JPH0517097U - ステンド照明付き一体式ポスト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 住宅の玄関先等に配置する門灯において、個
性的であり、ゆとりがあり、遊び心がある門灯を構成す
ることを目的とする。 【構成】 デザインを施したステンドガラス３で覆った
照明部Ｓと、表札６、住居表示７、インターホン８の取
付部をポストＰ前面に配置し、照明部Ｓと取付部とポス
トＰを一体的に構成したものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、住宅の玄関先等に配置する門灯に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、住宅の門灯は、白熱灯や蛍光灯等により構成されており、玄関の上方や 側方に配置され、表札やポストは柱に取り付けられたり塀に埋め込まれたりして いたのである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

このような従来の門灯や表札、ポストは、ごく平凡な構成であり、これからの 住宅にとって、門灯ひとつにおいても、個性的であるとか、ゆとりがあるとか、 遊び心があるといったものが表現されておらず、単に玄関周囲を照らすだけのも のであり、高級感を出すぐらいであったのである。また、ポストや表札や住居表 示やインターホン等は玄関先廻りにまとまりなく配置されていることが殆どであ り、特に、門や塀を用いない戸建住宅ではポストや表札や住居表示やインターホ ン等の関連部材をすっきりと配置したものはなかったのである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

以上のような課題を解決するための手段として、本考案は、デザインを施した ステンドガラスで覆った照明部と、正面に配置する表札、住居表示、インターホ ンの取付部とポストとを一体的に構成したものである。

【０００５】

【作用】

作用について説明すると、ポストＰの上部に照明部Ｓの取付部を構成して、ソ ケット１０に電球１２を取り付け、取付部材１１に照明部Ｓの枠体４をビス１３ により取り付け、該枠体４の四方側面に絵柄をデザインしたステンドガラス３を 設けて、該電球１２が点灯すると鳥の絵柄が浮き上がり、ポストＰ内の中央部に は底板５を設けて郵便物等を受け、後面には取出口２１を開口して把手２３を設 けた扉２２を蝶着し、投函された郵便物や新聞等を取り出させるようにし、前面 上部には表札６と住所表示７とインターホン８が取り付けられるのである。

【０００６】

【実施例】

次に本考案の実施例について説明する。図１は本考案のステンド照明付きポス トの正面図、図２は同じく分解斜視図、図３は同じく側面断面図、図４は屋根部 ４’ａが三角型の枠体４’の斜視図、図５はパンチングメタルにより構成された 簀の子９の平面図、図６は同じく側面断面図、図７は表札６とインターホン８を 示す平面断面図、図８は、表札６の後斜視図である。

【０００７】 図１・図２・図３において、住宅の玄関先等に門灯として配置すべく構成した 本考案のステンド照明付き一体式ポストを説明すると、門灯の本体を成すポスト Ｐの枠体１は、四角柱の形状に構成している。しかし、本実施例は四角柱の形状 であるが、該形状は円柱等でも良く限定しないものとする。該枠体１の上面部に 照明部Ｓの取付部を構成し、該照明部Ｓの取付部は電球１２を装着するソケット １０と取付部材１１が設けられ、該取付部材１１には照明部Ｓの枠体４の下部を ビス１３により取り付けられるようにし、該枠体４の四方側面にはステンドガラ ス３が設けられデザインを施して高級感、シャレタ感じを出している。なお、ス テンドグラス３のデザインは、本実施例の場合鳥の絵柄であるが他の絵柄でも良 く、鳥の絵柄に限定するものではない。枠体４の屋根部４ａの形状は、丸型に構 成しているが、図４に示す如く屋根部４’ａの形状を三角型や他の形状に構成す ることも可能である。前記ポストＰの枠体１と照明部Ｓの枠体４は鋼材を使用し ているが、木材や合成樹脂等で構成しても構わない。なお、高級志向に対応する 場合には鋳物にて構成し、また、ポストＰの枠体１は石を表面に張りつけること も可能である。

【０００８】 ポストＰの枠体１内の略中央部には底板５を固設し、該底板５は図５に示す如 く、パンチングメタルにより構成された簀の子９を載置している。底板５の前方 両端部には、水抜き孔としてパイプ１４・１４を設け、後方両端部には前記照明 部Ｓとインターホン８の電気配線２７・２８用として配管１５・１５を設けてお り、該パイプ１４・１４と配管１５・１５は、それぞれ枠体１内の四隅に固設さ れている。また、図６に示す如く、パンチングメタルにより構成された簀の子９ を前記パイプ１４・１４と前記配管１５・１５より突設した支持部材１６・１６ に載置し、底板５の代わりにすることもできる。

【０００９】 枠体１前面の上部にはポストＰの投入口１７が開口され、該投入口１７前上部 にはポスト庇１８を設けられ、該ポスト庇１８上方の該枠体１前面部には表札６ と住居表示７とインターホン８の取付部が設けられている。即ち、表札６は貼り 付けることも可能であるが、図８に示す如く裏面にボルト１９を突設して、図７ に示す如く枠体１にナット２０により取り付けることも可能である。住居表示７ も表札６と同様に貼設することも、ボルト固定することも、そのまま書き込むこ とも可能である。インターホン８は図３、図７に示す如く枠体１に挿着して後面 より配線を引き出して配管１５から家屋内へ配線する構成としている。なお、本 実施例においては、ポスト庇１８上方の左側にインターホン８を配置し、右上側 に表札６を配置し、その下方に住居表示７を配置しているが、その配置は特に限 定しないものとする。

【００１０】 ポストＰの枠体１裏面の上部には取出口２１を設け、該取出口２１には、扉２ ２を設け、該扉２２には把手２３を設けている。前記扉２２は、蝶番２４により 枠体１に蝶着され、把手２３により開閉可能に構成されている。以上の如くポス トＰ部は、枠体１の上部に構成されているのである。

【００１１】 前記底板５の下方は、空洞であり、ポストＰの枠体１の最下部にはベース２５ を設け、該ベース２５にはアンカーボルト孔２５ａを開口して、基礎上に立設し たアンカーボルト２６を挿入して、該アンカーボルト２６にナット２９が締着さ れて設置されるのである。

【００１２】

【考案の効果】

本考案は以上のように構成したので、以下のような効果を奏するのである。即 ち、門灯にポストとしての機能をもたせ、前面には表札、住居表示、インターホ ンの取付部が設けられているので、玄関先にまとまって配置されるようになって すっきりし、照明部はステンドガラスに覆われているので、デザイン的な造形と なり、個性的なものにでき、遊び心があり、ゆとりのある生活空間を創造するこ とができるのである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のステンド照明付きポストの正面図であ
る。

【図２】同じく分解斜視図である。

【図３】同じく側面断面図である。

【図４】屋根部４’ａが三角型の枠体４’の斜視図であ
る。

【図５】パンチングメタルにより構成された簀の子９の
平面図である。

【図６】同じく側面断面図である。

【図７】表札６とインターホン８を示す平面断面図であ
る。

【図８】表札６の後斜視図である。

【符号の説明】

Ｐ ポスト Ｓ 照明部 ３ ステンドガラス ６ 表札 ７ 住居表示 ８ インターホン

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 デザインを施したステンドガラスで覆っ
   た照明部と、正面に配置する表札、住居表示、インター
   ホンの取付部とポストとを一体的に構成したことを特徴
   とするステンド照明付き一体式ポスト。