JPH05176928A - 超音波探触子 - Google Patents
超音波探触子Info
- Publication number
- JPH05176928A JPH05176928A JP34603391A JP34603391A JPH05176928A JP H05176928 A JPH05176928 A JP H05176928A JP 34603391 A JP34603391 A JP 34603391A JP 34603391 A JP34603391 A JP 34603391A JP H05176928 A JPH05176928 A JP H05176928A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ultrasonic probe
- lead wire
- backing material
- coil
- piezoelectric plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 血管内の疾患を血管内部から診断する小型超
音波プローブに用いる超音波探触子に関するもので、超
音波振動子と送受信回路の電気的整合用コイルを設ける
ためのスペースに関する課題を解決し、簡便な方法で小
型超音波プローブに内包可能な電気的整合用コイルを有
する小型の超音波探触子を提供することを目的とする。 【構成】 圧電板1の背面側に、強磁性体からなる超音
波を十分減衰可能なバッキング材3を配置し、リード線
をバッキング材3に巻き付けることによりバッキング材
3を磁心としたコイル部6を設け、リード線5にコイル
部6を直列に接続することにより小型超音波探触子を得
る。
音波プローブに用いる超音波探触子に関するもので、超
音波振動子と送受信回路の電気的整合用コイルを設ける
ためのスペースに関する課題を解決し、簡便な方法で小
型超音波プローブに内包可能な電気的整合用コイルを有
する小型の超音波探触子を提供することを目的とする。 【構成】 圧電板1の背面側に、強磁性体からなる超音
波を十分減衰可能なバッキング材3を配置し、リード線
をバッキング材3に巻き付けることによりバッキング材
3を磁心としたコイル部6を設け、リード線5にコイル
部6を直列に接続することにより小型超音波探触子を得
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血管内の狭窄や閉塞な
どの疾患を血管内から超音波を用いて診断するための、
小型超音波プローブに用いる小型の超音波探触子に関す
るものである。
どの疾患を血管内から超音波を用いて診断するための、
小型超音波プローブに用いる小型の超音波探触子に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、血管内の狭窄や閉塞などの疾患を
血管内から超音波を用いて診断するため、血管内に挿入
可能なカテーテルに内包可能な小型超音波探触子が要求
されている。超音波探触子は、特公平3−53928号
公報に「超音波探触子」として記載されている構成が知
られている。
血管内から超音波を用いて診断するため、血管内に挿入
可能なカテーテルに内包可能な小型超音波探触子が要求
されている。超音波探触子は、特公平3−53928号
公報に「超音波探触子」として記載されている構成が知
られている。
【0003】以下、図3を参照して従来の超音波探触子
について説明する。図3において、11は圧電板、12
は整合層、13はバッキング材、14は圧電板11の整
合層12側に接続されたリード線、15は圧電板11の
バッキング材13側に接続されたリード線、16はリー
ド線15に接続されたコイル、17はコイル16に接続
されたリード線、18はリード線14とリード線17に
接続された送受信回路である。
について説明する。図3において、11は圧電板、12
は整合層、13はバッキング材、14は圧電板11の整
合層12側に接続されたリード線、15は圧電板11の
バッキング材13側に接続されたリード線、16はリー
ド線15に接続されたコイル、17はコイル16に接続
されたリード線、18はリード線14とリード線17に
接続された送受信回路である。
【0004】以上のように構成された超音波探触子につ
いて、以下その特性について説明する。圧電板11は超
音波放射側に被検体と音響的整合を取るため、整合層1
2を配置する。圧電板11は背面側の不要な超音波を減
衰させるため、バッキング材13を配置する。また、圧
電板11は容量成分有し、リード線14、リード線1
5、リード線17は分布定数として存在する分布容量を
有し、超音波探触子全体では、大きな容量成分をもつ。
このため圧電板11の微弱な受信信号は送受信回路18
に到達するまでに減衰を受けSN比が悪化してしまう。
そこで超音波探触子が有す容量成分を打ち消し、送受信
回路18との電気的整合を取るため、リード線15とリ
ード線17間に直列に接続されたコイル16を配置す
る。
いて、以下その特性について説明する。圧電板11は超
音波放射側に被検体と音響的整合を取るため、整合層1
2を配置する。圧電板11は背面側の不要な超音波を減
衰させるため、バッキング材13を配置する。また、圧
電板11は容量成分有し、リード線14、リード線1
5、リード線17は分布定数として存在する分布容量を
有し、超音波探触子全体では、大きな容量成分をもつ。
このため圧電板11の微弱な受信信号は送受信回路18
に到達するまでに減衰を受けSN比が悪化してしまう。
そこで超音波探触子が有す容量成分を打ち消し、送受信
回路18との電気的整合を取るため、リード線15とリ
ード線17間に直列に接続されたコイル16を配置す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、血管内に挿入して血管内超音波診断を行
なう小型超音波プローブに用いる場合、例えば冠状動脈
に挿入する場合、プローブの外径をφ2mm以下にする
必要があり、超音波探触子を配置する空間が非常に狭
く、電気的整合を取るためのコイルを配置することが困
難であるという課題を有していた。
来の構成では、血管内に挿入して血管内超音波診断を行
なう小型超音波プローブに用いる場合、例えば冠状動脈
に挿入する場合、プローブの外径をφ2mm以下にする
必要があり、超音波探触子を配置する空間が非常に狭
く、電気的整合を取るためのコイルを配置することが困
難であるという課題を有していた。
【0006】本発明は上記従来技術の課題を解決するも
ので、小型超音波プローブ内にコイルを配置する空間を
必要としない超音波探触子を提供することを目的とす
る。
ので、小型超音波プローブ内にコイルを配置する空間を
必要としない超音波探触子を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、圧電材と、圧電材の背面側に設けられた強
磁性体からなるバッキング材と、バッキング材に巻き付
けられたコイル状リード線を有している。
に本発明は、圧電材と、圧電材の背面側に設けられた強
磁性体からなるバッキング材と、バッキング材に巻き付
けられたコイル状リード線を有している。
【0008】
【作用】本発明は上記構成によって、超音波探触子と送
受信回路の電気的整合を取る性能を有し、小型超音波プ
ローブ内の非常に狭い空間に配置可能な小型超音波探触
子を得ることができる。
受信回路の電気的整合を取る性能を有し、小型超音波プ
ローブ内の非常に狭い空間に配置可能な小型超音波探触
子を得ることができる。
【0009】
(実施例1)以下、本発明の第1の実施例について、図
面を参照しながら説明する。
面を参照しながら説明する。
【0010】図1は本発明の第1の実施例における超音
波探触子の斜視図である。図1において、1は圧電板、
2は圧電板1の超音波放射側に設けられた整合層、3は
圧電板1の背面側に設けられたバッキング材、4は圧電
板1の整合層2側に接続されたリード線、5は圧電板1
のバッキング材3側に接続されたリード線、6はバッキ
ング材3に巻き付けられリード線5に直列に接続された
コイル部、7はコイル部6に接続されたリード線であ
る。
波探触子の斜視図である。図1において、1は圧電板、
2は圧電板1の超音波放射側に設けられた整合層、3は
圧電板1の背面側に設けられたバッキング材、4は圧電
板1の整合層2側に接続されたリード線、5は圧電板1
のバッキング材3側に接続されたリード線、6はバッキ
ング材3に巻き付けられリード線5に直列に接続された
コイル部、7はコイル部6に接続されたリード線であ
る。
【0011】以上のように構成された超音波探触子につ
いて、図1を参照してその特性について説明する。ま
ず、圧電板1の超音波を放射する面には、圧電板1と被
検体の音響的整合を取るため整合層1を設ける。圧電板
1の背面には、例えば強磁性体の粉末を混入した強磁性
体からなる、背面方向の不要な超音波を減衰可能なバッ
キング材3を設ける。このバッキング材3がソレノイド
コイルの磁心となるよう、バッキング材3の外周に信号
線を巻き付けてコイル部6を設ける。圧電板1は容量成
分を有し、リード線4、リード線5、リード線7は分布
定数として存在する分布容量を有す。そこで、これらの
容量成分を打ち消すため、バッキング材3に混入する強
磁性体の種類と量、バッキング材3に巻き付けるコイル
部6の巻き数、コイル部3の巻き形を調整し、圧電板1
に対し直列に磁心入りコイルを配置する。
いて、図1を参照してその特性について説明する。ま
ず、圧電板1の超音波を放射する面には、圧電板1と被
検体の音響的整合を取るため整合層1を設ける。圧電板
1の背面には、例えば強磁性体の粉末を混入した強磁性
体からなる、背面方向の不要な超音波を減衰可能なバッ
キング材3を設ける。このバッキング材3がソレノイド
コイルの磁心となるよう、バッキング材3の外周に信号
線を巻き付けてコイル部6を設ける。圧電板1は容量成
分を有し、リード線4、リード線5、リード線7は分布
定数として存在する分布容量を有す。そこで、これらの
容量成分を打ち消すため、バッキング材3に混入する強
磁性体の種類と量、バッキング材3に巻き付けるコイル
部6の巻き数、コイル部3の巻き形を調整し、圧電板1
に対し直列に磁心入りコイルを配置する。
【0012】以上のように本実施例によれば、圧電材1
の背面側に強磁性体からなるバッキング材3を設け、こ
のバッキング材3にコイル状に信号線を巻き付けること
により、外径を大きく増加させることなく超音波探触子
が有す容量成分を打ち消すインダクタンス成分を有す超
音波探触子を簡便に構成することができる。
の背面側に強磁性体からなるバッキング材3を設け、こ
のバッキング材3にコイル状に信号線を巻き付けること
により、外径を大きく増加させることなく超音波探触子
が有す容量成分を打ち消すインダクタンス成分を有す超
音波探触子を簡便に構成することができる。
【0013】なお、第1の実施例においてコイル部6を
圧電板1に対し直列に接続したが、図2の第2の実施例
に示すように、コイル部6をリード線4、リード線5に
接続することにより、圧電板1に対し並列に接続できる
ことは言うまでもない。
圧電板1に対し直列に接続したが、図2の第2の実施例
に示すように、コイル部6をリード線4、リード線5に
接続することにより、圧電板1に対し並列に接続できる
ことは言うまでもない。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明は、圧電材と、圧電
材の背面側に設けられた強磁性体からなるバッキング材
と、バッキング材に巻き付けられたコイル状リード線を
設けることにより、超音波探触子と送受信回路の電気的
整合を取る性能を有し、小型超音波プローブ内の非常に
狭い空間に配置することができる優れた小型超音波探触
子を実現できるものである。
材の背面側に設けられた強磁性体からなるバッキング材
と、バッキング材に巻き付けられたコイル状リード線を
設けることにより、超音波探触子と送受信回路の電気的
整合を取る性能を有し、小型超音波プローブ内の非常に
狭い空間に配置することができる優れた小型超音波探触
子を実現できるものである。
【図1】本発明の第1の実施例における超音波探触子の
斜視図
斜視図
【図2】本発明の第2の実施例における超音波探触子の
斜視図
斜視図
【図3】従来の超音波探触子の斜視図
1 圧電板 2 整合層 3 バッキング材 4 リード線 5 リード線 6 コイル部 7 リード線 11 圧電板 12 整合層 13 バッキング材 14 リード線 15 リード線 16 コイル部 17 リード線 18 送受信回路
Claims (1)
- 【請求項1】 圧電材の超音波放射側に設けられた整合
層と、前記圧電材の背面側に設けられた強磁性体からな
るバッキング材と、前記バッキング材に巻き付けられた
コイル状リード線と、前記圧電材と前記コイル状リード
線と送受波回路を接続するリード線とを備えた超音波探
触子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34603391A JPH05176928A (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 超音波探触子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34603391A JPH05176928A (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 超音波探触子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05176928A true JPH05176928A (ja) | 1993-07-20 |
Family
ID=18380683
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34603391A Pending JPH05176928A (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 超音波探触子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05176928A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003052697A (ja) * | 2001-08-20 | 2003-02-25 | Fuji Photo Optical Co Ltd | 超音波プローブ |
JP2003061962A (ja) * | 2001-08-24 | 2003-03-04 | Fuji Photo Optical Co Ltd | 超音波プローブ |
-
1991
- 1991-12-27 JP JP34603391A patent/JPH05176928A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003052697A (ja) * | 2001-08-20 | 2003-02-25 | Fuji Photo Optical Co Ltd | 超音波プローブ |
JP4674425B2 (ja) * | 2001-08-20 | 2011-04-20 | 富士フイルム株式会社 | 超音波プローブ |
JP2003061962A (ja) * | 2001-08-24 | 2003-03-04 | Fuji Photo Optical Co Ltd | 超音波プローブ |
JP4674426B2 (ja) * | 2001-08-24 | 2011-04-20 | 富士フイルム株式会社 | 超音波プローブ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4899757A (en) | Ultrasound imaging probe with zero dead space | |
US8175682B2 (en) | Transducer/sensor assembly | |
US5002058A (en) | Ultrasonic transducer | |
US4862893A (en) | Ultrasonic transducer | |
US20120245457A1 (en) | Ultrasound imaging catheters and guidewires with non-interfering and coordinated position and orientation sensors | |
EP1945103B1 (en) | System for reducing noise in an imaging catheter system | |
US8506493B2 (en) | Imaging transducer assembly | |
CA2319615A1 (en) | Annular array ultrasound catheter | |
CA2457334A1 (en) | Systems and methods for magnetic resonance imaging elastography | |
JP3825800B2 (ja) | 内部照明超音波像形成カテーテル | |
JPH05176928A (ja) | 超音波探触子 | |
US7314448B2 (en) | Imaging transducer assembly | |
US4958327A (en) | Ultrasonic imaging apparatus | |
JP2798785B2 (ja) | 超音波探触子 | |
JPH05184572A (ja) | 超音波探触子 | |
JPH05184571A (ja) | 超音波探触子 | |
JP2799883B2 (ja) | 超音波探触子 | |
JPH03297460A (ja) | 医用超音波診断装置 | |
JPH0353938B2 (ja) | ||
JPS6150555A (ja) | 超音波探触子 |