JPH05192357A - 人工歯位置決め用の定規およびその使用方法 - Google Patents
人工歯位置決め用の定規およびその使用方法Info
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- JPH05192357A JPH05192357A JP22843692A JP22843692A JPH05192357A JP H05192357 A JPH05192357 A JP H05192357A JP 22843692 A JP22843692 A JP 22843692A JP 22843692 A JP22843692 A JP 22843692A JP H05192357 A JPH05192357 A JP H05192357A
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- Japan
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- artificial tooth
- molar
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 歯の診断や技工に簡単に使用できる定規を提
供する。 【構成】 透視可能な薄板11に、義歯作成時における
人工歯位置決め用の目安として、人の歯の平均的な位置
関係の少なくとも一部を示す図形12a,12bを描
く。
供する。 【構成】 透視可能な薄板11に、義歯作成時における
人工歯位置決め用の目安として、人の歯の平均的な位置
関係の少なくとも一部を示す図形12a,12bを描
く。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、義歯を作成するときの
人工歯位置決めに使用する定規およびその使用方法に関
する。
人工歯位置決めに使用する定規およびその使用方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の義歯作成技術として歯槽頂間線法
がある。これは、一般的に抜歯すると、歯槽骨が吸収す
る。その吸収の度合を図13および図14に示す。図1
3は上顎の吸収度合を、図14は下顎の吸収度合を夫々
示す。
がある。これは、一般的に抜歯すると、歯槽骨が吸収す
る。その吸収の度合を図13および図14に示す。図1
3は上顎の吸収度合を、図14は下顎の吸収度合を夫々
示す。
【0003】図13中、1は上顎を、2は歯を示す。上
顎1では、抜歯すると、歯槽骨3の外側が図中2点鎖線
の状態から実線の状態にまで吸収され、歯槽頂3aが内
側にずれる。
顎1では、抜歯すると、歯槽骨3の外側が図中2点鎖線
の状態から実線の状態にまで吸収され、歯槽頂3aが内
側にずれる。
【0004】また、図14中、4は下顎を、5は歯を、
6は舌を夫々示す。下顎4においても、抜歯すると、歯
槽骨7の内側が図中2点鎖線の状態から実線の状態にま
で吸収され、歯槽頂7aが外側にずれる。
6は舌を夫々示す。下顎4においても、抜歯すると、歯
槽骨7の内側が図中2点鎖線の状態から実線の状態にま
で吸収され、歯槽頂7aが外側にずれる。
【0005】この吸収を起こした歯槽骨3,7の上に人
工歯を並べるので、各個人それぞれ異なった吸収の度合
いにより、一人づつ異なった人工歯の配列となる。
工歯を並べるので、各個人それぞれ異なった吸収の度合
いにより、一人づつ異なった人工歯の配列となる。
【0006】また、上記の歯槽頂間線法では、咬合口径
が、各個人の噛み合わせ具合とか、術者(歯科医師)の
決め方とか思い込み等でまちまちとなりやすい等の要因
もあり、歯槽頂に沿って歯を並べると、上下の歯槽骨の
吸収方法が異なるため、上下の人工歯の咬合が不自然に
なる。そのため、これを何らかの方法で矯正しなければ
ならず、義歯の作成が煩雑となる。
が、各個人の噛み合わせ具合とか、術者(歯科医師)の
決め方とか思い込み等でまちまちとなりやすい等の要因
もあり、歯槽頂に沿って歯を並べると、上下の歯槽骨の
吸収方法が異なるため、上下の人工歯の咬合が不自然に
なる。そのため、これを何らかの方法で矯正しなければ
ならず、義歯の作成が煩雑となる。
【0007】そこで、この個々の歯槽吸収にとらわれず
に抜歯される前の状態の位置に配列をするため、どの人
も歯槽吸収に関係なく変化をしないポイントを基準とし
て配列する方法が案出された。
に抜歯される前の状態の位置に配列をするため、どの人
も歯槽吸収に関係なく変化をしないポイントを基準とし
て配列する方法が案出された。
【0008】これは、人の顎と歯の位置関係が75%程
度の人にその平均的な位置関係にあてはまることを利用
したものである。
度の人にその平均的な位置関係にあてはまることを利用
したものである。
【0009】したがって、歯の平均的な位置関係が、義
歯作成時における人工歯の位置決め用の目安として使用
できる。
歯作成時における人工歯の位置決め用の目安として使用
できる。
【0010】実際に、顎模型上での人工歯の位置決めを
行う場合は、基準となる部分、例えば切歯乳頭の位置を
顎模型上に先ず設定した後、通常の物差しを用いて前記
基準となる部分からの主要な歯の位置をそれぞれ求め、
更にその主要な歯の位置から残りの各歯の位置を定める
ことが行われている。
行う場合は、基準となる部分、例えば切歯乳頭の位置を
顎模型上に先ず設定した後、通常の物差しを用いて前記
基準となる部分からの主要な歯の位置をそれぞれ求め、
更にその主要な歯の位置から残りの各歯の位置を定める
ことが行われている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】然るに、通常の物差し
を用いて模型上での人工歯の位置決めを行う場合は、物
差しの顎模型上での当て方が難しく、しかも、その物差
しを当てる作業を繰り返す必要があるため、その当て方
次第で前記位置決めが不正確になる上、その作業も煩雑
なものになるという問題があった。
を用いて模型上での人工歯の位置決めを行う場合は、物
差しの顎模型上での当て方が難しく、しかも、その物差
しを当てる作業を繰り返す必要があるため、その当て方
次第で前記位置決めが不正確になる上、その作業も煩雑
なものになるという問題があった。
【0012】また、一般に、人工歯の上下の咬合をよく
するためには、中切歯や各臼歯等の先端点をある一定の
一平面内に限定する必要がある。そのためには、各歯の
先端点の位置を立体的に位置決めして、歯並びを揃えな
ければならない。したがって、人工歯の技工について
も、上記と同様に作業が煩雑になる。
するためには、中切歯や各臼歯等の先端点をある一定の
一平面内に限定する必要がある。そのためには、各歯の
先端点の位置を立体的に位置決めして、歯並びを揃えな
ければならない。したがって、人工歯の技工について
も、上記と同様に作業が煩雑になる。
【0013】本発明は、上記に鑑み、歯の診断や人工歯
の技工にすばやく、しかも簡単に使用できる定規および
その使用方法の提供を目的とする。
の技工にすばやく、しかも簡単に使用できる定規および
その使用方法の提供を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明請求項1〜3に係
る人工歯位置決め用の定規は、透視可能な薄板11に、
義歯作成時における人工歯位置決め用の目安として、人
の歯の平均的な位置関係の少なくとも一部を示す図形1
2a,12bが描かれている。
る人工歯位置決め用の定規は、透視可能な薄板11に、
義歯作成時における人工歯位置決め用の目安として、人
の歯の平均的な位置関係の少なくとも一部を示す図形1
2a,12bが描かれている。
【0015】この図形は、上顎義歯床用の図形12aと
下顎義歯床用の図形12bとからなり、これらが、相互
に上下逆関係となるように描かれている。
下顎義歯床用の図形12bとからなり、これらが、相互
に上下逆関係となるように描かれている。
【0016】そして、図形12a,12bの要部に、筆
記具先端を挿通できる貫通孔13a〜15bが形成され
ている。
記具先端を挿通できる貫通孔13a〜15bが形成され
ている。
【0017】本発明請求項4に係る人工歯位置決め用の
定規は、図8(A)(B)の如く、透視可能な薄板11
に、義歯作成時における人工歯位置決め用の目安とし
て、中切歯、第一大臼歯および第二大臼歯等の人
の歯の先端点の平均的な位置関係を示す図形12a,1
2bが描かれ、該図形に、第一大臼歯と第二大臼歯
との境界の第六遠心部32の並び位置を示す第一短線4
0が描かれ、該第一短線40は、第二大臼歯と第三大
臼歯との境界の第七遠心部の線分35より第一基準寸
法(平均値)として略1cmだけ前方に配置されたもの
である。
定規は、図8(A)(B)の如く、透視可能な薄板11
に、義歯作成時における人工歯位置決め用の目安とし
て、中切歯、第一大臼歯および第二大臼歯等の人
の歯の先端点の平均的な位置関係を示す図形12a,1
2bが描かれ、該図形に、第一大臼歯と第二大臼歯
との境界の第六遠心部32の並び位置を示す第一短線4
0が描かれ、該第一短線40は、第二大臼歯と第三大
臼歯との境界の第七遠心部の線分35より第一基準寸
法(平均値)として略1cmだけ前方に配置されたもの
である。
【0018】本発明請求項5では、請求項4記載の図形
に、上顎の頬骨下陵41の平らになる部分42から請求
項4記載の第六遠心部32の歯先までの高さ方向の離間
距離を表示する第二短線36が描かれ、該第二短線36
は、定規のいずれかの縁37または基準線から第二基準
寸法(平均値)D1として略18mm離間した線分とさ
れたものである。
に、上顎の頬骨下陵41の平らになる部分42から請求
項4記載の第六遠心部32の歯先までの高さ方向の離間
距離を表示する第二短線36が描かれ、該第二短線36
は、定規のいずれかの縁37または基準線から第二基準
寸法(平均値)D1として略18mm離間した線分とさ
れたものである。
【0019】本発明請求項6では、請求項4記載の図形
に、鼻下43から中切歯の先端までの高さ方向の離間
距離を表示する第三短線38が描かれ、該第三短線38
は、定規のいずれかの縁11aまたは基準線から第三基
準寸法(平均値)D2として略25mm離間した線分と
されたものである。
に、鼻下43から中切歯の先端までの高さ方向の離間
距離を表示する第三短線38が描かれ、該第三短線38
は、定規のいずれかの縁11aまたは基準線から第三基
準寸法(平均値)D2として略25mm離間した線分と
されたものである。
【0020】本発明請求項7では、透視可能な薄板11
に、中切歯の先端点、第一大臼歯および第二大臼歯
等の人の歯の平均的な位置関係を示す図形12a,1
2bが描かれた定規であって、かつ、第一大臼歯と第
二大臼歯との境界の第六遠心部32の並び位置を示す
第一短線40と、上顎の頬骨下陵41の平らになる部分
42から第六遠心部32の歯先までの高さ方向の離間距
離を表示する第二短線36と、鼻下43から中切歯の
先端までの高さ方向の離間距離を表示する第三短線38
とが描かれた定規を使用し、人工歯の位置決め時に、第
三短線38を用いて鼻下43に対する中切歯の先端の
高さ位置を決定し、また、第一短線40による第六遠心
部32の並び位置と、第二短線36による第六遠心部3
2の歯先の高さ位置とから、中切歯および第六遠心部
32を含む一平面を立体的に決定するものである。
に、中切歯の先端点、第一大臼歯および第二大臼歯
等の人の歯の平均的な位置関係を示す図形12a,1
2bが描かれた定規であって、かつ、第一大臼歯と第
二大臼歯との境界の第六遠心部32の並び位置を示す
第一短線40と、上顎の頬骨下陵41の平らになる部分
42から第六遠心部32の歯先までの高さ方向の離間距
離を表示する第二短線36と、鼻下43から中切歯の
先端までの高さ方向の離間距離を表示する第三短線38
とが描かれた定規を使用し、人工歯の位置決め時に、第
三短線38を用いて鼻下43に対する中切歯の先端の
高さ位置を決定し、また、第一短線40による第六遠心
部32の並び位置と、第二短線36による第六遠心部3
2の歯先の高さ位置とから、中切歯および第六遠心部
32を含む一平面を立体的に決定するものである。
【0021】
【作用】上記請求項1〜3による課題解決手段におい
て、顎模型上での人工歯の位置決めを行う場合は、基準
となる部分、例えば切歯乳頭の位置を顎模型上に先ず決
定した後、定規を透視しつつ定規を基準となる部分に対
応させて顎模型上に記載し、その図形に基づいて人工歯
の位置を想定し、その要部の位置を、貫通孔13a,1
5bに先端挿通させた筆記具にて印すことにより、人工
歯の顎模型上での位置決めが行える。
て、顎模型上での人工歯の位置決めを行う場合は、基準
となる部分、例えば切歯乳頭の位置を顎模型上に先ず決
定した後、定規を透視しつつ定規を基準となる部分に対
応させて顎模型上に記載し、その図形に基づいて人工歯
の位置を想定し、その要部の位置を、貫通孔13a,1
5bに先端挿通させた筆記具にて印すことにより、人工
歯の顎模型上での位置決めが行える。
【0022】なお、定規に描かれている図形12a〜1
2bを上下(薄板内における上下)逆関係に描けば、例
えば上顎模型上での位置決めを行った後に、定規を平行
にスライドさせるだけで、下顎模型上での位置決めが行
なえる。
2bを上下(薄板内における上下)逆関係に描けば、例
えば上顎模型上での位置決めを行った後に、定規を平行
にスライドさせるだけで、下顎模型上での位置決めが行
なえる。
【0023】平行にスライドさせるだけで上顎模型から
下顎模型上での人工歯の位置決め作業に移行できるの
は、通常の両顎模型の組み合わせ体の配置が、図6の如
く、上下(平面板内における上下)逆関係となっている
からである。
下顎模型上での人工歯の位置決め作業に移行できるの
は、通常の両顎模型の組み合わせ体の配置が、図6の如
く、上下(平面板内における上下)逆関係となっている
からである。
【0024】また、請求項4〜7では、上顎模型につい
て、人工歯の位置決め時に、まず第三短線38を用いて
鼻下43に対する中切歯の先端の高さ位置を決定す
る。次に、第一短線40にて第六遠心部32の並び位置
の目安をつける。しかし、この時点では、第六遠心部3
2の高さ位置が不明確であり、歯並びを立体的に特定で
きない。そこで、第二短線36にて、上顎の頬骨下陵4
1の平らになる部分42を基準として第六遠心部32の
歯先の高さを決定し、中切歯および第六遠心部32を
立体的に確定する。
て、人工歯の位置決め時に、まず第三短線38を用いて
鼻下43に対する中切歯の先端の高さ位置を決定す
る。次に、第一短線40にて第六遠心部32の並び位置
の目安をつける。しかし、この時点では、第六遠心部3
2の高さ位置が不明確であり、歯並びを立体的に特定で
きない。そこで、第二短線36にて、上顎の頬骨下陵4
1の平らになる部分42を基準として第六遠心部32の
歯先の高さを決定し、中切歯および第六遠心部32を
立体的に確定する。
【0025】
[第一実施例]図1は本発明の定規の第一実施例を示す
平面図である。図中の11は透明合成樹脂等よりなる透
視可能な薄板であり、該薄板11によって定規の本体が
形成されている。
平面図である。図中の11は透明合成樹脂等よりなる透
視可能な薄板であり、該薄板11によって定規の本体が
形成されている。
【0026】前記薄板11には、義歯作成時における人
工歯の位置決め用の目安として、人の歯の平均的な位置
関係の一部を示す図形12が描かれている。この図形1
2は、上顎模型用の図形12a及び下顎模型用の図形1
2bよりなり、両図形12a,12bの相互関係は、上
下(薄板内における上下)逆関係となるように設定され
ている。そして、これらの図形12a,12bおよび以
下の寸法は、人間の平均的数値に基づいて設定されてい
る。
工歯の位置決め用の目安として、人の歯の平均的な位置
関係の一部を示す図形12が描かれている。この図形1
2は、上顎模型用の図形12a及び下顎模型用の図形1
2bよりなり、両図形12a,12bの相互関係は、上
下(薄板内における上下)逆関係となるように設定され
ている。そして、これらの図形12a,12bおよび以
下の寸法は、人間の平均的数値に基づいて設定されてい
る。
【0027】前記上顎模型用図形12aは、その上短辺
a、下長辺bおよびこれらを結ぶ斜辺c,dから台形状
に形成されている。
a、下長辺bおよびこれらを結ぶ斜辺c,dから台形状
に形成されている。
【0028】上短辺aは、その長さが左右犬歯の平均的
な切端頂間距離(35mm)に相当する。下長辺bは、
その長さが第2臼歯間の距離(54〜58mm)に相当
する。斜辺c,dは、犬歯から第2臼歯までの距離(4
0mm)を示す。
な切端頂間距離(35mm)に相当する。下長辺bは、
その長さが第2臼歯間の距離(54〜58mm)に相当
する。斜辺c,dは、犬歯から第2臼歯までの距離(4
0mm)を示す。
【0029】そして、上短辺aの中央に切歯乳頭の位置
に相当する第1貫通孔13aが、その上短辺aの両端に
左右犬歯の切端頂に相当する第2貫通孔14aが、その
下長辺bの両端に第二大臼歯の遠心位置に相当する第3
貫通孔15aが夫々形成されている。
に相当する第1貫通孔13aが、その上短辺aの両端に
左右犬歯の切端頂に相当する第2貫通孔14aが、その
下長辺bの両端に第二大臼歯の遠心位置に相当する第3
貫通孔15aが夫々形成されている。
【0030】下顎模型用の図形12bは、下短辺e、上
長辺fおよびこれらを結ぶ斜辺g,hとから台形状に形
成されている。
長辺fおよびこれらを結ぶ斜辺g,hとから台形状に形
成されている。
【0031】下短辺eは、その長さが左右犬歯の平均的
な切端頂間距離(27.5mm)に相当する。上長辺f
は、その長さが第2臼歯間の距離(47〜49mm)に
相当する。斜辺g,hは、犬歯から第2臼歯までの距離
(40mm)を示す。
な切端頂間距離(27.5mm)に相当する。上長辺f
は、その長さが第2臼歯間の距離(47〜49mm)に
相当する。斜辺g,hは、犬歯から第2臼歯までの距離
(40mm)を示す。
【0032】そして、下短辺eの中央に第4貫通孔13
bが、その下短辺eの両端に左右犬歯の切端頂に相当す
る第5貫通孔14bが、その上長辺fの両端に第二大臼
歯の遠心位置に相当する第6貫通孔15bが夫々形成さ
れている。
bが、その下短辺eの両端に左右犬歯の切端頂に相当す
る第5貫通孔14bが、その上長辺fの両端に第二大臼
歯の遠心位置に相当する第6貫通孔15bが夫々形成さ
れている。
【0033】そして、第1貫通孔13aと第4貫通孔1
3bとを結ぶ線分kが描かれている。この線分kに直交
して薄板11の上縁11aから25mmの位置に線分j
が形成されている。
3bとを結ぶ線分kが描かれている。この線分kに直交
して薄板11の上縁11aから25mmの位置に線分j
が形成されている。
【0034】また、前記薄板11の周縁には、義歯作成
時に目安となる形状の切欠17,18,19が形成され
ている。切欠17は、切歯乳頭から鼻下までの測定の目
安となる目盛33が付されている。切欠18は、人工歯
咬合面の展開角の測定の目安となる。切欠19は、上顎
両犬歯の唇側間距離(41mm)の測定の目安となる。
また、20の部分は下顎の中心咬合の後方のレトロモラ
ルパットを割り出すのに使われ、その下縁mは、薄板1
1の上縁11aから7mmの点である。さらに、図4の
如く、下の辺eを延長して点nが形成される。このn点
は薄板11の下縁11bから5mmの点で、下顎の前歯
部の配列を確認するのに使用する。また、薄板11の下
縁11bから10mmの目盛pが形成される。この目盛
Pは上顎無歯顎模型のハーミュラナッチを測定するのに
使用する。なお、図1において、21,22は薄板11
の上下縁11a,11bに形成されたセンチ目盛であ
る。
時に目安となる形状の切欠17,18,19が形成され
ている。切欠17は、切歯乳頭から鼻下までの測定の目
安となる目盛33が付されている。切欠18は、人工歯
咬合面の展開角の測定の目安となる。切欠19は、上顎
両犬歯の唇側間距離(41mm)の測定の目安となる。
また、20の部分は下顎の中心咬合の後方のレトロモラ
ルパットを割り出すのに使われ、その下縁mは、薄板1
1の上縁11aから7mmの点である。さらに、図4の
如く、下の辺eを延長して点nが形成される。このn点
は薄板11の下縁11bから5mmの点で、下顎の前歯
部の配列を確認するのに使用する。また、薄板11の下
縁11bから10mmの目盛pが形成される。この目盛
Pは上顎無歯顎模型のハーミュラナッチを測定するのに
使用する。なお、図1において、21,22は薄板11
の上下縁11a,11bに形成されたセンチ目盛であ
る。
【0035】ここで、永久歯の歯列を図6に基づいて説
明する。図中は中切歯、は側切歯、は犬歯、は
第一小臼歯、は第二小臼歯、は第一大臼歯、は第
二大臼歯、は第三大臼歯を示す。これら〜は上歯
23と下歯24とでは同じ呼称が用いられ、また、各上
下歯23,24では左右対称であるため、左右同じ呼称
が用いられる。そこで、以下特定の歯を呼称する場合、
例えば、上歯23の図面上右側に位置する犬歯を呼称
する場合には「上右」と記載する。
明する。図中は中切歯、は側切歯、は犬歯、は
第一小臼歯、は第二小臼歯、は第一大臼歯、は第
二大臼歯、は第三大臼歯を示す。これら〜は上歯
23と下歯24とでは同じ呼称が用いられ、また、各上
下歯23,24では左右対称であるため、左右同じ呼称
が用いられる。そこで、以下特定の歯を呼称する場合、
例えば、上歯23の図面上右側に位置する犬歯を呼称
する場合には「上右」と記載する。
【0036】上記構成において、人工歯の位置決めを行
うときには、図2に示すように定規を上顎模型にあてて
上顎の主要人工歯の位置決めを行い、然る後に図3に示
すように定規をスライドさせた上で該定規を下顎模型に
あてて下顎の主要人工歯の位置決めを行う。
うときには、図2に示すように定規を上顎模型にあてて
上顎の主要人工歯の位置決めを行い、然る後に図3に示
すように定規をスライドさせた上で該定規を下顎模型に
あてて下顎の主要人工歯の位置決めを行う。
【0037】この定規の使用方法をさらに詳述すると以
下のようになる。
下のようになる。
【0038】(旧義歯の診断に使用する場合)まず、定
規を患者の前方より当てて、薄板11の上縁11aの目
盛21により鼻翼幅(平均約41mm)を測る。この鼻
翼幅は患者の永久歯のときの第二臼歯近心舌側間距離に
ほぼ等しいので、義歯における第二臼歯舌側間の距離と
比較するときに役立つ。
規を患者の前方より当てて、薄板11の上縁11aの目
盛21により鼻翼幅(平均約41mm)を測る。この鼻
翼幅は患者の永久歯のときの第二臼歯近心舌側間距離に
ほぼ等しいので、義歯における第二臼歯舌側間の距離と
比較するときに役立つ。
【0039】上床の診断時には、上床の咬合面より定規
をあて、義歯の配列の全体像を図形12aにより確認す
る。例えば、犬歯間距離は平均35mmであり、これを
確認するとき、貫通孔14a,14a間が35mmに設
定されているから、貫通孔14a,14aが両犬歯
上に位置すれば、犬歯の位置が正しいことが判断で
きる。この状態から切歯の前方まで平均7mmであ
るので、定規の上縁11aに切歯の前縁が重なれ
ば、正しいことが確認できる。
をあて、義歯の配列の全体像を図形12aにより確認す
る。例えば、犬歯間距離は平均35mmであり、これを
確認するとき、貫通孔14a,14a間が35mmに設
定されているから、貫通孔14a,14aが両犬歯
上に位置すれば、犬歯の位置が正しいことが判断で
きる。この状態から切歯の前方まで平均7mmであ
るので、定規の上縁11aに切歯の前縁が重なれ
ば、正しいことが確認できる。
【0040】さらに、貫通孔14aから15aまでの距
離が40mmあり、これを結ぶ斜辺c,dは歯から
のほぼ中央を結ぶため、歯〜がほぼこの線上にあれ
ば、からの頬側咬頭位置が正しいことが確認でき
る。また、一般的に、第一小臼歯の頬側および舌側
の咬合高が等しいため、平面状の薄板11をこの上に載
せるだけでその咬合高が正しいか否かの確認もできる。
離が40mmあり、これを結ぶ斜辺c,dは歯から
のほぼ中央を結ぶため、歯〜がほぼこの線上にあれ
ば、からの頬側咬頭位置が正しいことが確認でき
る。また、一般的に、第一小臼歯の頬側および舌側
の咬合高が等しいため、平面状の薄板11をこの上に載
せるだけでその咬合高が正しいか否かの確認もできる。
【0041】次に定規の直線部を利用して旧歯の舌側咬
頭内斜面の直線性を確認する。また、切欠18を利用し
て臼歯咬合面の展開角を確認する。定規の右端の切欠1
9を利用して犬歯の頬側巾41mmの確認もでき
る。
頭内斜面の直線性を確認する。また、切欠18を利用し
て臼歯咬合面の展開角を確認する。定規の右端の切欠1
9を利用して犬歯の頬側巾41mmの確認もでき
る。
【0042】下床の診断時には、定規を咬合面より当て
がって、配列の全体像を確認する。例えば、貫通孔14
b,14bを結ぶ辺eを犬歯の咬頭頂に合わせ、そ
の距離27.5(28.0)mmを確認する。この状態
で、前方5mmを確認し、切歯の中心位置が貫通孔
13bに位置すればよい。貫通孔14b,15bの距離
は40mmであり、これにより下犬歯切端頂から歯遠
心位までの距離が確認できる。
がって、配列の全体像を確認する。例えば、貫通孔14
b,14bを結ぶ辺eを犬歯の咬頭頂に合わせ、そ
の距離27.5(28.0)mmを確認する。この状態
で、前方5mmを確認し、切歯の中心位置が貫通孔
13bに位置すればよい。貫通孔14b,15bの距離
は40mmであり、これにより下犬歯切端頂から歯遠
心位までの距離が確認できる。
【0043】また、この定規の直線部を利用してから
の頬側咬頭の直線性を確認できる。さらに、定規の右
端の切欠19を利用して歯の近心舌側内面間の距離
41mmを確認できる。
の頬側咬頭の直線性を確認できる。さらに、定規の右
端の切欠19を利用して歯の近心舌側内面間の距離
41mmを確認できる。
【0044】(石膏無歯顎模型に定規を使用する場合)
まず、定規を前歯部上方にして上顎模型にあてがう。貫
通孔13aを切歯乳頭中央にあわせ、左右骨縫合部(ス
ーチャー)を線分kに合わせる。その後、定規の上縁1
1aを使って前方7mmの線を引く。同様に乳頭を通る
線を引き、犬歯の切端頂部を確認し、マークする。
また、歯の中央窩を模型上で確認し、それと定規の
40mm線上の5mm手前の貫通孔15aとの位置関係
を確認し、マークする。これらのマークを結び、模型上
に図形12aと同様の図形を描く。定規下縁11bの目
盛22にてハーミュラナッチ間の距離を読みとる。その
数値を公式により計算すると上顎中切歯巾となり、人工
歯の選択の一助となる。
まず、定規を前歯部上方にして上顎模型にあてがう。貫
通孔13aを切歯乳頭中央にあわせ、左右骨縫合部(ス
ーチャー)を線分kに合わせる。その後、定規の上縁1
1aを使って前方7mmの線を引く。同様に乳頭を通る
線を引き、犬歯の切端頂部を確認し、マークする。
また、歯の中央窩を模型上で確認し、それと定規の
40mm線上の5mm手前の貫通孔15aとの位置関係
を確認し、マークする。これらのマークを結び、模型上
に図形12aと同様の図形を描く。定規下縁11bの目
盛22にてハーミュラナッチ間の距離を読みとる。その
数値を公式により計算すると上顎中切歯巾となり、人工
歯の選択の一助となる。
【0045】なお、ハーミュラナッチ間距離をαとする
と、男性では上前中切歯巾は2α/10であり、女性で
は、2α/11となる。また、ここには、公式により計
算された目盛を刻んでもよい。
と、男性では上前中切歯巾は2α/10であり、女性で
は、2α/11となる。また、ここには、公式により計
算された目盛を刻んでもよい。
【0046】次に、模型31を図4の如く、切欠17に
当て、ドクターより指示のあった鼻下の位置から切歯乳
頭までの距離を目盛33で読んで模型上の該当する箇所
にマーク33aする。
当て、ドクターより指示のあった鼻下の位置から切歯乳
頭までの距離を目盛33で読んで模型上の該当する箇所
にマーク33aする。
【0047】なお、上顎ろう堤咬合床に各寸法を刻むと
きも定規を使う。例えば、ハーミュラナッチからのろう
堤咬合床の高さは平均10mmであり、また、ろう堤咬
合床の巾は臼歯部で10mmであるので、目盛pを使う
と簡単である。
きも定規を使う。例えば、ハーミュラナッチからのろう
堤咬合床の高さは平均10mmであり、また、ろう堤咬
合床の巾は臼歯部で10mmであるので、目盛pを使う
と簡単である。
【0048】なお、上顎の配列を診断するときには、上
床の診断に準じて行なう。
床の診断に準じて行なう。
【0049】前歯部を下方にして下顎模型34に定規を
使用する場合、図5のように、左右のレトロモラルパッ
ト25の下部を通る線上に定規の7mmの線mをあてが
い、模型にマークし、このマークを結ぶ線nを、定規の
上縁11aを使い引く。同時に歯の貫通孔14b,
14bを通して模型にマークし、このマークを結ぶ線を
引くなどして使用する。
使用する場合、図5のように、左右のレトロモラルパッ
ト25の下部を通る線上に定規の7mmの線mをあてが
い、模型にマークし、このマークを結ぶ線nを、定規の
上縁11aを使い引く。同時に歯の貫通孔14b,
14bを通して模型にマークし、このマークを結ぶ線を
引くなどして使用する。
【0050】下顎のろう堤咬合床に各寸法を刻むときも
定規を使う。このとき、ろう堤咬合床の巾10mmを目
盛pでみるとはやい。
定規を使う。このとき、ろう堤咬合床の巾10mmを目
盛pでみるとはやい。
【0051】さらに、下顎の配列を診断するには、下床
の診断に準じて行なう。
の診断に準じて行なう。
【0052】[第二実施例]図7は本発明第二実施例の
定規を示す図で、(A)は平面図、(B)は側面図であ
る。この薄板11は、透明ガラス板2枚に図形12a,
12bを描いたトレース紙をサンドウィッチ状にして形
成されたもので、即時重合レヂン等の義歯用材料にもく
っつかない。
定規を示す図で、(A)は平面図、(B)は側面図であ
る。この薄板11は、透明ガラス板2枚に図形12a,
12bを描いたトレース紙をサンドウィッチ状にして形
成されたもので、即時重合レヂン等の義歯用材料にもく
っつかない。
【0053】この薄板11上に描かれた各点や線の寸法
および目盛りについて説明すると、Aは切歯乳頭位、
B,Cは上犬歯の先端頂、D,Eは下犬歯の先端頂であ
る。また、BC間は35mm、DE間は28mmであ
る。
および目盛りについて説明すると、Aは切歯乳頭位、
B,Cは上犬歯の先端頂、D,Eは下犬歯の先端頂であ
る。また、BC間は35mm、DE間は28mmであ
る。
【0054】なお、図中jは、上縁11aから25mm
の線分で鼻下から中切歯の切端までを測定するのに
使用する。
の線分で鼻下から中切歯の切端までを測定するのに
使用する。
【0055】図7(A)中、c,dは、第一小臼歯か
ら第二大臼歯までのほぼ中央窩を結ぶ辺で、40mm
ある。歯列の開き具合により後方は円弧tになってい
る。この円弧tの位置が第二大臼歯の遠心部に当た
る。
ら第二大臼歯までのほぼ中央窩を結ぶ辺で、40mm
ある。歯列の開き具合により後方は円弧tになってい
る。この円弧tの位置が第二大臼歯の遠心部に当た
る。
【0056】図7(A)中、qは7mmあり、中切歯
の歯頚部がAより約3mm離れた外側の位置でAの両
側に並ぶようにして、なおかつ上顎歯列の配列がこれ以
上になるように配列するときに使用する。また、下顎の
中心咬合の後方のレトロモラルパットを割り出すのにも
使える。
の歯頚部がAより約3mm離れた外側の位置でAの両
側に並ぶようにして、なおかつ上顎歯列の配列がこれ以
上になるように配列するときに使用する。また、下顎の
中心咬合の後方のレトロモラルパットを割り出すのにも
使える。
【0057】図7(A)中、sは5mmあり、下顎前歯
列の配列がこれを越えないことを確認する。
列の配列がこれを越えないことを確認する。
【0058】図7(A)中、vは40mmあり、両鼻翼
間が41mmであるのが一応の基準だが、両第二大臼歯
間の近心舌側部の測定の基準となる。
間が41mmであるのが一応の基準だが、両第二大臼歯
間の近心舌側部の測定の基準となる。
【0059】また、vは上辺を上前歯の歯根尖部(齦唇
移行部)にあわせ、下辺下前歯の歯根尖部(齦唇移行
部)にあわせると、前方よりの咬合口径の目安となる
(25才男子基準)。
移行部)にあわせ、下辺下前歯の歯根尖部(齦唇移行
部)にあわせると、前方よりの咬合口径の目安となる
(25才男子基準)。
【0060】図7(A)中の目盛22は正中線kからの
目盛りで、ハーミュラナッチ間の距離、鼻翼間距離など
を測る。
目盛りで、ハーミュラナッチ間の距離、鼻翼間距離など
を測る。
【0061】なお、ハーミュラナッチ間距離をαとする
と、男性では上前中切歯巾は2α/10であり、女性で
は、2α/11となる。
と、男性では上前中切歯巾は2α/10であり、女性で
は、2α/11となる。
【0062】また、薄板はガラス平面板であるから、咬
合平面の測定に使用でき、また即時重合レヂンとくっつ
かないので、咬頭への盛り足しをした後、圧接をして咬
合平面を作るのにも適している。さらに、この定規は、
天然歯列の配列の不適合を診断するときにも使用でき
る。
合平面の測定に使用でき、また即時重合レヂンとくっつ
かないので、咬頭への盛り足しをした後、圧接をして咬
合平面を作るのにも適している。さらに、この定規は、
天然歯列の配列の不適合を診断するときにも使用でき
る。
【0063】[第三実施例]図8は本発明の第三実施例
に係る人工歯の位置決め用の定規であって(A)は正面
図、(B)は側面図、図9は上歯における定規の使用状
態を示す図、図10は下歯における定規の使用状態を示
す図、図11は上顎における使用状態を示す図、図12
は下顎模型における使用状態の一例を示す図である。
に係る人工歯の位置決め用の定規であって(A)は正面
図、(B)は側面図、図9は上歯における定規の使用状
態を示す図、図10は下歯における定規の使用状態を示
す図、図11は上顎における使用状態を示す図、図12
は下顎模型における使用状態の一例を示す図である。
【0064】図8(A)(B)中の11は、第二実施例
と同様、透明ガラス等よりなる透視可能な薄板であり、
この薄板11は、透明ガラス板2枚に図形12a,12
bを描いたトレース紙をサンドウイツチ状にして形成さ
れたもので、即時重合レヂン等の義歯用材料にもくっつ
かない。該薄板11によって定規の本体が形成されてい
る。
と同様、透明ガラス等よりなる透視可能な薄板であり、
この薄板11は、透明ガラス板2枚に図形12a,12
bを描いたトレース紙をサンドウイツチ状にして形成さ
れたもので、即時重合レヂン等の義歯用材料にもくっつ
かない。該薄板11によって定規の本体が形成されてい
る。
【0065】前記薄板11には、義歯作成時における人
工歯の位置決め用の目安として、中切歯、第一大臼歯
および第二大臼歯等の人の歯の歯頚部の平均的な位
置関係を示す図形が描かれている。この図形は、上顎模
型用の図形12aおよび下顎模型用の図形12bよりな
り、両図形12a,12bの相互関係は、上下(薄板内
における上下)逆関係となるように設定されている。そ
して、これらの図形12a,12bおよび以下の寸法
は、人間の平均的な数値に基づいて設定されている。
工歯の位置決め用の目安として、中切歯、第一大臼歯
および第二大臼歯等の人の歯の歯頚部の平均的な位
置関係を示す図形が描かれている。この図形は、上顎模
型用の図形12aおよび下顎模型用の図形12bよりな
り、両図形12a,12bの相互関係は、上下(薄板内
における上下)逆関係となるように設定されている。そ
して、これらの図形12a,12bおよび以下の寸法
は、人間の平均的な数値に基づいて設定されている。
【0066】図8(A)中、38は上縁11aから基準
寸法として25mmの線分(第三短線)で、図11の如
く、鼻下43から図9の中切歯の先端までの上下方
向の離間距離D2を確認するのに使用する。ここで、D
2は、軟骨とその周囲の肉厚を考慮して決定される。
寸法として25mmの線分(第三短線)で、図11の如
く、鼻下43から図9の中切歯の先端までの上下方
向の離間距離D2を確認するのに使用する。ここで、D
2は、軟骨とその周囲の肉厚を考慮して決定される。
【0067】そして、薄板11の図形には、第一大臼歯
と第二大臼歯との境界の第六遠心部32の並び位置
を示す第一短線40が描かれている。該第一短線40
は、第二大臼歯と第三大臼歯との境界の第七遠心部
の線分35より基準寸法として略1cmだけ前方に配置
されている。この左右の第一短線40を連ねた線(仮定
線)と、模形上の上顎骨体部後縁と水平板との縫合線と
が合致するようあてがうと、直観で判断するより測定が
正確である。なお、該第一短線40は、この単線中に第
六遠心部32があることを示すものであるが、第一短線
40中のどの点に頬骨下陵の位置があるかは即座に確定
するものではない。したがって、図8のように、第一短
線40中に目盛りを刻印しておき、第六遠心部32のポ
イントを点で確定できる構成としている。けれど、左右
対称であるので、片方が決まると、その点の目盛値か
ら、他方の位置も決まってくる。なお、一般に、頬骨下
陵の位置は、一般にkから31〜34mmの距離にある
ため、図8(A)のようにその目安となる数値(例えば
30mm)を刻印しておくのが望ましい。
と第二大臼歯との境界の第六遠心部32の並び位置
を示す第一短線40が描かれている。該第一短線40
は、第二大臼歯と第三大臼歯との境界の第七遠心部
の線分35より基準寸法として略1cmだけ前方に配置
されている。この左右の第一短線40を連ねた線(仮定
線)と、模形上の上顎骨体部後縁と水平板との縫合線と
が合致するようあてがうと、直観で判断するより測定が
正確である。なお、該第一短線40は、この単線中に第
六遠心部32があることを示すものであるが、第一短線
40中のどの点に頬骨下陵の位置があるかは即座に確定
するものではない。したがって、図8のように、第一短
線40中に目盛りを刻印しておき、第六遠心部32のポ
イントを点で確定できる構成としている。けれど、左右
対称であるので、片方が決まると、その点の目盛値か
ら、他方の位置も決まってくる。なお、一般に、頬骨下
陵の位置は、一般にkから31〜34mmの距離にある
ため、図8(A)のようにその目安となる数値(例えば
30mm)を刻印しておくのが望ましい。
【0068】また、薄板11の図形には、上顎の頬骨下
陵41の平らになる部分42から前記第六遠心部32の
歯先までの高さ方向の離間距離を表示する第二短線36
が描かれている。該第二短線36は、定規の側縁37ま
たは基準線から基準寸法D1として略18mm離間して
配置されている。
陵41の平らになる部分42から前記第六遠心部32の
歯先までの高さ方向の離間距離を表示する第二短線36
が描かれている。該第二短線36は、定規の側縁37ま
たは基準線から基準寸法D1として略18mm離間して
配置されている。
【0069】また、第二短線36は、第二大臼歯がこ
れより内側へはこないという限界領域を示している。す
なわち上顎骨が吸収し痩せても、義歯をつくる際に人工
歯が第二短線36を越えて正中線kに近づくことはな
い。具体的には、第二短線36は線kより23mm離間
される。
れより内側へはこないという限界領域を示している。す
なわち上顎骨が吸収し痩せても、義歯をつくる際に人工
歯が第二短線36を越えて正中線kに近づくことはな
い。具体的には、第二短線36は線kより23mm離間
される。
【0070】なお、図8(A)中、寸法vは約39mm
とされる。また、各点A〜E、線c,d,k,tおよび
寸法等q,sは、第二実施例と同様であるため、その説
明を省略する。
とされる。また、各点A〜E、線c,d,k,tおよび
寸法等q,sは、第二実施例と同様であるため、その説
明を省略する。
【0071】上記構成において、予め上顎模型を石膏等
にて作成しておく。そして、人工歯の位置決めを行うと
きには、図9に示すように定規を前述の上顎模型にあて
て上顎の主要人工歯の位置決めを行い、然る後に図10
に示すように定規をスライドさせた上で該定規を下顎模
型にあてて下顎の主要人工歯の位置決めを行う。この定
規の使用方法をさらに詳述すると以下のようになる。
にて作成しておく。そして、人工歯の位置決めを行うと
きには、図9に示すように定規を前述の上顎模型にあて
て上顎の主要人工歯の位置決めを行い、然る後に図10
に示すように定規をスライドさせた上で該定規を下顎模
型にあてて下顎の主要人工歯の位置決めを行う。この定
規の使用方法をさらに詳述すると以下のようになる。
【0072】まず、上顎模型において、鼻下43を基準
点とし、定規の上縁11aから第三短線38までの距離
を測定することで、中切歯の切端点を決定する。
点とし、定規の上縁11aから第三短線38までの距離
を測定することで、中切歯の切端点を決定する。
【0073】次に、定規の前歯部を上方にして上顎模型
にあてがう。この際、定規の点Aを先に決定された切歯
乳頭中央点に合わせ、左右骨縫合部(スーチャー)を線
分kに合わせる。その後、定規の上縁11aを使って前
方7mmの線を引く。同様に乳頭を通る線を引き、犬歯
の先端頂部を確認し、マークする。また、第二大臼
歯の中央窩を模型上で確認する。これと同時に、第
一短線40を第一大臼歯と第二大臼歯との境界の第
六遠心部32の並び位置に当て、さらに円弧tを第二大
臼歯の遠心部に当てて、第二大臼歯の中切歯に対
する並び位置関係を確認し、マークする。
にあてがう。この際、定規の点Aを先に決定された切歯
乳頭中央点に合わせ、左右骨縫合部(スーチャー)を線
分kに合わせる。その後、定規の上縁11aを使って前
方7mmの線を引く。同様に乳頭を通る線を引き、犬歯
の先端頂部を確認し、マークする。また、第二大臼
歯の中央窩を模型上で確認する。これと同時に、第
一短線40を第一大臼歯と第二大臼歯との境界の第
六遠心部32の並び位置に当て、さらに円弧tを第二大
臼歯の遠心部に当てて、第二大臼歯の中切歯に対
する並び位置関係を確認し、マークする。
【0074】しかし、この時点では、第一大臼歯の高
さ位置が不明確である。そこで、第六遠心部32の高さ
位置を確定することで、第一大臼歯の高さ位置を位置
決めする。すなわち、上顎の頬骨下陵41の平らになる
部分42を基準点とし、定規の側縁37から第二短線3
6までの距離を測定し、先に測定した第六遠心部32の
中切歯に対する並び位置を合わせ見ながら、第六遠心
部32を立体的に位置決めし、マークする。
さ位置が不明確である。そこで、第六遠心部32の高さ
位置を確定することで、第一大臼歯の高さ位置を位置
決めする。すなわち、上顎の頬骨下陵41の平らになる
部分42を基準点とし、定規の側縁37から第二短線3
6までの距離を測定し、先に測定した第六遠心部32の
中切歯に対する並び位置を合わせ見ながら、第六遠心
部32を立体的に位置決めし、マークする。
【0075】これらのマークを結び、模型上に図形12
aと同様の図形を描く。すなわち、咬み合いのよい歯の
並びは、上述のようにして立体的に求めた切歯乳頭中央
点と左右第六遠心部32を含む一平面内に限定されるの
で、定規上の図形12aにより全ての歯の位置を決定で
きる。
aと同様の図形を描く。すなわち、咬み合いのよい歯の
並びは、上述のようにして立体的に求めた切歯乳頭中央
点と左右第六遠心部32を含む一平面内に限定されるの
で、定規上の図形12aにより全ての歯の位置を決定で
きる。
【0076】また、下顎においては、左右の舌側の歯
根せん付近にあるオトガイ棘より上方(咬合面の方向)
に定義上の定点lをとると、lの先端点が決まる。これ
と、後述の左右レトロモラルパットの中央部とを結ぶ平
面が下顎の咬合平面となる。このとき、上模形の線BA
Cと下模形の線DEが一致することにより、上下模形の
前後的な位置関係が決まる。なお、lは、年齢、性別、
生活活動状況等により変化がある。
根せん付近にあるオトガイ棘より上方(咬合面の方向)
に定義上の定点lをとると、lの先端点が決まる。これ
と、後述の左右レトロモラルパットの中央部とを結ぶ平
面が下顎の咬合平面となる。このとき、上模形の線BA
Cと下模形の線DEが一致することにより、上下模形の
前後的な位置関係が決まる。なお、lは、年齢、性別、
生活活動状況等により変化がある。
【0077】また、vは、顎位の判断に役立つ。すなわ
ち、上下顎を咬合させた状態を顔面前方向つまり前歯部
方向から見るとき、vの上辺BAC線を上顎齦唇移行部
にあてがい、また、下顎齦唇移行部に下辺DE線をあて
がうと、ほぼ、顎位の良否を判断できる。
ち、上下顎を咬合させた状態を顔面前方向つまり前歯部
方向から見るとき、vの上辺BAC線を上顎齦唇移行部
にあてがい、また、下顎齦唇移行部に下辺DE線をあて
がうと、ほぼ、顎位の良否を判断できる。
【0078】なお、薄板11はガラス平面板であるか
ら、面一の咬合平面の測定に使用でき、また即時重合レ
ヂンとくっつかないので、咬頭への盛り足しをした後、
圧接をして咬合平面を作るのにも適している。さらに、
この定規は、天然歯列の配列の不適合を診断するときに
も使用できる。もちろん、旧義歯の診断にも利用でき
る。
ら、面一の咬合平面の測定に使用でき、また即時重合レ
ヂンとくっつかないので、咬頭への盛り足しをした後、
圧接をして咬合平面を作るのにも適している。さらに、
この定規は、天然歯列の配列の不適合を診断するときに
も使用できる。もちろん、旧義歯の診断にも利用でき
る。
【0079】そして、定規を用いれば、顎位(咬合口
径)の状態、人口歯配列の位置関係、咬合平面の状態、
その傾き等、上下顎それぞれ、また、上下顎一体として
もその良否が即座に診断できる。
径)の状態、人口歯配列の位置関係、咬合平面の状態、
その傾き等、上下顎それぞれ、また、上下顎一体として
もその良否が即座に診断できる。
【0080】また、上記測定に加えて、定規下縁11b
の目盛22にてハーミュラナッチ間の距離を読みとる。
その数値を公式により計算すると上顎中切歯巾となり、
人工歯の選択の一助となる。
の目盛22にてハーミュラナッチ間の距離を読みとる。
その数値を公式により計算すると上顎中切歯巾となり、
人工歯の選択の一助となる。
【0081】なお、ハーミュラナッチ間距離をαとする
と、男性では上前中切歯巾は2α/10であり、女性で
は、2α/11となる。また、ここには、公式により計
算された目盛を刻んでもよい。
と、男性では上前中切歯巾は2α/10であり、女性で
は、2α/11となる。また、ここには、公式により計
算された目盛を刻んでもよい。
【0082】一方、前歯部を下方にして下顎模型34に
定規を使用する場合、破線で描かれた図形12bにて各
歯を位置決めする。この際、定規のsにて、下顎前歯列
の配列がこれを越えないことを確認する。また、図12
のように、定規のqを用いて、下顎の中心咬合の後方の
レトロモラルパットを割り出し、模型にマークする。
定規を使用する場合、破線で描かれた図形12bにて各
歯を位置決めする。この際、定規のsにて、下顎前歯列
の配列がこれを越えないことを確認する。また、図12
のように、定規のqを用いて、下顎の中心咬合の後方の
レトロモラルパットを割り出し、模型にマークする。
【0083】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。
【0084】例えば、薄板11に描かれる図形12a,
12bは、上述のものに限られるものではなく、他の主
要部分の位置を示す図形であってもよく、全体的な歯の
位置を示すものであってよい。
12bは、上述のものに限られるものではなく、他の主
要部分の位置を示す図形であってもよく、全体的な歯の
位置を示すものであってよい。
【0085】また、図形12a,12bは、ガラス板の
表面に印刷したものであってもよい。
表面に印刷したものであってもよい。
【0086】さらに、本実施例では、モンゴロイド系の
人の平均的な数値に基づいて図形、目盛等を設定した
が、これに限らず、他の人種系の数値に基づいて図形等
を設定してもよく、さらに、あらゆる咬合理論に基づい
て図形を決定してもよい。
人の平均的な数値に基づいて図形、目盛等を設定した
が、これに限らず、他の人種系の数値に基づいて図形等
を設定してもよく、さらに、あらゆる咬合理論に基づい
て図形を決定してもよい。
【0087】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明の
定規を用いて人工歯の位置決めを行う場合は、定規が板
状のものであるため、顎模型に当てるときの作業性がよ
く、また一度当ててしまうと、再度当て直す必要がなく
その作業は簡易なものとなる結果、正確かつ容易に人工
歯の位置決めを行える。
定規を用いて人工歯の位置決めを行う場合は、定規が板
状のものであるため、顎模型に当てるときの作業性がよ
く、また一度当ててしまうと、再度当て直す必要がなく
その作業は簡易なものとなる結果、正確かつ容易に人工
歯の位置決めを行える。
【図1】本発明の第一実施例に係る人工歯の位置決め用
の定規の平面図
の定規の平面図
【図2】上歯における定規の使用状態を示す図
【図3】下歯における定規の使用状態を示す図
【図4】上顎模型における使用状態を示す図
【図5】下顎模型における使用状態の一例を示す図
【図6】上下の歯の配列を示す図
【図7】本発明の第二実施例に係る定規を示す図で、
(A)はその平面図、(B)は側面図
(A)はその平面図、(B)は側面図
【図8】本発明の第三実施例に係る人工歯の位置決め用
の定規で、(A)は正面図、(B)は側面図
の定規で、(A)は正面図、(B)は側面図
【図9】上歯における定規の使用状態を示す図
【図10】下歯における定規の使用状態を示す図
【図11】咬合位または咬合平面を判断するための参考
図
図
【図12】下顎模型における使用状態の一例を示す図
【図13】上顎の吸収度合を示す図
【図14】下顎の吸収度合を示す図
1 上顎 2 歯 3 歯槽骨 4 下顎 5 歯 6 舌 7 歯槽骨 11 薄板 11a 上縁 12,12a,12b 図形 13a,13b 貫通孔 14a,14b 貫通孔 15a,15b 貫通孔 32 第六遠心部 35 第七遠心部の線分 36 第二短線 37 側縁 38 第三短線 40 第一短線 41 下陵 42 平らな部分 43 鼻下 中切歯 第一大臼歯 第二大臼歯
Claims (7)
- 【請求項1】 透視可能な薄板に、義歯作成時における
人工歯位置決め用の目安として、人の歯の平均的な位置
関係の少なくとも一部を示す図形が描かれたことを特徴
とする人工歯位置決め用の定規。 - 【請求項2】 請求項1記載の図形の要部に、筆記具先
端を挿通させ得る貫通孔が形成されたことを特徴とする
人工歯位置決め用の定規。 - 【請求項3】 請求項1記載の図形として、上顎義歯床
用の図形及び下顎義歯床用の図形が、相互に上下逆関係
となるように描かれたことを特徴とする人工歯位置決め
用の定規。 - 【請求項4】 透視可能な薄板に、義歯作成時における
人工歯位置決め用の目安として、中切歯、第一大臼歯お
よび第二大臼歯等の人の歯の切端点の平均的な位置関係
を示す図形が描かれ、該図形に、第一大臼歯と第二大臼
歯との境界の第六遠心部の並び位置を示す第一短線が描
かれ、該第一短線は、第二大臼歯と第三大臼歯との境界
の第七遠心部の線分より平均値としての第一基準寸法だ
け前方に配置されたことを特徴とする人工歯位置決め用
の定規。 - 【請求項5】 請求項4記載の図形に、上顎の頬骨下陵
の平らになる部分から請求項4記載の第六遠心部の歯先
までの高さ方向の離間距離を表示する第二短線が描か
れ、該第二短線は、定規のいずれかの縁または基準線か
ら平均値としての第二基準寸法だけ離間した線分とされ
たことを特徴とする人工歯位置決め用の定規。 - 【請求項6】 請求項4記載の図形に、鼻下から中切歯
の先端までの高さ方向の離間距離を表示する第三短線が
描かれ、該第三短線は、定規のいずれかの縁または基準
線から平均値としての第二基準寸法だけ離間した線分と
されたことを特徴とする人工歯位置決め用の定規。 - 【請求項7】 透視可能な薄板に、中切歯の先端点、第
一大臼歯および第二大臼歯等の人の歯の平均的な位置関
係を示す図形が描かれた定規であって、かつ、第一大臼
歯と第二大臼歯との境界の第六遠心部の並び位置を示す
第一短線と、上顎の頬骨下陵の平らになる部分から第六
遠心部の歯先までの高さ方向の離間距離を表示する第二
短線と、鼻下から中切歯の先端までの高さ方向の離間距
離を表示する第三短線とが描かれた定規を使用し、 人工歯の位置決め時に、 第三短線を用いて鼻下に対する中切歯の先端の高さ位置
を決定し、 また、第一短線による第六遠心部の並び位置と、第二短
線による第六遠心部の歯先の高さ位置とから、中切歯お
よび第六遠心部を含む一平面を立体的に決定することを
特徴とする人工歯位置決め用の定規の使用方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4228436A JPH0722587B2 (ja) | 1991-11-14 | 1992-08-27 | 人工歯位置決め用の定規およびその使用方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3-93431 | 1991-11-14 | ||
JP9343191 | 1991-11-14 | ||
JP4228436A JPH0722587B2 (ja) | 1991-11-14 | 1992-08-27 | 人工歯位置決め用の定規およびその使用方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05192357A true JPH05192357A (ja) | 1993-08-03 |
JPH0722587B2 JPH0722587B2 (ja) | 1995-03-15 |
Family
ID=26434800
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4228436A Expired - Lifetime JPH0722587B2 (ja) | 1991-11-14 | 1992-08-27 | 人工歯位置決め用の定規およびその使用方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0722587B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100595816B1 (ko) * | 2004-05-24 | 2006-06-30 | 우용수 | 전치부의 입술라인 측정기구 |
JP2012239700A (ja) * | 2011-05-20 | 2012-12-10 | Komei Niki | 歯科用定規 |
KR200477620Y1 (ko) * | 2014-01-28 | 2015-07-15 | 김욱태 | 치과기공용 표시자 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62253048A (ja) * | 1986-01-29 | 1987-11-04 | 株式会社ジーシーデンタルプロダクツ | 人工臼歯撰択用測定具 |
-
1992
- 1992-08-27 JP JP4228436A patent/JPH0722587B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62253048A (ja) * | 1986-01-29 | 1987-11-04 | 株式会社ジーシーデンタルプロダクツ | 人工臼歯撰択用測定具 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100595816B1 (ko) * | 2004-05-24 | 2006-06-30 | 우용수 | 전치부의 입술라인 측정기구 |
JP2012239700A (ja) * | 2011-05-20 | 2012-12-10 | Komei Niki | 歯科用定規 |
KR200477620Y1 (ko) * | 2014-01-28 | 2015-07-15 | 김욱태 | 치과기공용 표시자 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0722587B2 (ja) | 1995-03-15 |
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