JPH05171890A - トンネルロボットの方向修正量モデル形成法 - Google Patents

トンネルロボットの方向修正量モデル形成法

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JPH05171890A
JPH05171890A JP35659291A JP35659291A JPH05171890A JP H05171890 A JPH05171890 A JP H05171890A JP 35659291 A JP35659291 A JP 35659291A JP 35659291 A JP35659291 A JP 35659291A JP H05171890 A JPH05171890 A JP H05171890A
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pitching
angle change
neural network
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JP35659291A
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Shinichi Aoshima
伸一 青島
Takayuki Yamada
孝行 山田
Tetsuo Yabuta
哲郎 藪田
Kenichi Hanari
賢一 羽成
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小口径トンネルロボットの方向修正量モデル
を、入力としてオフセット値を用いないニューラルネッ
トワークにより形成する。 【構成】 トンネルロボットの現在及び過去のヘッドの
ピッチング角θhp(k)〜θhp(k-n),ロボット本体の過去
のピッチング角変化量Δθp(k-1)〜Δθp(k-n)を入力層
の入力とし、現在のピッチング角変化量Δθp(k)を出力
層の出力とする3層構造のニューラルネットワーク11
を用いる。そして、実際に施工した時の「現在及び過去
のヘッドのピッチング角,ロボット本体の過去のピッチ
ング角変化量」と「現在のピッチング角変化量」との関
係を学習データとしてニューラルネットワーク11の学
習則によって学習させる。これにより、「現在及び過去
のヘッドのピッチング角,ロボット本体の過去のピッチ
ング角変化量」を入力したとき「現在のピッチング角変
化量」を出力するニューラルネットワークによって方向
修正量モデルを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無排土式で押し込み推
進させながらロボット先端のヘッド角を制御し、方向修
正を行う小口径トンネルロボットの方向修正量モデル形
成法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9にトンネルロボットのシステム構成
を示す。本システムは、図9に示すように、先端ヘッド
1aのヘッド角を修正するヘッド角修正機能を持つトン
ネルロボット本体1,埋設管2,埋設管2を押し込む押
し管装置3,油圧装置4,操作盤5より構成されてい
る。そして、ロボット本体1つまりトンネルロボットの
推進は最後部の埋設管2を油圧装置4に連結した押し管
装置3により押し込み、その力を順次中間部の埋設管2
を介して先端まで伝達することにより行う。このとき、
オペレータ6はロボット本体1のヘッド角を遂次修正
し、計画線に沿うように方向制御を行う。
【0003】図10でトンネルロボットのヘッド角とピ
ッチング角及びピッチング角変化量の定義を行う。ヘッ
ド角θh とはトンネルロボット本体1とヘッド1aのな
す角である。ピッチング角θp は地表7に対する水平線
とトンネルロボット本体1とのなす角である。ピッチン
グ角変化量Δθp(k)は1ストローク前のピッチング角θ
p(k-1)と現在のピッチング角θp(k)との差である。
【0004】ところで、このようなトンネルロボットの
方向制御は現状ではオペレータの経験と知識に頼ってい
るのが一般的である。しかし、図11の実際の施工デー
タから求めたヘッド角−ピッチング角変化量特性に示さ
れるように、ピッチング角変化量Δθpはヘッド角θhが
同じでもかなりばらついており、ヘッド角が異なると、
そのばらつきかたも違う。このため、ある角度、方向修
正したいと思っても、どの程度ヘッド角を修正すればよ
いかわからず、方向制御が非常に困難であった。
【0005】そこで、ヘッド角及び過去のピッチング角
変化量から現在のピッチング角変化量すなわち方向修正
量を得る方法が、同一出願人の出願に係る特願平2−1
15110号で提案されている。この方法では、図12
に示すように、ニューラルネットワーク9の入力を先端
ヘッド角U,過去のロボット本体のピッチング角変化量
にオフセット値Yo を加えたもの、及びオフセット値Y
o により構成し、現在のピッチング角変化量Yにオフセ
ット値Yoを加えたものと、ニューラルネットワーク9
の出力YNとの誤差εを使ってニューラルネットワーク
9の重みを修正し、方向修正量モデルを形成している。
なお、図中8はトンネルロボットの方向制御システムと
してのプラントである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方法で
は、実際の施工データ以外のオフセット値Yo をニュー
ラルネットワークの入力や重み修正のための誤差を生成
する際に使っており、 (i)ニューラルネットワーク構成が複雑になる。 (ii) オフセット値の認定を行う必要がある。 という問題がある。
【0007】また、土質,土の硬さの変化に対応できる
方向修正量モデルを形成する方法が、同一出願人の出願
に係る特願平3ー84491号において提案されてい
る。この方法では4層のニューラルネットワークを用
い、この入力層から数えて3層目と4層目の間の重みを
小口径トンネルロボットの掘削の対象とする土質のN値
(土の硬さ,湿り具合いなどを表す数値)の整数乗と
し、その重みは学習により変化させず、1−2層間,2
−3層間の重みを学習により変化させ、土質,土の硬さ
の変化に対応できる方向修正量モデルを形成している。
【0008】しかし、この方法では、(i)土質,土の硬
さの変化に対応できるモデルを作るため、N値に関連す
る層を設けており、通常用いられている3層のニューラ
ルネットワークにさらに、もう1層を付加し、4層構造
のニューラルネットワークを用いている。従って、ニュ
ーラルネットワークの構造が複雑になる。という問題点
があった。
【0009】さらに、これらの方法では、(i)ピッチン
グの方向修正量モデルは記述できるが、ピッチングとヨ
ーイング方向の両方の影響を含んだ方向修正量モデルは
形成できない。という問題点があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明はつぎの手段により構成するものとなってい
る。すなわち本発明は、上述の小口径トンネルロボット
において、入力層,少なくとも1層以上の中間層および
出力層からなり、各層がユニットの集合であり、トンネ
ルロボットの現在及び過去のヘッドのピッチング角,ロ
ボット本体の過去のピッチング角変化量を入力層とし、
現在のピッチング角変化量を出力層の出力とするニュー
ラルネットワークを用い、実際に施工したい時の「現在
及び過去のヘッドのピッチング角,ロボット本体の過去
のピッチング角変化量」と「現在のピッチング角変化
量」との関係を学習データとしてニューラルネットワー
クの学習則によって学習させることにより、「現在及び
過去のヘッドのピッチング角,ロボット本体の過去のピ
ッチング角変化量」を入力したとき「現在のピッチング
角変化量」を出力するニューラルネットワークにより方
向修正量モデルを形成するものである。
【0011】また本発明の別の発明は、上記のものにお
いてニューラルネットワークとして3層構造のニューラ
ルネットワークを用い、実際に複数の異なる土質,土の
硬さで施工した時の、それぞれの土質,土の硬さにおけ
る「現在及び過去のヘッドのピッチング角,ロボット本
体の過去のピッチング角変化量」と「現在のピッチング
角変化量」との関係を学習データとしてニューラルネッ
トワークの学習則によって学習させることにより、「現
在及び過去のヘッドのピッチング角,ロボット本体の過
去のピッチング角変化量」を入力したとき「現在のピッ
チング角変化量」を出力する任意の土質,土の硬さに適
応できるニューラルネットワークにより方向修正量モデ
ルを形成するものである。
【0012】さらに本発明の別の発明は、上記のものに
おいてニューラルネットワークとして3層構造のニュー
ラルネットワークを用い、実際に複数の異なる土質,土
の硬さで施工した時の、それぞれの土質,土の硬さにお
ける「現在及び過去のヘッドのピッチング角,ロボット
本体の過去のピッチング角変化量および,トンネルロボ
ットの現在及び過去のヘッドのヨーイング角,ロボット
本体の過去のヨーイング角変化量」と「現在のピッチン
グ角変化量及びヨーイング角変化量」との関係を学習デ
ータとしてニューラルネットワークの学習則によって学
習させることにより、「現在及び過去のヘッドのピッチ
ング角,ロボット本体の過去のピッチング角変化量およ
び,トンネルロボットの現在及び過去のヘッドのヨーイ
ング角,ロボット本体の過去のヨーイング角変化量」を
入力したとき「現在のピッチング角変化量及びヨーイン
グ角変化量」を出力する任意の土質,土の硬さに適応で
きるニューラルネットワークにより方向修正量モデルを
形成するものである。
【0013】
【作用】したがって本発明によれば、小口径トンネルロ
ボットの方向修正量モデルを、入力としてオフセット値
を用いないニューラルネットワークで形成できる。また
本発明の別の発明によれば、小口径トンネルロボットの
土質,土の硬さの変化に対応できる方向修正量モデル
を、N値を重みとして使用しない単純な3層構造のニュ
ーラルネットワークにより形成できる。さらに本発明の
別の発明によれば、ピッチングとヨーイング方向の両方
の影響を含んだピッチングとヨーイング方向の土質,土
の硬さの変化に対応できる方向修正量モデルを単純な3
層構造のニューラルネットワークにより形成できる。
【0014】
【実施例】以下本発明を実施例と共に詳細に説明する。 実施例1 本発明で用いたニューラルネットワークの構成を図1に
示す。本実施例のニューラルネットワークは、入力層,
中間層,および出力層の3層構造からなり、各層がユニ
ットの集合であり、トンネルロボットの現在及び過去の
ピッチング方向のヘッド角つまりヘッドのピッチング角
θhp(k)〜θhp(k-n),ロボット本体の過去のピッチング
角変化量Δθp(k-1)〜Δθp(k-n)を入力層の入力とし、
現在のピッチング角変化量Δθp(k)を出力層の出力とす
る3層構造のニューラルネットワーク11を用いる。そ
して、実際に施工した時の「現在及び過去のヘッドのピ
ッチング角,ロボット本体の過去のピッチング角変化
量」と「現在のピッチング角変化量」との関係を学習デ
ータ(または教師データ)としてニューラルネットワー
クの学習則によって学習させた。
【0015】本実施例では3層構造のニューラルネット
ワーク11の学習に際して、以下に示すように結合係
数,オフセット値の修正を行った。なお、ここで用いて
いるオフセット値は、従来技術で用いているニューラル
ネットワークの入力に入れているオフセット値と異な
り、ニューラルネットワークの結合係数と同様、値を学
習則によって変化させていくものであることを注記して
おく。
【0016】すなわち、ニューラルネットワーク11の
入力層と中間層の関係は以下の式で記述される。ただし
Σの下部位置に付記するiは省略する。 Uj=ΣWjiIi+θj (1) Hj=f(Uj) (2) f(Uj)=1/{1+exp(−2Uj/U0)} (3)
【0017】また中間層と出力層との間の関係も同様
に、以下のようになる。ただしΣの下部位置に付記する
jは省略する。 Sk=ΣVkjHj+γk (4) Ok=f(Sk) (5)
【0018】そしてニューラルネットワーク11の結合
係数,オフセット値は学習により次のように修正する。 Vkj→mVkj+αδkHj (6) γk →mγk+βδk (7) Wji→mWji+ασjIi (8) θj →mθj+βσj (9)
【0019】このときδk,σjは次のように記述され
る。ただしΣの下部位置に付記するkは省略する。 δk=(Tk−Ok)f’(Sk) (10) σj=f’(Uj)ΣδkVkj (11)
【0020】ここで、 Uj:中間層のユニットjの入力 Sk:出力層のユニットkの入力 f():シグモイド関数 Ii:入力層のユニットiの出力 Hj:中間層のユニットjの出力 Ok:出力層のユニットkの出力 Tk:出力層のユニットkに対する教師信号(学習デー
タ)
【0021】Wji:入力層のユニットiから中間層のユ
ニットjへの結合係数 Vkj:中間層のユニットjから出力層のユニットkへの
結合係数 θj:中間層のユニットjのオフセット γk:出力層のユニットkのオフセット U0:シグモイド関数の傾きに関する定数 α:結合係数の学習速度に関する定数 β:オフセット値の学習速度に関する定数 m:修正時に用いられるモーメント値
【0022】次に、本実施例において実際に岡山地区の
ピッチング方向に関する方向修正量モデルを形成した例
を示す。3層構造のニューラルネットワーク11の構
成,パラメータを以下に示す。 地区名 岡山地区(粘土,N値 0〜2) 入力層 7ユニット(図1でn=3とした) 中間層 10ユニット、出力層 1ユニット シグモイドの傾きに関する定数U0 2.0 結合係数の学習速度に関する定数A 0.3 オフセット値の学習速度に関する定数B 0.2 モーメント値m 0.8 学習データ数 100個(100ストロークに関するデ
ータ)
【0023】上記条件により、十分に学習した後のニュ
ーラルネットワーク11の入力に、各ストロークに対応
した学習データのヘッド角,過去のピッチング角を入れ
た場合の出力、すなわちピッチング角変化量をプロット
したものを図2に示す。点線が実際のピッチング角変化
量、実線がニューラルネットワークが出力した推定され
たピッチング角変化量である。同図を見てわかるように
両者は一致しており、ニューラルネットワークによるモ
デリングが巧く行われていることがわかる。
【0024】なお、上記実施例ではニューラルネットワ
ークとして3層構造のものを用いたが、中間層を1層以
上もつ多層構造のものを用いることもできる。
【0025】実施例2 本実施例では土質,土の硬さの変化に対応できる方向修
正量モデルを、N値を重みとして使用しない単純な3層
構造の1つのニューラルネットワークで形成できること
を以下に示す。学習データとして、土質,N値の異なる
3地区のものを用いた。ニューラルネットワークの構
成,パラメータは学習データ以外、実施例1と同じとし
た。
【0026】地区名 岡山地区(粘土、 N値 0〜
2) 狭山地区(ローム、N値 5) 東扇島地区(砂、 N値 5) 入力層 7ユニット(図1でn=3とした) 中間層 10ユニット、出力層 1ユニット シグモイドの傾きに関する定数U0 2.0 結合係数の学習速度に関する定数A 0.3 オフセット値の学習速度に関する定数B 0.2 モーメント値m 0.8 学習データ数 50個×3地区=150個 (各地区50ストロークに関するデータ)
【0027】上記条件により、十分に学習した後のニュ
ーラルネットワークの入力に、各地区の各ストロークに
対応した学習データのヘッド角,過去のピッチング角を
入れた場合の出力、すなわちピッチング角変化量をプロ
ットしたものをそれぞれ、図3(岡山地区),図4(狭
山地区),図5(東扇島地区)に示す。点線が実際のピ
ッチング角変化量、実線がニューラルネットワークルが
出力した推定されたピッチング角変化量である。図をみ
てわかるように各地区とも施工データ、推定値はほぼ一
致しており、N値を重みとして使用しない単純な3層構
造の1つのニューラルネットワークで土質,土の硬さが
異なる地区のモデリングが巧く行われていることがわか
る。
【0028】実施例3 本実施例ではピッチングとヨーイング方向の両方の影響
を含んだピッチングとヨーイング方向の土質,土の硬さ
の変化に対応できる方向修正量モデルを単純な3層構造
のニューラルネットワークで形成する。
【0029】すなわち、図6に示すように、トンネルロ
ボットの現在及び過去のヘッドのピッチング角θhp(k)
〜θhp(k-n),ロボット本体の過去のピッチング角変化
量Δθp(k-1)〜Δθp(k-1)および,トンネルロボットの
現在及び過去のヘッドのヨーイング角θhy(k)〜θhy(k-
n),ロボット本体の過去のヨーイング角変化量Δθy(kー
1)〜Δθy(k-n)を入力層の入力とし、現在のピッチング
角変化量Δθp(k)及びヨーイング角変化量Δθy(k)を出
力層の出力とするニューラルネットワーク12を用い
る。
【0030】そして、実際に複数の異なる土質,土の硬
さで施工した時の、それぞれの土質,土の硬さにおける
「現在及び過去のヘッドのピッチング角,ロボット本体
の過去のピッチング角変化量および,トンネルロボット
の現在及び過去のヘッドのヨーイング角,ロボット本体
の過去のヨーイング角変化量」と「現在のピッチング角
変化量及びヨーイング角変化量」との関係を学習データ
として実施例1で示したニューラルネットワークの学習
則によって学習させる。これにより、「現在及び過去の
ヘッドのピッチング角,ロボット本体の過去のピッチン
グ角変化量および,トンネルロボットの現在及び過去の
ヘッドのヨーイング角,ロボット本体の過去のヨーイン
グ角変化量」を入力層に入力すれば、「現在のピッチン
グ角変化量及びヨーイング角変化量」を出力する任意の
土質,土の硬さに適応できるニューラルネットワークを
得ることができる。
【0031】以下に上記方法を用いて実際にピッチング
とヨーイング方向の土質,土の硬さの変化に対応できる
方向修正量モデルをニューラルネットで形成した例を示
す。ニューラルネットワークの各層の構成と各定数の値
を以下に示す。 地区名 筑波地区 N値 3〜4 入力層 14ユニット 中間層 20ユニット、出力層 2ユニット シグモイドの傾きに関する定数U0 2.0 結合係数の学習速度に関する定数A 0.2 オフセット値の学習速度に関する定数B 0.1 モーメント値m 0.8 学習データは50ストローク分のヘッド角,ピッチング
角変化量,ヨーイング角変化量を用いた。
【0032】以上の構成でニューラルの学習を行った。
16万回の学習で誤差が0.35に下がりほぼ収束した
ため学習を終了した。学習済みのニューラルネットで推
定されたピッチング角変化量,ヨーイング角変化量をぞ
れぞれ図7,図8に示す。点線が実際の施工データで、
実線が推定値である。ピッチング角変化量,ヨーイング
角変化量とも推定値と実際の施工データはほぼ一致し、
本方法の有効性が確認できた。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明すれば、小口
径トンネルロボットの方向修正量モデルを、入力として
オフセット値を用いないより簡単な構造のニューラルネ
ットワークにより形成することができる。また本発明の
別の発明によれば、小口径トンネルロボットの土質,土
の硬さの変化に対応できる方向修正量モデルを、N値を
重みとして使用しない単純な3層構造のニューラルネッ
トワークで形成することができる。
【0034】さらに本発明の別の発明によれば、ピッチ
ングとヨーイング方向の両方の影響を含んだピッチング
とヨーイング方向の土質,土の硬さの変化に対応できる
方向修正量モデルを単純な3層構造のニューラルネット
ワークで形成することができる。という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるニューラルネットワー
クの概念図である。
【図2】本実施例におけるピッチング角変化量の施工デ
ータと推定値との比較図である。
【図3】本発明の別の実施例におけるピッチング角変化
量の施工データと推定値との比較図である。
【図4】本発明の別の実施例におけるピッチング角変化
量の施工データと推定値との比較図である。
【図5】本発明の別の実施例におけるピッチング角変化
量の施工データと推定値との比較図である。
【図6】本発明のさらに別の実施例によるニューラルネ
ットワークの概念図である。
【図7】図6の実施例におけるピッチング角変化量の施
工データと推定値との比較図である。
【図8】図6の実施例におけるヨーイング角変化量の施
工データと推定値との比較図である。
【図9】一般的な小口径トンネルロボットのシステム構
成図である。
【図10】トンネルロボットのヘッド角とピッチング角
及びピッチング角変化量の定義を説明する図である。
【図11】従来例によるヘッド角−ピッチング角変化量
特性図である。
【図12】従来の方向修正量モデルを示す図である。
【符号の説明】
11 3層構造のニューラルネットワーク 12 3層構造のニューラルネットワーク θhp(k)〜θhp(k-n) ヘッドのピッチング角 Δθp(k-1)〜Δθp(k-n) ピッチング角変化量 Δθp(k) ピッチング角変化量(ピッチング方向の方向
修正量) θhy(k)〜θhy(k-n) ヘッドのヨーイング角 Δθy(k-1)〜Δθy(k-n) ヨーイング角変化量 Δθy(k) ヨーイング角変化量(ヨーイング方向の方向
修正量)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 羽成 賢一 東京都武蔵野市吉祥寺南町1丁目27番1号 エヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロ ジ株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無排土式で押し込み推進させながらロボ
    ット先端のヘッド角を制御し、方向修正を行う小口径ト
    ンネルロボットにおいて、 入力層,少なくとも1層以上の中間層および出力層から
    なり、各層がユニットの集合であり、トンネルロボット
    の現在及び過去のヘッドのピッチング角,ロボット本体
    の過去のピッチング角変化量を入力層の入力とし、現在
    のピッチング角変化量を出力層の出力とするニューラル
    ネットワークを用い、 実際に施工した時の「現在及び過去のヘッドのピッチン
    グ角,ロボット本体の過去のピッチング角変化量」と
    「現在のピッチング角変化量」との関係を学習データと
    してニューラルネットワークの学習則によって学習させ
    ることにより、「現在及び過去のヘッドのピッチング
    角,ロボット本体の過去のピッチング角変化量」を入力
    したとき「現在のピッチング角変化量」を出力するニュ
    ーラルネットワークにより方向修正量モデルを形成する
    ことを特徴とするトンネルロボットの方向修正量モデル
    形成法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、ニューラルネットワ
    ークとして3層構造のニューラルネットワークを用い、 実際に複数の異なる土質,土の硬さで施工した時の、そ
    れぞれの土質,土の硬さにおける「現在及び過去のヘッ
    ドのピッチング角,ロボット本体の過去のピッチング角
    変化量」と「現在のピッチング角変化量」との関係を学
    習データとしてニューラルネットワークの学習則によっ
    て学習させることにより、「現在及び過去のヘッドのピ
    ッチング角,ロボット本体の過去のピッチング角変化
    量」を入力したとき「現在のピッチング角変化量」を出
    力する任意の土質,土の硬さに適応できるニューラルネ
    ットワークにより方向修正量モデルを形成することを特
    徴とするトンネルロボットの方向修正量モデル形成法。
  3. 【請求項3】 無排土式で押し込み推進させながらロボ
    ット先端のヘッド角を制御し、方向修正を行う小口径ト
    ンネルロボットにおいて、 入力層,中間層および出力層からなる3層構造を有し、
    各層がユニットの集合であり、トンネルロボットの現在
    及び過去のヘッドのピッチング角,ロボット本体の過去
    のピッチング角変化量および,トンネルロボットの現在
    及び過去のヘッドのヨーイング角,ロボット本体の過去
    のヨーイング角変化量を入力層の入力とし、現在のピッ
    チング角変化量及びヨーイング角変化量を出力層の出力
    とするニューラルネットワークを用い、 実際に施工した時の「現在及び過去のヘッドのピッチン
    グ角,ロボット本体の過去のピッチング角変化量およ
    び,トンネルロボットの現在及び過去のヘッドのヨーイ
    ング角変化量及びヨーイング角変化量」と「現在のピッ
    チング角変化量及びヨーイング角変化量」との関係を学
    習データとしてニューラルネットワークの学習則によっ
    て学習させることにより、「現在及び過去のヘッドのピ
    ッチング角,ロボット本体の過去のピッチング角変化量
    および,トンネルロボットの現在及び過去のヘッドのヨ
    ーイング角,ロボット本体の過去のヨーイング角変化
    量」を入力したとき「現在のピッチング角変化量及びヨ
    ーイング角変化量」を出力するニューラルネットワーク
    により方向修正量モデルを形成することを特徴とするト
    ンネルロボットの方向修正量モデル形成法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の3層構造ニューラルネ
    ットワークを用い、 実際に複数の異なる土質,土の硬さで施工した時の、そ
    れぞれの土質,土の硬さにおける「現在及び過去のヘッ
    ドのピッチング角,ロボット本体の過去のピッチング角
    変化量および,トンネルロボットの現在及び過去のヘッ
    ドのヨーイング角,ロボット本体の過去のヨーイング角
    変化量」と「現在のピッチング角変化量及びヨーイング
    角変化量」との関係を学習データとしてニューラルネッ
    トワークの学習則によって学習させることにより、「現
    在及び過去のヘッドのピッチング角,ロボット本体の過
    去のピッチング角変化量および、トンネルロボットの現
    在及び過去のヘッドのヨーイング角,ロボット本体の過
    去のヨーイング角変化量」を入力したとき「現在のピッ
    チング角変化量及びヨーイング角変化量」を出力する任
    意の土質,土の硬さに適応できるニューラルネットワー
    クにより方向修正量モデルを形成することを特徴とする
    トンネルロボットの方向修正量モデル形成法。
JP35659291A 1991-12-25 1991-12-25 トンネルロボットの方向修正量モデル形成法 Pending JPH05171890A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE4338607B4 (de) * 1993-11-11 2005-10-06 Siemens Ag Verfahren und Vorrichtung zur Führung eines Prozesses in einem geregelten System
JP2019039264A (ja) * 2017-08-28 2019-03-14 清水建設株式会社 操作設定提示装置、及びプログラム
CN114810100A (zh) * 2022-06-28 2022-07-29 中铁工程服务有限公司 一种基于深度神经网络的盾构掘进姿态预测方法

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