JPH05192887A - ロボットハンド - Google Patents

ロボットハンド

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JPH05192887A
JPH05192887A JP747392A JP747392A JPH05192887A JP H05192887 A JPH05192887 A JP H05192887A JP 747392 A JP747392 A JP 747392A JP 747392 A JP747392 A JP 747392A JP H05192887 A JPH05192887 A JP H05192887A
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JP
Japan
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finger
palm
wrist
grasped
motor
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JP747392A
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English (en)
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Katsumi Kai
勝己 甲斐
Hiroki Murakami
弘記 村上
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IHI Corp
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IHI Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 被把持物体の把持姿勢を操ることができ、更
に位置ずれを修正することも可能で、部品の嵌め合い、
ねじ込み等の作業が容易であるロボットハンドを提供す
る。 【構成】 被把持物体19への当接応力に応じて弾性変
形する掌部3と、指用モータ10により力制御可能な回
転1自由度を持つ独立した複数本の指部2であって途中
に弾性部材13を介設した指部と、指部及び掌部の全体
を手首用モータ9により回転可能とした手首部4と、上
記掌部3の弾性変形する部分及び上記指部の弾性部材1
3にそれぞれ設けた歪ゲージ17,18と、掌部3の歪
ゲージ18からの計測信号により被把持物体とアーム軸
線Sとの軸ずれを検出し、その検出誤差をなくすように
上記指部及び手首部を制御する制御装置とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロボットハンド、特に
宇宙空間で部品の嵌め合い、ねじ込み等の作業を容易に
実現するのに適したロボットハンドに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】わが国では、フリーフライヤ型無人宇宙
実験システムである宇宙実験・観測フリーフライヤSF
U(Space Flyer Unit)を1993年度に打ち上げ、約
6カ月間高度約500kmの軌道上で材料実験・電気推
進実験及び宇宙ステーションJEMの曝露部のモデル実
験などを行った後、1994年度にスペースシャトルS
TSで回収する予定になっている。また、予圧部,補給
部及び曝露部からなる日本の実験モジュールJEMにお
いて、そのマニピュレータにより、曝露部における標準
ペイロード(PL:実験装置)や軌道上交換ユニット
(ORU)の交換をすることも考えられている。このよ
うな無重力,高真空という特殊な環境の下で、部品の嵌
め合い、ねじ込み等の作業をする場合、マニピュレータ
が掴んだ部品や宇宙機器の軸線を、相手側の受け部分の
軸線と一致させることが必要となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来公知のロ
ボットハンドは、その指の力を、単にその操作量を加減
して制御するだけであり、このため、実際に掴んだ部品
等の物体(被把持物体)の把持姿勢を操ることができ
ず、意図しない姿勢である場合、例えばその軸線がアー
ム軸線からずれているような場合、これを検知し或いは
その位置ずれの修正等をなすことが困難であった。
【0004】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、力制御可能な指部及び力計測可能な掌部を設ける
ことにより、被把持物体の把持姿勢を操ることができ、
更に位置ずれを修正することも可能で、部品の嵌め合
い、ねじ込み等の作業が容易であるロボットハンドを提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のロボットハンドは、被把持物体への当接応
力に応じて弾性変形し接触滑り可能な掌部と、指用モー
タにより力制御可能な回転1自由度を持つ独立した複数
本の指部であって内側に湾曲しており途中に弾性部材を
介設した指部と、指部及び掌部の全体を手首用モータに
より回転可能とした手首部と、上記掌部の弾性変形する
部分及び上記指部の弾性部材にそれぞれ設けた歪ゲージ
とを具備した構成のものである(請求項1)。
【0006】上記手首部,指部及び掌部は、具体的に
は、アーム軸線の回りに回動される回動枠と該回動枠を
回動させる手首用モータとから成る手首部と、上記回動
枠の周囲に枢支され指用モータによりギヤを介して把持
釈放運動を行う指部と、上記回動枠の先端面に設けられ
弾性的に拡開変形可能な花弁状部材及びその開口部上に
載置された掌部板から成り、被把持物体に当接したとき
花弁状部材の半径方向腕部が弾性変形する掌部とで構成
され、上記掌部の歪ゲージは花弁状部材の各花弁半径方
向腕部にそれぞれ設けられる(請求項2)。
【0007】ロボットハンドの制御系については、上記
掌部の歪ゲージからの計測信号により被把持物体とロボ
ットアームとの軸ずれを検出し、その検出誤差をなくす
ように上記指用モータ及び手首用モータを制御する制御
装置を設けることができる(請求項3)。
【0008】また、上記掌部の弾性変形する部分を複数
の圧電素子で構成し、掌部が被把持物体に接触する応力
変位を上記圧電素子により検出し、該圧電素子への印加
電圧を制御することにより掌部板を能動的に動作させ、
被把持物体の姿勢を微調整できる構成とすることもでき
る(請求項4)。
【0009】
【作用】被把持物体は、途中に弾性部材を介設した複数
本の指部により弾性的に把持され、被把持物体が掌部に
当接するとその当接応力に応じて掌部が弾性変形する。
この指部及び掌部の働きにより、結果として、被把持物
体は掌平面内で拘束される。その際、指部及び掌部の弾
性変形により、被把持物体の微小な位置ずれは吸収され
る。また、指部は内側に湾曲しており且つ途中に弾性部
材を介設してあるため、被把持物体と接触しつつ滑るこ
とが可能であり、また掌部も弾性変形して接触滑り可能
であるため、指用モータにより指部を動かして、被把持
物体の位置又は姿勢を操ることが可能である。そのとき
の力制御は、指部及び掌部の歪ゲージからの信号に基づ
いて行うことができる(請求項1,2,4)。
【0010】把持した被把持物体を、例えば相手部材の
皿穴に挿入する場合、被把持物体が皿穴の軸線からずれ
ているときは、皿穴の傾斜面に一側縁が接して上記複数
本の指部にかかる応力が増減するため、この位置ずれ又
は軸ずれが、指部及び掌部の歪みゲージで検出される。
従って、この誤差信号を取り出すことにより、位置ずれ
を修正しつつ、精密に被把持物体を皿穴に挿入すること
ができる。また、上記指部及び掌部の全体を回転可能と
する手首部を有するため、被把持物体と皿穴がネジとネ
ジ穴の関係である場合でも、容易に被把持物体を皿穴に
ねじ込むことができる(請求項3)。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。
【0012】図1に示すロボットハンド1は、力制御可
能な回転1自由度を持つ独立した3本の内側に湾曲した
指部2と、被把持物体への当接応力に応じて弾性変形し
接触滑り可能な掌に相当する部分(掌部)3と、指部及
び掌部の全体を回転できる手首に相当する部分(手首
部)4とを有する。これらの手首部,指部及び掌部は、
具体的には、アーム軸線Sの回りに回動される回動枠8
と該回動枠を回動させる手首用モータ9とから成る手首
部と、上記回動枠8の周囲に枢支され、その枢支部側の
辺の一部に弾性部材13を有し、指用モータ10により
ギヤ11,12を介して把持釈放運動を行う指部2と、
上記回動枠8の先端面に設けられ、弾性的に拡開変形可
能な花弁状部材14及びその開口部上に載置された掌部
板15から成り、被把持物体19に当接したとき花弁状
部材14の半径方向腕部が弾性変形する掌部3とで構成
されている。そして、上記弾性部材13及び掌部3の花
弁状部材14の各花弁半径方向腕部にそれぞれ歪ゲージ
17,18を具備する。
【0013】詳述するに、手首部4は、アーム取付基台
5に固定のモータ支持枠6の外周囲に、軸受7を介して
回動枠8を嵌装し、モータ支持枠6内に取り付けた手首
用サーボモータ9により、回動枠8をアーム軸線Sの回
りに回動させる構成になっている。
【0014】また上記3本の指部2をそれぞれ回転1自
由度を持つ独立した指部とするため、上記回動枠8の周
囲3箇所には、ウォームギヤ11を出力軸に設けた指用
モータ10が取り付けてあり、これより前側において回
動枠8の周囲3箇所に設けた凸部先端には、指用の冠型
ギヤ12が回転可能に支持され、上記指用モータ10に
より、上記ギヤ11,12の噛合を介して回転されるよ
うになっている。更に、上記3本の指部2は、被把持物
体19を弾性的に把持可能とし物体操り機能を持たせる
目的で、「く」字状に内側に湾曲させ且つその枢支部側
の辺に弾性部材13が設けてあり、この弾性部材13を
有する辺の基部を上記指用の冠型ギヤ12に固定してあ
る。従って、3本の指部2は、指用モータ10による冠
型ギヤ12の回転に伴い、そのギヤ12を枢支部として
集中及び離散する運動(把持釈放運動)を行う機能の他
に、被把持物体19を弾性的に把持する機能、つまりメ
カニカルコンプライアンスによる微小変位吸収機能を有
する。
【0015】また掌部3についても、これを弾力性のあ
る接触滑り可能な掌部として構成し、メカニカルコンプ
ライアンスによる微小変位吸収機能を持たせる目的で、
回動枠8の先端面に、弾性的に拡開可能な3花弁から成
る花弁状部材14が同軸的に固定してあり、その開口部
上に掌部板15を載置してある。掌部板15は、その周
縁部において、花弁状部材14の先端部に離脱しないよ
うに枢支されている。従って、掌部3は、図1のように
被把持物体19に掌部板15が当接した場合、花弁状部
材14が主としてその各花弁の半径方向腕部において後
方に撓み拡開するように変形する。尚、16はこの花弁
状部材14の各花弁の過大な後方変形を阻止するための
ストッパである。
【0016】上記3本の指部2にはそれぞれ力制御可能
とするため、その基部側の辺の弾性部材13に歪ゲージ
17が設けてあり、また掌部3には、被把持物体19に
当接させたときの力計測を可能とするため、花弁状部材
14の各花弁半径方向腕部にそれぞれ歪ゲージ18が設
けてある。これらの歪ゲージ17,18は金属線の抵抗
を利用した金属ゲージ、或いはゲージ材に半導体を用い
た半導体ゲージ等を使用できる。
【0017】図2に上記ロボットハンドの制御装置のブ
ロック図を示す。尚、上記掌部3の歪ゲージ18はここ
では1つで代表されている。
【0018】この制御装置20は、CPUを内蔵したハ
ンド(指部)コントローラ21と、同じくCPUを内蔵
した手首部コントローラ22と、手首部4に対する手首
サーボ系23と、3本の指部2に対する3組のサーボ系
24a,24b,24cと、掌部3に対する把持物体誤
差検出回路25とを有する。
【0019】制御装置20に対して外部から把持物体操
り指令26が与えられ、ハンドコントローラ21と手首
部コントローラ22に入力される。この把持物体操り指
令26が入力されると、その内容に応じて、ハンドコン
トローラ21は演算により3本の指部2の各々に対する
指先力指令27a,27b,27cに変換し、これを対
応するサーボ系24a,24b,24cに与え、それぞ
れの指用モータ10を回転させる。また、手首部コント
ローラ22は、把持物体操り指令26の内容に応じ、手
首回転角指令28を手首サーボ系23に与え手首用サー
ボモータ9を回転させる。このとき、現在の瞬時的な指
の動作状態は信号線28を通してハンドコントローラ2
1から手首部コントローラ22へ通知され、また、手首
の動作状態は、信号線29を通して手首部コントローラ
22からハンドコントローラ21へ通知される。また、
手首用サーボモータ9の現在回転角も手首サーボ系23
にフィードバックされる。
【0020】各指部2の指先が被把持物体19に接触し
た場合、その接触応力は歪ゲージ17にて計測され、歪
データとして各指サーボ系24a,24b,24cにフ
ィードバックされる。また、被把持物体19が掌部3の
掌部板15に当接した場合、その当接応力は歪ゲージ1
8で計測され、それぞれ歪データとして把持物体誤差検
出回路25に入力される。把持物体誤差検出回路25
は、かかる歪データに基づき、被把持物体19の軸線と
ハンド軸線Sとのずれを検出する回路であり、その検出
した誤差データはハンドコントローラ21へ入力され
る。ハンドコントローラ21は、この誤差データに基づ
き上記指先力指令を補正して、上記3本の指部2の相互
の把持位置(指可動角)を変位させ、これにより被把持
物体19の姿勢をその軸線がハンド軸線Sと一致するよ
うに修正する。
【0021】まず、ロボットハンド1を被把持物体19
に近付けて、これを最終的に図1の如く軸合わせして把
持する場合について説明する。
【0022】被把持物体19を把持する場合、3本の指
部2は、各指用モータ10による冠型ギヤ12の回転に
伴い把持運動を行い、被把持物体19を弾性的に把持す
る。また、この把持動作の前後において、掌部3の掌部
板15に被把持物体19の一端が当接する。このとき、
既に3本の指部2が被把持物体19を把持していれば、
被把持物体19は指部2で把持されつつ軸方向に滑るこ
とになる。被把持物体19が掌部3の掌部板15に当接
すると、花弁状部材14は各花弁の半径方向腕部が後方
に弾性変形する。この花弁状部材14の各花弁の過大な
後方変形は、各花弁がストッパ16に当接することで阻
止される。
【0023】このようにして、被把持物体19は掌部3
と指部2により掌平面内に拘束される。このとき、弾性
部材13の働き及び花弁状部材14の半径方向腕部の弾
性変形により、3本の指部2及び掌部3は、被把持物体
19の軸線に関する僅かな位置ずれについて、これを吸
収する微小変位吸収機能を発揮する。
【0024】指部2の接触滑りによる物体操り機能は、
指用モータ10による指可動角の制御により、被把持物
体19を次のように姿勢制御することで発揮される。
【0025】上記把持過程において、3本の指部2の弾
性変形する度合いは、その基部側辺の弾性部材13に設
けた歪ゲージ17にて計測され、歪データとして各指サ
ーボ系24a,24b,24cにフィードバックされ
る。また被把持物体19が掌部3に当接する力は、掌部
3の花弁状部材14の3つの半径方向腕部に設けた歪ゲ
ージ18で計測され、それぞれ歪データとして把持物体
誤差検出回路25に入力される。把持物体誤差検出回路
25は、かかる3軸分の歪データに基づき、被把持物体
19の軸線とハンド軸線Sとのずれを検出し、その検出
した誤差データをハンドコントローラ21へ入力する。
ハンドコントローラ21は、この誤差データに基づき上
記指先力指令を補正して、上記3本の指部2の相互の把
持位置を変位させ、これにより被把持物体19の姿勢を
その軸線がハンド軸線Sと一致するように修正する。か
くして、被把持物体19は掌部3と指部2により弾性的
に把持され、結果として被把持物体19はハンド軸線S
と一致する姿勢で掌平面内に拘束される。この場合、僅
かな位置ずれは弾性部材13及び花弁状部材14の弾性
により吸収された形となっている。
【0026】次に、図1の如く把持した被把持物体19
を、更に図3のように相手側部材30の皿穴31内に嵌
め込ませる場合について説明する。
【0027】図3は、アーム軸線Sは相手側部材30の
皿穴31の軸線Kと一致しているが、把持した被把持物
体19の軸線Jがアーム軸線Sと僅かにΔだけずれてお
り、このため被把持物体19を皿穴31内に嵌め込ませ
ようと近付けた際に、被把持物体19の先端縁の一側が
皿穴31の軽斜面に当たって、精密な挿入を阻害してい
る状態を示している。
【0028】かかる状態下では、3本の指部2に関し、
被把持物体19の当接縁側の指部(図3に示す2a側)
にかかっていた応力f1が増大し、非当接縁側の指部
(図3に示す2b側)にかかっていた応力f2が減少す
る関係を生じる。弾性部材13の弾性変位は、指部2a
側のものが大きくなり、指部2b側のものが小さくなる
ため、それらに取り付けてある3つの歪ゲージ17によ
り、その応力の増大又は減少が検出される。従って、上
記3つの歪ゲージ17より各指サーボ系24a,24
b,24cにフィードバックされる歪データの値が増減
し、各指サーボ系24a,24b,24cは、その増減
量つまり3本の指部2の誤差を修正する方向に所属の指
用モータ10を作動させる。尚、この過程でアーム軸線
Sに対して被把持物体19の無視できない軸ずれが起っ
たときは、上述した3つの歪ゲージ18及び把持物体誤
差検出回路25の働きにより、その軸ずれがなくなるよ
うに修正される。
【0029】上記修正作用により、指部2は軸ずれΔを
減少させる方向に変位し、やがて被把持物体19の軸線
Jは相手側部材30の皿穴31の軸線Kと一致する。要
するに、被把持物体19の軸の向きと位置とを調節し
て、皿穴31への自動的且つ精密な挿入ができる。ま
た、手首回転機能を具備しているため、被把持物体19
と皿穴31がネジとネジ穴の関係であっても、被把持物
体19を皿穴31内に簡易かつ精密にねじ込むことが容
易に達成できる。
【0030】上記実施例では、掌部3の微小変位吸収機
能を実現するためにメカニカルコンプライアンスとして
花弁状部材14を用いたが、これを複数本の圧電素子で
構成することにより、被把持物体19に接続した際の応
力変位を検出し、かつ、この圧電素子を駆動することに
より掌部板15を能動的に動かすことにより微小変位吸
収機能を実現することもできる。
【0031】図4はかかる構成とした場合の制御系を示
したもので、ハンドコントローラ21からの掌部動作指
令を掌部コントローラ33に与え、該掌部コントローラ
33から掌部圧電素子32に対して圧電素子駆動指令を
与え、また圧電素子32からの被把持物体力データを掌
部コントローラ33を介して受けて、被把持物体の姿勢
を微調整し得る構成となっている。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、力
制御可能な指部及び力計測可能な掌部により、被把持物
体の姿勢を操ることができ、更に、その姿勢に関する位
置ずれを修正することもできる。従って、宇宙空間その
他において部品の嵌め合い、ねじ込み等の作業が容易な
ロボットハンドが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるロボットハンドの断
面図である。
【図2】図1のロボットハンドの制御装置を示すブロッ
ク図である。
【図3】本発明の他の実施例におけるロボットハンドの
概略図である。
【図4】圧電素子を用いた実施例の制御装置を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 ロボットハンド 2 指部 3 掌部 4 手首部 5 アーム取付基台 6 モータ支持枠 7 軸受 8 回動枠 9 手首用モータ 10 指用モータ 11,12 ギヤ 13 弾性部材 14 花弁状部材 15 掌部板 16 ストッパ 17,18 歪ゲージ 19 被把持物体 20 制御装置 21 ハンド(指部)コントローラ 22 手首部コントローラ 23 手首サーボ系 24a,24b,24c サーボ系 25 把持物体誤差検出回路 26 把持物体操り指令 27a,27b,27c 26 指先力指令 28 手首回転角指令 29 信号線 30 相手側部材 31 皿穴 32 圧電素子 33 掌部コントローラ S アーム軸線 K 皿穴の軸線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被把持物体への当接応力に応じて弾性変
    形し接触滑り可能な掌部と、指用モータにより力制御可
    能な回転1自由度を持つ独立した複数本の指部であって
    内側に湾曲しており途中に弾性部材を介設した指部と、
    指部及び掌部の全体を手首用モータにより回転可能とし
    た手首部と、上記掌部の弾性変形する部分及び上記指部
    の弾性部材にそれぞれ設けた歪ゲージとを具備すること
    を特徴とするロボットハンド。
  2. 【請求項2】 上記手首部,指部及び掌部は、アーム軸
    線の回りに回動される回動枠と該回動枠を回動させる手
    首用モータとから成る手首部と、上記回動枠の周囲に枢
    支され指用モータによりギヤを介して把持釈放運動を行
    う指部と、上記回動枠の先端面に設けられ弾性的に拡開
    変形可能な花弁状部材及びその開口部上に載置された掌
    部板から成り、被把持物体に当接したとき花弁状部材の
    半径方向腕部が弾性変形する掌部とで構成され、上記掌
    部の歪ゲージは花弁状部材の各花弁半径方向腕部にそれ
    ぞれ設けられていることを特徴とする請求項1記載のロ
    ボットハンド。
  3. 【請求項3】 上記掌部の歪ゲージからの計測信号によ
    り被把持物体とロボットアームとの軸ずれを検出し、そ
    の検出誤差をなくすように上記指用モータ及び手首用モ
    ータを制御する制御装置を設けたことを特徴とする請求
    項1又は2記載のロボットハンド。
  4. 【請求項4】 上記掌部の弾性変形する部分を複数の圧
    電素子で構成し、掌部が被把持物体に接触する応力変位
    を上記圧電素子により検出し、該圧電素子に電圧を加え
    て掌部板を能動的に動作させることを特徴とする請求項
    1又は2記載のロボットハンド。
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