JPH05196398A - ケース入り入子式弾薬 - Google Patents
ケース入り入子式弾薬Info
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- JPH05196398A JPH05196398A JP3247475A JP24747591A JPH05196398A JP H05196398 A JPH05196398 A JP H05196398A JP 3247475 A JP3247475 A JP 3247475A JP 24747591 A JP24747591 A JP 24747591A JP H05196398 A JPH05196398 A JP H05196398A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F42—AMMUNITION; BLASTING
- F42B—EXPLOSIVE CHARGES, e.g. FOR BLASTING, FIREWORKS, AMMUNITION
- F42B5/00—Cartridge ammunition, e.g. separately-loaded propellant charges
- F42B5/02—Cartridges, i.e. cases with charge and missile
- F42B5/045—Cartridges, i.e. cases with charge and missile of telescopic type
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- F42—AMMUNITION; BLASTING
- F42B—EXPLOSIVE CHARGES, e.g. FOR BLASTING, FIREWORKS, AMMUNITION
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 砲腔内面密着形の弾体用の制御管、あるいは
APDSサボー弾用の制御管を使用して、ケース入り入
子式弾薬の構造を簡単にし、長さを最小にし、組立て所
要部品の数を最小にし、かつ、浮動の危険性と発射のス
トロークの長さを最小にする。 【構成】 武器用弾薬のケース入り入子式弾薬100が
前部シール部分114と、後部シール部分116と、弾
体122と、後部シール部分114に一体なっている制
御管116Aとを備え、この制御管116Aが弾体12
2と相互に係合して弾体122を前方移動しないように
支持し、弾体122の弾体部が内腔密着形であり、制御
管116Aが砲腔の内腔に密着する形の弾体122の弾
体部と相互に係合し、この弾体部が係合する環状スナッ
プ止め部分を設けた環状溝126と、環状溝126を有
するサボー120とを有し、後部シール部分116が弾
体122の後端部に雷管128を支持し、制御管116
Aが雷管128と弾体122との間に増速装置を含んで
いる。
APDSサボー弾用の制御管を使用して、ケース入り入
子式弾薬の構造を簡単にし、長さを最小にし、組立て所
要部品の数を最小にし、かつ、浮動の危険性と発射のス
トロークの長さを最小にする。 【構成】 武器用弾薬のケース入り入子式弾薬100が
前部シール部分114と、後部シール部分116と、弾
体122と、後部シール部分114に一体なっている制
御管116Aとを備え、この制御管116Aが弾体12
2と相互に係合して弾体122を前方移動しないように
支持し、弾体122の弾体部が内腔密着形であり、制御
管116Aが砲腔の内腔に密着する形の弾体122の弾
体部と相互に係合し、この弾体部が係合する環状スナッ
プ止め部分を設けた環状溝126と、環状溝126を有
するサボー120とを有し、後部シール部分116が弾
体122の後端部に雷管128を支持し、制御管116
Aが雷管128と弾体122との間に増速装置を含んで
いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ケース入り入子式弾薬
に係り、特に、「制御管」を使用し、砲身の長さ方向に
沿って弾体を前進させるための主発射薬が後燃えする前
に、前記制御管が、砲身内部に装填されたケースから弾
体を初期前進させる構造であるケース入り入子式弾薬に
関する。
に係り、特に、「制御管」を使用し、砲身の長さ方向に
沿って弾体を前進させるための主発射薬が後燃えする前
に、前記制御管が、砲身内部に装填されたケースから弾
体を初期前進させる構造であるケース入り入子式弾薬に
関する。
【0002】
【従来の技術】制御管を使用するケース入り入子式弾薬
は、従来から周知であって、例えば次の特許、すなわ
ち、 米国特許第4,938,145号、特許付与日;199
0年7月3日、特許権者;W.E.マートウイック 米国特許第4,907,510号、特許付与日;199
0年3月13日、特許権者;W.E.マートウイック他 米国特許第4,846,069号、特許付与日;198
9年7月11日、特許権者;B.B.タッソン他 米国特許第4,803,927号、特許付与日;198
9年2月14日、特許権者;W.J.ウオッシュバーン 米国特許第4,782,758号、特許付与日;198
8年11月8日、特許権者;W.J.ウオッシュバーン 米国特許第4,691,638号、特許付与日;198
7年9月8日、特許権者;D.A.メーヤー他 米国特許第4,604,954号、特許付与日;198
6年8月12日、特許権者;S.E.クラーク他 に開示されている。
は、従来から周知であって、例えば次の特許、すなわ
ち、 米国特許第4,938,145号、特許付与日;199
0年7月3日、特許権者;W.E.マートウイック 米国特許第4,907,510号、特許付与日;199
0年3月13日、特許権者;W.E.マートウイック他 米国特許第4,846,069号、特許付与日;198
9年7月11日、特許権者;B.B.タッソン他 米国特許第4,803,927号、特許付与日;198
9年2月14日、特許権者;W.J.ウオッシュバーン 米国特許第4,782,758号、特許付与日;198
8年11月8日、特許権者;W.J.ウオッシュバーン 米国特許第4,691,638号、特許付与日;198
7年9月8日、特許権者;D.A.メーヤー他 米国特許第4,604,954号、特許付与日;198
6年8月12日、特許権者;S.E.クラーク他 に開示されている。
【0003】制御管を使用しないケース入り入子式弾薬
も、周知であって、例えば次の特許、すなわち、 米国特許第3,009,394号、特許付与日;196
1年11月21日、特許権者;E.A.カンプ他 に開示されている。
も、周知であって、例えば次の特許、すなわち、 米国特許第3,009,394号、特許付与日;196
1年11月21日、特許権者;E.A.カンプ他 に開示されている。
【0004】翼安定型であってロッドの長い徹甲弾体を
有するサボー弾をケース入り入子式弾薬の中に使用する
ことも周知である。このようなサボー弾の使用について
は、例えば、既に引用した米国特許第4,846,06
9号に開示されている。それ以外のサボー弾について
は、例えば、次の特許、すなわち、 米国特許第4,881,466号、特許付与日;198
9年11月21日、特許権者;マッギンリー 米国特許第4,776,280号、特許付与日;198
8年10月11日、特許権者;J.バリー他 米国特許第3,714,900号、特許付与日;197
3年2月6日、特許権者;F.K.フェルドマン 米国特許第3,496,869号、特許付与日;197
0年2月24日、特許権者;W.エンゲル に開示されている。
有するサボー弾をケース入り入子式弾薬の中に使用する
ことも周知である。このようなサボー弾の使用について
は、例えば、既に引用した米国特許第4,846,06
9号に開示されている。それ以外のサボー弾について
は、例えば、次の特許、すなわち、 米国特許第4,881,466号、特許付与日;198
9年11月21日、特許権者;マッギンリー 米国特許第4,776,280号、特許付与日;198
8年10月11日、特許権者;J.バリー他 米国特許第3,714,900号、特許付与日;197
3年2月6日、特許権者;F.K.フェルドマン 米国特許第3,496,869号、特許付与日;197
0年2月24日、特許権者;W.エンゲル に開示されている。
【0005】ここで注目されることは、サボー弾のサボ
ーの前端部と徹甲弾体組立体とが、砲腔の内面に密着す
る寸法ではないという点である。さらに、注目されるこ
とは、サボー弾の中に入れられているスピン安定型の徹
甲弾体をケース入り入子式弾薬の中に使用することに関
する開示がないという点である。
ーの前端部と徹甲弾体組立体とが、砲腔の内面に密着す
る寸法ではないという点である。さらに、注目されるこ
とは、サボー弾の中に入れられているスピン安定型の徹
甲弾体をケース入り入子式弾薬の中に使用することに関
する開示がないという点である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する問題点は、武器弾薬用の簡素化されたケース入り入
子式弾薬であり、かつ、(ア)砲腔内面密着形の弾体用
の制御管、又は、(イ)APDSサボー弾(すなわち、
ロッドが長くないサボー弾)用の制御管を使用するもの
を提供することにある。
する問題点は、武器弾薬用の簡素化されたケース入り入
子式弾薬であり、かつ、(ア)砲腔内面密着形の弾体用
の制御管、又は、(イ)APDSサボー弾(すなわち、
ロッドが長くないサボー弾)用の制御管を使用するもの
を提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、このようなケース入
り入子式弾薬であって、長さを最小にしたものを提供す
ることにある。
り入子式弾薬であって、長さを最小にしたものを提供す
ることにある。
【0008】本発明のさらに他の目的は、このようなケ
ース入り入子式弾薬であり、これを組立体にするために
使用する部品の数が最小であり、制御管が後部シール部
分と一体になっており、かつ、制御管それ自体が弾体を
支持するものを提供することにある。
ース入り入子式弾薬であり、これを組立体にするために
使用する部品の数が最小であり、制御管が後部シール部
分と一体になっており、かつ、制御管それ自体が弾体を
支持するものを提供することにある。
【0009】本発明の、さらに他の目的は、このような
ケース入り入子式弾薬であり、かつ、浮動する危険性を
最小にすることができるAPDSサボー弾と、発射のス
トロークの長さを最小にすることができる制御管とを備
えているものを提供することにある。
ケース入り入子式弾薬であり、かつ、浮動する危険性を
最小にすることができるAPDSサボー弾と、発射のス
トロークの長さを最小にすることができる制御管とを備
えているものを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、制御管を有す
るケース入り入子式弾薬であり、この制御管が後部シー
ル部分と一体であり、かつ、この制御管それ自体が弾体
を自由に前進移動させないように支持することを特徴と
する。
るケース入り入子式弾薬であり、この制御管が後部シー
ル部分と一体であり、かつ、この制御管それ自体が弾体
を自由に前進移動させないように支持することを特徴と
する。
【0011】これらの目的、それ以外の目的、及び、本
発明の長所については、以下において、添付の図面との
関連の下に行う具体的な説明によって明らかにすること
とする。
発明の長所については、以下において、添付の図面との
関連の下に行う具体的な説明によって明らかにすること
とする。
【0012】
【実施例】まず最初に、従来の技術の銃砲弾を図3に示
す。この弾体部10は、金属製のケース12を備え、こ
のケース12は、前部シール部分14と後部シール部分
16との間にあって、この前部シール部分14と後部シ
ール部分16にクリップ止めされている。制御管18は
後部シール部分16の中の長軸方向の穴20の中に固定
され、制御管18は後部穴22を有し、この穴22に雷
管24が固定されている。また、長軸方向の穴20に、
中間の火炎通路26と、前部穴部分28が固定され、こ
の前部穴部分28の中に増速用発射薬30が固定されて
いる。環状の後部主発射薬32と、環状の前部主発射薬
34とは、これらの部材を、破壊可能な支持部材36の
間に支持し、この支持部材36は溝38の中にクリップ
止めされており、この溝38は砲腔の内面に密着する形
の弾体40(HEI弾、API弾、又は、TP弾)の底
部の中に設けられている。この弾体40はピストン42
を有し、このピストン42は、このピストン42の底部
から、制御管の前部穴部分28の中まで延びている。こ
の弾体40はスピン安定用の回転帯44を有し、この回
転帯44はスピン安定を行う作用をするものである。前
部シール部分14は、弾体40が通過する長軸方向の穴
46を有し、この長軸方向の穴46は破壊可能の円盤4
8によって閉塞されている。
す。この弾体部10は、金属製のケース12を備え、こ
のケース12は、前部シール部分14と後部シール部分
16との間にあって、この前部シール部分14と後部シ
ール部分16にクリップ止めされている。制御管18は
後部シール部分16の中の長軸方向の穴20の中に固定
され、制御管18は後部穴22を有し、この穴22に雷
管24が固定されている。また、長軸方向の穴20に、
中間の火炎通路26と、前部穴部分28が固定され、こ
の前部穴部分28の中に増速用発射薬30が固定されて
いる。環状の後部主発射薬32と、環状の前部主発射薬
34とは、これらの部材を、破壊可能な支持部材36の
間に支持し、この支持部材36は溝38の中にクリップ
止めされており、この溝38は砲腔の内面に密着する形
の弾体40(HEI弾、API弾、又は、TP弾)の底
部の中に設けられている。この弾体40はピストン42
を有し、このピストン42は、このピストン42の底部
から、制御管の前部穴部分28の中まで延びている。こ
の弾体40はスピン安定用の回転帯44を有し、この回
転帯44はスピン安定を行う作用をするものである。前
部シール部分14は、弾体40が通過する長軸方向の穴
46を有し、この長軸方向の穴46は破壊可能の円盤4
8によって閉塞されている。
【0013】操作時には、雷管24が打撃されて点火ガ
スを発生し、この点火ガスが増速用発射薬30に到達し
て、この増速用発射薬30から初期容量の高温燃焼ガス
を発生させる。この燃焼ガスは、ピストン42の後部表
面との摩擦に打ち克って、弾体40を前進させる作用を
行い、この弾体40を前進させる作用は、支持部材36
と円盤48を破壊して、この弾体40を砲腔の中に入れ
るように行われる。ピストン42の後端部が制御管18
の前端部から出た時に、弾体40を増速するための増速
装置、すなわち、ブースタから発生した燃焼ガスは、制
御管18から出て、この制御管18の前後にある主発射
薬32に対して点火を行う。この点火によって、主発射
薬32が主容積の燃焼ガスが発生し、この主容積の燃焼
ガスが、弾体40を、砲身の中に、徐々に、かつ、完全
に密着係合させ、回転帯に刻みを入れ、さらに、銃砲弾
を、砲身の長軸方向に沿って送って、砲口の外に送り出
す。
スを発生し、この点火ガスが増速用発射薬30に到達し
て、この増速用発射薬30から初期容量の高温燃焼ガス
を発生させる。この燃焼ガスは、ピストン42の後部表
面との摩擦に打ち克って、弾体40を前進させる作用を
行い、この弾体40を前進させる作用は、支持部材36
と円盤48を破壊して、この弾体40を砲腔の中に入れ
るように行われる。ピストン42の後端部が制御管18
の前端部から出た時に、弾体40を増速するための増速
装置、すなわち、ブースタから発生した燃焼ガスは、制
御管18から出て、この制御管18の前後にある主発射
薬32に対して点火を行う。この点火によって、主発射
薬32が主容積の燃焼ガスが発生し、この主容積の燃焼
ガスが、弾体40を、砲身の中に、徐々に、かつ、完全
に密着係合させ、回転帯に刻みを入れ、さらに、銃砲弾
を、砲身の長軸方向に沿って送って、砲口の外に送り出
す。
【0014】この従来の弾薬において明らかなことは、
(ア)このような弾体の長さがピストンの長さの中に収
まるものでなければならないこと、(イ)この弾体を製
造する時に組み立てるべき部品が多いこと、及び(ウ)
ピストンが弾体の重心を好ましくないように後退させ、
これに伴なって空力特性が変化し、さらに、HEI弾が
目標に命中した時における弾片効果を著しく減殺すると
いうことである。
(ア)このような弾体の長さがピストンの長さの中に収
まるものでなければならないこと、(イ)この弾体を製
造する時に組み立てるべき部品が多いこと、及び(ウ)
ピストンが弾体の重心を好ましくないように後退させ、
これに伴なって空力特性が変化し、さらに、HEI弾が
目標に命中した時における弾片効果を著しく減殺すると
いうことである。
【0015】長さを非常に短縮し、構造を非常に簡単に
した弾体を、図1に、本発明の第一実施例として示す。
この弾体部100は、ケース112(本明細書では金属
製として説明するが、非金属製のものであっても差し支
えはない)を備えており、このケース112は、前部シ
ール部分114と後部シール部分116にクリップ止め
され、砲腔内面密着形の制御管として作用するが、それ
と共に、保管容器としての作用も行う。このような構造
の代りに、このケース112を後部シール部分116と
一体にしても差し支えない。主発射薬118は、1本の
筒であって穴を有し、この穴は長軸方向に延びており、
この穴の前部の直径は弾体122の回転帯120の直径
より大きく、この穴の後部の直径は後部シール部分11
6の制御管の部分116Aの直径より大きい。この制御
管部分116Aの最先端部の縁は環状の圧入溝124を
有し、この圧入溝124は環状の溝126の中に整合
し、この溝126は弾体122の回転帯120の後部に
設けられている。さらに、後部シール部分116の内部
にはカップ116Bが形成されており、このカップ11
6Bの中に、雷管128と、火炎の通路130とが挿入
され、この火炎の通路130は制御管部分116Aの内
部に接続されており、この制御管部分116Aの内部に
増速用発射薬132が装填される。環状の圧入溝124
はブースタの後方に形成されていて、弾体112は制御
管部分116Aの中に挿入されており、この制御管部分
116Aの中への弾体122挿入の要領は、従来のカー
トリッジのケースの首部を弾体の中に形成する要領と同
様である。また、HEI弾は信管を含めることができ、
この信管はR.T.ジーンバに対して1981年1月6
日に付与された米国特許第4,242,963号に開示
されているものと同様のタイプにすることができる。ケ
ースは、スナップ止め具(図示せず)を用いて、シール
部分を結合し、このスナップ止め具は既に引用した米国
特許第4,691,638号に示されているものと同様
のタイプにすることができる。このようにすれば、この
銃砲弾を、7つの構成品、すなわち、弾体、雷管、増速
用発射薬、主発射薬、後部シール部分、及び、前部シー
ル部分を用いて作り上げることができる。
した弾体を、図1に、本発明の第一実施例として示す。
この弾体部100は、ケース112(本明細書では金属
製として説明するが、非金属製のものであっても差し支
えはない)を備えており、このケース112は、前部シ
ール部分114と後部シール部分116にクリップ止め
され、砲腔内面密着形の制御管として作用するが、それ
と共に、保管容器としての作用も行う。このような構造
の代りに、このケース112を後部シール部分116と
一体にしても差し支えない。主発射薬118は、1本の
筒であって穴を有し、この穴は長軸方向に延びており、
この穴の前部の直径は弾体122の回転帯120の直径
より大きく、この穴の後部の直径は後部シール部分11
6の制御管の部分116Aの直径より大きい。この制御
管部分116Aの最先端部の縁は環状の圧入溝124を
有し、この圧入溝124は環状の溝126の中に整合
し、この溝126は弾体122の回転帯120の後部に
設けられている。さらに、後部シール部分116の内部
にはカップ116Bが形成されており、このカップ11
6Bの中に、雷管128と、火炎の通路130とが挿入
され、この火炎の通路130は制御管部分116Aの内
部に接続されており、この制御管部分116Aの内部に
増速用発射薬132が装填される。環状の圧入溝124
はブースタの後方に形成されていて、弾体112は制御
管部分116Aの中に挿入されており、この制御管部分
116Aの中への弾体122挿入の要領は、従来のカー
トリッジのケースの首部を弾体の中に形成する要領と同
様である。また、HEI弾は信管を含めることができ、
この信管はR.T.ジーンバに対して1981年1月6
日に付与された米国特許第4,242,963号に開示
されているものと同様のタイプにすることができる。ケ
ースは、スナップ止め具(図示せず)を用いて、シール
部分を結合し、このスナップ止め具は既に引用した米国
特許第4,691,638号に示されているものと同様
のタイプにすることができる。このようにすれば、この
銃砲弾を、7つの構成品、すなわち、弾体、雷管、増速
用発射薬、主発射薬、後部シール部分、及び、前部シー
ル部分を用いて作り上げることができる。
【0016】さらに、長さを非常に短縮し、かつ、構造
を非常に簡素化した弾体を、図2に、本発明の第二実施
例として示す。ここに示した弾体は、サボー弾を改良し
た構造のAPDS弾であり、この改良型APDS弾の構
造は米国特許第4,881,466号に開示されてお
り、この米国特許は1989年11月2日にJE.マッ
ギンリーに対して付与されたものである。この弾体20
0は、金属製のケース212を備え、このケース212
が前部シール部分214と後部シール部分216との間
にクリップ止めされて、砲腔内面密着形の制御管として
作用し、かつ、保管容器としての作用もする。主発射薬
218は1本の筒であり、かつ、長軸方向の穴を有し、
この穴の前部の直径は、前部サボー222の中の回転帯
220の直径よりも大きく、また、この穴の後部の直径
は、後部シール部分216の制御管部分216Aの直径
よりも大きい。この制御管部分216Aの最先端部分の
縁には環状の圧入溝224が設けられており、この圧入
溝224は、回転帯220より後方の部分に設けられて
いる環状の溝226の中に整合する。さらに、後部シー
ル部分216の内部にはカップ216Bが形成され、こ
のカップ216Bの中に雷管228と火炎の通路230
が挿入され、この火炎の通路230は制御管部分216
Aの内部に接続され、この制御管部分216Aの中に主
発射薬232が装填されている。サボー組立体はプッシ
ャ、すなわち、後部サボー234を含んでいる。さら
に、前部サボー236は内腔係合用部材を形成し、さら
に、閉塞された形の一体構造の前部238をも形成して
いる。縮射用徹甲弾240は風帽242に載せるように
装着されている。
を非常に簡素化した弾体を、図2に、本発明の第二実施
例として示す。ここに示した弾体は、サボー弾を改良し
た構造のAPDS弾であり、この改良型APDS弾の構
造は米国特許第4,881,466号に開示されてお
り、この米国特許は1989年11月2日にJE.マッ
ギンリーに対して付与されたものである。この弾体20
0は、金属製のケース212を備え、このケース212
が前部シール部分214と後部シール部分216との間
にクリップ止めされて、砲腔内面密着形の制御管として
作用し、かつ、保管容器としての作用もする。主発射薬
218は1本の筒であり、かつ、長軸方向の穴を有し、
この穴の前部の直径は、前部サボー222の中の回転帯
220の直径よりも大きく、また、この穴の後部の直径
は、後部シール部分216の制御管部分216Aの直径
よりも大きい。この制御管部分216Aの最先端部分の
縁には環状の圧入溝224が設けられており、この圧入
溝224は、回転帯220より後方の部分に設けられて
いる環状の溝226の中に整合する。さらに、後部シー
ル部分216の内部にはカップ216Bが形成され、こ
のカップ216Bの中に雷管228と火炎の通路230
が挿入され、この火炎の通路230は制御管部分216
Aの内部に接続され、この制御管部分216Aの中に主
発射薬232が装填されている。サボー組立体はプッシ
ャ、すなわち、後部サボー234を含んでいる。さら
に、前部サボー236は内腔係合用部材を形成し、さら
に、閉塞された形の一体構造の前部238をも形成して
いる。縮射用徹甲弾240は風帽242に載せるように
装着されている。
【0017】
【発明の効果】2つの内腔係合部材によって形成され、
先端部が鋭く尖っていないサボー弾が従来のサボー弾よ
りも優れている主要な点は2つある。それは、(ア)徹
甲弾体の砲腔内部における支持が改善され、これによっ
て弾体の浮動が減少し、その結果、着弾分散が小さくな
ることと、(イ)砲腔が発射のストロークの直後にシー
ルされ、このような砲腔のシールによって、制御管発射
と主発射薬の点火のシークエンスとを設計する時の自由
度をより大きくすることができること、すなわち、主発
射薬の点火の前に砲身が破裂するという従来の問題点を
除去することができることである。また、発射の動力学
の観点に立てば、サボーに沿った回転帯の位置の自由度
を大きくすることもでき、さらに、弾体を前に移動させ
ることによって、砲腔内面密着形の制御管をさらに前方
に延ばすことも可能になる。これは従来型のサボー弾に
あてはまることである。さらに、改めて説明するまでも
なく明らかなことではあるが、回転帯を配置する位置を
決める時には、スピンアップのためのサボーの強度と回
転荷重の伝達に対する制約についても考慮しなければな
らない。
先端部が鋭く尖っていないサボー弾が従来のサボー弾よ
りも優れている主要な点は2つある。それは、(ア)徹
甲弾体の砲腔内部における支持が改善され、これによっ
て弾体の浮動が減少し、その結果、着弾分散が小さくな
ることと、(イ)砲腔が発射のストロークの直後にシー
ルされ、このような砲腔のシールによって、制御管発射
と主発射薬の点火のシークエンスとを設計する時の自由
度をより大きくすることができること、すなわち、主発
射薬の点火の前に砲身が破裂するという従来の問題点を
除去することができることである。また、発射の動力学
の観点に立てば、サボーに沿った回転帯の位置の自由度
を大きくすることもでき、さらに、弾体を前に移動させ
ることによって、砲腔内面密着形の制御管をさらに前方
に延ばすことも可能になる。これは従来型のサボー弾に
あてはまることである。さらに、改めて説明するまでも
なく明らかなことではあるが、回転帯を配置する位置を
決める時には、スピンアップのためのサボーの強度と回
転荷重の伝達に対する制約についても考慮しなければな
らない。
【図1】本発明の第一実施例における制御管と砲腔内面
密着形の弾体とを有するケース付き入子式弾薬の縦断面
密着形の弾体とを有するケース付き入子式弾薬の縦断面
【図2】本発明の第二実施例における制御管と砲腔内面
密着形の弾体とを有するケース付き入子式弾薬の縦断面
密着形の弾体とを有するケース付き入子式弾薬の縦断面
【図3】従来技術の制御管と砲腔内面密着形の銃砲弾と
を有するケース付き入子式弾薬の縦断面
を有するケース付き入子式弾薬の縦断面
100 弾薬 112 ケース 116 後部シール部分 116A 制御管部分 118 主発射薬 120 回転帯 122 弾体 124 圧入溝 126 環状溝 128 雷管 130 火炎の通路 132 増速用発射薬 200 弾薬 212 ケース 214 前部シール部分 216 後部シール部分 216A 制御管部分 216B カップ 218 主発射薬 220 回転帯 222 前部サボー 224 圧入溝 226 環状溝 228 雷管 230 火炎の通路 234 後部サボー 236 前部サボー 240 徹甲弾 242 風帽
Claims (8)
- 【請求項1】ケース入り入子式弾薬において、前部シー
ル部分と、後部シール部分と、弾体と、制御管とを備
え、この制御管が前記後部シール部分と一体であり、か
つ、前記弾体と相互に係合して前記弾体を前方移動しな
いように支持して成るケース入り入子式弾薬。 - 【請求項2】内腔密着形の弾体部を有する弾体と、制御
管を有する後部シール部分とを備え、この制御管が前記
弾体の弾体部と相互に係合し、この弾体部が砲腔の内腔
に密着する形であり、前記制御管が前記弾体を前方移動
させないように支持して成るケース入り入子式弾薬。 - 【請求項3】前記弾体部が環状溝を有し、前記制御管が
環状のスナップ止め部分を有し、このスナップ止め部分
が前記溝に係合して成る請求項2記載の弾薬。 - 【請求項4】前記弾体部がサボーを含み、このサボーが
環状溝を有し、前記制御管が環状のスナップ止め部分を
有し、このスナップ止め部分が前記溝に密着係合して成
る請求項2記載の弾薬。 - 【請求項5】前記後部シール部分が雷管を支持し、この
雷管が前記弾体の後端部に支持され、前記制御管が増速
装置を含み、この増速装置が前記雷管と前記弾体との間
に設けられて成る請求項2記載の弾薬。 - 【請求項6】前記サボーが回転帯と前部内腔係合用部材
とを有して成る請求項4記載の弾薬。 - 【請求項7】前記サボーが前端部を有し、この前端部が
真円筒形に形成され、この円筒形が内腔係合用部材と同
径である請求項4記載の弾薬。 - 【請求項8】前記弾体部が徹甲弾体部分とサボーとを含
み、サボーが前記徹甲弾体部分を完全に取り囲んで成る
請求項4記載の弾薬。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US594918 | 1975-07-10 | ||
US59491890A | 1990-10-09 | 1990-10-09 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05196398A true JPH05196398A (ja) | 1993-08-06 |
Family
ID=24380964
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3247475A Withdrawn JPH05196398A (ja) | 1990-10-09 | 1991-09-26 | ケース入り入子式弾薬 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0485066A1 (ja) |
JP (1) | JPH05196398A (ja) |
KR (1) | KR920008462A (ja) |
CA (1) | CA2048803A1 (ja) |
IL (1) | IL99532A0 (ja) |
NO (1) | NO913846L (ja) |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US390232A (en) * | 1888-10-02 | Accelerating-cartridge | ||
BE420894A (ja) * | 1936-04-03 | |||
US2851927A (en) * | 1956-01-27 | 1958-09-16 | Airtek Dynamics Inc | Machine guns with two section firing chambers |
US3009394A (en) * | 1960-07-12 | 1961-11-21 | Ewald A Kamp | Ammunition link |
US4220089A (en) * | 1978-07-24 | 1980-09-02 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army | Cartridge for a fully telescoped projectile |
US4803927A (en) * | 1986-02-03 | 1989-02-14 | Aerojet-General Corporation | Ammunition round and method of manufacture thereof |
US4802415A (en) * | 1987-12-28 | 1989-02-07 | Ford Aerospace Corporation | Telescoped ammunition round having subcaliber projectile sabot with integral piston |
-
1991
- 1991-08-08 CA CA002048803A patent/CA2048803A1/en not_active Abandoned
- 1991-09-20 IL IL99532A patent/IL99532A0/xx unknown
- 1991-09-26 JP JP3247475A patent/JPH05196398A/ja not_active Withdrawn
- 1991-10-01 NO NO91913846A patent/NO913846L/no unknown
- 1991-10-03 EP EP91309068A patent/EP0485066A1/en not_active Withdrawn
- 1991-10-08 KR KR1019910017585A patent/KR920008462A/ko not_active Application Discontinuation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR920008462A (ko) | 1992-05-28 |
CA2048803A1 (en) | 1992-04-10 |
IL99532A0 (en) | 1992-08-18 |
NO913846L (no) | 1992-04-10 |
EP0485066A1 (en) | 1992-05-13 |
NO913846D0 (no) | 1991-10-01 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19981203 |