JPH05173297A - 高感度感光材料用保存容器 - Google Patents

高感度感光材料用保存容器

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JPH05173297A
JPH05173297A JP34525391A JP34525391A JPH05173297A JP H05173297 A JPH05173297 A JP H05173297A JP 34525391 A JP34525391 A JP 34525391A JP 34525391 A JP34525391 A JP 34525391A JP H05173297 A JPH05173297 A JP H05173297A
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wall
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radiation
natural radiation
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寿彦 木村
Tomomichi Shigematsu
友道 重松
Masaru Iwagaki
賢 岩垣
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    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、自然放射線に感光材料が
直接暴露されることのない構造の通気孔を有する高感度
感光材料用保存容器を提供することにある。 【構成】 この発明は通気孔の外側開口部から任意の角
度で侵入する全ての自然放射線が少なくとも1回反射す
る内壁を有する通気孔を備えると共に、自然放射線が容
器壁を貫通する最短距離が、自然放射線を遮蔽するのに
十分な実質長さであることを特徴とする。 【効果】 この発明の容器内に高感度感光材料を収容す
ると、自然放射線による暴露が防止され、長期間の保存
が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高感度感光材料用保存容
器に関し、特に自然放射線に感光材料が直接暴露される
ことのない構造の通気孔を有する高感度感光材料用保存
容器に関する。
【0002】
【従来技術と発明が解決しようとする課題】高感度感光
材料は写真フィルム等の分野をはじめとする広い分野で
使用されている有用な材料である。しかし、高感度感光
材料には感光よる劣化・老化を起こし易くて保存が難し
いという欠点がある。したがって、感光による劣化・老
化を防ぎつつ、目的の期間、感光材料を良好な状態で保
存することの必要性が高く、これを達成することが重要
な課題となっている。
【0003】ところで、感光材料の保存中の劣化・老化
は、空気中に存在する自然放射線による感光が主な原因
である。この自然放射線には、宇宙線と放射性同位元素
に由来する放射線とがある。前記宇宙線には、一次宇宙
線と二次宇宙線とがある。一次宇宙線は、宇宙から飛来
する宇宙線で、銀河系に由来するエネルギーの高い部分
(1〜1020MeV)と太陽に由来されるエネルギーの
低い部分(1〜数百MeV)とからなる。二次宇宙線
は、一次宇宙線が大気と衝突して発生する二次的粒子線
であり、例えば、電子、陽電子、パイオン、ミューオ
ン、ニュートリノ、γ線(高エネルギー)、中性子線等
である。これらの中で、感光材料に影響を与えるのは中
性子線とγ線とであり、γ線をはじめこれらの宇宙線は
主に上方から飛来する。
【0004】前記放射性同位元素に由来する放射線に
は、天然に、単独あるいは人体内に存在する放射性同位
元素に由来するものがある。天然に存在する放射性同位
元素としては、ウラン系列、アクチニウム系列、トリウ
ム系列の壊変系列中にあるRa−226、Rn−22
2、U−233、Th−232等が地上の岩石、土壌等
の中に微量ながら存在し、これらに由来する放射線に
は、α線、β線、γ線がある。
【0005】単独に存在する放射性同位元素としては、
K−40、Rb−87、Lu−176、C−40等があ
り、中でもK−40は人体の中に存在し、β線、γ線と
を放出している。これらの中で、感光材料に影響を与え
るのはγ線であり、このγ線は身の回りから飛来するも
のが多い。
【0006】上記の自然放射線(特にγ線)から高感度
感光材料を保護するには、遮蔽材料を適切に選び、適切
な厚みの保存容器を作成すれば良いはずである。しか
し、感光材料を良好な状態で長期保存するには、前記自
然放射線を防ぐだけでは足りず、温度や湿度等の保存条
件も適切に維持しなければならないので、保存容器には
容器内の温湿度を調節するための通気孔が必要である。
【0007】従来の保存容器の通気孔は、自然放射線の
遮蔽という観点からは深く検討されておらず、直線の円
筒状であったりしたため、容器の厚みを十分な厚みにし
たとしても、自然放射線が通気孔から容器内に直接入射
して感光材料を感光・劣化させてしまうという欠点があ
り、前記のような通気孔を設けた従来の保存容器では感
光材料の長期保存ができないという問題があった。ま
た、最近の感光材料の高感度化に伴い、感光材料の保存
容器内での保存中の劣化は更に深刻な問題となった。本
発明は、前記問題を解消することを目的にする。すなわ
ち、本発明の目的は、高感度感光材料の長期保存が可能
な保存容器を提供することを目的にする。
【0008】
【前記課題を解決するための手段】前記課題を解決する
ための本発明の高感度感光材料用保存容器は、通気孔の
外側開口部から任意の角度で侵入する全ての自然放射線
が少なくとも1回反射する内壁を有する通気孔を備える
と共に、自然放射線が容器壁を貫通する最短距離が、自
然放射線を遮蔽するのに十分な実質長さであることを特
徴とする。
【0009】
【作用】以下に上述した高感度感光体保存容器の作用を
説明する。本発明においては、通気孔の外側開口部から
入射する自然放射線が内側開口部から容器内に出射する
に際し、必ず、通気孔の内壁に少なくとも1回反射する
ので、高エネルギーを有するγ線等の自然放射線はその
エネルギーが減弱する。反射による自然放射線のエネル
ギーは、例えば、数MeV程度のγ線では1回の反射に
よってそのエネルギーが約1/5に減弱する。したがっ
て、通気孔の内部の形状がどのようなものでも入射する
自然放射線が少なくとも1回以上反射する構造になって
いるので、自然放射線の感光による高感度感光材料の劣
化・老化が防止される。
【0010】さらに、本発明においては、保存容器の壁
の厚みが、自然放射線が保存容器壁を貫通する最短距離
が自然放射線を遮蔽するのに十分な実質長さであるか
ら、保存容器に浴びせられる自然放射線は、保存容器の
内部に到達するときには、十分に弱い自然放射線量とな
っている。その結果、本発明の高感度感光材料用保存容
器に収納することにより、高感度感光材料が長期間に渡
って感光することなく保存される。
【0011】なお、前記実質的長さとは、保存容器を形
成する壁体を通過する距離をいう。すなわち、例えば、
自然放射線は、保存容器の外表面から保存容器の壁内に
貫入してから通気孔の中に出射し、通気孔内を横断して
から、通気孔の内壁から保存容器の内壁内に再度貫入
し、保存容器内に出射する。このような自然放射線の貫
通経路においては、前記実質的長さとは、保存容器の外
面から通気孔の内壁までの通過経路長さと、通気孔の内
壁から保存容器の内壁に出射するまでの通過経路長との
和である。また、自然放射線が保存容器の外面から入射
してから通気孔の内壁を出射し、次いで通気孔内を横断
してから通気孔の他の内壁から出射し、そのまま通気孔
内を通過して保存容器内に到達するときは、までの直線
bの長さと、入射する通気孔の内壁から出射する通気孔
の内壁までの長さとの和である。このような、保存容器
の壁を通過する自然放射線の最短通過距離を称して、実
質的長さと言う。この実質的長さの、具体的値は、保存
容器を構成する材料に応じて変化する。
【0012】また、保存容器の壁と言う場合、保存容器
を形成するすべての部材を含めてその実質的長さが考慮
される。
【0013】
【実施例】次に、本発明に係る高感度感光材料用保存容
器の実施例について、図面を参照しながら以下に説明す
る。図1および図2は、本発明の原理を示すための説明
図である。図中の記号は全て図1および図2の間で共通
である。高感度感光材料は図中の内側と記載された場所
に保存されることになる。
【0014】本発明の保存容器について以下に説明す
る。図1において、1で示されるのは保存容器であり、
2で示されるのは、保存容器の適宜の箇所に設けられて
いる通気孔である。図1に示すように、本発明において
は、通気孔1は、保存容器2の外側開口部1aから内側
開口部1bに貫通し、しかも、通気孔1の外側開口部1
aから任意の入射角で入射する自然放射線が、通気孔1
の内壁に、少なくとも1回の反射を行ってから、通気孔
1の内側開口部1bから出射する構造を有する限り、そ
の形状には特に制限がない。
【0015】通気孔の内部形状を定めるに当たっては、
通気孔を有する容器の断面図を作成し、通気孔の外側開
口部から入射する任意の直線が、通気孔のいかなる内壁
内にも、当接するかしないかを検討すれば良い。たとえ
ば、図1に示すように、直線dは、通気孔1の外側開口
部1aから入射してから、通気孔1の内壁に1回反射
し、その後に内側開口部1bから保存容器内に出射して
いる。したがって、例えば図1に示す形状の通気孔1
は、本発明で規定する通気孔であるといえる。一方、図
2に示す通気孔1は、その外側開口部1aから内側開口
部1bまでがクランク状になった内部形状を有する。し
かし、直線eは、外側開口部1aから内側開口部1bへ
と、通気孔1の内壁に反射することなく、貫通してい
る。したがって、図2に示す通気孔1を有する保存容器
は、本発明で規定する保存容器ではない。
【0016】このように、本発明で規定する通気孔を有
するか否かは、その通気孔を記載した図面、たとえば、
断面図等により容易に決定することができるし、また、
本発明で規定する通気孔を図面上で検討することにより
容易に設計することができる。
【0017】一方、本発明の保存容器は、自然放射線が
保存容器壁を貫通する最短距離が、自然放射線を遮蔽す
るのに十分な実質長さに調整されている。たとえば、図
1に示すような形状の通気孔に関しては、直線a,b,
cで示される自然放射線のうち、保存容器の壁内を通過
する距離として最短のものは、直線cで表される自然放
射線である。この直線cで示される自然放射線が保存容
器を通過する最短距離は、保存容器の外面から斜めに入
射してから通気孔の内壁に出射するまでの長さと、通気
孔の内壁に斜めに入射してから通気孔の内壁に斜めに出
射するまでの長さとの和である。この長さの和からなる
自然放射線の通過距離において、保存容器の材質に応じ
て、自然放射線が減衰するように、前記通過距離が決定
される。
【0018】この通過最短距離の決定は、保存容器の材
質が決定されると、保存容器の設計図上で容易に決定さ
れる。保存容器の材質としては、鉄、鉛等の金属を初め
として放射線を有効に遮蔽することのできる放射線遮蔽
物質を適宜に選択して使用することができる。
【0019】また、保存容器は、前記各種の材質の内一
種の材質から形成されるものではなく、その保存容器の
形状、機能等に応じて、複数の材質により形成すること
ができる。
【0020】(実施例1)図3は、本発明の保存容器を
示す断面図である。図3に示す保存容器5は、容器本体
6と蓋部材7とを備える。容器本体6は、上方に開口部
を有する鉛製の箱型容器本体8と内部収納室9との間に
断熱材10を充填すると共に、箱型容器本体8の外面か
ら内部収納室9とに貫通する貫通孔11を設け、貫通孔
11の外側開口部には、貫通孔11の外側開口部を覆う
ように配置されると共に外側開口部から外部へと連通す
る溝12を形成することができるように散乱用プロテク
ター13が装着されてなる。また、蓋部材7は、前記箱
型容器本体8の開口部を覆蓋すると共に底面に断熱材1
4を備えてなる。この保存容器1にあっては、前記溝1
2および貫通孔11によって通気孔が形成される。
【0021】この保存容器は温湿度の調整された部屋内
に配置され、温湿度の調整された空気は、前記溝12お
よび貫通孔11を通じて、内部収納室9に侵入すること
ができる。散乱用プロテクター13に設けられた溝12
の長さおよび溝12の開口部の大きさ、貫通孔11の径
の大きさおよび貫通孔11の貫通長さは、溝12の開口
部に任意の角度で入射する自然放射線が、通気孔の内壁
に少なくとも1回反射することができるように、設定さ
れている。また、箱型容器本体8の肉厚は、任意の方向
から照射される自然放射線に対して十分な遮蔽効果を有
する厚さに設定されている。さらに、貫通孔11の開口
部を覆う散乱用プロテクター13の、前記貫通孔11の
軸線方向における肉厚もまた、自然放射線に対して十分
な遮蔽効果を有する厚さに設定されている。
【0022】なお、蓋部材7の長手方向における端面は
回動可能になっていて、箱体の上面を覆蓋する蓋部材7
が水平に移動するときには、その長手方向における端面
が跳ね上がり、円滑に水平移動することができるように
なっている。
【0023】図3に示される高感度感光材料用の保存容
器1によると、自然放射線による感光がないので、保存
容器1内で感光材料が劣化・老化することがなく、しか
も温湿度等の保存条件を適切に制御できるので、高感度
感光材料を長期間にわたって保存することができる。
【0024】(実施例2)図4および図5は、空調され
た室に置かれる、本発明の他の実施例である保存容器を
示す説明図である。同図に示すように、この保存容器2
0は、上方に開口部を有する略直方体状の箱体21と、
その箱体21の上方開口部を覆蓋する蓋部材22とを備
える。この蓋部材22は、前記箱体21の上平面よりも
大きな面積の開口部を下方に向けて開口する。この蓋部
材22は、その両側に突出する軸に回転自在に取りつけ
られた複数の車輪23が、前記箱体21の両側に立設さ
れた複数の支柱24により支持されたレール25上を走
行することにより、前記箱体21の開口部を覆蓋した
り、あるいは、解放したりすることができるようになっ
ている。この蓋体21が、前記箱体21の開口部を覆蓋
するとき、箱体21と蓋部材22との間に間隙26が生
じるようになっている。この間隙26が、本発明におけ
る通気孔である。本実施例においては、前記間隙26に
入射する自然放射線が間隙内を通過するときに、箱体2
1の表面あるいは蓋部材22の表面で少なくとも一回の
反射を生じるように、箱体21および蓋部材22が設計
されている。また、箱体21および蓋部材22の肉厚に
ついても、任意の方向から進行する自然放射線に対して
十分な遮蔽効果を有する厚さとしている。
【0025】なお、図4及び図5に示すように、前記蓋
部材22の走行方向の端面部26は、回動可能になって
いて、蓋部材22の移動に際して、その端面部26が箱
体21に引っかからないように設計されている。
【0026】図4及び図5の高感度感光材料用保存容器
によると、自然放射線による感光がないので、容器内で
感光材料が劣化・老化することがなく、しかも温湿度等
の保存条件を適切に制御できるので、高感度感光材料を
長期間保存することができる。
【0027】(実施例3)図6は冷蔵庫内で保存する本
発明の高感度感光材料用保存容器の他の例である。
【0028】図6に示すように、この高感度感光材料用
保存容器30は比較的小型に形成される。この高感度感
光材料用保存容器30は、蓋部材31と水平断面が方形
になっている筒状部材32と底部材33とで形成され
る。
【0029】この蓋部材31は、放射線遮蔽物質34で
形成され、その表面は合成樹脂35でコーティングされ
ている。蓋部材31の上面には、把手36が設けられて
いる。又蓋部材31の下面の縁には前記筒状部材32の
直径よりも大きなリム37が突出形成される。このリム
37には、水平な貫通孔38が複数開穿されている。更
に又、この蓋部材31の下面には、筒状部材32にこの
蓋部材31を装着したときにこの筒状部材32の上端面
に当接する複数の突起39が設けられている。この突起
39は前記貫通孔38の内側開口部に相対する位置に設
けられ、又、各突起同士は間隔を有して突設されてい
る。
【0030】筒状部材32は、前記蓋部材31と同様に
放射線遮蔽部材34aで形成されると共にその表面には
合成樹脂35aがコーティングされている。
【0031】底部材33は前記蓋部材31と同様に、放
射線遮蔽部材34bで形成されると共にその表面には合
成樹脂35bでコーティングされている。しかもその上
面の縁には、前記筒状部材32の直径よりも大きなリム
37bが突出形成される。このリム37bには、水平な
貫通孔38bが複数開穿されている。更に又、この蓋部
材31の下面には、筒状部材32にこの底部材33を装
着したときにこの筒状部材32の下端面に当接する複数
の突起39bが設けられている。この突起39bは前記
貫通孔38bの内側開口部に相対する位置に設けられ、
又、各突起39b同士は間隔を有して突設されている。
【0032】上記構成の高感度感光材料用収納容器30
は、筒状部材32の上方開口部を覆うように蓋部材31
が装着され、又、筒状部材32の下方開口部を底部材3
3の上面で蓋をするように装着される。そうすると、突
起は、筒状開口部の上端面に当接する。この突起は、前
記水平の貫通孔の内側開口部に向かう位置に設けられて
いるので、この貫通孔の外側開口部から入射する放射線
は、必ず突起に当接し、反射する。反射した放射線は、
蓋部材のリムの内側の壁に当たるなどして、種々の反射
をし、ついには減衰してしまう。又、突起同士は相互に
間隔を有しているので、前記貫通孔及び突起同士の間隔
によって、外部とこの保存容器内とは連通していること
になり、外部の空調された空気は、この保存容器内に侵
入可能である。
【0033】底部材と筒状容器との関係について、前記
蓋部材と筒状容器の関係と同様である。
【0034】この保存容器30は、把手36で開閉する
ことができ、蓋部材31と筒状部材32との分離ができ
る他にさらに筒状部材32と底部材33とを分離するこ
とができる構造になっている。蓋部材31だけでなく、
さらに筒状部材32と底部材33とを分離することので
きるような構造にしたのは、取り扱い上前記構造のほう
が便利な場合があるからである。蓋部材31、筒状部材
32および底部材33の間にはそれぞれ突起39,39
bにより間隙が設けられているので、高感度感光材料を
冷蔵庫内の条件と同じ条件で保存することができるよう
になる。又、貫通孔38,38bを入射する自然放射線
は突起39、39bで遮蔽されるので内部の感光材料に
自然放射線が直接入射することがない。
【0035】当該保存容器によると、自然放射線による
感光がないので、高感度感光材料を長期間保存すること
ができる。尚、この保存容器は前記空調室内に置くこと
もできる。
【0036】
【発明の効果】本発明は前記構成を有することにより、
任意の方向から入射する自然放射線を遮蔽することがで
きるので、感光による劣化・老化をさせることなく高感
度感光材料を良好な状態で長期間保存することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の構成および原理を説明するた
めの説明図である。
【図2】図2は、本発明の構成を満たさない状態を示す
説明図である。
【図3】図3は、本発明の高感度感光体保存容器の一実
施例を示す説明図である。
【図4】図4は、本発明の高感度感光体保存容器の他の
実施例を示す側面図である。
【図5】図5は、図4に示す高感度感光体保存容器の正
面を示す正面図である。
【図6】図6は、本発明の高感度感光体保存容器のその
他の実施例を示す説明図である。
【符合の説明】
1 保存容器 1a 外側開口部 1b 内側開口部 2 通気孔 5 保存容器 6 容器本体 7 蓋部材 8 箱型容器本体 9 内部収納室 10 断熱材 11 貫通孔 12 溝 13 散乱用プロテクター 14 断熱材 20 保存容器 21 箱体 22 蓋部材 23 車輪 24 支柱 25 レール 26 間隙 30 高感度感光材料用保存容器 31 蓋部材 32 筒状部材 33 底部材 34 放射線遮蔽物質 34a 放射線遮蔽物質 34b 放射線遮蔽物質 35 合成樹脂 35b 合成樹脂 36 把手 37 リム 37b リム 38 貫通孔 38b 貫通孔 39 突起 39b 突起
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年1月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通気孔の外側開口部から任意の角度で侵
    入する全ての自然放射線が少なくとも1回反射する内壁
    を有する通気孔を備えると共に、自然放射線が容器壁を
    貫通する最短距離が、自然放射線を遮蔽するのに十分な
    実質長さであることを特徴とする高感度感光材料用保存
    容器。
JP34525391A 1991-12-26 1991-12-26 高感度感光材料用保存容器 Withdrawn JPH05173297A (ja)

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JP34525391A JPH05173297A (ja) 1991-12-26 1991-12-26 高感度感光材料用保存容器
EP92311115A EP0549170A1 (en) 1991-12-26 1992-12-07 Container for storing a highly photosensitive material

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