JPH0518351A - スリーブピストンポンプ - Google Patents

スリーブピストンポンプ

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JPH0518351A
JPH0518351A JP3195857A JP19585791A JPH0518351A JP H0518351 A JPH0518351 A JP H0518351A JP 3195857 A JP3195857 A JP 3195857A JP 19585791 A JP19585791 A JP 19585791A JP H0518351 A JPH0518351 A JP H0518351A
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Japan
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piston
pump
sleeve
pressure
chamber
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JP3195857A
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Zhongyuan Chen
忠元 陳
Hiroyuki Hashimoto
弘之 橋本
Ian Chin
以安 陳
Jinsen Sen
人倩 銭
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B25/00Multi-stage pumps
    • F04B25/02Multi-stage pumps of stepped piston type

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Reciprocating Pumps (AREA)
  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
  • Compressor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピストン式気体ポンプ(圧縮機或いは真空ポ
ンプ)には一つのシリンダ内に圧縮段数が何段もでき、
ピストン式液体ポンプには差動と復動式のほかも一つの
ピストンが往復運動中に液体を連続的に押し出せ、そし
て体積が小さく無漏洩のピストンポンプとする。 【構成】 スリーブピストン式ポンプの構造、そしてモ
ータの回転子とピストンが一体になって駆動する構造を
特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はピストンポンプのすべて
の領域に利用ができる。
【0002】
【従来の技術】ピストンポンプは液体と気体を取り扱っ
て容積式流体機械として用いられている。従来のピスト
ン気体ポンプ(圧縮機と真空ポンプ)には圧縮段数はシ
リンダの数と対応している。もしただ一つのシリンダを
使って、二段圧縮を実現したければ、差動式構造を用い
なければならない(図3)。また、従来のピストン液体
ポンプには、液体を一つのピストンで往復運動中に連続
的に押し出したい場合、図4のaとbのような復動か差
動式構造を用いなければならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のピストン気体ポ
ンプには、一つのシリンダ内に二段以上の圧縮ができな
いので、高い吐き出し圧になれない、或いは、圧力比が
大きい気体ポンプは多段圧縮するため、シリンダが多く
体積が大きい問題点で、従来のピストン液体ポンプには
一つピストンの往復運動中に液体を連続的に押し出した
い場合は、図4のaとbのような復動か差動式構造を用
いなければならないので、体積も大きい、そして無漏洩
もできない問題点である。本発明は体積が小さく圧力比
が大きくそして無漏洩のピストン気体ポンプを目的とし
ており、また、体積が小さく無漏洩のピストン液体ポン
プを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明はスリーブピストン構造を用いて、気体の場
合には、一つのシリンダ内に圧縮段数が何段もできるた
め、体積が小さく圧力比が大きいピストン気体ポンプが
実現した。液体の場合には復動と差動式の構造のほかも
液体を一つのピストンの往復運動中に連続的に押し出せ
るピストン液体ポンプが実現した。また、本発明は回転
子ピストン式と電磁式駆動方式を用いて無漏洩のピスト
ンポンプが実現したものである。
【0005】上記スリーブピストン式気体ポンプ(圧縮
機と真空ポンプ)にはポンプの圧縮段数がピストン数と
同じようになっている(最後段のピストンが固定してい
る)、ここでは仮に圧縮機そして二段の場合を説明す
る。図1は原理図で、スリーブピストンが外動力によっ
て往復運動すると、気室b,c内の圧力は容積によって
変化する状態が図2の線bI,bII,bIII,bIVとc
I,cII,cIII,cIVのように表す。
【0006】まず、気室bの気体の状態について述べ
る。図1の状態でスリーブピストンが右死点にあるとす
れば、b室のP,V値は図中のb1点にある。その時点
では吸込弁aの抵抗のため、b室内の圧力は大気圧より
やや低い。スリーブピストンが左に運動すると、b室の
容積が減少し、圧力が高くなる(線bI)。点b2に着
くと、b室内の圧力がc室内の圧力と弁bの抵抗の和に
なって、それでb室の気体はc室に排出される。スリー
ブピストンがさらに左へ行って、死点b3に着くまで、
終始bとc室の圧力差が差圧ΔP2を保持しながら、気
室b,c内の圧力が同時に上がり(線bII)、死点b3
に達したとき弁bが閉じて、ピストンは右へ移動始め
る。この時からb4まで、b室内の残留圧縮空気は減圧
膨脹するため、吸込弁aが開けない(線bIII)、大気
圧以下になる点b4に達すると、吸込弁aが開く。すな
わち、点b4ではb室内の圧力と吸込弁aの抵抗の和が
大気圧になり、b室に外部の大気圧の空気が吸い込まれ
始める(線bIV)。
【0007】気室c内の気体の状態はスリーブピストン
が図1に示した位置にある時、気室cは排気が終了点
で、P,V値は点c1にある、その圧力は実際の出力圧
と吐き出し弁cの抵抗(ΔP3)の和である。ピストン
が左へ移動するにつれて、気体膨脹し容積が大きくな
り、圧力が低くなる(線cI)。点c2に着くまでは気
室cの圧力は気室bの圧力と弁bの抵抗の和より大きい
ため、吸込弁bは閉じたままである。点c2に着くと、
b−Pc=ΔP2になり、弁bが開き、気体が気室c内
に吸込始める。ピストンが続けて左へ移行すれば、容積
が大きくなるが、同時に気室b内の高い圧力の気体が流
入するので、圧力も上がり(線cII)、点c3に達した
時弁bが閉じ、ピストンは右へ行き始める(線cII
I).....。
【0008】上述のスリーブピストン式二段圧縮機はピ
ストンの往復運動中に、気室b,c内の圧力の変化が容
積の変化によって下記の数式のように表す。
【0009】
【数1】
【数2】
【数3】
【数4】
【数5】
【数6】
【数7】
【数8】
【数9】
【0010】その理論循環動力は図5と下記の数式のよ
うに表す。
【0011】
【数10】
【0012】上記の数式において、Pa,Pb,Pcは大
気圧,気室bの圧力と気室cの圧力、P1,P2,P3
吸込圧,第一段の吐き出し圧,第二段の吐き出し圧で、
ΔP1,ΔP2,ΔP3は各弁の圧力損失、Hとhは仕事
室の全長とピストンの行程、X b0,X c0は気室bと気室
cの隙間行程、Vb0,Vc0は気室bと気室cの隙間容
積、r,Rはピストンの半内外径。nはポリトロープ指
数である。
【0013】スリーブピストン式気体ポンプは一つシリ
ンダでただ二段圧縮を行うだけではなく、もっと多い段
数もできる。図6と図7は三段圧縮機の構造図とPV図
で、その原理は段数が増えただけで二段の場合と同じで
ある。
【0014】スリーブピストン式液体ポンプの原理は図
8に示している。スリーブピストンが下へ運動すると、
A室の容積は縮小し、液体はA,B室の圧力差に応じて
流動し弁2とスリーブピストンを通ってポンプの外部へ
排出される。スリーブピストンが上へ運動すると、B室
の容積は縮小し、B室内の液体は排出される同時に、A
室内の容積が大きくなって、A室の圧力が下がるため、
下部の液体をポンプ内に吸い込む。
【0015】このようなスリ−ブピストン液体ポンプは
ピストンの往復運動中に液体を安定して連続的に押し出
す場合は、ピストンの内外径の関係が下記の数式にな
る。
【0016】
【数11】
【0017】
【実施例】スリーブピストンポンプはクランク方式と電
磁方式と回転子ピストン方式を用いることができる。図
6,図9と図10はクランク式と電磁式の実施例であ
る。電磁式はスリーブピストンに永久磁石を設け、上下
のコイルに交番電流を流して図10に示した磁場を形成
させ、この磁気力の作用によってスリーブピストンが上
から図10に示した位置に移動し、コイル内の電流の方
向が変わると、磁場の方向も変わり、スリーブピストン
が新しく形成された磁気力の作用で上へ移動する。ピス
トンの運動がポンプに激しい衝撃を与えないように、よ
く知られている隙間緩衝構造を用いることもできるが、
ここでは密閉緩衝室構造を用いている。ピストンが圧縮
機の上下死点に達したとき、シリンダ,弁,密封リング
などが密閉気室を構成して、衝撃を和らげる。
【0018】図11は回転子ピストン式ポンプの実施例
である。ここにはモータの回転子がスリーブピストンと
一体になっていて、ステーターの上部には案内輪が動力
伝達機構の案内溝を構成して(図12)、回転子につい
ている案内車がこの溝内で回転する。回転子が回ると案
内車がこの溝に沿って運動し、回転子ピストンが回ると
同時に軸方に往復運動する。
【0019】
【発明の効果】本発明はピストンポンプのすべての領域
に利用ができる。スリーブピストンを採用すれば、従来
のピストン式圧縮機と真空ポンプには同じシリンダ数
で、圧縮段数は二倍以上になる。例えばシリンダ一個の
場合は二段に(或いはもっと多い段数)、二個の場合は
四段に(或いはもっと多い段数)なるので小さい体積で
大きい圧力比にすることができる。ピストン式液体ポン
プには差動と復動式のほか、一つのピストンで液体も連
続的に押し出せる。さらに本発明中の電磁式と回転子ピ
ストン式がピストン後部のA室と吸込管を連接すれば、
無漏洩ポンプになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スリーブピストン式二段気体ポンプの原理図で
ある。
【図2】スリーブピストン式二段気体ポンプのPV図で
ある。
【図3】差動式二段気体ポンプの原理図である。
【図4】a 復動式液体ポンプの原理図である。 b 差動式液体ポンプの原理図である。
【図5】スリーブピストン式二段気体ポンプの理論循環
動力図である。
【図6】スリーブピストン式三段気体ポンプの構造を示
す断面図である。
【図7】スリーブピストン式三段気体ポンプのPV図で
ある。
【図8】スリーブピストン式液体ポンプの原理図であ
る。
【図9】クランク駆動式スリーブピストン気体ポンプの
実施例を示す縦断面図である。
【図10】電磁駆動式スリーブピストン気体ポンプの実
施例を示す縦断面図である。
【図11】回転子ピストンポンプの構造図である。
【図12】動力伝達機構の案内溝を構成する案内輪を示
す図である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年6月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 スリーブピストンポンプ
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はピストンポンプのすべて
の領域に利用ができる。
【0002】
【従来の技術】ピストンポンプは液体と気体を取り扱っ
て容積式流体機械として用いられている。従来のピスト
ン気体ポンプ(圧縮機と真空ポンプ)には圧縮段数はシ
リンダの数と対応している。もしただ一つのシリンダを
使って、二段圧縮を実現したければ、差動式構造を用い
なければならない(図3)。また、従来のピストン液体
ポンプには、液体を一つのピストンで往復運動中に連続
的に押し出したい場合、図4のaとbのような動か差
動式構造を用いなければならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のピストン気体ポ
ンプには、一つのシリンダ内に二段以上の圧縮ができな
いので、高い吐き出し圧は得られない、したがって、圧
力比が大きい気体ポンプは多段圧縮する必要がある
め、シリンダが多く装置が大きくなる問題点を有してい
、従来のピストン液体ポンプには一つピストンの往復
運動中に液体を連続的に押し出したい場合は、図4のa
とbのような複動か差動式構造を用いなければならない
ので、体積も大きい(ピストン内部の空間を利用ができ
ない)さらに駆動軸貫通部があるので無漏洩もできな
い問題点ある。本発明は体積が小さく圧力比が大きく
そして無漏洩のピストン気体ポンブを目的としており、
また、体積が小さく無漏洩のピストン液体ポンプを目的
としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明はスリーブピストン構造を用いることによ
、気体の場合には、一つのシリンダ内に圧縮段数が何
段もできるため、体積が小さく圧力比が大きいピストン
気体ポンプが実現した。液体の場合にも従来の複動と差
動式の構造とは異なり液体を一つのピストンの往復運動
中に連続的に押し出せるピストン液体ポンプが実現し
た。また、本発明は回転子ピストン式と電磁式駆動方式
を用いれば無漏洩のピストンポンプが実現できる
【0005】上記スリーブピストン式気体ポンプ(圧縮
機と真空ポンプ)にはポンプの圧縮段数はスリーブ数と
一であり(最後段のスリーブが固定している)、ここ
では一例として二段圧縮機の場合について説明する。図
1は原理図で、スリーブピストンが外動力によって往復
運動すると、気室b,c内の圧力は容積によって変化す
る状態図2の線bI,bII,bIII,bIVとc
I,cII,cIII,cIVのように表す。
【0006】まず、気室bの気体の状態について述べ
る。図1の状態でスリーブピストンが右死点にあると
すれば、b室のP,V値は図中のb1点にある。その
時点では吸込弁の抵抗のため、b室内の圧力は大気圧
よりやや低い。スリーブピストンが左に運動すると、b
室の容積が減少し、圧力が高くなる(線bI)。点b2
に着くと、b室内の圧力がc室内の圧力と弁の抵抗の
和になって、それでb室の気体はc室に排出される。ス
リーブピストンがさらに左へ行って、死点b3に着くま
で、終始bとc室の圧力差が差圧ΔPを保持しなが
ら、気室b,c内の圧力が同時に上がり(線bII)、
死点b3に達したとき弁が閉じて、ピストンは右へ移
動始める。この時からb4まで、b室内の残留圧縮空
気は減圧膨脹するため、吸込弁が開けなない、(線b
III)、大気圧以下になる点b4に達すると、吸込弁
が開く。すなわち、点b4ではb室内の圧力と吸込弁
の抵抗の和が大気圧になり、b室に外部の大気圧の空
気が吸い込まれ始める(線bIV)。
【0007】気室c内の気体の状態はスリーブピストン
が図1に示した位置にある時、気室cは排気が終了点
で、P,V値は点c1にある、その圧力は実際の出力圧
と吐き出し弁の抵抗(ΔP)の和である。ピストン
が左へ移動するにつれて、気体膨脹し容積が大きくな
り、圧力が引くなる(線cI)。点c2に着くまでは気
室cの圧力は気室bの圧力と弁の抵抗の和より大きい
ため、弁は閉じたままである。点c2に着くと、P
−P=ΔPになり、弁が開き、気体が気室c内に
吸込始める。ピストンが続けて左へ移行すれば、容積が
大きくなるが、同時に気室b内の高い圧力の気体が流入
するので、圧力も上がり(線cII)、点c3に達した
時弁が閉じ、ピストンは右へ行き始める(線cII
I).....。
【0008】上述のスリーブピストン式二段圧縮機はピ
ストンの往復運動中に、気室b,c内の圧力の変化が容
積の変化によって下記の数式のように表す。
【0009】
【数1】
【数2】
【数3】
【数4】
【数5】
【数6】
【数7】
【数8】
【数9】
【0010】その理論循環動力は図5と下記の数式のよ
うに表す。
【0011】
【数10】
【0012】上記の数式において、P,P,P
(は大気圧,気室bの圧力と気室cの圧力,P,P
,Pは吸込圧,第一段の吐き出し圧,第二段の吐き
出し圧で、ΔP,ΔP,ΔPは各弁の圧力損失,
Hとは仕事室の全長とピストンの行程、Xbo,X
coは気室bと気室cの隙間容積の長さ、Vbo,V
coは気室bと気室cの隙間容積、r,Rはピストンの
半内外径。nはポリトロープ指数である。
【0013】スリーブピストン式気体ポンプは一つシリ
ンダでただ二段圧縮を行うだけではなく、スリーブを増
加すればもっと多い圧縮段数も可能である。図6と図7
は三段圧縮機の構造図とPV図で、その原理は段数が増
えただけで二段の場合と同じである。
【0014】スリーブピストン式液体ポンプの原理は図
8に示している。スリーブピストンが下へ運動すると、
A室の容積は縮小し、液体はA,B室の圧力差に応じて
流動し弁85とスリーブピストンを通ってポンプの外部
へ排出される。スリーブピストンが上へ運動すると、B
室の容積は縮小し、B室内の液体は排出される同時に、
A室内の容積が大きくなって、A室の圧力が下がるた
め、下部の液体をポンプ内に吸い込む。
【0015】このようなスリーブピストン液体ポンプは
ピストンの往復運動中に液体を安定して連続的に押し出
す場合は、ピストンの内外径の関係が下記の数式にな
る。
【0016】
【数11】
【0017】
【実施例】スリーブピストンポンプはクランクと電磁
と回転子ピストン式三つの駆動方式を用いることがで
きる。図6,図9と図10はクランク式と電磁式の実施
例である。電磁式はスリーブピストンに永久磁石を設
け、上下のコイルに交番電流を流して図10に示した磁
場を形成させ、この磁気力の作用によってスリーブピス
トンが上から図10に示した位置に移動し、コイル内の
電流の方向が変わると、磁場の方向も変わり、スリーブ
ピストンが新しく形成された磁気力の作用で上へ移動す
る。ピストンの運動がポンプに激しい衝撃を与えないよ
うに、よく知られている気体が狭い隙間からの流出によ
るクッション構造とスプリング緩衝構造を用いることも
できるが、ここでは密閉室緩衝構造を用いている。ピス
トンが圧縮機の上下死点に達したとき、シリンダ,弁,
密封リングなどが密閉気室を構成して、衝撃を和らげ
る。
【0018】図11は回転子ピストン式ポンプの実施例
である。ここにはモータの回転子がスリーブピストンと
一体になっていて、ステーターの上部には案内輪が動力
伝達機構の案内溝を構成して(図12)、回転子につい
ている案内車がこの溝内で回転する。回転子が回ると案
内車がこの溝に沿って運動し、回転子ピストンが回ると
同時に軸方に往復運動する。
【0019】
【発明の効果】本発明はピストンポンプのすべての領域
に利用ができる。スリーブピストンを採用すれば、従来
のピストン式圧縮機と真空ポンプには同じシリンダ数
で、圧縮段数は二倍以上になる。例えばシリンダー個の
場合は二段に(或いはもっと多い段数)、二個の場合は
四段に(或いはもつと多い段数)なるので小さく体積で
大きい圧力比にすることができる。ピストン式液体ポン
プには差動と複動式とは異なり、一つのピストンで液体
も連続的に押し出せる。さらに本発明中の電磁式と回転
子ピストン式は駆動軸の貫通部が無いので、ピストン後
部のA室と吸込管を連接すれば,無漏洩ポンプになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 スリーブピストン式二段気体ポンプの原理図
である。
【図2】 スリーブピストン式二段気体ポンプのPV図
である。
【図3】 差動式二段気体ポンプの原理図である。
【図4a】 動式液体ポンプの原理図である。
【図4b】 差動式液体ポンプの原理図である。
【図5】 スリーブピストン式二段気体ポンプの理論循
環動力図である。
【図6】 スリーブピストン式三段気体ポンブの構造を
示す断面図である
【図7】 スリーブピストン式三段気体ポンプのPV図
である。
【図8】 スリーブピストン式液体ポンプの原理図であ
る。
【図9】 クランク駆動式スリーブピストン気体ポンプ
の実施例を示す縦断面図である。
【図10】 電磁駆動式スリーブピストン気体ポンプの
実施例を示す縦断面図である。
【図11】 回転子ピストンポンプの構造図である。
【図12】 動力伝達機構の案内溝を構成する案内輪を
示す図である。
【符号の説明】 1,31,61,81,91,101,111シリンダ 2,62,82,92,102,112スリーブピスト
3,63,83,93,103,113固定スリーブ 4,64,84,94,104,114吸込弁 5,65,66,95,105,115弁 6,67,86,96,106,116吐出弁 7左死点 8右死点 33冷却器 38,68,98クランク 107,117コイル 108永久磁石 109磁極 1010密封リング 112回転子ピストン 118ステーター 119案内車 1110案内溝 1111,121案内輪
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】
フロントページの続き (72)発明者 陳 以安 アメリカ合衆国マサチユーセツツ州01201 ピツツフイールド・フリンツトン ドライ ブ65 (72)発明者 銭 人倩 台湾台北市新生南路一段157巷31号一楼

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スリーブピストンポンプの構造。
  2. 【請求項2】 モータの回転子とピストンが一体になっ
    て駆動するポンプの構造。
JP3195857A 1991-07-10 1991-07-10 スリーブピストンポンプ Pending JPH0518351A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3195857A JPH0518351A (ja) 1991-07-10 1991-07-10 スリーブピストンポンプ
PCT/JP1992/000881 WO1993001411A1 (en) 1991-07-10 1992-07-09 Sleeve piston pump

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3195857A JPH0518351A (ja) 1991-07-10 1991-07-10 スリーブピストンポンプ

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JPH0518351A true JPH0518351A (ja) 1993-01-26

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ID=16348153

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3195857A Pending JPH0518351A (ja) 1991-07-10 1991-07-10 スリーブピストンポンプ

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JP (1) JPH0518351A (ja)
WO (1) WO1993001411A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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