JPH0518055Y2 - - Google Patents

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JPH0518055Y2
JPH0518055Y2 JP1986070436U JP7043686U JPH0518055Y2 JP H0518055 Y2 JPH0518055 Y2 JP H0518055Y2 JP 1986070436 U JP1986070436 U JP 1986070436U JP 7043686 U JP7043686 U JP 7043686U JP H0518055 Y2 JPH0518055 Y2 JP H0518055Y2
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abrasive
grains
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superabrasive
abrasive grains
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) この考案は超砥粒を用いた研摩布紙において、
その有効砥材率(研削時に実際に作用する砥粒の
比率)を改善し高価な砥粒の経済効果を高めるこ
とができる部分被覆を形成してなる超砥粒層を設
けた研摩布紙に関するものである。
(従来の技術) 従来、セラミツクス,光学ガラス,耐熱合金等
の研摩用にすぐれた研削能力を発揮できる研削工
具としてダイヤモンド砥粒やCBN(立方窒化ほう
素)砥粒等の超砥粒を可撓性基材に直接塗布し接
着したものはその基材のもつ弾力性のため被削材
への嵌入力が阻害されると共にその有効砥材率は
せいぜい20%位と云われて来た。これらの問題を
解決するため砥粒,ガラス粒,その他の鉱物粒子
等の研削材を接着し被覆してなる下層の上に超砥
粒を一層又は多層接着し被覆してなる上層を形成
した研摩布紙を開発して来たが研摩作業の条件に
より有効砥材率を上げることが困難な場合も残つ
ており高価な砥材の経済高価をさらに上げるため
に解決を要する課題となつていた。
(考案の解決しようとする問題点) この考案は上述の事情をふまえて、さらに、超
砥粒を用いた研摩布紙の有効砥材率を改善する方
法として例えば仕上研摩作業におけるような研摩
負荷(荷重)が低く脱粒が起こり難い場合、その
対策として上層の超砥粒を適切に脱落し易くする
ような被覆形成の手段を講じた研摩布紙を得んと
するものである。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) この考案は上記の目的を達成するため、可撓性
基材2上に砥粒等の研削材4が全面被覆された下
層6を形成し、該下層6上にダイヤモンド砥粒ま
たはCBN砥粒等の一層または多層からなる超砥
粒7が接着された上層8を設けられるとともに、
該上層8は前記下層6に対して部分的にのみ所要
の形状の面積を占有しかつ規則的なパターンを形
成するように部分被覆されていることを要旨とす
るものである。
(作用) この考案の作用効果を説明する。第5図に示す
電子顕微鏡写真(×50倍)はこの考案の超砥粒を
用いた研摩布紙を研摩ベルトにより走行研削した
使用中の状態を先ずその走行方向における前端部
を示すイ図において左から右方向に研削するにつ
れて図中の左方に上下に見られる境界域から右方
に形成されていた超砥粒の被覆層の端縁部から脱
粒し易いため次々と超砥粒が脱粒し境界域から左
方に示す下層の砥粒層と同様の下層が表面に現わ
れ黒い超砥粒層が侵食されていることを示す。次
に中央部を示すロ図において部分的に超砥粒層の
脱落による下層の現出が若干みられ、さらに、後
端部を示すハ図においては、さらに、若干の脱粒
が生じ右方に形成されている下層の砥粒層に続く
表面の使用状態がわかる。従つて、この超砥粒層
を部分的にのみ所要の形状の面積を占有させ規則
的なパターンをもつて接着してなる部分被覆によ
つて脱粒の傾向を調節することが可能でありその
形状の如何に抱わらず効果はあるものの第2図及
び第3図に示すようなパターンを有する超砥粒層
8の占有する面積が小さくなる程、換言すればパ
ターンが小さい程、また、研摩走行方向に超砥粒
層の長さが短かい程低負荷において脱粒し易く
なり、これらの調節によつて有効砥材率を高める
作用効果が出るわけである。即ち、被削材に対し
て研摩布紙が高速度で接触する際、下層6の砥粒
層に接するまでは上層8に形成された部分被覆さ
れた超砥粒層のみが断続的に被削材に接触するの
でその負荷が大きくなり脱粒を起こし易く特にそ
の各パターンの前端部において脱粒が大きいこと
が有効砥材率の改善をもたらすのである。
(実施例) この考案の実施例を以下図面に基づいて説明す
る。
第1図は可撓性基材2上に接着剤3が塗布され
その接着剤を介して砥粒4が接着され、全面被覆
の下層6が形成された上に、さらに、接着剤5を
上引き塗布(サイズコート)された上に一層の超
砥粒7を長手方向のある部分丈接着してなる部分
被覆の上層8を設けた実施例の研摩布紙1の断面
を示すものである。なお、上層の部分被覆は下層
の上にそのサイズコートの前又は後に、あるい
は、さらに乾燥硬化したものの何れについて形成
されてもよい。
上層8を構成する超砥粒7はタイヤモンド砥粒
又はCBN砥粒等を一層又は多層あるいは異種の
砥粒を重層して形成してもよく、さらに、下層6
に用いられる砥粒等の研削材4の粒度と上層8に
用いる超砥粒7の粒度を同一としたもの、また、
後者を前者より小さくしたものとその逆のものに
したりCBN砥粒層の上にダイヤモンド砥粒層を
重ねたり多様に組み合せた構成を用途によつて用
いてもよい。なお、第1図において矢印で示す研
削走行方向に研摩ベルト上の研摩布紙を走行させ
るとき超砥粒層の前端部9から脱粒し易くなる。
第2図は実施例1の超砥粒7を基材2の幅方向
に横切つて矢印の研摩走行方向に対して逆のくの
字状の連続的縞模様のパターンを長手方向に形成
した部分被覆の上層8を設けたものを示す。第3
図は実施例1と異なるパターンとして円形の面積
を占有し互に接近して水玉模様を幅一杯に長手方
向に帯状に形成し矢印方向に研摩走行させる部分
被覆の上層8を設けた実施例2を示す。上述の円
形の面積をかなり大きくした代わりに互に間隔を
あけて大玉模様の部分被覆した上層8を設けても
よい。さらに、第4図に示す実施例3は研摩デイ
スク用研摩布紙として、円板の半径を異にした同
心円弧上にそれぞれ適切なピツチをもつた水玉模
様を形成したパターンを有し矢印又は逆方向に回
転研摩走行させる部分被覆した上層8を示す。
〔考案の効果〕
この考案は上述の構成を有するので以下の利点
がある。
(1) ダイヤモンド砥粒またはCBN砥粒等の超砥
粒層を部分被覆した上層を設けた研摩布紙であ
るためそのすぐれた研削能力を発揮させながら
しかも超砥粒を適切に脱粒し易くすることがで
きその有効砥材率を改善し高価な超砥粒を用い
た経済効果を高めることができること。
(2) 従来、有効砥材率を上げることが困難な課題
となつていた、例えば、仕上研摩作業において
も適合できる部分被覆した超砥粒層のパターン
を選択できるよう研摩布紙を用意することによ
つて問題点を解消すると共に生産コストを下げ
ることができること。
(3) なお、上層および下層に用いる砥粒の粒度を
変え又上層の超砥粒の種類の異なる多層化など
多種多様の研摩布紙において、さらに部分被覆
のパターンを変えた多様な選択幅を設けること
によつて研削条件に合わせた用途拡大につなげ
る効果があること。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の超砥粒を用いた研摩布紙の
実施例1の要部拡大断面図(側面図)、第2図は
その拡大平面図、第3図は実施例2の拡大平面
図、第4図は実施例3の拡大平面図、第5図はこ
の考案の研摩布紙の使用中の研摩面の電子顕微鏡
写真による粒子構造平面図、イ図はその前端部、
ロ図はその中央部、ハ図はその後端部である。 主要部分の符号の説明、1……超砥粒を用いた
研摩布紙、2……基材、3……接着材、4……砥
粒等の研削材、5……接着材(上引き)、6……
下層、7……超砥粒、8……上層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 可撓性基材2上に砥粒等の研削材4が全面被覆
    された下層6を形成し、該下層6上にダイヤモン
    ド砥粒またはCBN砥粒等の一層または多層から
    なる超砥粒7が接着された上層8を設けられると
    ともに、該上層8は前記下層6に対して部分的に
    のみ所要の形状の面積を占有しかつ規則的なパタ
    ーンを形成するように部分被覆されていることを
    特徴とする超砥粒を用いた研摩布紙。
JP1986070436U 1986-05-09 1986-05-09 Expired - Lifetime JPH0518055Y2 (ja)

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JPS62181363U JPS62181363U (ja) 1987-11-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6179576A (ja) * 1984-09-28 1986-04-23 Kouyoushiya:Kk 研磨ベルト

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