JPH05172003A - スターリングエンジンの高温熱交換器 - Google Patents
スターリングエンジンの高温熱交換器Info
- Publication number
- JPH05172003A JPH05172003A JP35303591A JP35303591A JPH05172003A JP H05172003 A JPH05172003 A JP H05172003A JP 35303591 A JP35303591 A JP 35303591A JP 35303591 A JP35303591 A JP 35303591A JP H05172003 A JPH05172003 A JP H05172003A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- shape
- gas
- tubes
- closed space
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02G—HOT GAS OR COMBUSTION-PRODUCT POSITIVE-DISPLACEMENT ENGINE PLANTS; USE OF WASTE HEAT OF COMBUSTION ENGINES; NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F02G2243/00—Stirling type engines having closed regenerative thermodynamic cycles with flow controlled by volume changes
Landscapes
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 U字状管相互の隙間を均一にして、燃焼ガス
熱の管内に対する熱交換効率を高める。 【構成】 シリンダ1の上部の筒状部7内で燃焼ガスと
管内ガスとの熱交換を行う複数本のU字状管3,4,5
のうち、互いに隣接するもののU字曲げ部3a,4a,
5aの中心位置に段差を付ける。
熱の管内に対する熱交換効率を高める。 【構成】 シリンダ1の上部の筒状部7内で燃焼ガスと
管内ガスとの熱交換を行う複数本のU字状管3,4,5
のうち、互いに隣接するもののU字曲げ部3a,4a,
5aの中心位置に段差を付ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スターリングエンジ
ンにおいて使用され、燃焼ガスと管内ガスとで熱交換を
行うスターリングエンジンの高温熱交換器に関するもの
である。
ンにおいて使用され、燃焼ガスと管内ガスとで熱交換を
行うスターリングエンジンの高温熱交換器に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図4および図5は従来のスターリングエ
ンジンの高温熱交換器を示す平面図および縦断面図であ
り、図において、1はシリンダ、2はこのシリンダ1内
を往復動するディスプレーサで、これがシリンダ1内に
隔成した閉鎖空間6内のガスを、等容加熱,等温膨張,
等容冷却,等温圧縮するように機能する。
ンジンの高温熱交換器を示す平面図および縦断面図であ
り、図において、1はシリンダ、2はこのシリンダ1内
を往復動するディスプレーサで、これがシリンダ1内に
隔成した閉鎖空間6内のガスを、等容加熱,等温膨張,
等容冷却,等温圧縮するように機能する。
【0003】4,5はシリンダ1の上部に筒状に立ち上
げるように配置されたガス流通用の複数本のU字状管
で、各一端が閉鎖空間6内に、各他端が閉鎖空間6外の
ガス通路(図示しない)に連通するように、略等間隔に
て並設されている。そして、これらの各U字状管4,5
のうち互いに隣接するものどうしは、U字曲げ部4a,
5aにて干渉することがないように、図5に示すように
一方が他方に対し筒内方向へ折り曲げられている。
げるように配置されたガス流通用の複数本のU字状管
で、各一端が閉鎖空間6内に、各他端が閉鎖空間6外の
ガス通路(図示しない)に連通するように、略等間隔に
て並設されている。そして、これらの各U字状管4,5
のうち互いに隣接するものどうしは、U字曲げ部4a,
5aにて干渉することがないように、図5に示すように
一方が他方に対し筒内方向へ折り曲げられている。
【0004】次に動作について説明する。上記のような
スターリングエンジンは、複数のU字状管4,5からな
る筒状部7内を燃焼室として、シリンダ1の外部で燃料
を燃焼する。このため、各U字状管4,5内の作動流体
であるヘリウムなどの上記ガスが燃焼ガス熱を受けて加
熱され、つまり熱交換されて膨張し、圧力上昇して閉鎖
空間6内に送り込まれる。
スターリングエンジンは、複数のU字状管4,5からな
る筒状部7内を燃焼室として、シリンダ1の外部で燃料
を燃焼する。このため、各U字状管4,5内の作動流体
であるヘリウムなどの上記ガスが燃焼ガス熱を受けて加
熱され、つまり熱交換されて膨張し、圧力上昇して閉鎖
空間6内に送り込まれる。
【0005】このため、シリンダ1内にあるそのガスの
圧力を受けてディスプレーサ2が復動し、一方、閉鎖空
間6内のガスを冷却すると、圧力が低下するため、ディ
スプレーサを往動し、外燃機関としての動力を出力す
る。なお、この場合において、燃料としては石油,石
炭,低質油などが利用でき、有害物質の排出を低減で
き、しかも低騒音である。
圧力を受けてディスプレーサ2が復動し、一方、閉鎖空
間6内のガスを冷却すると、圧力が低下するため、ディ
スプレーサを往動し、外燃機関としての動力を出力す
る。なお、この場合において、燃料としては石油,石
炭,低質油などが利用でき、有害物質の排出を低減で
き、しかも低騒音である。
【0006】また、かかるスターリングエンジンでは、
エンジンの熱効率を向上させるために、熱交換器として
の上記U字状管4,5の配置や構造に留意して、これに
よる熱交換効率の向上を図ることが重要となっている。
エンジンの熱効率を向上させるために、熱交換器として
の上記U字状管4,5の配置や構造に留意して、これに
よる熱交換効率の向上を図ることが重要となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のスターリングエ
ンジンの高温熱交換器は以上のように構成されているの
で、図6に示すように、多数のU字状管4,5がシリン
ダ1上に隙間aを介して隣接しているので、その隣接す
るものどうしがU字曲げ部4a,5aで干渉して傾き、
相互間の隙間aが不均一となり、この隙間aを高温の燃
焼ガスが流れるとき流速分布が不均一になり、燃焼ガス
熱のU字状管4,5内のガスに対する熱交換率が低下す
るなどの問題点があった。
ンジンの高温熱交換器は以上のように構成されているの
で、図6に示すように、多数のU字状管4,5がシリン
ダ1上に隙間aを介して隣接しているので、その隣接す
るものどうしがU字曲げ部4a,5aで干渉して傾き、
相互間の隙間aが不均一となり、この隙間aを高温の燃
焼ガスが流れるとき流速分布が不均一になり、燃焼ガス
熱のU字状管4,5内のガスに対する熱交換率が低下す
るなどの問題点があった。
【0008】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、U字状管の相互干渉を防止する
ことにより、燃焼ガスの熱交換率を向上させることがで
きるスターリングエンジンの高温熱交換器を得ることを
目的とする。
ためになされたもので、U字状管の相互干渉を防止する
ことにより、燃焼ガスの熱交換率を向上させることがで
きるスターリングエンジンの高温熱交換器を得ることを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係るスターリ
ングエンジンの高温熱交換器は、シリンダの上部の筒状
部内で燃焼ガスと管内ガスとの熱交換を行う複数本のU
字状管のうち、互いに隣接するもののU字曲げ部の中心
位置に段差を付けたものである。
ングエンジンの高温熱交換器は、シリンダの上部の筒状
部内で燃焼ガスと管内ガスとの熱交換を行う複数本のU
字状管のうち、互いに隣接するもののU字曲げ部の中心
位置に段差を付けたものである。
【0010】
【作用】この発明におけるU字状管は、隣接するものが
互いにU字曲げ部で段差を生じているため、熱応力や外
力を受けても相互に干渉しにくくなり、各U字状管相互
の均等幅の隙間を常時確保し、高温の燃焼ガスとの接触
を均等に行えるようにする。
互いにU字曲げ部で段差を生じているため、熱応力や外
力を受けても相互に干渉しにくくなり、各U字状管相互
の均等幅の隙間を常時確保し、高温の燃焼ガスとの接触
を均等に行えるようにする。
【0011】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1および図2において、1はシリンダ、2はこ
のシリンダ1内を往復動するディスプレーサで、これが
シリンダ1内に隔成した閉鎖空間6内のガスを、等容加
熱,等温膨張,等容冷却,等温圧縮するように機能す
る。
する。図1および図2において、1はシリンダ、2はこ
のシリンダ1内を往復動するディスプレーサで、これが
シリンダ1内に隔成した閉鎖空間6内のガスを、等容加
熱,等温膨張,等容冷却,等温圧縮するように機能す
る。
【0012】3,4,5はシリンダ1の上部に筒状に立
ち上げるように配置されたガス流通用の複数本のU字状
管で、各一端が閉鎖空間6内に、各他端が閉鎖空間6外
のガス通路(図示しない)に連通するように、略等間隔
にて並設されている。そして、これらの各U字状管3,
4,5のうち互いに隣接するものどうしは、U字曲げ部
3a,4a,5aにて前後方向に干渉することがないよ
うに、図2に示すように一方が他方に対し筒内方向へ折
り曲げられている。
ち上げるように配置されたガス流通用の複数本のU字状
管で、各一端が閉鎖空間6内に、各他端が閉鎖空間6外
のガス通路(図示しない)に連通するように、略等間隔
にて並設されている。そして、これらの各U字状管3,
4,5のうち互いに隣接するものどうしは、U字曲げ部
3a,4a,5aにて前後方向に干渉することがないよ
うに、図2に示すように一方が他方に対し筒内方向へ折
り曲げられている。
【0013】また、この発明では、上記U字状管3,
4,5は、互いに隣接するもののU字曲げ部3a,4
a,5aの中心位置に、図3に示すような段差を付けて
ある。従って、これらの隣接するU字曲げ部3a,4
a,5aの高さ位置が相互に異なることとなる。
4,5は、互いに隣接するもののU字曲げ部3a,4
a,5aの中心位置に、図3に示すような段差を付けて
ある。従って、これらの隣接するU字曲げ部3a,4
a,5aの高さ位置が相互に異なることとなる。
【0014】次に動作について説明する。まず、複数の
U字状管3,4,5からなる筒状部7内を燃焼室とし
て、シリンダ1の外部で燃料を燃焼する。すると、各U
字状管3,4,5内の作動流体であるヘリウムなどの上
記ガスが燃焼ガス熱を受けて加熱され、つまり熱交換さ
れて膨張し、圧力上昇して閉鎖空間6内に送り込まれ
る。
U字状管3,4,5からなる筒状部7内を燃焼室とし
て、シリンダ1の外部で燃料を燃焼する。すると、各U
字状管3,4,5内の作動流体であるヘリウムなどの上
記ガスが燃焼ガス熱を受けて加熱され、つまり熱交換さ
れて膨張し、圧力上昇して閉鎖空間6内に送り込まれ
る。
【0015】このため、シリンダ1内にあるそのガスの
圧力を受けてディスプレーサ2が復動する。一方、閉鎖
空間6内のガスを冷却すると、圧力が低下するため、デ
ィスプレーサを往動し、外燃機関としての動力を出力す
る。
圧力を受けてディスプレーサ2が復動する。一方、閉鎖
空間6内のガスを冷却すると、圧力が低下するため、デ
ィスプレーサを往動し、外燃機関としての動力を出力す
る。
【0016】この場合において、上記各U字状管3,
4,5は、U字曲げ部3a,4a,5aについて中心位
置が上下方向に段差を持っているため、これらのU字曲
げ部3a,4a,5aが並列方向に相互に干渉すること
ができなくなり、各隣接するU字状管3,4,5どうし
の隙間aが均一に保たれ、従って、燃焼ガスの流速分布
も均一化し、燃焼ガス熱の管内ガスに対する熱交換を効
率化することができる。
4,5は、U字曲げ部3a,4a,5aについて中心位
置が上下方向に段差を持っているため、これらのU字曲
げ部3a,4a,5aが並列方向に相互に干渉すること
ができなくなり、各隣接するU字状管3,4,5どうし
の隙間aが均一に保たれ、従って、燃焼ガスの流速分布
も均一化し、燃焼ガス熱の管内ガスに対する熱交換を効
率化することができる。
【0017】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、シリ
ンダの上部の筒状部内で燃焼ガスと管内ガスとの熱交換
を行う複数本のU字状管のうち、互いに隣接するものの
U字曲げ部の中心位置に段差を付けるように構成したの
で、隣接する上記U字曲げ部どうしの干渉がなくなり、
従って、隣接するU字状管間の隙間が均一になり、燃焼
ガス熱のU字状管の管内ガスへの熱交換率を向上できる
ものが得られる効果がある。
ンダの上部の筒状部内で燃焼ガスと管内ガスとの熱交換
を行う複数本のU字状管のうち、互いに隣接するものの
U字曲げ部の中心位置に段差を付けるように構成したの
で、隣接する上記U字曲げ部どうしの干渉がなくなり、
従って、隣接するU字状管間の隙間が均一になり、燃焼
ガス熱のU字状管の管内ガスへの熱交換率を向上できる
ものが得られる効果がある。
【図1】この発明の一実施例によるスターリングエンジ
ンの高温熱交換器を示す平面図である。
ンの高温熱交換器を示す平面図である。
【図2】図1におけるスターリングエンジンの高温熱交
換器付近を示す断面図である。
換器付近を示す断面図である。
【図3】図1におけるU字状管の配列を示す要部の側面
図である。
図である。
【図4】従来のスターリングエンジンの高温熱交換器を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図5】図4におけるスターリングエンジンの高温熱交
換器付近を示す縦断面図である。
換器付近を示す縦断面図である。
【図6】従来のU字状管の配列を示す側面図である。
1 シリンダ 2 ディスプレーサ 3,4,5 U字状管 3a,4a,5a U字曲げ部 6 閉鎖空間 7 筒状部
Claims (1)
- 【請求項1】 シリンダ内で往復動するディスプレーサ
と、該ディスプレーサによって上記シリンダ内に形成さ
れた閉鎖空間と、該閉鎖空間に連通し、かつ上記シリン
ダの上部に筒状に立ち上がるように配置されて、その筒
状部内で燃焼ガスと管内ガスとの熱交換を行う複数本の
U字状管とを備えたスターリングエンジンの高温熱交換
器において、上記U字状管のうち、互いに隣接するもの
のU字曲げ部の中心位置に段差を付けたことを特徴とす
るスターリングエンジンの高温熱交換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35303591A JPH05172003A (ja) | 1991-12-18 | 1991-12-18 | スターリングエンジンの高温熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35303591A JPH05172003A (ja) | 1991-12-18 | 1991-12-18 | スターリングエンジンの高温熱交換器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05172003A true JPH05172003A (ja) | 1993-07-09 |
Family
ID=18428130
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35303591A Pending JPH05172003A (ja) | 1991-12-18 | 1991-12-18 | スターリングエンジンの高温熱交換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05172003A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005042958A1 (ja) | 2003-10-30 | 2005-05-12 | Japan Aerospace Exploration Agency | スターリングエンジン |
-
1991
- 1991-12-18 JP JP35303591A patent/JPH05172003A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005042958A1 (ja) | 2003-10-30 | 2005-05-12 | Japan Aerospace Exploration Agency | スターリングエンジン |
EP1683955A1 (en) * | 2003-10-30 | 2006-07-26 | Japan Aerospace Exploration Agency | Stirling engine |
EP1683955B1 (en) * | 2003-10-30 | 2019-03-27 | National Institute of Maritime, Port and Aviation Technology | Stirling engine |
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