JPH05188129A - 2チャンネル広域位置判定システム受信機およびその運用方法 - Google Patents

2チャンネル広域位置判定システム受信機およびその運用方法

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JPH05188129A
JPH05188129A JP4212444A JP21244492A JPH05188129A JP H05188129 A JPH05188129 A JP H05188129A JP 4212444 A JP4212444 A JP 4212444A JP 21244492 A JP21244492 A JP 21244492A JP H05188129 A JPH05188129 A JP H05188129A
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satellite
channel
signal
tracking
satellites
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JP4212444A
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Thomas M King
トーマス・マイケル・キング
Howard L Kennedy
ハワード・エル・ケネディー
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Motorola Inc
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    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S19/00Satellite radio beacon positioning systems; Determining position, velocity or attitude using signals transmitted by such systems
    • G01S19/01Satellite radio beacon positioning systems transmitting time-stamped messages, e.g. GPS [Global Positioning System], GLONASS [Global Orbiting Navigation Satellite System] or GALILEO
    • G01S19/13Receivers
    • G01S19/24Acquisition or tracking or demodulation of signals transmitted by the system
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    • G01S19/13Receivers
    • G01S19/35Constructional details or hardware or software details of the signal processing chain
    • G01S19/37Hardware or software details of the signal processing chain

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の衛星のそれぞれからドップラー・シフ
トを示す符号化衛星信号を受信する2チャンネル・デジ
タル広域位置判定システム受信機を運用する方法および
装置を提供する。 【構成】 この方法は、受信機の一方のチャンネルによ
って衛星群のうち特定の一つの衛星を連続的に追尾し
て、符号化衛星信号に含まれる情報を受信する段階と、
受信機の他方のチャンネルによって前記特定の一つの衛
星を除く複数の衛星のそれぞれを連続的に追尾して、符
号化衛星信号に含まれる情報を受信する段階とによって
構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、広域位置判定システム
(global positioning system: GPS) 受信機に関し、
さらに詳しくは、連続および順次追尾方式の広域位置判
定システムの受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】広域位置判定システムは、無線信号を介
してナビゲーション情報を伝送する衛星網を含む。時間
および位置は、これらの無線信号を受信し、処理する受
信機によって計算される。GPS衛星網は、Lバンドで
2本のBPSK(binary phaseshift keying) 変調信号
を送信する。
【0003】第1信号であるL1は、1575.42メ
ガヘルツであり、第2信号であるL2は1227.6メ
ガヘルツである。変調信号は、疑似ランダム雑音(P
N)コードおよびデータを含む。L1信号搬送波は、C
A(clear acquisition) コードとP(precise) コードと
によって直交変調される。CAコードのチッピング・レ
ート(chipping rate) は1.023メガヘルツであり、
Pコードのそれは10.23メガヘルツである。一般
に、L2周波数はPコードのみによって変調される。L
1およびL2信号の変調は、1500ビット長で、30
秒の期間を有する一つのフレーム内に含まれる。
【0004】GPS受信機の3次元的位置および時間を
算出するためには、少なくとも4基のGPS衛星を追尾
する必要がある。連続追尾と呼ばれる一つの方法は、あ
る一つの衛星を追尾するため一本の受信チャンネルを割
り当てる。4本またはそれ以上のそのようなチャンネル
からなるグループが並列に動作して、少なくとも4基の
衛星からデータを与え、位置データの固有判定を可能に
する。
【0005】4本より少ない受信チャンネルで4基の衛
星を追尾する別の方法では、衛星信号間で時分割受信チ
ャンネルを必要とする。主に2種類の時間多重化方式が
あり、衛星多重受信機および衛星シーケンシング受信機
という。
【0006】一般に衛星多重受信機は、一本のハードウ
ェア・チャンネルを利用し、このチャンネルは4本以上
の衛星信号間で切り換えられ、極めて単純な受信機構造
となっている。これらの信号は、観測されるすべての衛
星からの信号が20ミリ秒の一つの衛星信号データ・ビ
ット時間において観測されるようなレートで多重化され
る。この方式では、多重化レートはループ帯域幅よりも
高速になる。各衛星が受信機ループ整定時間よりも短い
間観測されるので、信号/雑音比は低減する。衛星シー
ケンシング受信機は、ループ帯域幅よりも実質的に遅い
が、50BPSデータ・メッセージの復号を許さないレ
ートで複数の衛星信号間でゆっくりと切り換える。この
低速切り換えレートでは信号/雑音比の低下は生じず、
ハードウェアの複雑化という犠牲を払わずに明らかに有
利となる。
【0007】従って、シーケンシングおよび多重化受信
機は2種類のモードの動作を採用しなければならず、測
距およびデータ収集は別々の時間で行なわれる。位置を
算出するために必要な複数の測距は、データ収集期間中
には可能ではない。シーケンシングおよび多重化受信機
は、位置データまたは衛星データのいずれかを連続的に
監視しなくても、一本のチャンネルで動作することがで
きる。
【0008】シーケンシング処理中において特定衛星信
号へのルックアップまたは同期中にデータ損失が生じる
ことがある。そのため、このような動作では、時分割動
作により一方の衛星から別の衛星に切り換える場合に、
制御回路によって高速にセットアップできる受信回路を
必要とする。さらに、高ドップラー周波数では、情報を
より高速に処理する高速論理を必要とする。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】低コストで柔軟性の高
いGPS受信機を生産するためには、少ない受信チャン
ネルを利用するシーケンシング・モード動作が望まし
い。従来の受信機は連続的な追尾モードで動作して、4
本以上のチャンネルを必要とし、あるいはシーケンシン
グまたは多重化モードで動作して、現在の衛星データお
よび信号/雑音比が犠牲になった。従来のGPS受信機
は必要な柔軟性がなく、望ましい低コスト機能がなかっ
た。
【0010】従来技術の別の欠点は、シーケンシングま
たは連続追尾モード動作について複数のチャンネルを処
理するために必要な速度の回路を具現する低コストの集
積回路チップ・セットを設けることができないことであ
る。一般に、このような回路は、信号遅延および移相に
ついて整合された複数の集積回路およびディスクリート
素子を必要とする。
【0011】さらに、チャンネル数ができるだけ少な
く、高速動作およびスイッチングを有し、可能な限り高
い信号/雑音比を実現するためできるだけ少ない部品を
使用し、かつ低コストのチャンネルGPS受信機を提供
できることが極めて好ましい。
【課題を解決するための手段】本発明に従って、デジタ
ル技術を利用する新規な2チャンネルGPS受信機が示
される。これらの技術は、複数の衛星から一対の符号化
衛星信号を受信する2チャンネル・デジタル広域位置判
定システム受信機を運用する方法を含む。これらの信号
は、地球の周りの衛星の高速移動に起因するドップラー
・シフトを示す。
【0012】この方法は、受信機の第1チャンネルによ
り衛星群の特定の一つの衛星を連続的に追尾し、符号化
衛星信号に含まれる情報を受信する段階と、受信機の第
2チャンネルにより、前記特定の一つの衛星以外の複数
の衛星のそれぞれを順次追尾し、符号化衛星信号に含ま
れる情報を受信する段階からなる。
【0013】この装置は、選択された複数の衛星のそれ
ぞれから符号化衛星信号を受信する2チャンネル・デジ
タル広域位置判定システム受信機からなり、この受信機
はこの衛星群の特定の一つの衛星を連続的に追尾し、符
号化衛星信号を受信し、復号する第1受信チャンネル
と、前記特定の一つの衛星以外の衛星群の各衛星を順次
追尾して、前記特定の一つの衛星の符号化衛星信号以外
の複数の符号化衛星信号から情報を受信する第2受信チ
ャンネルとによって構成される。
【0014】本発明の上記およびその他の特徴および利
点は、添付の図面と共に以下の詳細な説明からさらに良
く理解されよう。
【0015】
【実施例】本明細書で用いられる記号「I」および
「Q」は、複素信号の同相および直交成分の実数表示、
またはこれらの成分に作用する信号処理素子を表し、I
/Qはこの複素信号または信号処理素子の完全な実数表
示を表す。「チャンネル」および「デジタル・デシメー
タ相関機(digital decimator correlator)」という用語
は、本明細書では互いに置き換えることができ、信号認
識のためのデジタル信号処理回路網を表す。
【0016】図1は、本発明に従って構成されるGPS
受信機18の基本的機能ブロックを示す。図1には、ア
ンテナ20,アンテナ入力リード21,低雑音増幅器/
フィルタ/ダウンコンバータ22,バス53,23,2
8,26,29,デジタル相関デシメータ24,25,
制御コンピュータ27およびナビゲーション・コンピュ
ータ150が示されている。アンテナ20は、GPS衛
星が送信するLバンド(L1)信号を受信するのに適し
ている。
【0017】本実施例は、実質的に半球状のサービス区
域を担当し、右側の円偏波を有するマイクロストリップ
「パッチ」アンテナを利用している。アンテナ出力端子
21は、低雑音増幅器/フィルタ/ダウンコンバータ2
2に接続されている。低雑音増幅器/フィルタ/ダウン
コンバータ22の好適な実施例の詳細は図2に示されて
いる。図1において、低雑音増幅器/フィルタ/ダウン
コンバータ22の出力はバス23上の中間周波(IF)
信号であり、周波数変換された衛星信号を含む。
【0018】バス23上のIF信号は、デジタル相関デ
シメータ24,25に接続される。デジタル相関デシメ
ータ24,25は、バス26上にデシメートされた出力
を有する。一つのA/D変換器71が用いられ、受信機
18の構造を簡略にしている。
【0019】相関されていない衛星信号のすべてはバス
23上のIF信号に現われ、そのためこれらの信号はす
べて同時に標本化され、図1の受信機18はチャンネル
間バイアスがなくなり、A/D回路71を重複する必要
がなくなる。
【0020】バス26上のデシメートされた出力は、デ
ジタル信号処理回路の相関された濾波出力を含む。バス
26上に現われる濾波信号は、1キロヘルツの公称出力
レートを有し、これは制御コンピュータ27によってさ
らに処理するうえで十分低速である。
【0021】制御コンピュータ27はバス26上の信号
をさらに処理し、バス28上で出力された制御信号を取
り出し、疑似測距および積分搬送位相データを算出す
る。放送衛星データも制御コンピュータ27によって復
元され、これらすべてのデータはバス29上で出力され
る。出力レートが低いため、制御コンピュータ27は、
関連メモリを有するモトロ−ラ社製マイクロコンピュ−
タMC68HC11など低コストのマイクロプロセッサでもよ
い。制御コンピュータ27は、バス28上でデジタル相
関デシメータ24,25に制御信号を与える。また、制
御コンピュータ27は別の入力/出力バス29を有し、
このバスは受信機の被測定データをナビゲーション・コ
ンピュータ(図示せず)に転送する。
【0022】図2は、図1のGPS受信機18の詳細ブ
ロック図であり、アンテナ20,アンテナ出力端子2
1,プリフィルタ31,バス23,32,34,36,
39,42,43,45,47,49,51,53,5
6,57,66,帯域通過フィルタ35,Lバンド増幅
器37,第1ミキサ63,第1IFフィルタ44,第1
IF増幅器64,第2ミキサ65,第2IF増幅器6
7,第2IFフィルタ52,電圧レギュレータ62,レ
ベル変換器68および位相同期ループ69によって構成
される。
【0023】位相同期ループ69はさらに、LバンドV
CO70,第1デジタル分周器50,第2デジタル分周
器54,位相/周波検波器(PFD)58,ループ・フ
ィルタ59,フィルタ・コンデンサ61および安定発振
器55によって構成される。LバンドVCO70はさら
に、Lバンド発振器41および同調素子60によって構
成される。
【0024】図2は、プリフィルタ31に接続されたア
ンテナ出力端子21を示す。この構成では、プリフィル
タ31は、アンテナ20によって受信された信号に対し
て帯域外除波を行なう帯域通過フィルタである。この構
成では、プリフィルタ31は小型化され、50メガヘル
ツの公称帯域幅を有する。プリフィルタ31の出力端子
32は、低雑音増幅器33に接続される。
【0025】好適な構成では、増幅器33はモノリシッ
ク・マイクロ波集積回路(MMIC)であり、22dB
の最小利得を有し、第2小型フィルタ35に接続された
出力34を有しており、別の帯域外除波および第1画像
周波数信号除波を行なう。本実施例では、フィルタ35
はRF集積回路(RFIC)38に接続された出力36
を有する。Lバンド入力36は、増幅器37に接続され
る。
【0026】本実施例では、増幅器37は受信衛星信号
に対して公称23dBの利得を与える。増幅器出力39
は第1IFブロック40に接続され、このブロックは第
1ミキサ63および中間周波(IF)増幅器64を含
み、これらは共に最大32dBの利得を与える。
【0027】第1局部発振(LO)注入周波数は、Lバ
ンド電圧制御発振器(VCO)70によってリード42
上で第1ミキサ63に与えられる。ミキサ出力43は、
第1IFフィルタ44に接続される。第1IFフィルタ
44は、第1IF増幅器64に接続された出力45を有
する。増幅器64の利得は、GAIN ADJリードを
介して調整することができる。第1IF増幅器64は、
47.76メガヘルツの公称周波数で動作し、出力47
は第2IFブロック48に接続され、このブロックは第
2ミキサ65および第2IF増幅器67を含む。第2L
O注入周波数は、リード49を介して第1デジタル分周
器50によって第2ミキサ65に与えられる。
【0028】本発明のこの実施例では、この第2LO周
波数は公称38.1915メガヘルツである。第2ミキ
サ65の出力66上の信号の周波数は、リード47,4
9上の信号周波数の間の差である。リード66上の信号
は第2IF増幅器67によって増幅され、リード51を
介して第2IFフィルタ52に接続される。フィルタ5
2はアンチエリアス(anti-aliasing) フィルタであり、
図1のデジタル相関デシメータ24,25によるデジタ
ル化の前に帯域外信号をさらに除波する。図2の第2I
F増幅器67の公称出力周波数は、リード53上に現わ
れる標本化周波数の約1/4であり、先に説明したIお
よびQ信号を得るための簡単な手段を提供することに留
意されたい。
【0029】すべてのLO注入周波数は、Lバンド電圧
制御発振器(VCO)70から取り出される。リード4
2上の信号は、Lバンド発振器41の出力である。出力
42の周波数は、高速デジタル分周器である第1デジタ
ル分周器50によって40分の1に分周され、リード4
9上に第2ミキサLO信号を与える。変換器68は、リ
ード49上の信号をバッファして、レベル・シフトを行
ない、図1のデジタル相関デシメータ24,25のタイ
ミング回路を駆動するのに適した論理レベルをTTL出
力リード49上に設定する。また、図2のリード49上
の信号は第2デジタル分周器54を駆動するためにも用
いられ、リード49上の信号の周波数の2分の1の信号
をリード56上に与える。
【0030】通常の動作中には、リード56上の位相お
よび周波数は安定発振器55のそれに等しい。第2デジ
タル分周器54の出力56および安定発振器55の出力
57は、PFD58に接続される。PFD58は、モト
ローラ社製集積回路MC12540のものに類似した一体型デ
ジタルPFDによって構成される。PFD58の出力は
ループ・フィルタ59と共に、VCO70に周波数/位
相補正制御電圧を与え、第1および第2デジタル分周器
50,54によって分周されたその周波数および位相を
安定発振器のそれに同期して、Lバンド発振器に安定発
振器55の周波数の厳密に80倍の周波数を発生させ
る。
【0031】VCO70,第1および第2デジタル分周
器50,54,PFD58,ループ・フィルタ59(オ
フチップ・フィルタ・コンデンサ61を含む)および安
定発振器55の組み合わせは、単純であり、かつ、シリ
コン集積回路技術で作製される素子を用いる位相同期ル
ープ69を形成することが当業者に理解される。VCO
の設計の知識を有するものには、VCO70に印加され
る電圧を調整し、濾波するために用いられる電圧レギュ
レータ62を含むことが理解される。位相同期ループ6
9は固定周波数であり、リード42に第1LO周波数
と、リード49上に第2LO周波数と、リード56上に
安定発振器55の周波数に等しい周波数とを発生するだ
けでよい。
【0032】デジタル相関デシメータ24,25によっ
て用いられる他のすべての周波数は、デジタル分周によ
って変換器68の出力53から取り出され、高密度集積
GPS受信機に内蔵するのに適した簡単で低コストの周
波数合成器構成が得られる。図3は、デジタル相関デシ
メータ24,25内の単一衛星信号チャンネル回路11
6の図であり、第2IFフィルタ出力バス23,1ビッ
ト・アナログ/デジタル変換器(A/D)71,リード
53,72,74,75,83,86,88,89,9
2,93,94,101,103,104,105,1
06,110,111,113,114,115,11
7,バス26,28,29,I/Qセレクタ73,排他
的論理和(XOR)ゲート77,78,90,91,1
/2分周回路79,81,第1および第2複素位相検波
器84,85,積分およびダンプ回路95,96,11
2,NCO113,制御コンピュータ27,周波数発生
器107,PNコード発生器102,コード・クロック
発生器100およびコード弁別器118によって構成さ
れる。コード弁別器118はさらに、ANDゲート10
8およびXORゲート109によって構成される。
【0033】図2の第2IFフィルタ52は、図3のA
/D71に進むIF信号をバス23上に出力する。A/
D71は、バス23上の信号極性に応じて、バス23上
の信号を「1」または「0」に量子化する。
【0034】図1のGPS受信機18は、2本の受信チ
ャンネル24,25となる波形率(form factor) の小さ
い一つの集積回路を含み、この2本のチャンネルはバス
23上でA/D変換器71から信号を受信する。量子化
は、レベル変換器68から現われるリード53上の信号
周波数によって決まる標本レートで行なわれる。
【0035】本構成では、この周波数は公称38.19
15メガヘルツである。量子化信号は、リード72上で
I/Qセレクタ73に出力される。I/Qセレクタ73
は、XORゲート77,78と共に、直交ミキサとして
機能し、リード72から標本化信号を取り出し、Iおよ
びQ信号を発生し、これらの信号を近ゼロ周波数にダウ
ンコンバートする。バス23上の信号はリード52上の
標本化周波数の約4分の1であることを想起すると、直
交信号を発生するために一般に行なわれることを検討す
ることによって回路動作は簡単に説明できる。
【0036】数学的には、信号は局部発振器信号の正弦
および余弦によって別々に乗算される。デジタル構成で
は離散的な標本時間を利用するので、標本時間はLO信
号の90°点、例えば、正弦波および余弦波のピークお
よびゼロ交差点に現われるとみなすことができる。そう
すると、必要な乗算は1ビットのみが必要なように簡略
化される。さらに、余弦波が正または負のピークにある
場合、正弦波はゼロであり、また正弦波が正または負の
ピークにある場合、余弦波はゼロであることを想起する
と、必要な乗算シーケンスは余弦波の場合は+1,0,
−1,0であり、正弦波の場合は0,+1,0,−1で
ある。I/Qセレクタ73とXORゲート77,78に
よって示されるデジタル処理は、この手順の一つの構成
であり、以下で説明される。
【0037】I/Qセレクタ73は、リード72上で2
つの着信標本を取り、標本レートに同期してリード7
4,75の間でこれらの標本を交互に切り換える。この
手順により、I標本はQ標本を1クロック期間だけ先行
する。IおよびQ信号標本の選択のほかに、I/Qセレ
クタ73はI信号を遅延することによりIおよびQ出力
を時間的に整合して、I信号がQ信号と一致するように
し、その後、これらはXORゲート77,78の入力に
それぞれ印加される。リード74,75上の出力レート
は公称19.09575メガヘルツであり、標本レート
の半分である。
【0038】チャンネル・セルのクロック信号は、リー
ド53上のレベル変換されたクロック信号から取り出さ
れる。これは、A/D変換器71をクロックするために
直接用いられ、デジタル分周器79によって1/2に分
周され、リード80上に公称周波数19.09575メ
ガヘルツの信号を得て、この信号はI/Qセレクタ73
および第2デジタル分周器81を駆動するために用いら
れる。
【0039】第2デジタル分周器81は、リード53上
の周波数Fs の4分の1であるタイミング信号を出力す
る。リード76は、第2デジタル分周器81の出力であ
り、XORゲート77,78に印加され、リード74,
75上の信号を出力82,83上で交互に反転させ、そ
れから非反転させて、リード74,75上の信号+1ま
たは−1で実質的に乗ずる。
【0040】バス23上の入力信号は公称周波数9.5
685メガヘルツであり、リード76上の公称周波数は
9.547875メガヘルツであることを想起すると、
これらの信号は公称20.625キロヘルツである近ゼ
ロ差周波数にデジタル的に変換されることが当業者に理
解され、さらに、リード82上の信号はリード83上の
信号と90°位相がずれていることが理解される。I/
Qセレクタ73は、「D」型フリップフロップおよびイ
ンバータなどの容易に入手可能な論理ブロックから作る
ことができる。
【0041】リード82,83上の信号は、第1複素位
相検波器84に結合される。第1複素位相検波器84
は、単一の側波帯位相比較器の1ビット・デジタル構成
である。複素信号入力はリード82,83上にあり、複
素基準周波入力はリード86,87上、すなわち、数値
制御発振器(NCO)113からの1ビット余弦および
正弦出力上にある。第1複素位相検波器84の出力は、
複素入力の周波数の間の差の余弦である。アナログ構成
では、一つの出力しかない。しかし、「1」と「0」の
出力しかないデジタル構成では、極性を示す第2出力を
必要とする。大きさ(magnitude) はリード88上に現わ
れ、極性符号(sign)はリード89に現われる。
【0042】第2複素位相検波器85は、第1複素位相
検波器84と同じ機能を果たすが、ただし、接続86,
87は周波数差の正弦を生ずるように構成され、大きさ
はリード94に現われ、極性符号はリード117に現わ
れる点が異なる。通常動作では、衛星信号を追尾する際
に、リード82,83上の信号周波数と、NCO113
のそれとは同じであり、第1複素位相検波器84からの
平均出力はダウンコンバートされた衛星信号とNCO1
13との間の位相角差の余弦を表す。また、第2複素位
相検波器85の平均出力は、この位相角の正弦を表す。
この種の位相検波器はXORゲートやインバータなどの
一般的な論理ブロックから作ることができることが当業
者に理解される。
【0043】これまで説明してきた処理は、受信信号か
らの疑似ランダム雑音(PN)コードを復調していな
い。PNコード変調は、一つの衛星信号を別の衛星信号
から分離することを可能にするGPSシステムの特徴で
あり、符号分割多元接続(codedivision multiple acces
s: CDMA)ともいう。
【0044】さらに、これは疑似測距を行う手段を提供
する。復調処理は、衛星によって用いられる変調処理の
逆の処理である。衛星では、変調PNコード発生器の出
力状態に応じて、搬送波に正または負の1を乗じること
により搬送波に変調が行なわれる。復調処理は、衛星に
よって用いられるものと同一のコードを発生し、制御ル
ープを介して受信クロックに対してその位置を変える方
法を設けることによって、図1のGPS受信機内で行わ
れる。
【0045】本構成では、コードは図3のPNコード発
生器102によって発生される。追尾すべき衛星のコー
ドに一致するコードは、PNコード発生器102に接続
されたコード制御バス28を介して選択され、この発生
器102はリード101を介してクロックされる。コー
ド・クロック発生器100は、1.023メガヘルツの
CAコード・クロックを得るため3/112で分周す
る。
【0046】選択された衛星信号上のコードを相関する
ため、リード101上のコード・クロック位相は調整可
能であり、受信コードと時間的に同期/整合可能にする
必要があり、この受信コードの着信時間は可変であり、
コードはPNコード発生器102によって発生される。
本構成では、コード位相は制御バス28を介して制御コ
ンピュータ27によって調整される。
【0047】PNコード発生器102は、以下で説明す
るように4つの出力、リード103,104,105,
106を有する。リード103上の信号は、「プロンプ
ト(prompt)」(時間内(on time) )コードという。リー
ド104上の信号は、「遅延(late)」コードという。こ
れは、リード101上のコード・クロック期間の1/2
だけ遅延されている点を除けば、リード103上のプロ
ンプト・コードと同一である。PNコード発生器102
に対して内部の「早期(early) 」コードは、コード・ク
ロック・サイクルの1/2だけ早く現われる点を除け
ば、プロンプト・コードと同一である。
【0048】すなわち、早期コードと遅延コードとは1
コード・クロック・サイクル(「1チップ(chip)」)離
れており、プロンプト・コードはその間の中間にあるこ
とが理想的である。早期および遅延コードは、リード1
05に現われる差の大きさで区別される。差符号はリー
ド104上に現われる。遅延コードはこの符号を求める
ために利用できる。大きさ出力105および符号出力1
04は、コード弁別器118に印加される。
【0049】衛星を追尾する場合、リード103上のプ
ロンプト・コードは、リード88,89,94,117
上に現われる選択された衛星信号と時間的に整合してい
る。プロンプト信号出力103は、XORゲート90,
91のコード入力に接続される。位相検波器84、85
からの極性ビットは、リード89,117を介してXO
Rゲート90,91の信号入力に接続される。
【0050】XORゲート90,91は、リード103
上のプロンプト・コードによって決まる正または負の1
で信号89,117を乗ずる簡単な手段を提供すること
が当業者に理解される。プロンプト・コードと、受信信
号上で変調されたプロンプト・コードとが時間的に整合
されると、コード相関が行われ、搬送スペクトル拡散お
よび信号からPNコードを復調する。リード92,93
上の相関された出力は、リード88,94上の信号大き
さの極性(符号)を決定する。
【0051】コード整合を維持することは、時間のずれ
の程度を判定する方法を必要とする。これは、コード弁
別器118のゲート108,109と共にリード11
7,94,104,105上の信号を利用することによ
って行われる。ANDゲート108の出力はコード位置
エラーの大きさとなり、XORゲート109の出力はそ
の極性となる。
【0052】コード弁別相関の前に早期および遅延コー
ドを減ずる方法については、"IEEETransactions on Com
munications," Vol. COM-30, No. 5, May 1982 におい
てR.A.Yost and R.W. Boydによって説明されている。こ
の方法を利用することによって、別々の搬送波位相検波
器の必要がなくなり、かつ、コード弁別器機能を行うた
めに早期コードと遅延コードの両方に対する個別の積分
およびダンプ回路の必要がなくなる。
【0053】コード状態がすべて論理「1」の場合に現
われるコード・エポック・パルスは、リード106上に
現われる。GPS衛星によって利用されるPNコード
は、"Navstar GPS Space Segment/Navigation User Int
erface," ICD-GPS-200などのDepartment of Defense Gl
obal Positioning System interface control document
s において定義されている。
【0054】信号は近ゼロ周波数に変換され、信号は上
記の位相検波および相関処理によって収縮(despread)さ
れるが、雑音から信号を弁別することはさらに濾波また
は積分を必要とする。
【0055】本構成では、これは、積分およびダンプ回
路95,96によってプロンプトIおよびQ信号とコー
ド弁別器とについて行われる。リード92,93,11
1上の極性ビットは、大きさが「1」の場合にそれぞれ
の積分器が繰り上げられるか繰り下げられるかを決定す
る。積分処理は一つのコード期間、すなわち公称1ミリ
秒の間継続し、この時点で各積分器内の数値は制御コン
ピュータ27によって読み取られる。次に、積分器9
5、96,112は、リード106上のコード・エポッ
ク・パルスによって0にリセットされる。
【0056】信号入力88,93,110はまだ1ビッ
ト幅であるので、集積およびダンプ回路はアップ/ダウ
ン・カウンタで構成することができる。積分器95,9
6,112に対する入力データ・レートは、リード53
上の周波数Fs の1/2であり、出力レートは公称1キ
ロヘルツで、制御コンピュータ27によってさらに処理
されるのに十分に低い周波数である。
【0057】周波数発生器107は、リード76上のタ
イミング信号をさらに分周し、NCO113用にクロッ
ク信号と、制御コンピュータ27用にリード114上の
タイミング/割込み信号とを与える。本構成では、リー
ド115,114上の信号の公称周波数はそれぞれ21
7キロヘルツおよび1キロヘルツである。
【0058】NCO113は、バス26,28を介して
与えられる制御コンピュータ27からのデジタル周波数
ワードによって設定される出力周波数を与える。NCO
の動作については、"IEEE Transactions On Audio and
Electroacoustics," Vol. AU-19, No.1, March 1971 に
おいてJ. Tierney, et al.によって説明されている。N
CO113は、引例の論文で説明されている多重ビット
のデジタル/アナログ変換ではなく、正弦および余弦関
数の1ビット近似を用いている。これらの1ビット出力
は、リード86,87上に現われる。
【0059】1ビット出力を用いることによりNCO設
計と、第1および第2複素位相検波器84,85で説明
した乗算処理とを大幅に簡略化することが当業者に理解
される。また、217キロヘルツでクロックされる24
ビットNCO113を用いることにより、0.013ヘ
ルツの周波数分解能が得られる。
【0060】NCO113を本明細書で説明するように
構成することは、利用可能な集積回路技術を用いて容易
に実現できる。別のデジタルインタフェースを設けて、
NCO113の周波数を制御し、バス26,28を介し
てNCO113の位相をプリセットし、また1サイクル
の分数で位相を読み取る。制御コンピュータ27とイン
タフェースを行うブロックはすべて、与えられたインタ
フェースに必要なアドレス・デコーダ,機能選択および
データ・ラッチを含む。
【0061】図4,は、本発明により2本のチャンネル
しかないGPS受信機において連続およびシーケンス動
作を実現するため特定の衛星構成で用いられる切り換え
を示すタイミング図である。
【0062】図4(1)は、本発明に従って連続および
シーケンス動作を実現するために用いられるチャンネル
間切り換えを示すタイミング図である。図4(1)の左
側で示される最初の30秒間(またはそれ以上)におい
て、チャンネル、例えば、図1の第1GPS受信チャン
ネル24は、特定衛星からの信号、例えば、図4(1)
の衛星信号Aを連続的に復号すべく動作するように示さ
れている。また、図1の第1GPS受信チャンネル24
は、衛星Aからの50BPSデータ・メッセージを復号
し、クロック補正パラメータである天体暦(ephemeris)
データを記述し、また衛星網内の他の衛星に関する情報
も与える。また、第1GPS受信チャンネル24は衛星
Aに対して測距を行い、位置を算出する際に用いられる
疑似測距データを与える。第2GPS受信チャンネル2
5は、この特定の衛星群の他の5本の衛星信号B〜Fを
順次進み、これらの5本のすべての信号に対して測距を
行う。
【0063】衛星Aからのデータ・メッセージを復号し
た後、図1の第1GPS受信チャンネル24はシーケン
シング・モードに切り換えられ、第2受信チャンネル2
5は連続モードに切り換えられて、衛星Bから信号を受
信し、衛星Bのデータ・メッセージを復号し、同時に疑
似測距を行う。第1GPS受信チャンネル24は、この
期間において衛星A,C,D,E,Fと進み、これら5
本の信号に対して測距を行う。
【0064】衛星Bのデータ・メッセージの復号を終了
した時点で、第1および第2GPS受信チャンネル2
4,25は再び受信モードを切り換えて、第1GPS受
信チャンネル24は連続モードで動作して衛星Cのデー
タ・メッセージを復号し、疑似測距を行い、一方第2G
PS受信チャンネル25は衛星A,B,D,E,Fを進
んで、5つの他の疑似測距を得る。
【0065】図4(2)は、本発明に従って1本のチャ
ンネルのシーケンス動作を実現するために用いられるチ
ャンネル内切り換えを示すタイミング図である。衛星デ
ータ・メッセージを復号するために必要な期間は30秒
よりも短いことはなく、60秒を越えることはありえ
ず、他のチャンネルの連続動作の各サイクル中に、6本
の衛星信号のそれぞれに対して30から60の疑似測距
(一方のチャンネルによる5つのシーケンス測定および
他方のチャンネルによる1つの連続測定)を行うことを
可能にする。
【0066】図4(3)は、本発明に従って1本のチャ
ンネルのシーケンス動作を実現するために用いられるチ
ャンネル内切り換えを詳細に示すタイミング図である。
本構成では、シーケンシング・チャンネルは200ミリ
秒間、各衛星信号に現われるように示されている。
【0067】t=0からt=200ミリ秒までに現われ
る(衛星Bからの)第1シーケンス信号がt=1秒にお
いて再度捕捉されると、図1の受信機18の周波数不安
定性は計算され、これを用いて受信機18を補償して、
同期を維持することができる。これは、0ミリ秒から2
00ミリ秒の観測期間中に測定される受信機18と衛星
との間の相対的移動に起因するドップラー・シフトを図
4(3)の次の200ミリ秒の観測期間のドップラー・
シフトの最初の推定として利用することにより行なわれ
る。この推定により、この推定で推定信号周波数がルー
プ帯域幅内にあると判定した場合には、図1の第2GP
S受信チャンネル25は衛星Bからの信号に再同期する
ことができる。
【0068】受信機の局部発振器が800ミリ秒の「オ
フ」時間中に追尾ループ帯域幅以上にシフトしない限
り、この方法はうまくいく。この構成は、連続追尾チャ
ンネルから標本化されたドップラー情報を利用すること
により、シーケンシング・オフ時間に発声する局部発振
器の周波数シフトを補償する手段を提供する。
【0069】これが作用する一例として、図4(3)に
示すように衛星Bからの信号の現われるタイミングを検
討する。この構成では、衛星Bからの信号上に現われる
ドップラー周波数シフトは、t=200ミリ秒
(FB200)において図3の制御コンピュータによってメ
モリに保存され、衛星Bからの信号はt=1000ミリ
秒において再捕捉できるようになる。また、この構成は
連続的に追尾されている衛星Aからの信号のドップラー
周波数シフトをt=200ミリ秒(FA200)において保
存する。t=1000ミリ秒において、制御コンピュー
タ27は衛星A(FA1000 )からの信号のドップラー周
波数シフトを再び標本化する。従って、制御コンピュー
タ27は、次式を利用してt=1000ミリ秒において
衛星Bからの信号のドップラー周波数シフトをよりよく
推定することができる。
【0070】 FB1000(EST)=FB200+(FA1000 −FA200) ただし、下つき文字「EST」は推定を表す。受信機の
局部発振周波数がt=200ミリ秒とt=1000ミリ
秒との間でシフトする場合、周波数シフト量は差(F
A1000 −FA200)内になる。従って、この差は制御コン
ピュータによって用いられ、すべてのオフ時間追尾期間
中に局部発振周波数シフトを補償する。そのため、この
周波数シフト推定方法は与えられた衛星信号の再捕捉に
役立つ。
【0071】図5において、地球の周りのGPS衛星網
の図を示す。ユーザ200は、本発明による図5の2チ
ャンネルGPS受信機18を有する。2チャンネルGP
S受信機18は、例えば6基のGPS衛星A〜Fを追尾
する。これらの衛星はすべて、ユーザ200の見通し線
(line of sight) 内になければならない。衛星A〜Fを
追尾するために図1の2つのチャンネル24,25のみ
しかないので、チャンネル24,25は6本の衛星信号
間で時分割しなければならない。
【0072】本発明では、チャンネル24,25の一方
は30秒間特定の衛星信号を追尾する。チャンネル2
4,25の他方は、時間シーケンス方式で残りの5基の
衛星を追尾する。
【0073】30秒間チャンネル24,25の一方で衛
星Aを連続的に追尾し、他方のシーケンス・チャンネル
で衛星B〜Fを追尾した後、チャンネル24,25の第
2のチャンネルは次の30秒において衛星Bを連続的に
追尾し、チャンネル24,25の第1のチャンネルはシ
ーケンス方式で衛星Aおよび衛星C〜Fを追尾する。次
の30秒の追尾サイクルにおいて、チャンネル24,2
5の一方は衛星Cを連続的に追尾し、チャンネル24,
25の他方は衛星A,B,D〜Fをシーケンス方式で追
尾し、以下同様である。
【0074】従って、チャンネル24,25の一方は2
00ミリ秒の間5基の衛星のそれぞれを追尾し、チャン
ネル24,25の他方は1基の衛星を連続的に追尾し
て、その後チャンネル24,25の間で役割を交換す
る。あるシーケンス衛星信号の測定終了から、同一衛星
信号が再捕捉されるまで800ミリ秒ある。さらに、追
尾情報が正確になるにつれて、ユーザ200の位置はよ
り正確に判定される。
【0075】衛星Aは、図1の第1GPS受信チャンネ
ル24によって追尾される。衛星B〜Fは、第2GPS
受信チャンネル25によって順次追尾される。衛星B
は、第2GPS受信チャンネル25が時間シーケンス方
式で追尾する5基の衛星のうちの最初の衛星である。図
5に示すように、衛星Bは一つの追尾サイクルにおいて
ユーザ200から距離207にある。衛星C〜Fが80
0ミリ秒で追尾されるにつてれ、衛星Bは経路208に
沿ってユーザ200に対して移動する。
【0076】図1の第1GPS受信チャンネル24が図
5の衛星Bを連続的に追尾するように設定されると、衛
星Bはユーザ200に対して距離210の位置を有す
る。図1の第1GPS受信チャンネル24は、疑似測距
情報を得るためには図5の衛星Bからの信号に対して高
速に同期しなければならない。そのため、新たな衛星B
の位置およびドップラー効果を推定して、図1の第1G
PS受信チャンネル24の高速同期を可能にし、正確な
位置情報を受信して、ユーザ200(図5)の位置を正
確に判定できるようにしなければならない。
【0077】図6は、本発明の方法を示すフローチャー
トである。まず、図6のステップ601に表されるよう
に、図5の6基の適切な衛星A〜Fがユーザ200の水
平線上にある衛星群の中から識別される。
【0078】図1のチャンネル24,25の一方は、ス
テップ603に示すように最初に連続モードで動作して
6基の衛星の1基からのメッセージを復号するように指
定され、チャンネル24,25の他方のは残りの5本の
衛星信号を進んで、疑似測距データを得る(ステップ6
05)。ステップ607において、受信機は連続的に受
信しているチャンネルが衛星データ・メッセージを完全
に復号したことを判断して、受信機はステップ609に
進む。ステップ609において、これらのチャンネルは
役割を交換する。次に、ステップ611において、別の
衛星信号が選ばれ、連続的に受信される。
【0079】次に、受信機はステップ601に戻り、6
基の適切な衛星がまだ有効であることを判定する。これ
が正しい場合、受信機はステップ603に進み、シーケ
ンス・モードで受信された信号群の中の一つの信号から
メッセージ復号を開始する。その後、ステップ605に
おいて残りの5本の信号はシーケンス・モードで疑似測
距データを与える。ステップ601において前に識別さ
れた6基の適切なすべての衛星が有効でないと判断され
ると、受信機はステップ613に進み、適切な衛星群を
選択する。
【0080】この処理は繰り返され、連続受信モードに
おいて6本の衛星信号のすべてをサイクルし、残りの衛
星信号から疑似測距データを順次受信し、それにより6
本のすべての衛星信号から疑似測距およびデータを同時
に与える。図6のステップによって説明される処理全体
は反復的に繰り返される。
【0081】この方法および装置の利点には、多重化受
信機に伴う信号/雑音比の劣化が無く、多重化およびシ
ーケンシング受信機の受信機構造の簡略化が含まれる。
さらにこの利点には、衛星メッセージおよび疑似測距デ
ータの連続的な受信が含まれる。
【0082】これは、シーケンシングおよび多重化受信
機で一般的な衛星放送および疑似測距データの断続的受
信とは対称的である。4本以上のチャンネルを用いる連
続受信受信機のハードウェアの複雑化は、本発明では避
けられる。
【0083】実質的な小型化および軽量化の利点は、2
本の受信チャンネルを一つのチップに内蔵することによ
って実現される。
【0084】上記の説明からわかるように、このGPS
デジタル受信機は安価な部品で構成することができ、高
精度な発振器を必要としない。従って、この方法は極め
て広範囲のユーザ用途向けの低コスト・量産型GPS受
信機に適している。
【0085】本発明の好適な実施例について図示し、詳
細に説明してきたが、本発明の精神から、あるいは特許
請求の範囲から逸脱せずにさまざまな修正が可能である
ことは当業者に明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理によるGPS受信機の概略ブロッ
ク図である。
【図2】図1のGPS受信機の詳細ブロック図である。
【図3】本発明によるデジタル相関器の1本の衛星信号
チャンネルのブロック図である。
【図4】本発明により2本のチャンネルしかないGPS
受信機において連続およびシーケンス動作を実現するた
め特定の衛星構成で用いられる切り換えを示すタイミン
グ図である。
【図5】本発明によるユーザに対する広域位置判定シス
テム(GPS)の図である。
【図6】本発明の方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
18 GPS受信機 20 アンテナ 21 アンテナ入力リード 22 フィルタおよびダウンコンバータ 23,26,28,29,53 バス 24,25 デジタル相関デシメータ(受信チャンネ
ル) 26,28,29 バス 27 制御コンピュータ 31 プリフィルタ 32,34,36,39,42,43,45,47,4
9,51,53,56,57,66 バス 35 帯域通過フィルタ 36 Lバンド入力 37 Lバンド増幅器 38 RF集積回路 41 Lバンド発振器 44 第1IFフィルタ 50 第1デジタル分周器 52 第2IFフィルタ 54 第2デジタル分周器 55 安定発振器 58 位相周波検波器(PFD) 59 ループ・フィルタ 60 同調素子 61 フィルタ・コンデンサ 62 電圧レギュレータ 63 第1ミキサ 64 第1IF増幅器 65 第2ミキサ 67 第2IF増幅器 68 レベル変換器 69 位相同期ループ 70 LバンドVCO 71 1ビットアナログ/デジタル変換器(A/D) 53,72,74,75,83,86,88,89,9
2,93.94.101,103,104,105,1
06,110,111,113,114,115,11
7 リード 73 I/Qセレクタ 77,78,90,91 XORゲート 79,81 1/2分周回路 84,85 第1および第2複素位相検波器 95,96,112 積分およびダンプ回路 100 コード・クロック発生器 102 PNコード発生器 107 周波数発生器 108 ANDゲート 109 XORゲート 113 NCO 118 コード弁別器 150 ナビゲーション・コンピュータ 200 ユーザ A,B,C,D,E,F 衛星

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の衛星(A,B,C,D,E,F)
    のそれぞれからドップラー・シフトを示す符号化衛星信
    号を受信する2チャンネル・デジタル広域位置判定シス
    テム受信機(18)を運用する方法であって:前記受信
    機(18)の第1チャンネル(24)によって、前記衛
    星群(A,B,C,D,E,F)のうち特定の一つの衛
    星を連続的に追尾(603)して、前記符号化衛星信号
    に含まれる情報を受信する段階;および前記受信機(1
    8)の第2チャンネルによって、前記特定の一つの衛星
    を除く前記衛星群(A,B,C,D,E,F)のそれぞ
    れの衛星を順次追尾(605)して、前記符号化衛星信
    号に含まれる情報を受信する段階;によって構成される
    ことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 複数の衛星(A,B,C,D,E,F)
    のそれぞれからドップラー・シフトを示す符号化衛星信
    号を受信する2チャンネル・デジタル広域位置判定シス
    テム受信機(18)であって:前記複数の衛星(A,
    B,C,D,E,F)のうち特定の一つの衛星(A,
    B,C,D,EまたはF)を連続的に追尾(603)し
    て、前記符号化衛星信号を受信し、復号する第1受信チ
    ャンネル手段(24);および前記特定の一つの衛星
    (A,B,C,D,EまたはF)を除く前記複数の衛星
    (A,B,C,D,E,F)のそれぞれの衛星を順次追
    尾(605)して、前記特定の一つの衛星(A,B,
    C,D,EまたはF)の前記符号化衛星信号を除く前記
    複数の符号化衛星信号から情報を受信する第2受信チャ
    ンネル手段(25);によって構成されることを特徴と
    する2チャンネル・デジタル広域位置判定システム受信
    機(18)。
  3. 【請求項3】 複数の衛星のそれぞれ衛星からドップラ
    ー・シフトを示す符号化衛星信号を受信する2チャンネ
    ル・デジタル広域位置判定システム受信機(18)を運
    用する方法であって:前記受信機(18)の第1チャン
    ネルによって、前記衛星群(A,B,C,D,E,F)
    の特定の一つの衛星を連続的に追尾(603)して、前
    記符号化衛星信号に含まれる情報を受信する段階;前記
    受信機(18)の第2チャンネルによって、前記特定の
    一つの衛星を除く前記複数の衛星(A,B,C,D,
    E,F)のそれぞれの衛星を順次追尾(605)して、
    前記符号化衛星信号に含まれる情報を受信する段階;連
    続追尾(603)を行なう前記チャンネル(24)を切
    り換える段階(609);順次追尾(605)を行なう
    前記チャンネル(25)を切り換える段階(609);
    前記第2チャンネル(25)によって連続的に追尾する
    段階(605);前記第1チャンネル(24)によって
    順次追尾する段階(605)連続追尾(603)を行な
    う前記チャンネル(25)を切り換える段階(60
    9);順次追尾(605)を行なう前記チャンネル(2
    4)を切り換える段階(609);前記第1チャンネル
    (24)によって連続的に追尾する段階(603);前
    記第2チャンネル(25)によって逐次追尾する段階
    (605);および連続追尾(603)を行なう前記チ
    ャンネル(24)を切り換える段階(609)と、 順次追尾(605)を行なう前記チャンネル(25)を
    切り換える段階(609)と、 前記第2チャンネル(25)によって連続的に追尾する
    段階(603)と、 前記第1チャンネル(24)によって逐次追尾する段階
    (605)と、 連続追尾(603)を行なう前記チャンネル(25)を
    切り換える段階(609)と、 逐次追尾(605)を行なう前記チャンネル(24)を
    切り換える段階(609)と、 前記第1チャンネル(24)によって連続的に追尾する
    段階(603)と、 前記第2チャンネル(25)によって逐次追尾する段階
    (605)とを30秒から60秒の連続する間隔で繰り
    返す段階;によって構成されることを特徴とする方法。
JP4212444A 1991-07-18 1992-07-17 2チャンネル広域位置判定システム受信機およびその運用方法 Pending JPH05188129A (ja)

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