JPH05196204A - ボイラー缶水の濃縮度検知方法 - Google Patents
ボイラー缶水の濃縮度検知方法Info
- Publication number
- JPH05196204A JPH05196204A JP2590492A JP2590492A JPH05196204A JP H05196204 A JPH05196204 A JP H05196204A JP 2590492 A JP2590492 A JP 2590492A JP 2590492 A JP2590492 A JP 2590492A JP H05196204 A JPH05196204 A JP H05196204A
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- JP
- Japan
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- boiler
- water
- water level
- concentration
- electrode rod
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的はボイラー缶水の濃縮度を検知
できるようにしたボイラー缶水の濃縮度検知方法を得る
にある。 【構成】 ボイラー缶水の低水位と高水位とを検出手段
によって検出した際、低水位が検出されない状態で高水
位であることが検出した場合、缶水が濃縮されているも
のと判断するボイラー缶水の濃縮度検知方法。
できるようにしたボイラー缶水の濃縮度検知方法を得る
にある。 【構成】 ボイラー缶水の低水位と高水位とを検出手段
によって検出した際、低水位が検出されない状態で高水
位であることが検出した場合、缶水が濃縮されているも
のと判断するボイラー缶水の濃縮度検知方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はボイラー缶水の濃縮度検
知方法に関するものである。
知方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の衣類プレス機等に使用され
るボイラー装置を示し、1はボイラー缶、2は給水口、
3は蒸気放出口、4は缶水加熱用のヒータ、5,6は夫
々ボイラー缶内の高水位及び低水位検出用の電極棒、7
はボイラー缶1内の圧力を検知する圧力計を示す。
るボイラー装置を示し、1はボイラー缶、2は給水口、
3は蒸気放出口、4は缶水加熱用のヒータ、5,6は夫
々ボイラー缶内の高水位及び低水位検出用の電極棒、7
はボイラー缶1内の圧力を検知する圧力計を示す。
【0003】このような従来のボイラー装置は下記のよ
うに制御されている。
うに制御されている。
【0004】即ち、図4及び図5に示すように電源をO
Nすることによって低水位検出用の電極棒6がボイラー
缶1内の水位を検知したか否かをCPU8によって判定
し、ボイラー缶1内の水が低水位に達していない場合に
はヒータ4をOFFとし、給水ポンプ9を駆動して給水
を開始する。また低水位に達しているとき、または給水
により低水位に達するようになった場合には更に高水位
検出用の電極棒5が水位を検出しているか否かをCPU
8によって判定し、高水位に達している場合に圧力正常
かどうか判定して正常であればヒータOFF,給水OF
Fとする。また、圧力正常でないならばヒータON,給
水OFFとする。更に、高水位検出がNOの場合には圧
力正常かどうか判定し、正常ならばヒータOFF,正常
でないならばヒータONとする。
Nすることによって低水位検出用の電極棒6がボイラー
缶1内の水位を検知したか否かをCPU8によって判定
し、ボイラー缶1内の水が低水位に達していない場合に
はヒータ4をOFFとし、給水ポンプ9を駆動して給水
を開始する。また低水位に達しているとき、または給水
により低水位に達するようになった場合には更に高水位
検出用の電極棒5が水位を検出しているか否かをCPU
8によって判定し、高水位に達している場合に圧力正常
かどうか判定して正常であればヒータOFF,給水OF
Fとする。また、圧力正常でないならばヒータON,給
水OFFとする。更に、高水位検出がNOの場合には圧
力正常かどうか判定し、正常ならばヒータOFF,正常
でないならばヒータONとする。
【0005】また、電極棒5が高水位を検出していない
場合には圧力計7が正常の例えば2kg/cm2 に達し
ているか否かをCPU8によって判定し、達していない
場合にはヒータ4をONし、達している場合にはヒータ
4をOFFとする。
場合には圧力計7が正常の例えば2kg/cm2 に達し
ているか否かをCPU8によって判定し、達していない
場合にはヒータ4をONし、達している場合にはヒータ
4をOFFとする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】然しながら一般に水は
H2O成分以外の多くの成分を含んでおり、蒸発によっ
てH2O成分は蒸発するが、他の成分は濃縮された形で
缶内に残り、その濃度が次第に増加して例えば泡状とな
る。
H2O成分以外の多くの成分を含んでおり、蒸発によっ
てH2O成分は蒸発するが、他の成分は濃縮された形で
缶内に残り、その濃度が次第に増加して例えば泡状とな
る。
【0007】このような状態になればボイラー缶を腐食
させ、また蒸気の乾き度(蒸気に含まれる水分量の割
合)も次第に低下し、このような蒸気がアイロンに入れ
ば目詰りを生ずる等のおそれがあった。
させ、また蒸気の乾き度(蒸気に含まれる水分量の割
合)も次第に低下し、このような蒸気がアイロンに入れ
ば目詰りを生ずる等のおそれがあった。
【0008】本発明は上記の欠点を除くようにしたもの
である。
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のボイラー缶水の
濃縮度検知方法は、低水位検出手段によってボイラー缶
水を検出する工程と、上記低水位検出手段がボイラー缶
水を検出していない場合に高水位検出手段によってボイ
ラー缶水を検出する工程とを含み、上記高水位検出手段
がボイラー缶水を検出した場合、ボイラー缶水が濃縮さ
れているものと判断することを特徴とする。
濃縮度検知方法は、低水位検出手段によってボイラー缶
水を検出する工程と、上記低水位検出手段がボイラー缶
水を検出していない場合に高水位検出手段によってボイ
ラー缶水を検出する工程とを含み、上記高水位検出手段
がボイラー缶水を検出した場合、ボイラー缶水が濃縮さ
れているものと判断することを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明のボイラー缶水の濃縮度検知方法におい
ては、低水位検出用の電極棒によって缶水が検出されて
いないのに高水位検出用の電極棒が缶水を検出した場
合、CPUからエラーメッセージが発せられ、制御手段
が駆動されてボイラー装置が停止されるようになる。
ては、低水位検出用の電極棒によって缶水が検出されて
いないのに高水位検出用の電極棒が缶水を検出した場
合、CPUからエラーメッセージが発せられ、制御手段
が駆動されてボイラー装置が停止されるようになる。
【0011】
【実施例】以下、従来例と同一個所には同一符号の説明
を付し、重複説明は省略して本発明のボイラー缶水の濃
縮度検知方法の一実施例を図1及び図2によって説明す
る。
を付し、重複説明は省略して本発明のボイラー缶水の濃
縮度検知方法の一実施例を図1及び図2によって説明す
る。
【0012】本発明者は種々実験、研究の結果、ボイラ
ー缶水があるレベル以上(4300μS/cm3 )に濃
縮されると水の粘性が上昇し、水位が不安定となって、
缶水の水位が低下して低水位検出用の電極棒6が水位を
検出していないのに高水位検出用の電極棒5が水位を検
出するという逆転現象を生じることを見出した。
ー缶水があるレベル以上(4300μS/cm3 )に濃
縮されると水の粘性が上昇し、水位が不安定となって、
缶水の水位が低下して低水位検出用の電極棒6が水位を
検出していないのに高水位検出用の電極棒5が水位を検
出するという逆転現象を生じることを見出した。
【0013】本発明はこの点に着目して成されたのであ
る。
る。
【0014】即ち、本発明においては図1及び図2に示
すように、電源をONすることによって低水位検出用の
電極棒6がボイラー缶1内の水位を検知したか否かをC
PU8によって判定し、ボイラー缶1内の水が低水位に
達していないと判断された場合には更に高水位検出用の
電極棒5が水位を検出しているか否かをCPU8によっ
て判定し、高水位検出用の電極棒5が水位を検出してい
る場合にはボイラー缶水の濃縮が進行していると判断し
てCPU8を介してエラーメッセージを発し、制御手段
10を駆動してボイラー装置の電源を遮断せしめる。
すように、電源をONすることによって低水位検出用の
電極棒6がボイラー缶1内の水位を検知したか否かをC
PU8によって判定し、ボイラー缶1内の水が低水位に
達していないと判断された場合には更に高水位検出用の
電極棒5が水位を検出しているか否かをCPU8によっ
て判定し、高水位検出用の電極棒5が水位を検出してい
る場合にはボイラー缶水の濃縮が進行していると判断し
てCPU8を介してエラーメッセージを発し、制御手段
10を駆動してボイラー装置の電源を遮断せしめる。
【0015】本発明のボイラー缶水の濃縮度検知方法は
上記のとおりであるから、ボイラー缶水の濃縮が缶水水
位の検出異常としてとらえられ、このような異常を生じ
たときボイラー装置が直ちに停止されるようになる。
上記のとおりであるから、ボイラー缶水の濃縮が缶水水
位の検出異常としてとらえられ、このような異常を生じ
たときボイラー装置が直ちに停止されるようになる。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のボイラー缶
水の濃縮度検知方法によれば缶水の濃縮によってボイラ
ー缶が腐食したりアイロンが目詰まりする等の事故を未
然に防止することができる大きな利益がある。
水の濃縮度検知方法によれば缶水の濃縮によってボイラ
ー缶が腐食したりアイロンが目詰まりする等の事故を未
然に防止することができる大きな利益がある。
【図1】本発明のボイラー缶水の濃縮度検知方法を達成
するためのボイラー装置制御部のブロック線図である。
するためのボイラー装置制御部のブロック線図である。
【図2】本発明のボイラー缶水の濃縮度検知方法を達成
するためのボイラー装置制御部のフローチャートであ
る。
するためのボイラー装置制御部のフローチャートであ
る。
【図3】従来のボイラー装置の説明図である。
【図4】従来のボイラー装置制御部のブロック線図であ
る。
る。
【図5】従来のボイラー装置制御部のフローチャートで
ある。
ある。
1 ボイラー缶 2 給水口 3 蒸気放出口 4 ヒータ 5 電極棒 6 電極棒 7 圧力計 8 CPU 9 ポンプ 10 制御手段
Claims (1)
- 【請求項1】 低水位検出手段によってボイラー缶水を
検出する工程と、上記低水位検出手段がボイラー缶水を
検出していない場合に高水位検出手段によってボイラー
缶水を検出する工程とを含み、上記高水位検出手段がボ
イラー缶水を検出した場合、ボイラー缶水が濃縮されて
いるものと判断することを特徴とするボイラー缶水の濃
縮度検知方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2590492A JPH05196204A (ja) | 1992-01-17 | 1992-01-17 | ボイラー缶水の濃縮度検知方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2590492A JPH05196204A (ja) | 1992-01-17 | 1992-01-17 | ボイラー缶水の濃縮度検知方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05196204A true JPH05196204A (ja) | 1993-08-06 |
Family
ID=12178776
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2590492A Pending JPH05196204A (ja) | 1992-01-17 | 1992-01-17 | ボイラー缶水の濃縮度検知方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05196204A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7621155B2 (en) * | 2006-01-06 | 2009-11-24 | Lg Electronics Inc. | Steam generator and laundry machine having the same |
-
1992
- 1992-01-17 JP JP2590492A patent/JPH05196204A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7621155B2 (en) * | 2006-01-06 | 2009-11-24 | Lg Electronics Inc. | Steam generator and laundry machine having the same |
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