JPH0518960Y2 - - Google Patents

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JPH0518960Y2
JPH0518960Y2 JP7750387U JP7750387U JPH0518960Y2 JP H0518960 Y2 JPH0518960 Y2 JP H0518960Y2 JP 7750387 U JP7750387 U JP 7750387U JP 7750387 U JP7750387 U JP 7750387U JP H0518960 Y2 JPH0518960 Y2 JP H0518960Y2
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culture
cell
culture cell
protrusion
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JP7750387U
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  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は培養ウエルが配設された培養プレート
と組合せて使用する培養セルに関する。
従来の技術 従来から、細胞間作用の研究や細胞代謝機構の
研究等において、異種細胞間の相互作用を細胞ど
うしを接触させずに調べることができるだけでな
く、極めてイン・ビボに近い状態で実験系のイ
ン・ビトロ化をはかることができる等の理由によ
り、第9図の模式的断面図に示すような培養器
具、即ち培養プレート5上に配設した複数の培養
ウエル4および底部に膜フイルター2を具備した
培養セル6から成る培養器具が利用されている。
ところがこの種の培養器具には、培養セル6が
固定されていないために培養細胞が該セルの脚部
8によつて損傷を受けて良好な再現性が得難く、
また該脚部に培養細胞が過剰に付着して均一な培
養が達成できない等の難点がある。
このような難点を解消するために、比較的最近
になつてから第10図の模式的断面図に示すよう
な培養セル、即ち、上部周縁部全体にわたつて突
設された懸垂用突出部1および側壁部に穿設され
たガス交換と試料採取を兼ねた開口部7を有し、
底部に膜フイルター2を具備した培養セル6が市
販されている[コスター(Costar)社(米国、
マサチユーセツツ州、ケンブリツジ)の製品「ト
ランスウエル(Transwell)」]。
しかしながら、この改良培養セルにおいては、
開口部7の面積が小さいので十分なガス交換がお
こなわれない、該ガス交換用開口部7が培養セル
の側壁部に設けられるので培養容量が制限される
と共に培養セルの内外部の培養液が汚染されやす
い等の問題がある。
考案が解決しようとする問題点 本考案は、従来のこの種の培養セルの上記問題
点を有さない培養セルを提供するためになされた
ものである。
問題点を解決するための手段 即ち本考案は、上部周縁部に、培養ウエルに懸
垂するための不連続突出部を有し、底部に膜フイ
ルターを具備した培養セルに関する。
以下、本考案を添付図に基づいて説明する。
第1図は円筒状の培養ウエル内に懸垂した状態
の培養セルの一態様を示す平面図である。
第2図は第1図のA−A線に沿つた断面図であ
る。
培養ウエル4に懸垂するための不連続突出部1
の配設個数は該突出部の形態や大きさ等に左右さ
れ、特に限定的ではないが、通常は3(各突出部
の成す角度:約120°)または4(各突出部の成す
角度:約90°)である。
突出部1は第10図に示す培養セルの場合とは
異なつて相互に不連続になつているために、該培
養セル6をこれらの突出部1を介して培養ウエル
4内に懸垂すると、各突出部間にはガス交換に十
分な面積を有する開口部7が形成される。この開
口部7は第10図に示す培養セルの場合とは異な
り、セルの上部周縁部に形成されるので、セルの
培養容量が該開口部の存在によつて制限されるこ
とはなく、また培養セルの内外部の培養液の汚染
の危険性も少なくなるばかりでなく、培養セル6
の外部の試料を該セルを移動させることなく該開
口部7を通して容易に採取することができる。
突出部1の下部に培養ウエル4の内壁部に当接
可能な突起部3を設けることによつて、培養セル
6の懸垂状態を安定化させてもよい。
培養セル6の底部の膜フイルター2としては、
従来からこの種の培養セルに使用されているもの
を使用すればよい。
膜フイルターは通常は第1図および第2図に示
すように培養セル6の底部全面にわたつて装着さ
せるが、所望により、第3図(平面図)および第
4図(第3図のB−B線に沿つた断面図)に示す
ように、底部の一部に透明部2′を設けることに
よつて、培養セル6内の試料の培養状態を位相差
倒立顕微鏡を用いて適宜観察できるようにしても
よい。
本考案による培養セルの本体の形態は特に限定
的ではないが、通常は第1図〜第4図に示すよう
に、円筒状の培養ウエル4に対応させて円筒状に
する。しかしながら所望により、第5図(平面
図)および第6図(第5図のC−C線に沿つた断
面図)に示すように、左右対称に2分割すること
によつて、3種類の細胞間の相互作用を非接触状
態で調べることができるようにしてもよい(同様
にして、培養セルを3分割以上に分割することに
よつてさらに多種類の細胞間の相互作用を非接触
状態で調べることができる)。
さらにまた、一般に培養プレート5上には複数
個の培養ウエル4が配設され、各々の培養ウエル
内に培養セル6が懸垂されるので、例えば第7図
(平面図)および第8図(第7図のD−D線に沿
つた断面図)に示すように、複数個の培養セル6
を懸垂用の突出部1を介して連結させることによ
つて、多数の培養ウエル内への培養セルの煩雑な
出入操作の能率を高めてもよい。
本考案による培養セル本体の材質は特に限定的
ではないが、通常は使捨てされるのでプラスチツ
ク、例えばポリスチレン、ポリメタクリル酸メチ
ル、ポリ塩化ビニル、ポリメチルペンタン、ポリ
カーボネイト等を使用して一体成形される。
【図面の簡単な説明】
第1図は培養ウエル内に懸垂した状態の本考案
による培養セルの一態様を示す平面図である。第
2図は第1図のA−A線に沿つた断面図である。
第3図は本考案による培養セルの別態様を示す平
面図である。第4図は第3図のB−B線に沿つた
断面図である。第5図は本考案による培養セルの
さらに別の態様を示す平面図である。第6図は第
5図のC−C線に沿つた断面図である。第7図は
本考案によるさらにまた別の形態を有する培養セ
ルを複数個連結した状態を示す平面図である。第
8図は第7図のD−D線に沿つた断面図である。
第9図は従来の培養器具の断面図である。第10
図は従来の改良型培養器具の断面図である。 1は懸垂用の不連続突出部、2は膜フイルタ
ー、4は培養ウエル、6は培養セル、7は開口部
を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 上部周縁部に、培養ウエルに懸垂するための
    不連続突出部を有し、底部に膜フイルターを具
    備した培養セル。 2 不連続突出部が培養プレートの培養ウエル内
    壁に当接可能な突出部を有する第1項記載の培
    養セル。 3 底部の一部に透明部を設けた第1項記載の培
    養セル。
JP7750387U 1987-05-22 1987-05-22 Expired - Lifetime JPH0518960Y2 (ja)

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JP7750387U JPH0518960Y2 (ja) 1987-05-22 1987-05-22

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JPS63186298U JPS63186298U (ja) 1988-11-29
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5468638A (en) * 1992-09-28 1995-11-21 Becton, Dickinson And Company Cell culture insert
JP5768174B1 (ja) * 2014-06-24 2015-08-26 日本写真印刷株式会社 培養容器
JP7265243B2 (ja) * 2019-01-15 2023-04-26 ネッパジーン株式会社 セルカルチャーインサート

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JPS63186298U (ja) 1988-11-29

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