JPH0517428Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0517428Y2 JPH0517428Y2 JP1986025297U JP2529786U JPH0517428Y2 JP H0517428 Y2 JPH0517428 Y2 JP H0517428Y2 JP 1986025297 U JP1986025297 U JP 1986025297U JP 2529786 U JP2529786 U JP 2529786U JP H0517428 Y2 JPH0517428 Y2 JP H0517428Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- camshaft
- slit
- lubricating oil
- distributor
- cylinder head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 claims description 14
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 1
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、四サイクルエンジンのデイストリ
ビユーター駆動装置の改良に関する。
ビユーター駆動装置の改良に関する。
四サイクルエンジンでは、クランクシヤフトに
連動するカムシヤフトの一端に連結金具を取付け
て、デイストリビユーター軸を連結して駆動する
ようにしたものがある(例えば、実開昭58−
180307号公報参照、実公昭59−16490号公報参
照)。これらの装置は、連結金具や連結歯車が必
要で、潤滑オイルを通す孔を穿設する等、構造が
複雑で、加工工数がかかつて製造コストが高くつ
き、また潤滑オイルの回収が充分に行なわれない
という不都合な点があつた。
連動するカムシヤフトの一端に連結金具を取付け
て、デイストリビユーター軸を連結して駆動する
ようにしたものがある(例えば、実開昭58−
180307号公報参照、実公昭59−16490号公報参
照)。これらの装置は、連結金具や連結歯車が必
要で、潤滑オイルを通す孔を穿設する等、構造が
複雑で、加工工数がかかつて製造コストが高くつ
き、また潤滑オイルの回収が充分に行なわれない
という不都合な点があつた。
この考案は、カムシヤフト端にスリツトを設け
た鍔を一体に形成し、スリツトをデイストリビユ
ーター軸の嵌合せに用いると共に、潤滑オイルの
通路に兼用できて、構造簡単で安価にでき、潤滑
オイルの回収も十分に行なわれる四サイクルエン
ジンのデイストリビユーター駆動装置を得ること
を目的とする。
た鍔を一体に形成し、スリツトをデイストリビユ
ーター軸の嵌合せに用いると共に、潤滑オイルの
通路に兼用できて、構造簡単で安価にでき、潤滑
オイルの回収も十分に行なわれる四サイクルエン
ジンのデイストリビユーター駆動装置を得ること
を目的とする。
以下、本考案を図面に示す実施例によつて説明
する。
する。
カムシヤフト1は、シリンダーヘツド2に軸架
され、タイミングベルト又はチエンでクランクシ
ヤフトに連結され、クランクシヤフトに連動して
回転する。そして、カム3の回転によつて、吸気
や排気用の傘形弁4をバネに抗して押し下げて開
閉する。カムシヤフト1の一端には、2つの半円
に分割するスリツト5を設けた鍔6を一体に切削
加工により形成してある。シリンダーヘツド2の
カムシヤフト1の軸架部には、オイルポンプに通
じる潤滑オイル孔7が設けてある。デイストリビ
ユーターハウジング8は、シリンダーヘツド2の
側面にガスケツト9を挟んで合せ、ボルトで締着
する。そして、鍔6をシリンダーヘツド2とデイ
ストリビユーターハウジング8で挟んで、カムシ
ヤフト1のスラスト受けとしてある。デイストリ
ビユーター軸10の端には、左右に突起11が設
けてあり、突起11をスリツト5に嵌合て、回転
伝達させる。潤滑オイル孔7の潤滑オイルは、軸
架部を潤滑して両側に流れ、一方はスリツト5を
通つてスラスト受けとしても機能する鍔6の両面
を潤滑すると共に、デイストリビユーターハウジ
ング8内に入り、デイストリビユーター軸10等
を潤滑し、余分な潤滑オイルは再びスリツト5か
らカムシヤフト1の芯孔12を通つて回収される
ようにしてある。
され、タイミングベルト又はチエンでクランクシ
ヤフトに連結され、クランクシヤフトに連動して
回転する。そして、カム3の回転によつて、吸気
や排気用の傘形弁4をバネに抗して押し下げて開
閉する。カムシヤフト1の一端には、2つの半円
に分割するスリツト5を設けた鍔6を一体に切削
加工により形成してある。シリンダーヘツド2の
カムシヤフト1の軸架部には、オイルポンプに通
じる潤滑オイル孔7が設けてある。デイストリビ
ユーターハウジング8は、シリンダーヘツド2の
側面にガスケツト9を挟んで合せ、ボルトで締着
する。そして、鍔6をシリンダーヘツド2とデイ
ストリビユーターハウジング8で挟んで、カムシ
ヤフト1のスラスト受けとしてある。デイストリ
ビユーター軸10の端には、左右に突起11が設
けてあり、突起11をスリツト5に嵌合て、回転
伝達させる。潤滑オイル孔7の潤滑オイルは、軸
架部を潤滑して両側に流れ、一方はスリツト5を
通つてスラスト受けとしても機能する鍔6の両面
を潤滑すると共に、デイストリビユーターハウジ
ング8内に入り、デイストリビユーター軸10等
を潤滑し、余分な潤滑オイルは再びスリツト5か
らカムシヤフト1の芯孔12を通つて回収される
ようにしてある。
カムシヤフト1端の鍔6は、シリンダーヘツド
2とデイストリビユーターハウジング8の間に挟
まれて、カムシヤフト1のスラスト受けになつて
いる。そして、鍔6の部分に設けたスリツト5
は、デイストリビユーター軸10端の左右の突起
11が嵌合されて、カムシヤフト1と一体にデイ
ストリビユーター軸10が回転する。そして、ス
リツト5は、潤滑オイル孔7から鍔6の両面およ
びデイストリビユーターハウジング8側に潤滑オ
イルが流れる通路にもなり、デイストリビユータ
ー軸10が、十分潤滑され、また余分な潤滑オイ
ルは再びスリツト5を通り芯孔12を経て回収さ
れる。
2とデイストリビユーターハウジング8の間に挟
まれて、カムシヤフト1のスラスト受けになつて
いる。そして、鍔6の部分に設けたスリツト5
は、デイストリビユーター軸10端の左右の突起
11が嵌合されて、カムシヤフト1と一体にデイ
ストリビユーター軸10が回転する。そして、ス
リツト5は、潤滑オイル孔7から鍔6の両面およ
びデイストリビユーターハウジング8側に潤滑オ
イルが流れる通路にもなり、デイストリビユータ
ー軸10が、十分潤滑され、また余分な潤滑オイ
ルは再びスリツト5を通り芯孔12を経て回収さ
れる。
以上説明したように、この考案は、シリンダー
ヘツドに軸架してクランクシヤフトに連動して回
転させるカムシヤフトの一端に2つの半円に分割
するスリツトを設けた鍔を一体に形成し、鍔をシ
リンダーヘツドの端面とデイストリビユーターハ
ウジングの間に挟んでカムシヤフトのスラスト受
けとし、スリツトにデイストリビユーター軸端の
左右の突起を嵌合せて連結すると共に、スリツト
を潤滑オイル通路にしたので、カムシヤフト端の
鍔部分に設けたスリツトが、デイストリビユータ
ー軸との連結部と潤滑オイル通路を兼ねることが
できて、構造簡単で加工個所が少なく安価に製作
できるようになる。又、スリツトが鍔を2つの半
円に分割するように設けてあるので、切削が容易
にでき、潤滑オイルが十分に行きわたり、また回
収も円滑に行うことができる。
ヘツドに軸架してクランクシヤフトに連動して回
転させるカムシヤフトの一端に2つの半円に分割
するスリツトを設けた鍔を一体に形成し、鍔をシ
リンダーヘツドの端面とデイストリビユーターハ
ウジングの間に挟んでカムシヤフトのスラスト受
けとし、スリツトにデイストリビユーター軸端の
左右の突起を嵌合せて連結すると共に、スリツト
を潤滑オイル通路にしたので、カムシヤフト端の
鍔部分に設けたスリツトが、デイストリビユータ
ー軸との連結部と潤滑オイル通路を兼ねることが
できて、構造簡単で加工個所が少なく安価に製作
できるようになる。又、スリツトが鍔を2つの半
円に分割するように設けてあるので、切削が容易
にでき、潤滑オイルが十分に行きわたり、また回
収も円滑に行うことができる。
図は本考案の一実施例を示し、第1図は縦断面
図、第2図はカムシヤフトの端面図である。 1……カムシヤフト、2……シリンダーヘツ
ド、5……スリツト、6……鍔、8……デイスト
リビユーターハウジング、10……デイストリビ
ユーター軸、11……突起。
図、第2図はカムシヤフトの端面図である。 1……カムシヤフト、2……シリンダーヘツ
ド、5……スリツト、6……鍔、8……デイスト
リビユーターハウジング、10……デイストリビ
ユーター軸、11……突起。
Claims (1)
- シリンダーヘツドに軸架してクランクシヤフト
に連動して回転させるカムシヤフトの一端に、2
つの半円に分割するスリツトを設けた鍔を一体に
形成し、該鍔をシリンダーヘツドの端面とデイス
トリビユーターハウジングの間で挟んでカムシヤ
フトのスラスト受けとし、スリツトにデイストリ
ビユーター軸端の左右の突起を嵌合すると共に、
スリツトを潤滑オイルの通路にしたことを特徴と
する四サイクルエンジンのデイストリビユーター
駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986025297U JPH0517428Y2 (ja) | 1986-02-24 | 1986-02-24 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986025297U JPH0517428Y2 (ja) | 1986-02-24 | 1986-02-24 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62137385U JPS62137385U (ja) | 1987-08-29 |
JPH0517428Y2 true JPH0517428Y2 (ja) | 1993-05-11 |
Family
ID=30825318
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986025297U Expired - Lifetime JPH0517428Y2 (ja) | 1986-02-24 | 1986-02-24 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0517428Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6036580B2 (ja) * | 1982-08-26 | 1985-08-21 | 富士通株式会社 | 液晶表示パネルの製造方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58151367U (ja) * | 1982-04-05 | 1983-10-11 | 株式会社日立製作所 | 点火装置のカツプリング |
JPS6036580U (ja) * | 1983-08-19 | 1985-03-13 | 三菱電機株式会社 | 配電器回転軸軸受装置 |
JPS6166669U (ja) * | 1984-10-06 | 1986-05-07 |
-
1986
- 1986-02-24 JP JP1986025297U patent/JPH0517428Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6036580B2 (ja) * | 1982-08-26 | 1985-08-21 | 富士通株式会社 | 液晶表示パネルの製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62137385U (ja) | 1987-08-29 |
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