JPH0518860A - 液晶分子のチルト角測定方法 - Google Patents

液晶分子のチルト角測定方法

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JPH0518860A
JPH0518860A JP17261291A JP17261291A JPH0518860A JP H0518860 A JPH0518860 A JP H0518860A JP 17261291 A JP17261291 A JP 17261291A JP 17261291 A JP17261291 A JP 17261291A JP H0518860 A JPH0518860 A JP H0518860A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】液晶分子をツイスト配列させた液晶セルの液晶
分子のチルト角を測定する。 【構成】レーザ11と光検出器12との間に偏光子13と光弾
性変調器14と検光子15とを配置した光学系を用い、その
光弾性変調器14と検光子15との間に液晶セル20を配置し
て、液晶セル20を光学系の光軸Oに沿う線を中心として
回転させながら、液晶セル20を透過した光の強度を光検
出器15で検出し、この検出光の直流成分および周波数成
分に基づいて液晶セル20の液晶の見掛けの複屈折性を算
出し、この見掛けの複屈折性と、既知の値である、液晶
層厚と液晶分子ツイスト角と液晶の異常光屈折率および
常光屈折率とから、液晶セル20の基板21,22面に対する
液晶分子24のチルト角を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶分子を一対の基板
間においてツイスト配列させた液晶セルの前記基板面に
対する液晶分子のチルト角を測定する方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶セルの基板面に対する液晶分
子のチルト角の測定は、液晶セルを光の透過方向に対し
て傾動させながらその透過光の強度を測定し、この透過
光強度の変化に基づいて演算によりチルト角を算出する
方法で行なわれている。
【0003】このチルト角測定方法を説明すると、図6
は液晶セルの透過光強度を測定するための光学系を示し
ており、この光学系は、レーザ1と、このレーザ1から
の光を検出する光検出器2との間に、偏光子3と検光子
4とをそれぞれレーザ1からの光の光軸Oに対して垂直
に配置して構成されている。なお、偏光子3と検光子4
とは、その透過軸を互いに直交させて配置されている。
【0004】そして、液晶セルの透過光強度の測定は、
液晶セル5を図6に示すように上記光学系の偏光子3と
検光子4との間に配置し、この液晶セル5を図に矢印で
示すように光学系の光軸Oに対して傾動させながら、レ
ーザ1からの光を偏光子3を介して液晶セル5に入射さ
せるとともにこの液晶セル5を透過した光の強度を検光
子4を介して光検出器2で検出する方法で行なわれてい
る。
【0005】上記液晶セル5は、ガラス等からなる一対
の透明基板6,7を枠状のシール材8を介して接合し、
この両基板6,7間に液晶を封入したもので、図示しな
いが、両基板6,7の液晶層をはさんで対向する面には
それぞれ透明電極および配向膜が形成されており、液晶
の分子9は、両基板6,7面の配向膜の配向規制力によ
りほぼ平行な方向に配列されている。
【0006】図7は、上記光学系により液晶セル5の透
過光強度を測定したときの、液晶セル5の傾動角φに対
する透過光強度Tの変化を示しており、上記のように液
晶セル5を傾動させながらその透過光強度を測定する
と、図のような複数の極大値をもった透過光強度曲線が
得られる。
【0007】一方、上記光検出器2で検出される透過光
強度Tを、液晶セル5の傾動角φおよび基板6,7面に
対する液晶分子9のチルト角αを変数として理論的に表
わすと、上記透過光強度Tは次の (1-1)式および (1-2)
式で表わされる。
【0008】
【数1】 すなわち、上記 (1-1)式および (1-2)式にφ(液晶セル
5の傾動角)の値を代入すれば、図2の透過光強度曲線
が求まる。
【0009】ここで、透過光強度曲線が、図2のように
Tの値の大きい極大値の間にTの値の小さい極大値が存
在する曲線となるのは、液晶セル5の傾動にともなって
上記光学系の光軸Oに対する液晶分子9の長軸の角度が
変化し、それにより液晶層のリタデーション(Δnd)
の値が大きく変化するためである。
【0010】また、図2のように、Tの値の小さい極大
値がφ=0゜からずれるのは、液晶セル5の液晶分子9
が基板6,7面に対してあるチルト角αをもって配列し
ているため、上記光学系の光軸Oに対する液晶セル5の
角度と、上記光軸Oに対する液晶分子9の長軸の角度と
が異なるからである。
【0011】そこで、上記 (1-1)式および (1-2)式が、
図2のような複数の極大値をもつことと、Tの値の大き
い極大値の間にTの値の小さい極大値が存在することと
の2つの条件を満たすための条件に基づいて、透過光強
度がTが値の小さい極大値になる点における液晶セル5
の傾動角φK と、液晶分子9のチルト角αとの関係を求
めると、この関係は次の (2)式で表わされる。
【0012】
【数2】 したがって、この (2)式に上記φK の値を代入すること
により、液晶分子9のチルト角αが求められる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のチルト角測定方法は、液晶分子が両基板間において
ほぼ平行な方向に配列している非ツイスト型の液晶セル
を対象としたものであり、液晶分子が両基板間において
ツイスト配列していると、測定値が大きく狂ってしまう
ため、例えばTN型やSTN型の液晶セルのようなツイ
スト配向液晶セルの液晶分子チルト角は測定できなかっ
た。
【0014】本発明は、液晶分子を一対の基板間におい
てツイスト配列させた液晶セルの液晶分子チルト角を測
定することができるチルト角測定方法を提供することを
目的としたものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のチルト角測定方
法は、
【0016】レーザとこのレーザからの光を検出する光
検出器との間に偏光子と光弾性変調器と検光子とをそれ
ぞれ前記レーザからの光の光軸に対して垂直に配置した
光学系を用い、この光学系の光弾性変調器と検光子との
間に、前記液晶セルをその基板面を前記光軸に対して垂
直にして配置して、この液晶セル、あるいは前記光学系
の偏光子と光弾性変調器と検光子とを、前記光軸に沿う
線を中心として回転させながら、前記レーザからの光を
前記偏光子と光弾性変調器とを介して前記液晶セルに入
射させるとともにこの液晶セルを透過した光の強度を前
記検光子を介して前記光検出器で検出し、この光検出器
で検出した光の直流成分および周波数成分に基づいて前
記液晶セルの液晶の見掛けの複屈折性を算出し、
【0017】前記見掛けの複屈折性と、既知の値であ
る、液晶層厚と液晶分子ツイスト角と液晶の異常光屈折
率および常光屈折率とから、前記液晶セルの基板面に対
する液晶分子のチルト角を算出するものである。
【0018】
【作用】このように、液晶セルあるいは光学系の偏光子
と光弾性変調器と検光子とを光軸に沿う線を中心として
回転させながら透過光強度を検出し、この検出光の直流
成分および周波数成分に基づいて液晶セルの液晶の見掛
けの複屈折性を算出すれば、この見掛けの複屈折性と、
既知の値である液晶層厚と液晶分子ツイスト角と液晶の
異常光屈折率および常光屈折率とから、液晶分子をツイ
スト配列させた液晶セルの液晶分子のチルト角が算出で
きる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図面を参照し
て説明する。
【0020】図1は液晶セルの透過光強度の測定するた
めの光学系の構成図であり、この光学系は、レーザ11
と、このレーザ11からの光を検出する光検出器12と
の間に、偏光子13と光弾性変調器14と検光子15と
をそれぞれレーザ11からの光の光軸Oに対して垂直に
配置して構成されている。
【0021】上記偏光子13と光弾性変調器14および
検光子15の光学軸は、図2に示すような方向にある。
すなわち、図2において、(a)は偏光子13の透過
軸、(b)は光弾性変調器14の光学軸、(d)は検光
子15の透過軸を示しており、偏光子13は、その透過
軸13aを、光弾性変調器14の互いに直交する2つの
光学軸14a,14bに対して45゜の角度で交差する
方向に合わせて配置され、検光子15は、その透過軸1
5aを、偏光子13の偏光軸13aに対して45゜の角
度で交差する方向(光弾性変調器14の一方の光学軸と
平行な方向)に合わせて配置されている。
【0022】上記光弾性変調器3は、例えば結晶体に弾
性歪みを生じさせて光の屈折率を所定の方向に変化させ
るもので、互いに直交する面に振動面をもった2つの成
分の光(常光と異常光)に速度差を生じさせ、この速度
差を一定の周波数で変化させる。この光弾性変調器14
には変調用制御部16が接続されており、この光弾性変
調器14は、変調用制御部16からの変調周波数信号に
よって駆動される。
【0023】また、上記光検出器12は、チルト角を算
出する演算部17に接続されており、この演算部17に
は、上記変調用制御部16から光弾性変調器14に送ら
れる変調周波数信号と、光検出器12で検出される光強
度信号とが入力される。
【0024】この演算部17は、上記光検出器12で検
出した光の直流成分および周波数成分に基づいて液晶セ
ル20の液晶の見掛けの複屈折性Δnを算出し、この見
掛けの複屈折性Δnと、既知の値である液晶層厚dと液
晶分子ツイスト角と液晶の異常光屈折率ne および常光
屈折率no とから、液晶セル20の液晶分子のチルト角
を算出する。
【0025】次に、液晶分子のチルト角を測定しようと
する液晶セル20について説明すると、この液晶セル2
0は、液晶分子をツイスト配列させたTN型またはST
N型のものであり、図1に示すように、ガラス等からな
る一対の透明基板21,22を枠状のシール材23を介
して接合し、この両基板21,11間に液晶を封入して
構成されている。この液晶セル20の両基板21,22
の液晶層をはさんで対向する面には、図示しないが、透
明電極と配向膜がそれぞれ形成されており、液晶の分子
24は、両基板21,22間においてツイスト配列され
ている。
【0026】図2(C)は、上記液晶セル20の液晶分
子配向方向を示しており、液晶分子24は、光入射側基
板21面の配向方向21aと、出射側基板22面の配向
方向22aとの交差角度に対応するツイスト角τでツイ
スト配列している。そして、上記液晶セル20の基板2
1,22面に対する液晶分子24のチルト角の測定は、
次のようなステップで行なう。 (第1ステップ)
【0027】まず、図1に示すように、上記光学系の光
弾性変調器14と検光子15との間に、液晶セル20を
その基板21,22面を光学系の光軸(レーザ11から
の光の光軸)Oに対して垂直にして配置し、この液晶セ
ル20を図に矢印で示すように光学系の光軸Oに沿う線
(この実施例では光軸Oと一致する線)を中心として回
転させながら、レーザ11からの光を偏光子13と光弾
性変調器14とを介して液晶セル20に入射させるとと
もに、この液晶セル20を透過した光の強度を検光子1
5を介して光検出器12で検出する。
【0028】この光検出器12で検出される光について
説明すると、レーザ11からの出力光は、偏光子13を
通って直線偏光となり、さらに光弾性変調器14を通っ
て液晶セル20に入射する。上記光弾性変調器14を通
った光は、光弾性変調器14の変調周波数に応じて偏光
状態を変調された光であり、この変調光の偏光状態は、
直線偏光と楕円偏光との間で変化する。
【0029】この変調光が液晶セル20に入射すると、
その偏光状態が液晶セル20を透過する過程でその液晶
の複屈折性により変化し、上記変調光が、その常光と異
常光との位相差に液晶の複屈折性による位相差が重畳し
た偏光状態の光となる。
【0030】液晶セル20を透過した光は、検光子15
に入射し、この検光子15を透過した偏光成分の光が光
検出器12に入射して、その強度を検出される。この光
検出器12で検出される光の強度は、液晶セル20の液
晶の複屈折性によって生ずる常光と異常光との位相差に
応じた値であり、この値は、光弾性変調器14の変調周
波数に重畳されている。そして、上記検光子12は、検
出した光強度に応じた信号を演算部17に出力する。 (第2ステップ)次に、演算部17において、液晶セル
20の液晶の見掛けの複屈折性Δnを算出する。
【0031】この見掛けの複屈折性Δnは、光検出器1
2から入力された光強度信号から光弾性変調器14の変
調周波数に対応する成分を抽出し、その直流成分および
周波数成分に基づいて算出する。
【0032】すなわち、上記光学系により、液晶セル2
0を光軸Oに沿う線を中心として回転させながら透過光
を検光子15で検出したとき、この光検出器12で検出
される透過光強度Iは、次の (3)式で表わされる。
【0033】
【数3】 一方、液晶セル20の見掛けのリタデーションRe は、
次の (4)式で表わされる。
【0034】
【数4】 この (4)式において、液晶セル20の回転角θの関数で
あるf(θ)は、次の(5)式の関係にある。
【0035】
【数5】 また、上記 (3)式をジョーンズ行列を用いて解くと、透
過光強度Iの直流成分IDCおよび周波数成分Iωを光学
的パラメータで表わすことができる。そこで、上記 (5)
式の|f(θ)|をジョーンズ行列を用いて解き、光学
的パラメータで表わすと、次の (6)式になる。
【0036】
【数6】 ここで、A,B,a,bは複素数であり、右肩に*を付
しているのは複素共役の意味である。
【0037】したがって、液晶セル20を回転させなが
ら上記光検出器12で検出した透過光強度Iの直流成分
DCおよび周波数成分Iωのパラメータに基づいて、
(5)式から|f(θ)|の値を求めれば、上記 (6)式よ
り、u=πΔnd/τの関係から、液晶の見掛けの複屈
折性Δnが算出できる。 (第3ステップ)次に、上記演算部17において、液晶
セル20の液晶分子のチルト角ψを算出する。
【0038】このチルト角ψは、上記第2ステップで算
出した液晶セル20の液晶の見掛けの複屈折性Δnと、
液晶セル20の液晶層厚d,液晶分子ツイスト角τ,液
晶の異常光屈折率ne および常光屈折率no とから算出
できる。すなわち、液晶セル20の液晶の見掛けの複屈
折性Δnは、次の(7)式で表わされる。
【0039】
【数7】
【0040】そして、液晶セル20の液晶層厚dと液晶
分子のツイスト角τは、液晶セル20の設計段階で決ま
り、また、液晶の異常光屈折率ne および常光屈折率n
o も、使用する液晶によって決まるため、これらd,
τ,ne およびno の値は既知であるから、液晶セル2
0の液晶の見掛けの複屈折性Δnが分かれば、上記 (7)
式から液晶分子のチルト角ψが求まる。
【0041】したがって、図1に示したように、液晶セ
ル20を光学系の光軸Oに沿う線を中心として回転させ
ながら、この液晶セル20を透過した光の強度を光検出
器12で検出すれば、この透過光強度の直流成分および
周波数成分に基づいて、上記(5), (6), (7)式より、
液晶セル20の液晶分子のチルト角ψを求めることがで
きる。
【0042】図3は、光検出器12で検出した透過光強
度から (4)式によって求められる液晶セル20の見掛け
のリタデーションRe と、最終的に算出された液晶分子
のチルト角ψとの関係を示しており、ここでは、液晶層
厚d= 5.8μm,ツイスト角τ= 240゜,液晶の異常光
屈折率ne =1.55,常光屈折率no =1.42の液晶セルの
チルト角ψを測定した結果を示している。
【0043】このように、上記測定方法によれば、液晶
分子24を一対の基板21,22間においてツイスト配
列させた液晶セル20の液晶分子チルト角ψを測定する
ことができる。
【0044】なお、上記第1の実施例では、液晶セル2
0を回転させながら透過光強度を検出しているが、この
透過光強度の検出は、図4に示す第2の実施例のよう
に、液晶セル20を固定し、光学系の偏光子13と光弾
性変調器14と検光子15とを、光軸Oに沿う線(光軸
Oと一致する線)を中心として回転させながら行なって
もよい。
【0045】また、液晶セル20を回転させながら透過
光強度を検出する場合は、この液晶セル20を、図5に
示す第3の実施例のように、光学系の光軸Oからずれた
平行線Oaを中心として回転させてもよい。この実施例
では、液晶セル20の光透過点が、液晶セル20の回転
中心Oaを中心とする円(光学系の光軸Oと液晶セル2
0の回転中心Oaとの距離に相当する半径の円)に沿っ
てずれるが、この円に沿う領域の液晶層厚d等が均一で
あれば、上記第1の実施例と同様にして液晶分子のチル
ト角ψを測定することができる。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、液晶セルあるいは光学
系の偏光子と光弾性変調器と検光子とを光軸に沿う線を
中心として回転させながら透過光強度を検出し、この検
出光の直流成分および周波数成分に基づいて液晶セルの
液晶の見掛けの複屈折性を算出して、この見掛けの複屈
折性と、既知の値である液晶層厚と液晶分子ツイスト角
と液晶の異常光屈折率および常光屈折率とから、液晶セ
ルの液晶分子のチルト角を算出しているため、液晶分子
を一対の基板間においてツイスト配列させた液晶セルの
液晶分子チルト角を測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す透過光強度測定光
学系の構成図。
【図2】上記光学系の偏光子と光弾性変調器および検光
子の光学軸と、液晶セルの液晶分子配向方向を示す図。
【図3】液晶セルの見掛けのリタデーションと液晶分子
チルト角との関係を示す図。
【図4】本発明の第2の実施例を示す透過光強度測定光
学系の構成図。
【図5】本発明の第2の実施例を示す透過光強度測定光
学系の構成図。
【図6】従来のチルト角測定方法を示す透過光強度測定
光学系の構成図。
【図7】同じく、液晶セルの傾動角に対する透過光強度
の変化を示す図。
【符号の説明】
11…レーザ、12…光検出器、13…偏光子、14…
光弾性変調器、15…検光子、20…液晶セル、21,
22…基板、24…液晶分子。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】液晶分子を一対の基板間においてツイスト
    配列させた液晶セルの前記基板面に対する液晶分子のチ
    ルト角を測定する方法において、 レーザとこのレーザからの光を検出する光検出器との間
    に偏光子と光弾性変調器と検光子とをそれぞれ前記レー
    ザからの光の光軸に対して垂直に配置した光学系を用
    い、この光学系の光弾性変調器と検光子との間に、前記
    液晶セルをその基板面を前記光軸に対して垂直にして配
    置して、この液晶セル、あるいは前記光学系の偏光子と
    光弾性変調器と検光子とを、前記光軸に沿う線を中心と
    して回転させながら、前記レーザからの光を前記偏光子
    と光弾性変調器とを介して前記液晶セルに入射させると
    ともにこの液晶セルを透過した光の強度を前記検光子を
    介して前記光検出器で検出し、 この光検出器で検出した光の直流成分および周波数成分
    に基づいて前記液晶セルの液晶の見掛けの複屈折性を算
    出し、 前記見掛けの複屈折性と、既知の値である、液晶層厚と
    液晶分子ツイスト角と液晶の異常光屈折率および常光屈
    折率とから、前記液晶セルの基板面に対する液晶分子の
    チルト角を算出することを特徴とする液晶分子のチルト
    角測定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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