JPH05186289A - 肥料用乾燥処理装置 - Google Patents
肥料用乾燥処理装置Info
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- JPH05186289A JPH05186289A JP4020535A JP2053592A JPH05186289A JP H05186289 A JPH05186289 A JP H05186289A JP 4020535 A JP4020535 A JP 4020535A JP 2053592 A JP2053592 A JP 2053592A JP H05186289 A JPH05186289 A JP H05186289A
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- Japan
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- furnace body
- fertilizer
- raw material
- hot air
- drying
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/20—Fertilizers of biological origin, e.g. guano or fertilizers made from animal corpses
Landscapes
- Treatment Of Sludge (AREA)
- Fertilizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 熱交換率を高くし、高い効率にて連続乾燥処
理すると共に、乾燥肥料は種子、病原菌等を殺菌させた
状態と成し、又二次公害の恐れも全くなく、而も構造が
簡易であると共にランニングコストが安価である。 【構成】 原料投入口、乾燥肥料取出口を設けた回転自
在なる円筒状の炉体２を水平方向に設置し、該炉体２内
の円周方向には軸方向にわたって設ける撹拌突条を配設
すると共に、邪魔板を炉体２の軸方向に移行するに従っ
て円周方向に所定角度順次変位させる様に軸方向に所定
間隔にて配設し、又熱風供給装置を炉体２に連設すると
共に、集塵処理塔を連設し、該集塵処理塔内には水を噴
出させる拡散ノズルを設け、一方集塵処理塔の下方には
排出コンベアを連設している。
理すると共に、乾燥肥料は種子、病原菌等を殺菌させた
状態と成し、又二次公害の恐れも全くなく、而も構造が
簡易であると共にランニングコストが安価である。 【構成】 原料投入口、乾燥肥料取出口を設けた回転自
在なる円筒状の炉体２を水平方向に設置し、該炉体２内
の円周方向には軸方向にわたって設ける撹拌突条を配設
すると共に、邪魔板を炉体２の軸方向に移行するに従っ
て円周方向に所定角度順次変位させる様に軸方向に所定
間隔にて配設し、又熱風供給装置を炉体２に連設すると
共に、集塵処理塔を連設し、該集塵処理塔内には水を噴
出させる拡散ノズルを設け、一方集塵処理塔の下方には
排出コンベアを連設している。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は畜糞尿等の有機質廃棄物
を醗酵処理した肥料を乾燥させる際の熱交換率を向上さ
せると共に、種子、病原菌等を殺菌し、且つ無公害化を
図った連続処理可能なる肥料用乾燥処理装置に関するも
のである。
を醗酵処理した肥料を乾燥させる際の熱交換率を向上さ
せると共に、種子、病原菌等を殺菌し、且つ無公害化を
図った連続処理可能なる肥料用乾燥処理装置に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】従来、有機質廃棄物を醗酵処理した肥料
の乾燥手段としては、温室等の建物からなる乾燥室の床
上に肥料を撒いて撹拌しながら乾燥室の温室効果によっ
て太陽熱により乾燥するものであるも、かかる手段にあ
っては特に気温が低く、日照時間の短い冬季、梅雨期又
は長雨期には乾燥室の温度が上がらず、このため非常に
長期間を要すると共に、歩留りが悪く、而も種子、病原
菌等が殺菌されていないため、植物の発育を阻害する要
因を有しており、このため外気温度等に左右されなく、
而も無公害にて連続して乾燥できる装置が望まれてい
た。
の乾燥手段としては、温室等の建物からなる乾燥室の床
上に肥料を撒いて撹拌しながら乾燥室の温室効果によっ
て太陽熱により乾燥するものであるも、かかる手段にあ
っては特に気温が低く、日照時間の短い冬季、梅雨期又
は長雨期には乾燥室の温度が上がらず、このため非常に
長期間を要すると共に、歩留りが悪く、而も種子、病原
菌等が殺菌されていないため、植物の発育を阻害する要
因を有しており、このため外気温度等に左右されなく、
而も無公害にて連続して乾燥できる装置が望まれてい
た。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は熱交換率を高
くし、高い効率にて連続乾燥処理すると共に、乾燥肥料
は種子、病原菌等を殺菌させた状態と成し、又乾燥過程
にて発生する粉塵を水と接触させてスラリー状と成して
外部へ排出し、二次公害の恐れも全くなく、而も構造が
簡易であると共にランニングコストが安価である肥料用
乾燥処理装置を提供せんとするものである。
くし、高い効率にて連続乾燥処理すると共に、乾燥肥料
は種子、病原菌等を殺菌させた状態と成し、又乾燥過程
にて発生する粉塵を水と接触させてスラリー状と成して
外部へ排出し、二次公害の恐れも全くなく、而も構造が
簡易であると共にランニングコストが安価である肥料用
乾燥処理装置を提供せんとするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来技術に
基づく処理能力等の課題に鑑み、回転自在なる炉体内に
投入する原料を撹拌処理する撹拌突条と、熱風供給装置
より送給される熱風を撹拌乱流させる邪魔板を設け、乾
燥のための熱交換率を向上させると共に、外部に排出さ
れる排気空気に水を接触させ、この排気空気に含まれる
粉塵をスラリー状と成して外部へ排出することを要旨と
する肥料用乾燥処理装置を提供して上記欠点を解消せん
としたものである。
基づく処理能力等の課題に鑑み、回転自在なる炉体内に
投入する原料を撹拌処理する撹拌突条と、熱風供給装置
より送給される熱風を撹拌乱流させる邪魔板を設け、乾
燥のための熱交換率を向上させると共に、外部に排出さ
れる排気空気に水を接触させ、この排気空気に含まれる
粉塵をスラリー状と成して外部へ排出することを要旨と
する肥料用乾燥処理装置を提供して上記欠点を解消せん
としたものである。
【０００５】以下本発明の肥料用乾燥処理装置は、一端
側に原料投入口、他端側に乾燥肥料取出口を設ける回転
自在なる円筒状の炉体、熱風供給装置、集塵処理塔によ
り構成している。
側に原料投入口、他端側に乾燥肥料取出口を設ける回転
自在なる円筒状の炉体、熱風供給装置、集塵処理塔によ
り構成している。
【０００６】又、炉体は水平方向に設置され、炉体の内
壁における円周方向には炉体の軸方向にわたって設ける
多数の撹拌突条を配設すると共に、多数の邪魔板を炉体
の軸方向に移行するに従って円周方向に所定角度順次変
位させて軸方向に所定間隔にて配設している。
壁における円周方向には炉体の軸方向にわたって設ける
多数の撹拌突条を配設すると共に、多数の邪魔板を炉体
の軸方向に移行するに従って円周方向に所定角度順次変
位させて軸方向に所定間隔にて配設している。
【０００７】又、熱風供給装置は炉体の他端側に連設さ
れると共に、集塵処理塔は炉体の一端側に連設してい
る。
れると共に、集塵処理塔は炉体の一端側に連設してい
る。
【０００８】又、集塵処理塔内には水を噴出させる拡散
ノズルを設け、一方集塵処理塔の下方には排出コンベア
を連設している。
ノズルを設け、一方集塵処理塔の下方には排出コンベア
を連設している。
【０００９】
【作用】本発明にあっては、回転している炉体により投
入された原料が撹拌突条によって掻き上げられると共に
落下されて撹拌処理されながら、乾燥肥料取出口へと移
動する過程で、熱風通路を通過する熱風に接触して順次
水分を除去され、而も邪魔板によって熱風が内部にて撹
拌乱流状態と成りながら移動することとなり、高い熱交
換率となるのである。
入された原料が撹拌突条によって掻き上げられると共に
落下されて撹拌処理されながら、乾燥肥料取出口へと移
動する過程で、熱風通路を通過する熱風に接触して順次
水分を除去され、而も邪魔板によって熱風が内部にて撹
拌乱流状態と成りながら移動することとなり、高い熱交
換率となるのである。
【００１０】又、集塵処理塔内にて拡散ノズルにより噴
出される水により、乾燥過程にて粉塵と成った廃棄物を
スラリー状と成して下方へ流動させ、そして排出コンベ
アにより外部に排出させるのである。
出される水により、乾燥過程にて粉塵と成った廃棄物を
スラリー状と成して下方へ流動させ、そして排出コンベ
アにより外部に排出させるのである。
【００１１】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明
すると、１は本発明に係る肥料用乾燥処理装置であり、
該肥料用乾燥処理装置１は円筒状の炉体２が水平方向に
回転自在に設置され、かかる炉体２の一端側に原料投入
口３を設けると共に、他端側に乾燥肥料取出口４を設け
ている。
すると、１は本発明に係る肥料用乾燥処理装置であり、
該肥料用乾燥処理装置１は円筒状の炉体２が水平方向に
回転自在に設置され、かかる炉体２の一端側に原料投入
口３を設けると共に、他端側に乾燥肥料取出口４を設け
ている。
【００１２】尚、本実施例では炉体２の他端側を適宜下
方と成す様に若干炉体２を傾斜させている。
方と成す様に若干炉体２を傾斜させている。
【００１３】５、5a…は炉体２内に設ける撹拌突条であ
り、該撹拌突条５、5a…は炉体２の内壁６における円周
方向に所定間隔にて配列するものにして、炉体２の軸方
向にわたって多数条設けている。
り、該撹拌突条５、5a…は炉体２の内壁６における円周
方向に所定間隔にて配列するものにして、炉体２の軸方
向にわたって多数条設けている。
【００１４】７、7a…は炉体２内に設ける弓形状に形成
した邪魔板であり、該邪魔板７、7a…は炉体２の内壁６
における軸方向に所定間隔にて配列するものにして、炉
体２の軸方向に移行するに従って円周方向に所定角度順
次変位させる様に、邪魔板７、7a…の円弧側を内壁６に
固定し、かかる多数の邪魔板７、7a…の弦側にて炉体２
内の軸方向に多角状の熱風通路Ｌを形成している。
した邪魔板であり、該邪魔板７、7a…は炉体２の内壁６
における軸方向に所定間隔にて配列するものにして、炉
体２の軸方向に移行するに従って円周方向に所定角度順
次変位させる様に、邪魔板７、7a…の円弧側を内壁６に
固定し、かかる多数の邪魔板７、7a…の弦側にて炉体２
内の軸方向に多角状の熱風通路Ｌを形成している。
【００１５】８は乾燥肥料取出口４に設ける開閉扉であ
り、該開閉扉８は乾燥肥料取出口４の上下に設けるガイ
ド部材９、9aに扉体10をスライド自在に設け、該扉体10
にシリンダー等の駆動源11を連結し、該駆動源11によっ
て扉体10をスライド開閉作動させ、乾燥肥料取出口４の
開閉度合を調整制御している。
り、該開閉扉８は乾燥肥料取出口４の上下に設けるガイ
ド部材９、9aに扉体10をスライド自在に設け、該扉体10
にシリンダー等の駆動源11を連結し、該駆動源11によっ
て扉体10をスライド開閉作動させ、乾燥肥料取出口４の
開閉度合を調整制御している。
【００１６】又、乾燥肥料取出口４には、該乾燥肥料取
出口４より排出された乾燥肥料を他に搬送する搬送コン
ベア12を設けている。
出口４より排出された乾燥肥料を他に搬送する搬送コン
ベア12を設けている。
【００１７】尚、乾燥肥料取出口４の開閉度合に応じて
外部へ排出される乾燥肥料の排出量を測定する適宜なる
排出量測定装置13を設けることも可能である。
外部へ排出される乾燥肥料の排出量を測定する適宜なる
排出量測定装置13を設けることも可能である。
【００１８】14は原料投入ホッパーであり、該原料投入
ホッパー14は炉体２の原料投入口３に連結すると共に、
原料を原料投入口３より炉体２内に投入する手段である
適宜モーター等の駆動源15によって作動する移送スクリ
ュー16を設けている。
ホッパー14は炉体２の原料投入口３に連結すると共に、
原料を原料投入口３より炉体２内に投入する手段である
適宜モーター等の駆動源15によって作動する移送スクリ
ュー16を設けている。
【００１９】尚、原料投入口３より炉体２内に投入され
る投入量を測定する投入量測定装置17を原料投入口３に
関連する位置に設けることも可能である。
る投入量を測定する投入量測定装置17を原料投入口３に
関連する位置に設けることも可能である。
【００２０】18は熱風供給装置であり、該熱風供給装置
18は炉体２の他端側に設けられた熱風導入口19に接続さ
れ、上記邪魔板７、7a…にて形成された多角状の熱風通
路Ｌに熱風を送給している。
18は炉体２の他端側に設けられた熱風導入口19に接続さ
れ、上記邪魔板７、7a…にて形成された多角状の熱風通
路Ｌに熱風を送給している。
【００２１】又、熱風供給装置18は炉体２内の他端側に
高温温度センサー20を設けると共に、一端側には低温温
度センサー21を設け、熱風導入口19側では約２００℃以
上、原料投入口３側では外気温度より高く、水の沸騰点
より低くなる様に熱風の送給量を制御している。
高温温度センサー20を設けると共に、一端側には低温温
度センサー21を設け、熱風導入口19側では約２００℃以
上、原料投入口３側では外気温度より高く、水の沸騰点
より低くなる様に熱風の送給量を制御している。
【００２２】尚、本実施例では原料投入口３側の温度は
約７０℃程度にて制御している。
約７０℃程度にて制御している。
【００２３】22は集塵装置であり、該集塵装置22は炉体
２の一端側に排気ダクト23を設け、該排気ダクト23を外
部に設けた集塵処理塔24の中間部位に接続し、炉体２内
と集塵処理塔24内とを連通させている。
２の一端側に排気ダクト23を設け、該排気ダクト23を外
部に設けた集塵処理塔24の中間部位に接続し、炉体２内
と集塵処理塔24内とを連通させている。
【００２４】又、集塵処理塔24内の適宜上方部位には水
を噴霧若しくはシャワー状に、該集塵処理塔24の内壁25
側へ向かって噴出させる拡散ノズル26を設け、一方集塵
処理塔24の適宜下方部位には内壁25に付着し、流下する
スラリー状の廃棄物を受承する様に排出コンベア27を連
設している。
を噴霧若しくはシャワー状に、該集塵処理塔24の内壁25
側へ向かって噴出させる拡散ノズル26を設け、一方集塵
処理塔24の適宜下方部位には内壁25に付着し、流下する
スラリー状の廃棄物を受承する様に排出コンベア27を連
設している。
【００２５】次に本発明に係る肥料用乾燥処理装置によ
る乾燥過程について説明すると、熱風供給装置18にて所
定の温度に加熱された熱風を炉体２の熱風導入口19より
送給すると共に、炉体２を所定回転速度にて回転させた
状態で、原料投入ホッパー14に醗酵された原料を投入す
ると、駆動源15にて作動される移送スクリュー16にて炉
体２の原料投入口３よりシューター28を介して連続的若
しくは間歇的に順次原料を炉体２内に投入する。
る乾燥過程について説明すると、熱風供給装置18にて所
定の温度に加熱された熱風を炉体２の熱風導入口19より
送給すると共に、炉体２を所定回転速度にて回転させた
状態で、原料投入ホッパー14に醗酵された原料を投入す
ると、駆動源15にて作動される移送スクリュー16にて炉
体２の原料投入口３よりシューター28を介して連続的若
しくは間歇的に順次原料を炉体２内に投入する。
【００２６】尚、シューター28の入口側には開閉自在な
るシャッター29が設けられ、このシャッター29は熱風供
給装置18にて送給される熱風によって閉鎖し、原料投入
ホッパー14より移送スクリュー16を介して送られる原料
によって開口される。
るシャッター29が設けられ、このシャッター29は熱風供
給装置18にて送給される熱風によって閉鎖し、原料投入
ホッパー14より移送スクリュー16を介して送られる原料
によって開口される。
【００２７】その投入された原料は、順次乾燥肥料取出
口４側へと移動する過程において、熱風により乾燥させ
られ、そして乾燥肥料取出口４より順次搬送コンベア12
にて他の工程へと搬送される。
口４側へと移動する過程において、熱風により乾燥させ
られ、そして乾燥肥料取出口４より順次搬送コンベア12
にて他の工程へと搬送される。
【００２８】又、上記乾燥過程については、炉体２が回
転していることにより、投入された原料が撹拌突条５、
5a…によって掻き上げられ、所定位置にて落下されて撹
拌処理されながら、乾燥肥料取出口４へと移動する過程
で、熱風通路Ｌを通過する熱風に接触して順次水分が除
去され、而も邪魔板７、7a…が変位して設けられている
ことより、熱風が単純に直線的に熱風通路Ｌを通過せず
に、各邪魔板７、7a…に衝突して内部にて撹拌乱流状態
と成りながら熱風が排気ダクト23へと移動することとな
り、高い熱交換率で乾燥させるのである。
転していることにより、投入された原料が撹拌突条５、
5a…によって掻き上げられ、所定位置にて落下されて撹
拌処理されながら、乾燥肥料取出口４へと移動する過程
で、熱風通路Ｌを通過する熱風に接触して順次水分が除
去され、而も邪魔板７、7a…が変位して設けられている
ことより、熱風が単純に直線的に熱風通路Ｌを通過せず
に、各邪魔板７、7a…に衝突して内部にて撹拌乱流状態
と成りながら熱風が排気ダクト23へと移動することとな
り、高い熱交換率で乾燥させるのである。
【００２９】又、高温温度センサー20、低温温度センサ
ー21により検出された夫々の温度は常に熱風供給装置18
に内装される制御装置（図示せず）に入力され、炉体２
内の原料の量に関係なく常に乾燥肥料取出口４側では約
２００℃以上と成すと共に、原料投入口３側では約７０
℃程度と成る様に制御している。
ー21により検出された夫々の温度は常に熱風供給装置18
に内装される制御装置（図示せず）に入力され、炉体２
内の原料の量に関係なく常に乾燥肥料取出口４側では約
２００℃以上と成すと共に、原料投入口３側では約７０
℃程度と成る様に制御している。
【００３０】よって、乾燥肥料取出口４より排出される
乾燥肥料は種子、病原菌等が殺菌された状態で排出され
るのである。
乾燥肥料は種子、病原菌等が殺菌された状態で排出され
るのである。
【００３１】又、炉体２の温度制御を簡易にするために
原料投入口３から投入する量と乾燥肥料取出口４から排
出する量を一定にすることも可能とし、即ちその方法と
しては乾燥肥料取出口４の開口度合に応じて決定される
排出量に対応した量と成る様に駆動源15の回転数を制御
して移送スクリュー16によって投入される投入量を一定
と成したり、又他の方法としては、乾燥肥料取出口４よ
り排出される量を排出量測定装置13により常に測定しな
がら、この測定値に対し所定の基準値となる様に制御す
る。
原料投入口３から投入する量と乾燥肥料取出口４から排
出する量を一定にすることも可能とし、即ちその方法と
しては乾燥肥料取出口４の開口度合に応じて決定される
排出量に対応した量と成る様に駆動源15の回転数を制御
して移送スクリュー16によって投入される投入量を一定
と成したり、又他の方法としては、乾燥肥料取出口４よ
り排出される量を排出量測定装置13により常に測定しな
がら、この測定値に対し所定の基準値となる様に制御す
る。
【００３２】次に集塵装置22については、排気ダクト23
より排出される熱風は乾燥過程にて粉塵と成った廃棄物
が存在しており、ここでは拡散ノズル26により水を集塵
処理塔24の内壁25側若しくは下方へ噴霧（又はシャワー
状）することにより、この水と接触した粉塵は内壁25に
付着し、この付着した粉塵はスラリー状と成って下方へ
流動し、そして排出コンベア27により外部に排出される
ため、集塵処理塔24からは極めてクリーンな空気のみが
排出される結果となる。
より排出される熱風は乾燥過程にて粉塵と成った廃棄物
が存在しており、ここでは拡散ノズル26により水を集塵
処理塔24の内壁25側若しくは下方へ噴霧（又はシャワー
状）することにより、この水と接触した粉塵は内壁25に
付着し、この付着した粉塵はスラリー状と成って下方へ
流動し、そして排出コンベア27により外部に排出される
ため、集塵処理塔24からは極めてクリーンな空気のみが
排出される結果となる。
【００３３】尚、醗酵された原料としては、畜糞尿等の
動物性有機質廃棄物、ビールカス、澱粉カス等の植物性
有機質廃棄物、過リン酸石灰、窒素肥料等の化学肥料を
適宜混合して好気性醗酵処理したものである。
動物性有機質廃棄物、ビールカス、澱粉カス等の植物性
有機質廃棄物、過リン酸石灰、窒素肥料等の化学肥料を
適宜混合して好気性醗酵処理したものである。
【００３４】
【発明の効果】要するに本発明は、一端側に原料投入口
３、他端側に乾燥肥料取出口４を設けた回転自在なる円
筒状の炉体２を水平方向に設置し、該炉体２の内壁６に
おける円周方向には炉体２の軸方向にわたって設ける多
数の撹拌突条５、5a…を所定間隔にて配設すると共に、
多数の邪魔板７、7a…を炉体２の軸方向に移行するに従
って円周方向に所定角度順次変位させる様に軸方向に所
定間隔にて配設したので、回転する炉体２により投入さ
れた原料が撹拌突条５、5a…によって掻き上げられると
共に落下されて撹拌処理されながら、邪魔板７、7a…に
よって撹拌乱流状態と成る熱風に接触して順次水分を除
去させて乾燥処理することが出来、又熱風は各邪魔板
７、7a…に衝突して内部にて撹拌乱流状態と成ることに
より、熱交換率を高くし、高い効率にて連続乾燥処理す
ることが出来る。
３、他端側に乾燥肥料取出口４を設けた回転自在なる円
筒状の炉体２を水平方向に設置し、該炉体２の内壁６に
おける円周方向には炉体２の軸方向にわたって設ける多
数の撹拌突条５、5a…を所定間隔にて配設すると共に、
多数の邪魔板７、7a…を炉体２の軸方向に移行するに従
って円周方向に所定角度順次変位させる様に軸方向に所
定間隔にて配設したので、回転する炉体２により投入さ
れた原料が撹拌突条５、5a…によって掻き上げられると
共に落下されて撹拌処理されながら、邪魔板７、7a…に
よって撹拌乱流状態と成る熱風に接触して順次水分を除
去させて乾燥処理することが出来、又熱風は各邪魔板
７、7a…に衝突して内部にて撹拌乱流状態と成ることに
より、熱交換率を高くし、高い効率にて連続乾燥処理す
ることが出来る。
【００３５】又、熱風供給装置18から送給する熱風の温
度を乾燥肥料取出口４側では約２００℃以上と成すこと
により、乾燥肥料取出口４より排出される乾燥肥料は種
子、病原菌等を殺菌させた状態で排出することが出来
る。
度を乾燥肥料取出口４側では約２００℃以上と成すこと
により、乾燥肥料取出口４より排出される乾燥肥料は種
子、病原菌等を殺菌させた状態で排出することが出来
る。
【００３６】又、熱風供給装置18を炉体２の他端側に連
設すると共に、炉体２の一端側に集塵処理塔24を連設
し、該集塵処理塔24内には水を噴出させる拡散ノズル26
を設け、一方集塵処理塔24の下方には排出コンベア27を
連設したので、原料が撹拌乱流状態の熱風による乾燥過
程にて発生する粉塵と成った廃棄物は、拡散ノズル26よ
り噴出される水と接触しスラリー状と成って下方へ流動
し、そして排出コンベア27により外部に排出することが
出来、又拡散ノズル26より噴出される水によってクリー
ンな空気として排出することが出来るため、二次公害の
恐れも全くなく、而も構造が簡易であると共にランニン
グコストが安価である等その実用的効果甚だ大なるもの
である。
設すると共に、炉体２の一端側に集塵処理塔24を連設
し、該集塵処理塔24内には水を噴出させる拡散ノズル26
を設け、一方集塵処理塔24の下方には排出コンベア27を
連設したので、原料が撹拌乱流状態の熱風による乾燥過
程にて発生する粉塵と成った廃棄物は、拡散ノズル26よ
り噴出される水と接触しスラリー状と成って下方へ流動
し、そして排出コンベア27により外部に排出することが
出来、又拡散ノズル26より噴出される水によってクリー
ンな空気として排出することが出来るため、二次公害の
恐れも全くなく、而も構造が簡易であると共にランニン
グコストが安価である等その実用的効果甚だ大なるもの
である。
【図１】本発明に係る肥料用乾燥処理装置の一部を破断
した側面図である。
した側面図である。
【図２】同上肥料用乾燥処理装置の一部を示す拡大図で
ある。
ある。
【図３】炉体内に設ける邪魔板の配設状態を示す概略斜
視図である。
視図である。
【図４】図１のＡーＡ一部省略断面図である。
【図５】図１のＢーＢ一部省略断面図である。
２ 炉体 ３ 原料投入口 ４ 乾燥肥料取出口 ５、5a… 撹拌突条 ６ 内壁 ７、7a… 邪魔板 18 熱風供給装置 24 集塵処理塔 26 拡散ノズル 27 排出コンベア
Claims (1)
- 【請求項１】 一端側に原料投入口、他端側に乾燥肥料
取出口を設けた回転自在なる円筒状の炉体を水平方向に
設置し、該炉体の内壁における円周方向には炉体の軸方
向にわたって設ける多数の撹拌突条を所定間隔にて配設
すると共に、多数の邪魔板を炉体の軸方向に移行するに
従って円周方向に所定角度順次変位させる様に軸方向に
所定間隔にて配設し、又熱風供給装置を炉体の他端側に
連設すると共に、炉体の一端側に集塵処理塔を連設し、
該集塵処理塔内には水を噴出させる拡散ノズルを設け、
一方集塵処理塔の下方には排出コンベアを連設したこと
を特徴とする肥料用乾燥処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4020535A JPH0794356B2 (ja) | 1992-01-08 | 1992-01-08 | 肥料用乾燥処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4020535A JPH0794356B2 (ja) | 1992-01-08 | 1992-01-08 | 肥料用乾燥処理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05186289A true JPH05186289A (ja) | 1993-07-27 |
| JPH0794356B2 JPH0794356B2 (ja) | 1995-10-11 |
Family
ID=12029854
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4020535A Expired - Lifetime JPH0794356B2 (ja) | 1992-01-08 | 1992-01-08 | 肥料用乾燥処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0794356B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102092918A (zh) * | 2011-01-14 | 2011-06-15 | 中环保水务投资有限公司 | 一种城市生活脱水污泥生物干化处理方法 |
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1992
- 1992-01-08 JP JP4020535A patent/JPH0794356B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102092918A (zh) * | 2011-01-14 | 2011-06-15 | 中环保水务投资有限公司 | 一种城市生活脱水污泥生物干化处理方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0794356B2 (ja) | 1995-10-11 |
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