JPH05172947A - 個人線量計の収容装置 - Google Patents
個人線量計の収容装置Info
- Publication number
- JPH05172947A JPH05172947A JP9278491A JP9278491A JPH05172947A JP H05172947 A JPH05172947 A JP H05172947A JP 9278491 A JP9278491 A JP 9278491A JP 9278491 A JP9278491 A JP 9278491A JP H05172947 A JPH05172947 A JP H05172947A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casing
- casings
- section
- personal
- dosemeters
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Measurement Of Radiation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数組の個人線量計の収容装置に、それぞれ
包装材で遮光されたフィルムや熱ルミネッセンス素子等
の放射線検出子を収容し、それらを一体にして装着使用
したり、分離して別々の個所に装着して、種々の放射線
作業に対応できる個人線量計の収容装置を得る。 【構成】 個人線量計すなわち放射線検出子を収容した
収容装置に、他の収容装置との連結離脱が可能となるよ
うに、係合部を付設する。係合部は一個の収容装置に複
数設置することも可能で、一方の収容装置には挿入部
を、又、他方の収容装置には挿入部を受け入れる受け部
を設置することによって、両者の連結離脱を可能にす
る。
包装材で遮光されたフィルムや熱ルミネッセンス素子等
の放射線検出子を収容し、それらを一体にして装着使用
したり、分離して別々の個所に装着して、種々の放射線
作業に対応できる個人線量計の収容装置を得る。 【構成】 個人線量計すなわち放射線検出子を収容した
収容装置に、他の収容装置との連結離脱が可能となるよ
うに、係合部を付設する。係合部は一個の収容装置に複
数設置することも可能で、一方の収容装置には挿入部
を、又、他方の収容装置には挿入部を受け入れる受け部
を設置することによって、両者の連結離脱を可能にす
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、個人が体外から受ける
Ｘ線やγ線等の放射線量を測定するための、包装材によ
って遮光されたフィルムや熱ルミネッセンス素子等の放
射線検出子を納めたホルダーを収容する装置を複数個、
着脱自在に連結してなる個人線量計の収容装置に関する
ものである。
Ｘ線やγ線等の放射線量を測定するための、包装材によ
って遮光されたフィルムや熱ルミネッセンス素子等の放
射線検出子を納めたホルダーを収容する装置を複数個、
着脱自在に連結してなる個人線量計の収容装置に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】例えば、Ｃａ2 ＳＯ4 や、Ｌｉ2 Ｂ4 Ｏ
7 等を利用した、再生処理によって反復使用可能な熱ル
ミネッセンス線量計を、使用者が簡便に身につけること
ができるように、図３に示すごとき個人線量計の収容装
置が案出されている。
7 等を利用した、再生処理によって反復使用可能な熱ル
ミネッセンス線量計を、使用者が簡便に身につけること
ができるように、図３に示すごとき個人線量計の収容装
置が案出されている。
【０００３】図３に示した個人線量計の収容装置は、本
件出願人が平成１年４月７日に平成１年実用新案登録願
第４１４９４号として出願したものである。
件出願人が平成１年４月７日に平成１年実用新案登録願
第４１４９４号として出願したものである。
【０００４】この個人線量計の収容装置は、クリップＣ
を備えた本体部Ｂと、それに蝶着された蓋部Ｌから構成
されており、本体部Ｂと蓋部Ｌが一体に重ね合わされた
時に生じる内部空間Ｈ内に、熱ルミネッセンス素子Ｄを
収容して、クリップＣにより全体を使用者の着衣の適当
個所に固定するものである。
を備えた本体部Ｂと、それに蝶着された蓋部Ｌから構成
されており、本体部Ｂと蓋部Ｌが一体に重ね合わされた
時に生じる内部空間Ｈ内に、熱ルミネッセンス素子Ｄを
収容して、クリップＣにより全体を使用者の着衣の適当
個所に固定するものである。
【０００５】また従来から遮光されたフィルムを携帯
し、一定時間経過後に内部のフィルムを現像して、人体
が受けた放射線の線量を計測するため、遮光されたフィ
ルムを携帯する装置として、所謂フィルムバッジが公知
である。
し、一定時間経過後に内部のフィルムを現像して、人体
が受けた放射線の線量を計測するため、遮光されたフィ
ルムを携帯する装置として、所謂フィルムバッジが公知
である。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】前記の個人線量計の収
容装置及びフィルムバッジのいずれも、実際の製品とし
て幅広く使用されており、両者とも内部に必要な部品を
保持させ、全体を着衣等にクリップあるいはピンなどを
利用して固定する点で共通している。
容装置及びフィルムバッジのいずれも、実際の製品とし
て幅広く使用されており、両者とも内部に必要な部品を
保持させ、全体を着衣等にクリップあるいはピンなどを
利用して固定する点で共通している。
【０００７】しかしながら線量計の人体への装着位置
は、必ずしも一か所ではなく、頭頸部、胸部、腹部、
等、測定の際の定めにしたがって、装着しなければなら
ない。
は、必ずしも一か所ではなく、頭頸部、胸部、腹部、
等、測定の際の定めにしたがって、装着しなければなら
ない。
【０００８】そして、特定の放射線作業をする場合に
は、それまで胸部または腹部のための測定位置に二個装
着していた線量計の一方を頭部、胸部あるいは腹部に移
動させて装着する場合もある。
は、それまで胸部または腹部のための測定位置に二個装
着していた線量計の一方を頭部、胸部あるいは腹部に移
動させて装着する場合もある。
【０００９】このように、一人の使用者が常に複数の線
量計を使用する必要があり、その線量計の装着位置の変
更が要求されるような場合に、二個の線量計を別々に携
帯していると、装着位置を変更するのがどちらの線量計
であったのか混乱を来すと共に、線量計を紛失するよう
な事故も少なくない。
量計を使用する必要があり、その線量計の装着位置の変
更が要求されるような場合に、二個の線量計を別々に携
帯していると、装着位置を変更するのがどちらの線量計
であったのか混乱を来すと共に、線量計を紛失するよう
な事故も少なくない。
【００１０】
【課題を解決するための手段】そのような課題を解決す
るために、本発明においては、ケーシングの内部に遮光
されたフィルムや熱ルミネッセンス素子等の放射線検出
子を収容し、ケーシングに設置されたクリップによっ
て、使用者の着衣等に固定する形式の、二個以上の個人
線量計の収容装置において、個人線量計の収容装置を、
別個の個人線量計の収容装置と連結するための係合部を
設置し、任意の個数を着脱自在に連結できる個人線量計
の収容装置を得た。
るために、本発明においては、ケーシングの内部に遮光
されたフィルムや熱ルミネッセンス素子等の放射線検出
子を収容し、ケーシングに設置されたクリップによっ
て、使用者の着衣等に固定する形式の、二個以上の個人
線量計の収容装置において、個人線量計の収容装置を、
別個の個人線量計の収容装置と連結するための係合部を
設置し、任意の個数を着脱自在に連結できる個人線量計
の収容装置を得た。
【００１１】
【実施例】図１及び図２に示したものは、本発明による
個人線量計の収容装置であり、図１には二個の収容装置
が連結された状態、図２には両者が分離された状態が示
されている。
個人線量計の収容装置であり、図１には二個の収容装置
が連結された状態、図２には両者が分離された状態が示
されている。
【００１２】図２に従って装置の構成を説明すると、１
は第一のケーシングで、本体部２と蓋部３により形成さ
れ、両者は蝶番部４で連結され、蝶番部４を支点にして
矢印Ｆのごとく開閉可能に接続されている。
は第一のケーシングで、本体部２と蓋部３により形成さ
れ、両者は蝶番部４で連結され、蝶番部４を支点にして
矢印Ｆのごとく開閉可能に接続されている。
【００１３】５は本体部２に蝶着されたクリップで、ス
プリング（図示せず）によって図中下端付近の鰐口５’
が本体部２に圧接するように付勢されている。
プリング（図示せず）によって図中下端付近の鰐口５’
が本体部２に圧接するように付勢されている。
【００１４】６は透明窓で、本体部２に設置された開口
（図示せず）を通して、ケーシング１の内部に収容され
た個人線量計を視認することができるように、クリップ
５に設置されている。
（図示せず）を通して、ケーシング１の内部に収容され
た個人線量計を視認することができるように、クリップ
５に設置されている。
【００１５】７は本体部２から突出した受け部で、本実
施例の場合には内腔８を有する一端が開口した円筒形か
らなり、その周壁の長手方向に穿設された空隙９によっ
て、内腔８の周壁も開口している。
施例の場合には内腔８を有する一端が開口した円筒形か
らなり、その周壁の長手方向に穿設された空隙９によっ
て、内腔８の周壁も開口している。
【００１６】また受け部７の周壁には、空隙９に連続す
る切り欠き１０が設置されている。
る切り欠き１０が設置されている。
【００１７】１１は第二のケーシングで、第一のケーシ
ング１と同様に、本体部１２と蓋部１３により形成さ
れ、両者は蝶番部１４で連結され、蝶番部１４を支点に
して矢印Ｇのごとく開閉可能に接続されている。
ング１と同様に、本体部１２と蓋部１３により形成さ
れ、両者は蝶番部１４で連結され、蝶番部１４を支点に
して矢印Ｇのごとく開閉可能に接続されている。
【００１８】１５は本体部１２に蝶着されたクリップ
で、本体部１２と一体に弾力性のある材料で成型されて
おり、図中下端付近の鰐口１５’が本体部１２に圧接す
るように付勢されている。
で、本体部１２と一体に弾力性のある材料で成型されて
おり、図中下端付近の鰐口１５’が本体部１２に圧接す
るように付勢されている。
【００１９】１６は透明窓で、本体部１２に設置された
開口（図示せず）を通して、ケーシング１１の内部に収
容された個人線量計を視認することができるように、ク
リップ１５に設置されている。
開口（図示せず）を通して、ケーシング１１の内部に収
容された個人線量計を視認することができるように、ク
リップ１５に設置されている。
【００２０】１７は本体部１２から突出した挿入部で、
本実施例の場合には受け部７の内腔８に挿入される円筒
形の陥入部１８と、陥入部１８を本体部１２に接続する
首部１９とからなり、陥入部１８の外表面には受け部７
の切り欠き１０に嵌入する突起２０が突設されている。
本実施例の場合には受け部７の内腔８に挿入される円筒
形の陥入部１８と、陥入部１８を本体部１２に接続する
首部１９とからなり、陥入部１８の外表面には受け部７
の切り欠き１０に嵌入する突起２０が突設されている。
【００２１】２１は、第一のケーシング１の蝶番部４の
側面に突設された凸部で、第二のケーシング１１の蝶番
部１４の両側面に設置された凹部２２の一方に圧入さ
れ、第一のケーシング１と第二のケーシング１１の一体
化を補助する。
側面に突設された凸部で、第二のケーシング１１の蝶番
部１４の両側面に設置された凹部２２の一方に圧入さ
れ、第一のケーシング１と第二のケーシング１１の一体
化を補助する。
【００２２】以上図２に従って、第一のケーシング１及
び第二のケーシング１１の構造を説明したが、実際に本
発明品を使用するには、各ケーシングの内部に個人線量
計を挿入し、蓋部３及び蓋部１３を閉じた後、第二のケ
ーシング１１の挿入部１７の陥入部１８を第一のケーシ
ング１の受け部７の内腔８に挿入し、首部１９を空隙９
に滑り込ませ、突起２０を切り欠き１０に嵌入させて、
更に凸部２１を凹部２２に圧入して、両者を一体に固定
する。
び第二のケーシング１１の構造を説明したが、実際に本
発明品を使用するには、各ケーシングの内部に個人線量
計を挿入し、蓋部３及び蓋部１３を閉じた後、第二のケ
ーシング１１の挿入部１７の陥入部１８を第一のケーシ
ング１の受け部７の内腔８に挿入し、首部１９を空隙９
に滑り込ませ、突起２０を切り欠き１０に嵌入させて、
更に凸部２１を凹部２２に圧入して、両者を一体に固定
する。
【００２３】このようにセットした本発明装置を、クリ
ップ５を介して着衣に固定し、二つのケーシング１及び
１１を同一の箇所に位置させて一般的な線量測定を行
う。
ップ５を介して着衣に固定し、二つのケーシング１及び
１１を同一の箇所に位置させて一般的な線量測定を行
う。
【００２４】次に特定の放射線作業をする場合に、ケー
シングの一方を所定の位置に移動して、胸部または腹部
と頭部の両方の測定を行う必要等がある時には、受け部
７の内腔８から挿入部１７の陥入部１８を引き出し、両
ケーシング１及び１１を分離し、その上で例えば第二の
ケーシング１１を必要箇所に移動し、クリップ１５によ
ってその箇所に固定する。
シングの一方を所定の位置に移動して、胸部または腹部
と頭部の両方の測定を行う必要等がある時には、受け部
７の内腔８から挿入部１７の陥入部１８を引き出し、両
ケーシング１及び１１を分離し、その上で例えば第二の
ケーシング１１を必要箇所に移動し、クリップ１５によ
ってその箇所に固定する。
【００２５】特定の放射線作業が終了したならば、再度
第二のケーシング１１を第一のケーシング１と一体化さ
せ、両方のケーシング１、１１を人体の所定の一か所に
固定して、通常の測定を行えば良い。
第二のケーシング１１を第一のケーシング１と一体化さ
せ、両方のケーシング１、１１を人体の所定の一か所に
固定して、通常の測定を行えば良い。
【００２６】実施例においては、受け部７と挿入部１７
及び凸部２１と凹部２２を相互に陥入させて、第一のケ
ーシング１と第二のケーシング１１を互いに固定し一体
となしたが、これらケーシングの素材に合成樹脂のよう
な弾力性を有するものを選ぶなら、これらの係合部の構
造は必ずしも実施例に示されたものに限定されるもので
はない。
及び凸部２１と凹部２２を相互に陥入させて、第一のケ
ーシング１と第二のケーシング１１を互いに固定し一体
となしたが、これらケーシングの素材に合成樹脂のよう
な弾力性を有するものを選ぶなら、これらの係合部の構
造は必ずしも実施例に示されたものに限定されるもので
はない。
【００２７】更に、実施例においては二個の個人線量計
の収容装置を連結分離させる場合を説明したが、必要に
応じては三個以上の収容装置をも同様の形式で連結分離
させることができるのは勿論である。
の収容装置を連結分離させる場合を説明したが、必要に
応じては三個以上の収容装置をも同様の形式で連結分離
させることができるのは勿論である。
【００２８】
【発明の効果】以上のごとく本発明によると、線量測定
の際の要求に応じて、複数の個人線量計の収容装置を一
体に或は分離した形で、自由かつ確実に使用できる装置
を得ることができる効果がある。
の際の要求に応じて、複数の個人線量計の収容装置を一
体に或は分離した形で、自由かつ確実に使用できる装置
を得ることができる効果がある。
【図１】一体に結合された状態の本発明実施例の斜面図
である。
である。
【図２】複数に分離された状態の本発明実施例の斜面図
である。
である。
【図３】従来品の斜面図である。
１ 第一のケーシング ２ 本体部 ３ 蓋部 ４ 蝶番部 ５ クリップ ５’ 鰐口 ６ 透明窓 ７ 受け部 ８ 内腔 ９ 空隙 １０ 切り欠き １１ 第二のケーシング １２ 本体部 １３ 蓋部 １４ 蝶番部 １５ クリップ １６ 透明窓 １７ 挿入部 １８ 陥入部 １９ 首部 ２０ 突起 ２１ 凸部 ２２ 凹部 Ｆ 矢印 Ｇ 矢印
Claims (3)
- 【請求項１】 ケーシングに、遮光されたフィルムや熱
ルミネッセンス素子等の放射線検出子を収容し、ケーシ
ングに設置されたクリップ等によって使用者の着衣等に
固定する形式の個人線量計の収容装置において、 個人線量計の収容装置を、別個の個人線量計の収容装置
と連結するための係合部を設置したことを特徴とする、
個人線量計の収容装置。 - 【請求項２】 係合部が一個の個人線量計の収容装置に
複数個設置されたことを特徴とする請求項１の個人線量
計の収容装置。 - 【請求項３】 係合部が挿入部と、前記挿入部を収容す
る受け部とにより構成されることを特徴とする請求項１
の個人線量計の収容装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9278491A JPH05172947A (ja) | 1991-03-30 | 1991-03-30 | 個人線量計の収容装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9278491A JPH05172947A (ja) | 1991-03-30 | 1991-03-30 | 個人線量計の収容装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05172947A true JPH05172947A (ja) | 1993-07-13 |
Family
ID=14064047
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9278491A Pending JPH05172947A (ja) | 1991-03-30 | 1991-03-30 | 個人線量計の収容装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05172947A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004086089A1 (ja) * | 2003-03-24 | 2004-10-07 | Hokushin Corporation | 熱蛍光線量計用フッ化物単結晶材料及び熱蛍光線量計 |
-
1991
- 1991-03-30 JP JP9278491A patent/JPH05172947A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004086089A1 (ja) * | 2003-03-24 | 2004-10-07 | Hokushin Corporation | 熱蛍光線量計用フッ化物単結晶材料及び熱蛍光線量計 |
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