JPH0516950Y2 - - Google Patents

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JPH0516950Y2
JPH0516950Y2 JP12937089U JP12937089U JPH0516950Y2 JP H0516950 Y2 JPH0516950 Y2 JP H0516950Y2 JP 12937089 U JP12937089 U JP 12937089U JP 12937089 U JP12937089 U JP 12937089U JP H0516950 Y2 JPH0516950 Y2 JP H0516950Y2
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は鮎釣り用曳き舟に関するもので、更
に詳細には、例えば友釣りする場合、おとり鮎や
釣り上げた鮎の生魚を収容し、渓流に泳がせた状
態にして生かしておくのに用いられる鮎釣り用曳
き舟の改良に係るものである。
[従来の技術] 一般にこの種の曳き舟は、中空状の曳き舟本体
の上面に開閉蓋を設け、この開閉蓋に魚投入口を
設けると共に、この投入口に開閉可能な投入蓋を
具備しており、おとり用の鮎を投入蓋を開蓋して
曳き舟本体内に投入し、生魚を生かした状態で曳
航するものとして使用されている。
従来のこの種の曳き舟として、曳き舟本体の開
口枠に主蓋を螺着し、主蓋の中央に設けた魚投入
口を複数の分割された小蓋を具備して成るもの
(実開昭61−175962号公報参照)や曳き舟本体の
口部を開閉自在に覆う蓋体に設けられた魚挿入口
に内方より常時閉塞する開閉自在な閉鎖板を備
え、閉鎖板にはその回動軸近傍に上方に突出する
突部を設けて成るもの(実開昭60−164862号公報
参照)等が知られている。これら曳き舟のうち、
前者は分割され小蓋を押し開いて曳き舟本体内に
鮎を投入するものであり、また、後者は鮎の投入
時に鮎を握つた挙を突部に押し当てて僅かな突部
の変位によつて閉鎖板を開放させるようにしたも
のである。
また、従来のこの種の曳き舟において、魚投入
口の蓋体上に流れてくる水を供給するために投入
口における曳き舟本体の曳航方向後方側に外方と
曳き舟本体内とを連通する導通口を設けたものが
知られている(実開昭63−61267号公報参照)。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、分割された複数の小蓋を有する
もの及び導通口を有するものはいずれも蓋部が平
板状であるため、鮎を投入する際に蓋部を曳き舟
本体内の奥まで押し込んで開口部を広げる必要が
あり、そのためには鮎を握つた挙が入る大きさの
投入口を形成する必要があつた。したがつて、鮎
を投入する際に投入口と蓋部との間に手を挟む虞
があつた。また、突部を設けたものによれば、僅
かな突部の変位により蓋部の前方開口を大きくす
ることができるが、回動軸近傍の左右部分の開口
は小さいので鮎が横方向に捩れて投入されたとき
には、鮎がスムースに曳き舟内に入らないという
問題があつた。
この考案は上記事情に鑑みなされたもので、投
入蓋を僅かに変位させることにより大きな開口を
得ることができると共に、鮎の投入後に手が挟ま
れないように考慮した鮎釣り用曳き舟を提供する
ことを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、この考案の鮎釣り
用曳き舟は、中空状の曳き舟本体の上面に開閉蓋
を設け、この開閉蓋に魚投入口を設けると共に、
この投入口に開閉可能な投入蓋を具備する鮎釣り
用曳き舟において、上記投入蓋を曳き舟の曳航方
向に平行に2分割されると共に弾性力の付勢によ
つて常時内方から上記投入口を閉塞する一対の投
入蓋体にて形成し、上記各投入蓋体の少なくとも
自由端側に隆起部を形成すると共に、両投入蓋体
の接合部におてい曳航方向に沿つて樋状の溝を形
成し、かつ、投入蓋体の後端側と開閉蓋下面との
間に通水用開口を形成して成るものである。
この考案において、上記投入蓋体は曳き舟の曳
航方向に平行に2分割される開閉自在な蓋であれ
ばその開閉形態は任意でよく、例えば観音開き状
に開閉するもの、あるいは、昆虫の羽のように自
由端側から枢着側に向つて漸次開放するもののい
ずれであつてもよい。
上記隆起部は投入蓋体の少なくとも自由端側に
形成されるものであればその形態と位置は任意で
あつても差し支えないが、好ましくは投入蓋体の
枢着軸から遠い位置に頂部が位置し、かつ、少な
くとも鮎を握つた挙の中指と薬指又は人指し指の
第2関節元部が接触する面積である方がよい。
また、上記樋状の溝は、例えばV字状に開口す
る溝、あるいは、U字状に開口する溝等任意の形
状とすることができる。
加えて、上記通水用開口は投入蓋体の後端側と
開閉蓋下面との間に形成されるものであれば投入
蓋体の後端部と開閉蓋下面との間にのみ開口を形
成しても差し支えないが、好ましくは上記樋状の
溝と兼用させる方がよい。この場合、通水用開口
は1つであつてもよく、あるいは、投入蓋体の後
方側に複数の平行な樋状の溝を形成して複数の通
水用開口としてもよい。
[作用] 上記のように構成することにより、鮎を握つた
挙によつて隆起部を弾性力に抗して開放すると、
隆起部の僅かな変位においても投入蓋体の後方側
が大きく開口するので、容易に鮎を曳き舟本体内
に投入することができる。また、挙を投入口の中
に挿入しても、鮎の投入後に手を挟むことがな
い。更に、通水用開口を介して曳き舟前方より流
れてくる水が曳き舟本体内に供給されるので、曳
き舟本体内に新鮮な水が供給される。
[実施例] 以下にこの考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
◎ 第一実施例 第1図はこの考案の曳き舟の第一実施例の側断
面図、第2図はその要部平面図が示されている。
この考案の曳き舟は、外郭形状が舟形をなす中
空状の曳き舟本体10の上面に開閉自在な開閉蓋
11を具備し、曳き舟本体10の前部には流入口
12を具備し、また、後部には調節可能な開閉板
13を有する水抜き口14を具備している。ま
た、曳き舟本体10の側面には排水孔15が設け
られている。
開閉蓋11の中央部には魚投入口16が設けら
れており、この投入口16は内方側から投入蓋1
8にて閉塞されている。投入蓋18は、曳き舟の
曳航方向に平行に2分割されると共にばね20等
の弾性力の付勢によつて常時内方から投入口16
を閉塞する一対の投入蓋体19,19にて形成さ
れている。この場合、各投入蓋体19は、第2図
及び第3図に示すように、半楕円形状に形成さ
れ、外側の1辺が丁番22によつて開閉自在に枢
着されると共に、丁番22の枢軸24と固定側に
掛け渡される巻ばね20によつて常時投入口16
を閉塞し得るようになつている。
また、各投入蓋体19の洩航方向の前方側には
開閉蓋11の上面とほぼ同一高さの隆起部26が
形成され、曳航方向の後方側は開閉蓋11の下面
とほぼ同一高さの平坦状28となつている。更
に、両投入蓋体19,19の接合部において曳航
方向前方側に幅狭のV字状溝30が設けられ、曳
航方向後方側には幅広のV字状溝32が設けられ
て、これらV字状溝30,32が共働して曳航方
向に沿う段付の樋状溝を形成している。この場
合、幅狭のV字状溝30は投入蓋体19,19が
開放するときに隆起部26の対向端面同士が衝突
しないようにその開口角度は約30°に形成され、
また、幅広のV字状溝32の開口角度は投入蓋体
19,19が僅かに開かれてもその投入口が大き
くなるように約60°に形成されている(第3図参
照)。なおこの場合、投入蓋体19の曳航方向前
方側端部には開閉蓋11の下面に当接するフラン
ジ部34が形成されている(第4図、第5図参
照)。
一方、上記投入蓋体19の後端側と開閉蓋11
の下面との間に通水用開口36が形成されてお
り、この通水用開口36により曳航方向前方から
流れてくる水が曳き舟本体10内に供給されるよ
うになつている。この場合、通水用開口36はV
字状溝30,32にて兼用されている。
なお、上記実施例ではV字状溝32にて通水用
開口36を形成した場合について説明したが、必
ずしも通水用開口36はV字状溝32にて形成す
る場合に限定されるものではなく、第5図及び第
6図に示すように、投入蓋体19の曳航方向後方
側にV字状溝32と平行な複数のV字状凹条3
8,38…にて開閉蓋11の下面との間に複数の
通水用開口を形成すれば、更に積極的に水を曳き
舟本体10内に供給することができる。また、上
記実施例では隆起部26が投入蓋体19の前方側
の全域に形成される場合について説明したが、必
ずしも隆起部26は投入蓋体19の前方側全域に
設ける必要はなく、第5図に示すように、少なく
とも鮎を握つた挙の中指と薬指又は人指し指の第
2関節元部が接触する面積27であればよい。
上記のように構成されるこの考案の曳き舟にお
いて、おとり用の鮎を握つた挙によつて隆起部2
6をばね20の弾性力に抗して曳き舟本体10内
側に押圧すると、隆起部26の僅かな変位に対し
て投入蓋体19,19の接合部を大きく開放する
ことができ、容易に鮎を曳き舟本体10内に投入
することができる。また、曳航方向前方から投入
蓋18上の凹部に流れてくる水を通水用開口36
を介して曳き舟本体10内に供給できる。
◎ 第二実施例 第7図はこの考案の第二実施例の要部平面図が
示されている。
この考案の第二実施例は投入蓋の開閉を昆虫の
羽のように自由端側から枢着側に向つて漸次開放
する形態とすると共に、隆起部を投入蓋の中間部
位に形成した場合である。すなわち、上記第一実
施例と同様に半楕円形状に形成される投入蓋体1
9の曳航方向前方側の外周コーナー部に丁番22
を設けることにより投入蓋体19の開放状態を自
由端側から枢着側に向つて漸次開放するように
し、また、投入蓋体19の前方端部側から握り挙
の小指側から中指の中心までの距離(約50mm)付
近に隆起部40を形成した場合である。
このように形成することにより、鮎Aを握つた
挙Bの中指Cにより隆起部26を内方側へ押し込
むと、投入蓋体19,19が丁番22を支点とし
てばね20の弾性力に抗して開放して容易に鮎A
を曳き舟本体10内に投入することができる。
なお、第二実施例において、その他の部分は上
記第一実施例と同じであるので、同一部分には同
一符号を付してその説明は省略する。
[考案の効果] 以上に説明したように、この考案の鮎釣用曳き
舟によれば上記のように構成されているので、以
下のような効果が得られる。
1 隆起部の僅かな変位で投入蓋体を広く開放す
ることができるので、容易に鮎を曳き舟本体内
に投入することができる。
2 隆起部を押し込むことによつて投入蓋体を開
閉するため、投入後に手を挟む虞がなく、安全
である。
3 曳航方向前方から流れてくる水は投入蓋の凹
部に溜り通水用開口から曳き舟本体内に供給さ
れるので、曳き舟本体内の水を常に新鮮にする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の曳き舟の第一実施例の側断
面図、第2図は第1図の要部平面図、第3図は第
2図の−断面図、第4図はこの考案における
投入蓋体の斜視図、第5図は第一実施例における
投入蓋体の別の形態を示す平面図、第6図は第5
図の−断面図、第7図はこの考案の第二実施
例の要部平面図、第8図は第7図の−断面図
である。 10……曳き舟本体、11……開閉蓋、16…
…魚投入口、18……投入蓋、19……投入蓋
体、20……ばね(弾性手段)、22……丁番、
26……隆起部、32……幅広のV字状溝、36
……通水用開口、38……V字状凹条、40……
隆起部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 中空状の曳き舟本体の上面に開閉蓋を設け、
    この開閉蓋に魚投入口を設けると共に、この投
    入口に開閉可能な投入蓋を具備する鮎釣り用曳
    き舟において、上記投入蓋を曳き舟の曳航方向
    に平行に2分割されると共に弾性力の付勢によ
    つて常時内方から上記投入口を閉塞する一対の
    投入蓋体にて形成し、上記各投入蓋体の少なく
    とも自由端側に隆起部を形成すると共に、両投
    入蓋体の接合部において曳航方向に沿つて樋状
    の溝を形成して成ることを特徴とする鮎釣り用
    曳き舟。 2 前記投入蓋体の曳航方向後方側と開閉蓋下面
    との間に通水用開口を形成してなることを特徴
    とする請求項1記載の鮎釣り用曳き舟。
JP12937089U 1989-11-06 1989-11-06 Expired - Lifetime JPH0516950Y2 (ja)

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