JPH0517058Y2 - - Google Patents
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- JPH0517058Y2 JPH0517058Y2 JP5958689U JP5958689U JPH0517058Y2 JP H0517058 Y2 JPH0517058 Y2 JP H0517058Y2 JP 5958689 U JP5958689 U JP 5958689U JP 5958689 U JP5958689 U JP 5958689U JP H0517058 Y2 JPH0517058 Y2 JP H0517058Y2
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Landscapes
- Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
《産業上の利用分野》
本考案は、液体窒素等の低温エネルギーを患部
に集中的に付与して、患部を治療する超低温治療
器に関する。
に集中的に付与して、患部を治療する超低温治療
器に関する。
《従来技術》
近年、イボやアザ、シミ、ホクロ等を除去する
ために小面積の患部を局部的に凍結凝固させ、創
痕を最小限に止めようとる治療が注目されるよう
になつてきた。従来、この患部を局部的に冷却す
る手段として、ドライアイスや液体窒素が用いら
れている。ドライアイスは材質が脆く気化が著し
いため大きな塊状として、広い局面を凍結する治
療法には適しているが、細い棒状として小さい局
面に使用するには不適当である。また、得られる
低温が204Kと比較的高い点にも問題がある。一
方、液体窒素はこれを綿棒をに含ませて患部に接
触させ、あるいは滴下させて局所の凍結をはかる
もので、手法が簡単であるうえ、得られる低温も
78Kとかなりの低温を得ることができる。
ために小面積の患部を局部的に凍結凝固させ、創
痕を最小限に止めようとる治療が注目されるよう
になつてきた。従来、この患部を局部的に冷却す
る手段として、ドライアイスや液体窒素が用いら
れている。ドライアイスは材質が脆く気化が著し
いため大きな塊状として、広い局面を凍結する治
療法には適しているが、細い棒状として小さい局
面に使用するには不適当である。また、得られる
低温が204Kと比較的高い点にも問題がある。一
方、液体窒素はこれを綿棒をに含ませて患部に接
触させ、あるいは滴下させて局所の凍結をはかる
もので、手法が簡単であるうえ、得られる低温も
78Kとかなりの低温を得ることができる。
しかし、液体窒素を含ませた綿棒には耐圧力が
ないうえに、結局は液体窒素を患部に滴下させる
ことになるので液体窒素が皮膚上で広がり広い範
囲に影響を与えることになり、直径数ミリ以下の
局部に冷熱を集中作用させることは困難であると
いう問題がある。また、液体窒素を滴下するもの
では、使用出来る部位が限定され、例えば下あ
ご、上あごといつた天井面や側面の治療はできな
いという問題があつた。
ないうえに、結局は液体窒素を患部に滴下させる
ことになるので液体窒素が皮膚上で広がり広い範
囲に影響を与えることになり、直径数ミリ以下の
局部に冷熱を集中作用させることは困難であると
いう問題がある。また、液体窒素を滴下するもの
では、使用出来る部位が限定され、例えば下あ
ご、上あごといつた天井面や側面の治療はできな
いという問題があつた。
そこで、患部の位置にかかわらず液体窒素の冷
熱を患部に集中させることのできる治療器とし
て、第3図に示すものが提案されている。これ
は、先端部の周面に放出孔50を開設した金属製
ノズル体51で治療器を構成し、この治療器の内
部通路52に液体窒素を供給し、放出孔50から
放出させるようにしたものである。
熱を患部に集中させることのできる治療器とし
て、第3図に示すものが提案されている。これ
は、先端部の周面に放出孔50を開設した金属製
ノズル体51で治療器を構成し、この治療器の内
部通路52に液体窒素を供給し、放出孔50から
放出させるようにしたものである。
《解決しようとする課題》
ところが、先端部の周面に放出孔50を開設し
た金属製ノズル体51で構成した治療器では、内
部に液体窒素の流通路52を形成しなければなら
ないことから、ノズル体51の口径が太くなり、
施術面積の小さい場合には使用できないという問
題があるうえ、液体窒素の流量調整が困難で、ま
た患部の大きさに合わせてノズルを交換すること
が面倒であるという問題があつた。そもそも、金
属製ノズル体で構成される治療器は、主として粘
膜、内蔵器に発生した悪性腫瘍の凍結凝固を目的
として案出されたもので、イボ、アザ、シミ、ホ
クロ等、小面積の患部での凍結は困難であるばか
りでなく、顔面のごとく治療の際に放出孔から音
をたてて噴出する低温窒素ガスが患者の不安や苦
痛あるいは呼吸困難を惹起させるような部位の治
療には極めて不適当であつた。
た金属製ノズル体51で構成した治療器では、内
部に液体窒素の流通路52を形成しなければなら
ないことから、ノズル体51の口径が太くなり、
施術面積の小さい場合には使用できないという問
題があるうえ、液体窒素の流量調整が困難で、ま
た患部の大きさに合わせてノズルを交換すること
が面倒であるという問題があつた。そもそも、金
属製ノズル体で構成される治療器は、主として粘
膜、内蔵器に発生した悪性腫瘍の凍結凝固を目的
として案出されたもので、イボ、アザ、シミ、ホ
クロ等、小面積の患部での凍結は困難であるばか
りでなく、顔面のごとく治療の際に放出孔から音
をたてて噴出する低温窒素ガスが患者の不安や苦
痛あるいは呼吸困難を惹起させるような部位の治
療には極めて不適当であつた。
本考案はこのような点に着目してなされたもの
で、取り扱いが容易で、点状の小さな面積の患部
でも使用でき、しかも患部のサイズに正確に適合
する治療器を提供することを目的とする。
で、取り扱いが容易で、点状の小さな面積の患部
でも使用でき、しかも患部のサイズに正確に適合
する治療器を提供することを目的とする。
《課題を解決するための手段》
前述の目的を達成するために本考案は、断熱材
製ハンドルの先端に熱容量の大きい物質で形成し
た蓄冷ブロツクを固定し、この蓄冷ブロツクのハ
ンドル固定面とは異なる個所に熱良導体製のロツ
ドを装着したことを特徴としている。
製ハンドルの先端に熱容量の大きい物質で形成し
た蓄冷ブロツクを固定し、この蓄冷ブロツクのハ
ンドル固定面とは異なる個所に熱良導体製のロツ
ドを装着したことを特徴としている。
《作用》
本考案では、断熱材製ハンドルの先端に熱容量
の大きい物質で形成した蓄冷ブロツクを固定し、
この蓄冷ブロツクのハンドル固定面とは異なる個
所に熱良導体製のロツドを装着できるようにして
あるので、蓄冷ブロツクを液体窒素の中に浸漬さ
せて、液体窒素の保有している寒冷エネルギーを
蓄冷ブロツクに蓄積したのちロツドを装着し、ロ
ツドの先端を患部に圧接させることにより、患部
に蓄冷ブロツクの保有している寒冷エネルギーを
局部的に集中させることが可能となる。そして、
ロツドは蓄冷ブロツクの保有エネルギーを患部に
伝達するものであり、内部に液体窒素通路を形成
しなくても良いから、その口径を極めて細くする
こともでき、患部の面積に適合するよう種々のサ
イズのロツドを容易に選択使用することができる
ことになる。
の大きい物質で形成した蓄冷ブロツクを固定し、
この蓄冷ブロツクのハンドル固定面とは異なる個
所に熱良導体製のロツドを装着できるようにして
あるので、蓄冷ブロツクを液体窒素の中に浸漬さ
せて、液体窒素の保有している寒冷エネルギーを
蓄冷ブロツクに蓄積したのちロツドを装着し、ロ
ツドの先端を患部に圧接させることにより、患部
に蓄冷ブロツクの保有している寒冷エネルギーを
局部的に集中させることが可能となる。そして、
ロツドは蓄冷ブロツクの保有エネルギーを患部に
伝達するものであり、内部に液体窒素通路を形成
しなくても良いから、その口径を極めて細くする
こともでき、患部の面積に適合するよう種々のサ
イズのロツドを容易に選択使用することができる
ことになる。
《実施例》
第1図は本考案の実施例を示す縦断面図、第2
図は使用状態を示す概念図である。
図は使用状態を示す概念図である。
この低温治療器1は、円柱型の銅製ブロツク2
と、この銅製ブロツク2の一端面に立設したフツ
素樹脂製ハンドル3と、銅製ブロツク2の他端面
に取替可能な状態で固定した銅製ロツド4とで構
成してある。この銅製ロツド4は、銅製ブロツク
2の下端面に螺合するようにしてあり、銅製ブロ
ツク2への連結部5から直径の細い棒状体6を下
向きに連出することにより、その表面積を狭くし
て表面からの熱輻射による熱損失を可及的に防止
できるように構成してある。そして、この銅製ロ
ツド4はその棒状体6部分の直径の異なつたもの
を複数種用意して、患部の大きさに適合するもの
を選択的に銅製ブロツク2に取り付け固定して使
用するようになつている。
と、この銅製ブロツク2の一端面に立設したフツ
素樹脂製ハンドル3と、銅製ブロツク2の他端面
に取替可能な状態で固定した銅製ロツド4とで構
成してある。この銅製ロツド4は、銅製ブロツク
2の下端面に螺合するようにしてあり、銅製ブロ
ツク2への連結部5から直径の細い棒状体6を下
向きに連出することにより、その表面積を狭くし
て表面からの熱輻射による熱損失を可及的に防止
できるように構成してある。そして、この銅製ロ
ツド4はその棒状体6部分の直径の異なつたもの
を複数種用意して、患部の大きさに適合するもの
を選択的に銅製ブロツク2に取り付け固定して使
用するようになつている。
上述の構成からなる低温治療器1は以下に述べ
るように使用される。
るように使用される。
即ち、低温治療器1の銅製ブロツク2部分を液
体窒素溶液7内に3〜4分間浸漬させることによ
り、銅製ブロツク2に約80Kの寒冷エネルギーを
蓄積し、液体窒素溶液7から引き上げた銅製ブロ
ツク2に患部の大きさに適合した直径の棒状体6
を有する銅製ロツド4を螺合させ、その先端部を
患部8に圧接させることにより、銅製ブロツク2
が保有している寒冷エネルギーを患部8に集中的
に投与することにより患部の組織細胞を破壊して
治療することになる。この場合、螺合による銅製
ロツド4の脱着は極めて容易であり、殆どワンタ
ツチで行うことが出来る。従つて、ホクロのよう
に大小不同な局面が多数存在する場合でも、銅製
ブロツク2を液体窒素中での数分の冷却でブロツ
ク2に十分な冷熱を保持させておけば、ロツド4
を取り替えながら多数の患部を凍結凝固させて摘
出することが一度の冷却操作で可能になる。しか
も、この場合、天井面や測壁面などに存在する患
部にでも適用することができ、身体のどのような
部位でも治療することができる。
体窒素溶液7内に3〜4分間浸漬させることによ
り、銅製ブロツク2に約80Kの寒冷エネルギーを
蓄積し、液体窒素溶液7から引き上げた銅製ブロ
ツク2に患部の大きさに適合した直径の棒状体6
を有する銅製ロツド4を螺合させ、その先端部を
患部8に圧接させることにより、銅製ブロツク2
が保有している寒冷エネルギーを患部8に集中的
に投与することにより患部の組織細胞を破壊して
治療することになる。この場合、螺合による銅製
ロツド4の脱着は極めて容易であり、殆どワンタ
ツチで行うことが出来る。従つて、ホクロのよう
に大小不同な局面が多数存在する場合でも、銅製
ブロツク2を液体窒素中での数分の冷却でブロツ
ク2に十分な冷熱を保持させておけば、ロツド4
を取り替えながら多数の患部を凍結凝固させて摘
出することが一度の冷却操作で可能になる。しか
も、この場合、天井面や測壁面などに存在する患
部にでも適用することができ、身体のどのような
部位でも治療することができる。
上記実施例では、銅製ロツド4を銅製ブロツク
2に取替可能に固定するものについて説明した
が、ロツド部分とブロツク部分とを分離不能に形
成し、ロツド部分の直径寸法の異なるものを複数
種類用意するようにしてもよい。また、ロツド部
分を針状に形成すると、患部が皮膚下にある場合
でも使用することができる。
2に取替可能に固定するものについて説明した
が、ロツド部分とブロツク部分とを分離不能に形
成し、ロツド部分の直径寸法の異なるものを複数
種類用意するようにしてもよい。また、ロツド部
分を針状に形成すると、患部が皮膚下にある場合
でも使用することができる。
さらに、銅製ブロツク2あるいは銅製ロツド4
に熱電対等の温度検出手段を設置して、その温度
を検出表示できるようにすると、80Kまでの低温
に対する生体組織や細胞の生理学的反応あるいは
病理学的変化が経時的、連続的に検索出来るよう
になり、学術的意義を高めることも可能となる。
に熱電対等の温度検出手段を設置して、その温度
を検出表示できるようにすると、80Kまでの低温
に対する生体組織や細胞の生理学的反応あるいは
病理学的変化が経時的、連続的に検索出来るよう
になり、学術的意義を高めることも可能となる。
《効果》
本考案では、断熱材製ハンドルの先端に熱容量
の大きい物質で形成した蓄冷ブロツクを固定し、
この蓄冷ブロツクのハンドル固定面とは異なる個
所に熱良導体製のロツドを装着するようにしてい
るので、ハンドルをもつて蓄冷ブロツクを液体窒
素の中に浸漬させ、所定の寒冷エネルギーを蓄冷
ブロツク内に十分蓄積させたのち、蓄冷ブロツク
に装着したロツドの先端を患部に圧接させること
により、患部に蓄冷ブロツクの保有している寒冷
エネルギーを局部的に集中して伝達させることが
可能となるから、治療器としてのその取り扱いが
容易になる。
の大きい物質で形成した蓄冷ブロツクを固定し、
この蓄冷ブロツクのハンドル固定面とは異なる個
所に熱良導体製のロツドを装着するようにしてい
るので、ハンドルをもつて蓄冷ブロツクを液体窒
素の中に浸漬させ、所定の寒冷エネルギーを蓄冷
ブロツク内に十分蓄積させたのち、蓄冷ブロツク
に装着したロツドの先端を患部に圧接させること
により、患部に蓄冷ブロツクの保有している寒冷
エネルギーを局部的に集中して伝達させることが
可能となるから、治療器としてのその取り扱いが
容易になる。
そして、ロツドは蓄冷ブロツクが蓄積している
寒冷エネルギーを患部に伝達するものであり、内
部に液体窒素通路を形成しなくても良いから、そ
の直径を針状にまで細くすることができ、患部の
面積が極めて小さいものにも使用することができ
るうえ、治療後の創痕を最小限にまで抑えること
ができる。
寒冷エネルギーを患部に伝達するものであり、内
部に液体窒素通路を形成しなくても良いから、そ
の直径を針状にまで細くすることができ、患部の
面積が極めて小さいものにも使用することができ
るうえ、治療後の創痕を最小限にまで抑えること
ができる。
また、ロツドで蓄冷ブロツクの保有する寒冷エ
ネルギーを伝達するようにしてあるから、どのよ
うな部位でも治療することができる。
ネルギーを伝達するようにしてあるから、どのよ
うな部位でも治療することができる。
さらに、ロツドを着脱可能に構成した場合に
は、各種サイズのロツドを準備し、それを適宜取
り替えることにより、種々の大きさの患部を正確
かつ迅速に凍結治療することができ、その結果、
治療後の創痕を最小限に抑えることが可能とな
る。
は、各種サイズのロツドを準備し、それを適宜取
り替えることにより、種々の大きさの患部を正確
かつ迅速に凍結治療することができ、その結果、
治療後の創痕を最小限に抑えることが可能とな
る。
第1図は本考案の一実施例を示す縦断面図、第
2図は使用状態の説明図であり、第3図は従来技
術を示す縦断面図である。 2……蓄冷ブロツク、3……ハンドル、4……
ロツド。
2図は使用状態の説明図であり、第3図は従来技
術を示す縦断面図である。 2……蓄冷ブロツク、3……ハンドル、4……
ロツド。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 患部に集中的に低温エネルギーを付与するた
めの低温治療器であつて、断熱材製ハンドル3
の先端に熱容量の大きい物質で形成した蓄冷ブ
ロツク2を固定し、この蓄冷ブロツク2のハン
ドル固定面とは異なる個所に熱良導体製のロツ
ド4を装着した超低温治療器。 2 ロツド4を蓄冷ブロツク2に着脱可能に固定
した請求項1に記載の超低温治療器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5958689U JPH0517058Y2 (ja) | 1989-05-23 | 1989-05-23 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5958689U JPH0517058Y2 (ja) | 1989-05-23 | 1989-05-23 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03724U JPH03724U (ja) | 1991-01-08 |
JPH0517058Y2 true JPH0517058Y2 (ja) | 1993-05-07 |
Family
ID=31586212
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5958689U Expired - Lifetime JPH0517058Y2 (ja) | 1989-05-23 | 1989-05-23 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0517058Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4636674B2 (ja) * | 2000-11-16 | 2011-02-23 | 株式会社ワイエムファッション研究所 | 一枚製着衣 |
-
1989
- 1989-05-23 JP JP5958689U patent/JPH0517058Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03724U (ja) | 1991-01-08 |
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