JPH05178451A - 物品仕分け装置 - Google Patents
物品仕分け装置Info
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- JPH05178451A JPH05178451A JP9629591A JP9629591A JPH05178451A JP H05178451 A JPH05178451 A JP H05178451A JP 9629591 A JP9629591 A JP 9629591A JP 9629591 A JP9629591 A JP 9629591A JP H05178451 A JPH05178451 A JP H05178451A
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- Japan
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- paddle
- sorting
- sorting conveyor
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、仕分けコンベヤーの物品載置面上
で反転、往復駆動される物品払出し用のパドルを有し、
前記パドルが弾性材料からなりかつ前記物品載置面に対
して押圧されるようにしたダイバータを備えた物品仕分
け装置において、前記反転時にダイバータの駆動装置に
かかる負荷を低減することを目的とする。 【構成】 パドル402A,403A,404Aの、物
品載置面101に押当てられて接触する縁部に沿って、
多数の切欠き408を形成する。 【効果】 ダイバータの駆動装置の大形化を回避しう
る。
で反転、往復駆動される物品払出し用のパドルを有し、
前記パドルが弾性材料からなりかつ前記物品載置面に対
して押圧されるようにしたダイバータを備えた物品仕分
け装置において、前記反転時にダイバータの駆動装置に
かかる負荷を低減することを目的とする。 【構成】 パドル402A,403A,404Aの、物
品載置面101に押当てられて接触する縁部に沿って、
多数の切欠き408を形成する。 【効果】 ダイバータの駆動装置の大形化を回避しう
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物品仕分け装置、特に
仕分けコンベヤーの物品載置面に対して押圧されて前記
物品載置面上でその物品搬送方向と交差する方向に反
転、往復駆動される弾性材料からなるパドルにより物品
を仕分けコンベヤーの側方に払出すようにしたダイバー
タを有するものにおける前記ダイバータの駆動装置の負
荷の軽減に関する。
仕分けコンベヤーの物品載置面に対して押圧されて前記
物品載置面上でその物品搬送方向と交差する方向に反
転、往復駆動される弾性材料からなるパドルにより物品
を仕分けコンベヤーの側方に払出すようにしたダイバー
タを有するものにおける前記ダイバータの駆動装置の負
荷の軽減に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来のかかる形式の物品仕分け
装置の全体的な平面図、図9は図8のものの主要部の斜
視図であり、図において、1は仕分けコンベヤーであっ
て、その物品載置面101に仕分けるべき物品2を載置
して矢印3の方向に搬送するものである。4は仕分けコ
ンベヤー1によって搬送されてきた物品2を仕分けコン
ベヤー1の側方に配置された複数のシュート5A,5B
内へ払出すダイバータ、6は作業員、7は仕分けコンベ
ヤー1に物品2を移載する投入コンベヤーであって、作
業員6はこの投入コンベヤー7の上に物品2を載置す
る。8は投入コンベヤー7に載置される物品2の仕分け
先をシュート5A,5Bの番号で各物品2ごとに入力す
るキーボード、9は物品2が仕分けコンベヤー1の物品
載置面101に移載される時に、物品2の先端の通過を
検出する光電管、10は仕分けコンベヤー1の走行速度
に比例した周波数のパルスを発生するパルス発生装置で
ある。
装置の全体的な平面図、図9は図8のものの主要部の斜
視図であり、図において、1は仕分けコンベヤーであっ
て、その物品載置面101に仕分けるべき物品2を載置
して矢印3の方向に搬送するものである。4は仕分けコ
ンベヤー1によって搬送されてきた物品2を仕分けコン
ベヤー1の側方に配置された複数のシュート5A,5B
内へ払出すダイバータ、6は作業員、7は仕分けコンベ
ヤー1に物品2を移載する投入コンベヤーであって、作
業員6はこの投入コンベヤー7の上に物品2を載置す
る。8は投入コンベヤー7に載置される物品2の仕分け
先をシュート5A,5Bの番号で各物品2ごとに入力す
るキーボード、9は物品2が仕分けコンベヤー1の物品
載置面101に移載される時に、物品2の先端の通過を
検出する光電管、10は仕分けコンベヤー1の走行速度
に比例した周波数のパルスを発生するパルス発生装置で
ある。
【0003】ダイバータ4は、仕分けコンベヤー1の物
品載置面101の上方に配置されかつ仕分けコンベヤー
1と交差する方向に駆動される左右一対の無端パドル支
持体401と、この無端パドル支持体401の外周に、
その周方向に見てほぼ等間隔を置いて取付られて支持さ
れ、物品2を押して仕分けコンベヤー1の側方のシュー
ト5A,5Bに払出すパドル402,403,404
と、無端パドル支持体401の両端の設けられたスプロ
ケット405と、その一方を駆動する駆動装置(一般に
モータ)406とを備えている。
品載置面101の上方に配置されかつ仕分けコンベヤー
1と交差する方向に駆動される左右一対の無端パドル支
持体401と、この無端パドル支持体401の外周に、
その周方向に見てほぼ等間隔を置いて取付られて支持さ
れ、物品2を押して仕分けコンベヤー1の側方のシュー
ト5A,5Bに払出すパドル402,403,404
と、無端パドル支持体401の両端の設けられたスプロ
ケット405と、その一方を駆動する駆動装置(一般に
モータ)406とを備えている。
【0004】パドル402,403,404は、例えば
封筒の如き厚さの小さい物品であっても払出すことがで
きるように仕分けコンベヤー1の物品載置面101に対
して押圧されている。この押圧力は図示のものではダイ
バータ4の物品載置面101からの高さを適当に設定
し、かつ無端パドル支持体401の張力を高くすること
により得られる。また、各パドルは仕分けコンベヤー1
の物品載置面101に上下振動や、物品搬送方向3のう
ねりまたは幅方向の湾曲があっても、前記の押圧力を受
けて物品載置面101に接触した状態を維持し、上述の
如き厚さの小さい物品でも確実に払出しができるよう弾
性材料で形成されている。かかる弾性材料としては、一
般にウレタンゴムの如き合成ゴムや、高分子ポリエチレ
ンの如き合成樹脂といった非金属材料が採用されてい
る。
封筒の如き厚さの小さい物品であっても払出すことがで
きるように仕分けコンベヤー1の物品載置面101に対
して押圧されている。この押圧力は図示のものではダイ
バータ4の物品載置面101からの高さを適当に設定
し、かつ無端パドル支持体401の張力を高くすること
により得られる。また、各パドルは仕分けコンベヤー1
の物品載置面101に上下振動や、物品搬送方向3のう
ねりまたは幅方向の湾曲があっても、前記の押圧力を受
けて物品載置面101に接触した状態を維持し、上述の
如き厚さの小さい物品でも確実に払出しができるよう弾
性材料で形成されている。かかる弾性材料としては、一
般にウレタンゴムの如き合成ゴムや、高分子ポリエチレ
ンの如き合成樹脂といった非金属材料が採用されてい
る。
【0005】407は無端パドル支持体401の下方走
行部の裏面に接触して設けられた押え板であって、物品
載置面101の上下振動等によってパドル402,40
3,404を介して前記下方走行部が上方に撓み、パド
ルと物品載置面101との間に間隙が生じるのを確実に
防止するものであるが、無端パドル支持体401の張力
を十分に大きくすれば上述の如き前記下方走行部の上方
への撓みも抑制されるため、かかる押え板407は省略
することもできる。
行部の裏面に接触して設けられた押え板であって、物品
載置面101の上下振動等によってパドル402,40
3,404を介して前記下方走行部が上方に撓み、パド
ルと物品載置面101との間に間隙が生じるのを確実に
防止するものであるが、無端パドル支持体401の張力
を十分に大きくすれば上述の如き前記下方走行部の上方
への撓みも抑制されるため、かかる押え板407は省略
することもできる。
【0006】ダイバータ4は物品2をシュート5A,5
Bのいずれにも払出すことができるように図9に矢印1
1,12で示すように両方向にパドル402,403,
404を駆動する。しかして、仕分けコンベヤー1の物
品載置面101の幅およびダイバータ4の長さ寸法は、
各パドルが矢印11,12の方向に往復運動する時に、
物品載置面101上で反転(逆方向に方向転換)するよ
うに選定されている。さもないと、パドルは一旦物品載
置面101の一側を越えて移動した後反転することにな
り、反転して逆方向に移動する時に物品載置面101の
前記一側に衝突して破損することになるからである。な
お、同じシュートに連続して複数の物品を払出す場合に
は、これらの物品の払出しが終るまではパドルは反転す
ることなく同じ方向に駆動される。
Bのいずれにも払出すことができるように図9に矢印1
1,12で示すように両方向にパドル402,403,
404を駆動する。しかして、仕分けコンベヤー1の物
品載置面101の幅およびダイバータ4の長さ寸法は、
各パドルが矢印11,12の方向に往復運動する時に、
物品載置面101上で反転(逆方向に方向転換)するよ
うに選定されている。さもないと、パドルは一旦物品載
置面101の一側を越えて移動した後反転することにな
り、反転して逆方向に移動する時に物品載置面101の
前記一側に衝突して破損することになるからである。な
お、同じシュートに連続して複数の物品を払出す場合に
は、これらの物品の払出しが終るまではパドルは反転す
ることなく同じ方向に駆動される。
【0007】次に動作について説明する。作業員6は仕
分けるべき物品2を停止している投入コンベヤー7に載
置し、その物品2の仕分け先をシュート番号の形でキー
ボード8に入力する。この入力により投入コンベヤー7
がスタートする。一方、ダイバータ4の無端パドル支持
体401を駆動するモータ406のモータ制御装置(図
示せず)内には、光電管9から各シュート5A,5Bま
での距離がパルス発生装置10からのパルスの数として
記憶されており、仕分け先シュート番号がN番であった
とすると、このシュートに対応するパルス数(Xn)が前
記記憶装置から読出されてN番シュートに対応するN番
カウンタに登録される。これと同時にN番シュートが仕
分けコンベヤーの左右いずれの側にあるかによってモー
タ406の回転方向が決定される。
分けるべき物品2を停止している投入コンベヤー7に載
置し、その物品2の仕分け先をシュート番号の形でキー
ボード8に入力する。この入力により投入コンベヤー7
がスタートする。一方、ダイバータ4の無端パドル支持
体401を駆動するモータ406のモータ制御装置(図
示せず)内には、光電管9から各シュート5A,5Bま
での距離がパルス発生装置10からのパルスの数として
記憶されており、仕分け先シュート番号がN番であった
とすると、このシュートに対応するパルス数(Xn)が前
記記憶装置から読出されてN番シュートに対応するN番
カウンタに登録される。これと同時にN番シュートが仕
分けコンベヤーの左右いずれの側にあるかによってモー
タ406の回転方向が決定される。
【0008】物品2の先端が光電管9を通過すると光電
管9から出力信号が発生され、この出力信号によりN番
カウンタが減算を開始する。次いで物品2の後端が光電
管9を通過すると光電管9の出力はOFF となり、これに
より投入コンベヤー7は停止して次の物品2の載置に備
える。N番シュートが図9のシュート5Aであるとする
と、物品2がこのN番シュート5Aへの払出し開始位置
に達すると、N番カウンタは減算の結果、零となり、こ
れにより払出し信号が発生される。この払出し信号によ
り無端パドル支持体401の駆動モータ406が所定の
方向に回転され、無端パドル支持体401が図9に矢印
12で示す方向に駆動され、物品2はパドル402によ
ってN番シュート5Aに払出される。
管9から出力信号が発生され、この出力信号によりN番
カウンタが減算を開始する。次いで物品2の後端が光電
管9を通過すると光電管9の出力はOFF となり、これに
より投入コンベヤー7は停止して次の物品2の載置に備
える。N番シュートが図9のシュート5Aであるとする
と、物品2がこのN番シュート5Aへの払出し開始位置
に達すると、N番カウンタは減算の結果、零となり、こ
れにより払出し信号が発生される。この払出し信号によ
り無端パドル支持体401の駆動モータ406が所定の
方向に回転され、無端パドル支持体401が図9に矢印
12で示す方向に駆動され、物品2はパドル402によ
ってN番シュート5Aに払出される。
【0009】次の物品2がシュート5Bに払出すべきも
のである場合には、その物品2がシュート5Bへの払出
し開始位置に達した時に、無端パドル支持体401は矢
印11の方向に駆動され、パドル402は物品載置面1
01上で反転して、図9のパドル403の位置に移動
し、物品2をシュート5Bに払出す。
のである場合には、その物品2がシュート5Bへの払出
し開始位置に達した時に、無端パドル支持体401は矢
印11の方向に駆動され、パドル402は物品載置面1
01上で反転して、図9のパドル403の位置に移動
し、物品2をシュート5Bに払出す。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、弾性材
料からなるパドルが仕分けコンベヤーの物品載置面に対
して押圧され、かつ物品載置面上で、反転、往復駆動さ
れるようにした物品仕分け装置においては、図10に矢
印13で示すようにパドル402(他のパドルも同じで
あるが)が物品載置面101上で反転する時、実線40
2aで示すように下部がパドル進行方向後方に湾曲して
いたものが、想像線402bの状態を経て、想像線40
2cの形に変形することになるが、402aから402
cへのかかる変形の間、特に402bの如き中間時に直
立状態になろうとし、仕分けコンベヤー1の物品載置面
101との間の摩擦力が大きくなり、これがダイバータ
4の駆動装置406に大きな負荷となってかかり、従っ
て駆動装置406を大形化しなければならない問題点が
あった。
料からなるパドルが仕分けコンベヤーの物品載置面に対
して押圧され、かつ物品載置面上で、反転、往復駆動さ
れるようにした物品仕分け装置においては、図10に矢
印13で示すようにパドル402(他のパドルも同じで
あるが)が物品載置面101上で反転する時、実線40
2aで示すように下部がパドル進行方向後方に湾曲して
いたものが、想像線402bの状態を経て、想像線40
2cの形に変形することになるが、402aから402
cへのかかる変形の間、特に402bの如き中間時に直
立状態になろうとし、仕分けコンベヤー1の物品載置面
101との間の摩擦力が大きくなり、これがダイバータ
4の駆動装置406に大きな負荷となってかかり、従っ
て駆動装置406を大形化しなければならない問題点が
あった。
【0011】本発明は従来のもののかかる問題点を解決
するためになされたものであって、パドルの反転時にダ
イバータの駆動装置にかかる負荷を軽減した物品仕分け
装置を提供することを目的とする。
するためになされたものであって、パドルの反転時にダ
イバータの駆動装置にかかる負荷を軽減した物品仕分け
装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明による物品仕分け装置は、仕分けコンベヤー
の物品載置面と接触する、パドルの縁部に沿って、多数
の切欠きを形成したものである。
に、本発明による物品仕分け装置は、仕分けコンベヤー
の物品載置面と接触する、パドルの縁部に沿って、多数
の切欠きを形成したものである。
【0013】
【作用】前記のうように構成された物品仕分け装置にお
いては、パドルの切欠きを形成した部分においては、仕
分けコンベヤーの物品載置面と接触する縁部の長さ方向
に見た実効寸法が、切欠きを形成した分だけ小さくなる
ため、切欠きを形成した部分は柔軟になってパドルの反
転時に曲がりやすくなり、かつ隣接する切欠きの間に形
成される凸部がパドルの反転時に隣接する切欠きへ向け
て変形または膨らむことができるため、前記凸部の物品
載置面に対する押圧力が小さくなり、総合的にパドルの
前記縁部と物品載置面との間に働く摩擦力が小さくな
る。また、前記凸部は物品載置面に物品搬送方向のうね
りや凹凸があるため、時間差をもって反転し、駆動装置
にかかる反転時の負荷は一時に集中することなく、時間
的に分散される。
いては、パドルの切欠きを形成した部分においては、仕
分けコンベヤーの物品載置面と接触する縁部の長さ方向
に見た実効寸法が、切欠きを形成した分だけ小さくなる
ため、切欠きを形成した部分は柔軟になってパドルの反
転時に曲がりやすくなり、かつ隣接する切欠きの間に形
成される凸部がパドルの反転時に隣接する切欠きへ向け
て変形または膨らむことができるため、前記凸部の物品
載置面に対する押圧力が小さくなり、総合的にパドルの
前記縁部と物品載置面との間に働く摩擦力が小さくな
る。また、前記凸部は物品載置面に物品搬送方向のうね
りや凹凸があるため、時間差をもって反転し、駆動装置
にかかる反転時の負荷は一時に集中することなく、時間
的に分散される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図3につ
いて説明する。図1は本発明の一実施例による物品仕分
け装置の主要部の斜視図、図2はパドルが物品載置面上
で反転するときの状態を示すパドルの側面図、図3はパ
ドルの切欠きを形成した部分の一部の正面図であり、前
記従来のものと同一部分には同一符号を付してその説明
は省略する。
いて説明する。図1は本発明の一実施例による物品仕分
け装置の主要部の斜視図、図2はパドルが物品載置面上
で反転するときの状態を示すパドルの側面図、図3はパ
ドルの切欠きを形成した部分の一部の正面図であり、前
記従来のものと同一部分には同一符号を付してその説明
は省略する。
【0015】図において、402A,403A,404
Aはそれぞれ従来のものの402,403,404に対
応するパドルであって、各パドル402A,403A,
404Aには仕分けコンベヤー1の物品載置面101に
押当てられて接触する縁部に沿って、多数の鋸歯状の切
欠き408が一連に形成されている。従って、各パドル
402A,403A,404Aの高さ方向に見て切欠き
408の形成されている部分においては、切欠き408
を形成した分だけ、前記縁部の長さ方向に見た実効寸法
が小さくなることになる。
Aはそれぞれ従来のものの402,403,404に対
応するパドルであって、各パドル402A,403A,
404Aには仕分けコンベヤー1の物品載置面101に
押当てられて接触する縁部に沿って、多数の鋸歯状の切
欠き408が一連に形成されている。従って、各パドル
402A,403A,404Aの高さ方向に見て切欠き
408の形成されている部分においては、切欠き408
を形成した分だけ、前記縁部の長さ方向に見た実効寸法
が小さくなることになる。
【0016】しかして、図2に示すようにパドル402
A(他のパドル403A,404Aについても同様であ
るが)が仕分けコンベヤー1の物品載置面101上で矢
印13で示すように反転する時、上述のようにパドル4
02Aの高さ方向に見て切欠き408の形成されている
部分は、前記縁部の長さ方向に見た実効寸法が切欠き4
08を形成した分だけ小さくなっているので、柔軟にな
り、即ち、実線402Aaの状態から想像線402Ab
の状態を経て想像線402Acの状態に反転する際、切
欠き408を形成した部分がパドル402Aの反転方向
13に変形しやすくなり、従ってかかる変形に要する力
が小さくてすむため、物品載置面101との間の摩擦力
が小さくなる。
A(他のパドル403A,404Aについても同様であ
るが)が仕分けコンベヤー1の物品載置面101上で矢
印13で示すように反転する時、上述のようにパドル4
02Aの高さ方向に見て切欠き408の形成されている
部分は、前記縁部の長さ方向に見た実効寸法が切欠き4
08を形成した分だけ小さくなっているので、柔軟にな
り、即ち、実線402Aaの状態から想像線402Ab
の状態を経て想像線402Acの状態に反転する際、切
欠き408を形成した部分がパドル402Aの反転方向
13に変形しやすくなり、従ってかかる変形に要する力
が小さくてすむため、物品載置面101との間の摩擦力
が小さくなる。
【0017】また、隣接する切欠き408の間に形成さ
れる鋸歯状の凸部409は反転時に図3に想像線で示さ
れているように隣接する切欠き408へ向けて膨らむこ
とができ、この膨らみにより凸部409の高さ寸法が容
易に小さくなることができ、これも物品載置面101と
パドル402Aとの間の摩擦力の低減に大きく貢献す
る。そして、このようにパドル402Aが物品載置面1
01上で反転する時のパドル402Aと物品載置面10
1との摩擦力が小さくなることにより、無端パドル支持
体401を介して駆動装置406にかかる負荷が小さく
なり、駆動装置406の大形化を回避しうるものであ
る。
れる鋸歯状の凸部409は反転時に図3に想像線で示さ
れているように隣接する切欠き408へ向けて膨らむこ
とができ、この膨らみにより凸部409の高さ寸法が容
易に小さくなることができ、これも物品載置面101と
パドル402Aとの間の摩擦力の低減に大きく貢献す
る。そして、このようにパドル402Aが物品載置面1
01上で反転する時のパドル402Aと物品載置面10
1との摩擦力が小さくなることにより、無端パドル支持
体401を介して駆動装置406にかかる負荷が小さく
なり、駆動装置406の大形化を回避しうるものであ
る。
【0018】更にまた、物品載置面101は現実には理
想的な平面ではなく、物品搬送方向にうねりがあった
り、凹凸が分布していたりするので、切欠き408間の
凸部409は全て同時に反転を開始するのではなく、前
記うねりや凹凸に応じて時間差をもって反転を開始す
る。従ってパドルの反転時に駆動装置406にかかる負
荷は時間的に分散され、一時に集中して負荷がかかるの
が防止されるため、これも駆動装置406の大形化の回
避に貢献する。
想的な平面ではなく、物品搬送方向にうねりがあった
り、凹凸が分布していたりするので、切欠き408間の
凸部409は全て同時に反転を開始するのではなく、前
記うねりや凹凸に応じて時間差をもって反転を開始す
る。従ってパドルの反転時に駆動装置406にかかる負
荷は時間的に分散され、一時に集中して負荷がかかるの
が防止されるため、これも駆動装置406の大形化の回
避に貢献する。
【0019】なお、本実施例のように切欠き408の間
に形成される凸部409を鋸歯状とすることにより、パ
ドルと物品載置面101との接触面積が小さくなり、パ
ドルによって仕分けコンベヤー1を側方に変位させる力
が小さくなり、仕分けコンベヤー1が周囲のフレーム等
に接触する恐れが小さくなる利点も得られる。
に形成される凸部409を鋸歯状とすることにより、パ
ドルと物品載置面101との接触面積が小さくなり、パ
ドルによって仕分けコンベヤー1を側方に変位させる力
が小さくなり、仕分けコンベヤー1が周囲のフレーム等
に接触する恐れが小さくなる利点も得られる。
【0020】以上、本発明を図9のダイバータに適用し
た実施例を示したが本発明は図4の如きダイバータにも
適用しうるものである。図4において406Aは先に説
明した406に対応する駆動装置であって、エアーシリ
ンダや油圧シリンダの如きシリンダ装置からなってい
る。410はシリンダ装置406Aのピストンロッドで
あって、その先端には保持具411によって上述した4
02A,403A,404Aと同様のパドル412が取
付けられている。413はシリンダ装置406Aを取付
けた支持板であって、この支持板413はパドル412
を仕分けコンベヤー1の物品載置面101に対して押圧
するよう支持台(図示省略)に固定されている。そして
パドル412の物品載置面101と接触する縁部には、
先の実施例におけるのと同様、多数の鋸歯状の切欠き4
08が一連に形成されている。
た実施例を示したが本発明は図4の如きダイバータにも
適用しうるものである。図4において406Aは先に説
明した406に対応する駆動装置であって、エアーシリ
ンダや油圧シリンダの如きシリンダ装置からなってい
る。410はシリンダ装置406Aのピストンロッドで
あって、その先端には保持具411によって上述した4
02A,403A,404Aと同様のパドル412が取
付けられている。413はシリンダ装置406Aを取付
けた支持板であって、この支持板413はパドル412
を仕分けコンベヤー1の物品載置面101に対して押圧
するよう支持台(図示省略)に固定されている。そして
パドル412の物品載置面101と接触する縁部には、
先の実施例におけるのと同様、多数の鋸歯状の切欠き4
08が一連に形成されている。
【0021】このダイバータは、シリンダ装置406A
への流体の供給を制御することにより、矢印11,12
の方向に往復駆動されるのであるが、物品2の払出しは
仕分けコンベヤー1の一側にのみ配設したシュート5A
へ向けて行うようになっている。この場合でも、パドル
412は先に述べたのと同じ理由で物品載置面101上
で反転されるのであるが、パドル412に形成した切欠
き408のために、反転時におけるパドル412と物品
載置面101との間の摩擦力は先の実施例におけるのと
同様小さくなり、従って、シリンダ装置406Aにかか
る負荷も小さくなるため、その大形化を回避しうるもの
である。
への流体の供給を制御することにより、矢印11,12
の方向に往復駆動されるのであるが、物品2の払出しは
仕分けコンベヤー1の一側にのみ配設したシュート5A
へ向けて行うようになっている。この場合でも、パドル
412は先に述べたのと同じ理由で物品載置面101上
で反転されるのであるが、パドル412に形成した切欠
き408のために、反転時におけるパドル412と物品
載置面101との間の摩擦力は先の実施例におけるのと
同様小さくなり、従って、シリンダ装置406Aにかか
る負荷も小さくなるため、その大形化を回避しうるもの
である。
【0022】以上の実施例では、パドルに形成する切欠
き408および凸部409はいずれも鋸歯状のものを示
したが、図5に示すように切欠き408の間に形成され
る凸部409に、パドルの前記縁部の長さ方向の丸味を
つけたものとしても良い。このように丸味をつけること
により、凸部409への応力の集中が緩和され、凸部4
09の破損を抑制することができる。
き408および凸部409はいずれも鋸歯状のものを示
したが、図5に示すように切欠き408の間に形成され
る凸部409に、パドルの前記縁部の長さ方向の丸味を
つけたものとしても良い。このように丸味をつけること
により、凸部409への応力の集中が緩和され、凸部4
09の破損を抑制することができる。
【0023】更に、切欠き408および凸部409の形
状は図6および図7の如き形状にしたり、他の適宜の形
状にしうるものであり、また、切欠き408のピッチも
適宜決めることができる。また、パドルは仕分けコンベ
ヤー1に対して直角方向に往復駆動される例を示した
が、一側のみに払出す場合には、斜め前方に払出す(パ
ドルが物品に当った時の衝撃を小さくするのに有効)よ
うに仕分けコンベヤー1に対して斜めに駆動されるよう
にしても良い。
状は図6および図7の如き形状にしたり、他の適宜の形
状にしうるものであり、また、切欠き408のピッチも
適宜決めることができる。また、パドルは仕分けコンベ
ヤー1に対して直角方向に往復駆動される例を示した
が、一側のみに払出す場合には、斜め前方に払出す(パ
ドルが物品に当った時の衝撃を小さくするのに有効)よ
うに仕分けコンベヤー1に対して斜めに駆動されるよう
にしても良い。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の物品仕分
け装置は、パドルの、仕分けコンベヤーの物品載置面に
押当てられて接触する縁部に沿って多数の切欠きを形成
したので、パドルの反転時に、切欠きを形成した部分が
前後左右に変形して容易に反転しうるため、その駆動装
置にかかる負荷が小さくなり、また切欠き間の一連の凸
部の反転が時間差をもって行われ、従って、駆動装置に
かかる負荷は時間的に分散され、一時にかかるのが防止
されるため、駆動装置の大形化を回避しうる効果が得ら
れる。また、切欠きの間に形成される凸部を鋸歯状とす
ることにより、仕分けコンベヤーの側方への変位を抑制
し、仕分けコンベヤーが周囲のフレーム等に接触する恐
れが小さくなる。更に、切欠きの間に形成される凸部
に、パドルの物品載置面と接触する縁部の長さ方向の丸
味をつけることにより、前記凸部への応力集中が緩和さ
れ、凸部の破損を抑制することができる。
け装置は、パドルの、仕分けコンベヤーの物品載置面に
押当てられて接触する縁部に沿って多数の切欠きを形成
したので、パドルの反転時に、切欠きを形成した部分が
前後左右に変形して容易に反転しうるため、その駆動装
置にかかる負荷が小さくなり、また切欠き間の一連の凸
部の反転が時間差をもって行われ、従って、駆動装置に
かかる負荷は時間的に分散され、一時にかかるのが防止
されるため、駆動装置の大形化を回避しうる効果が得ら
れる。また、切欠きの間に形成される凸部を鋸歯状とす
ることにより、仕分けコンベヤーの側方への変位を抑制
し、仕分けコンベヤーが周囲のフレーム等に接触する恐
れが小さくなる。更に、切欠きの間に形成される凸部
に、パドルの物品載置面と接触する縁部の長さ方向の丸
味をつけることにより、前記凸部への応力集中が緩和さ
れ、凸部の破損を抑制することができる。
【図1】本発明の一実施例による物品仕分け装置の主要
部の斜視図である。
部の斜視図である。
【図2】パドルが物品載置面上で反転する時の状態を示
すパドルの側面図である。
すパドルの側面図である。
【図3】パドルの切欠きを形成した部分の一部の正面図
である。
である。
【図4】本発明の他の実施例による物品仕分け装置の主
要部の斜視図である。
要部の斜視図である。
【図5】本発明において採用しうる、図3のものとは異
なるパドルの切欠きおよび凸部の形状を示すパドルの正
面図である。
なるパドルの切欠きおよび凸部の形状を示すパドルの正
面図である。
【図6】本発明において採用しうる、パドルの切欠きお
よび凸部の他の形状を示すパドルの正面図である。
よび凸部の他の形状を示すパドルの正面図である。
【図7】本発明において採用しうる、パドルの切欠きお
よび凸部の更に他の形状を示すパドルの正面図である。
よび凸部の更に他の形状を示すパドルの正面図である。
【図8】従来の物品仕分け装置の全体的な平面図であ
る。
る。
【図9】図8のものの主要部の斜視図である。
【図10】従来に物品仕分け装置の問題点を説明するた
めのパドルの側面図である。
めのパドルの側面図である。
1 仕分けコンベヤー 101 物品載置面 2 物品 4 ダイバータ 402A パドル 403A パドル 404A パドル 406 駆動装置 406A 駆動装置 412A パドル 408 切欠き 409 凸部
Claims (3)
- 【請求項1】 仕分けるべき物品を載置して搬送する仕
分けコンベヤー、およびこの仕分けコンベヤーによって
搬送されれて来た物品を仕分けコンベヤーの側方に払出
すダイバータを備えた物品仕分け装置であって、前記ダ
イバ−タが、前記仕分けコンベヤーの物品載置面に対し
て押圧されかつ駆動装置から前記仕分けコンベヤーの物
品搬送方向と交差する方向に前記物品載置面上で反転、
往復駆動されて物品を仕分けコンベヤーの側方に払出す
弾性材料からなるパドルを備えたものにおいて、前記パ
ドルの、前記物品載置面に押当てられて接触する縁部に
沿って、多数の切欠きを形成したことを特徴とする物品
仕分け装置。 - 【請求項2】 パドルの、物品載置面に押当てられて接
触する縁部に形成した切欠きの隣接するものの間に形成
される凸部を鋸歯状とした請求項1記載の物品仕分け装
置。 - 【請求項3】 パドルの、物品載置面に押当てられて接
触する縁部に形成した切欠きの隣接するものの間に形成
される凸部に、前記縁部の長さ方向の丸みをつけた請求
項1記載の物品仕分け装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9629591A JPH05178451A (ja) | 1991-04-01 | 1991-04-01 | 物品仕分け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9629591A JPH05178451A (ja) | 1991-04-01 | 1991-04-01 | 物品仕分け装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05178451A true JPH05178451A (ja) | 1993-07-20 |
Family
ID=14161062
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9629591A Pending JPH05178451A (ja) | 1991-04-01 | 1991-04-01 | 物品仕分け装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05178451A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11333385A (ja) * | 1998-05-25 | 1999-12-07 | Goshina Sangyo Kk | 金属類選別方法および装置 |
JP2003034424A (ja) * | 2001-07-18 | 2003-02-07 | Yamato Scale Co Ltd | 振分装置 |
US6688459B1 (en) | 2001-03-14 | 2004-02-10 | Hytrol Conveyor Company, Inc. | Article sorting system and method |
US6868957B2 (en) * | 2002-01-31 | 2005-03-22 | Kpl Packaging S.P.A. | Apparatus for the transfer of a product between two angularly spaced conveyor lines |
JP2006089249A (ja) * | 2004-09-27 | 2006-04-06 | Seibu Electric & Mach Co Ltd | 物品分配装置 |
JP2009051576A (ja) * | 2007-08-23 | 2009-03-12 | Shinko Electric Co Ltd | 部品搬送装置 |
JP2010149978A (ja) * | 2008-12-25 | 2010-07-08 | Ihi Corp | 分岐装置 |
US10981732B2 (en) | 2013-01-18 | 2021-04-20 | United Sortation Solutions, Llc | Device for reliably moving article from conveyor surface |
-
1991
- 1991-04-01 JP JP9629591A patent/JPH05178451A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11333385A (ja) * | 1998-05-25 | 1999-12-07 | Goshina Sangyo Kk | 金属類選別方法および装置 |
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JP4565553B2 (ja) * | 2004-09-27 | 2010-10-20 | 西部電機株式会社 | 物品分配装置 |
JP2009051576A (ja) * | 2007-08-23 | 2009-03-12 | Shinko Electric Co Ltd | 部品搬送装置 |
JP2010149978A (ja) * | 2008-12-25 | 2010-07-08 | Ihi Corp | 分岐装置 |
US10981732B2 (en) | 2013-01-18 | 2021-04-20 | United Sortation Solutions, Llc | Device for reliably moving article from conveyor surface |
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