JPH0518444B2 - - Google Patents
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- JPH0518444B2 JPH0518444B2 JP59212796A JP21279684A JPH0518444B2 JP H0518444 B2 JPH0518444 B2 JP H0518444B2 JP 59212796 A JP59212796 A JP 59212796A JP 21279684 A JP21279684 A JP 21279684A JP H0518444 B2 JPH0518444 B2 JP H0518444B2
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- armature
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F7/00—Magnets
- H01F7/06—Electromagnets; Actuators including electromagnets
- H01F7/08—Electromagnets; Actuators including electromagnets with armatures
- H01F7/13—Electromagnets; Actuators including electromagnets with armatures characterised by pulling-force characteristics
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F7/00—Magnets
- H01F7/06—Electromagnets; Actuators including electromagnets
- H01F7/08—Electromagnets; Actuators including electromagnets with armatures
- H01F7/16—Rectilinearly-movable armatures
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- Electromagnetism (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Electromagnets (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、1行程を定める相対運動のできる2
個の接極子を備えた電磁アクチユエータに関す
る。
個の接極子を備えた電磁アクチユエータに関す
る。
このようなアクチユエータは、少くとも1個の
運動部分を電源により電磁力を生ずる少くとも1
個のコイルから制御することができる。行程に沿
い制御が行われるこの電磁力は、このようなアク
チユエータの本質的特長である。
運動部分を電源により電磁力を生ずる少くとも1
個のコイルから制御することができる。行程に沿
い制御が行われるこの電磁力は、このようなアク
チユエータの本質的特長である。
2個の接極子と磁気回路とを備えた電磁アクチ
ユエータはよく知られている。この磁気回路の磁
気抵抗は、動作中に行程の一端で得られる最低値
とこの行程の他端で得られる最高値との間で可変
である。このようなアクチユエータでは、電磁制
御力は、磁気回路の磁気抵抗が最高になる行程端
から磁気抵抗が最低の行程端まで進むときに連続
的に増す。制御作用を伝える運動部分は一般にわ
ずかなもどし力を受ける。すなわち利用できる制
御力が行程に沿い連続的に変えるのが認められ、
この制御力には作用を及ぼすことができない。利
用できる力の値は明らかにアクチユエータの一部
を形成する電磁コイルに依存する。そして同じア
クチユエータ内にアクチユエータの運動部分の位
置に従つて各電源を配置した複数個の各別のコイ
ルを設ける考え方が従来提案されている。とくに
アクチユエータの運動部品の移動を始めるように
同時に作用するが、一方は運動部品が磁気回路の
磁気抵抗の最低になる位置に達しても給電された
ままになつている2個のコイルを使うことが提案
されている。このようなアクチユエータは、とく
に自動車用スタータモータの冠部片(クラウン)
に連結したスタータピニオンの移動を制御するの
に使う。
ユエータはよく知られている。この磁気回路の磁
気抵抗は、動作中に行程の一端で得られる最低値
とこの行程の他端で得られる最高値との間で可変
である。このようなアクチユエータでは、電磁制
御力は、磁気回路の磁気抵抗が最高になる行程端
から磁気抵抗が最低の行程端まで進むときに連続
的に増す。制御作用を伝える運動部分は一般にわ
ずかなもどし力を受ける。すなわち利用できる制
御力が行程に沿い連続的に変えるのが認められ、
この制御力には作用を及ぼすことができない。利
用できる力の値は明らかにアクチユエータの一部
を形成する電磁コイルに依存する。そして同じア
クチユエータ内にアクチユエータの運動部分の位
置に従つて各電源を配置した複数個の各別のコイ
ルを設ける考え方が従来提案されている。とくに
アクチユエータの運動部品の移動を始めるように
同時に作用するが、一方は運動部品が磁気回路の
磁気抵抗の最低になる位置に達しても給電された
ままになつている2個のコイルを使うことが提案
されている。このようなアクチユエータは、とく
に自動車用スタータモータの冠部片(クラウン)
に連結したスタータピニオンの移動を制御するの
に使う。
しかし公知の形式の電磁アクチユエータには、
このアクチユエータの運動部分の行程に沿い変動
しない連続的にきまつたように変化する利用制御
力を送出す基本的な欠点がある。この連続的変動
は若干の用途にはやつかいのものではないが、別
の用途には、とくに自動車クラツチの機械的掛け
はずしを制御するのに電磁アクチユエータを使お
うとする場合には、この連続的変動が障害にな
る。実際上このような場合にクラツチの制御ダイ
ヤフラムに加えようとする作用は、いわゆるくら
形の曲線に従つて行程に沿い変化することが知ら
れている。行程Cの関数として力Fを与えるこの
曲線は2つの増加区域の間に位置する減小区域を
持つ。アクチユエータの他の応用例では、利用で
きる制御力を行程の大部分にわたつて一定に保つ
のがとくに有利である。すなわちアクチユエータ
の運動部品の行程の関数としてこのアクチユエー
タにより供給する制御力の変動を表わす曲線の形
に作用を及ぼすことができるのは望ましいことが
分つている。
このアクチユエータの運動部分の行程に沿い変動
しない連続的にきまつたように変化する利用制御
力を送出す基本的な欠点がある。この連続的変動
は若干の用途にはやつかいのものではないが、別
の用途には、とくに自動車クラツチの機械的掛け
はずしを制御するのに電磁アクチユエータを使お
うとする場合には、この連続的変動が障害にな
る。実際上このような場合にクラツチの制御ダイ
ヤフラムに加えようとする作用は、いわゆるくら
形の曲線に従つて行程に沿い変化することが知ら
れている。行程Cの関数として力Fを与えるこの
曲線は2つの増加区域の間に位置する減小区域を
持つ。アクチユエータの他の応用例では、利用で
きる制御力を行程の大部分にわたつて一定に保つ
のがとくに有利である。すなわちアクチユエータ
の運動部品の行程の関数としてこのアクチユエー
タにより供給する制御力の変動を表わす曲線の形
に作用を及ぼすことができるのは望ましいことが
分つている。
本発明の目的は、行程の関数として力の変動を
表わす曲線の変更ができる構造と、とくに一定の
力又はくら形曲線が得られる構造とを持つ電磁ア
クチユエータを提供しようとするにある。このた
めに本発明によれば可変の磁気抵抗を持つ複数の
磁気回路を電磁アクチユエータ内に配置してあ
る。そして互に異る回路はこのアクチユエータの
運動部品の行程中に互に食い違う種種の磁気抵抗
を持つようにしてある。これ等の条件のもとでは
種種の磁気回路の作用の重なりにより力変動曲線
の形状を行程に沿い正しく変更できることが認め
られる。従つて本発明の基本原理は、磁気抵抗が
最低値及び最高値の間で同じ方向又は異る方向に
変ることのできる複数の磁気回路の作用を重ね合
わせることである。種種の磁気回路の磁気抵抗の
変動区域はアクチユエータの運動部品の行程に沿
い相対的に食い違わせて、或る時間にわたるこの
運動部品の移動中に種種の回路の磁気抵抗の変動
が少くとも一部は互に異る瞬間に起るようにして
ある。
表わす曲線の変更ができる構造と、とくに一定の
力又はくら形曲線が得られる構造とを持つ電磁ア
クチユエータを提供しようとするにある。このた
めに本発明によれば可変の磁気抵抗を持つ複数の
磁気回路を電磁アクチユエータ内に配置してあ
る。そして互に異る回路はこのアクチユエータの
運動部品の行程中に互に食い違う種種の磁気抵抗
を持つようにしてある。これ等の条件のもとでは
種種の磁気回路の作用の重なりにより力変動曲線
の形状を行程に沿い正しく変更できることが認め
られる。従つて本発明の基本原理は、磁気抵抗が
最低値及び最高値の間で同じ方向又は異る方向に
変ることのできる複数の磁気回路の作用を重ね合
わせることである。種種の磁気回路の磁気抵抗の
変動区域はアクチユエータの運動部品の行程に沿
い相対的に食い違わせて、或る時間にわたるこの
運動部品の移動中に種種の回路の磁気抵抗の変動
が少くとも一部は互に異る瞬間に起るようにして
ある。
従つて本発明は、行程を定める相対運動のでき
る2個の接極子と、動作中に前記行程の一端で得
られる最低値とこの行程の他端で得られる最高値
との間で可変の磁気抵抗を持つ主磁気回路とを備
えた電磁アクチユエータにおいて、動作中に最低
値及び最高値の間で可変の磁気抵抗を持つ少くと
も1つの2次磁気回路を備え、前記の変動を行程
中に主磁気回路の磁気抵抗の変動に対して食い違
うようにした電磁アクチユエータにある。
る2個の接極子と、動作中に前記行程の一端で得
られる最低値とこの行程の他端で得られる最高値
との間で可変の磁気抵抗を持つ主磁気回路とを備
えた電磁アクチユエータにおいて、動作中に最低
値及び最高値の間で可変の磁気抵抗を持つ少くと
も1つの2次磁気回路を備え、前記の変動を行程
中に主磁気回路の磁気抵抗の変動に対して食い違
うようにした電磁アクチユエータにある。
好適とする実施例では、主及び2次の磁気回路
の磁気抵抗の変動はこのアクチユエータの各接極
子の相対運動中にエアギヤツプを変えることによ
つて得られる。アクチユエータの1つの動作工程
中の主及び2次の磁気回路の磁気抵抗の変動は、
同じ方向では単調な変動である。
の磁気抵抗の変動はこのアクチユエータの各接極
子の相対運動中にエアギヤツプを変えることによ
つて得られる。アクチユエータの1つの動作工程
中の主及び2次の磁気回路の磁気抵抗の変動は、
同じ方向では単調な変動である。
本発明によるアクチユエータは、内部強磁性接
極子を囲む外部強磁性接極子を備え、少くとも2
個のコイル素子を前記接極子の一方により支えこ
れ等の2個の接極子の間の環状容積内に配置し、
前記各コイル素子を支える接極子を、これ等の2
個のコイル素子間に配置され前記各接極子と共に
2次磁気回路を形成する少くとも1個の強磁性セ
パレータに接続するのが有利である。外部接極子
は、円筒形の形状を持ち基板を備え、内部接極子
はほぼ外部接極子の軸線に沿つて配置する。主磁
気回路のエアギヤツプは2部分により構成する。
一方の一定部分は2個の接極子間に円筒面に配分
され、又可変部分は内部接極子と外部接極子の基
板との間に配置する。この場合セパレータは主磁
気回路のエアギヤツプの可変部分に直角を挾んで
配置することができる。2次磁気回路は、一定部
分及び可変部分により構成したエアギヤツプを備
える。
極子を囲む外部強磁性接極子を備え、少くとも2
個のコイル素子を前記接極子の一方により支えこ
れ等の2個の接極子の間の環状容積内に配置し、
前記各コイル素子を支える接極子を、これ等の2
個のコイル素子間に配置され前記各接極子と共に
2次磁気回路を形成する少くとも1個の強磁性セ
パレータに接続するのが有利である。外部接極子
は、円筒形の形状を持ち基板を備え、内部接極子
はほぼ外部接極子の軸線に沿つて配置する。主磁
気回路のエアギヤツプは2部分により構成する。
一方の一定部分は2個の接極子間に円筒面に配分
され、又可変部分は内部接極子と外部接極子の基
板との間に配置する。この場合セパレータは主磁
気回路のエアギヤツプの可変部分に直角を挾んで
配置することができる。2次磁気回路は、一定部
分及び可変部分により構成したエアギヤツプを備
える。
好適とする実施例ではセパレータは一定の厚さ
eの環状座金の形を持つ。主磁気回路のエアギヤ
ツプを最小のときは、2次磁気回路のエアギヤツ
プの可変部分は、2個の接極子間でセパレータに
より仕切られる一定幅Eを持つ円筒形状により全
体を構成する。1変型での2個の接極子間でセパ
レータにより仕切る円筒形空間は、たとえば内部
接極子及びセパレータの間に配置した幅Eの単一
の円筒環により構成する。別の変型では、2個の
接極子間でセパレータにより仕切る円筒形空間は
複数個の円筒環により構成する。これ等の環の半
径方向に測つた幅の和はEに等しい。
eの環状座金の形を持つ。主磁気回路のエアギヤ
ツプを最小のときは、2次磁気回路のエアギヤツ
プの可変部分は、2個の接極子間でセパレータに
より仕切られる一定幅Eを持つ円筒形状により全
体を構成する。1変型での2個の接極子間でセパ
レータにより仕切る円筒形空間は、たとえば内部
接極子及びセパレータの間に配置した幅Eの単一
の円筒環により構成する。別の変型では、2個の
接極子間でセパレータにより仕切る円筒形空間は
複数個の円筒環により構成する。これ等の環の半
径方向に測つた幅の和はEに等しい。
1実施例によれば各コイル素子は外部接極子内
に配置してある。この外部接極子は固定してある
が、内部接極子は運動プランジヤを構成する。1
変型ではセパレータの各側に配置したコイル素子
は各別の2個のコイルを構成する。別の変型では
セパレータの各側に配置したコイル素子は同じコ
イルの2部分を形成する。
に配置してある。この外部接極子は固定してある
が、内部接極子は運動プランジヤを構成する。1
変型ではセパレータの各側に配置したコイル素子
は各別の2個のコイルを構成する。別の変型では
セパレータの各側に配置したコイル素子は同じコ
イルの2部分を形成する。
本アクチユエータの運動部分により供給する力
がいわゆるくら形曲線に沿い行程の関数として変
えようとすれば、円筒形の外部接極子とこの外部
接極子の軸線に沿つて配置した内部接極子とによ
り構成され、外部接極子の内部に、この外部接極
子により支えた環状の半径方向座金から成るセパ
レータにより隔離した2個のコイル素子を支えた
アクチユエータ構造に対しては、この構造の種種
の寸法パラメータの間の或る関係を考慮に入れる
必要のあることが分つた。これ等の関係を定める
のに、外部接極子の円筒形側壁の一定の厚さをH
とし、外部接極子の円筒壁の平均直径をφeとし、
セパレータの内部リムの直径をφiとし、外部接極
子の軸線に沿つて測つたセパレータの厚さをeと
し、このセパレータ及び内部接極子の間にある最
小エアギヤツプの幅をEとし、主磁気回路のエア
ギヤツプが最大又は最小の各位置間の行程をDと
し、セパレータと主磁気回路のエアギヤツプの一
定部分との間の距離をxとし、そして外部接極子
の基板の反対側の内部接極子の前面と主磁気回路
のエアギヤツプの最大のときのこのエアギヤツプ
の一定部分との間の距離をx0とする。すなわち以
下のようにして3つの式が得られる。
がいわゆるくら形曲線に沿い行程の関数として変
えようとすれば、円筒形の外部接極子とこの外部
接極子の軸線に沿つて配置した内部接極子とによ
り構成され、外部接極子の内部に、この外部接極
子により支えた環状の半径方向座金から成るセパ
レータにより隔離した2個のコイル素子を支えた
アクチユエータ構造に対しては、この構造の種種
の寸法パラメータの間の或る関係を考慮に入れる
必要のあることが分つた。これ等の関係を定める
のに、外部接極子の円筒形側壁の一定の厚さをH
とし、外部接極子の円筒壁の平均直径をφeとし、
セパレータの内部リムの直径をφiとし、外部接極
子の軸線に沿つて測つたセパレータの厚さをeと
し、このセパレータ及び内部接極子の間にある最
小エアギヤツプの幅をEとし、主磁気回路のエア
ギヤツプが最大又は最小の各位置間の行程をDと
し、セパレータと主磁気回路のエアギヤツプの一
定部分との間の距離をxとし、そして外部接極子
の基板の反対側の内部接極子の前面と主磁気回路
のエアギヤツプの最大のときのこのエアギヤツプ
の一定部分との間の距離をx0とする。すなわち以
下のようにして3つの式が得られる。
−λ1=eφi/Hφe;−λ2=E/D及び
−λ3=x−x0/D
制御力をくら形曲線に沿い行程の関数として変
えようとする場合に他のことはすべて等しいとす
れば、前記した比λ1、λ2、λ3は次のようにして選
定しなければならない。
えようとする場合に他のことはすべて等しいとす
れば、前記した比λ1、λ2、λ3は次のようにして選
定しなければならない。
−0.18<λ1<0.45;
−0.04<λ2<0.17;
−λ3:約0.37
又アクチユエータの制御力が行程に沿い直角に
ぼ一定のままであれば次の各式を選定しなければ
ならない。
ぼ一定のままであれば次の各式を選定しなければ
ならない。
−0.08<λ1<0.18;
−0.17<λ2<0.43;
−0.15<λ3<0.60
前記した比λ1、λ2、λ3の特定の範囲は後述の第
1図に示した構造の研究により定められる。
1図に示した構造の研究により定められる。
本発明の他の目的は、このような2次磁気回路
の製作に対しとくにその取付けに関してとくに簡
単で経済的な解決法を提供しようとするにある。
の製作に対しとくにその取付けに関してとくに簡
単で経済的な解決法を提供しようとするにある。
本発明によれば動作中に最低及び最高の間で可
変の磁気抵抗を持つ少くとも1つの2次磁気回路
を備えた前記のような電磁アクチユエータが得ら
れる。この変動は、主磁気回路の磁気抵抗の変動
に対して行程中に食い違わせる。主及び2次の各
磁気回路の磁気抵抗の変動は、本アクチユエータ
の各接極子の相対運動中にエアギヤツプを変える
ことにより得られる。本発明は、内部強磁性接極
子を囲む外部強磁性接極子と、この外部接極子に
支えられ前記の2個の接極子間の環状容積内に配
置した少くとも1個のコイルとを備えたアクチユ
エータにおいて、2次磁気回路にコイルの軸線に
平行に延びこのコイルの内部容積内に納めた少く
とも1個の環状の強磁性部片を設けたアクチユエ
ータにある。
変の磁気抵抗を持つ少くとも1つの2次磁気回路
を備えた前記のような電磁アクチユエータが得ら
れる。この変動は、主磁気回路の磁気抵抗の変動
に対して行程中に食い違わせる。主及び2次の各
磁気回路の磁気抵抗の変動は、本アクチユエータ
の各接極子の相対運動中にエアギヤツプを変える
ことにより得られる。本発明は、内部強磁性接極
子を囲む外部強磁性接極子と、この外部接極子に
支えられ前記の2個の接極子間の環状容積内に配
置した少くとも1個のコイルとを備えたアクチユ
エータにおいて、2次磁気回路にコイルの軸線に
平行に延びこのコイルの内部容積内に納めた少く
とも1個の環状の強磁性部片を設けたアクチユエ
ータにある。
環状の強磁性部片は、スリーブ又は環とくに円
筒形のスリーブ又は環、或は切詰めた外部半径面
を持つスリーブにより構成することができる。
筒形のスリーブ又は環、或は切詰めた外部半径面
を持つスリーブにより構成することができる。
この場合スリーブは、このスリーブを囲み外部
接極子に納めたコイルの巻輪だけで保持すること
ができる。コイルは、単一の巻線又は2条或はそ
れ以上の並置した巻線により形成することができ
る。複数条の並置巻線の場合には、各巻線のアン
ペア回数はスリーブの軸線方向位置により影響を
受けない。
接極子に納めたコイルの巻輪だけで保持すること
ができる。コイルは、単一の巻線又は2条或はそ
れ以上の並置した巻線により形成することができ
る。複数条の並置巻線の場合には、各巻線のアン
ペア回数はスリーブの軸線方向位置により影響を
受けない。
環状の強磁性部片は、外部強磁性接極子まで半
径方向に延びる円形冠部片に一体のスリーブによ
り構成することができる。すなわちコイルは、こ
の冠部片の各側に設けた少くとも2条の巻線を備
える。この全体の直径面を通る断面はほぼL字又
はT字の形状を持つ。
径方向に延びる円形冠部片に一体のスリーブによ
り構成することができる。すなわちコイルは、こ
の冠部片の各側に設けた少くとも2条の巻線を備
える。この全体の直径面を通る断面はほぼL字又
はT字の形状を持つ。
スリーブの軸線方向長さとその半径方向厚さと
その外部接極子に対する軸線方向位置とを変える
ことにより、行程の関数として本アクチユエータ
により加えられる制御力の変動曲線を修正するこ
とができる。
その外部接極子に対する軸線方向位置とを変える
ことにより、行程の関数として本アクチユエータ
により加えられる制御力の変動曲線を修正するこ
とができる。
以下本発明による電磁アクチユエータの実施例
を添付図面について詳細に説明する。
を添付図面について詳細に説明する。
第1図に示すように本発明電磁アクチユエータ
は、大体円筒形の外部接極子1を備えている。外
部接極子1は円筒形側壁1aを備えている。側壁
1aは、一端部は基板1bにより他端部は環状フ
ランジ1cによりそれぞれ閉じてある。円筒側壁
1aは中間区域にセパレータ2を支えてある。セ
パレータ2は、外部接極子1の軸線に向い突出す
る環状座金の形状を持つ。基板1bの中央区域に
は受け座1dを設けてある。受け座1dは外部接
極子1の内部に向いセパレータ2の方向に突出す
る。受け座1dの前面形は、本アクチユエータの
運動接極子3の前面形に対応する。運動接極子3
は、第1図に示した位置に対応する位置P1と内
部接極子3が受け座1dの前面に接触する位置
P2との間で外部接極子1に対して滑動すること
のできる円筒軸により構成した運動プランジヤで
ある。接極子1,3とセパレータ2とは強磁性体
たとえば鋼材から作る。第2図では位置P1,P2
は、名称をつけられ、本アクチユエータにより加
えられる制御力の変動を研究する行程の各端を定
める。内部接極子3を構成するプランジヤは図示
してないもどしばねの作用を受ける。このもどし
ばねは、電磁力とは反対の方向に作用しそして接
極子3をその行程の各端に向い単にもどすように
してある。
は、大体円筒形の外部接極子1を備えている。外
部接極子1は円筒形側壁1aを備えている。側壁
1aは、一端部は基板1bにより他端部は環状フ
ランジ1cによりそれぞれ閉じてある。円筒側壁
1aは中間区域にセパレータ2を支えてある。セ
パレータ2は、外部接極子1の軸線に向い突出す
る環状座金の形状を持つ。基板1bの中央区域に
は受け座1dを設けてある。受け座1dは外部接
極子1の内部に向いセパレータ2の方向に突出す
る。受け座1dの前面形は、本アクチユエータの
運動接極子3の前面形に対応する。運動接極子3
は、第1図に示した位置に対応する位置P1と内
部接極子3が受け座1dの前面に接触する位置
P2との間で外部接極子1に対して滑動すること
のできる円筒軸により構成した運動プランジヤで
ある。接極子1,3とセパレータ2とは強磁性体
たとえば鋼材から作る。第2図では位置P1,P2
は、名称をつけられ、本アクチユエータにより加
えられる制御力の変動を研究する行程の各端を定
める。内部接極子3を構成するプランジヤは図示
してないもどしばねの作用を受ける。このもどし
ばねは、電磁力とは反対の方向に作用しそして接
極子3をその行程の各端に向い単にもどすように
してある。
前記した電磁アクチユエータは、2個の各別の
コイル4,5により構成した2個のコイル素子を
備えている。コイル4はフランジ1c及びセパレ
ータ3の間の配置してある。コイル4は、120回
巻きの直径1.06mmの銅線を備え、12Vのバツテリ
から23.5Aの電流を受ける。コイル5はセパレー
タ2及び基板1bの間に配置してある。コイル5
は、120回巻きの直径0.6mmの銅線により構成さ
れ、12Vのバツテリから6.5Aの電流を受ける。各
コイル5,4を取付けるために、セパレータ2及
びフランジ1cは、円筒形側壁1a内にねじ込む
環状座金の形に作る。先ずコイル5を、次でセパ
レータ2をねじ込みにより、次でコイル4を、最
後にねじ込みにより環状フランジ1cをそれぞれ
位置させる。
コイル4,5により構成した2個のコイル素子を
備えている。コイル4はフランジ1c及びセパレ
ータ3の間の配置してある。コイル4は、120回
巻きの直径1.06mmの銅線を備え、12Vのバツテリ
から23.5Aの電流を受ける。コイル5はセパレー
タ2及び基板1bの間に配置してある。コイル5
は、120回巻きの直径0.6mmの銅線により構成さ
れ、12Vのバツテリから6.5Aの電流を受ける。各
コイル5,4を取付けるために、セパレータ2及
びフランジ1cは、円筒形側壁1a内にねじ込む
環状座金の形に作る。先ずコイル5を、次でセパ
レータ2をねじ込みにより、次でコイル4を、最
後にねじ込みにより環状フランジ1cをそれぞれ
位置させる。
このアクチユエータに対し次の各寸法を採用し
た。接極子の軸線に沿つて測つたフランジ1cの
厚さは7.6mmである。フランジ1c及び内部接極
子3の間のエアギヤツプは0.5mmである。内部接
極子3の直径は25mmである。第1図に示した位置
C1では内部接極子3は、その軸線に沿い接極子
3に面する受け座1dの前面から距離D=12mmに
ある。フランジ1cの内面と受け座1dの前面と
の間で外部接極子1の軸線に沿つて測つた距離は
20.9mmである。円筒壁1aのの内径は40.5mmであ
りその外径は54mmである。基板1bとフランジ1
cの内面との間の距離Lは26.8mmであり、基板1
bの厚さは2.8mmである。外部接極子1の軸線に
沿つたセパレータ2の厚さはeとした。セパレー
タ2の内部リムと内部接極子3との間の距離は、
接極子3がセパレータ2に直角を挾んで位置する
ときはEとする。セパレータ2とフランジ1cの
内面との間の距離はxとする。フランジ1cの内
壁と内部接極子3の周辺部における前面との間の
距離はx0とする。円筒形側壁1aの平均直径は
φeとし、セパレータ2の内部リムの直径はφiと
し、そして側壁1aの厚さはHとする。
た。接極子の軸線に沿つて測つたフランジ1cの
厚さは7.6mmである。フランジ1c及び内部接極
子3の間のエアギヤツプは0.5mmである。内部接
極子3の直径は25mmである。第1図に示した位置
C1では内部接極子3は、その軸線に沿い接極子
3に面する受け座1dの前面から距離D=12mmに
ある。フランジ1cの内面と受け座1dの前面と
の間で外部接極子1の軸線に沿つて測つた距離は
20.9mmである。円筒壁1aのの内径は40.5mmであ
りその外径は54mmである。基板1bとフランジ1
cの内面との間の距離Lは26.8mmであり、基板1
bの厚さは2.8mmである。外部接極子1の軸線に
沿つたセパレータ2の厚さはeとした。セパレー
タ2の内部リムと内部接極子3との間の距離は、
接極子3がセパレータ2に直角を挾んで位置する
ときはEとする。セパレータ2とフランジ1cの
内面との間の距離はxとする。フランジ1cの内
壁と内部接極子3の周辺部における前面との間の
距離はx0とする。円筒形側壁1aの平均直径は
φeとし、セパレータ2の内部リムの直径はφiと
し、そして側壁1aの厚さはHとする。
前記した電磁アクチユエータでは、主磁気回路
は、セパレータ2を通らない磁束径路により構成
する。この径路は、内部接極子3から出るときに
次の順序になる。すなわち接極子3と、接極子3
及び環状フランジ1c間に存在する0.5mmの一定
の環状エアギヤツプと、環状フランジ1cと、円
筒形側壁1cと、基板1bと、受け座1dと、受
け座1d及び接極子3の前面の間の可変のエアギ
ヤツプとである。この主磁気回路には、接極子3
及びフランジ1c間の主エアギヤツプの一定部分
と、受け座1d及び接極子3間の主エアギヤツプ
の可変部分とがある。2次磁気回路はセパレータ
2を通り従つて次の磁束径路に対応する。すなわ
ち接極子3及び環状フランジ1c間の0.5mmの一
定の環状エアギヤツプと、環状フランジ1cと、
円筒形側壁1aと、セパレータ2と、セパレータ
2及び接極子3間の可変エアギヤツプとである。
2次磁気回路は、接極子3及びフランジ1c間の
2次エアギヤツプの一定部分と、セパレータ2及
び接極子3間の2次エアギヤツプの可変部分とを
備えているのが認められる。次の寸法を前記した
構造で採用すると、 −1mm<e<2.5mm −0.5mm<E<2mm、 −X/L=0.5 行程の関数として接極子3で得られる力の変動に
対する曲線は、2個のコイル4,5に同時に給電
するときは、第2図の曲線6のようなくら形曲線
である。第2図で接極子3で利用できる力はFで
示され縦座標としてプロツトしてある。接極子3
の行程はCにより示され横座標としてプロツトし
てある。点C1は第1図に示した位置P1に対応す
る。この位置では主及び2次の磁気回路の磁気抵
抗は最高である。又点C2は位置P2に近い中間位
置に対応する。この位置では接極子3はその前面
により受け座1dに接触するようになる。曲線6
のような応力曲線を得る理由は、このようにして
定めたアクチユエータが自動車の機械的スタータ
モータを制御するのに容易に使えるからである。
は、セパレータ2を通らない磁束径路により構成
する。この径路は、内部接極子3から出るときに
次の順序になる。すなわち接極子3と、接極子3
及び環状フランジ1c間に存在する0.5mmの一定
の環状エアギヤツプと、環状フランジ1cと、円
筒形側壁1cと、基板1bと、受け座1dと、受
け座1d及び接極子3の前面の間の可変のエアギ
ヤツプとである。この主磁気回路には、接極子3
及びフランジ1c間の主エアギヤツプの一定部分
と、受け座1d及び接極子3間の主エアギヤツプ
の可変部分とがある。2次磁気回路はセパレータ
2を通り従つて次の磁束径路に対応する。すなわ
ち接極子3及び環状フランジ1c間の0.5mmの一
定の環状エアギヤツプと、環状フランジ1cと、
円筒形側壁1aと、セパレータ2と、セパレータ
2及び接極子3間の可変エアギヤツプとである。
2次磁気回路は、接極子3及びフランジ1c間の
2次エアギヤツプの一定部分と、セパレータ2及
び接極子3間の2次エアギヤツプの可変部分とを
備えているのが認められる。次の寸法を前記した
構造で採用すると、 −1mm<e<2.5mm −0.5mm<E<2mm、 −X/L=0.5 行程の関数として接極子3で得られる力の変動に
対する曲線は、2個のコイル4,5に同時に給電
するときは、第2図の曲線6のようなくら形曲線
である。第2図で接極子3で利用できる力はFで
示され縦座標としてプロツトしてある。接極子3
の行程はCにより示され横座標としてプロツトし
てある。点C1は第1図に示した位置P1に対応す
る。この位置では主及び2次の磁気回路の磁気抵
抗は最高である。又点C2は位置P2に近い中間位
置に対応する。この位置では接極子3はその前面
により受け座1dに接触するようになる。曲線6
のような応力曲線を得る理由は、このようにして
定めたアクチユエータが自動車の機械的スタータ
モータを制御するのに容易に使えるからである。
前記した構造のアクチユエータを少くとも行程
の大部分にわたり一定であり従つて第2図の曲線
7により表わした制御力を得るのに使おうとすれ
ば次の式を選定しなければならないことが分つ
た。
の大部分にわたり一定であり従つて第2図の曲線
7により表わした制御力を得るのに使おうとすれ
ば次の式を選定しなければならないことが分つ
た。
−0.5mm<e<1mm;
−2<E<5mm;
−0.4mm<X/L<0.6
前記した実験データから、曲線6,7に対し変
動区域をジメンシヨンのない次の各比に対して定
められた。
動区域をジメンシヨンのない次の各比に対して定
められた。
−λ1=eφi/Hφe;
−λ2=E/D;
−λ3=x−x0/D
曲線6のような曲線を得るには他のことはすべ
て等しいままにして次の式を選定しなければなら
ない。
て等しいままにして次の式を選定しなければなら
ない。
−0.8<λ1<0.45;
−0.04<λ2<0.17;
−λ3:約0.37
曲線7のような曲線を得るには他のことはすべ
て等しいままにして次の各式を選定する必要があ
る。
て等しいままにして次の各式を選定する必要があ
る。
−0.08<λ1<0.18;
−0.17<λ2<0.43;
−0.15<λ3<0.60.
第3図は大体円筒形の外部強磁性接極子11を
備えた電磁アクチユエータを示す。外部接極子1
1は、一端部が基板11bにより他端部が環状フ
ランジ11cにより閉じられた円筒形側壁11c
を備えている。基板11bの中央区域には、外部
接極子11の内部は軸線方向に突出する受け座1
1dを設けてある。フランジ11cは側壁11a
にねじ込むことができる。
備えた電磁アクチユエータを示す。外部接極子1
1は、一端部が基板11bにより他端部が環状フ
ランジ11cにより閉じられた円筒形側壁11c
を備えている。基板11bの中央区域には、外部
接極子11の内部は軸線方向に突出する受け座1
1dを設けてある。フランジ11cは側壁11a
にねじ込むことができる。
外部接極子11は、中空の円筒体の形状を持ち
本アクチユエータの運動接極子を構成する内部強
磁性接極子13を囲む。受け座11dの前面形状
は受け座11dの方に向いた接極子13の前端部
の形状に対応する。すなわち行程の終りで接極子
13が受け座11dに達すると、受け座11dは
接極子13に連関する。
本アクチユエータの運動接極子を構成する内部強
磁性接極子13を囲む。受け座11dの前面形状
は受け座11dの方に向いた接極子13の前端部
の形状に対応する。すなわち行程の終りで接極子
13が受け座11dに達すると、受け座11dは
接極子13に連関する。
内部接極子13すなわち運動プランジヤはもど
しばね(図示してない)の作用を受ける。このば
ねは、電磁力とは反対の方向に作用し、第3図で
接極子13を受け座11dから隔て接極子13を
第3図に実線で示した停止位置P1にもどすよう
にする。接極子13の動作位置P2は、接極子1
3が第3図に破線で示すように受け座11dに衝
合する位置に対応する。
しばね(図示してない)の作用を受ける。このば
ねは、電磁力とは反対の方向に作用し、第3図で
接極子13を受け座11dから隔て接極子13を
第3図に実線で示した停止位置P1にもどすよう
にする。接極子13の動作位置P2は、接極子1
3が第3図に破線で示すように受け座11dに衝
合する位置に対応する。
各接極子11,13は強磁性体たとえば鋼材か
ら作る。
ら作る。
外部接極子11には少くとも1個のコイル14
を支えてある。コイル14は、2個の接極子1
3,11間に作つた環状容積B内に納めてある。
とくに容積Bは、運動接極子13の外部円筒面又
はこの面の延長部分により、又外部接極子11の
内面により仕切つてある。
を支えてある。コイル14は、2個の接極子1
3,11間に作つた環状容積B内に納めてある。
とくに容積Bは、運動接極子13の外部円筒面又
はこの面の延長部分により、又外部接極子11の
内面により仕切つてある。
第3図に示した磁束線fpを持つ主磁気回路は外
部接極子11及び運動接極子13の間に形成され
る。この主磁気回路は、運動接極子13及びフラ
ンジ11cの間の主エアギヤツプkの一定部分
と、受け座11d及び運動接極子13間の主エア
ギヤツプmの可変部分とを備えている。第3図に
示すように磁束線は運動接極子13及び外部接極
子11により閉じている。
部接極子11及び運動接極子13の間に形成され
る。この主磁気回路は、運動接極子13及びフラ
ンジ11cの間の主エアギヤツプkの一定部分
と、受け座11d及び運動接極子13間の主エア
ギヤツプmの可変部分とを備えている。第3図に
示すように磁束線は運動接極子13及び外部接極
子11により閉じている。
2次磁気回路はその磁気抵抗が動作中に最低及
び最高の間で可変である。この変動は主磁気回路
の磁気抵抗の変動に対して食い違う。この2次磁
気回路は、コイル14の軸線Aに平行に延びる環
状の少くとも1個の強磁性部片を備えている〔こ
の軸線Aは接極子11,13に共通である〕。強
磁性部片12はコイル14の内部容積18内に納
めてある。強磁性部片12も又鋼材から作る。
び最高の間で可変である。この変動は主磁気回路
の磁気抵抗の変動に対して食い違う。この2次磁
気回路は、コイル14の軸線Aに平行に延びる環
状の少くとも1個の強磁性部片を備えている〔こ
の軸線Aは接極子11,13に共通である〕。強
磁性部片12はコイル14の内部容積18内に納
めてある。強磁性部片12も又鋼材から作る。
第3図の実施例によれば強磁性部片12は、ri
に等しい半径とnに等しい厚さとを持つ回転円筒
スリーブ19により構成してある。コイル14及
び本アクチユエータの軸線Aに沿うスリーブ19
の位置は、フランジ11cの方に向いたスリーブ
19の面と停止時に受け座11dの方に向いた運
動接極子13の面との間の距離aにより定まる。
スリーブ19の他端面と停止時の運動接極子13
の前記した面との間の距離をbとすればスリーブ
19の軸線方向長さはb−aに等しいのは明らか
である。
に等しい半径とnに等しい厚さとを持つ回転円筒
スリーブ19により構成してある。コイル14及
び本アクチユエータの軸線Aに沿うスリーブ19
の位置は、フランジ11cの方に向いたスリーブ
19の面と停止時に受け座11dの方に向いた運
動接極子13の面との間の距離aにより定まる。
スリーブ19の他端面と停止時の運動接極子13
の前記した面との間の距離をbとすればスリーブ
19の軸線方向長さはb−aに等しいのは明らか
である。
第3図は、運動接極子13が停止位置にあると
き(第3図に破線で示してある)すなわち接極子
13が受け座11dから最も離れているときに2
次磁気回路の磁束線fsを示す。この2次磁気回路
は次の磁束径路に対応する。この径路は、運動接
極子13と、一定の環状エアギヤツプkと、外部
接極子11と、受け座11d及びスリーブ19間
の一定のエアギヤツプと、スリーブ19及び運動
接極子13間の可変のエアギヤツプとである。
き(第3図に破線で示してある)すなわち接極子
13が受け座11dから最も離れているときに2
次磁気回路の磁束線fsを示す。この2次磁気回路
は次の磁束径路に対応する。この径路は、運動接
極子13と、一定の環状エアギヤツプkと、外部
接極子11と、受け座11d及びスリーブ19間
の一定のエアギヤツプと、スリーブ19及び運動
接極子13間の可変のエアギヤツプとである。
コイル14に一定強さの電流を循環させると、
外部接極子11により運動接極子13に加える引
付け力は第4図に示すように変る。
外部接極子11により運動接極子13に加える引
付け力は第4図に示すように変る。
第4図には運動接極子13に作用する力を縦座
標として示し、又受け座11dと可動接極子13
に対向する面との間の可変エアギヤツプmの長さ
を横座標として示してある。エアギヤツプmの長
さは停止位置P1に対し最大である。第4図の横
軸では点P1は最大エアギヤツプに対応する。
標として示し、又受け座11dと可動接極子13
に対向する面との間の可変エアギヤツプmの長さ
を横座標として示してある。エアギヤツプmの長
さは停止位置P1に対し最大である。第4図の横
軸では点P1は最大エアギヤツプに対応する。
点P2ではすなわち運動接極子13が受け座1
1dに当たるときは、エアギヤツプmは零であり
第4図の縦軸に対応する。
1dに当たるときは、エアギヤツプmは零であり
第4図の縦軸に対応する。
運動接極子13に加わる力の最高値は主エアギ
ヤツプmのこの零値に対し得られるのは明らかで
ある。
ヤツプmのこの零値に対し得られるのは明らかで
ある。
第4図の曲線16はくら形の形状を持つ。横軸
のP1に対応する点20から離れるときは、曲線
16は、力は増すが空気ギヤツプが変る第1の区
域16aを持つ。曲線16は最大値16mを通り
次で区域16bを持つ。区域16bに対して運動
接極子13に作用する力は弱まるが、エアギヤツ
プmの長さも又減小する。次で曲線16はほぼ下
部しきい値を構成する区域16cを持つ。しきい
値16cに次で区域16dが続く。区域16dで
は力はふたたび増すが空気ギヤツプは減小する。
力は空気ギヤツプ零に対し理論最高値になる。
のP1に対応する点20から離れるときは、曲線
16は、力は増すが空気ギヤツプが変る第1の区
域16aを持つ。曲線16は最大値16mを通り
次で区域16bを持つ。区域16bに対して運動
接極子13に作用する力は弱まるが、エアギヤツ
プmの長さも又減小する。次で曲線16はほぼ下
部しきい値を構成する区域16cを持つ。しきい
値16cに次で区域16dが続く。区域16dで
は力はふたたび増すが空気ギヤツプは減小する。
力は空気ギヤツプ零に対し理論最高値になる。
ピーク値16mを横軸にほぼ平行に移動させよ
うとすれば、パラメータbは変えないで前記した
パラメータaを変えれば十分である。aを変える
ことは、受け座11dの方に向いたスリーブ19
の端部の軸線方向位置は変えないでスリーブ19
の長さを変えることにより得られる。
うとすれば、パラメータbは変えないで前記した
パラメータaを変えれば十分である。aを変える
ことは、受け座11dの方に向いたスリーブ19
の端部の軸線方向位置は変えないでスリーブ19
の長さを変えることにより得られる。
aが増すと、ピーク16mは第4図の左方に移
動するが、aが減小すると、ピーク16mは右方
に移動する。
動するが、aが減小すると、ピーク16mは右方
に移動する。
さらにaが一定のままでスリーブ19の長さb
−aが増すと、ピーク16mの縦座標は増すがし
きい値16cの平均縦座標は減小する。b−aが
減小すると、この逆になる。
−aが増すと、ピーク16mの縦座標は増すがし
きい値16cの平均縦座標は減小する。b−aが
減小すると、この逆になる。
a及びb−aを同時に変えると、これ等の全部
の変更の結果はa及びb−aの変化に基づく個個
の変更の結果の和にほぼ等しい。
の変更の結果はa及びb−aの変化に基づく個個
の変更の結果の和にほぼ等しい。
aが減小すると、ピーク16mとしきい値16
cの中央部との間の横座標の差が増す。さらに擬
似しきい値16cの長さすなわち区域16cによ
り構成した凹部の底部の各端部間の横座標の差は
増す。
cの中央部との間の横座標の差が増す。さらに擬
似しきい値16cの長さすなわち区域16cによ
り構成した凹部の底部の各端部間の横座標の差は
増す。
距離bが増すほど零エアギヤツプに対し得られ
る力Fmはそれだけ減る。
る力Fmはそれだけ減る。
スリーブ19の厚さhも又影響を持つ。
厚さhが減るほど、ピーク16mの縦座標と凹
入区域16cの平均縦座標の間の差はそれだけ減
る。なお精密には厚さhが減ると、山のピーク1
6mの縦座標は減るが、凹入部16cの平均縦座
標は減る。
入区域16cの平均縦座標の間の差はそれだけ減
る。なお精密には厚さhが減ると、山のピーク1
6mの縦座標は減るが、凹入部16cの平均縦座
標は減る。
曲線16はこのようにして直線化することがで
きる。曲線16の一部は、スリーブ19の厚さh
を十分に減らすことにより横軸にほぼ平行にする
ことができる。
きる。曲線16の一部は、スリーブ19の厚さh
を十分に減らすことにより横軸にほぼ平行にする
ことができる。
厚さhを減らす効果は差b−aを減らすことに
より得られる効果と同様である。
より得られる効果と同様である。
スリーブ19は、環状空間Bを満たすコイル1
4の巻数により保持される。必要に応じスリーブ
19はコイル14内にすなわちスリーブ19の軸
線方向の各側に幾分埋込むことができる。コイル
14の半径方向厚さは第3図に示すようにスリー
ブ19の直上より大きい(従つてこの厚さは一層
多くの巻数を含む)。
4の巻数により保持される。必要に応じスリーブ
19はコイル14内にすなわちスリーブ19の軸
線方向の各側に幾分埋込むことができる。コイル
14の半径方向厚さは第3図に示すようにスリー
ブ19の直上より大きい(従つてこの厚さは一層
多くの巻数を含む)。
コイル14が複数の並置巻線を含む場合には、
これ等の巻線のアンペア回数は、スリーブ19の
軸線方向位置は考慮しなくても無作為に選定する
ことができる。その理由は、これ等のアンペア回
数を納めるために与える容積はスリーブ19の前
記軸線方向位置には依存しないからである。
これ等の巻線のアンペア回数は、スリーブ19の
軸線方向位置は考慮しなくても無作為に選定する
ことができる。その理由は、これ等のアンペア回
数を納めるために与える容積はスリーブ19の前
記軸線方向位置には依存しないからである。
スリーブ19を備えた本電磁アクチユエータの
取付け及び構造の簡単なことは明らかである。
取付け及び構造の簡単なことは明らかである。
切り詰めた外部半径面を持つスリーブを円筒形
スリーブ19の代りに使うことができる。
スリーブ19の代りに使うことができる。
第5図は、環状強磁性部片12が冠部片21と
一体の回転円筒スリーブから成る変形を示す。冠
部片21の平均面は、軸線Aに直交し軸線Aを中
心とする。冠部片21は外部接極子11の内面ま
で半径方向に延びている。コイル14は、冠部片
21の各側に設けた少くとも2個の巻線14a,
14bを備えている。部片12は又第5図に示す
ようにスリーブ19aを内側に連関させた一方の
巻線14aにより保持することができる。
一体の回転円筒スリーブから成る変形を示す。冠
部片21の平均面は、軸線Aに直交し軸線Aを中
心とする。冠部片21は外部接極子11の内面ま
で半径方向に延びている。コイル14は、冠部片
21の各側に設けた少くとも2個の巻線14a,
14bを備えている。部片12は又第5図に示す
ようにスリーブ19aを内側に連関させた一方の
巻線14aにより保持することができる。
第3図について前記した各部品と同様であるか
又は同様な役割を果す第5図の各部品は説明の繰
返しを省くために同じ参照数字を使つてある。
又は同様な役割を果す第5図の各部品は説明の繰
返しを省くために同じ参照数字を使つてある。
部片12の直径面を通る断面は第5図に示すよ
うにL字形又は正方形である。冠部片20はスリ
ーブ19aのフランジ11cから最も遠い端部と
一体である。
うにL字形又は正方形である。冠部片20はスリ
ーブ19aのフランジ11cから最も遠い端部と
一体である。
第5図に示すように2次磁気回路の磁束線fs
は、冠部片21により形成した枝部分を次でスリ
ーブ19を通り引続いてフランジ11cの方に向
いたスリーブ19aの前端部と運動接極子13と
の間の可変エアギヤツプを通る。
は、冠部片21により形成した枝部分を次でスリ
ーブ19を通り引続いてフランジ11cの方に向
いたスリーブ19aの前端部と運動接極子13と
の間の可変エアギヤツプを通る。
冠部片21の存在は、冠部片21の各側の巻線
14a,14bに与えられる容積を制限してこれ
等の巻線に対し可能な最大数のアンベア回数を定
めることが認められる。
14a,14bに与えられる容積を制限してこれ
等の巻線に対し可能な最大数のアンベア回数を定
めることが認められる。
一定の強さの電流を各巻線14a,14bに循
環させると、運動接極子13に加わる力は主エア
ギヤツプmの長さの関数として第6図の曲線26
に沿つて変る。第4図の場合と同じ値を第6図の
縦座標及び横座標としてプロツトしてある。第6
図の曲線は曲線26として表わされ、第4図の曲
線16上の各点又は各区域と同様な曲線26上の
種種の点又は区域は第4図の参照数字に10を加え
た参照数字により表わしてある。これ等の区域又
は各点の説明は繰返さない。
環させると、運動接極子13に加わる力は主エア
ギヤツプmの長さの関数として第6図の曲線26
に沿つて変る。第4図の場合と同じ値を第6図の
縦座標及び横座標としてプロツトしてある。第6
図の曲線は曲線26として表わされ、第4図の曲
線16上の各点又は各区域と同様な曲線26上の
種種の点又は区域は第4図の参照数字に10を加え
た参照数字により表わしてある。これ等の区域又
は各点の説明は繰返さない。
横軸に沿う凹入部26cの範囲が一層大きいの
は明らかである。パラメータa及びbと厚さhと
はスリーブ19に対し第3図の場合にスリーブ1
9aに対し同じ意味を持つ。
は明らかである。パラメータa及びbと厚さhと
はスリーブ19に対し第3図の場合にスリーブ1
9aに対し同じ意味を持つ。
冠部片21の厚さはsとして示してある。
一定の厚さsに対しスリーブ19aの厚さhの
方が薄ければ、曲線26の水平性が強調される。
すなわち第5図に示すようにピーク26mの縦座
標が減小し凹入部26cの平均縦座標が増す。
方が薄ければ、曲線26の水平性が強調される。
すなわち第5図に示すようにピーク26mの縦座
標が減小し凹入部26cの平均縦座標が増す。
第5図に示した部片12の正方形形状によつて
差b−aが増すと、ピーク26mの縦座標は又減
小し、凹入部26cの平均縦座標が増す。この結
果は差b−aの増加により第3図の形状により得
られるのと逆になる。
差b−aが増すと、ピーク26mの縦座標は又減
小し、凹入部26cの平均縦座標が増す。この結
果は差b−aの増加により第3図の形状により得
られるのと逆になる。
比h/sすなわち冠部片21の厚さに対する円
筒形スリーブ19aの厚さの比を考えると、この
比h/sが小さくなるほど曲線26は平らになる
〔ピーク26mの縦座標と凹入部26cの平均点
との間の差の減小〕。
筒形スリーブ19aの厚さの比を考えると、この
比h/sが小さくなるほど曲線26は平らになる
〔ピーク26mの縦座標と凹入部26cの平均点
との間の差の減小〕。
スリーブ19aは受け座11dの方向に冠部片
21を越えて軸線方向に延びることができる。こ
の場合部片12の直径面を通る断面は実質的にT
字形である。
21を越えて軸線方向に延びることができる。こ
の場合部片12の直径面を通る断面は実質的にT
字形である。
第7図は部片12の別の変型を示す。
第5図の冠部片21はスリーブ19bと一体に
して示してある。スリーブ19bの外面22は切
詰めてある。外面22の直径は、フランジ11c
の方向に冠部片21から遠ざかるに伴い外面22
の直径が減小する。
して示してある。スリーブ19bの外面22は切
詰めてある。外面22の直径は、フランジ11c
の方向に冠部片21から遠ざかるに伴い外面22
の直径が減小する。
第7図に示した変型に対する主エアギヤツプm
の長さの関数として運動接極子13に作用する力
の変動を示す第8図の曲線36は第7図の場合よ
りはるかに平らである。第8図に示した実際の場
合にはピーク36mは凹入部36cの平均縦座標
よりわずかに小さい縦座標を持つ。
の長さの関数として運動接極子13に作用する力
の変動を示す第8図の曲線36は第7図の場合よ
りはるかに平らである。第8図に示した実際の場
合にはピーク36mは凹入部36cの平均縦座標
よりわずかに小さい縦座標を持つ。
切詰め外面22の傾斜は逆方向である。すなわ
ちこの表面の直径は冠部片21からフランジ11
cに向い離れるに伴い進行的に増す。この場合ピ
ーク36mの縦座標は凹入部36cの平均縦座標
に対して増す。
ちこの表面の直径は冠部片21からフランジ11
cに向い離れるに伴い進行的に増す。この場合ピ
ーク36mの縦座標は凹入部36cの平均縦座標
に対して増す。
直径面を通る強磁性部片の横断面は異る形状た
とえばT字形の形状を持つ。この場合第5図及び
第7図のL字形断面に対して、このT字形断面は
冠部片21の他方の側でスリーブ19a又はスリ
ーブ19bの延長部分を持つ。すなわち強磁性部
片がT字形の横断面を持つ場合には、スリーブは
円形冠部片を貫通する。
とえばT字形の形状を持つ。この場合第5図及び
第7図のL字形断面に対して、このT字形断面は
冠部片21の他方の側でスリーブ19a又はスリ
ーブ19bの延長部分を持つ。すなわち強磁性部
片がT字形の横断面を持つ場合には、スリーブは
円形冠部片を貫通する。
考えられる全部の実施例でスリーブ19,19
a又はスリーブ19bのようなスリーブの存在に
より、巻線により保持される部片12の組立てが
簡単にできる。曲線16,26又は曲線36を、
スリーブ19,19a又はスルーブ19bの種種
の特性パラメータを変更することにより解決しよ
うとする問題に適応させる多くの可能な方法があ
る。
a又はスリーブ19bのようなスリーブの存在に
より、巻線により保持される部片12の組立てが
簡単にできる。曲線16,26又は曲線36を、
スリーブ19,19a又はスルーブ19bの種種
の特性パラメータを変更することにより解決しよ
うとする問題に適応させる多くの可能な方法があ
る。
このスリーブは軸線方向で基板11b及びフラ
ンジ11cの間に位置する。このスリーブの内半
径riは運動接極子13の外半径に対して、接極子
13がその受け座11dに向う行程中に第3図、
第5図及び第7図に示すようにスリーブ19,1
9a,19b内に連関することができるようにエ
アギヤツプkの寸法に近い他だけ大きい。運動接
極子13が停止位置にあるときは、接極子13は
軸線方向でスリーブ19,19a又はスリーブ1
9bの全く外側に位置する。各スリーブ19,1
9a又はスリーブ19bと運動接極子13との間
の可変のエアギヤツプはこのようにしてその最大
値aを持つ。接極子13の受け座11dに向う行
程中に2次磁気回路の可変のエアギヤツプは減小
し、接極子13がスリーブ19,19a又はスリ
ーブ19bに入込むときに実質的にこのエアギヤ
ツプの最大値に達する。従つて2次磁気回路の磁
気抵抗はその最低値に主磁気回路より前になる。
ンジ11cの間に位置する。このスリーブの内半
径riは運動接極子13の外半径に対して、接極子
13がその受け座11dに向う行程中に第3図、
第5図及び第7図に示すようにスリーブ19,1
9a,19b内に連関することができるようにエ
アギヤツプkの寸法に近い他だけ大きい。運動接
極子13が停止位置にあるときは、接極子13は
軸線方向でスリーブ19,19a又はスリーブ1
9bの全く外側に位置する。各スリーブ19,1
9a又はスリーブ19bと運動接極子13との間
の可変のエアギヤツプはこのようにしてその最大
値aを持つ。接極子13の受け座11dに向う行
程中に2次磁気回路の可変のエアギヤツプは減小
し、接極子13がスリーブ19,19a又はスリ
ーブ19bに入込むときに実質的にこのエアギヤ
ツプの最大値に達する。従つて2次磁気回路の磁
気抵抗はその最低値に主磁気回路より前になる。
以上本発明をその実施例について詳細に説明し
たが本発明はなおその精神を逸脱しないで種種の
変化変型を行うことができるのはもちろんであ
る。
たが本発明はなおその精神を逸脱しないで種種の
変化変型を行うことができるのはもちろんであ
る。
第1図は本発明電磁アクチユエータの1実施例
の軸断面図、第2図は第1図のアクチユエータに
より供給される制御力の2つの変動曲線を示し、
一方の曲線は一定の力が行程に沿い直角を挾んで
得られる場合に対応するが、他のの曲線はパラメ
ータの選択によりくら形曲線が得られるようにな
る場合に対応する。第3図は本発明電磁アクチユ
エータの変型の軸断面図、第4図は行程の関数と
して第1図のアクチユエータにより供給される制
御力の変動曲線図である。第5図は本発明アクチ
ユエータの別の変型の軸断面図、第6図は第5図
のアクチユエータにより供給される行程の関数と
しての力の変動曲線図である。第7図は本発明ア
クチユエータのなお別の変型の軸断面図、第8図
は第7図のアクチユエータにより得られる行程の
関数としての力の変動曲線図である。 1……外部接極子、1a……円筒側壁、1b…
…基板、1c……環状フランジ、1d……受け
座、2……セパレータ、3……運動接極子。
の軸断面図、第2図は第1図のアクチユエータに
より供給される制御力の2つの変動曲線を示し、
一方の曲線は一定の力が行程に沿い直角を挾んで
得られる場合に対応するが、他のの曲線はパラメ
ータの選択によりくら形曲線が得られるようにな
る場合に対応する。第3図は本発明電磁アクチユ
エータの変型の軸断面図、第4図は行程の関数と
して第1図のアクチユエータにより供給される制
御力の変動曲線図である。第5図は本発明アクチ
ユエータの別の変型の軸断面図、第6図は第5図
のアクチユエータにより供給される行程の関数と
しての力の変動曲線図である。第7図は本発明ア
クチユエータのなお別の変型の軸断面図、第8図
は第7図のアクチユエータにより得られる行程の
関数としての力の変動曲線図である。 1……外部接極子、1a……円筒側壁、1b…
…基板、1c……環状フランジ、1d……受け
座、2……セパレータ、3……運動接極子。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 行程を定める相対運動のできる2個の接極子
と、動作中に前記行程の一端で得られる最低値と
前記行程の他端で得られる最高値との間で可変の
磁気抵抗を持つ主磁気回路と、動作中に可変の磁
気抵抗を持ちこの磁気抵抗の変動を前記主磁気回
路の磁気抵抗の変動に対して行程中に食い違わせ
る少くとも1つの2次磁気回路とを備え、前記の
主及び2次の磁気回路の磁気抵抗の前記の各変動
が前記各接極子の相対運動中にエアギヤツプの変
動により得られるようにした電磁アクチユエータ
において、アクチユエータ動作の1行程中の主及
び2次の磁気回路の磁気抵抗の変動を同じ方向に
おける単調な変動にしたことを特徴とする電磁ア
クチユエータ。 2 内部強磁性接極子を囲む外部強磁性接極子を
備え、少くとも2個のコイル素子を前記両接極子
の一方に支えこれ等の2個の接極子間に生成した
環状容積内に配置し、前記各コイル素子を支える
接極子を、前記2個のコイル素子間に配置され前
記各接極子と共に2次磁気回路を形成する少くと
も1個の強磁性セパレータに連結したことを特徴
とする特許請求の範囲第1項記載のアクチユエー
タ。 3 外部接極子を円筒形の形状にして基板を備え
るようにし、内部接極子をほぼ前記外部接極子の
軸線に沿つて配置し、主磁気回路のエアギヤツプ
を、2部分すなわち前記の2個の接極子間に円筒
面に沿い配分した一定の部分と、前記の内部接極
子及び外部接極子基板との間に配置した可変の部
分とにより構成したことを特徴とする特許請求の
範囲第2項記載のアクチユエータ。 4 セパレータを主磁気回路のエアギヤツプの可
変部分に直角を挟んで半径方向に配置し、2次磁
気回路に一定部分及び可変部分により構成したエ
アギヤツプを設けたことを特徴とする特許請求の
範囲第3項記載のアクチユエータ。 5 セパレータを一定の厚さeを持つ環状座金の
形にしたことを特徴とする特許請求の範囲第4項
記載のアクチユエータ。 6 主磁気回路のエアギヤツプを最小にし、2次
磁気回路のエアギヤツプの可変部分を、2個の接
極子間でセパレータにより仕切つた一定の幅Eを
持つ円筒形空間により構成したことを特徴とする
特許請求の範囲第4項記載のアクチユエータ。 7 2個の接極子の間でセパレータにより仕切る
円筒形空間を幅Eを持つ単一の円筒環により構成
したことを特徴とする特許請求の範囲第6項記載
のアクチユエータ。 8 2個の接極子間でセパレータにより仕切る円
筒形空間を、半径方向に測つた各幅の和がEに等
しい複数個の円筒環により構成したことを特徴と
する特許請求の範囲第6項記載のアクチユエー
タ。 9 円筒環を内部接極子及びセパレータの間に配
置したことを特徴とする特許請求の範囲第7項記
載のアクチユエータ。 10 各コイル素子を外部接極子内に配置したこ
とを特徴とする特許請求の範囲第5項記載のアク
チユエータ。 11 内部接極子を運動プランジヤとし、外部接
極子を固定したことを特徴とする特許請求の範囲
第2項ないし第10項のいずれかに記載のアクチ
ユエータ。 12 運動部片により供給する力が行程の関数と
していわゆるくら形曲線に沿い変り、外部接極子
の円筒壁の一定の厚さをHとし、外部接極子の前
記円筒壁の平均直径をφeとし、セパレータの内
部リムの直径をφiとし、この内部リムを前記外部
接極子の円筒壁と同じ軸線を持つ円形とし、λ1に
より比eφi/Hφeを表わすときに、0.18<λ1<0.45に
な るように選定したことを特徴とする特許請求の範
囲第5項、第7項及び第10項のいずれかに記載
のアクチユエータ。 13 運動部片により供給する力が行程の関数と
していわゆるくら形曲線に沿つて変り、主磁気回
路のエアギヤツプが最大又は最小である各位置の
間の行程をDとし、λ2により比E/Dを表わすとき に0.04<λ2<0.17になるように選定したことを特
徴とする特許請求の範囲第5項、第7項及び第1
0項のいずれかに記載のアクチユエータ。 14 運動部片により供給する力が行程の関数と
していわゆるくら形曲線に沿つて変り、主磁気回
路のエアギヤツプが最大又は最小である各位置の
間の行程をDとし、セパレータと主磁気回路のエ
アギヤツプの一定部分との間の距離をxとし、外
部接極子の基板の反対側の内部接極子の前面と前
記主磁気回路のエアギヤツプの一定部分との間の
距離をこのエアギヤツプが最大であるときにx0と
し、λ3により比x−x0/Dを表わすときに、λ3を 0.37に近い値に選定したことを特徴とする特許請
求の範囲第5項、第7項及び第10項のいずれか
に記載のアクチユエータ。 15 運動部片により供給する力が行程の大部分
に沿いほぼ一定のままであり、外部接極子の円筒
壁の一定厚さをHとし、前記の外部接極子の円筒
壁の平均直径をφeとし、セパレータの内部リム
の直径をφiとし、この内部リムを前記外部接極子
の円筒壁と同じ軸線を持つ円形とし、λ1により比
eφi/Hφeを表わすときに、0.18<λ1<0.18になるよ
う に選定したことを特徴とする特許請求の範囲第5
項、第7項及び第10項のいずれかに記載のアク
チユエータ。 16 運動部片により供給する応力が行程の大部
分に沿いほぼ一定のままになり、主磁気回路のエ
アギヤツプが最大又は最小である各位置間の行程
をDにより表わし、λ2により比E/Dを表わすとき に、0.17<λ2<0.43になるように選定したことを
特徴とする特許請求の範囲第5項、第7項及び第
10項のいずれかに記載のアクチユエータ。 17 運動部片により供給する力が行程の大部分
に沿いほぼ一定のままになり、主磁気回路のエア
ギヤツプが最大又は最小である各位置間の行程を
Dとし、セパレータと前記主磁気回路のエアギヤ
ツプの一定部分との間の距離をxとし、外部接極
子の基板の反対側の内部接極子の前面と前記主磁
気回路のエアギヤツプの一定部分との間の距離を
前記エアギヤツプが最大のときにx0とし、λ3によ
り比x−x0/Dを表わすときに0.15<λ3<0.60にな るように選定したことを特徴とする特許請求の範
囲第5項、第7項及び第10項のいずれかに記載
のアクチユエータ。 18 セパレータの各側に配置したコイル素子に
より2個の格別のコイルを構成したことを特徴と
する特許請求の範囲第2項ないし第17項のいず
れかに記載のアクチユエータ。 19 セパレータの各側に配置したコイル素子に
より同じコイルの2部分を形成したことを特徴と
する特許請求の範囲第2項ないし第17項のいず
れかに記載のアクチユエータ。 20 行程を定める相対運動のできる2個の接極
子と、動作中に前記行程の一端で得られる最低値
と前記行程の他端で得られる最高値との間で可変
の磁気抵抗を持つ主磁気回路と、動作中に最低値
及び最高値の間で可変の磁気抵抗を持ちこの変動
を行程中に前記主磁気回路の磁気抵抗の変動に対
して食い違わせる少くとも1つの2次磁気回路と
を備え、前記主及び2次の磁気回路の磁気抵抗の
変動が特許請求の範囲第1項又は第2項に記載の
アクチユエータの各接極子の相対運動中に各エア
ギヤツプを変えることにより得られるようにし、
内部強磁性接極子を囲む外部強磁性接極子を備
え、少くとも1個のコイルを、前記外部接極子に
より支え前記の2個の接極子間に生成した環状容
積内に配置し、2次磁気回路に、コイルの軸線に
平行に延びこのコイルの内容積内に納めた環状の
少くとも1個の強磁性部片を設けたことを特徴と
する電磁アクチユエータ。 21 環状の強磁性部片を円筒形スリーブにより
構成したことを特徴とする特許請求の範囲第20
項記載のアクチユエータ。 22 環状の強磁性部片を、外半径面を切詰めた
スリーブにより構成したことを特徴とする特許請
求の範囲第21項記載のアクチユエータ。 23 環状の強磁性部片を外部強磁性接極子まで
半径方向に延びる冠部片と一体のスリーブにより
構成し、コイルを前記冠部片の各側に設けた少く
とも2つの巻線により構成したことを特徴とする
特許請求の範囲第20項ないし第22項のいずれ
かに記載のアクチユエータ。 24 環状の部片の直径面を通る断面をほぼL字
形にしたことを特徴とする特許請求の範囲第23
項記載のアクチユエータ。 25 環状の部片の直径面を通る断面をほぼT字
形にしたことを特徴とする特許請求の範囲第23
項記載のアクチユエータ。 16 スリーブを、このスリーブを囲み外部接極
子内に納めたコイルの巻線により保持したことを
特徴とする特許請求の範囲第20項ないし第25
項のいずれかに記載のアクチユエータ。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR8316443A FR2553567B1 (fr) | 1983-10-14 | 1983-10-14 | Verin electromagnetique comportant au moins deux circuits magnetiques distincts |
FR8316443 | 1983-10-14 | ||
FR8401830 | 1984-02-07 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60173809A JPS60173809A (ja) | 1985-09-07 |
JPH0518444B2 true JPH0518444B2 (ja) | 1993-03-12 |
Family
ID=9293189
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59212796A Granted JPS60173809A (ja) | 1983-10-14 | 1984-10-12 | 電磁アクチユエ−タ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60173809A (ja) |
FR (1) | FR2553567B1 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0721729B2 (ja) * | 1985-11-29 | 1995-03-08 | 新技術事業団 | 如意棒型電磁力アクチユエ−タ |
JP5655771B2 (ja) * | 2011-09-15 | 2015-01-21 | 株式会社デンソー | 電磁アクチュエータ |
JP5752555B2 (ja) * | 2011-10-12 | 2015-07-22 | 住友重機械工業株式会社 | 射出成形機 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5731285A (en) * | 1980-07-31 | 1982-02-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Compensator of digital convergence |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB591040A (en) * | 1945-04-27 | 1947-08-05 | Webster Brinkley Co | Improvements in electromagnets |
CH381321A (de) * | 1960-06-14 | 1964-08-31 | Eldima Ag | Elektromagnet |
US4097833A (en) * | 1976-02-09 | 1978-06-27 | Ledex, Inc. | Electromagnetic actuator |
DE2906799A1 (de) * | 1979-02-22 | 1980-09-04 | Papst Motoren Kg | Elektromagnet |
-
1983
- 1983-10-14 FR FR8316443A patent/FR2553567B1/fr not_active Expired
-
1984
- 1984-10-12 JP JP59212796A patent/JPS60173809A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5731285A (en) * | 1980-07-31 | 1982-02-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Compensator of digital convergence |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60173809A (ja) | 1985-09-07 |
FR2553567B1 (fr) | 1987-03-20 |
FR2553567A1 (fr) | 1985-04-19 |
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