものであ
る。なお、上記一般式(2) 〜(5) で表される顔料は、通
常、電荷発生材料としてそれぞれ単独で使用されるが、
本発明では、各一般式で表されるものを2種以上併用す
ることもできる。
前記一般式(1) で表される化合物の1種または2種以上
を含有するとともに、電荷発生材料として、前記一般式
(2)で表されるペリレン顔料、一般式(3) で表されるア
ンサンスロン顔料、一般式(4) で表されるフルオレノン
ビスアゾ顔料、および、一般式(5) で表されるビスアゾ
顔料のうちの何れかを含有した感光層を備えたものであ
る。なお、上記一般式(2) 〜(5) で表される顔料は、通
常、電荷発生材料としてそれぞれ単独で使用されるが、
本発明では、各一般式で表されるものを2種以上併用す
ることもできる。
【0062】感光層には、前述したように単層型と積層
型とがあるが、本発明は、このいずれにも適用可能であ
る。但し、電荷輸送材料と電荷発生材料との組み合わせ
による効果は、特に、両材料が同一の層内に含有された
単層型感光層において、より顕著に顕れるので、本発明
は、単層型感光層を備えた電子写真感光体に適用するの
がより好ましいといえる。
型とがあるが、本発明は、このいずれにも適用可能であ
る。但し、電荷輸送材料と電荷発生材料との組み合わせ
による効果は、特に、両材料が同一の層内に含有された
単層型感光層において、より顕著に顕れるので、本発明
は、単層型感光層を備えた電子写真感光体に適用するの
がより好ましいといえる。
【0063】単層型の感光体を得るには、電荷輸送材料
である前記一般式(1) で表される化合物と、電荷発生材
料である前記一般式(2) 〜(5) の何れかで表される顔料
と、結着樹脂等とを含有する感光層を、塗布等の手段に
より導電性基体上に形成すればよい。また、積層型の感
光体を得るには、導電性基体上に、蒸着または塗布等の
手段により前記一般式(2) 〜(5) の何れかで表される顔
料を含有する電荷発生層を形成し、この電荷発生層上
に、前記一般式(1) で表される化合物と結着樹脂とを含
有する電荷輸送層を形成すればよい。また、上記とは逆
に、導電性基体上に電荷輸送層を形成し、次いで電荷発
生層を形成してもよい。さらに、上記積層型感光層にお
いては、電荷発生層にも、電荷輸送材料を含有させても
よい。
である前記一般式(1) で表される化合物と、電荷発生材
料である前記一般式(2) 〜(5) の何れかで表される顔料
と、結着樹脂等とを含有する感光層を、塗布等の手段に
より導電性基体上に形成すればよい。また、積層型の感
光体を得るには、導電性基体上に、蒸着または塗布等の
手段により前記一般式(2) 〜(5) の何れかで表される顔
料を含有する電荷発生層を形成し、この電荷発生層上
に、前記一般式(1) で表される化合物と結着樹脂とを含
有する電荷輸送層を形成すればよい。また、上記とは逆
に、導電性基体上に電荷輸送層を形成し、次いで電荷発
生層を形成してもよい。さらに、上記積層型感光層にお
いては、電荷発生層にも、電荷輸送材料を含有させても
よい。
【0064】なお、電荷発生材料としては、前記一般式
(2) 〜(5) の何れかで表される顔料の他に、所望の領域
に吸収波長域を有するように電子写真感光体の感度領域
を拡げる等の目的のため、さらに、従来公知の他の電荷
発生材料を併用することもできる。他の電荷発生材料と
しては、セレン、セレン−テルル、セレン−ヒ素、アモ
ルファスシリコン、ピリリウム塩、前記一般式(2) で表
されるもの以外のペリレン系顔料、前記一般式(3) で表
されるもの以外のアンサンスロン系顔料、前記一般式
(4)(5)で表されるもの以外のビスアゾ系顔料、アゾ系顔
料、フタロシアニン系顔料、インジゴ系顔料、トリフェ
ニルメタン系顔料、スレン系顔料、トルイジン系顔料、
ピラゾリン系顔料、キナクリドン系顔料、ピロロピロー
ル系顔料等があげられる。
(2) 〜(5) の何れかで表される顔料の他に、所望の領域
に吸収波長域を有するように電子写真感光体の感度領域
を拡げる等の目的のため、さらに、従来公知の他の電荷
発生材料を併用することもできる。他の電荷発生材料と
しては、セレン、セレン−テルル、セレン−ヒ素、アモ
ルファスシリコン、ピリリウム塩、前記一般式(2) で表
されるもの以外のペリレン系顔料、前記一般式(3) で表
されるもの以外のアンサンスロン系顔料、前記一般式
(4)(5)で表されるもの以外のビスアゾ系顔料、アゾ系顔
料、フタロシアニン系顔料、インジゴ系顔料、トリフェ
ニルメタン系顔料、スレン系顔料、トルイジン系顔料、
ピラゾリン系顔料、キナクリドン系顔料、ピロロピロー
ル系顔料等があげられる。
【0065】但し、上記他の電荷発生材料は、一般式
(1) で表される化合物と組み合わせた際に、互いに機能
を阻害し合うおそれがあるので、使用量はできるだけ少
ないのが好ましく、できれば使用しないのがよい。電荷
輸送材料である前記一般式(1) で表される化合物は、単
独で使用する他、従来公知の他の電荷輸送材料と組み合
わせて使用することができる。従来公知の電荷輸送材料
としては、種々の電子吸引性化合物、電子供与性化合物
を用いることができる。
(1) で表される化合物と組み合わせた際に、互いに機能
を阻害し合うおそれがあるので、使用量はできるだけ少
ないのが好ましく、できれば使用しないのがよい。電荷
輸送材料である前記一般式(1) で表される化合物は、単
独で使用する他、従来公知の他の電荷輸送材料と組み合
わせて使用することができる。従来公知の電荷輸送材料
としては、種々の電子吸引性化合物、電子供与性化合物
を用いることができる。
【0066】電子吸引性化合物としては、例えば、2,
6−ジメチル−2′,6′−ジtert−ジブチルジフ
ェノキノン等のジフェノキノン誘導体、マロノニトリ
ル、チオピラン系化合物、テトラシアノエチレン、2,
4,8−トリニトロチオキサントン、3,4,5,7−
テトラニトロ−9−フルオレノン、ジニトロベンゼン、
ジニトロアントラセン、ジニトロアクリジン、ニトロア
ントラキノン、ジニトロアントラキノン、無水コハク
酸、無水マレイン酸、ジブロモ無水マレイン酸等が例示
される。
6−ジメチル−2′,6′−ジtert−ジブチルジフ
ェノキノン等のジフェノキノン誘導体、マロノニトリ
ル、チオピラン系化合物、テトラシアノエチレン、2,
4,8−トリニトロチオキサントン、3,4,5,7−
テトラニトロ−9−フルオレノン、ジニトロベンゼン、
ジニトロアントラセン、ジニトロアクリジン、ニトロア
ントラキノン、ジニトロアントラキノン、無水コハク
酸、無水マレイン酸、ジブロモ無水マレイン酸等が例示
される。
【0067】また、電子供与性化合物としては、2,5
−ジ(4−メチルアミノフェニル)、1,3,4−オキ
サジアゾール等のオキサジアゾール系化合物、9−(4
−ジエチルアミノスチリル)アントラセン等のスチリル
系化合物、ポリビニルカルバゾール等のカルバゾール系
化合物、1−フェニル−3−(p−ジメチルアミノフェ
ニル)ピラゾリン等のピラゾリン系化合物、ヒドラゾン
系化合物、トリフェニルアミン系化合物、インドール系
化合物、オキサゾール系化合物、イソオキサゾール系化
合物、チアゾール系化合物、チアジアゾール系化合物、
イミダゾール系化合物、ピラゾール系化合物、トリアゾ
ール系化合物等の含窒素環式化合物、縮合多環式化合物
が例示される。
−ジ(4−メチルアミノフェニル)、1,3,4−オキ
サジアゾール等のオキサジアゾール系化合物、9−(4
−ジエチルアミノスチリル)アントラセン等のスチリル
系化合物、ポリビニルカルバゾール等のカルバゾール系
化合物、1−フェニル−3−(p−ジメチルアミノフェ
ニル)ピラゾリン等のピラゾリン系化合物、ヒドラゾン
系化合物、トリフェニルアミン系化合物、インドール系
化合物、オキサゾール系化合物、イソオキサゾール系化
合物、チアゾール系化合物、チアジアゾール系化合物、
イミダゾール系化合物、ピラゾール系化合物、トリアゾ
ール系化合物等の含窒素環式化合物、縮合多環式化合物
が例示される。
【0068】これらの電荷輸送材料は、1種または2種
以上混合して用いられる。なお、ポリビニルカルバゾー
ル等の成膜性を有する電荷輸送材料を用いる場合には、
結着樹脂は必ずしも必要ではない。結着樹脂としては、
種々の樹脂を使用することができる。例えばスチレン系
重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−ア
クリロニトリル共重合体、スチレン−マレイン酸共重合
体、アクリル共重合体、スチレン−アクリル酸共重合
体、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩
素化ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル、アル
キド樹脂、ポリアミド、ポリウレタン、ポリカーボネー
ト、ポリアリレート、ポリスルホン、ジアリルフタレー
ト樹脂、ケトン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリ
エーテル樹脂等の熱可塑性樹脂や、シリコーン樹脂、エ
ポキシ樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹
脂、その他架橋性の熱硬化性樹脂、さらにエポキシアク
リレート、ウレタン−アクリレート等の光硬化性樹脂等
があげられる。これらの結着樹脂は1種または2種以上
を混合して用いることができる。
以上混合して用いられる。なお、ポリビニルカルバゾー
ル等の成膜性を有する電荷輸送材料を用いる場合には、
結着樹脂は必ずしも必要ではない。結着樹脂としては、
種々の樹脂を使用することができる。例えばスチレン系
重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−ア
クリロニトリル共重合体、スチレン−マレイン酸共重合
体、アクリル共重合体、スチレン−アクリル酸共重合
体、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩
素化ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル、アル
キド樹脂、ポリアミド、ポリウレタン、ポリカーボネー
ト、ポリアリレート、ポリスルホン、ジアリルフタレー
ト樹脂、ケトン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリ
エーテル樹脂等の熱可塑性樹脂や、シリコーン樹脂、エ
ポキシ樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹
脂、その他架橋性の熱硬化性樹脂、さらにエポキシアク
リレート、ウレタン−アクリレート等の光硬化性樹脂等
があげられる。これらの結着樹脂は1種または2種以上
を混合して用いることができる。
【0069】単層型および積層型の各有機感光層には、
増感剤、フルオレン系化合物、酸化防止剤、紫外線吸収
剤等の劣化防止剤、可塑剤等の添加剤を含有させること
ができる。また、電荷発生層の感度を向上させるため
に、例えばターフェニル、ハロナフトキノン類、アセナ
フチレン等の公知の増感剤を電荷発生材料と併用しても
よい。
増感剤、フルオレン系化合物、酸化防止剤、紫外線吸収
剤等の劣化防止剤、可塑剤等の添加剤を含有させること
ができる。また、電荷発生層の感度を向上させるため
に、例えばターフェニル、ハロナフトキノン類、アセナ
フチレン等の公知の増感剤を電荷発生材料と併用しても
よい。
【0070】積層型感光体において、電荷発生層を構成
する電荷発生材料と結着樹脂とは、種々の割合で使用す
ることができるが、結着樹脂100重量部に対して、電
荷発生材料5〜500重量部、特に10〜300重量部
の割合で用いるのが好ましい。また、電荷発生層は、適
宜の膜厚を有していてもよいが、0.01〜5μm、特
に0.1〜3μm程度に形成されるのが好ましい。
する電荷発生材料と結着樹脂とは、種々の割合で使用す
ることができるが、結着樹脂100重量部に対して、電
荷発生材料5〜500重量部、特に10〜300重量部
の割合で用いるのが好ましい。また、電荷発生層は、適
宜の膜厚を有していてもよいが、0.01〜5μm、特
に0.1〜3μm程度に形成されるのが好ましい。
【0071】電荷輸送層を構成する前記一般式(1) で表
される化合物(電荷輸送材料)と前記結着樹脂とは、電
荷の輸送を阻害しない範囲および結晶化しない範囲で、
種々の割合で使用することができるが、光照射により電
荷発生層で生じた電荷が容易に輸送できるように、結着
樹脂100重量部に対して、前記一般式(1) で表される
化合物を10〜500重量部、特に25〜200重量部
の割合で用いるのが好ましい。また、積層型の感光層の
厚さは、電荷発生層が0.01〜5μm程度、特に0.
1〜3μm程度に形成されるのがが好ましく、電荷輸送
層が2〜100μm、特に5〜50μm程度に形成され
るのが好ましい。
される化合物(電荷輸送材料)と前記結着樹脂とは、電
荷の輸送を阻害しない範囲および結晶化しない範囲で、
種々の割合で使用することができるが、光照射により電
荷発生層で生じた電荷が容易に輸送できるように、結着
樹脂100重量部に対して、前記一般式(1) で表される
化合物を10〜500重量部、特に25〜200重量部
の割合で用いるのが好ましい。また、積層型の感光層の
厚さは、電荷発生層が0.01〜5μm程度、特に0.
1〜3μm程度に形成されるのがが好ましく、電荷輸送
層が2〜100μm、特に5〜50μm程度に形成され
るのが好ましい。
【0072】単層型の感光体においては、結着樹脂10
0重量部に対して前記一般式(2) 〜(5) の何れかで表さ
れる顔料(電荷発生材料)は0.1〜50重量部、特に
0.5〜30重量部、前記一般式(1) で表される化合物
(電荷輸送材料)は40〜200重量部、特に50〜1
00重量部であるのが適当である。また、単層型の感光
層の厚さは5〜100μm、特に10〜50μm程度に
形成されるのが好ましい。
0重量部に対して前記一般式(2) 〜(5) の何れかで表さ
れる顔料(電荷発生材料)は0.1〜50重量部、特に
0.5〜30重量部、前記一般式(1) で表される化合物
(電荷輸送材料)は40〜200重量部、特に50〜1
00重量部であるのが適当である。また、単層型の感光
層の厚さは5〜100μm、特に10〜50μm程度に
形成されるのが好ましい。
【0073】単層型感光体にあっては、導電性基体と感
光層との間に、また、積層型感光体にあっては、導電性
基体と電荷発生層との間や、導電性基体と電荷輸送層と
の間、または電荷発生層と電荷輸送層との間に、感光体
の特性を阻害しない範囲でバリア層が形成されていても
よく、感光体の表面には、保護層が形成されていてもよ
い。
光層との間に、また、積層型感光体にあっては、導電性
基体と電荷発生層との間や、導電性基体と電荷輸送層と
の間、または電荷発生層と電荷輸送層との間に、感光体
の特性を阻害しない範囲でバリア層が形成されていても
よく、感光体の表面には、保護層が形成されていてもよ
い。
【0074】上記各層が形成される導電性基体として
は、導電性を有する種々の材料を使用することができ、
例えばアルミニウム、銅、スズ、白金、銀、バナジウ
ム、モリブデン、クロム、カドミウム、チタン、ニッケ
ル、パラジウム、インジウム、ステンレス鋼、真鍮等の
金属単体や、上記金属が蒸着またはラミネートされたプ
ラスチック材料、ヨウ化アルミニウム、酸化スズ、酸化
インジウム等で被覆されたガラス等が例示される。
は、導電性を有する種々の材料を使用することができ、
例えばアルミニウム、銅、スズ、白金、銀、バナジウ
ム、モリブデン、クロム、カドミウム、チタン、ニッケ
ル、パラジウム、インジウム、ステンレス鋼、真鍮等の
金属単体や、上記金属が蒸着またはラミネートされたプ
ラスチック材料、ヨウ化アルミニウム、酸化スズ、酸化
インジウム等で被覆されたガラス等が例示される。
【0075】導電性基体はシート状、ドラム状等のいず
れであってもよく、基体自体が導電性を有するか、ある
いは基体の表面が導電性を有していればよい。また、導
電性基体は、使用に際して、充分な機械的強度を有する
ものが好ましい。上記各層を、塗布の方法により形成す
る場合には、前記例示の電荷発生材料、電荷輸送材料、
結着樹脂等を、適当な溶剤とともに、公知の方法、例え
ば、ロールミル、ボールミル、アトライタ、ペイントシ
ェーカーあるいは超音波分散器等を用いて分散混合して
塗布液を調製し、これを公知の手段により塗布、乾燥す
ればよい。
れであってもよく、基体自体が導電性を有するか、ある
いは基体の表面が導電性を有していればよい。また、導
電性基体は、使用に際して、充分な機械的強度を有する
ものが好ましい。上記各層を、塗布の方法により形成す
る場合には、前記例示の電荷発生材料、電荷輸送材料、
結着樹脂等を、適当な溶剤とともに、公知の方法、例え
ば、ロールミル、ボールミル、アトライタ、ペイントシ
ェーカーあるいは超音波分散器等を用いて分散混合して
塗布液を調製し、これを公知の手段により塗布、乾燥す
ればよい。
【0076】塗布液をつくるための溶剤としては、種々
の有機溶剤が使用可能で、例えばメタノール、エタノー
ル、イソプロパノール、ブタノール等のアルコール類、
n−ヘキサン、オクタン、シクロヘキサン等の脂肪族系
炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭
化水素、ジクロロメタン、ジクロロエタン、四塩化炭
素、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素、ジメチル
エーテル、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、エ
チレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコ
ールジメチルエーテル等のエーテル類、アセトン、メチ
ルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、酢酸
エチル、酢酸メチル等のエステル類、ジメチルホルムア
ルデヒド、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド等があげられる。これらの溶剤は1種または2種以上
を混合して用いることができる。
の有機溶剤が使用可能で、例えばメタノール、エタノー
ル、イソプロパノール、ブタノール等のアルコール類、
n−ヘキサン、オクタン、シクロヘキサン等の脂肪族系
炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭
化水素、ジクロロメタン、ジクロロエタン、四塩化炭
素、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素、ジメチル
エーテル、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、エ
チレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコ
ールジメチルエーテル等のエーテル類、アセトン、メチ
ルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、酢酸
エチル、酢酸メチル等のエステル類、ジメチルホルムア
ルデヒド、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド等があげられる。これらの溶剤は1種または2種以上
を混合して用いることができる。
【0077】さらに、電荷輸送材料や電荷発生材料の分
散性、感光層表面の平滑性等をよくするために界面活性
剤、レベリング剤等を使用してもよい。なお、電荷発生
層は、前記電荷発生材料を蒸着することにより形成して
もよい。
散性、感光層表面の平滑性等をよくするために界面活性
剤、レベリング剤等を使用してもよい。なお、電荷発生
層は、前記電荷発生材料を蒸着することにより形成して
もよい。
【0078】
【実施例】以下、実施例および比較例をあげて本発明を
詳細に説明する。実施例1 電荷輸送材料としての、前記式(11)で表される化合物1
00重量部と、電荷発生材料としての、前記式(21)で表
されるペリレン顔料6重量部と、結着樹脂としてのポリ
カーポネート樹脂100重量部とを、所定量のテトラヒ
ドロフランとともに、超音波分散機を用いて2分間分散
させて、単層型感光層用の塗布液を作製した。なお、ペ
リレン顔料は、予めボールミルで粉砕したものを使用し
た。
詳細に説明する。実施例1 電荷輸送材料としての、前記式(11)で表される化合物1
00重量部と、電荷発生材料としての、前記式(21)で表
されるペリレン顔料6重量部と、結着樹脂としてのポリ
カーポネート樹脂100重量部とを、所定量のテトラヒ
ドロフランとともに、超音波分散機を用いて2分間分散
させて、単層型感光層用の塗布液を作製した。なお、ペ
リレン顔料は、予めボールミルで粉砕したものを使用し
た。
【0079】そして、この塗布液を、導電性基体として
のアルミニウムシートの表面に、ワイヤーバーを用いた
バーコート法により、膜厚が25〜30μmとなるよう
に塗工し、110℃で30分間乾燥させて、単層型感光
層を有するシート状の電子写真感光体を作製した。ま
た、上記塗布液を、導電性基体としてのアルミニウム素
管(外径78mm、長さ350mm)の表面に、ディップコ
ート法によって、膜厚が25〜30μmとなるように塗
工し、110℃で30分間乾燥させて、単層型感光層を
有するドラム状の電子写真感光体を作製した。
のアルミニウムシートの表面に、ワイヤーバーを用いた
バーコート法により、膜厚が25〜30μmとなるよう
に塗工し、110℃で30分間乾燥させて、単層型感光
層を有するシート状の電子写真感光体を作製した。ま
た、上記塗布液を、導電性基体としてのアルミニウム素
管(外径78mm、長さ350mm)の表面に、ディップコ
ート法によって、膜厚が25〜30μmとなるように塗
工し、110℃で30分間乾燥させて、単層型感光層を
有するドラム状の電子写真感光体を作製した。
【0080】実施例2 電荷輸送材料として、前記式(11)で表される化合物に代
えて、前記式(12)で表される化合物100重量部を使用
したこと以外は、上記実施例1と同様にして、単層型感
光層を有するシート状の電子写真感光体と、ドラム状の
電子写真感光体を作製した。
えて、前記式(12)で表される化合物100重量部を使用
したこと以外は、上記実施例1と同様にして、単層型感
光層を有するシート状の電子写真感光体と、ドラム状の
電子写真感光体を作製した。
【0081】実施例3 電荷輸送材料として、前記式(11)で表される化合物に代
えて、前記式(13)で表される化合物100重量部を使用
したこと以外は、上記実施例1と同様にして、単層型感
光層を有するシート状の電子写真感光体と、ドラム状の
電子写真感光体を作製した。
えて、前記式(13)で表される化合物100重量部を使用
したこと以外は、上記実施例1と同様にして、単層型感
光層を有するシート状の電子写真感光体と、ドラム状の
電子写真感光体を作製した。
【0082】実施例4 電荷発生材料として、前記式(21)で表されるペリレン顔
料に代えて、前記式(22)で表されるペリレン顔料6重量
部を使用したこと以外は、上記実施例1と同様にして、
単層型感光層を有するシート状の電子写真感光体と、ド
ラム状の電子写真感光体を作製した。
料に代えて、前記式(22)で表されるペリレン顔料6重量
部を使用したこと以外は、上記実施例1と同様にして、
単層型感光層を有するシート状の電子写真感光体と、ド
ラム状の電子写真感光体を作製した。
【0083】実施例5 電荷発生材料として、前記式(21)で表されるペリレン顔
料に代えて、前記式(23)で表されるペリレン顔料6重量
部を使用したこと以外は、上記実施例1と同様にして、
単層型感光層を有するシート状の電子写真感光体と、ド
ラム状の電子写真感光体を作製した。
料に代えて、前記式(23)で表されるペリレン顔料6重量
部を使用したこと以外は、上記実施例1と同様にして、
単層型感光層を有するシート状の電子写真感光体と、ド
ラム状の電子写真感光体を作製した。
【0084】比較例1 電荷輸送材料として、前記式(11)で表される化合物に代
えて、下記式(B1)で表される化合物100重量部を使用
したこと以外は、上記実施例1と同様にして、単層型感
光層を有するシート状の電子写真感光体と、ドラム状の
電子写真感光体を作製した。
えて、下記式(B1)で表される化合物100重量部を使用
したこと以外は、上記実施例1と同様にして、単層型感
光層を有するシート状の電子写真感光体と、ドラム状の
電子写真感光体を作製した。
【0085】
【化24】
【0086】比較例2 電荷輸送材料として、前記式(11)で表される化合物に代
えて、下記式(B2)で表される化合物100重量部を使用
したこと以外は、上記実施例1と同様にして、単層型感
光層を有するシート状の電子写真感光体と、ドラム状の
電子写真感光体を作製した。
えて、下記式(B2)で表される化合物100重量部を使用
したこと以外は、上記実施例1と同様にして、単層型感
光層を有するシート状の電子写真感光体と、ドラム状の
電子写真感光体を作製した。
【0087】
【化25】
【0088】上記各実施例、比較例の電子写真感光体に
ついて以下の試験を行い、その特性を評価した。初期表面電位の測定 静電式複写試験装置(川口電気社製のEPA−810
0)による流し込み電流値を調整して、実施例、比較例
で作製したシート状の電子写真感光体の表面を+800
V前後に帯電させた際の、初期表面電位Vs.p.(V)を
測定した。
ついて以下の試験を行い、その特性を評価した。初期表面電位の測定 静電式複写試験装置(川口電気社製のEPA−810
0)による流し込み電流値を調整して、実施例、比較例
で作製したシート状の電子写真感光体の表面を+800
V前後に帯電させた際の、初期表面電位Vs.p.(V)を
測定した。
【0089】残留電位の測定 上記初期表面電位の測定で帯電状態となったシート状の
電子写真感光体を、静電式複写試験装置の露光光源であ
る白色ハロゲンランプを用いて、露光強度10lux の条
件で露光して、露光開始後0.3秒経過した時点の表面
電位を測定し、残留電位Vr.p.(V)とした。
電子写真感光体を、静電式複写試験装置の露光光源であ
る白色ハロゲンランプを用いて、露光強度10lux の条
件で露光して、露光開始後0.3秒経過した時点の表面
電位を測定し、残留電位Vr.p.(V)とした。
【0090】耐久性試験 実施例、比較例で作製したドラム状の電子写真感光体の
初期表面電位V1s.p.(V)を、上記と同様にして測定
した後、静電式複写機(三田工業社製の品番DC165
7)に装填して、帯電−露光−除電のプロセスを100
0回繰り返し行い、その後、再び表面電位V2s.p.
(V)を測定して、下記式により、表面電位の変化量Δ
Vs.p.(V)を求め、電子写真感光体の耐久性を評価し
た。
初期表面電位V1s.p.(V)を、上記と同様にして測定
した後、静電式複写機(三田工業社製の品番DC165
7)に装填して、帯電−露光−除電のプロセスを100
0回繰り返し行い、その後、再び表面電位V2s.p.
(V)を測定して、下記式により、表面電位の変化量Δ
Vs.p.(V)を求め、電子写真感光体の耐久性を評価し
た。
【0091】ΔVs.p.=V2s.p. −V1s.p. 以上の結果を表1に示す。
【0092】
【表1】
【0093】上記表1の結果より、実施例1〜5の電子
写真感光体は、何れも、比較例2に比べて、ほぼ同等の
表面電位(約800V)に設定した場合の残留電位が僅
かに低いことから、感度が高いことが判った。また、比
較例1,2に比べて、繰り返し露光による表面電位の変
化量が小さいことから、耐久性に優れていることが判っ
た。
写真感光体は、何れも、比較例2に比べて、ほぼ同等の
表面電位(約800V)に設定した場合の残留電位が僅
かに低いことから、感度が高いことが判った。また、比
較例1,2に比べて、繰り返し露光による表面電位の変
化量が小さいことから、耐久性に優れていることが判っ
た。
【0094】実施例6 電荷発生材料として、前記式(21)で表されるペリレン顔
料に代えて、前記式(31)で表されるジブロモアンサンス
ロン6重量部を使用したこと以外は、前記実施例1と同
様にして、単層型感光層を有するシート状の電子写真感
光体と、ドラム状の電子写真感光体を作製した。
料に代えて、前記式(31)で表されるジブロモアンサンス
ロン6重量部を使用したこと以外は、前記実施例1と同
様にして、単層型感光層を有するシート状の電子写真感
光体と、ドラム状の電子写真感光体を作製した。
【0095】比較例3 電荷輸送材料として、前記式(11)で表される化合物に代
えて、前記式(B1)で表される化合物100重量部を使用
したこと以外は、上記実施例6と同様にして、単層型感
光層を有するシート状の電子写真感光体と、ドラム状の
電子写真感光体を作製した。
えて、前記式(B1)で表される化合物100重量部を使用
したこと以外は、上記実施例6と同様にして、単層型感
光層を有するシート状の電子写真感光体と、ドラム状の
電子写真感光体を作製した。
【0096】比較例4 電荷輸送材料として、前記式(11)で表される化合物に代
えて、前記式(B2)で表される化合物100重量部を使用
したこと以外は、上記実施例6と同様にして、単層型感
光層を有するシート状の電子写真感光体と、ドラム状の
電子写真感光体を作製した。
えて、前記式(B2)で表される化合物100重量部を使用
したこと以外は、上記実施例6と同様にして、単層型感
光層を有するシート状の電子写真感光体と、ドラム状の
電子写真感光体を作製した。
【0097】上記各実施例、比較例の電子写真感光体に
ついて前記の各試験を行い、その特性を評価した。結果
を表2に示す。
ついて前記の各試験を行い、その特性を評価した。結果
を表2に示す。
【0098】
【表2】
【0099】上記表2の結果より、実施例6の電子写真
感光体は、比較例4に比べて、ほぼ同等の表面電位(約
800V)に設定した場合の残留電位が僅かに低いこと
から、感度が高いことが判った。また、比較例3,4に
比べて、繰り返し露光による表面電位の変化量が小さい
ことから、耐久性に優れていることが判った。実施例7 電荷発生材料として、前記式(21)で表されるペリレン顔
料に代えて、前記式(41)で表されるフルオレノンビスア
ゾ顔料6重量部を使用したこと以外は、前記実施例1と
同様にして、単層型感光層を有するシート状の電子写真
感光体と、ドラム状の電子写真感光体を作製した。
感光体は、比較例4に比べて、ほぼ同等の表面電位(約
800V)に設定した場合の残留電位が僅かに低いこと
から、感度が高いことが判った。また、比較例3,4に
比べて、繰り返し露光による表面電位の変化量が小さい
ことから、耐久性に優れていることが判った。実施例7 電荷発生材料として、前記式(21)で表されるペリレン顔
料に代えて、前記式(41)で表されるフルオレノンビスア
ゾ顔料6重量部を使用したこと以外は、前記実施例1と
同様にして、単層型感光層を有するシート状の電子写真
感光体と、ドラム状の電子写真感光体を作製した。
【0100】比較例5 電荷輸送材料として、前記式(11)で表される化合物に代
えて、前記式(B1)で表される化合物100重量部を使用
したこと以外は、上記実施例7と同様にして、単層型感
光層を有するシート状の電子写真感光体と、ドラム状の
電子写真感光体を作製した。
えて、前記式(B1)で表される化合物100重量部を使用
したこと以外は、上記実施例7と同様にして、単層型感
光層を有するシート状の電子写真感光体と、ドラム状の
電子写真感光体を作製した。
【0101】比較例6 電荷輸送材料として、前記式(11)で表される化合物に代
えて、前記式(B2)で表される化合物100重量部を使用
したこと以外は、上記実施例7と同様にして、単層型感
光層を有するシート状の電子写真感光体と、ドラム状の
電子写真感光体を作製した。
えて、前記式(B2)で表される化合物100重量部を使用
したこと以外は、上記実施例7と同様にして、単層型感
光層を有するシート状の電子写真感光体と、ドラム状の
電子写真感光体を作製した。
【0102】上記各実施例、比較例の電子写真感光体に
ついて前記の各試験を行い、その特性を評価した。結果
を表3に示す。
ついて前記の各試験を行い、その特性を評価した。結果
を表3に示す。
【0103】
【表3】
【0104】上記表3の結果より、実施例7の電子写真
感光体は、比較例6に比べて、ほぼ同等の表面電位(約
800V)に設定した場合の残留電位が僅かに低いこと
から、感度が高いことが判った。また、比較例5,6に
比べて、繰り返し露光による表面電位の変化量が小さい
ことから、耐久性に優れていることが判った。実施例8 電荷発生材料として、前記式(21)で表されるペリレン顔
料に代えて、前記式(51)で表されるビスアゾ顔料6重量
部を使用したこと以外は、前記実施例1と同様にして、
単層型感光層を有するシート状の電子写真感光体と、ド
ラム状の電子写真感光体を作製した。
感光体は、比較例6に比べて、ほぼ同等の表面電位(約
800V)に設定した場合の残留電位が僅かに低いこと
から、感度が高いことが判った。また、比較例5,6に
比べて、繰り返し露光による表面電位の変化量が小さい
ことから、耐久性に優れていることが判った。実施例8 電荷発生材料として、前記式(21)で表されるペリレン顔
料に代えて、前記式(51)で表されるビスアゾ顔料6重量
部を使用したこと以外は、前記実施例1と同様にして、
単層型感光層を有するシート状の電子写真感光体と、ド
ラム状の電子写真感光体を作製した。
【0105】実施例9 電荷輸送材料として、前記式(11)で表される化合物に代
えて、前記式(13)で表される化合物100重量部を使用
したこと以外は、上記実施例8と同様にして、単層型感
光層を有するシート状の電子写真感光体と、ドラム状の
電子写真感光体を作製した。
えて、前記式(13)で表される化合物100重量部を使用
したこと以外は、上記実施例8と同様にして、単層型感
光層を有するシート状の電子写真感光体と、ドラム状の
電子写真感光体を作製した。
【0106】実施例10 電荷発生材料として、前記式(51)で表されるビスアゾ顔
料に代えて、前記式(52)で表されるビスアゾ顔料6重量
部を使用したこと以外は、上記実施例8と同様にして、
単層型感光層を有するシート状の電子写真感光体と、ド
ラム状の電子写真感光体を作製した。
料に代えて、前記式(52)で表されるビスアゾ顔料6重量
部を使用したこと以外は、上記実施例8と同様にして、
単層型感光層を有するシート状の電子写真感光体と、ド
ラム状の電子写真感光体を作製した。
【0107】実施例11 電荷輸送材料として、前記式(11)で表される化合物に代
えて、前記式(13)で表される化合物100重量部を使用
したこと以外は、上記実施例10と同様にして、単層型
感光層を有するシート状の電子写真感光体と、ドラム状
の電子写真感光体を作製した。
えて、前記式(13)で表される化合物100重量部を使用
したこと以外は、上記実施例10と同様にして、単層型
感光層を有するシート状の電子写真感光体と、ドラム状
の電子写真感光体を作製した。
【0108】比較例7 電荷輸送材料として、前記式(11)で表される化合物に代
えて、前記式(B1)で表される化合物100重量部を使用
したこと以外は、上記実施例8と同様にして、単層型感
光層を有するシート状の電子写真感光体と、ドラム状の
電子写真感光体を作製した。
えて、前記式(B1)で表される化合物100重量部を使用
したこと以外は、上記実施例8と同様にして、単層型感
光層を有するシート状の電子写真感光体と、ドラム状の
電子写真感光体を作製した。
【0109】比較例8 電荷輸送材料として、前記式(11)で表される化合物に代
えて、前記式(B2)で表される化合物100重量部を使用
したこと以外は、上記実施例8と同様にして、単層型感
光層を有するシート状の電子写真感光体と、ドラム状の
電子写真感光体を作製した。
えて、前記式(B2)で表される化合物100重量部を使用
したこと以外は、上記実施例8と同様にして、単層型感
光層を有するシート状の電子写真感光体と、ドラム状の
電子写真感光体を作製した。
【0110】上記各実施例、比較例の電子写真感光体に
ついて前記の各試験を行い、その特性を評価した。結果
を表4に示す。
ついて前記の各試験を行い、その特性を評価した。結果
を表4に示す。
【0111】
【表4】
【0112】上記表4の結果より、実施例8〜11の電
子写真感光体は、何れも、比較例8に比べて、ほぼ同等
の表面電位(約800V)に設定した場合の残留電位が
僅かに低いことから、感度が高いことが判った。また、
比較例7,8に比べて、繰り返し露光による表面電位の
変化量が小さいことから、耐久性に優れていることが判
った。
子写真感光体は、何れも、比較例8に比べて、ほぼ同等
の表面電位(約800V)に設定した場合の残留電位が
僅かに低いことから、感度が高いことが判った。また、
比較例7,8に比べて、繰り返し露光による表面電位の
変化量が小さいことから、耐久性に優れていることが判
った。
【0113】
【発明の効果】以上のように、本発明の電子写真感光体
は、電荷輸送能と光安定性とに優れた化合物と、特定の
電荷発生材料とを含有する感光層を備えているので、高
感度、かつ耐久性に優れたものである。
は、電荷輸送能と光安定性とに優れた化合物と、特定の
電荷発生材料とを含有する感光層を備えているので、高
感度、かつ耐久性に優れたものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩崎 宏昭 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 (72)発明者 花谷 靖之 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 (72)発明者 沖 恒生 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】導電性基体上に、電荷輸送材料としての下
記一般式(1) : 【化1】 (式中、R1 、R2 は同一または異なって水素原子、水
酸基、ニトロ基、シアノ基または有機の基を示し、R3
は水素原子または有機の基を示し、Ar1 、Ar 2 は同
一または異なって有機の基を示し、Ar3 、Ar4 は同
一または異なって水素原子または有機の基を示す。但
し、Ar3 、Ar4 は共に水素原子であってはならな
い。Ar1 とAr2 、Ar3 とAr4 は、それぞれ一体
となって環を形成してもよい。n、mは同一または異な
って1〜3の整数を示す。)で表される化合物と、電荷
発生材料としての下記一般式(2) : 【化2】 (式中、R4 、R5 、R6 、R7 は同一または異なって
水素原子、アルキル基、アルコキシ基またはアリール基
を示す)で表されるペリレン顔料とを含有する感光層を
設けたことを特徴とする電子写真感光体。 - 【請求項2】導電性基体上に、上記一般式(1) で表され
る化合物と、下記一般式(3) : 【化3】 (式中Xはハロゲン原子を示す)で表されるアンサンス
ロン顔料とを含有する感光層を設けたことを特徴とする
電子写真感光体。 - 【請求項3】導電性基体上に、上記一般式(1) で表され
る化合物と、下記一般式(4) : 【化4】 (式中Aはカップラー残基を示す)で表されるフルオレ
ノンビスアゾ顔料とを含有する感光層を設けたことを特
徴とする電子写真感光体。 - 【請求項4】導電性基体上に、上記一般式(1) で表され
る化合物と、下記一般式(5) : 【化5】 (式中、Aはカップラー残基を示し、R8 は水素原子、
アルキル基、アリール基、または複素環式基を示す。ア
ルキル基、アリール基、複素環式基は置換基を有してい
てもよい。qは0または1を示す)で表されるビスアゾ
顔料とを含有する感光層を設けたことを特徴とする電子
写真感光体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP932892A JPH05197174A (ja) | 1992-01-22 | 1992-01-22 | 電子写真感光体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP932892A JPH05197174A (ja) | 1992-01-22 | 1992-01-22 | 電子写真感光体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05197174A true JPH05197174A (ja) | 1993-08-06 |
Family
ID=11717407
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP932892A Pending JPH05197174A (ja) | 1992-01-22 | 1992-01-22 | 電子写真感光体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05197174A (ja) |
-
1992
- 1992-01-22 JP JP932892A patent/JPH05197174A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0627702A (ja) | 電子写真感光体 | |
JP3173829B2 (ja) | フェナントレン誘導体およびそれを用いた感光体 | |
JP3100438B2 (ja) | フェナントレン誘導体およびそれを用いた感光体 | |
JP3340490B2 (ja) | 電子写真感光体 | |
JP3080737B2 (ja) | フェナントレン誘導体およびそれを用いた感光体 | |
JP3100439B2 (ja) | フェナントレン誘導体およびそれを用いた感光体 | |
JP3105359B2 (ja) | 電子写真感光体 | |
JPH0611872A (ja) | 電子写真感光体 | |
JPH07120949A (ja) | 電子写真感光体 | |
JPH05197174A (ja) | 電子写真感光体 | |
JP3100437B2 (ja) | フェナントレン誘導体およびそれを用いた感光体 | |
JPH05197173A (ja) | 電子写真感光体 | |
JPH06130701A (ja) | 電子写真感光体 | |
JPH0627699A (ja) | 電子写真感光体 | |
JPH07199493A (ja) | 電子写真感光体 | |
JPH0792707A (ja) | 電子写真感光体 | |
JPH05105652A (ja) | ジアミノアズレン誘導体およびそれを用いた電子写真感光体 | |
JPH05105645A (ja) | スチルベン誘導体およびそれを用いた電子写真感光体 | |
JPH0627700A (ja) | 電子写真感光体 | |
JPH0611871A (ja) | 電子写真感光体 | |
JPH07120950A (ja) | 電子写真感光体 | |
JPH07146566A (ja) | 電子写真感光体 | |
JPH06130702A (ja) | 電子写真感光体 | |
JPH07146572A (ja) | 電子写真感光体 | |
JPH07146573A (ja) | 電子写真感光体 |