JPH0519422A - フイルム収納容器本体 - Google Patents
フイルム収納容器本体Info
- Publication number
- JPH0519422A JPH0519422A JP17417991A JP17417991A JPH0519422A JP H0519422 A JPH0519422 A JP H0519422A JP 17417991 A JP17417991 A JP 17417991A JP 17417991 A JP17417991 A JP 17417991A JP H0519422 A JPH0519422 A JP H0519422A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main body
- resin
- vinylidene chloride
- film
- container main
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D81/00—Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents
- B65D81/24—Adaptations for preventing deterioration or decay of contents; Applications to the container or packaging material of food preservatives, fungicides, pesticides or animal repellants
- B65D81/30—Adaptations for preventing deterioration or decay of contents; Applications to the container or packaging material of food preservatives, fungicides, pesticides or animal repellants by excluding light or other outside radiation
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Packaging Of Machine Parts And Wound Products (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 防湿性、耐熱性が良く、写真フィルムの保存
性に優れたフィルム収納容器本体を提供することであ
る。 【構成】 塩化ビニリデン系樹脂とポリオレフィン系樹
脂との複合材で構成されたフィルム収納容器本体。
性に優れたフィルム収納容器本体を提供することであ
る。 【構成】 塩化ビニリデン系樹脂とポリオレフィン系樹
脂との複合材で構成されたフィルム収納容器本体。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラーネガフィルムや
カラーリバーサルフィルム等の写真用フィルムのフィル
ム収納容器本体に関するものである。
カラーリバーサルフィルム等の写真用フィルムのフィル
ム収納容器本体に関するものである。
【0002】
【発明の背景】従来より、写真用フィルムの収納容器本
体について各種の技術が提案されて来ている。例えば、
特開昭60−163045号公報、特開昭61−739
47号公報、特開昭62−7047号公報、特開昭63
−193142号公報、特開昭63−204252号公
報、特開昭64−9445号公報、特開平2−1832
47号公報、特開平2−1908845号公報、特開平
2−193140号公報、特開平2−221957号公
報、特開平2−247640号公報、実開昭60−16
3451号公報、実開昭61−182543号公報、実
開昭62−57256号公報などにおいて提案されてい
る。尚、これらの提案のものにあっては、フィルム収納
容器本体はポリプロピレンや高密度ポリエチレンを素材
として構成されたものであり、そして容器の透明性を得
る為に肉厚は薄く(0.4〜1.2mm)構成されてい
た。
体について各種の技術が提案されて来ている。例えば、
特開昭60−163045号公報、特開昭61−739
47号公報、特開昭62−7047号公報、特開昭63
−193142号公報、特開昭63−204252号公
報、特開昭64−9445号公報、特開平2−1832
47号公報、特開平2−1908845号公報、特開平
2−193140号公報、特開平2−221957号公
報、特開平2−247640号公報、実開昭60−16
3451号公報、実開昭61−182543号公報、実
開昭62−57256号公報などにおいて提案されてい
る。尚、これらの提案のものにあっては、フィルム収納
容器本体はポリプロピレンや高密度ポリエチレンを素材
として構成されたものであり、そして容器の透明性を得
る為に肉厚は薄く(0.4〜1.2mm)構成されてい
た。
【0003】しかしながら、肉厚が薄くなると、水蒸気
透過量が多くなり、容器の防湿特性が低下し、写真フィ
ルムの保存性が損なわれてしまう等の問題点が有る。
透過量が多くなり、容器の防湿特性が低下し、写真フィ
ルムの保存性が損なわれてしまう等の問題点が有る。
【0004】
【発明の開示】本発明の目的は、防湿性、耐熱性が良
く、写真フィルムの保存性に優れたフィルム収納容器本
体を提供することである。この本発明の目的は、塩化ビ
ニリデン系樹脂とポリオレフィン系樹脂との複合材で構
成されたことを特徴とするフィルム収納容器本体によっ
て達成される。
く、写真フィルムの保存性に優れたフィルム収納容器本
体を提供することである。この本発明の目的は、塩化ビ
ニリデン系樹脂とポリオレフィン系樹脂との複合材で構
成されたことを特徴とするフィルム収納容器本体によっ
て達成される。
【0005】尚、フィルム収納容器本体を構成する塩化
ビニリデン系樹脂は、例えば、塩化ビニリデン−アクリ
ルニトリル共重合体、塩化ビニリデン−カルボン酸エス
テル共重合体(例えば、旭ダウ社のサランMA、呉羽化
学工業社のクレハロンDOB、東亜合成社のアロンLF
100等)が有る。又、フィルム収納容器本体を構成す
るポリオレフィン系樹脂は、例えばポリエチレン、超高
分子量ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ−4−メチ
ル−ペンテン1、ポリブチレン、エチレン−酢酸ビニル
共重合体などが有る。
ビニリデン系樹脂は、例えば、塩化ビニリデン−アクリ
ルニトリル共重合体、塩化ビニリデン−カルボン酸エス
テル共重合体(例えば、旭ダウ社のサランMA、呉羽化
学工業社のクレハロンDOB、東亜合成社のアロンLF
100等)が有る。又、フィルム収納容器本体を構成す
るポリオレフィン系樹脂は、例えばポリエチレン、超高
分子量ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ−4−メチ
ル−ペンテン1、ポリブチレン、エチレン−酢酸ビニル
共重合体などが有る。
【0006】そして、これらの樹脂の複合材によるフィ
ルム収納容器本体は、前記の樹脂のブレンドによるもの
で構成されても良いが、好ましくは塩化ビニリデン系樹
脂とポリオレフィン系樹脂とが積層状になって構成され
たものが好ましい。上記のような樹脂を用いてフィルム
収納容器を成型するに際して、導電性物質や界面活性剤
等の各種帯電防止剤、脂肪酸、脂肪酸金属塩、脂肪酸ア
ミド等の脂肪酸化合物、高級アルコール、脂肪酸エステ
ル、ワックス等の各種滑剤、酸化防止剤などが用いられ
る。例えば、射出成形性、特に樹脂の流動性を向上さ
せ、又、ブリードアウトする性質を利用して表面に薄い
膜を形成することにより、表面に傷が付きにくくすると
共に、滑り易くし、金型からの離型性を向上させ、さら
に静電気発生を防止したり、容器本体同士がブロッキン
グするのを防止したりする為に、例えばオレイン酸アミ
ド系滑剤、エルカ酸アミド系滑剤、ステアリン酸アミド
系滑剤、ステアリルエルカ酸アミド系滑剤、ビス脂肪酸
アミド系滑剤、ベヘニン酸アミド系滑剤などの脂肪酸ア
ミド系滑剤が添加される。滑性効果の大きいオレイン酸
アミド系滑剤の場合、添加量は0.01〜1.0重量%
用いれば良い。
ルム収納容器本体は、前記の樹脂のブレンドによるもの
で構成されても良いが、好ましくは塩化ビニリデン系樹
脂とポリオレフィン系樹脂とが積層状になって構成され
たものが好ましい。上記のような樹脂を用いてフィルム
収納容器を成型するに際して、導電性物質や界面活性剤
等の各種帯電防止剤、脂肪酸、脂肪酸金属塩、脂肪酸ア
ミド等の脂肪酸化合物、高級アルコール、脂肪酸エステ
ル、ワックス等の各種滑剤、酸化防止剤などが用いられ
る。例えば、射出成形性、特に樹脂の流動性を向上さ
せ、又、ブリードアウトする性質を利用して表面に薄い
膜を形成することにより、表面に傷が付きにくくすると
共に、滑り易くし、金型からの離型性を向上させ、さら
に静電気発生を防止したり、容器本体同士がブロッキン
グするのを防止したりする為に、例えばオレイン酸アミ
ド系滑剤、エルカ酸アミド系滑剤、ステアリン酸アミド
系滑剤、ステアリルエルカ酸アミド系滑剤、ビス脂肪酸
アミド系滑剤、ベヘニン酸アミド系滑剤などの脂肪酸ア
ミド系滑剤が添加される。滑性効果の大きいオレイン酸
アミド系滑剤の場合、添加量は0.01〜1.0重量%
用いれば良い。
【0007】又、結晶化速度向上や物理特性向上の為
に、各種の無機及び有機造核剤を添加することも出来
る。造核剤は樹脂組成の剛性向上と結晶化温度を高くす
ることにより、冷却時間を短くしても底ヒケや座屈を発
生しにくくし、成形直後ホッパーやコンテナ等に大量に
入れた場合でも変形しにくくする効果がある。又、耐摩
耗性を向上することも可能で、高速加工や空送工程で大
きな効果を発揮する。造核剤としては有機、無機の各種
のものを用いることが可能であるが、写真フィルムに悪
影響を与えずに添加効果を発揮する好ましい有機造核剤
の代表例を例示すると、例えば1・3,2・4,ジベン
ジリデンソルビトールで、1モルのソルビトールに2モ
ルのベンズアルデハイドが結合したものである。尚、ベ
ンゼン環に、例えばメチル、エチル、ブチル、ラウリ
ル、ステアリル等の置換基を持っていても良い。その
他、高純度アルキル置換ジベンジリデンソルビトール
や、トリアルデヒド2モルとソルビトール1モルを縮合
反応させた1・3,2・4,ジ(メチルベンジリデン)
ソルビトールや、1・3,2・4,ビス(メチルベンジ
リデン)ソルビトールや1・3,2・4,ビス(エチル
ベンジリデン)ソルビトール、1・3,2・4,ジベン
ジリデンソルビトールの表面に高級脂肪酸の純物をコー
ティングしたもの等がある。造核剤の添加量は1.0重
量%以下であることが好ましい。本発明の樹脂組成物中
に造核剤をブレンドする方法としては、ドライブレンド
方式、コンパウンド方式、マスターバッチ方式などがあ
り、少量の分散剤か湿潤剤を入れて配合すると良い。分
散剤としては無水カルボン酸、高級脂肪酸などがある。
湿潤剤としてはDOP,DHP等の可塑剤が使用でき
る。
に、各種の無機及び有機造核剤を添加することも出来
る。造核剤は樹脂組成の剛性向上と結晶化温度を高くす
ることにより、冷却時間を短くしても底ヒケや座屈を発
生しにくくし、成形直後ホッパーやコンテナ等に大量に
入れた場合でも変形しにくくする効果がある。又、耐摩
耗性を向上することも可能で、高速加工や空送工程で大
きな効果を発揮する。造核剤としては有機、無機の各種
のものを用いることが可能であるが、写真フィルムに悪
影響を与えずに添加効果を発揮する好ましい有機造核剤
の代表例を例示すると、例えば1・3,2・4,ジベン
ジリデンソルビトールで、1モルのソルビトールに2モ
ルのベンズアルデハイドが結合したものである。尚、ベ
ンゼン環に、例えばメチル、エチル、ブチル、ラウリ
ル、ステアリル等の置換基を持っていても良い。その
他、高純度アルキル置換ジベンジリデンソルビトール
や、トリアルデヒド2モルとソルビトール1モルを縮合
反応させた1・3,2・4,ジ(メチルベンジリデン)
ソルビトールや、1・3,2・4,ビス(メチルベンジ
リデン)ソルビトールや1・3,2・4,ビス(エチル
ベンジリデン)ソルビトール、1・3,2・4,ジベン
ジリデンソルビトールの表面に高級脂肪酸の純物をコー
ティングしたもの等がある。造核剤の添加量は1.0重
量%以下であることが好ましい。本発明の樹脂組成物中
に造核剤をブレンドする方法としては、ドライブレンド
方式、コンパウンド方式、マスターバッチ方式などがあ
り、少量の分散剤か湿潤剤を入れて配合すると良い。分
散剤としては無水カルボン酸、高級脂肪酸などがある。
湿潤剤としてはDOP,DHP等の可塑剤が使用でき
る。
【0008】フィルム収納容器の帯電防止性を向上させ
る為に、各種の界面活性剤を添加することができる。例
えば、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオ
キシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレン脂肪族アルコールエーテル、ポリオキシエチレン
アルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレングリセ
リン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪族アミ
ン、ソルビタンモノ脂肪酸エステル、脂肪酸ペンタエリ
スリット、脂肪族アルコールのエチレンオキサイド付加
物、脂肪酸アミノ又は脂肪酸アミドのエチレンオキサイ
ド付加物、アルキルフェノールのエチレンオキサイド付
加物、アルキルナフトールのエチレンオキサイド付加
物、多価アルコールの部分脂肪酸エステルのエチレンオ
キサイド付加物、その他特公昭63−26697号公報
記載の非イオン系の界面活性剤、リシノレイン酸硫酸エ
ステルソーダ塩、各種脂肪酸金属塩、リシノレイン酸エ
ステル硫酸エステルソーダ塩、硫酸化オレイン酸エチル
アニリン、オレフィンの硫酸エステル塩類、オレイルア
ルコール硫酸エステルソーダ塩、アルキル硫酸エステル
塩、脂肪酸エチルスルフォン酸塩、アルキルスルフォン
酸塩、アルキルナフタレンスルフォン酸塩、アルキルベ
ンゼンスルフォン酸塩、コハク酸エステルスルフォン酸
塩、リン酸エステル塩などのアニオン系の界面活性剤、
第1級アミン塩、第3級アミン塩、第4級アンモニウム
塩、ピリジン誘導体などの陽イオン系の界面活性剤、カ
ルボン酸誘導体、イミダゾリン誘導体、ベタイン誘導体
などの両性界面活性剤などが用いられる。
る為に、各種の界面活性剤を添加することができる。例
えば、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオ
キシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレン脂肪族アルコールエーテル、ポリオキシエチレン
アルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレングリセ
リン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪族アミ
ン、ソルビタンモノ脂肪酸エステル、脂肪酸ペンタエリ
スリット、脂肪族アルコールのエチレンオキサイド付加
物、脂肪酸アミノ又は脂肪酸アミドのエチレンオキサイ
ド付加物、アルキルフェノールのエチレンオキサイド付
加物、アルキルナフトールのエチレンオキサイド付加
物、多価アルコールの部分脂肪酸エステルのエチレンオ
キサイド付加物、その他特公昭63−26697号公報
記載の非イオン系の界面活性剤、リシノレイン酸硫酸エ
ステルソーダ塩、各種脂肪酸金属塩、リシノレイン酸エ
ステル硫酸エステルソーダ塩、硫酸化オレイン酸エチル
アニリン、オレフィンの硫酸エステル塩類、オレイルア
ルコール硫酸エステルソーダ塩、アルキル硫酸エステル
塩、脂肪酸エチルスルフォン酸塩、アルキルスルフォン
酸塩、アルキルナフタレンスルフォン酸塩、アルキルベ
ンゼンスルフォン酸塩、コハク酸エステルスルフォン酸
塩、リン酸エステル塩などのアニオン系の界面活性剤、
第1級アミン塩、第3級アミン塩、第4級アンモニウム
塩、ピリジン誘導体などの陽イオン系の界面活性剤、カ
ルボン酸誘導体、イミダゾリン誘導体、ベタイン誘導体
などの両性界面活性剤などが用いられる。
【0009】又、フェノール系酸化防止剤、ケトンアミ
ン縮合系酸化防止剤、アリルアミン系酸化防止剤、イミ
ダゾール系酸化防止剤、ホスファイト系酸化防止剤、チ
オ尿素系酸化防止剤、硫黄系酸化防止剤、その他空気酸
化に有用な酸化防止剤、例えばフェノール系酸化防止剤
を1.0重量%以下添加していると樹脂の安定性を大巾
に改善できる。
ン縮合系酸化防止剤、アリルアミン系酸化防止剤、イミ
ダゾール系酸化防止剤、ホスファイト系酸化防止剤、チ
オ尿素系酸化防止剤、硫黄系酸化防止剤、その他空気酸
化に有用な酸化防止剤、例えばフェノール系酸化防止剤
を1.0重量%以下添加していると樹脂の安定性を大巾
に改善できる。
【0010】上記のような樹脂を用いて、図1に示す如
くのフィルム収納容器本体1は、例えばブロー成形機を
用いて成型される。尚、図1中、2は肉厚が0.4〜
1.3mmの円筒状の側壁部、3は中央部が盛り上がり
状の肉厚が1.0〜1.6mmの底面部、4は側壁部2
の上端部外側に形成されたリブである。尚、このフィル
ム収納容器本体1は、図2に示す如く、内層5が塩化ビ
ニリデン系樹脂、外層6がポリオレフィン系樹脂である
場合、あるいは内層5がポリオレフィン系樹脂、外層6
が塩化ビニリデン系樹脂といった二層構造で構成されて
いる場合、あるいは図3に示す如く、内層5が塩化ビニ
リデン系樹脂、中間層7がポリオレフィン系樹脂、外層
6が塩化ビニリデン系樹脂といった三層構造で構成され
ている場合、あるいは内層5がポリオレフィン系樹脂、
中間層7が塩化ビニリデン系樹脂、外層6がポリオレフ
ィン系樹脂といった三層構造で構成されている場合、そ
の他種々の積層構造のものが考えられる。
くのフィルム収納容器本体1は、例えばブロー成形機を
用いて成型される。尚、図1中、2は肉厚が0.4〜
1.3mmの円筒状の側壁部、3は中央部が盛り上がり
状の肉厚が1.0〜1.6mmの底面部、4は側壁部2
の上端部外側に形成されたリブである。尚、このフィル
ム収納容器本体1は、図2に示す如く、内層5が塩化ビ
ニリデン系樹脂、外層6がポリオレフィン系樹脂である
場合、あるいは内層5がポリオレフィン系樹脂、外層6
が塩化ビニリデン系樹脂といった二層構造で構成されて
いる場合、あるいは図3に示す如く、内層5が塩化ビニ
リデン系樹脂、中間層7がポリオレフィン系樹脂、外層
6が塩化ビニリデン系樹脂といった三層構造で構成され
ている場合、あるいは内層5がポリオレフィン系樹脂、
中間層7が塩化ビニリデン系樹脂、外層6がポリオレフ
ィン系樹脂といった三層構造で構成されている場合、そ
の他種々の積層構造のものが考えられる。
【0011】以下、本発明になるフィルム収納容器本体
を具体的に説明する。
を具体的に説明する。
【0012】
〔実施例1〕ポリプロピレン樹脂(三菱油化製、MX−
03C)と塩化ビニリデン系樹脂(SOLVAY&Ci
e社製、IXAN)とを用い、住友重機械工業製のブロ
ー成形機SG−NEPIOMATを用い、溶融樹脂温度
255℃、射出圧1350kg/cm2 の条件で、図1
に示すフィルム収納容器本体を成型した。
03C)と塩化ビニリデン系樹脂(SOLVAY&Ci
e社製、IXAN)とを用い、住友重機械工業製のブロ
ー成形機SG−NEPIOMATを用い、溶融樹脂温度
255℃、射出圧1350kg/cm2 の条件で、図1
に示すフィルム収納容器本体を成型した。
【0013】尚、このようにして得られたフィルム収納
容器本体1は、内層5が厚さ0.1〜0.4mmの塩化
ビニリデン系樹脂、外層6が厚さ0.8〜1.1mmの
ポリプロピレン樹脂である。 〔実施例2〕高密度ポリエチレン樹脂(三菱油化製、J
X−10)と塩化ビニリデン系樹脂(SOLVAY&C
ie社製、IXAN)とを用い、住友重機械工業製のブ
ロー成形機SG−NEPIOMATを用い、溶融樹脂温
度255℃、射出圧1350kg/cm2 の条件で、図
1に示すフィルム収納容器本体を成型した。
容器本体1は、内層5が厚さ0.1〜0.4mmの塩化
ビニリデン系樹脂、外層6が厚さ0.8〜1.1mmの
ポリプロピレン樹脂である。 〔実施例2〕高密度ポリエチレン樹脂(三菱油化製、J
X−10)と塩化ビニリデン系樹脂(SOLVAY&C
ie社製、IXAN)とを用い、住友重機械工業製のブ
ロー成形機SG−NEPIOMATを用い、溶融樹脂温
度255℃、射出圧1350kg/cm2 の条件で、図
1に示すフィルム収納容器本体を成型した。
【0014】尚、このようにして得られたフィルム収納
容器本体1は、内層5が厚さ0.1〜0.4mmの塩化
ビニリデン系樹脂、外層6が厚さ0.8〜1.1mmの
高密度ポリエチレン樹脂である。 〔実施例3〕ポリプロピレン樹脂(三菱油化製、MX−
03C)と塩化ビニリデン系樹脂(SOLVAY&Ci
e社製、IXAN)とを用い、住友重機械工業製のブロ
ー成形機SG−NEPIOMATを用い、溶融樹脂温度
255℃、射出圧1350kg/cm2 の条件で、図1
に示すフィルム収納容器本体を成型した。
容器本体1は、内層5が厚さ0.1〜0.4mmの塩化
ビニリデン系樹脂、外層6が厚さ0.8〜1.1mmの
高密度ポリエチレン樹脂である。 〔実施例3〕ポリプロピレン樹脂(三菱油化製、MX−
03C)と塩化ビニリデン系樹脂(SOLVAY&Ci
e社製、IXAN)とを用い、住友重機械工業製のブロ
ー成形機SG−NEPIOMATを用い、溶融樹脂温度
255℃、射出圧1350kg/cm2 の条件で、図1
に示すフィルム収納容器本体を成型した。
【0015】尚、このようにして得られたフィルム収納
容器本体1は、内層5が厚さ0.3〜0.5mmのポリ
プロピレン樹脂、中間層7が厚さ0.1〜0.4mmの
塩化ビニリデン系樹脂、外層6が厚さ0.3〜0.8m
mのポリプロピレン樹脂である。 〔実施例4〕高密度ポリエチレン樹脂(三菱油化製、J
X−10)と塩化ビニリデン系樹脂(SOLVAY&C
ie社製、IXAN)とを用い、住友重機械工業製のブ
ロー成形機SG−NEPIOMATを用い、溶融樹脂温
度255℃、射出圧1350kg/cm2 の条件で、図
1に示すフィルム収納容器本体を成型した。
容器本体1は、内層5が厚さ0.3〜0.5mmのポリ
プロピレン樹脂、中間層7が厚さ0.1〜0.4mmの
塩化ビニリデン系樹脂、外層6が厚さ0.3〜0.8m
mのポリプロピレン樹脂である。 〔実施例4〕高密度ポリエチレン樹脂(三菱油化製、J
X−10)と塩化ビニリデン系樹脂(SOLVAY&C
ie社製、IXAN)とを用い、住友重機械工業製のブ
ロー成形機SG−NEPIOMATを用い、溶融樹脂温
度255℃、射出圧1350kg/cm2 の条件で、図
1に示すフィルム収納容器本体を成型した。
【0016】尚、このようにして得られたフィルム収納
容器本体1は、内層5が厚さ0.3〜0.5mmの高密
度ポリエチレン樹脂、中間層7が厚さ0.1〜0.4m
mの塩化ビニリデン系樹脂、外層6が厚さ0.3〜0.
8mmの高密度ポリエチレン樹脂である。 〔比較例1〕ポリプロピレン樹脂(三菱油化製、MX−
03C)を用い、実施例1と同様にして、図1に示すフ
ィルム収納容器本体を成型した。
容器本体1は、内層5が厚さ0.3〜0.5mmの高密
度ポリエチレン樹脂、中間層7が厚さ0.1〜0.4m
mの塩化ビニリデン系樹脂、外層6が厚さ0.3〜0.
8mmの高密度ポリエチレン樹脂である。 〔比較例1〕ポリプロピレン樹脂(三菱油化製、MX−
03C)を用い、実施例1と同様にして、図1に示すフ
ィルム収納容器本体を成型した。
【0017】〔比較例2〕高密度ポリエチレン樹脂(三
菱油化製、JX−10)を用い、実施例1と同様にし
て、図1に示すフィルム収納容器本体を成型した。
菱油化製、JX−10)を用い、実施例1と同様にし
て、図1に示すフィルム収納容器本体を成型した。
【0018】
【特性】上記各例で得られたフィルム収納容器本体につ
いて、水蒸気透過量を調べたので、その結果を図4のグ
ラフに示す。尚、水蒸気透過量の測定は、上記各例で得
たフィルム収納容器本体に5gのシリカゲルを入れ、そ
の直後にキャップで閉蓋し、40℃、湿度90%の雰囲
気下に24時間放置し、吸水による質量の増加を測定し
たものである。
いて、水蒸気透過量を調べたので、その結果を図4のグ
ラフに示す。尚、水蒸気透過量の測定は、上記各例で得
たフィルム収納容器本体に5gのシリカゲルを入れ、そ
の直後にキャップで閉蓋し、40℃、湿度90%の雰囲
気下に24時間放置し、吸水による質量の増加を測定し
たものである。
【0019】これによれば、本発明になるものは、比較
例になるものよりも半分以下の値であり、防湿特性に優
れていることが判る。又、耐熱性を調べる為、90℃の
雰囲気下に24時間放置し、その変化を調べたが、本発
明になるものは悪影響が認められなかった。
例になるものよりも半分以下の値であり、防湿特性に優
れていることが判る。又、耐熱性を調べる為、90℃の
雰囲気下に24時間放置し、その変化を調べたが、本発
明になるものは悪影響が認められなかった。
【図1】本発明に係るフィルム収納容器本体の断面図で
ある。
ある。
【図2】フィルム収納容器本体を構成する一部の断面図
である。
である。
【図3】フィルム収納容器本体を構成する一部の断面図
である。
である。
【図4】本発明の特長を示すグラフである。
1 フィルム収納容器本体 5 内層 6 外層 7 中間層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03C 3/00 N 8910−2H // C08L 23/02 LCJ 7107−4J
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 塩化ビニリデン系樹脂とポリオレフィン
系樹脂との複合材で構成されたことを特徴とするフィル
ム収納容器本体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17417991A JPH0519422A (ja) | 1991-07-15 | 1991-07-15 | フイルム収納容器本体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17417991A JPH0519422A (ja) | 1991-07-15 | 1991-07-15 | フイルム収納容器本体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0519422A true JPH0519422A (ja) | 1993-01-29 |
Family
ID=15974096
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17417991A Pending JPH0519422A (ja) | 1991-07-15 | 1991-07-15 | フイルム収納容器本体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0519422A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2017150367A1 (ja) * | 2016-02-29 | 2018-03-15 | セツナン化成株式会社 | 樹脂組成物および該樹脂組成物を用いた成形体 |
-
1991
- 1991-07-15 JP JP17417991A patent/JPH0519422A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2017150367A1 (ja) * | 2016-02-29 | 2018-03-15 | セツナン化成株式会社 | 樹脂組成物および該樹脂組成物を用いた成形体 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3536796A (en) | Process for reducing shrinkage in preparing porous plastic sheet | |
US5863466A (en) | Electrostatic dissipative composition | |
CA1197340A (en) | Water soluble films of polyvinyl alcohol and polyacrylic acid | |
US3969304A (en) | Ethylene polymer films | |
WO1998035359A9 (en) | Electrostatic dissipative composition | |
CA1314648C (en) | Agent for imparting antistatic characteristics to a thermoplastic polymer and a thermoplastic polymer composition containing the agent | |
US4672087A (en) | Plasticized polyvinyl alcohol compositions, forming process and formed articles | |
US4882894A (en) | Agent for imparting antistatic characteristics to a thermoplastic polymer and a thermoplastic polymer composition containing the agent | |
JP3795776B2 (ja) | 帯電防止性樹脂組成物 | |
JPH0519422A (ja) | フイルム収納容器本体 | |
EP0802219A2 (en) | Coated aliphatic polyester film | |
JPH082671Y2 (ja) | 写真フィルムパトローネ用容器本体 | |
JP4527208B2 (ja) | 樹脂組成物の製造方法 | |
JP2007137461A (ja) | 生分解性チャック袋におけるチャック用部品の製造方法。 | |
JPH0519420A (ja) | フイルム収納容器本体 | |
JPH0519421A (ja) | フイルム収納容器本体 | |
US4812282A (en) | Process for forming polymer container having inorganic filter and coupling agent | |
US2897100A (en) | Coating polyethylene with haloethylene polymers and composite articles thereby obtained | |
JP2006111883A (ja) | 帯電防止性樹脂組成物 | |
JPH0458616B2 (ja) | ||
KR101739416B1 (ko) | 인조대리석 성형용 이형 필름 | |
JPH0590490U (ja) | フィルム収納容器 | |
JPH0584960U (ja) | フィルム収納容器 | |
JPH04371946A (ja) | フィルム収納容器本体及びフィルム収納容器 | |
JPH0584959U (ja) | フィルム収納容器 |