JPH0518704A - 薄い層を測定するための方法および装置 - Google Patents

薄い層を測定するための方法および装置

Info

Publication number
JPH0518704A
JPH0518704A JP15328291A JP15328291A JPH0518704A JP H0518704 A JPH0518704 A JP H0518704A JP 15328291 A JP15328291 A JP 15328291A JP 15328291 A JP15328291 A JP 15328291A JP H0518704 A JPH0518704 A JP H0518704A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
thin layers
layers according
measuring
measuring thin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP15328291A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2952727B2 (ja
Inventor
Helmut Fischer
フイツシヤー ヘルムート
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Helmut Fischer GmbH and Co
Original Assignee
Helmut Fischer GmbH and Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Helmut Fischer GmbH and Co filed Critical Helmut Fischer GmbH and Co
Priority to JP15328291A priority Critical patent/JP2952727B2/ja
Publication of JPH0518704A publication Critical patent/JPH0518704A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2952727B2 publication Critical patent/JP2952727B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 非鉄金属などの測定対象物を被覆する薄い層
の厚さを測定する場合に、測定対象部材の形に依存して
いない測定結果を得る。簡単な方法で、オペレータが考
え方を改めることなく測定できるようにする。 【構成】 装置に関しては測定子11が少なくとも2つ
の異なるコイル装置18,36を持つ。方法に関しては
両コイル装置18,36の異なる想定値から修正された
層厚が算出される。非鉄金属などの測定対象物を被覆す
る薄い層の厚さを、磁気誘導方式又は渦電流方式に従う
非破壊測定方法で、単に実際に存在する層厚のみならず
また測定対象物の形に依存する測定値を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、測定対象物の薄い層の
厚さを非破壊方法によって測定する方法および装置に関
し、詳しくは、請求項1による方法および請求項9によ
る装置に関係する。
【0002】
【従来の技術】請求項1の前段に記載した上位概念は例
えばドイツ公開文書3902095,3437253,
2556340等に開示されている技術水準を前提とす
る。
【0003】広く普及している磁気誘導又は渦電流方式
を用いる層厚測定のための非破壊方法は、低周波ないし
高周波電磁場が測定対象物の被覆層に依存して変化する
ことに基づいている。測定に用いられる電磁場は、外乱
量として空間的拡がりを持ち、それと共に単に実際の層
厚に依存するのみならず、測定対象物の形にも依存して
いる。
【0004】また別の外乱量として、磁性基礎材料上の
非磁性層又は非導電層の測定に用いられる磁気誘導低周
波方式では、測定対象物の透磁率が共に測定に入ってく
る。他方、主に非鉄金属上の非導電層又は弱導電層の測
定に用いられる渦電流方式では、測定対象物の幾何学的
形の影響が著しくより強く際立つ。非鉄金属の場合、実
際的に容易に想定されうる透磁率に代わり、もう1つの
外乱量として基礎材料の導電率が共に入ってくる。そし
て、最後の外乱量に対しては、最近、その望まれない外
乱量の影響を排除するための回路技術的可能性が広範囲
に存在している。
【0005】このように両方式による層厚測定のための
非破壊方法においては、測定対象物の幾何学的形が無視
することのできない影響量であり続けている。それ故、
実際の測定では、測定対象物においていわゆる校正を行
う必要がある。この場合の校正は、まず層を有しない測
定対象物の上で測定値0が設定され、次いで層を有しな
い測定対象物上に塗布あるいは箔の形で形をなぞられた
既知の層をもつ測定対象物の上で行われ、その測定対象
物上の既知の層厚上で測定値に相応する表示値が調節さ
れる。この校正は、特性曲線を当該測定課題により良く
適合させるために幾つかの層に関して実施することがで
きる。通例、測定対象物は層を有さずに使用されること
はなく、しかも非常に複雑な形をしばしば持つので、凹
面又は凸面上の層厚を測定することは大抵の場合非常に
困難である。幾何学的形の影響を小さくする可能性の1
つは、測定子の設計にある。測定子が小さくなればなる
ほど、測定場の空間的拡がりはますます小さくなり、そ
れに従って測定対象物の幾何学的形からの影響度合いも
小さくなる。もっともそのような措置は、実際では0〜
300μmの範囲の層厚が主として関心をひくにもかか
わらず、測定子の寸法は、その設計が技術的にもはや可
能でないほど小さく保たれねばならないので限定されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、測定対象物
についての測定値が、測定対象部材の幾何学的形によっ
て望まれない影響を受けることを、ある装置により広範
囲に除去する方法を提供することを目的とする。
【0007】また、実際での関心をひく約0〜500μ
mの測定範囲で高い感度をもつような測定子を製造技術
的に容易に得られるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による薄い層を測
定するための方法は、コイル装置がコアに移動不能に巻
きつけられ、コアの幾何学的中心とコイル装置の幾何学
的中心が一致し、コイル装置は案内装置によって外へ導
かれ、案内装置に出力値から層厚を計算するための評価
回路が接続され、評価回路が層厚を算定する、薄い層を
測定するための非破壊測定するための方法であって、 a)測定子は、同じ測定問題に対して夫々異なる出力値
を出す少なくとも2つの異なるコイル装置を持ち、 b)両コイル装置の測定中現れる出力値により層厚tを
求め、計算装置において分析する、 ことを特徴とする、ものである。
【0009】本発明による薄い層を測定するための装置
は、コイル装置がコアに移動不能に巻き付けられ、コア
の幾何学的中心とコイル装置の幾何学的中心が一致し、
コイル装置は案内装置によって外へ導かれ、案内装置に
出力値から層厚を計算するための評価回路が接続され、
評価回路が層厚を算定する、薄い層の厚さを測定子によ
って非破壊測定するための装置であって、測定子は、同
じ測定問題に対して夫々異なる出力値を出す少なくとも
2つの異なるコイル装置を持つことを特徴とする、もの
である。
【0010】
【作用】この技術において、測定されるべき層は、大気
に対して測定されるのではなく、常に支持材料上に載っ
ているということを指摘しておこう。この意味において
薄い層は0から数百ミクロンの範囲にあるが、例えば瀝
青又はセラミック層では例えば15mmまでの厚さであ
り得る。
【0011】磁気誘導的に、即ち、この技術の言葉で
「低周波で」測定する場合、2つの巻線、即ち、例えば
ドイツ公開文書3437253の2つの巻線33,36
のような1つの界磁巻線と1つの誘導巻線を必要とす
る。周波数範囲はその際大体20Hzと1kHzの間で
ある。渦電流方式に従い測定する場合、ただ1つのコイ
ルのみを必要とする。というのはこれは発振器の振動回
路にあり、制動に従ってその周波数を変えるからであ
る。用いられる周波数範囲はここでは100kHzと1
0kHzの間である。超高周波数で測定する場合、この
周波数範囲でコイルに類似の磁場を生み出す、測定対象
物に対して開いた空洞共振器を用いることができる。周
波数範囲はそのとき大まかに10MHzから10GHz
であり得る。請求項の意味における「コイル装置」はそ
れ故、ただ1つのコイルであり得、2つ又はそれ以上の
コイルから構成され得、磁場を生み出す超高周波部材で
あり得、多層技術又は同様の技術で製造され得る。
【0012】
【実施例】本発明を2つの実施例について説明する。図
1は、描写を可能にするために一定率で著しく拡大した
本発明の実施例による測定子の下部の断面図である。図
2は、描写を可能にするために一定率で著しく拡大した
本発明の他の実施例による測定子の分解図である。図3
は、本発明を説明するための図面代用グラフである。図
4は、本発明に用いる計算装置のブロック図である。
【0013】測定子11が渦電流原理による測定に用い
られる。それは幾何学的縦軸(幾何学的中心)12をも
つ。測定子11には外径1.4mmのフェライト製の共
軸のコア13が備えられている。コア13の外形がこの
寸法であると、コア13の他の部分を別の寸法にするこ
とができる。すなわち、コア13はその下領域で段14
によってコイルコア16へと縮小され、このコイルコア
16は下に耐磨耗性材料でなる載せ半球部17をもつ。
コイルコア16の上には円形をなす銅線の内コイル18
が置かれ、その両接続導線19,21はコア13の縦切
り込み溝22を通ってコア13を通過し、上へ導かれ
る。接続導線19,21は象徴的に描かれたシールド2
3によってシールドされ、上で“案内装置”としての接
続プレート27の接点24,26に固定されている。シ
ールド23としてはフェライト材料やケイ素鉄、銅、銀
を好適に用い得る。このシールド23は移動可能であ
り、また、幾何学的縦軸12と同心である。接続プレー
ト27は、図示されていない方法で図示されていない測
定子ケースに動かないように固定されている。内コイル
18の磁場の中心およびコイルコア16の中心は、載せ
半球部17の表面の中心を正確に貫く幾何学的縦軸12
と一致する。
【0014】幾何学的縦軸12と共軸にフェライト製の
外ケース28が置かれ、その下の環状の前額面29は幾
何学的縦軸12に対し垂直で、載せ半球部17のすぐ上
に位置している。コア13の上部に空洞31が形成さ
れ、そこを接続導線19,21が機械的および電気的に
保護されて通っている。円柱状内壁32とコア13の外
壁の間に、図面に描くことのできないスリットがあり、
そのスリットは幾何学的縦軸12に沿う円柱状内壁32
とコア13の外壁との相対移動を可能にするが、磁気抵
抗としては無視することができる。外ケース28は大体
半分の高さのところに、内側に向いた段33をもち、こ
の段33よりも下の部分に壁厚が大体半分の円柱状であ
って幾何学的縦軸12と共軸のコイル管34が形成され
る。コイル管34の上に細い銅線のコイル36が置か
れ、このコイル36で発生する磁場の中心が幾何学的縦
軸12と一致する。コイル36の接続導線37,38
は、外へ開いた縦切込溝39を通り接続プレート27の
接点41,42に導かれている。
【0015】磁化されうるケイ素鉄のような高透磁性材
料製のシールドケース43は幾何学的縦軸12と共軸
で、環円柱である。シールドケース43の内壁44と外
ケース28の外壁46の間のスリットは、磁気抵抗の観
点からは無意味であるけれども、シールドケース43が
外ケース28に対して相対運動することに役立つ。下の
前額面47は幾何学的縦軸12に対し垂直で、この前額
面47よりも前額面29および載せ半球17が下に突き
出し、また前額面47,29よりも載せ半球17が下に
突き出す。シールドケース43の上は外ケース28と同
じ高さで終結する。すべての相対的に移動する部分は、
調整後、例えば接着剤によって位置がずれないように互
いに結合することができる。
【0016】この構造上の不可欠な構成は、何よりも2
つの円柱状の環スリット48,49を作り出し、そこに
全高部分が利用できるように巻かれたコイル18,36
が位置することである。
【0017】図2による他の実施例においてここまでに
述べられた構造と異なる点は、コイル51,52が長方
形の断面53,54を持つ点だけである。図のように断
面54は断面53よりも比較的ほっそりしている。
【0018】環スリット48,49はそれ自身、また中
実から作り上げたポットコアに一体に備えさせることが
できる。しかしながら、大量生産され、それにより十分
に安く買うことができ、同時にまた必要とされる正確な
サイズをもち、さらに幾何学的縦軸12との共軸性をも
つポットコアは現在知られていないが、そのようにする
ことは可能である。
【0019】測定対象物が無限大の拡がりをもつ平らな
形になっていない場合には、いわゆる幾何学的影響が発
現する。測定対象物の形が上述の平らな形と異なってい
る場合の両者間での形の相違に関する幾何学的影響の相
違は、内コイル18に対するよりも円形の外コイル36
に対して大きい影響を及ぼす。外コイル36から引き出
された信号が測定量への幾何学的影響の補償に用いられ
る。
【0020】これは、内コイル18が外コイル36と異
なる周波数で励起されることによって実現される。周波
数は1:2から1:10までの比をもち、その際、内コ
イル18は合目的的により高い周波数で励起される。こ
れにより、異なる周波数の2つの信号を利用できるよう
になり、それらの信号は適切な回路で解号される。
【0021】図3に、説明に必要なうず電流測定子の特
性曲線が転写されている。それは非鉄金属上の非導電層
ないし弱導電層(セラミック,プラスチック)の測定に
対して構想されている。指定された測定量は、測定子の
寸法に比べて限りなく大きいと見なされうる平らな基準
面と、10〜60mS/mの伝導率をもつ基準サンプル
と、に電気的基準値を規定することによって得られる。
これらの測定値は、電圧としても、また周波数符号化信
号の形でもよい。測定システムを平らな基準面に置くこ
とにより、内コイル18から第1の測定値X01が得ら
れ、外コイル36から第2の測定値X02が得られ、それ
らは別々の記憶装置に納められる。測定子を平らな基準
面から持ち上げることにより、もう1つの測定値ペアX
S1,XS2が得られ、それはいわゆる飽和値として再び記
憶装置に納められる。その際、上に準じてXS1は内コイ
ル18に属し、XS2は外コイル36に属する。測定対象
物からの距離は、測定対象物からの影響がもはや認めら
れ得ないほど大きくなければならない。通常、それは外
コイル36の直径の大体4倍の距離である。限りなく大
きい平らな基準面であるためには、これがシールドケー
ス43の大体3倍の直径をもつことを要する。これによ
って内コイル18に対しX01,XS1、外コイル36に対
しX02,XS2、の4つの基準値を利用可能である。内コ
イル18の信号X1 および外コイル36の信号X2 は常
に限界値X01ないしXS1およびX02ないしXS2の間にあ
り、周知の方法で以下のように校正される。
【0022】内コイル18に対し
【0023】
【数1】
【0024】外コイル36に対し
【0025】
【数2】
【0026】このようにして校正された測定値が図3に
片対数で示されている。横座標はそれぞれの校正された
測定量が転写され、縦座標に基準値「10」に対する層
厚の対数が転写されている。56で示した特性曲線は内
コイル18に属し、57で示した特性曲線は、限りなく
大きい平な基準面での検定後の外コイル36に属する。
定義により、それぞれの校正された測定値は0と1の間
にあり、両曲線56,57は限界値0および1に漸近的
に近づく。容易に見て取ることができるように、外コイ
ル36に属する特性曲線57ははっきり内コイル18の
特性曲線56の上にある。いま測定子11を凹に曲げら
れた測定対象物に置くと、58,59で示した特性曲線
が成立し、それに層厚0に対応する漸近線61,62が
属する。特性曲線58は内コイル18に属し、59は外
コイル36に属する。限りなく大きい層厚に対応する漸
近線は両コイル18,36において横座標値1に垂直に
立つ縦座標である。なぜなら、コイル18,36は持ち
上げられた状態ではもはや先に凹に曲げられた測定対象
物があったか又は平らな測定対象物があったかを識別し
ないからである。いま、層厚tおよび凹面において系統
影響量がどのくらい大きいかを確定しようとすれば(こ
の場合、6mmの直径の円柱)、例えば任意に選択され
た30μmの層厚において、図3に相応する縦座標値が
転写され、それは曲線58を点63で切る。平面の偏異
は、63に垂線が立てられることによって確定される。
垂線は、平らな測定対象物に属する特性曲線56を点6
4で切る。訂正がなければ、点64に相応する測定値t
1 が表示されるであろう。これにより、行程66が測定
対象物(円柱直径6mm)の凹面により欺かれた追加の
層厚に等しいことが判る。容易に見て取られるように、
64において内コイルに属する測定値t1 は、t1 =t
+cに従う。このタイプでは、測定値t1 、定数△1
求められる層厚tはとすると、t1 =△1 +tとなる。
【0027】同じ観察方法が、外コイル36に属する特
性曲線57,59に関してなされる。同じ層厚に属する
測定値は特性曲線59を点67で切る。平らな測定対象
物に属する特性曲線57上で点68において読み取られ
る測定値t2を規定することができる。見て取れるよう
に、曲面により条件付けられる影響量 c・z(Xn ) (1) は、明らかに判るように、内コイル18におけるよりも
著しく大きい。それ故以下の2つの方程式を書くことが
できる。 t1 =t+c (2a) t2 =t+c・z(Xn ) (2b)
【0028】因数z(Xn )は第1近似においてほぼ一
定量である。即ちコイル18,36の直径比に従属する
一定の因数である。このタイプでは、測定量t2 、定数
2 とすると、t2 =△2 +tとなる。
【0029】両方程式から、妨害する測定対象物の幾何
に従属する系統影響量が除去され、次の方程式が書かれ
る。
【0030】
【数3】
【0031】Z(Xn )は数学的意味において決して正
確にすべての影響量に対して一定ではないので、tのか
わりにtcorrが書かれる。
【0032】この式において、t1 およびt2 は、定義
により、コイル18およびコイル36から導かれた任意
の層厚tにおいて同じ凹又は凸面に属する測定値を意味
する。平面で測定される場合、定義によりt1=t
2 で、これにより方程式(3)の減数=0である。この
特殊例の場合、測定された層厚tは内コイル18の測定
値t1 に相応する。差t2 −t1 が大きくなればなるほ
ど減数は大きくなり、容易に見て取れるように、その分
1 が減少する。なぜなら、各凹面は平面に対して追加
の層を欺くからである。数因数Z(X)は外コイル36
の内コイル18に対する比が約2の場合約12をもつの
で、この量は決定的でない。Zに対する固定数値は大体
外コイル36の直径に相応する円柱状に曲げられた面の
直径において、既に0<X<0.6の範囲で、因数20
〜100倍分の系統影響の減少を可能にする。2倍の値
において、ほとんど理想的に一定の数因数Zによって補
償が可能である。
【0033】二次の誤差を除去するために、ZはXn1
はXn2の関数として計算することができる。合目的的に
n1が選択される。それ故以下においては書き方Xn
みを用いる。これは、既に記述したように、書き方Z
(Xn )から出ている。関数Z(Xn )は例えば以下の
ように形である。 Z(Xn )=Z0 (1−αXp n ) 2<p<5,0.2<α<0.6 (4) Z(Xn )>1であるので、方程式(3)の微分により
次の近似が書かれる。
【0034】
【数4】
【0035】相対変化△Z(Xn )/Z(Xn )は、述
べられたようにXn に従属して小さく、方程式(4)か
ら読みとれるように、X=0から0.6の測定技術的に
関心を引く範囲で事実上無視できる誤差△tになる。差
2 −t1 はZ(Xn ) によっても、また相対偏異によ
っても低下するので、重要性の少ないXn 0.6の範囲
で、方程式(4)の考慮の下、同様に傑出した曲面補償
が可能である。なぜなら、方程式(5)から見て取れる
ように、2つの商の積が二次の残り誤差を規定するから
である。
【0036】第3図に示された特性曲線では約1.5m
mの内コイル18の直径および約3mmの外コイルの直
径が基礎になっている。そのような測定子11によっ
て、1500μmまで層厚が難なく曲面補償されて測定
される。システムを線形的に拡大すると測定範囲も相応
して大きくなる。もっとも曲面の補償性能はその時相応
して小さくなる。薄い層に対する測定感度も同様であ
る。
【0037】発明に従って記述された装置によると、図
3の特性曲線に関連する表1および表2の数値からいか
に傑出した結果に達するかがわかる。ディジタル技術に
ついての今日の水準からすれば、マイクロプロセッサを
用い数学的アルゴリズムを1秒の微小部分で処理するこ
とは難なく可能であり、その結果、測定値の形成は追加
アルゴリズムによって負担をかけられない。発明による
装置によれば、平面での検定による曲面に従属しない測
定の理想に非常に近づく。測定対象物は大抵の場合層を
かぶせられてのみ存在しまた平らな基準材料での検定は
困難なくコントロール目的のために可能であるので、使
用者にとって測定方法の著しい簡便さが与えられる。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】表1では左に目標層厚、即ち実際の層厚が
μm単位で記載されている。内コイル18のみをもつ場
合、7.93μm,103.2μm等の層厚を測定する
だろう。6mmの直径の円柱に関連して、実際の測定値
より因数3…2分大きい測定値が表示されるであろう。
次の欄は発明によって確定されうる26.4μm,4
9.5μm等の層厚を示す。一番右の欄には、修正され
た層厚と目標層厚間の差がμmで示されている。見られ
るように、発明により曲面影響のほぼ完全な補償が得ら
れる。
【0041】表1が、一定の直径、即ち6mmの直径を
もつ測定対象物が異なる層厚で被覆されている場合の例
を示すのに対し、表2は49μmの常に同じ厚さの被覆
におけるμm単位の異なる直径の異形を示す。またここ
でも、発明によりいかに傑出した改善が達成可能である
かが見られる。
【0042】図4は内コイル18および外コイル36の
測定値X1 およびX2 から訂正された層厚t0 を計算す
るための流れ図を示す。両方の丸い角をもって描かれた
囲みはプログラム記憶装置を意味し、その左側には、内
コイル18に対する、平らな層をかぶせられた測定対象
物に対する測定値X01および飽和層厚に対する測定値X
s1が納められている。同じものが右に外コイル36に対
して記載されている。この計算式は説明中に挙げられて
いる。従ってXn1及びXn2が得られ、その結果測定量
は、図3がそのことを示すように、ただ0と1の間のみ
を動くことができる。左側で、校正された測定量Xn1
コイル1のパラメータと結び合わされる。即ち、このプ
ログラム記憶装置には曲線56の進みがある。結合によ
り、図3にも見出される層厚t1 が得られる。
【0043】上に準じて同様のことが右側でおこなわれ
る。即ち、プログラム記憶装置“パラメータ、コイル
2”に曲線58の進みが納められた。それから右側で差
1 −t2 が形成される。左側の同じ高さでプログラム
記憶装置にZに対するパラメータがある。これは広範囲
に一定であり、例えば数12に等しい。それは校正測定
量の上の領域でのみ目にとまる変動をする。その他の結
合は、式によって容易にあと付けられることができる。
方程式(3)からわかるように、t1 はさらにそこに書
かれた商と結合されねばならない。その結果、方程式
(3)のtに等しく、また表1および表2の右から2番
目の欄にある、修正された層厚tに達する。
【0044】図4において、角ばった枠は測定値又は計
算の結果を意味する。丸い角をもつ枠はプログラム記憶
装置に納められているパラメータを意味する。これらの
パラメータは固定的にプリセットされているか又は先の
時点に測定によって規定されている。丸い円は算術演算
を表す。
【0045】計算因数Z(Xn )の小さい修正は(図3
に記入されているように)Xn1に従属しても、Xn2に従
属しても行われることができる。層厚および特に修正さ
れた層厚はXn1の関数であるので、Z(Xn )の修正を
n1に従属して行うことが合目的的である。
【0046】発明は多数の異形に対して能力がある。修
正された層厚tcorrの計算は、必ずしも校正を経て行わ
れる必要はない。むしろ、校正なしでも曲線を受け入
れ、それから後で計算することができる。それは今日の
計算装置において問題でない。校正の場合の長所は、較
正が平らな層をかぶせられていない測定対象物上で行わ
れることができ、それはより長い時間間隔で点検されね
ばならない点にある。
【0047】
【発明の効果】本発明方法によれば、測定対象物につい
ての非破壊方法による測定値が、測定対象部材の幾何学
的形によって望まれない影響を受けることを広範囲に除
去することができる。
【0048】本発明装置によれば、実際での関心をひく
約0〜500μmの測定範囲で高い感度をもつような測
定子を製造技術的に容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による測定子の下部の断面図で
ある。
【図2】本発明の他の実施例による測定子の分解図であ
る。
【図3】本発明を説明するための図面代用グラフであ
る。
【図4】本発明に用いる計算装置のブロック図である。
【符号の説明】
11 測定子 12 幾何学的縦軸 13 コア 14 段 16 コイルコア 17 半球部 18 内コイル 19 接続導線 21 接続導線 22 溝 23 シ−ルド 24 接点 26 接点 27 接続プレ−ト 28 外ケ−ス 29 前額面 31 空洞 32 円柱状内壁 33 段 34 コイル管 36 コイル 37 接続導線 38 接続導線 39 縦切込溝 41 接点 42 接点 43 シ−ルドケ−ス 44 内壁 47 前額面 48 環スリット 49 環スリット 51 コイル 52 コイル 53 断面 54 断面 56 特性曲線 57 特性曲線 58 特性曲線 59 特性曲線 61 漸近線 62 漸近線

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイル装置がコアに移動不能に巻きつけ
    られ、コアの幾何学的中心とコイル装置の幾何学的中心
    が一致し、コイル装置は案内装置によって外へ導かれ、
    案内装置に出力値から層厚を計算するための評価回路が
    接続され、評価回路が層厚を算定する、方法であって、 a)測定子は、同じ測定問題に対して夫々異なる出力値
    を出す少なくとも2つの異なるコイル装置を持ち、 b)両コイル装置の測定中現れる出力値により層厚tを
    求め、計算装置において分析する、 ことを特徴とする、薄い層を測定するための方法。
  2. 【請求項2】 各コイル装置の出力量が二元方程式のタ
    イプであることを特徴とする請求項1に記載の、薄い層
    を測定するための方法。
  3. 【請求項3】 1つのコイル装置の出力量が、t1 は測
    定値、△1 は定数、tは求められる層厚において、 t1 =△1 +t のタイプであり、他方のコイル装置の出力量が、t2
    その測定量および△2 はその定数において t2 =△2 +t のタイプであることを特徴とする請求項2に記載の、薄
    い層を測定するための方法。
  4. 【請求項4】 Zは定数およびXn はそれぞれのコイル
    装置の校正された測定量において、 △1 =Cおよび△2 =C・Z(Xn ) が設定されることを特徴とする請求項3に記載の、薄い
    層を測定するための方法。
  5. 【請求項5】 平らな測定問題に対する特性曲線、測定
    量/層厚が計算装置に記憶されていることを特徴とする
    請求項1に記載の、薄い層を測定するための方法。
  6. 【請求項6】 特性曲線が、測定量が校正されている形
    で記憶されていることを特徴とする請求項5に記載の、
    薄い層を測定するための方法。
  7. 【請求項7】 測定量が対数座標で0と1の間の範囲に
    校正されていることを特徴とする請求項6に記載の、薄
    い層を測定するための方法。
  8. 【請求項8】 両コイル装置が異なる中央直径をもつこ
    とを特徴とする請求項1に記載の、薄い層を測定するた
    めの方法。
  9. 【請求項9】 コイル装置がコアに移動不能に巻き付け
    られ、コアの幾何学的中心とコイル装置の幾何学的中心
    が一致し、コイル装置は案内装置によって外へ導かれ、
    案内装置に出力値から層厚を計算するための評価回路が
    接続され、評価回路が層厚を算定する、薄い層の厚さを
    測定子によって非破壊測定するための装置であって、 測定子は、同じ測定問題に対して夫々異なる出力値を出
    す少なくとも2つの異なるコイル装置を持つことを特徴
    とする、薄い層を測定するための装置。
  10. 【請求項10】 コイル装置が導線から巻かれたコイル
    を含むことを特徴とする請求項9に記載の、薄い層を測
    定するための装置。
  11. 【請求項11】 コイル装置が、束ねられた磁場を生み
    出す超高周波部材であることを特徴とする請求項9に記
    載の、薄い層を測定するための装置。
  12. 【請求項12】 コイル装置が測定子の幾何学的中心軸
    と同心に配置されていることを特徴とする請求項9に記
    載の、薄い層を測定するための装置。
  13. 【請求項13】 コイル装置が円形であることを特徴と
    する請求項9に記載の、薄い層を測定するための装置。
  14. 【請求項14】 コイル装置が一定の縦長の長方形の断
    面をもつことを特徴とする請求項10に記載の、薄い層
    を測定するための装置。
  15. 【請求項15】 コイル装置が低周波磁気誘導動作の
    際、高透磁性の鉄製コアの上に置かれることを特徴とす
    る請求項9に記載の、薄い層を測定するための装置。
  16. 【請求項16】 鉄がケイ素鉄であることを特徴とする
    請求項15に記載の、薄い層を測定するための装置。
  17. 【請求項17】 1つのコイル装置が高周波うず電流原
    理動作の際、フェライト材料製のコア上に置かれること
    を特徴とする請求項9に記載の、薄い層を測定するため
    の装置。
  18. 【請求項18】 1つのコイル装置が超高周波動作の
    際、非導電材料(セラミック、プラスチック)上に置か
    れることを特徴とする請求項9に記載の、薄い層を測定
    するための装置。
  19. 【請求項19】 低高周波動作の際両コイル装置間に高
    透磁性の鉄、特にケイ素鉄製のシールドが備えられてい
    ることを特徴とする請求項9から18までのいずれかに
    記載の、薄い層を測定するための装置。
  20. 【請求項20】 高周波動作の際フェライト材料製のシ
    ールドがあることを特徴とする請求項19に記載の、薄
    い層を測定するための装置。
  21. 【請求項21】 超高周波動作の際、銅、銀などの良導
    電性金属製のシールドがあることを特徴とする請求項1
    9に記載の、薄い層を測定するための装置。
  22. 【請求項22】 シールドが移動可能であることを特徴
    とする請求項21に記載の、薄い層を測定するための装
    置。
  23. 【請求項23】 シールドが、測定子の幾何学的中心と
    同心である環状壁であることを特徴とする請求項19か
    ら22までのいずれかに記載の、薄い層を測定するため
    の装置。
  24. 【請求項24】 外コイルにかぶさるシールドケースが
    備えられていることを特徴とする請求項9に記載の、薄
    い層を測定するための装置。
  25. 【請求項25】 調整目的のために測定子の少なくとも
    一部が測定子の他の部分に対して移動可能であることを
    特徴とする請求項9に記載の、薄い層を測定するための
    装置。
  26. 【請求項26】 少なくとも1つの内コアと外ケースが
    一体でありおよびコイル装置のための収容空間が中実か
    ら作り上げられていることを請求項9に記載の、薄い層
    を測定するための装置。
JP15328291A 1991-06-25 1991-06-25 薄い層の厚さを測定するための方法および装置 Expired - Lifetime JP2952727B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15328291A JP2952727B2 (ja) 1991-06-25 1991-06-25 薄い層の厚さを測定するための方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15328291A JP2952727B2 (ja) 1991-06-25 1991-06-25 薄い層の厚さを測定するための方法および装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0518704A true JPH0518704A (ja) 1993-01-26
JP2952727B2 JP2952727B2 (ja) 1999-09-27

Family

ID=15559067

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15328291A Expired - Lifetime JP2952727B2 (ja) 1991-06-25 1991-06-25 薄い層の厚さを測定するための方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2952727B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007139769A (ja) * 2005-11-14 2007-06-07 Immobilien Ges Helmut Fischer Gmbh & Co Kg 特に、薄層の厚さ測定装置用の測定プローブ
JP4676080B2 (ja) * 2000-03-24 2011-04-27 インモビリーエンゲゼルシャフト・ヘルムート・フィッシャー・ゲーエムベーハー・ウント・コンパニイ・カーゲー 薄層の厚さの非破壊測定方法およびその装置
JPWO2017065036A1 (ja) * 2015-10-14 2018-08-02 東洋製罐株式会社 内圧検査システム
JP2019101029A (ja) * 2017-12-07 2019-06-24 ヘルムート・フィッシャー・ゲーエムベーハー・インスティテュート・フューア・エレクトロニク・ウント・メステクニク 磁化できる基材上の磁化できない層の厚さを測定するための方法および機器

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4676080B2 (ja) * 2000-03-24 2011-04-27 インモビリーエンゲゼルシャフト・ヘルムート・フィッシャー・ゲーエムベーハー・ウント・コンパニイ・カーゲー 薄層の厚さの非破壊測定方法およびその装置
JP2007139769A (ja) * 2005-11-14 2007-06-07 Immobilien Ges Helmut Fischer Gmbh & Co Kg 特に、薄層の厚さ測定装置用の測定プローブ
JPWO2017065036A1 (ja) * 2015-10-14 2018-08-02 東洋製罐株式会社 内圧検査システム
JP2019101029A (ja) * 2017-12-07 2019-06-24 ヘルムート・フィッシャー・ゲーエムベーハー・インスティテュート・フューア・エレクトロニク・ウント・メステクニク 磁化できる基材上の磁化できない層の厚さを測定するための方法および機器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2952727B2 (ja) 1999-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5191286A (en) Method and probe for non-destructive measurement of the thickness of thin layers and coatings
US3371272A (en) Electromagnetic sensing probe structure and system for gaging proximity of metals and the like utilizing a linear variable differential transformer
US5889401A (en) Method and apparatus for determining the thickness of several layers superimposed on a substrate
US4593244A (en) Determination of the thickness of a coating on a highly elongated article
US4553095A (en) Eddy current thickness gauge with constant magnetic bias
Darrer et al. Toward an automated setup for magnetic induction tomography
CN105806202A (zh) 一种电涡流传感器的探头及电涡流传感器
Nonaka A double coil method for simultaneously measuring the resistivity, permeability, and thickness of a moving metal sheet
JPH0771905A (ja) 核燃料棒に析出した強磁性物質の厚みを決定する方法
JPH0518704A (ja) 薄い層を測定するための方法および装置
Xu et al. Influencing factors and error analysis of pulse current measurement with air-core Rogowski coil
US5091696A (en) Metallic coating measuring method and apparatus
US6541964B1 (en) Method and apparatus for determining hydride content in a measurement object
GB2257520A (en) Method and device for measuring the thickness of thin layers
JPH0379662B2 (ja)
Badics et al. Accurate probe-response calculation in eddy current nde by finite element method
US5886522A (en) Dual mode coating thickness measuring probe for determining the thickness of a coating on ferrous and non-ferrous substrates
KR20190067716A (ko) 자화 가능한 기재상의 비자성 층의 두께를 측정하는 방법 및 장치
JPS60189203A (ja) 核磁気共鳴装置用コイル
US20150176959A1 (en) Method and measuring device for measuring thickness of a ferromagnetic metal object
JPH02218902A (ja) 渦電流式変位センサ
GB1070859A (en) Apparatus for the measurement of changes in diameter of wire or tubular metal and a method for the determination of the corrosion of such metal
JP3019714B2 (ja) 磁性鋼板の増分透磁率計測装置
Owston A high frequency eddy-current, non-destructive testing apparatus with automatic probe positioning suitable for scanning applications
CN217443471U (zh) 干扰源检测电路和磁脉冲治疗仪

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070716

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080716

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090716

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100716

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100716

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 12

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110716

EXPY Cancellation because of completion of term