JPH05182028A - 文字認識装置 - Google Patents
文字認識装置Info
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- JPH05182028A JPH05182028A JP4018275A JP1827592A JPH05182028A JP H05182028 A JPH05182028 A JP H05182028A JP 4018275 A JP4018275 A JP 4018275A JP 1827592 A JP1827592 A JP 1827592A JP H05182028 A JPH05182028 A JP H05182028A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 １文字を切り出し認識する時に、正確な文字
の切り出しを行なう。 【構成】 制御装置１は切り出し・制御プログラムＲＯ
Ｍ５の切り出し・制御プログラムに従い抽出した各切り
出し位置候補までの画像（候補画像）を１文字と仮定し
て１文字認識部７に認識処理させる。制御装置１は前記
切り出し・制御プログラムに従い、かつ制御装置演算用
ＲＡＭ４を用いて各候補画像につき１文字認識部７の認
識結果と抽出した候補画像の図形特徴から候補画像の文
字らしさをファジィ推論により算出し、文字らしさの最
も高い切り出し候補点を選択する。
の切り出しを行なう。 【構成】 制御装置１は切り出し・制御プログラムＲＯ
Ｍ５の切り出し・制御プログラムに従い抽出した各切り
出し位置候補までの画像（候補画像）を１文字と仮定し
て１文字認識部７に認識処理させる。制御装置１は前記
切り出し・制御プログラムに従い、かつ制御装置演算用
ＲＡＭ４を用いて各候補画像につき１文字認識部７の認
識結果と抽出した候補画像の図形特徴から候補画像の文
字らしさをファジィ推論により算出し、文字らしさの最
も高い切り出し候補点を選択する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、文字認識装置に関し、
特に入力文書画像データの１行分の文書画像データから
１文字を切り出し認識する際、１文字の切り出し位置を
決定する処理速度を向上させた文字認識装置に関する。
特に入力文書画像データの１行分の文書画像データから
１文字を切り出し認識する際、１文字の切り出し位置を
決定する処理速度を向上させた文字認識装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の文字認識装置では、英文など字種
によって文字幅の違う文書や、文字と文字の接触・とぎ
れなどの不連続部を含む文書から１文字を切り出す方法
として、切り出し位置の候補を幾つか抽出して、それら
の切り出し位置候補までの切り出し画像を１文字と仮定
して認識処理を行ない、最も認識結果が良かった候補
（最も高い類似度・最も近い距離を与える候補）を選択
して、１文字の切り出し位置を決定する方法が知られて
いる。
によって文字幅の違う文書や、文字と文字の接触・とぎ
れなどの不連続部を含む文書から１文字を切り出す方法
として、切り出し位置の候補を幾つか抽出して、それら
の切り出し位置候補までの切り出し画像を１文字と仮定
して認識処理を行ない、最も認識結果が良かった候補
（最も高い類似度・最も近い距離を与える候補）を選択
して、１文字の切り出し位置を決定する方法が知られて
いる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た方法では、１文字を２つ、３つにきってしまった場合
に別野文字として十分に高い可能性を与え、誤認識して
しまうという（ｍを切った場合ｌ，ｒ，ｎとして認識さ
れる）問題点がある。
た方法では、１文字を２つ、３つにきってしまった場合
に別野文字として十分に高い可能性を与え、誤認識して
しまうという（ｍを切った場合ｌ，ｒ，ｎとして認識さ
れる）問題点がある。
【０００４】本発明の目的は、このような従来の問題点
に鑑み、文字が接触している文書や、とぎれている文
書、文字のピッチが一定でない文書についても正確な切
り出し位置を決定できる、高性能な文字認識装置を提供
することにある。
に鑑み、文字が接触している文書や、とぎれている文
書、文字のピッチが一定でない文書についても正確な切
り出し位置を決定できる、高性能な文字認識装置を提供
することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の文字認識装置
は、入力文書画像データの１行分の文書画像データ毎に
行内の文字認識処理を行なうため、１行分の文書画像デ
ータから１文字を切り出し認識する際、抽出手段として
の制御装置１、制御装置演算用ＲＡＭ４および切り出し
・制御プログラムＲＯＭ５と、文字認識手段としての１
文字認識部７と、評価手段としての制御装置１、制御装
置演算用ＲＡＭ４および切り出し・制御プログラムＲＯ
Ｍ５と、選択手段としての制御装置１および切り出し・
制御プログラムＲＯＭ５とを備えることを特徴とする。
は、入力文書画像データの１行分の文書画像データ毎に
行内の文字認識処理を行なうため、１行分の文書画像デ
ータから１文字を切り出し認識する際、抽出手段として
の制御装置１、制御装置演算用ＲＡＭ４および切り出し
・制御プログラムＲＯＭ５と、文字認識手段としての１
文字認識部７と、評価手段としての制御装置１、制御装
置演算用ＲＡＭ４および切り出し・制御プログラムＲＯ
Ｍ５と、選択手段としての制御装置１および切り出し・
制御プログラムＲＯＭ５とを備えることを特徴とする。
【０００６】
【作用】上記構成の文字認識装置においては、入力文書
画像データの１行分の文書画像データ毎に行内の文字認
識処理を行なうため、１行分の文書画像データから１文
字を切り出し認識する際、制御装置１は切り出し・制御
プログラムＲＯＭ５の切り出し・制御プログラムに従
い、かつ制御装置演算用ＲＡＭ４を用いて、複数の切り
出し位置候補と各切り出し位置候補までの画像の図形特
徴を抽出する。次に、制御装置１は抽出した各切り出し
位置候補までの画像をそれぞれ１文字と仮定して１文字
認識部７に認識処理を行なわせる。次に、制御装置１は
切り出し・制御プログラムＲＯＭ５の切り出し・制御プ
ログラムに従い、かつ制御装置演算用ＲＡＭ４を用い
て、それぞれの切り出し位置候補までの画像につき、１
文字認識部７より受け取った認識結果と切り出し位置候
補までの画像の図形特徴から、切り出し位置候補までの
画像の文字らしさをファジィ推論により評価する。次
に、制御装置１は、求めた各切り出し位置候補までの画
像の文字らしさを比較して最も可能性の高い切り出し位
置候補を選択し、次の文字の切り出しへ進む。
画像データの１行分の文書画像データ毎に行内の文字認
識処理を行なうため、１行分の文書画像データから１文
字を切り出し認識する際、制御装置１は切り出し・制御
プログラムＲＯＭ５の切り出し・制御プログラムに従
い、かつ制御装置演算用ＲＡＭ４を用いて、複数の切り
出し位置候補と各切り出し位置候補までの画像の図形特
徴を抽出する。次に、制御装置１は抽出した各切り出し
位置候補までの画像をそれぞれ１文字と仮定して１文字
認識部７に認識処理を行なわせる。次に、制御装置１は
切り出し・制御プログラムＲＯＭ５の切り出し・制御プ
ログラムに従い、かつ制御装置演算用ＲＡＭ４を用い
て、それぞれの切り出し位置候補までの画像につき、１
文字認識部７より受け取った認識結果と切り出し位置候
補までの画像の図形特徴から、切り出し位置候補までの
画像の文字らしさをファジィ推論により評価する。次
に、制御装置１は、求めた各切り出し位置候補までの画
像の文字らしさを比較して最も可能性の高い切り出し位
置候補を選択し、次の文字の切り出しへ進む。
【０００７】このように、１行分の文書画像から１文字
を切り出し認識するときに、抽出した各切り出し位置候
補までの画像をそれぞれ１文字と仮定して認識処理を行
ない、次に各切り出し位置候補までの画像につき、認識
結果（類似度）と切り出し位置候補までの画像の図形特
徴から、切り出し位置候補までの画像の文字らしさをフ
ァジィ推論により評価し（求め）、求めた各切り出し位
置候補までの画像の文字らしさを比較して最も可能性の
高い切り出し位置候補を選択し、次の文字の切り出しへ
進むようにしたので、文字が接触している文書や、とぎ
れている文書、文字のピッチが一定でない文書について
も、高い認識率が得られ、正確な切り出し位置を決定で
きる。
を切り出し認識するときに、抽出した各切り出し位置候
補までの画像をそれぞれ１文字と仮定して認識処理を行
ない、次に各切り出し位置候補までの画像につき、認識
結果（類似度）と切り出し位置候補までの画像の図形特
徴から、切り出し位置候補までの画像の文字らしさをフ
ァジィ推論により評価し（求め）、求めた各切り出し位
置候補までの画像の文字らしさを比較して最も可能性の
高い切り出し位置候補を選択し、次の文字の切り出しへ
進むようにしたので、文字が接触している文書や、とぎ
れている文書、文字のピッチが一定でない文書について
も、高い認識率が得られ、正確な切り出し位置を決定で
きる。
【０００８】
【実施例】次に本発明の実施例につき、図面を用いて説
明する。図１は、本発明による文字認識装置の一実施例
を示す構成図である。同図において、１は制御装置であ
って、この制御装置１はバス２を介して通信制御装置
３、制御装置演算用ＲＡＭ４、切り出し・制御プログラ
ムＲＯＭ５、画像保存用ＲＡＭ６、１文字認識部７に接
続されている。ここに、通信制御装置３は図示しない入
力手段からの１行文字画像を受取り、１行認識結果を出
力するものである。切り出し・制御プログラムＲＯＭ５
は、切り出し・制御プログラムが格納されたＲＯＭであ
る。画像保存用ＲＡＭ６は、１行文字画像などをを保存
しておくＲＡＭである。１文字認識部７は１文字として
の切り出し候補点までの画像に対し認識処理を行なうも
のである。
明する。図１は、本発明による文字認識装置の一実施例
を示す構成図である。同図において、１は制御装置であ
って、この制御装置１はバス２を介して通信制御装置
３、制御装置演算用ＲＡＭ４、切り出し・制御プログラ
ムＲＯＭ５、画像保存用ＲＡＭ６、１文字認識部７に接
続されている。ここに、通信制御装置３は図示しない入
力手段からの１行文字画像を受取り、１行認識結果を出
力するものである。切り出し・制御プログラムＲＯＭ５
は、切り出し・制御プログラムが格納されたＲＯＭであ
る。画像保存用ＲＡＭ６は、１行文字画像などをを保存
しておくＲＡＭである。１文字認識部７は１文字として
の切り出し候補点までの画像に対し認識処理を行なうも
のである。
【０００９】次に全体の動作について、図２を用いて説
明する。なお、図２は、本発明の文字認識装置の一実施
例を示す全体の動作フローチャートである。
明する。なお、図２は、本発明の文字認識装置の一実施
例を示す全体の動作フローチャートである。
【００１０】文字認識装置では、切り出し・制御プログ
ラムに従い、入力された文書画像データに対し、行の切
り出しを行なう（ステップＳ１）。切り出したある行領
域の行の高さが大きすぎるか否かをチェックし、大きす
ぎるときは次の行の切り出しを行ない（ステップＳ２、
Ｓ６、Ｓ１）、大きすぎないときは行内認識を行なう
（ステップＳ３）。ステップＳ３では、切り出し・制御
プログラムに従って、切り出したある行領域（１行文字
画像データ）に対する行内認識処理を行なう。次に所定
の後処理を行ない（ステップＳ４）、１行認識結果を表
示装置に表示させる（ステップＳ５）。この後、次の行
の切り出しを行なう（ステップＳ６、Ｓ１）。
ラムに従い、入力された文書画像データに対し、行の切
り出しを行なう（ステップＳ１）。切り出したある行領
域の行の高さが大きすぎるか否かをチェックし、大きす
ぎるときは次の行の切り出しを行ない（ステップＳ２、
Ｓ６、Ｓ１）、大きすぎないときは行内認識を行なう
（ステップＳ３）。ステップＳ３では、切り出し・制御
プログラムに従って、切り出したある行領域（１行文字
画像データ）に対する行内認識処理を行なう。次に所定
の後処理を行ない（ステップＳ４）、１行認識結果を表
示装置に表示させる（ステップＳ５）。この後、次の行
の切り出しを行なう（ステップＳ６、Ｓ１）。
【００１１】以下、入力文書画像データのすべての行に
つき、前述したと同様の動作を繰返す（ステップＳ１〜
Ｓ６）。
つき、前述したと同様の動作を繰返す（ステップＳ１〜
Ｓ６）。
【００１２】次に図２のステップＳ３の行内認識につい
て、図３を用いて説明する。なお、図３は本発明の文字
認識装置の一実施例を示す要部動作フローチャートであ
り、特に図２のステップＳ３の行内認識の一実施例を示
す動作フローチャートである。
て、図３を用いて説明する。なお、図３は本発明の文字
認識装置の一実施例を示す要部動作フローチャートであ
り、特に図２のステップＳ３の行内認識の一実施例を示
す動作フローチャートである。
【００１３】図示しない入力手段により切り出した１行
分の文書画像（１行文字画像）データが通信制御装置３
に供給される（ステップＳ１１）。制御装置１は文書画
像データを通信制御装置３より取り込み画像保存用ＲＡ
Ｍ６に格納する。
分の文書画像（１行文字画像）データが通信制御装置３
に供給される（ステップＳ１１）。制御装置１は文書画
像データを通信制御装置３より取り込み画像保存用ＲＡ
Ｍ６に格納する。
【００１４】次に、入力された１行分の文書画像データ
（ここでは、例えば水平方向の行を例にとるものとす
る。）に対し行内の文字認識処理を行なうため、１行分
の文書画像データから１文字を切り出し認識する際、制
御装置１は切り出し・制御プログラムＲＯＭ５の切り出
し・制御プログラムに従い、かつ制御装置演算用ＲＡＭ
４を用いて、複数の切り出し位置候補と各切り出し位置
候補までの画像の図形特徴を抽出し、内蔵メモリに格納
する（ステップＳ１２）。制御装置１は、切り出し位置
候補を抽出に当り、画像保存用ＲＡＭ６に格納された１
行分の文書画像データに対して、まず左端から一定範囲
内の切り出し位置候補を抽出する。ここでは、切り出し
位置候補を、候補画像の濃度投影値が周辺と比較して極
小値を与えるところとしている。また、ここでは、切り
出し位置候補までの画像の図形特徴として、切り出し候
補点（切り出し位置候補）での投影値、行高さに対する
切り出し位置候補までの画像の幅を用いている。
（ここでは、例えば水平方向の行を例にとるものとす
る。）に対し行内の文字認識処理を行なうため、１行分
の文書画像データから１文字を切り出し認識する際、制
御装置１は切り出し・制御プログラムＲＯＭ５の切り出
し・制御プログラムに従い、かつ制御装置演算用ＲＡＭ
４を用いて、複数の切り出し位置候補と各切り出し位置
候補までの画像の図形特徴を抽出し、内蔵メモリに格納
する（ステップＳ１２）。制御装置１は、切り出し位置
候補を抽出に当り、画像保存用ＲＡＭ６に格納された１
行分の文書画像データに対して、まず左端から一定範囲
内の切り出し位置候補を抽出する。ここでは、切り出し
位置候補を、候補画像の濃度投影値が周辺と比較して極
小値を与えるところとしている。また、ここでは、切り
出し位置候補までの画像の図形特徴として、切り出し候
補点（切り出し位置候補）での投影値、行高さに対する
切り出し位置候補までの画像の幅を用いている。
【００１５】次に、制御装置１は切り出し・制御プログ
ラムＲＯＭ５の切り出し・制御プログラムに従い、抽出
した各切り出し位置候補までの画像をそれぞれ１文字と
仮定して１文字認識部７に渡す。１文字認識部７は、制
御装置１から渡される切り出し位置候補までの画像を１
文字と仮定して認識処理を行なう（ステップＳ１３）。
ラムＲＯＭ５の切り出し・制御プログラムに従い、抽出
した各切り出し位置候補までの画像をそれぞれ１文字と
仮定して１文字認識部７に渡す。１文字認識部７は、制
御装置１から渡される切り出し位置候補までの画像を１
文字と仮定して認識処理を行なう（ステップＳ１３）。
【００１６】次に、制御装置１は切り出し・制御プログ
ラムＲＯＭ５の切り出し・制御プログラムに従い、かつ
制御装置演算用ＲＡＭ４を用いて、切り出し位置候補に
つき、１文字認識部７より受け取った認識結果（類似
度）と切り出し位置候補までの画像（「候補画像」と略
称する。）の図形特徴から、その候補画像の１文字とし
ての文字らしさをファジィ測度を用いて算出する（ステ
ップＳ１４）。
ラムＲＯＭ５の切り出し・制御プログラムに従い、かつ
制御装置演算用ＲＡＭ４を用いて、切り出し位置候補に
つき、１文字認識部７より受け取った認識結果（類似
度）と切り出し位置候補までの画像（「候補画像」と略
称する。）の図形特徴から、その候補画像の１文字とし
ての文字らしさをファジィ測度を用いて算出する（ステ
ップＳ１４）。
【００１７】以下同様にして抽出したすべての切り出し
位置候補につき、認識処理を行ない、候補画像の１文字
としての文字らしさを算出し、内蔵メモリに格納する
（ステップＳ１５とステップＳ１３〜Ｓ１５の繰返
し）。
位置候補につき、認識処理を行ない、候補画像の１文字
としての文字らしさを算出し、内蔵メモリに格納する
（ステップＳ１５とステップＳ１３〜Ｓ１５の繰返
し）。
【００１８】次に、制御装置１は、切り出し・制御プロ
グラムＲＯＭ５の切り出し・制御プログラムに従い、算
出した各候補画像の１文字としての文字らしさを比較し
て、すべての切り出し位置候補の中で最も高い可能性
（評価）を与える切り出し位置候補をその文字の切り出
し位置として、認識結果と共に決定し、次の文字の切り
出しへ進む（ステップＳ１６、Ｓ１７、Ｓ１２）。
グラムＲＯＭ５の切り出し・制御プログラムに従い、算
出した各候補画像の１文字としての文字らしさを比較し
て、すべての切り出し位置候補の中で最も高い可能性
（評価）を与える切り出し位置候補をその文字の切り出
し位置として、認識結果と共に決定し、次の文字の切り
出しへ進む（ステップＳ１６、Ｓ１７、Ｓ１２）。
【００１９】以下同様に図３の処理の流れに従って、順
次、行内の文字の切り出し処理を行なう（ステップＳ１
２〜Ｓ１７の繰返し）。そして、１行分の文字画像の文
末まで文字の切り出し処理を終ったら、制御装置１は１
行の認識結果を通信制御装置３を介して表示装置などへ
出力する（ステップＳ１７、Ｓ１８）。
次、行内の文字の切り出し処理を行なう（ステップＳ１
２〜Ｓ１７の繰返し）。そして、１行分の文字画像の文
末まで文字の切り出し処理を終ったら、制御装置１は１
行の認識結果を通信制御装置３を介して表示装置などへ
出力する（ステップＳ１７、Ｓ１８）。
【００２０】次に図４を例に取って、切り出し位置候補
（切り出し候補点）Ａ〜Ｇの中より切り出し位置候補
（切り出し候補点）を決定する場合について具体的に説
明する。なお、図４は１行分の文字画像の一部について
切り出し位置候補抽出範囲の画像と濃度投影データ、お
よび切り出し位置の候補の一例を示す図である。
（切り出し候補点）Ａ〜Ｇの中より切り出し位置候補
（切り出し候補点）を決定する場合について具体的に説
明する。なお、図４は１行分の文字画像の一部について
切り出し位置候補抽出範囲の画像と濃度投影データ、お
よび切り出し位置の候補の一例を示す図である。
【００２１】ここで、図３のステップＳ１３の認識処理
による認識結果の類似度や候補画像の図形特徴について
のメンバーシップ関数のグラフ例を図５〜図７に示す。
図５は認識処理による認識結果の類似度（「類似度」と
略称する）に対するメンバーシップ関数のグラフの一例
を示す図、図６は切り出し候補点の投影値（「投影値」
と略称する）に対するメンバーシップ関数のグラフの一
例を示す図、図７は行高さに対する候補画像の幅（「幅
／行高さ」と略称する）の評価値を与えるメンバーシッ
プ関数のグラフの一例を示す図である。
による認識結果の類似度や候補画像の図形特徴について
のメンバーシップ関数のグラフ例を図５〜図７に示す。
図５は認識処理による認識結果の類似度（「類似度」と
略称する）に対するメンバーシップ関数のグラフの一例
を示す図、図６は切り出し候補点の投影値（「投影値」
と略称する）に対するメンバーシップ関数のグラフの一
例を示す図、図７は行高さに対する候補画像の幅（「幅
／行高さ」と略称する）の評価値を与えるメンバーシッ
プ関数のグラフの一例を示す図である。
【００２２】制御装置１は、図３のステップＳ１２で、
図４に示す文字画像に対して７つの切り出し候補点Ａ〜
Ｇに対する特徴量（図形特徴）即ち投影値および幅／行
高さを、図８に示す如く抽出する。また、１文字認識部
７は、図３のステップＳ１３で、図４に示す文字画像に
対して７つの切り出し候補点Ａ〜Ｇに対する特徴量、即
ち切り出し候補点Ａ〜Ｇまでの画像の認識結果の類似度
を図８に示す如く抽出する。なお、、図８は、図４で示
した７つの切り出し候補点Ａ〜Ｇに対する特徴量、即
ち、候補画像の認識結果の類似度（「類似度」と略称す
る）、切り出し候補点での投影値（「投影値」と略称す
る）、行高さに対する切り出し候補点までの幅（候補画
像の幅）（「幅／行高さ」と略称する）を示す図であ
る。
図４に示す文字画像に対して７つの切り出し候補点Ａ〜
Ｇに対する特徴量（図形特徴）即ち投影値および幅／行
高さを、図８に示す如く抽出する。また、１文字認識部
７は、図３のステップＳ１３で、図４に示す文字画像に
対して７つの切り出し候補点Ａ〜Ｇに対する特徴量、即
ち切り出し候補点Ａ〜Ｇまでの画像の認識結果の類似度
を図８に示す如く抽出する。なお、、図８は、図４で示
した７つの切り出し候補点Ａ〜Ｇに対する特徴量、即
ち、候補画像の認識結果の類似度（「類似度」と略称す
る）、切り出し候補点での投影値（「投影値」と略称す
る）、行高さに対する切り出し候補点までの幅（候補画
像の幅）（「幅／行高さ」と略称する）を示す図であ
る。
【００２３】次に、制御装置１は、図３のステップＳ１
４では、切り出し・制御プログラムＲＯＭ５の切り出し
・制御プログラムに従い、図８で示した特徴量を図５〜
図７のメンバーシップ関数で評価し、図９に示すような
メンバーシップ値（評価値）を得る。なお、図９は図８
で示した特徴量を図５〜図７のメンバーシップ関数で評
価した結果を示す図である。
４では、切り出し・制御プログラムＲＯＭ５の切り出し
・制御プログラムに従い、図８で示した特徴量を図５〜
図７のメンバーシップ関数で評価し、図９に示すような
メンバーシップ値（評価値）を得る。なお、図９は図８
で示した特徴量を図５〜図７のメンバーシップ関数で評
価した結果を示す図である。
【００２４】次に、制御装置１は、切り出し・制御プロ
グラムＲＯＭ５の切り出し・制御プログラムに従い、図
９で示したメンバーシップ値を図１０で示した重みを使
用して下記の（１）式により合成し、図１１に示す如く
それぞれの切り出し候補点Ａ〜Ｇに対する評価値（総合
評価値）を算出する。なお、図１０は図９で示したメン
バーシップ値を合成するための重みを示す図、図１１は
図９で示したメンバーシップ値（評価値）を、図１０で
示した重みを使用して合成したそれぞれの切り出し候補
点に対する評価値（総合評価値）を示す図である。
グラムＲＯＭ５の切り出し・制御プログラムに従い、図
９で示したメンバーシップ値を図１０で示した重みを使
用して下記の（１）式により合成し、図１１に示す如く
それぞれの切り出し候補点Ａ〜Ｇに対する評価値（総合
評価値）を算出する。なお、図１０は図９で示したメン
バーシップ値を合成するための重みを示す図、図１１は
図９で示したメンバーシップ値（評価値）を、図１０で
示した重みを使用して合成したそれぞれの切り出し候補
点に対する評価値（総合評価値）を示す図である。
【００２５】ここに、ある切り出し候補点について、図
１１の評価値（総合評価値）をＸ、また図９の類似度、
投影値、幅／行高さの評価値をそれぞれａ、ｂ、ｃ、ま
た図１０の類似度、投影値、幅／行高さの重みをｗ1 、
ｗ2 、ｗ3 とすると、図１１の評価値（総合評価値）Ｘ
は、 Ｘ＝（ａ×ｗ1＋ｂ×ｗ2＋ｃ×ｗ3）／（ｗ1＋ｗ2＋ｗ3） ・・・（１） より算出される。
１１の評価値（総合評価値）をＸ、また図９の類似度、
投影値、幅／行高さの評価値をそれぞれａ、ｂ、ｃ、ま
た図１０の類似度、投影値、幅／行高さの重みをｗ1 、
ｗ2 、ｗ3 とすると、図１１の評価値（総合評価値）Ｘ
は、 Ｘ＝（ａ×ｗ1＋ｂ×ｗ2＋ｃ×ｗ3）／（ｗ1＋ｗ2＋ｗ3） ・・・（１） より算出される。
【００２６】図４に示す文字画像を切り出し候補点Ａの
位置で切った場合は「ｌ」に、切り出し候補点Ｂの位置
で切った場合は「ｎ」に良く似ている。切り出し候補点
Ｃの位置で切った場合は「ｕ」のセリーフを含んでしま
う。その結果、図８から分かるように切り出し候補点Ｃ
よりも切り出し候補点Ａ、Ｂの方が高い類似度を与え
る。また、切り出し候補点の投影値も図８から分かるよ
うに切り出し候補点Ａ、Ｂの方が切り出し候補点Ｃより
も小さいため、図９に示すように切り出し候補点Ａ、Ｂ
の方が評価値が高い。
位置で切った場合は「ｌ」に、切り出し候補点Ｂの位置
で切った場合は「ｎ」に良く似ている。切り出し候補点
Ｃの位置で切った場合は「ｕ」のセリーフを含んでしま
う。その結果、図８から分かるように切り出し候補点Ｃ
よりも切り出し候補点Ａ、Ｂの方が高い類似度を与え
る。また、切り出し候補点の投影値も図８から分かるよ
うに切り出し候補点Ａ、Ｂの方が切り出し候補点Ｃより
も小さいため、図９に示すように切り出し候補点Ａ、Ｂ
の方が評価値が高い。
【００２７】しかし、図９に示す３つの評価値、即ち類
似度、投影値および幅／行高さの評価値を図１０に示す
重みを用いて上記（１）式により合成した結果、即ち評
価値（総合評価値）は図１１に示す如くなる。従って、
制御装置１は、図３のステップＳ１６では、図１１から
も分かるように切り出し候補点Ｃの評価が一番高いの
で、切り出し候補点Ｃを選択することになる。これによ
り、正確な切り出し位置を決定できる（正解を得ること
ができる）。
似度、投影値および幅／行高さの評価値を図１０に示す
重みを用いて上記（１）式により合成した結果、即ち評
価値（総合評価値）は図１１に示す如くなる。従って、
制御装置１は、図３のステップＳ１６では、図１１から
も分かるように切り出し候補点Ｃの評価が一番高いの
で、切り出し候補点Ｃを選択することになる。これによ
り、正確な切り出し位置を決定できる（正解を得ること
ができる）。
【００２８】以上の説明から分かるように、１行分の文
書画像から１文字を切り出し認識するときに、抽出した
各切り出し位置候補までの画像をそれぞれ１文字と仮定
して認識処理を行ない、次に各切り出し位置候補までの
画像につき、認識結果の類似度（距離）と切り出し位置
候補までの画像（「候補画像」と略称する）の図形特徴
から、候補画像の文字らしさをファジィ推論により評価
し（求め）、求めた各候補画像の文字らしさを比較して
最も可能性の高い切り出し位置候補（切り出し候補点）
を選択し、次の文字の切り出しへ進むようにしたので、
文字が接触している文書や、とぎれている文書、文字の
ピッチが一定でない文書についても、高い認識率が得ら
れ、正確な切り出し位置を決定できる。
書画像から１文字を切り出し認識するときに、抽出した
各切り出し位置候補までの画像をそれぞれ１文字と仮定
して認識処理を行ない、次に各切り出し位置候補までの
画像につき、認識結果の類似度（距離）と切り出し位置
候補までの画像（「候補画像」と略称する）の図形特徴
から、候補画像の文字らしさをファジィ推論により評価
し（求め）、求めた各候補画像の文字らしさを比較して
最も可能性の高い切り出し位置候補（切り出し候補点）
を選択し、次の文字の切り出しへ進むようにしたので、
文字が接触している文書や、とぎれている文書、文字の
ピッチが一定でない文書についても、高い認識率が得ら
れ、正確な切り出し位置を決定できる。
【００２９】本発明は、本実施例に限定されることなく
本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の応用および変形
が考えられる。例えば、本発明は、図３のステップＳ１
２で切り出し位置候補の抽出に当り、本実施例のほか
に、上下から文字画像までの距離データを特徴としてそ
の極大値を与える場所を切り出し位置候補とする方法や
行の上から下まで白画素を追跡した結果パスが見つかっ
た点を切り出し位置候補とする方法などを用いた場合
や、これらの方法を組合わせた場合にも適用できる。
本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の応用および変形
が考えられる。例えば、本発明は、図３のステップＳ１
２で切り出し位置候補の抽出に当り、本実施例のほか
に、上下から文字画像までの距離データを特徴としてそ
の極大値を与える場所を切り出し位置候補とする方法や
行の上から下まで白画素を追跡した結果パスが見つかっ
た点を切り出し位置候補とする方法などを用いた場合
や、これらの方法を組合わせた場合にも適用できる。
【００３０】また、本実施例においては、図３のステッ
プＳ１４で、候補画像の文字らしさを評価するに当り、
特徴量として、認識結果としての類似度、候補画像の図
形特徴としての切り出し候補点（切り出し位置候補）の
投影値、および行高さに対する候補画像の幅を用いてい
るが、本発明は、本実施例以外の特徴量を用いた場合で
も２以上の特徴量を使用する場合には適用できる。
プＳ１４で、候補画像の文字らしさを評価するに当り、
特徴量として、認識結果としての類似度、候補画像の図
形特徴としての切り出し候補点（切り出し位置候補）の
投影値、および行高さに対する候補画像の幅を用いてい
るが、本発明は、本実施例以外の特徴量を用いた場合で
も２以上の特徴量を使用する場合には適用できる。
【００３１】
【発明の効果】上述したように本発明の文字認識装置に
よれば、１行分の文書画像データから１文字を切り出し
認識するときに、抽出した各切り出し位置候補までの画
像をそれぞれ１文字と仮定して認識処理を行ない、次に
各切り出し位置候補までの画像につき、認識結果と切り
出し位置候補までの画像の図形特徴から、切り出し位置
候補までの画像の文字らしさをファジィ推論により評価
し（求め）、求めた各切り出し位置候補までの画像の文
字らしさを比較して最も可能性の高い切り出し位置候補
（切り出し候補点）を選択し、次の文字の切り出しへ進
むようにしたので、文字が接触している文書や、とぎれ
ている文書、文字のピッチが一定でない文書について
も、高い認識率が得られ、正確な文字の切り出し位置を
決定できる。
よれば、１行分の文書画像データから１文字を切り出し
認識するときに、抽出した各切り出し位置候補までの画
像をそれぞれ１文字と仮定して認識処理を行ない、次に
各切り出し位置候補までの画像につき、認識結果と切り
出し位置候補までの画像の図形特徴から、切り出し位置
候補までの画像の文字らしさをファジィ推論により評価
し（求め）、求めた各切り出し位置候補までの画像の文
字らしさを比較して最も可能性の高い切り出し位置候補
（切り出し候補点）を選択し、次の文字の切り出しへ進
むようにしたので、文字が接触している文書や、とぎれ
ている文書、文字のピッチが一定でない文書について
も、高い認識率が得られ、正確な文字の切り出し位置を
決定できる。
【図１】本発明による文字認識装置の一実施例を示す構
成図である。
成図である。
【図２】本発明の文字認識装置の一実施例を示す全体の
動作フローチャートである。
動作フローチャートである。
【図３】図３は本発明の文字認識装置の一実施例を示す
要部動作フローチャートである。
要部動作フローチャートである。
【図４】切り出し位置候補抽出範囲の画像と濃度投影デ
ータ、および切り出し位置の候補の一例を示す図であ
る。
ータ、および切り出し位置の候補の一例を示す図であ
る。
【図５】認識処理による認識結果の類似度に対するメン
バーシップ関数のグラフの一例を示す図である。
バーシップ関数のグラフの一例を示す図である。
【図６】切り出し候補点の投影値に対するメンバーシッ
プ関数のグラフの一例を示す図である。
プ関数のグラフの一例を示す図である。
【図７】行高さに対する候補画像の幅の評価値を与える
メンバーシップ関数のグラフの一例を示す図である。
メンバーシップ関数のグラフの一例を示す図である。
【図８】図４で示した７つの切り出し候補点Ａ〜Ｇに対
する特徴量を示す図である。
する特徴量を示す図である。
【図９】図８で示した特徴量を図５〜図７のメンバーシ
ップ関数で評価した結果を示す図である。
ップ関数で評価した結果を示す図である。
【図１０】図９で示したメンバーシップ値を合成するた
めの重みを示す図である。
めの重みを示す図である。
【図１１】図９で示したメンバーシップ値を、図１０で
示した重みを使用して合成したそれぞれの切り出し候補
点に対する評価値を示す図である。
示した重みを使用して合成したそれぞれの切り出し候補
点に対する評価値を示す図である。
１ 制御装置 ４ 制御装置演算用ＲＡＭ ５ 切り出し・制御プログラムＲＯＭ ６ 画像保存用ＲＡＭ ７ １文字認識部
Claims (1)
- 【請求項１】 入力文書画像データの１行分の文書画像
データ毎に行内の文字認識処理を行なう行内認識手段を
有する文字認識装置において、 前記行内認識手段は、 前記１行分の文書画像データから１文字を切り出し認識
する際、複数の切り出し位置候補と各切り出し位置候補
までの画像の図形特徴を抽出する抽出手段と、 前記抽出手段で抽出された各切り出し位置候補までの画
像を１文字と仮定して認識処理を行なう文字認識手段
と、 前記文字認識手段で認識された結果と前記抽出手段で抽
出された図形特徴から切り出し位置候補までの画像の文
字らしさをファジィ推論により評価する評価手段と、 前記評価手段により得られた各切り出し位置候補までの
画像の文字らしさを比較して最も可能性の高い切り出し
位置候補を選択する選択手段とを備えたことを特徴とす
る文字認識装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4018275A JP3009078B2 (ja) | 1992-01-06 | 1992-01-06 | 文字認識装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4018275A JP3009078B2 (ja) | 1992-01-06 | 1992-01-06 | 文字認識装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05182028A true JPH05182028A (ja) | 1993-07-23 |
| JP3009078B2 JP3009078B2 (ja) | 2000-02-14 |
Family
ID=11967096
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4018275A Expired - Fee Related JP3009078B2 (ja) | 1992-01-06 | 1992-01-06 | 文字認識装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3009078B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1987002719A1 (en) * | 1985-11-01 | 1987-05-07 | Showa Denko Kabushiki Kaisha | Conjugated fiber and water absorbing material using same fiber as base material, and methods of manufacturing them |
| JP2012008909A (ja) * | 2010-06-28 | 2012-01-12 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像処理装置及び画像処理プログラム |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5994761A (en) | 1997-02-26 | 1999-11-30 | Memc Electronic Materials Spa | Ideal oxygen precipitating silicon wafers and oxygen out-diffusion-less process therefor |
| US6635587B1 (en) | 1999-09-23 | 2003-10-21 | Memc Electronic Materials, Inc. | Method for producing czochralski silicon free of agglomerated self-interstitial defects |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01277989A (ja) * | 1988-04-28 | 1989-11-08 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 文字列パターン読み取り装置 |
| JPH03225579A (ja) * | 1990-01-31 | 1991-10-04 | Mitsubishi Electric Corp | 文字パターン切り出し装置 |
-
1992
- 1992-01-06 JP JP4018275A patent/JP3009078B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01277989A (ja) * | 1988-04-28 | 1989-11-08 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 文字列パターン読み取り装置 |
| JPH03225579A (ja) * | 1990-01-31 | 1991-10-04 | Mitsubishi Electric Corp | 文字パターン切り出し装置 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1987002719A1 (en) * | 1985-11-01 | 1987-05-07 | Showa Denko Kabushiki Kaisha | Conjugated fiber and water absorbing material using same fiber as base material, and methods of manufacturing them |
| JP2012008909A (ja) * | 2010-06-28 | 2012-01-12 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像処理装置及び画像処理プログラム |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3009078B2 (ja) | 2000-02-14 |
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