JPH05173515A

JPH05173515A - 画像情報の表示・制御方式

Info

Publication number: JPH05173515A
Application number: JP3211568A
Authority: JP
Inventors: Takashi Hasegawa; 長谷川　　隆; Akihiro Noda; 昭宏野田
Original assignee: Nomura Research Institute Ltd
Current assignee: Nomura Research Institute Ltd
Priority date: 1991-07-29
Filing date: 1991-07-29
Publication date: 1993-07-13

Abstract

(57)【要約】［目的］複数台の入力端末と複数台の統合化端末を結
び付け、統合化端末の１つの画面上において選択した複
数の入力端末をウインドウ表示させ、入力端末を制御す
ることができるようにせんとするものである。［構成］複数台の入力端末と、該入力端末にそれぞれ
接続され画像信号とキーボードマウス信号を分離し規格
化して送り出す複数台の端末インターフェースと、複数
台の端末インターフェースからの画像信号を多重化する
画像信号多重化手段と、複数台の統合化端末と、画像信
号多重化手段と統合化端末を接続する共通伝送路と、任
意段数の分岐装置とからなり、統合化端末はチャンネル
セレクタ、復調器、メモリ展開部、画像受信用メモリ並
びにプロセッサを含む画像受信・処理ボードと、選択さ
れた任意の複数の入力端末画面を統合化端末自身の画面
と共にウインドウ表示し得るディスプレイとを有し、統
合化端末のディスプレイ上に任意の選択された複数の入
力端末画面をウインドウ表示し、さらに統合化端末から
入力端末を操作・制御するようにしたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】複数の入力端末と複数の統合化端
末とを結んで、任意の統合化端末から任意の複数の入力
端末を選択し、１つの画面上にウインドウ表示させて表
示、制御するようにした画像情報の表示・制御方式に関
する。

【０００２】

【従来の技術】金融機関、証券会社等のトレーディング
ルームにおいては、そのスペースの節約上、複数台の入
力端末のうちの選択された任意の画面を統合化端末上に
１つ又は複数同時に表示したり、或はそれを切り替えた
り、更には統合化端末から画面上に表示された入力端末
のキーボード、マウス等を制御したりすることが望まれ
ている。

【０００３】従来、統合化端末の複数のディスプレイと
複数の入力端末との間には単純なビデオマトリックスス
イッチを介して接続する方式が用いられているが、マト
リックスのサイズが大きくなるとスイッチ装置が巨大と
なり、又信号ケーブル数も多くなる欠点があった。

【０００４】これに代わって、複数の入力端末の画像情
報信号をそれぞれのフレーム同期信号に同期して対応す
る複数のフレームメモリに蓄積し、複数のフレームメモ
リから伝送用同期信号により情報を取り出して共通伝送
路に多重化して送出し、該共通伝送路に接続された複数
の統合化端末が多重化された信号から対応する所要の信
号を取り出して、該複数の統合化端末内のフレームメモ
リに受信するようにした方式が特開昭６３−９７０７５
号公報により開示されている。

【０００５】しかしながら、この方式による場合、入力
端末側と統合化端末側の両方に画像処理用のメモリ、プ
ロセッサが必要となり、必然的に高価な装置となると共
に、１つの統合化端末のディスプレイに同時に複数の入
力端末の画像を表示することが出来ず、ｎ個の入力端末
画面を同時に表示する場合、ｎ個のディスプレイが必要
であった。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】この発明は、複数台の
入力端末と複数台の統合化端末を結び付け、統合化端末
の１つの画面上において選択した複数の入力端末をウイ
ンドウ表示させるようにせんとするものである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明が採った手段は、複数台の入力端末(１)
と、該入力端末(１)にそれぞれ接続され画像信号とキー
ボードマウス信号を分離し規格化して送り出す複数台の
端末インターフェース(２)と、複数台の端末インターフ
ェース(２)からの画像信号を多重化する画像信号多重化
手段(５)と、複数台の統合化端末(８)と、画像信号多重
化手段(５)と統合化端末(８)を接続する共通伝送路(６)
と、任意段数の分岐装置(７)とからなり、統合化端末
(８)はチャンネルセレクタ(10)、復調器(11)、メモリ展
開部(12)、画像受信用メモリ(13)並びにプロセッサ(14)
を含む画像受信・処理ボード(９)と、選択された任意の
複数の入力端末画面を統合化端末自身の画面と共にウイ
ンドウ表示し得るディスプレイ(15)とを有し、統合化端
末(８)のディスプレイ(15)上に任意の選択された複数の
入力端末画面をウインドウ表示し、さらに統合化端末か
ら入力端末を操作・制御するようにしたことを特徴とす
る。

【０００８】

【実施例】図１はこの発明に係る方式の全体の構成を示
し、複数の入力端末（１₁〜１_m）は、それぞれ各入力端
末(１)に対応する複数の端末インターフェースボード
（２₁〜２_m）に接続され、端末インターフェースボード
(２)で画像信号とキーボード、マウス信号に分離され
る。画像信号は各端末インターフェースボード(２)上の
画像処理部(３)においてリアルタイムに規格化される。
複数の端末インターフェースボード(２)は１つの画像信
号多重化手段(５)に接続されており、全ての端末インタ
ーフェースボード(２)から送られて来る規格化された画
像信号を共通伝送路(６)の上に多重化して送り出す。共
通伝送路(６)は適宜複数段に構成された分岐装置(７)を
介して、統合化端末(８)の画像受信・処理ボード(10)に
接続されており、共通伝送路(６)で送られて来た多重化
された全ての入力端末画像信号は、統合化端末(８)の画
像受信・処理ボード(９)に取り込まれる。統合化端末
(８)は任意の複数台(８₁〜８_n）が配置される。画像受
信・処理ボード(９)では端末インターフェースボード
(２)により規格化されて伝送されて来るさまざまな入力
端末からの画像信号が統一的に処理され、チャンネルセ
レクタ(10)により全入力端末(１)の画像信号の１つが選
択され、復調されメモリ展開されて、画像データとして
画像受信用メモリ(13)中に保存されると共に、適宜更新
される。

【０００９】統合化端末(８)上の複数の画像受信・処理
ボード（９₁〜９_k）の画像受信用メモリ(13)に再生保存
された画像データ(16)(17)は、統合化端末(８)自身の画
面(18)と共にディスプレイ(15)上でウインドウ表示され
る。

【００１０】端末インターフェースボード(２)は、画像
処理部(３)とキーボード・マウス信号処理部(４)から成
り、画像処理部(３)は複数の入力端末(１)から入って来
る信号を受け取ることの出来る電気的インターフェース
(19)、該電気的インターフェース(19)で受け取った画像
信号をシステム内の標準信号形態に規格化する手段(20)
並びに通信路インターフェース(21)から構成される。入
力端末(１)には、画像信号のモードを複数種類ダイナミ
ックに持ったものがあり、これに対応するため、画像処
理部(３)はある範囲の自動追従性を有するものであるこ
とが好ましい。端末インターフェース(２)の通信路イン
ターフェース(21)から送られて来た規格化された画像信
号を共通伝送路(６)に多重化して送り出す画像信号多重
化手段(５)は例えばコヒーレント光通信による光周波数
多重化方式等の、電気、電波、光等を信号媒体として用
い、ＡＭやＦＭ、ＰＭ等を用いた周波数多重、波長多
重、時分割多重、スペクトラム拡散方式による多重化方
式等であるが、従来の公知の手段であるので、詳細は省
略する。

【００１１】又、共通伝送路(６)は、同軸ケーブル等の
導線、導波管、空中線、光ファイバ等であり、上記した
種々の多重化方式に対応した伝送路が知られており、公
知であるので詳細は触れない。

【００１２】端末インターフェースボード(２)上のキー
ボード・マウス信号処理部(４)で分離されたキーボード
・マウス信号はそれぞれの端末インターフェースボード
(２)を介して端末アクセスサーバ(22)との間でやりとり
される。端末アクセスサーバ(22)はＬＡＮ(23)を介して
統合化端末(８)と信号のやりとりが行われる。統合化端
末(８)から入力端末(１)のキーボード・マウスの操作を
可能とするため、統合化端末(８)のディスプレイ(15)上
に表示されている入力端末のうちの任意の選択された入
力端末のキーボード・マウスのエミュレーションが行わ
れている。

【００１３】統合化端末(８)は、前述の画像受信・処理
ボード(９)、ディスプレイ(15)の他、画像フレームメモ
リ(24)、ビデオ信号化手段(25)を含み、更にＬＡＮ(23)
を介してやりとりするキーボード・マウス信号の制御の
ために、メインメモリ(26)、画像制御プロセッサ(27)、
ＣＰＵ(28)、キーボード・マウス(29)、インターフェー
ス(30)等を有し、これらは画像データバス(31)、システ
ムバス(32)で接続される。

【００１４】

【作用】端末インターフェースボードにより複数の入
力端末からのディスプレイ信号とキーボード・マウス信
号が分離され、画像信号は画像信号多重化により個別若
しくは同時に伝送される。入力端末の画像信号は標準の
信号に規格化されて伝送され、統合化端末の画像受信・
処理ボードにおいてメモリ展開され画像受信用メモリに
取り込まれ、統合化端末のディスプレイ上に任意の入力
端末の画面の一部又は全部を統合化端末独自の画面と共
にウインドウ表示することが出来る。又、キーボード・
マウス信号は端末アクセスサーバを介しさらにＬＡＮを
介して統合化端末と通信され、統合化端末のディスプレ
イ上に表示されている入力端末のうちの任意の選択され
た入力端末のキーボード・マウスのエミュレーションが
行われているので、統合化端末側から選択した任意の入
力端末を表示、操作、制御することが出来る。

【００１５】

【発明の効果】この発明によれば、複数台の入力端末と
複数台の統合化端末を結び付けて任意に選択した一台の
統合化端末の１つのディスプレイにおいて、任意に選択
した複数台の入力端末を表示、操作、制御することが出
来る。従来のようにビデオマトリックススイッチも不要
であり、また統合化端末の画像受信・処理ボードのみに
画像処理用のメモリ、プロセッサ等が必要であり、入力
端末側の端末インターフェースボードと統合化端末の画
像受信・処理ボードの両方には必要としないので、シス
テム構成コストが安価となる。統合化端末の１つの画面
上において選択した複数の入力端末をウインドウ表示
し、更にキーボード・マウス制御も行うようにしてある
ので、統合化端末上で複数の入力端末を切り替えて使用
することが出来ると共に、統合化端末の増移設を容易に
行うことが出来る。

【図面の簡単な説明】

図１この発明の構成を示すブロック図

【符号の説明】

(１) 入力端末 (２) 端末インターフェースボード (３) 画像処理部 (４) キーボード・マウス信号処理部 (５) 画像信号多重化手段 (６) 共通伝送路 (７) 分岐装置 (８) 統合化端末 (９) 画像受信・処理ボード (10) チャンネルセレクタ (11) 復調器 (12) メモリ展開部 (13) 画像受信用メモリ (14) プロセッサ (15) ディスプレイ (16) 画像データ１ (17) 画像データ２ (18) 画面 (19) 電気的インターフェース (20) 画像規格化手段 (21) 通信路インターフェース (22) 端末アクセスサーバ (23) ＬＡＮ (24) 画像フレームメモリ (25) ビデオ信号化手段 (26) メインメモリ (27) 画像制御プロセッサ (28) ＣＰＵ (29) キーボード・マウス (30) インターフェース (31) 画像データバス (32) システムバス

Claims

【特許請求の範囲】

複数台の入力端末(１)と、該入力端末(１)にそれぞれ接
続され画像信号とキーボードマウス信号を分離し規格化
して送り出す複数台の端末インターフェース(２)と、複
数台の端末インターフェース(２)からの画像信号を多重
化する画像信号多重化手段(５)と、複数台の統合化端末
(８)と、画像信号多重化手段(５)と統合化端末(８)を接
続する共通伝送路(６)と、任意段数の分岐装置(７)とか
らなり、統合化端末(８)はチャンネルセレクタ(10)、復
調器(11)、メモリ展開部(12)、画像受信用メモリ(13)並
びにプロセッサ(14)を含む画像受信・処理ボード(９)
と、選択された任意の複数の入力端末画面を統合化端末
自身の画面と共にウインドウ表示し得るディスプレイ(1
5)とを有し、統合化端末(８)のディスプレイ(15)上に任
意の選択された複数の入力端末画面をウインドウ表示
し、さらに統合化端末から入力端末を操作・制御するよ
うにしたことを特徴とする画像情報の表示・制御方式。