JPH05171667A - 設備台 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗剤や石鹸などを不要とする洗浄が可能とな
り、少量の洗浄水によって洗浄することができ、また容
易に洗浄することができる設備台を提供する。 【構成】 流し台ないし洗面台の流し槽３が超音波振動
子５と超音波発振機６を備えた超音波槽とされている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は設備台に関し、特に、た
とえば、流し台や洗面台などの流し槽を有する設備台に
適用して有効な技術に関する。

【０００２】

【従来の技術】たとえば、流し台や洗面台などの流し槽
の使用に際しては、洗剤や石鹸などを使用して被洗浄物
を洗浄する場合が多い。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところで、前記したよ
うな流し台や洗面台などの流し槽においては、洗剤や石
鹸などが必要とされ、またその洗剤などの除去のために
多量の洗浄水が必要とされる。

【０００４】さらに、手作業による洗浄であるため、煩
雑であるという問題点もある。

【０００５】本発明の目的は、洗剤や石鹸などを不要と
する洗浄が可能となり、少量の洗浄水によって洗浄する
ことができ、また容易に洗浄することができる設備台を
提供することにある。

【０００６】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。

【０００８】すなわち、本発明の設備台の構造は、流し
槽が超音波槽とされている構造としたものである。

【０００９】この場合に、流し台ないし洗面台のいずれ
かである構造とすることができる。

【００１０】

【作用】前記した構造の設備台によれば、その超音波槽
の液体中の被洗浄物に超音波が照射され、被洗浄物に付
着している塵埃が吸引剥離されて洗浄がなされるため、
洗剤や石鹸などを不要とする洗浄が可能となり、少量の
洗浄水によって洗浄することができ、また手作業による
ことなく容易に洗浄することができる。

【００１１】

【実施例】図１は本発明の一実施例である設備台を示す
斜視図である。

【００１２】本実施例における設備台は、一般家庭など
において使用される流し台とされている。

【００１３】流し台には、開閉自在の排出口１，２を有
する流し槽３，４が二槽配設されている。

【００１４】流し台内における一方の流し槽３の下方に
は、超音波振動子５とこの超音波振動子５を振動させる
超音波発振機６が配設され、その一方の流し槽３が超音
波槽に形成されている。

【００１５】超音波発振機６の操作用スイッチ７は、流
し台の前面側に設けられていて、この操作用スイッチ７
のＯＮ，ＯＦＦによって超音波発振機６が操作されるよ
うになっている。

【００１６】流し台の流し槽３，４は、冷水および温水
供給用の蛇口（図示せず）からの水道水などの供給が可
能とされている。

【００１７】次に、本実施例の作用について説明する。

【００１８】たとえば、本実施例の流し台を使用して食
器など被洗浄物を洗浄するに際しては、排出口１を閉
じ、前記した蛇口から流し槽３に冷水ないし温水を供給
して貯留させる。

【００１９】次いで、その流し槽３の冷水ないし温水中
に被洗浄物を浸漬し、操作用スイッチ７をＯＮにして超
音波発振機６を作動させ超音波振動子５を振動させる
と、流し槽３の冷水ないし温水中の被洗浄物に超音波が
照射され、キャビテーション現象が生じ、被洗浄物に付
着している塵埃が吸引剥離されて洗浄される。

【００２０】したがって、本実施例の流し台によれば、
洗剤などを不要とする洗浄が可能となり、少量の洗浄水
によって洗浄することができ、また手作業によることな
く容易に自動的に洗浄することができる。

【００２１】また、このような超音波による洗浄に際し
て、流し槽３に温水を貯留して洗浄すれば、その温水と
相乗効果によって洗浄効果をより一層向上させることが
できる。

【００２２】さらに、流し槽３の冷水ないし温水中に洗
浄剤を投入しておけば、その洗浄剤との相乗効果によっ
ても洗浄効果をより一層向上させることができる。しか
し、本実施例の流し台においては、超音波による洗浄が
なされるため、洗剤濃度の低い僅かな量の洗浄剤の使用
で済ませることができる。

【００２３】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。

【００２４】たとえば、前記実施例の設備台は、一般家
庭用として適用されているが、本発明の設備台は、一般
家庭用の適用に限定されるものではなく、たとえば業務
用として適用することが可能である。

【００２５】また、前記実施例の設備台は、流し台とし
て適用されているが、たとえば本発明の設備台は、洗面
台，洗面化粧台などに適用することが可能である。

【００２６】

【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。

【００２７】(1) 本発明の設備台によれば、その超音波
槽の液体中の被洗浄物に超音波が照射され、被洗浄物に
付着している塵埃が吸引剥離されて洗浄がなされるた
め、洗剤や石鹸などを不要とする洗浄が可能となり、少
量の洗浄水によって洗浄することができ、また手作業に
よることなく容易に洗浄することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例である設備台を示す斜視図で
ある。

【符号の説明】

１ 排出口 ２ 排出口 ３ 流し槽 ４ 流し槽 ５ 超音波振動子 ６ 超音波発振機 ７ 操作用スイッチ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 流し槽が超音波槽とされていることを特
   徴とする設備台。
2. 【請求項２】 流し台ないし洗面台のいずれかであるこ
   とを特徴とする設備台。