JPH05170859A - 弾性エラストマーおよびその製造方法 - Google Patents

弾性エラストマーおよびその製造方法

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JPH05170859A
JPH05170859A JP3334883A JP33488391A JPH05170859A JP H05170859 A JPH05170859 A JP H05170859A JP 3334883 A JP3334883 A JP 3334883A JP 33488391 A JP33488391 A JP 33488391A JP H05170859 A JPH05170859 A JP H05170859A
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active hydrogen
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hydantoin
hydrogen compound
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Toshikazu Kaneda
俊和 金田
Hiroshi Ueda
洋 上田
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 【構成】 特定の構造を有するヒダントイン化合物を含
む活性水素化合物100当量部に対し、70〜130当
量部のポリイソシアナ─トを含む樹脂組成物とを、密閉
型内において反応射出成形することにより得られるポリ
ウレタンおよび/またはポリウレア弾性エラストマ─。 【効果】 本発明においてヒダントイン化合物を活性水
素化合物成分側に添加することにより前記反応性混合物
の貯蔵安定性が改良される。更にこれとポリイソシアナ
─トとを反応射出してなる弾性体エラストマ─の耐熱性
が改良される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用部品及びその
他工業用材料として有用な弾性エラストマ─及びその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリイソシアナートと分子内に活
性水素基を有する活性水素化合物との重付加により非泡
状ポリウレタン、その繊維強化エラストマ─、あるいは
マイクロセルラ─ポリウレタンエラストマ─を反応射出
成形(以下、RIMという。)法で成形することによ
り、自動車用等の工業材料部品として有用である。
【0003】これらのポリウレタン原料は、通常ポリイ
ソシアナートと上記の活性水素化合物とからなり、該活
性水素化合物は、一般にヒドロキシル基を有するポリエ
─テルポリオ─ル、ポリエステルポリオール及びアミノ
基を有するポリエーテルアミン及び任意に鎖延長剤、触
媒、発泡剤、助剤、添加剤や繊維状無機化合物等が添加
されたものより構成される。
【0004】従来、ポリイソシアナ─トの低温に於ける
貯蔵安定性の向上のために、ヒダントイン類化合物を添
加する技術については、各種の報告があり、例えば、米
国特許第3928289号にはオキシアルキル基を含む
ヒダントインを分子量が700より大きいポリエステル
及びポリマ─ポリオ─ルとともに熱可塑性ポリウレタン
合成用のポリイソシアナ─トの製造に用いることが記載
されている。イソシアナート成分としては脂肪族イソシ
アナートが好ましい。
【0005】ドイツ特許公開公報第2150152号に
はモノオキシアルキルヒダントイン及びウラシルをポリ
イソシアナ─トと好ましくは1:2の化学量論比で反応
させることによって得られるポリイソシアナ─トが記載
されている。
【0006】米国特許第4002798号にはビスオキ
シエチルヒダントインをアリルアルコ─ル及びジイソシ
アナートと反応させ、得られたポリエンをポリチオ─ル
と反応させることによってイソシアナートを含有しない
組成物を得ることが教示されている。
【0007】同様な組成物は米国特許第4017650
号にも記載されている。ドイツ特許公開公報第2523
615号にはビスオキシアルキル化ヒダントインを他の
架橋剤及びポリオキシアルキレンポリオールとともにポ
リイソシアナ─トと組み合わせて用いることが記載され
ている。
【0008】RIM法は、ポリイソシアナ─トと活性水
素化合物を混合射出機によって加圧下で衝突混合させ、
この混合物を成形型内に充填して硬化した後、成形品を
取り出す方法である。
【0009】RIM成形反応においても、ポリイソシア
ナートの低温時の貯蔵安定性の向上を図ることを目的と
して、ヒダントイン類化合物を種々の異なったポリヒド
ロキシル化合物を基質として、プレポリマーとするもの
の製造方法については、例えば、特開昭60−1904
13号公報に詳細な記述がある。これらのポリイソシア
ナ─トは、末端にイソシアナート基を有するプレポリマ
ーまたはセミプレポリマーで、特に、ジフェニルメタン
系のポリイソシアナ─トあるいは4、4’−ジフェニル
メタンジイソシアネート、2、4’−ジフェニルメタン
ジイソシアネート、2、2’−ジフェニルメタンジイソ
シアネート及びこれらジイソシアナートに加えてそれら
のより高次の多核体を含有するアニリン/ホルムアルデ
ヒドのホスゲン化生成物らなる1種以上の混合物等が使
用され、このような従来刊行物に記載されている方法
は、一般に室温で固体状の4、4’−ジフェニルメタン
ジイソシアネートの液化、または室温で液体であるジフ
ェニルメタン系のポリイソシアナ─トの低温貯蔵におけ
る結晶化傾向を防止する技術に関係し、上記に挙げた方
法はすべてポリイソシアナート側の変成に関する技術で
ある。
【0010】一方、活性水素化合物中に室温で固体、或
いは結晶化傾向の強い芳香族ポリアミンを含む場合、貯
蔵安定性が著しく低下し、芳香族ポリアミンと高分子量
活性水素化合物との相溶性が不良なためポリアミン成分
が析出し、従来技術では高分子量活性水素化合物に対す
る芳香族ポリアミンの量比はそれらの相互の溶解性によ
り制限され、かつ、芳香族ポリアミンの量は、得られる
弾性エラストマーの耐熱性に密接に影響を与え、自ずか
らその向上には限界があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
の通り、芳香族ポリアミンを含む活性水素化合物成分の
低温貯蔵安定性を向上せしめ、該活性水素化合物とポリ
イソシアナ─トとを反応射出成形することによって、改
良された耐熱性を有する弾性エラストマーを得ることに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者はこれらの課題
を解決すべく、種々検討を重ねた結果、本発明の方法で
ある芳香族ポリアミンを含む活性水素化合物側にヒダン
トイン類化合物を含有せしめることにより、本発明を完
成するに至った。
【0013】本発明の方法により、常温で固体または粘
度の高い芳香族ポリアミン又は該芳香族ポリアミンを含
む鎖延長剤等を、活性水素化合物側に添加することによ
り、従来技術の欠点、即ち結晶性の強い固体の芳香族ポ
リアミンを含有する活性水素化合物の貯蔵安定性が不良
であるという点を改良することに成功し、RIM成形法
により、耐熱性能の改良された弾性エラスストマーを得
ることを見出した。
【0014】特に、本発明に有効な芳香族ジアミンは、
例えば2,4─ジアミノ─5─tert−ブチルトルエン、
2,6─ジアミノ─3─ tert- ブチルトルエン、3,
4─ジアミノ─5─tert−ブチルトルエン、2,3ジア
ミノ─4─tert−ブチルトルエン、1,3,5─トリイ
ソプロピル─2,4─ジアミノベンゼン、5,7─ジア
ミノ─1,1,4,6─テトラメチルインダン等に有効
である。すなわち、本発明は、(1). 次式(1)
〔化2〕
【0015】
【化2】 〔式中、R1 、R2 は同一でも異なっていても良く、そ
れぞれC1 〜C6 のアルキル基を表す。A、BはC2
8 の直鎖、或いは分岐状のアルキル基またはポリエー
テル基を表す。〕で表されるヒダントイン化合物を含む
活性水素化合物100当量部に対し、70〜130当量
部のポリイソシアナ─トを含む樹脂組成物とを、密閉型
内において反応射出成形することにより得られることを
特徴とするポリウレタンおよび/またはポリウレア弾性
エラストマ─、(2). 活性水素化合物が、400以
下の分子量を有する芳香族ポリアミン100重量部に対
し、ヒダントイン化合物10〜60重量部の比率で予め
溶融混合し、分子量800〜12,000の高分子量活
性水素化合物に挿入することによって得られたものであ
ることを特徴とする第(1)項記載のポリウレタンおよ
び/またはポリウレア弾性エラストマ─の製造方法、
(3) 芳香族ポリアミンが1、3、5─トリイソプロ
ピル─2、4ジアミノベンゼンおよび/または5、7─
ジアミノ─1、1、4、6─テトラメチルインダンであ
ることを特徴とする第(2)項記載の弾性エラストマー
である。
【0016】本発明で使用するヒダントイン化合物は窒
素原子上に随意にエ─テル結合橋を含むヒドロキシルア
ルキル置換基を有し50─596の範囲のOH価を有す
る2アルコ─ル性ヒドロキシル基を含むヒダントインで
ある。このようなポリヒドロキシル化合物の代表的な例
は下記の式[化3]に対応する。
【0017】
【化3】 (式中、R1 、R2 は同一でも異なっていても良く、そ
れぞれC1 〜C6 のアルキル基を表す。A、BはC2
8 の直鎖、或いは分岐状のアルキル基またはポリエー
テル基を表す。)化学構造式(1)のヒダントイン誘導
体は公知の方法によって得られる。例えばドイツ特許公
開公報第1812003号には出発ヒダントインのアル
コキシル化反応によって対応するジヒドロキシルヒダン
トインが作られることが記載されている。アルコキシル
化剤としてはエチレンオキサイド及び/またはプロピレ
ンオキサイドが用いられる。このようなアルコキシル化
反応は、20─200℃、好ましくは60─150℃の
範囲の温度において、テトラメチルアンモニウムクロラ
イド、例えばN,N−ジメチルベンジルアミン等の第3
級アミンまたは水酸化ナトリウム水溶液などのような適
当な触媒の存在下で行うことが好ましい。
【0018】アルキレンオキサイドとヒダントインのモ
ル比が1:2またはよりアルキレンオキサイド側に大と
なるようにして用いた場合には、ヒダントイン環の双方
の窒素原子上にオキシアルキル置換基を含むジヒドロキ
シル化合物が生成する。アルキレンオキサイドを更に大
過剰に用いるとエ─テル結合の導入されたオキシアルキ
ル基であるN─置換基を有するアルコキシル化生成物が
製造される。
【0019】本発明で使用する活性水素化合物は上記ヒ
ダントイン化合物と高分子量活性水素化合物、芳香族ポ
リアミン及びその他の助剤とからなりそれぞれ以下に詳
細に説明する。
【0020】本発明で使用する高分子量活性水素化合物
としては、例えば、エチレングリコ─ル、プロピレング
リコ─ル、トリエチレングリコ─ル、ジプロピレングリ
コ─ル、グリセリン、トリメチロ─ルプロパン、1、
3、6─ヘキサントリオ─ル、ペンタエリスリト─ル、
ソルビト─ル等の多価アルコール類及び/またはこれら
のポリヒドロキシ化合物にアルキレンオキサイドを付加
重合させて得た分子量800 12,000のポリエ─
テルポリオ─ルである。またジエタノ─ルアミン、トリ
エタノ─ルアミン等のアルカノ─ルアミン類、エチレン
ジアミン、ジエチレントリアミン、アンモニア、アニリ
ン、トリレンジアミン、キシリレンジアミン、ジアミノ
ジフェニルにエチレンオキサイド、プロピレンオキサイ
ドを付加重合させて得た分子量800〜12,000の
ポリエ─テルポリオ─ル及びポリテトラメチレンエ─テ
ルグリコ─ルも使用できる。
【0021】以上の他高級脂肪酸エステルポリオ─ル及
びポリカルボン酸と低分子量ポリオールとを反応させて
得たポリエステルポリオール及びカプロラクトンを重合
させて得たポリエステルポリオール、ポリカ─ボネ─ト
ポリオール、ヒマシ油、脱水ヒマシ油等の水酸基含有高
級脂肪酸エステルも使用できる。
【0022】さらに前記の公知のポリオールにスチレ
ン、アクリロニトリル、メタクリレ─トの如きエチレン
性不飽和化合物をグラフト反応させたポリマ─ポリオ─
ルまたはこれらの水素添加物も使用できる。
【0023】以上の高分子量の活性水素含有化合物以外
に、例えば上記ポリエ─テルポリオ─ルのOH基をアミ
ノ化して得られる1級もしくは2級アミンがある。具体
的にはグリセリンにプロピレンオキサイドを付加重合し
て得られるポリエ─テルポリオ─ルを触媒の存在下でア
ンモニアまたはアルキルアミンと反応して得られる高分
子量ポリエ─テルポリアミンである。或いはポリエ─テ
ルポリオ─ルとイソシアナートを反応して得られるプレ
ポリマーを加水分解して得られるポリエ─テルポリアミ
ンでもよい。また高分子量ポリエ─テルと芳香族アミン
が化学的に結合して得られるポリエ─テルポリアミンで
あってもよい。
【0024】本発明で用いられる室温で固体の芳香族ポ
リアミンとしては例えば1、3、5─トリイソブロピル
─2、4─ジアミノベンゼン、5、7─ジアミノ─1、
1、4、6─テトラメチルインダンを使用できる。本発
明に使用する芳香族ポリアミンとしては5、7─ジアミ
ノ─1、1、4、6─テトラメチルインダンが特に好ま
しい。この化合物の製造方法についての詳細な記述は日
本特許公開公報69617号に示されている。相当する
1、1、4、6─テトラメチルインダンをニトロ化した
後、還元して製造する。原料の1、1、4、6─テトラ
メチルインダンは相当するベンゼン誘導体を酸触媒の存
在下でイソプレンまたは類似のジエン化合物と反応させ
て製造できる。(P.W.K.フラナガン等.ザ ジャ
─ナル オブ オ─ガニック ケミストリ─33巻、N
o.5,P2000−2008(1968))本発明に
使用される助剤のうち触媒としては、ジブチル錫ジアセ
テ─ト、ジブチル錫ジラウレ─ト、オレイン酸錫、オク
タン酸錫等の有機金属触媒及びトリエチレンアミン、
N,N,N’,N’−テトラメチルプロパンジアミン、
1、4─ジアザビシクロ(2,2,2)オクタン、ペン
タメチルジエチレントリアミン等のアミン触媒である。
【0025】発泡剤としては、例えばトリクロルフルオ
ロメタン、メチレンクロライド、水、窒素ガス、炭酸ガ
ス等がある。以上の原料の他に各種内部離型剤、充填剤
及び/又はその他助剤等を添加して使用することができ
る。
【0026】内部離型剤としてはシリコン系、脂肪酸金
属塩、脂肪酸アマイド誘導体、脂肪酸エステル誘導体
等、公知の内部離型剤が使用できる。充填剤としてはガ
ラス繊維、フレ─クガラス、マイカ、タルク、無機化合
物ウィスカ─等があり、その他の助剤としてはカ─ボン
等の顔料、酸化防止剤、耐候安定剤等がある。
【0027】これら活性水素化合物を構成する各成分を
混合する順序と貯蔵安定性には密接な係がある。芳香族
ポリアミンと高分子量活性水素化合物を混合したものに
ヒダントイン化合物を添加する方法では貯蔵安定性改良
効果が顕著ではない。つまり芳香族ポリアミン100重
量部に対し、ヒダントイン化合物10〜60重量部の比
率で予め溶融混合し、分子量800〜12,000の高
分子量活性水素化合物に挿入する方法によって、得られ
た活性水素化合物が特に貯蔵安定性が良好である。
【0028】本発明において使用するポリイソシアナ─
トとしては、例えば4、4’−及び/または2、4’−
ジフェニルメタンジイソシアナート、2、4─及び/ま
たは2、6─トリレンジイソシアナート、ポリメチレン
ポリフェニルポリイソシアナ─ト、キシリレンジイソシ
アナ─ト、イソホロンジイソシアナート、他の脂肪族系
のポリイソシアナ─ト及びこれらのイソシアナート類の
2量体、3量体、カルボジイミド変成体、アロファネ─
ト変成体、ビュ─レット変成体、プレポリマー等であ
る。これらのポリイソシアナ─トの中で特に本発明に好
ましいイソシアナート化合物としては、室温で液状であ
る4、4’−ジフェニルメタンジイソシアナートの変成
体である。ごの化合物の具体例には次のものが挙げられ
る。4、4’−及び/または2、4’−ジフェニルメタ
ンジイソシアナートと低分子量ジオ─ル及び/またはト
リオ─ル(好ましくは700未満の分子量を有するポリ
エ─テルポリオ─ル)とを反応させて得られるウレタン
基含有ポリイソシアナ─ト;4、4’−及び/または
2、4’−ジフェニルメタンジイソシアナートと低分子
量ジオ─ル及び/またはトリオ─ル(好ましくは200
0〜6000の分子量を有するポリエ─テルポリオ─
ル)とを反応させて得られるウレタン基含有ポリイソシ
アナ─ト;カルボジイミド基及びウレトンイミン基を含
有する4、4’−及び/または2、4’−ジフェニルメ
タンジイソシアナート系ポリイソシアナ─ト;前記の様
にして変成された4、4’−ジフェニルメタンジイソシ
アナートと少量のジフェニルメタン系の2官能性より高
い官能基を有するポリイソシアナ─トとの混合物等であ
る。
【0029】
【実施例】以下、本発明を、更に具体的に説明するため
実施例及び比較例を挙げて説明する。本実施例にて使用
した原料は以下に記載の通りである。 芳香族ポリアミン:5,7− ジアミノ─1,1,4,
6−テトラメチルインダン。OH価=550。 ヒダントイン化合物;ジ─(2─ハイドロキシエチル)
─5,5─ジメチルヒダントイン。Lonza社製。ダ
ントコ─ルDHE。m.p.62−65℃。OH価=5
20。 PPG(A):グリセリンを開始剤として触媒存在下プ
ロピレンオキシドを付加した分子量5,000のポリエ
─テルトリオ─ル。三井東圧化学製 OH価;34mg/KOH。粘度;900cps/25
℃。 触媒1;ジプロピレングリコ─ル(DPG)を溶媒にし
たトリエチレンジアミンの33%溶解液。エアプロ社
製。DABCO33LV 触媒2;ジブチル錫ジラウレ─ト(DBTDL) ポリエーテルアミン;分子量5,000のポリエ─テル
トリオ─ルを触媒存在下、アンモニアと反応させた末端
1級アミンを有する化合物。テキサコケミカル社製。J
effamineTR−5050。 整泡剤;信越シリコ─ン社製。。SZ−1907 ポリイソシアナ─トA;NCO含有量27%のカルボジ
イミド変成4、4’−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト42重量部と2、4’−および4、4’−ジフェニル
メタンジイソシアネート18重量部とを80℃で混合攪
拌した後、上記記載のPPG(A)を40重量部挿入
し、80℃2時間混合攪拌した。生成物は1週間後も透
明であった。NCO%16.5%、粘度930cps/
25℃。以上の原料を使用して混合原液を作り、ポリウ
レタン用の高圧射出成形機を用いて金型中にてRIM成
形を行った。
【0030】実施例1〜4 それぞれ100℃にて溶解した5,7−ジアミノ─1,
1,4,6−テトラメチルインダンとジ─(2─ハイド
ロキシエチル)─5,5─ジメチルヒダントインを第1
表に示した重量比にて混合し、更に予め60℃に加温し
ておいたPPG(A)と充分に攪拌混合した。この混合
物を室温まで冷却した後、さらに触媒としてDABCO
33LV、ジブチル錫ラウレ─ト(DBTDL)を添加
し、活性水素化合物とした。これらの貯蔵安定性は25
℃で一箇月間放置した後の析出物の有無により評価し
た。
【0031】実施例5〜8 それぞれ100℃にて溶解した5,7−ジアミノ─1,
1,4,6−テトラメチルインダンとジ─(2─ハイド
ロキシエチル)─5,5─ジメチルヒダントインを第2
表に示した重量比にて混合し、更に予め60℃に加温し
ておいたジェフア─ミンTR−5050と充分に攪拌混
合した。この混合物にシリコ─ン整泡剤を添加し、活性
水素化合物とした。これらの貯蔵安定性は25℃で一箇
月間放置した後の析出物の有無により評価した。
【0032】比較例1 実施例1〜4においてダントコ─ルDHEを添加しない
場合を比較例1とした。それ以外は実施例1〜4と同様
に処理した。第1表に示す通りの原液配合とし、得られ
た結果は第3表に示した。
【0033】比較例2 実施例5〜8においてダントコ─ルDHEを添加しない
場合を比較例2とした。それ以外は実施例1〜4と同様
に処理した。第1表に示す通りの原液配合とし、得られ
た結果は第3表に示した。
【0034】更に上記実施例3、4、7、8の活性水素
化合物をイソシアナートAとNCOindex105に
て反応射出成形した。反応射出成形機は東邦機械(株)
製の小型成形機を使用した。原液は温度を40℃に調節
し、活性水素化合物とポリイソシアナートの流量比がそ
れぞれ第1表記載の量比になる様に調節した。乾燥窒素
ガスを活性水素化合物中に15〜40容量%混合分散さ
せ、射出速度200g/secで金型中へ注入した。
【0035】更に成形品を120℃1時間、オ─ブン中
でポストキュアした後、試験片を切取り、曲げモジュラ
ス、耐熱性および伸びを測定した。耐熱性試験は20×
150mmの短冊状試験片を片方の端から50mmの位
置において水平に固定し120℃の恒温漕中に1時間放
置した。放置後、他端が垂れ下がった距離(熱垂下)を
測定し耐熱性を比較した。結果は第3表に示す通りとな
った。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】
【表3】
【0039】
【発明の効果】本発明において、ジハイドロキシヒダン
トイン化合物をポリイソシアネート反応成分混合物側
添加することにより、前記反応性混合物の貯蔵安定性が
改良される。更にこれとポリイソシアナ─トとを反応射
出してなる弾性体エラストマ─の耐熱性が改良される。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次式(1)〔化1〕 【化1】 〔式中、R1 、R2 は同一でも異なっていても良く、そ
    れぞれC1 〜C6 のアルキル基を表す。A、BはC2
    8 の直鎖、或いは分岐状のアルキル基またはポリエー
    テル基を表す。〕で表されるヒダントイン化合物を含む
    活性水素化合物100当量部に対し、70〜130当量
    部のポリイソシアナ─トを含む樹脂組成物とを、密閉型
    内において反応射出成形することにより得られることを
    特徴とするポリウレタンおよび/またはポリウレア弾性
    エラストマ─。
  2. 【請求項2】 活性水素化合物が、400以下の分子量
    を有する芳香族ポリアミン100重量部に対し、ヒダン
    トイン化合物10〜60重量部の比率で予め溶融混合
    し、分子量800〜12,000の高分子量活性水素化
    合物に挿入することによって得られたものであることを
    特徴とする請求項1記載のポリウレタンおよび/または
    ポリウレア弾性エラストマ─の製造方法。
  3. 【請求項3】 芳香族ポリアミンが1、3、5─トリイ
    ソプロピル─2、4ジアミノベンゼンおよび/または
    5、7─ジアミノ─1、1、4、6─テトラメチルイン
    ダンであることを特徴とする請求項2記載の弾性エラス
    トマー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010018666A (ja) * 2008-07-09 2010-01-28 Fujifilm Corp ナノインプリント用組成物、パターンおよびパターン形成方法

Cited By (1)

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JP2010018666A (ja) * 2008-07-09 2010-01-28 Fujifilm Corp ナノインプリント用組成物、パターンおよびパターン形成方法

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