JPH05185383A - 多自由度アクチュエータ - Google Patents

多自由度アクチュエータ

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JPH05185383A
JPH05185383A JP463792A JP463792A JPH05185383A JP H05185383 A JPH05185383 A JP H05185383A JP 463792 A JP463792 A JP 463792A JP 463792 A JP463792 A JP 463792A JP H05185383 A JPH05185383 A JP H05185383A
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JP
Japan
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actuator
degree
displacement amount
freedom
units
Prior art date
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Pending
Application number
JP463792A
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English (en)
Inventor
Yoshikazu Kawachi
義和 河内
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は極微量を移動、制御するための微小機
械に用いる多自由度アクチュエータに関するもので、変
位量を検出して、精度の良い移動を可能とする事を目的
とする。 【構成】剛性のある絶縁物の基板11と、柔軟な絶縁物
16を挟んで対向する電極からなるアクチュエータ14
を駆動制御回路12で制御するとともに、アクチュエー
タ14の基板11を基準とした変位量を変位量検出ユニ
ット15で検出することで、上記目的を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は極微量を移動、制御する
ための微小機械に用いる多自由度アクチュエータに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、オーディオ・ビジュアル機器、事
務機器、コンピュータ周辺機器そして医療機器の小型化
が進むにつれて、微小で多自由度のアクチュエータの開
発に対する要求が益々大きくなってきている。
【0003】以下、従来の多自由度マイクロアクチュエ
ータについて説明する。図5(a)は従来の電磁力ある
いは静電力を用いた多自由度マイクロアクチュエータを
示す斜視図であり、図4(b)はその一部を拡大したも
のであり、ジー・エス・ブジャ等(G. S. Buja, H. Fuj
ita, K. Ohnishi)編 の「リーセント アドバンス イ
ン モーション コントロール("RECENT ADVANCES IN
MOTION CONTROL" 日刊工業(1990)pp. 131-13
8)」に記載されている。図5(a)、(b)におい
て、1は例えば電磁力を利用して構成されるアクチュエ
ータユニットであり、T字形で示された2はアクチュエ
ータであり、3は柔軟性のある材料からなる円筒であ
る。アクチュエータユニット1は2個のアクチュエータ
2からなり、円筒3に沿って+X、−X、+Y、−Yの
位置で円筒3の長さ方向に4列並べられており、それぞ
れのアクチュエータは制御回路4に接続され、独立に制
御される。
【0004】以上のように構成された多自由度アクチュ
エータについて、以下その動作について説明する。図6
は電磁力を用いて構成した多自由度アクチュエータがY
方向に湾曲している図である。このとき、+Yの位置に
ある電磁石の列はお互いに引っ張り合う力が働くように
電磁石に流れる電流が制御され、−Yの位置にある電磁
石の列はお互いに反発し合う力が働くように制御され
る。図6に示したアクチュエータは電磁石によって構成
されているが、静電力を利用するキャパシターによって
構成されていても動作は全く同一であり、また、アクチ
ュエータユニットの並べ方を変えることによって、さら
に複雑な運動も可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の構
成では、多自由度アクチュエータの移動に対する基準と
なる基板がないため、多自由度アクチュエータの変位量
は相対的なものになり、正確に変位量を制御することが
困難になる。また、多自由度アクチュエータが移動した
ときの変位量を検出する機能がないため、変位量を正確
に制御しようとすると、例えばレーザ測長器を用いて変
位量を測定して、多自由度アクチュエータの駆動制御系
にフィードバックするという方法がとられている。この
ような構成では、系全体が大きくなり、かつ高価である
という課題を有していた。
【0006】本発明は、上記従来技術の課題を解決する
もので、変位の基準となる基板と、運動機構と変位量の
駆動制御機能と、変位量の検出機能と変位量の制御機能
を持った、小型で、一体化された多自由度アクチュエー
タを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、剛性のある絶縁物の基板と、柔軟な絶縁物
を挟んで対向する電極からなる複数個のアクチュエータ
ユニットと、柔軟な絶縁物を挟んで対向する電極からな
る複数個の変位量検出ユニットと、前記アクチュエータ
ユニットを駆動するとともに、制御する駆動制御回路と
を設けたものである。
【0008】
【作用】本発明は上記構成によって、駆動用キャパシタ
ーと駆動制御回路で多自由度アクチュエータを駆動し、
多自由度アクチュエータの基板を基準とした変位量を、
変位量検出用キャパシターと変位量検出回路で検出する
ことが可能となる。
【0009】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の第1の実施例について図面
を参照しながら説明する。図1は本発明の第1の実施例
における変位量検出器付き多自由度アクチュエータ10
の概略図である。図1において、11は剛性のある基
板、14a−1と14a−2、14b−1と14b−
2、14c−1と14c−2はそれぞれアクチュエータ
ユニット、12は同アクチュエータの駆動制御回路、1
5a−1と15a−2は変位量検出ユニット、13は変
位量検出回路、16は柔軟性のある絶縁物、17は絶縁
物である。
【0010】図2(a),(b),(c)は、多自由度
アクチュエータの製作方法を示したものである。まず、
図2(a)に示すように、基板11はガラスなどの剛性
のある基板であり、その上に、互いに絶縁された複数個
の電極14a−1、14b−1、14c−1、14d−
1を金属の蒸着によって形成する。次に図2(b)に示
すように、シリコンゴム等の柔軟性のある絶縁物16で
電極14a−1から14d−1を覆い、さらにその上に
互いに絶縁された電極14a−2、14b−2、14c
−2、14d−2を形成する。絶縁物16の誘電率は大
きければ大きいほど望ましい。さらに、図2(c)に示
すように、電極14a−2から14d−2の上には、絶
縁物17がCVD装置等により形成され、この絶縁物1
7は柔軟性があってもなくても良い。絶縁物17上に
は、再び金属蒸着により電極15a−1、15b−1、
15c−1、15d−1が形成され、その上に柔軟性の
ある絶縁物16が堆積され、さらに、電極15a−2、
15b−2、15c−2、15d−2が形成される。そ
の上には再び絶縁物が形成され、以上の行程を繰り返す
ことによって、直径がミリメートルサイズよりも小さ
く、直径に対して長さの長いアクチュエータを製作する
ことが可能となる。また、駆動制御回路12と変位量検
出回路13を基板11上に作成することも可能である。
【0011】以上のように構成された静電力を利用した
多自由度アクチュエータについて、図3に示す多自由度
アクチュエータの斜視図を用いてその動作を説明する。
電極14a−1と14a−2で構成されるアクチュエー
タユニット14a、最終電極(n−1)a−1と(n−
1)a−2で構成されるアクチュエータユニット(n−
1)aで示されるa列のアクチュエータユニットの電極
には吸引力が働くように駆動御回路12から正負の電圧
が交互に印加され、アクチュエータユニット14cから
(n−1)cで示されるc列のアクチュエータユニット
の電極には反発力が働くように駆動制御回路12から同
一符号の電圧が印加されることによって、多自由度アク
チュエータはa列方向に変位することになる。このと
き、変位量検出ユニット15aからnaで示されるa列
の電極においては、電極間隔が狭くなることによって、
電極間隔に半比例して静電容量が増加する。一方、変位
量検出ユニット15cからncで示されるc列の電極に
おいては、電極間隔が広くなり、静電容量は減少する。
したがって、変位量検出ユニットの電極間の静電容量を
変位量検出回路13によって測定することによって、ア
クチュエータの変位量を測定することが可能である。さ
らに、あらかじめ設定した変位量と、アクチュエータユ
ニットに電位を印加して得られた変位量とを比較するこ
とによって、その差に対応する電位をアクチュエータユ
ニットに印加する事によって、限りなく設定値に近づけ
ることが可能となる。
【0012】(実施例2)以下、本発明の第2の実施例
について図面を参照しながら説明する。
【0013】図4は本発明の第2の実施例における斜視
図である。図4において、図3の構成と異なるのは、剛
性のある絶縁物21が多自由度アクチュエータの端部で
はなく、中間に存在することである。絶縁物21を多自
由度アクチュエータの中間に配置することによって、絶
縁物21を基準にして両方向に独立してアクチュエータ
を動かすことが可能となる。他の説明に関しては、第1
の実施例と全く同一であるため割愛する。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明は、剛性のある絶縁
物、柔軟性のある絶縁物、アクチュエータユニット、変
位量検出ユニット、駆動制御回路、変位量検出回路を設
けることによって、動きながら変位量を検出し、なおか
つあらかじめ設定した変位量に限りなく近づけることが
可能となる優れた多自由度アクチュエータを実現するも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における多自由度アクチ
ュエータの概念図
【図2】本発明の第1の実施例における多自由度アクチ
ュエータの製作方法を示す図
【図3】本発明の第1の実施例における多自由度アクチ
ュエータの動作を示す図
【図4】本発明の第2の実施例における多自由度アクチ
ュエータの斜視図
【図5】従来の多自由度アクチュエータの概念図
【図6】従来の多自由度アクチュエータの動作を説明す
る図
【符号の説明】
11 基板 12 駆動制御回路 13 変位量検出回路 14 アクチュエータユニット 15 変位量検出ユニット 16、17 絶縁物 21 基板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 剛性のある絶縁物の基板と、柔軟な絶縁
    物を挟んで対向する電極からなる複数個のアクチュエー
    タユニットと、柔軟な絶縁物を挟んで対向する電極から
    なる複数個の変位量検出ユニットと、前記アクチュエー
    タユニットを駆動するとともに、制御する駆動制御回路
    とを備えた多自由度アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 複数個のアクチュエータユニットと、複
    数個の変位量検出ユニットはそれぞれ異なった同一平面
    上にあり、互いに交互に積層されたものである請求項1
    記載の多自由度アクチュエータ。
  3. 【請求項3】 複数個のアクチュエータユニットと、変
    位量検出ユニットが同一平面上にあり、これが積層され
    たものである請求項1記載の多自由度アクチュエータ。
  4. 【請求項4】 剛性のある絶縁物の基板が多自由度アク
    チュエータの端部にあるものである請求項1記載の多自
    由度アクチュエータ。
  5. 【請求項5】 剛性のある絶縁物の基板が多自由度アク
    チュエータの中間にあるものである請求項1記載の多自
    由度アクチュエータ。
JP463792A 1992-01-14 1992-01-14 多自由度アクチュエータ Pending JPH05185383A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003105175A1 (ja) * 2002-06-11 2003-12-18 松下電器産業株式会社 スイッチ
JP2004345009A (ja) * 2003-05-21 2004-12-09 Japan Science & Technology Agency 微小立体構造マニピュレータ
US11601072B2 (en) 2020-10-12 2023-03-07 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Actuator

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