JPH0519400U - カレンダ装置 - Google Patents

カレンダ装置

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JPH0519400U
JPH0519400U JP7469491U JP7469491U JPH0519400U JP H0519400 U JPH0519400 U JP H0519400U JP 7469491 U JP7469491 U JP 7469491U JP 7469491 U JP7469491 U JP 7469491U JP H0519400 U JPH0519400 U JP H0519400U
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JP
Japan
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shell
roll
resin
heating
pipe
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Pending
Application number
JP7469491U
Other languages
English (en)
Inventor
武雄 中沢
正 神宮路
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂ロールを従来よりも低い温度に冷却し得
るカレンダ装置を提供する。 【構成】 シェル1外周に樹脂カバー2を有する樹脂ロ
ール3とシェル4をクラウン状に成形し得る加熱ロール
5とを適宜近接しつつ互いに平行して回転するよう配設
し、前記樹脂ロール3を冷却するために樹脂ロール3の
シェル1内部に連通する冷却配管7と、前記加熱ロール
5のシェル4をクラウン状に成形するためにシェル4内
部に圧油等を介して圧力を加え得る加圧ポンプ11と、
前記シェル4を圧油等を介して加熱し得るヒータ12と
を設ける。 【効果】 樹脂ロール3を冷水により冷却し得る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は紙仕上げ工程のカレンダ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図2は従来のカレンダ装置の一例の概略を表す側面図である。aは回転自在に 設けられ、クラウン状に成形し得るシェルbを有し、シェルbの外周を樹脂カバ ーcにより覆った樹脂ロールであり、シェルbの内部空間へ圧油を供給すること により、該シェルbをクラウン状に成形するため、軸dを介してシェルbの内部 空間に連通する油圧配管eを設け、該油圧配管eの末端に油圧ポンプfを接続し 、前記油圧配管eの途中に圧油を約60℃程度に冷却するためのクーラgを設け ている。
【0003】 また、耐熱性の低い前記樹脂カバーcを外部から冷却するため、該樹脂カバー cに相対して冷風を吹き付け得るよう、樹脂カバーcに平行し樹脂カバーc長手 方向へ延びるクーリングノズルhを有するクーリングヘッダiを設け、該クーリ ングヘッダiに図示していない冷風源を接続している。
【0004】 さらに、前記樹脂ロールaの下方に適宜近接しつつ互いに平行して回転するよ う加熱ロールjを配設し、該加熱ロールjのシェルkの内部空間へ高温の圧油を 供給することにより、該シェルkを加熱するため、軸lを介してシェルkの内部 空間に連通する油圧配管mを設け、該油圧配管mの末端に油圧ポンプnを接続し 、前記油圧配管mの途中に圧油を120℃〜170℃程度に加熱するためのヒー タoを設けている。なお、pは前記樹脂ロールaと加熱ロールjとの間へ送給さ れるウェブである。
【0005】 前記樹脂ロールaに油圧配管eを介して接続した油圧ポンプfを作動し、油圧 配管eの途中に設けたクーラgにより所定の温度に冷却した圧油をシェルbの内 部空間へ送入すると、該圧油の圧力を内面から受けた樹脂ロールaのシェルbが 外側へ膨らんでクラウンを形成し、該樹脂ロールaと加熱ロールjとの間を通過 するウェブpの幅方向の板厚変動(即ち中高)を防ぎ、板厚を均一に成形し、同 時に樹脂ロールaのシェルbを冷却する。
【0006】 さらに、図示していない冷風源からクーリングヘッダiを介して供給される冷 風をクーリングノズルhから樹脂ロールaの樹脂カバーc外面に吹き付けること により、該樹脂カバーcを冷却する。
【0007】 また前記加熱ロールjに油圧配管mを介して接続した油圧ポンプnを作動し、 油圧配管mの途中に設けたヒータoにより所定の温度に加熱した圧油をシェルk の内部空間へ送入すると、加熱された圧油に接した加熱ロールjのシェルkが1 20℃〜170℃程度の温度に加熱され、該シェルkの外周に接触したウェブp の表面を加熱するので、該ウェブpは平滑で光沢を有する紙に仕上げられる。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前述のカレンダ装置では、加熱ロールjの有する熱がウェブp を介して樹脂ロールaへ伝わり、樹脂カバーcや樹脂ロールaのシェルb内部の 圧油を加温する。圧油の昇温を防止するため、該圧油をクーラgによりさらに低 い温度に冷却することも考え得るが、油温を下げると圧油の粘度が上がり油圧ポ ンプfの所要出力が増加するので得策ではなく、また生産性の向上を図るために ウェブpに対する樹脂ロールaの圧下力を増大させると、樹脂ロールaとウェブ pとの間に摩擦熱が発生し、耐熱性に劣る樹脂カバーcを損傷する等の問題があ った。
【0009】 本考案は、前述の実情に鑑み、加熱ロールのシェルをクラウン状になし得るよ うに形成し、樹脂ロールを従来よりも低い温度に冷却し得るよう形成したカレン ダ装置を提供することを目的としてなしたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は、シェルの外周に樹脂カバーを有する樹脂ロールと、シェルをクラウ ン状に成形し得る加熱ロールとを適宜近接しつつ互いに平行して回転するよう配 設し、前記樹脂ロールのシェル内部に連通する冷却配管と、前記加熱ロールのシ ェルを内部から加圧・加熱するために該シェル内部に連通する加圧配管とを設け 、該加圧配管の末端に加圧用の流体ポンプを接続し、且つ前記加圧配管の途中に 加熱装置を設けた構成としている。
【0011】
【作用】
従って、本考案では、樹脂ロールのシェル内部に冷却配管を介して冷却液を供 給することにより樹脂ロールを冷却し、また加熱ロール側に設けた流体加圧ポン プを作動し、加熱装置により加熱された流体を加圧配管を介して加熱ロールのシ ェル内部へ供給して、シェルに内圧を加え、且つシェルを加温することにより、 シェルをクラウン状に成形するとともに昇温させる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。
【0013】 図1は本考案のカレンダ装置の概略を表す側面図である。シェル1の外周を樹 脂カバー2により覆った樹脂ロール3と、シェル4をクラウン状に成形し得る加 熱ロール5とを適宜近接しつつ互いに平行して回転するよう配設し、前記樹脂ロ ール3のシェル1の内部空間へ冷水を供給することにより該シェル1を介して樹 脂カバー2を冷却するため、軸6を介してシェル1の内部空間へ連通する冷却配 管7を設け、該冷却配管7の途中に設けた開閉バルブ8を介して図示していない 冷水源に接続する。
【0014】 また、前記加熱ロール5のシェル4の内部空間へ圧油等を供給することにより 該シェル4をクラウン状に成形するため、軸9を介してシェル4の内部空間に連 通する加圧配管10を設け、該加圧配管10の末端に流体の加圧ポンプ11を接 続し、該加圧ポンプ11によりシェル4の内部空間へ供給する圧油等を所定の温 度に加熱するため、前記加圧配管10の途中にヒータ(加熱装置)12を設ける 。なお、13は前記樹脂ロール3と加熱ロール5との間へ送給されるウェブであ る。
【0015】 次に作動について説明する。図示していない冷水源より開閉バルブ8や冷却配 管7を介し軸6を経て、樹脂ロール3のシェル1の内部空間へ冷水を供給するこ とにより、樹脂ロール3を冷却し、シェル1を介して樹脂カバー2の昇温を防止 する。
【0016】 また、加熱ロール5に加圧配管10を介して接続した加圧ポンプ11を作動し て圧油等を加圧配管10へ送出し、該圧油等を加圧配管10の途中に設けたヒー タ12によって加熱し、昇温した圧油等を加圧配管10を介し軸9を経て、加熱 ロール5のシェル4の内部空間へ供給することにより、加熱ロール5のシェル4 に内圧を加えてクラウン状に成形するとともに、該シェル4を120℃〜170 ℃程度に加熱する。
【0017】 而して、該加熱ロール5と前記樹脂ロール3との間へ送給されるウェブ13を 樹脂ロール3により圧下し、加熱ロール5により加熱すると、該ウェブ13は加 熱ロール5のクラウン状に形成されたシェル4により幅方向に均一な厚さに圧下 され、同時に加熱されて平滑で光沢を有する紙に仕上げられる。
【0018】 前記によれば、従来クラウン調整に用いられていた圧油の粘度上昇が障害とな るため約60℃以下に冷却することが困難であった樹脂ロール3からクラウン調 整機能を省き冷水によって冷却できるよう形成したので、樹脂カバー2の昇温を 完全に防止でき、樹脂カバー2とウェブ13との間に発生する摩擦熱による樹脂 カバー2の昇温も防止し得、生産性の向上を図ることが可能となる。しかも、加 熱ロール5に設けたクラウン調整用の圧油等の温度には関与しないので、加圧ポ ンプ11の所要出力が増加することがなく、経済的に得策である。
【0019】 なお、本考案は前述の実施例にのみ限定されるものではなく、本考案の要旨を 逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0020】
【考案の効果】
本考案のカレンダ装置によれば、下記のごとき種々の優れた効果を奏し得る。
【0021】 I)樹脂ロールからクラウン調整機能を省き該樹脂ロールを冷却液によって冷 却し得るよう形成したので、樹脂カバーの昇温を完全に防止できる。
【0022】 II)前記I)項によりカレンダ装置のスピードアップができるので、生産性 の向上を図り得る。
【0023】 III)樹脂ロールの冷却に関係のない加熱ロールをクラウン調整ロールとし 、前記加熱ロール側に加圧、昇温用の圧油等を送る加圧配管及び流体ポンプを設 けたので、低温の際生ずる流体の粘度上昇に起因する流体加圧ポンプの所要出力 の増加を考慮する必要がなく、経済的に得策である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のカレンダ装置の概略を表す側面図であ
る。
【図2】従来のカレンダ装置の一例の概略を表す側面図
である。
【符号の説明】
1 シェル 2 樹脂カバー 3 樹脂ロール 4 シェル 5 加熱ロール 7 冷却配管 10 加圧配管 11 加圧ポンプ 12 ヒータ(加熱装置)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シェルの外周に樹脂カバーを有する樹脂
    ロールと、シェルをクラウン状に成形し得る加熱ロール
    とを適宜近接しつつ互いに平行して回転するよう配設
    し、前記樹脂ロールのシェル内部に連通する冷却配管
    と、前記加熱ロールのシェルを内部から加圧・加熱する
    ために該シェル内部に連通する加圧配管とを設け、該加
    圧配管の末端に加圧用の流体ポンプを接続し、且つ前記
    加圧配管の途中に加熱装置を設けたことを特徴するカレ
    ンダ装置。
JP7469491U 1991-08-23 1991-08-23 カレンダ装置 Pending JPH0519400U (ja)

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JP7469491U JPH0519400U (ja) 1991-08-23 1991-08-23 カレンダ装置

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JP7469491U JPH0519400U (ja) 1991-08-23 1991-08-23 カレンダ装置

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JPH0519400U true JPH0519400U (ja) 1993-03-09

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5551895A (en) * 1978-10-10 1980-04-15 Kuesters Eduard Roll pairs for paper press treatment and operation
JPH02175990A (ja) * 1988-12-23 1990-07-09 Kanzaki Paper Mfg Co Ltd 両面塗被紙の製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5551895A (en) * 1978-10-10 1980-04-15 Kuesters Eduard Roll pairs for paper press treatment and operation
JPH02175990A (ja) * 1988-12-23 1990-07-09 Kanzaki Paper Mfg Co Ltd 両面塗被紙の製造方法

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