JPH0518834Y2 - - Google Patents

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JPH0518834Y2
JPH0518834Y2 JP18451686U JP18451686U JPH0518834Y2 JP H0518834 Y2 JPH0518834 Y2 JP H0518834Y2 JP 18451686 U JP18451686 U JP 18451686U JP 18451686 U JP18451686 U JP 18451686U JP H0518834 Y2 JPH0518834 Y2 JP H0518834Y2
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voltage input
magnetron
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【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は、電子レンジ用マグネトロンに係わ
り、とくにそのシールドボツクスに固定される高
圧入力端子に関する。 (従来の技術) 電子レンジ用マグネトロンでは、カソード入力
ステム側から負の高電圧およびフイラメントカソ
ードの加熱電力が印加される。この入力は、家庭
用電子レンジに使用されるマグネトロンでは、陽
極電圧が例えば4kV、陽極電流が300mA、フイ
ラメント電圧が3.15V、フイラメント電流が10A
である。このような高電圧および大電流を導入す
る高圧端子としては、従来一般的にセラミツク高
誘電体素子を用いた貫通型高圧コンデンサが使用
されている。これは、入力端子となる貫通型高圧
コンデンサに数百pFの静電容量をもたせ、さら
にチヨークコイルととともにLCフイルターを構
成し、マグネトロンに発生するノイズを抑制する
ものである。 ところで、高電圧が印加される高誘電体素子の
耐電圧特性はとくに重要であり、一般には絶縁樹
脂を高誘電体素子に被覆させて界面を保護してい
るが、製造工程上の影響が大きく、耐電圧の品質
管理が非常に困難である。このため近来は、高圧
入力端子の構造を極力単純化する努力が続けられ
てきている。高誘電体を使う限りはその単純化に
限界があり、非常に単純化した例として絶縁樹脂
の薄層により高電圧を支えると共に静電容量を形
成する構成が考えられる。 (考案が解決しようとする問題点) 従来一般の電子レンジ用マグネトロンは、共通
の接地電極のフランジ部により2個の貫通型コン
デンサを構成し、それをシールドボツクスに取付
けて高圧入力端子とする構造である。そのため、
接地電位電極は一部共通にできるとはいえ、各電
極の組立が複雑になる。そして、高圧入力端子の
構成部品である複数の電極及び絶縁樹脂の一体化
には、モールド加工が利用される。その場合、電
極金属の熱膨張係数に比らべ、樹脂のそれがかな
り大きいため、ヒートサイクル等によつて樹脂が
亀裂する恐れがある。特に樹脂が引張応力を受け
る場合にその危険が大きい。とくに電子レンジ用
マグネトロンでは、入力導線であるチヨークコイ
ルやシールドボツクスが動作時に高温となるた
め、これに取付けられる入力端子も100℃以上に
なることがある。従つてそれに用いる樹脂は、十
分な耐熱性を必要とする。絶縁樹脂の構成にモー
ルドを用いた場合、高圧入力端子に必要十分な静
電容量機能をもたせる必要から絶縁樹脂を薄層に
すると、微視的に見てモールド後の絶縁樹脂の組
織を良質に保つことが困難になる。そして機械的
応力に絶えるのみならず、ボイド等の発生を抑え
て絶縁樹脂素材そのものの耐電圧性能を十分発揮
させることが比較的困難となる。 また、単一の貫通型コンデンサを、シールドボ
ツクスに2個並べてそれぞれの取付け用フランジ
部を、個々にボツクス壁にねじ止めやかしめによ
り固定する構造も知られている。しかし、このよ
うな構造によると、シールドボツクスへの取付け
工数が多くなり、量産性に欠ける。 この考案は、以上のような不都合を解消し、
個々の高圧入力端子を簡略構造にするとともに、
複数個を機械的強度を十分得て一体化した高圧端
子を備える電子レンジ用マグネトロンを提供する
ことを目的とする。 [考案の構成] (問題点を解決するための手段) この考案は、複数個の高圧入力端子の各接地電
位電極の取付け用フランジ部が、取付け面が平坦
になるように相互に部分的に圧接溶接され一体化
されてなる電子レンジ用マグネトロンである。 (作用) この考案によれば、個々の高圧入力端子を簡略
構造にすることができ、そして複数個の接地電位
電極の取付け用フランジ部が十分な機械的強度で
一体化されて、シールドボツクスへの取付けが容
易で且つ取付け面から不所望な電波漏洩が生じな
い電子レンジ用マグネトロンを得ることができ
る。 (実施例) 以下図面を参照してその実施例を説明する。な
お同一部分は同一符号であらわす。 このマグネトロンは、第1図に示すように発振
部本体11の陽極円筒の外周にラジエータ12が
固着され、この陽極円筒の上にリング状の永久磁
石13が積重ねられている。この磁石を取り囲ん
で強磁性体ヨーク14が設けられ、その上に発振
部本体の入力ステム部15を覆うシールドボツク
ス16が固定されている。シールドボツクス16
内において、ステム部のカソード入力端子17に
は、チヨークコイルすなわちインダクタ18の一
端部19aが接続され、その他端部19bが高圧
入力端子20の中心導体21のコ字状端部21a
に溶接により接続されている。 高圧入力端子20は、中心導体に接続された有
底金属円筒からなる内側高電位電極22、その外
側に所定間隔をおいて同軸状に配置された金属円
筒からなる外側接地電位電極23、それらの間お
よび接地電位電極の外周を覆う絶縁樹脂部24を
有してなる。 この高圧入力端子は、第2図に示すように2個
の端子20の各接地電位電極の横方向に伸びる取
付けフランジ部25,25が、一体的に連結さ
れ、シールドボツクスの透孔16a部に装着され
て電気的および機械的に接続固定されている。な
お符号25aは両フランジ部25,25が後述す
る方法により接合された部分を示し、26,26
…は取付け用の透孔をあらわしている。中心導体
21の外側端部21bは、平板状のフアストン端
子部とされ、このマグネトロンの入力端子として
使用される。 高圧入力端子20は、数10pF程度の静電容量
をもち、インダクタ18とともに入力側から漏洩
しようとする不所望なノイズを抑止するLCフイ
ルタを構成している。また、十分な沿面耐電圧特
性を得るため、絶縁樹脂部24は、フイストン端
子部をとりまくように外側の円筒状鞘部27、お
よびボツクスの内部で中心導体延長部をとりまく
ように内側の円筒状鞘部28を有している。さら
にまた、各鞘部には、リング状凹溝29,30が
形成されて、沿面距離を一層増長している。 次に、高圧入力端子20の構成を、好ましい組
立順序にしたがつて説明する。 まず、第3図に示すような各電極部品を用意す
る。中心導体21は、所定長さの鉄製板の主要部
を横断面コ字状に折曲げ、一端部を平板のままフ
アストン端子部21bとする。コ字状の端部21
aに近い部分には、インダクタの端部19bを挿
入するための透孔21cを形成してある。中心導
体は、このようにコ字状をなし非回転対称形状に
なつているので、後述する樹脂モールド時にフア
ストン端子部21bと接地電位電極23との回転
方向の位置変化を抑制して安定に位置決めするた
めの正として役立つ。またコ字状にすることによ
り、中心導体の機械的強度も向上する。 また、鉄板をプレスにより深絞りして、有底円
筒状の内側高電位電極22を用意する。この高電
位電極22には、その底部に角透孔22aが形成
され、それに中心導体21が挿通される。そし
て、互いに同軸状に位置決めされたうえ、高電位
電極22の底部透孔22aと中心導体のフアスト
ン端子側コ字状端部21dとが、溶接により電気
的および機械的に結合される。そしてこれらに錫
めつきが施される。なお各電極の端部のバリは、
耐電圧向上のため、めつきに先立ちタンブリング
等で除去する。 また一方、鉄板をプレスにより深絞りして、取
付けフランジ部25を有する外側の円筒状接地電
位電極23を用意する。フランジ部25には、3
つの隅に透孔26,26…が穿設されている。こ
の外側電極23にはニツケルめつきが施される。 次に、第4図に示すように、各電極部品を図示
しない金型を使用して位置決めする。外側接地電
位電極23は、内側高電位電極22の外側に、例
えば1mm程度の間隔をおいて同軸状に離隔近接し
て配置される。図示しない金型は、絶縁樹脂部
が、各図面に示される外面を形成するような形状
を有する。そして絶縁樹脂モールドにあたつて、
フアストン端子部21bをとりまく円周上の3箇
所に設けられた金型の直径0.9mmのピンポイント
ゲートPから、矢印S1の如く樹脂を注入する。
絶縁樹脂は、例えばガラス繊維が約30重量%含ま
れたポリブチレンテレフタレート(PBT)樹脂
のようなエンジニアリングプラスチツクが好まし
い。 重力方向に等圧注入された樹脂は、フアストン
端子部のまわりの領域で、矢印S2の如く軸方向
に、同時にまた円周方向に矢印S3の如く進行す
る。それによりフアストン端子部21bをとりま
く外側円筒状鞘部27が形成される。この外側円
筒状鞘部27を形成するための空間は、射出成形
時の樹脂を円周方向に走らせるためのランナを兼
ている。即ちこれにより、あたかもリング状ゲー
トからの同時注入に近い状態で絶縁耐電圧保持に
係わる各部に樹脂を流動させることができる。な
お、外側円筒状鞘部27は、例えば高さが5〜6
mm、端部幅が1.3mmに形成される。さらに注入さ
れた樹脂は、フアストン端子部21bの根元部分
に流動するとともに、矢印S4,S5の如く内、
外円筒状電極22,23の間の間隙、および外側
電極23の外周空間に略均等圧で流入して行く。
さらに、内、外円筒状電極22,23の間の間隙
を通つた樹脂は、矢印S6の如く内側円筒状鞘部
28の領域に流動する。このように各電極の形状
および配置は、絶縁樹脂の基本的な流れがベクト
ル的に一方向になるようになつている。それによ
り、とくにボイド等の発生が抑制され絶縁樹脂素
材そのものの耐電圧性能を十分発揮させることが
できる。なお、接地電位電極23の矩形のフラン
ジ部25は、絶縁樹脂部から横方向に伸びて外部
に露出している。 こうして第6図および第7図に示すような高圧
入力端子20を得る。例えば、内側高電位電極2
2の直径を10mm、内外両電極間の間隙を前述のよ
うに1mm、両電極22,23の重なり合う軸方向
長さを13mm、外側円筒状鞘部27の長さを6mm、
内側円筒状鞘部28の外径を16mm、その長さを15
mmとした場合、PBTの比誘電率が約4であるの
で、両電極間の静電容量は約20pFとなる。そし
て耐電圧は、交流電圧で20kV以上得られた。と
くに絶縁樹脂は、静電容量を形成する部分24a
と、沿面距離を確保する鞘部27,28、および
外側電極を覆う外被部24bが、単一の樹脂で一
体形成されているので、異種材料境界での剥離に
よる耐電圧劣化のような現象が全く起らず、品質
的に安定な高圧入力端子を得ることができる。さ
らにまた、絶縁樹脂としてPBT等を使用するこ
とにより、120℃程度まで安定な性能が維持され
る。そして種々試みた結果、樹脂モールド条件を
適宜調整することにより素材の限界耐電圧に近い
耐電圧特性を得ることができた。 次に、以上のように製作した同じ2個の高圧入
力端子2020を、第8図に示すように各々の
フランジ部25,25の1個の透孔25が形成さ
れた方の辺を一部重ね合わせ、加圧溶接電極3
1,32の間に挟んで矢印Fの如く加圧しながら
通電して圧接溶接する。こうして第2図および第
9図に示すような各フランジ部25の面が同一面
に整列して一体化された2連の高圧入力端子を完
成する。この一体接合部を符号25aであらわし
ている。なお、樹脂モールド後に両フランジ部を
溶接することにより、絶縁耐力に関係する高電位
電極と接地電位電極との位置出し精度が、各々単
独で組立て、樹脂充填ができて信頼性の高い高圧
入力端子が得られる。さらにまた各接地電位電極
を単体でプレス加工することが容易となる。この
一対の高圧入力端子には、6個の取付け用透孔2
6が設けられているので、シールドボツクスにか
しめ加工などにより固定する。それによりシール
ドボツクスとこの高圧入力端子のフランジ部との
間は、より一層密着され、電波漏洩が起るおそれ
が解消される。 第10図に示す実施例は、2個の高圧入力端子
20の各接地電位電極フランジ部25,25の各
辺25b,25bを、クランク状に形成し、それ
らを互いに向い合わせて圧接溶接し、一体化した
ものである。相互の溶接部を同様に符号25aで
あらわしている。これにより、各フランジ部の接
合すべき辺が明確であり、組立ての自動機械化も
容易となる。 第11図および第12図に示す実施例は、各高
圧入力端子20の取付け用フランジ部25の一辺
の中央部に一部切り込みを入れ、その片方をほぼ
板厚分だけ折曲げ、折曲げ部25bを形成したも
のである。そして、同じ構成の2個の高圧入力端
2020を、折曲げ部が形成された辺を互い
に向い合わせ、一方の端子20の折曲げ部25b
と、他方の端子20の平坦部25cとを重ね合わ
せ、両方とも圧接溶接して一体化したものであ
る。それにより、機械強度が一層高い高圧入力端
子をもつ電子レンジ用マグネトロンが得られる。 [考案の効果] 以上説明したようにこの考案によれば、個々の
高圧入力端子を簡略で耐電圧性能が十分な構造に
することができ、そして複数個の接地電位電極の
取付け用フランジ部が十分な機械的強度で一体化
されて、シールドボツクスへの取付けが容易で且
つ取付け面から不所望な電波漏洩が生じない電子
レンジ用マグネトロンを得ることができる。
[Detailed description of the invention] [Purpose of the invention] (Industrial application field) This invention relates to a magnetron for a microwave oven, and particularly relates to a high voltage input terminal fixed to a shield box thereof. (Prior Art) In a microwave oven magnetron, a negative high voltage and heating power for a filament cathode are applied from the cathode input stem side. For a magnetron used in a household microwave oven, this input has an anode voltage of 4 kV, an anode current of 300 mA, a filament voltage of 3.15 V, and a filament current of 10 A.
It is. Conventionally, a through-type high voltage capacitor using a ceramic high dielectric element has been generally used as a high voltage terminal for introducing such a high voltage and large current. This uses a feedthrough high-voltage capacitor that serves as the input terminal to have a capacitance of several hundred pF, and together with a choke coil, it forms an LC filter to suppress noise generated in the magnetron. By the way, the withstand voltage characteristics of high dielectric elements to which high voltage is applied are particularly important, and generally the high dielectric elements are coated with insulating resin to protect the interface, but this has a large impact on the manufacturing process. , quality control of withstand voltage is extremely difficult. For this reason, efforts have recently been made to simplify the structure of high-voltage input terminals as much as possible. As long as a high dielectric material is used, there is a limit to its simplification, and as an extremely simplified example, a configuration can be considered in which a thin layer of insulating resin supports high voltage and forms capacitance. (Problem to be solved by the invention) Conventional magnetrons for general microwave ovens have a structure in which two feedthrough capacitors are formed by the flange part of a common ground electrode, and these are attached to a shield box as a high voltage input terminal. It is. Therefore,
Although some ground potential electrodes can be made common, assembly of each electrode becomes complicated. Molding is used to integrate the plurality of electrodes and insulating resin that are the components of the high-voltage input terminal. In this case, since the coefficient of thermal expansion of the resin is considerably larger than that of the electrode metal, there is a risk that the resin will crack due to heat cycles or the like. This danger is especially great when the resin is subjected to tensile stress. In particular, in microwave oven magnetrons, the input conductors, such as the chiyoke coil and shield box, reach high temperatures during operation, and the input terminals attached to these may also reach temperatures of over 100°C. Therefore, the resin used therein needs to have sufficient heat resistance. If a mold is used to construct the insulating resin, it is necessary to provide the high voltage input terminal with sufficient capacitance, so making the insulating resin a thin layer will improve the microscopic structure of the insulating resin after molding. becomes difficult to maintain. In addition to being subject to mechanical stress, it is also relatively difficult to suppress the generation of voids and the like to fully demonstrate the withstand voltage performance of the insulating resin material itself. Also known is a structure in which two single feedthrough capacitors are arranged in a shield box and their respective mounting flanges are individually fixed to the box wall by screws or caulking. However, with such a structure, the number of man-hours for attaching the shield box to the shield box increases, and mass productivity is lacking. This idea solves the above-mentioned inconveniences,
In addition to simplifying the structure of each high voltage input terminal,
It is an object of the present invention to provide a magnetron for a microwave oven equipped with a high-voltage terminal in which a plurality of terminals are integrated with sufficient mechanical strength. [Structure of the invention] (Means for solving the problem) In this invention, the mounting flanges of each ground potential electrode of a plurality of high voltage input terminals are partially attached to each other so that the mounting surfaces are flat. This is a magnetron for microwave ovens that is pressure welded and integrated. (Function) According to this invention, each high-voltage input terminal can be made into a simple structure, and the mounting flange portions of multiple ground potential electrodes are integrated with sufficient mechanical strength and attached to the shield box. It is possible to obtain a magnetron for a microwave oven that is easy to mount and does not cause undesired radio wave leakage from the mounting surface. (Example) An example will be described below with reference to the drawings. Note that the same parts are represented by the same symbols. In this magnetron, as shown in FIG. 1, a radiator 12 is fixed to the outer periphery of an anode cylinder of an oscillating section main body 11, and a ring-shaped permanent magnet 13 is stacked on the anode cylinder. A ferromagnetic yoke 14 is provided surrounding this magnet, and a shield box 16 covering the input stem portion 15 of the oscillation section body is fixed thereon. shield box 16
Inside, the cathode input terminal 17 of the stem portion is connected to one end 19a of the chiyoke coil, that is, the inductor 18, and the other end 19b is connected to the U-shaped end 21a of the center conductor 21 of the high voltage input terminal 20.
connected by welding. The high voltage input terminal 20 includes an inner high potential electrode 22 made of a metal cylinder with a bottom connected to the center conductor, an outer ground potential electrode 23 made of a metal cylinder coaxially arranged at a predetermined interval on the outside thereof, and It has an insulating resin part 24 that covers the space between the electrodes and the outer periphery of the ground potential electrode. As shown in FIG. 2, this high-voltage input terminal has mounting flanges 25, 25 extending in the horizontal direction of each ground potential electrode of the two terminals 20, which are integrally connected to each other and fitted into the through hole 16a of the shield box. installed and electrically and mechanically connected and fixed. Note that the reference numeral 25a indicates a portion where both the flange portions 25, 25 are joined by a method described later, and 26, 26
... represents a through hole for mounting. The outer end portion 21b of the center conductor 21 is a flat plate-shaped Faston terminal portion, and is used as an input terminal of this magnetron. The high-voltage input terminal 20 has a capacitance of about several tens of pF, and together with the inductor 18 constitutes an LC filter that suppresses undesirable noise leaking from the input side. In order to obtain sufficient creepage withstand voltage characteristics, the insulating resin part 24 has an outer cylindrical sheath part 27 surrounding the fiston terminal part and an inner cylindrical sheath part 27 surrounding the central conductor extension part inside the box. It has a sheath part 28. Furthermore, ring-shaped grooves 29 and 30 are formed in each sheath to further increase the creepage distance. Next, the configuration of the high voltage input terminal 20 will be explained in accordance with a preferred assembly order. First, each electrode component as shown in FIG. 3 is prepared. The center conductor 21 is made by bending the main part of an iron plate of a predetermined length into a U-shape in cross section, and leaving one end of the plate as a faston terminal part 21b. U-shaped end 21
A through hole 21c for inserting the end portion 19b of the inductor is formed in a portion near a. Since the center conductor has a U-shape and a non-rotationally symmetrical shape, it is possible to suppress positional changes in the rotational direction between the Faston terminal portion 21b and the ground potential electrode 23 and to stably position them during resin molding, which will be described later. Serve as positive for. Furthermore, by forming the center conductor in a U-shape, the mechanical strength of the center conductor is also improved. Further, an inner high potential electrode 22 having a cylindrical shape with a bottom is prepared by deep drawing an iron plate using a press. This high potential electrode 22 has a square through hole 22a formed at its bottom, into which the center conductor 21 is inserted. In addition to being positioned coaxially with each other, the bottom through hole 22a of the high potential electrode 22 and the U-shaped end 21d on the Faston terminal side of the center conductor are electrically and mechanically coupled by welding. These are then tinned. Note that the burrs on the ends of each electrode are
To improve withstand voltage, remove by tumbling etc. before plating. On the other hand, an outer cylindrical ground potential electrode 23 having a mounting flange portion 25 is prepared by deep drawing an iron plate using a press. The flange portion 25 has 3
Through holes 26, 26... are bored in each corner. This outer electrode 23 is plated with nickel. Next, as shown in FIG. 4, each electrode component is positioned using a mold (not shown). The outer ground potential electrode 23 is coaxially arranged on the outer side of the inner high potential electrode 22 at an interval of, for example, about 1 mm. The mold (not shown) has a shape such that the insulating resin portion forms the outer surface shown in each drawing. And regarding the insulating resin mold,
Resin is injected as shown by the arrow S1 from pinpoint gates P with a diameter of 0.9 mm in the mold provided at three locations on the circumference surrounding the Faston terminal portion 21b.
The insulating resin is preferably an engineering plastic such as polybutylene terephthalate (PBT) resin containing about 30% by weight of glass fibers. The resin injected at equal pressure in the direction of gravity advances in the axial direction as shown by arrow S2 and simultaneously in the circumferential direction as shown by arrow S3 in the area around the Faston terminal portion. As a result, an outer cylindrical sheath portion 27 surrounding the Faston terminal portion 21b is formed. The space for forming the outer cylindrical sheath portion 27 also serves as a runner for running resin in the circumferential direction during injection molding. That is, this makes it possible to flow the resin to each part involved in maintaining dielectric strength voltage in a state similar to simultaneous injection from the ring-shaped gate. Note that the outer cylindrical sheath portion 27 has a height of, for example, 5 to 6 mm.
mm, and the end width is 1.3 mm. Furthermore, the injected resin flows to the root part of the Faston terminal part 21b, and inside as shown by arrows S4 and S5.
It flows into the gap between the outer cylindrical electrodes 22 and 23 and into the outer circumferential space of the outer electrode 23 at approximately equal pressure.
Further, the resin that has passed through the gap between the inner and outer cylindrical electrodes 22 and 23 flows into the region of the inner cylindrical sheath 28 as indicated by arrow S6. In this way, the shape and arrangement of each electrode are such that the basic flow of the insulating resin is vector-wise in one direction. As a result, the occurrence of voids, etc. is particularly suppressed, and the withstand voltage performance of the insulating resin material itself can be fully demonstrated. Note that the rectangular flange portion 25 of the ground potential electrode 23 extends laterally from the insulating resin portion and is exposed to the outside. In this way, a high voltage input terminal 20 as shown in FIGS. 6 and 7 is obtained. For example, inner high potential electrode 2
The diameter of the electrode 2 is 10 mm, the gap between the inner and outer electrodes is 1 mm as described above, the axial length of the overlapping electrodes 22 and 23 is 13 mm, and the length of the outer cylindrical sheath 27 is 6 mm.
The outer diameter of the inner cylindrical sheath part 28 is 16 mm, and the length is 15 mm.
mm, the relative dielectric constant of PBT is about 4, so the capacitance between the two electrodes is about 20 pF. The withstand voltage was over 20kV at AC voltage. In particular, the insulating resin is used in the portion 24a that forms capacitance.
Since the sheath parts 27 and 28 that ensure the creepage distance and the outer cover part 24b that covers the outer electrode are integrally formed of a single resin, phenomena such as deterioration of withstand voltage due to peeling at the boundary of different materials can be avoided. Therefore, a high voltage input terminal with stable quality can be obtained. Furthermore, by using PBT or the like as the insulating resin, stable performance can be maintained up to about 120°C. As a result of various attempts, we were able to obtain withstand voltage characteristics close to the limit withstand voltage of the material by appropriately adjusting the resin molding conditions. Next, as shown in FIG. 8, the same two high-voltage input terminals 20 , 20 manufactured as described above are connected to each other, with the side of each flange portion 25, 25 on which one through hole 25 is formed. Partially overlapped, pressure welding electrode 3
1 and 32 and pressurize them as shown by arrow F while applying electricity to perform pressure welding. In this way, two series of high-voltage input terminals are completed in which the surfaces of the respective flange portions 25 are aligned on the same plane and integrated as shown in FIGS. 2 and 9. This integral joint portion is designated by the reference numeral 25a. In addition, by welding both flanges after resin molding, the positioning accuracy of the high potential electrode and the ground potential electrode, which are related to dielectric strength, can be assembled independently and filled with resin, resulting in a highly reliable high voltage input terminal. is obtained. Furthermore, it becomes easy to press each ground potential electrode individually. This pair of high-voltage input terminals has six through-holes 2 for mounting.
6 is provided, so it is fixed to the shield box by caulking or the like. As a result, the shield box and the flange portion of the high-voltage input terminal are brought into closer contact with each other, eliminating the possibility of radio wave leakage. In the embodiment shown in FIG. 10, the sides 25b, 25b of the ground potential electrode flange portions 25, 25 of the two high voltage input terminals 20 are formed into a crank shape, and are pressure welded while facing each other. It is integrated. The mutual welding portion is likewise designated by the reference numeral 25a. This makes it clear which sides of each flange portion should be joined, and facilitates automated mechanization of assembly. In the embodiment shown in FIGS. 11 and 12, a cut is made partially in the center of one side of the mounting flange 25 of each high voltage input terminal 20 , and one of the cuts is bent by approximately the thickness of the plate. 25b is formed. Then, the two high voltage input terminals 20 and 20 having the same configuration are placed so that the sides on which the bent portions are formed face each other, and the bent portion 25b of one terminal 20 is
and the flat portion 25c of the other terminal 20 are placed one on top of the other, and both are pressure welded and integrated. As a result, a microwave oven magnetron having a high-voltage input terminal with even higher mechanical strength can be obtained. [Effects of the invention] As explained above, according to this invention, each high-voltage input terminal can be made into a simple structure with sufficient withstand voltage performance, and the flange portion for mounting multiple ground potential electrodes can be made simple. It is possible to obtain a microwave oven magnetron that is integrated with sufficient mechanical strength, is easy to attach to a shield box, and does not cause undesired radio wave leakage from the attachment surface.

【図面の簡単な説明】[Brief explanation of the drawing]

第1図はこの考案の一実施例を示す要部縦断面
図、第2図はその要部正面図、第3図は組立前の
各電極の斜視図、第4図は樹脂充填時の状態を示
す断面図、第5図はその正面図、第6図は樹脂充
填後の縦断面図、第7図はその正面図、第8図は
一体化する状態を示す側面図、第9図は完成状態
を示す側面図、第10図はこの考案の他の実施例
を示す要部正面図、第11図および第12図はさ
らに他の実施例を示す要部斜視図および正面図で
ある。 11……発振部本体、15……ステム部、16
……シールドボツクス、18……インダクタ、
0……高圧入力端子、21……中心導体、22…
…円筒状高電位電極、23……円筒状接地電位電
極、24……絶縁樹脂部、25……フランジ部、
25a……接合部、25b……折曲げ部、27,
28……円筒状鞘部。
Fig. 1 is a vertical sectional view of the main part showing an embodiment of this invention, Fig. 2 is a front view of the main part, Fig. 3 is a perspective view of each electrode before assembly, and Fig. 4 is the state when filled with resin. 5 is a front view, FIG. 6 is a vertical sectional view after resin filling, FIG. 7 is a front view, FIG. 8 is a side view showing the integrated state, and FIG. 9 is a side view showing the integrated state. FIG. 10 is a front view of main parts showing another embodiment of the invention, and FIGS. 11 and 12 are perspective views and front views of main parts showing still other embodiments. 11... Oscillator main body, 15... Stem part, 16
...Shield box, 18...Inductor, 2
0... High voltage input terminal, 21... Center conductor, 22...
...Cylindrical high potential electrode, 23...Cylindrical ground potential electrode, 24...Insulating resin part, 25...Flange part,
25a... joint part, 25b... bending part, 27,
28...Cylindrical sheath part.

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】 (1) 入力中心導体が内側を貫通し電気的に接続さ
れる金属筒体からなる高電位電極と、該筒状高
電位電極の外側に離隔近接して配設され筒状部
および横方向に伸びる取付け用フランジ部を有
する接地電位電極と、上記両電極間および接地
電位電極の外側を覆い一体にモールドされた絶
縁樹脂とを有する高圧入力端子が、発振部本体
の入力ステム部を覆うシールドボツクスに複数
個固定されてなる電子レンジ用マグネトロンに
おいて、 上記各高圧入力端子の接地電位電極の取付け
用フランジ部は、相互に部分的に溶接され一体
化されてなることを特徴とする電子レンジ用マ
グネトロン。 (2) 各高圧入力端子の取付け用フランジ部は、一
辺がクランク状に形成され、該クランク状部が
向い合わされて溶接接合されてなる実用新案登
録請求の範囲第1項記載の電子レンジ用マグネ
トロン。 (3) 各高圧入力端子の取付け用フランジ部は、そ
の一辺に部分的にほぼ板厚分だけ折曲げられた
折曲げ部が形成され、この折曲げ部が形成され
た辺互いに向い合わされて接合されてなる実用
新案登録請求の範囲第1項記載の電子レンジ用
マグネトロン。
[Claims for Utility Model Registration] (1) A high-potential electrode made of a metal cylinder to which an input center conductor passes through the inside and is electrically connected, and a high-potential electrode arranged close to and separated from the outside of the cylindrical high-potential electrode. A high voltage input terminal has a ground potential electrode having a cylindrical part and a mounting flange part extending in the horizontal direction, and an insulating resin integrally molded to cover between the two electrodes and the outside of the ground potential electrode. In a microwave oven magnetron in which a plurality of magnetrons are fixed to a shield box covering an input stem portion of the magnetron, the flange portions for attaching the ground potential electrodes of each of the high voltage input terminals shall be partially welded to each other and integrated. A magnetron for microwave ovens featuring (2) The mounting flange portion of each high-voltage input terminal is formed into a crank shape on one side, and the crank-shaped portions face each other and are welded together. . (3) The mounting flange portion of each high voltage input terminal has a bent portion partially bent by approximately the thickness of the plate on one side, and the sides where this bent portion is formed face each other and are joined. A magnetron for a microwave oven according to claim 1, which is a utility model registered as claimed in claim 1.
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