JPH05169503A - 型締装置 - Google Patents

型締装置

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JPH05169503A
JPH05169503A JP33924491A JP33924491A JPH05169503A JP H05169503 A JPH05169503 A JP H05169503A JP 33924491 A JP33924491 A JP 33924491A JP 33924491 A JP33924491 A JP 33924491A JP H05169503 A JPH05169503 A JP H05169503A
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JP
Japan
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cylinder
mold clamping
piston
chamber
oil
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Withdrawn
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JP33924491A
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English (en)
Inventor
Koichi Kamata
浩一 鎌田
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】金型保護のために必要とされる十分小さい出力
を容易に得ることができるようにする。 【構成】トグルサポート2の端部に形成された第1シリ
ンダ室内に第1ピストン34が配設され、第1シリンダ
型締油室38を形成するとともに、第1シリンダ室に隣
接する第2シリンダ室内に第2ピストン36が配設さ
れ、第2シリンダ型締油室40を形成する。上記第1シ
リンダ型締油室38及び第2シリンダ型締油室40に油
を供給するために油路45,47が設けられ、第1、第
2シリンダ切換弁46,48が配設される。比例圧力制
御弁53が設けられていて、上記第1、第2シリンダ切
換弁46,48に設定圧力の油を供給する。上記第1ピ
ストン34の位置を検出する位置検出器58が設けら
れ、該位置検出器58によって検出した第1ピストン3
4の位置に対応して、上記第1、第2シリンダ切換弁4
6,48及び比例圧力制御弁53が制御されて型締力が
変化させられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、型締装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、加熱シリンダ内で加熱され流動化
された樹脂を高圧で金型内に射出し、その中で冷却し、
固化又は硬化させ、次いで金型を開いて成形品を取り出
すようにした射出成形機においては、金型のキャビティ
内に充填された樹脂が合わせ面から漏れないように型締
装置が設けられていて、該型締装置はトグル機構によっ
て型開閉を行い、型締シリンダによって型締めを行うよ
うにしている。
【0003】この場合、サーボモータを駆動して上記ト
グル機構を作動させ、該トグル機構による増倍力、すな
わち可動プラテンの推力を間接的に制御することによっ
て金型保護を行うようにしている(特開平3−3922
3号公報参照)。すなわち、固定プラテン、可動プラテ
ン及びトグルサポートが設けられ、該トグルサポート及
び可動プラテン間にトグル機構が配設され、該トグル機
構によって可動プラテンを移動させて型開閉を行うよう
にしている。そして、上記トグル機構は、回転自在に支
持された第1、第2のリンクを回転自在に支持するとと
もに、一方のリンクの軸をサーボモータに接続してい
て、該サーボモータを駆動して上記第1、第2のリンク
が直線状態になった時に金型が閉じるように設定されて
いる。
【0004】ここで、上記第1、第2のリンクが直線状
態になって金型が閉じると、第1のリンクがストッパに
当たり、上記サーボモータは微小なトルクで第1のリン
クを上記ストッパに押圧させ、安定した位置決めを行
う。上記構成の型締装置においては、金型を保護するた
めのサーボモータのトルク制限をトグル機構を介して行
っていて、トグル機構の自重、摩擦力、姿勢等の影響を
受けるため、精度高く金型保護を行うことができない。
【0005】そこで、金型保護をトグル機構を介するこ
となく行うことができる射出成形機が提供されている。
図2は従来の型締装置の概略図、図3は従来の型締装置
における型締制御装置の概略図である。図において、1
は固定プラテン、2はトグルサポート、3は上記固定プ
ラテン1とトグルサポート2間をタイバー4に沿って往
復動する可動プラテン、5は固定プラテン1に取り付け
られる固定金型、6は可動プラテン3に取り付けられる
可動金型、7は型締装置を作動させるための型締シリン
ダである。上記トグルサポート2と可動プラテン3の間
には、2組のリンク8が配設され、上記型締シリンダ7
のロッド9の先端にはクロスヘッド10が配設されてい
て、該クロスヘッド10と上記2組のリンク8がリンク
11を介して連接される。
【0006】上記型締シリンダ7には油が給排され、ロ
ッド9が進退させられるようになっている。そして、上
記ロッド9が伸長して可動プラテン3を前進させると型
閉じが行われ、前進限位置においてリンク8,11及び
クロスヘッド10から成るトグル機構によって拡大され
たシリンダ力によって所定の型締力が得られるようにな
っている。
【0007】上記型締力は、次のように調整される。図
3において、1は固定プラテン、2はトグルサポート、
4はタイバー、15は型締力を調整するための調整ナッ
ト、16は該調整ナット15を回転させて型締力を設定
するためのギヤである。上記タイバー4のトグルサポー
ト2側の端部にはねじが形成され、該ねじに上記調整ナ
ット15が螺合されている。該調整ナット15の中間に
は係止鍔17が周設され、トグルサポート2に装着した
係止具18によってタイバー4から外れないように規制
されている。
【0008】20はシリンダ室で、調整ナット15の周
りに同心的に設けられている。このシリンダ室20内
に、上記調整ナット15に対してリング状のピストン2
1が摺動可能に嵌入されていて、上記シリンダ室20及
びピストン21で調整シリンダ22を構成している。2
4は油圧回路であり、調整シリンダ22と油圧ポンプ2
6を接続しており、油圧ポンプ26から供給する油圧に
よってタイバー4を伸縮させる方向にピストン21を押
圧することにより、調整ナット15を介してタイバー4
にかかる引張力すなわち型締力を調節する。
【0009】27はタイバー4に設けた歪ゲージ、ギャ
ップセンサ等の型締力検出器で、比較器28に接続され
ており、タイバー4に加わる型締力を検出してこれを比
較器28に入力する。29は油圧回路24に設けられた
サーボバルブなどの圧力調整弁で、比較器28と接続さ
れており、該比較器28によって上記型締力検出器27
から入力された型締力の実測値と、設定器30から入力
された型締力の設定値とを比較し、実測値が設定値の許
容範囲以下となるように圧力調整弁29を制御する。
【0010】なお、型締力検出器27及び圧力調整弁2
9は、各調整シリンダ22に1個ずつ設けてもよいが、
全調整シリンダ22に共通のものを1個だけ設けて型締
力を設定してもよい。上記構成の型締制御装置において
は、リンク8を伸長させることによって型閉じ及び型締
めを行うようになっているので、型締めが完了する直前
で極めて大きな型締力が発生してしまう。そこで、金型
が破損するのを防止するために、型締めの完了する直前
で型締力を低減して低圧型締めを行うようにしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の型締装置においては、型締めのために調整シリンダ
22に必要とされる出力に対し、金型保護のために必要
とされる出力が極めて小さく、調整シリンダ22を非常
に狭い出力領域で制御しなければならない。ところが、
該調整シリンダ22は圧力制御弁29によって作動させ
られ、該圧力制御弁29はそれに対応して油量を微調整
することができない。
【0012】本発明は、上記従来の型締装置の問題点を
解決して、金型保護のために必要とされる十分小さい出
力を容易に得ることができる型締装置を提供することを
目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の型
締装置においては、固定側の金型が取り付けられた固定
プラテンと、該固定プラテンに対向して配設されたトグ
ルサポートと、可動側の金型が取り付けられ、上記固定
プラテンとトグルサポート間において、タイバーに沿っ
て移動可能に配設された可動プラテンと、上記トグルサ
ポートと可動プラテンの間に配設されたトグル機構を有
している。
【0014】上記トグルサポートの端部に形成された第
1シリンダ室内に第1ピストンが配設され、上記タイバ
ーに対して移動自在に収容されて第1シリンダ型締油室
を形成する。また、上記第1シリンダ室に隣接する第2
シリンダ室内に第2ピストンが配設され、上記タイバー
に固定した状態で収容されて第2シリンダ型締油室を形
成する。そして、上記第1ピストンと第2ピストンは当
接させられる。
【0015】上記第1シリンダ型締油室及び第2シリン
ダ型締油室に油を供給するために油路が設けられ、該油
路に上記第1シリンダ型締油室及び第2シリンダ型締油
室に対して油を給排する第1シリンダ切換弁及び第2シ
リンダ切換弁が配設される。また、設定圧力を変えるこ
とができる比例圧力制御弁が設けられていて、上記第1
シリンダ切換弁及び第2シリンダ切換弁に設定圧力の油
を供給する。
【0016】上記第1ピストンの位置を検出する位置検
出器が設けられ、該位置検出器によって検出した第1ピ
ストンの位置に対応して、上記第1シリンダ切換弁、第
2シリンダ切換弁及び比例圧力制御弁が制御されて型締
力が変化させられる。第1ピストンの受圧面積は第2ピ
ストンの受圧面積より小さくされる。
【0017】
【作用】本発明によれば、上記のように固定側の金型が
取り付けられた固定プラテンと、該固定プラテンに対向
して配設されたトグルサポートと、可動側の金型が取り
付けられ、上記固定プラテンとトグルサポート間におい
て、タイバーに沿って移動可能に配設された可動プラテ
ンと、上記トグルサポートと可動プラテンの間に配設さ
れたトグル機構を有している。トグル機構を駆動するこ
とによって上記可動プラテンを固定プラテン側に移動さ
せ、金型の型閉じ、型締めを行うとともに、上記可動プ
ラテンをトグルサポート側に移動させることによって型
開きを行うことができる。
【0018】上記トグルサポートの端部に形成された第
1シリンダ室内に第1ピストンが配設され、上記タイバ
ーに対して移動自在に収容されて第1シリンダ型締油室
を形成する。また、上記第1シリンダ室に隣接する第2
シリンダ室内に第2ピストンが配設され、上記タイバー
に固定した状態で収容されて第2シリンダ型締油室を形
成する。そして、上記第1ピストンと第2ピストンは当
接させられる。
【0019】上記第1シリンダ型締油室及び第2シリン
ダ型締油室に油を供給するために油路が設けられ、該油
路に上記第1シリンダ型締油室及び第2シリンダ型締油
室に対して油を給排する第1シリンダ切換弁及び第2シ
リンダ切換弁が配設される。また、設定圧力を変えるこ
とができる比例圧力制御弁が設けられていて、上記第1
シリンダ切換弁及び第2シリンダ切換弁に設定圧力の油
を供給する。
【0020】上記第1ピストンの位置を検出する位置検
出器が設けられ、該位置検出器によって検出した第1ピ
ストンの位置に対応して、上記第1シリンダ切換弁、第
2シリンダ切換弁及び比例圧力制御弁が制御されて型締
力が変化させられる。すなわち、上記第1シリンダ切換
弁のみを作動させて第1シリンダ型締油室に油を供給
し、低圧の型締力を発生させ、続いて第2シリンダ切換
弁も作動させて第2シリンダ型締油室にも油を供給し、
高圧の型締力を発生させることができる。この時、上記
比例圧力制御弁を制御して設定圧力を高くすることがで
きる。
【0021】第1ピストンの受圧面積を第2ピストンの
受圧面積より小さくすると、型締力の高低差を大きくす
ることができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明の型締装置の概略
図である。図において、2はトグルサポート、4はタイ
バー、31は上記トグルサポート2に突設させられたピ
ストンガイド、32は該ピストンガイド31に取り付け
られた押さえフランジである。上記タイバー4はトグル
サポート2、ピストンガイド31及び押さえフランジ3
2を貫通して延びる。
【0023】33は上記トグルサポート2の中に形成さ
れる第1シリンダ、34は該第1シリンダ33内におい
て摺動自在に配設される第1ピストン、35は上記ピス
トンガイド31の中に形成される第2シリンダ、36は
該第2シリンダ35内において摺動自在に配設される第
2ピストンである。37はタイバー4の先端に配設され
る型厚調整歯車、38は第1シリンダ型締油室、39は
第1シリンダ大気連通室、40は第2シリンダ型締油
室、41は第2シリンダ大気連通室であり、上記第1シ
リンダ大気連通室39及び第2シリンダ大気連通室41
はポート43,44を介して大気に連通している。
【0024】上記第1ピストン34は、トグルサポート
2に設けられた第1シリンダ室に組み込まれて第1シリ
ンダ33を構成する。上記第1ピストン34の一端側ロ
ッドはトグルサポート2内を、他端側ロッドはピストン
ガイド31内を摺動し、また、第1ピストン34はタイ
バー4とは螺合されておらず、第1シリンダ室内を自由
に動くようになっている。また、上記第2ピストン36
は第2型締力を発生するとともに型厚調整を行うための
ものであり、押さえフランジ32及びピストンガイド3
1に形成された第2シリンダ室においてトグルサポート
2の側端においてタイバー4に螺合されて第2シリンダ
35を構成し、パッキンによって油がシールされる。
【0025】そして、上記第1シリンダ型締油室38に
油が供給されると第1ピストン34は第2ピストン36
側に移動して該第2ピストン36の右端部に当接し、更
に第2ピストン36と共に左方へ移動する。上記第1シ
リンダ型締油室38の油がドレーンされると、第1ピス
トン34は右方へ移動して第2ピストン36から離れ
る。また、第2シリンダ型締油室40に油を供給すると
型締め動作が、第2シリンダ型締油室40の油がドレー
ンされると型締め解除動作が行われる。
【0026】そのため、上記第1シリンダ型締油室38
は油路45を介して第1シリンダ切換弁46に接続さ
れ、第2シリンダ型締油室40は油路47を介して第2
シリンダ切換弁48に接続される。上記第1シリンダ切
換弁46及び第2シリンダ切換弁48は、いずれもソレ
ノイドによって作動し、A位置及びB位置の2位置を取
り、油路45,47をA位置で油路51に、B位置で油
路52に連通する。
【0027】53は比例圧力制御弁であり、ソレノイド
によって作動し、第1シリンダ型締油室38及び第2シ
リンダ型締油室40に供給する油の油圧を調整する。5
4はオイルポンプ、55は油タンクである。また、58
は第1ピストン34の位置を検出するための位置検出器
であり、第1ピストン34のトグルサポート2に対する
相対的な位置を検出し、金型保護の位置を設定する。
【0028】続いて、図4〜図8によって本発明の型締
装置の動作について説明する。図4は型閉じ時の状態
図、図5は第1型締め時の状態図、図6は第1型締め終
了時の状態図、図7は第2型締め時の状態図、図8は第
2型締め終了時の状態図である。各図の(a)は第1、
第2ピストン34,36の位置関係、油の供給状態、推
力の方向を示しており、(b)はトグルサポート2、ト
グル機構12及び可動プラテン3の動きや位置を示して
いる。
【0029】図において、1は固定プラテン、2はトグ
ルサポート、3は可動プラテン、4はタイバー、5,6
は金型、12はトグル機構、34は第1ピストン、36
は第2ピストンである。図4に示すように、型閉じ時の
高速型送り中は、第1シリンダ切換弁46(図1参照)
及び第2シリンダ切換弁48はB位置にあって第1シリ
ンダ型締油室38及び第2シリンダ型締油室40内の油
はドレーンされ、タイバー4の復元力によって第1ピス
トン34及び第2ピストン36は右方へ押圧されてい
る。
【0030】図5はトグル機構12による型閉じが完了
し、低圧の第1型締め状態を示している。図4の高速型
送りを行って、金型5,6間が第1ピストン34のスト
ロークと等しい距離l1 だけ開いた位置まで可動プラテ
ン3を移動させた後、図5の(a)のように第1シリン
ダ型締油室38に油を供給する。この際、第2シリンダ
切換弁48はB位置にあって、第2ピストン36は自由
に移動する。
【0031】第1ピストン34の第1シリンダ型締油室
38の受圧面積をS1 とし、第1シリンダ型締油室38
に供給された油の油圧をPとすると、第1型締力f1 は f1 =P×S1 で表すことができる。この時、第2ピストン36はタイ
バー4と螺合されているから、トグルサポート2、トグ
ル機構12、可動プラテン3及び金型6は一体となって
固定プラテン1側へ移動する。この移動の状態を位置検
出器58によって監視すれば、金型保護を働かせること
ができる。
【0032】図6は第2ピストン36及び第1ピストン
34が距離l1 だけ移動し終わり、金型5,6が全閉と
なった状態を示す。この位置を位置検出器58によって
検出して、型締め完了の指令を出す。図7の第2型締め
状態においては、第2シリンダ切換弁48がA位置にな
り、第2シリンダ型締油室40に油が供給されるととも
に、比例圧力制御弁53の設定圧力も所要の型締力が得
られるように設定される。第2シリンダ型締油室40及
び第1シリンダ型締油室38は同じ油圧が与えられてい
るから、タイバー4の伸長力すなわち第2型締力Fは、
第2ピストン36の第2シリンダ型締油室40の受圧面
積をS2 とすると、 F=f1 +f2 =P×S1 +P×S2 =P×(S1 +S2 ) になる。
【0033】このように、型締めが完了すると、図8に
示すように第1シリンダ型締油室38及び第2シリンダ
型締油室40内の油がドレーンされ、タイバー4の復元
力によって第1ピストン34及び第2ピストン36は右
方へ移動する。以上のような動作により、低圧の第1型
締力と高圧の第2型締力を加えることによって金型保護
を行うことができる。
【0034】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形すること
が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するもの
ではない。
【0035】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、トグルサポートの端部に形成された第1シリン
ダ室内に第1ピストンが配設され、タイバーに対して移
動自在に収容されて第1シリンダ型締油室を形成する。
また、上記第1シリンダ室に隣接する第2シリンダ室内
に第2ピストンが配設され、上記タイバーに固定した状
態で収容されて第2シリンダ型締油室を形成する。そし
て、上記第1ピストンと第2ピストンは当接させられ
る。
【0036】上記第1シリンダ型締油室及び第2シリン
ダ型締油室に油を供給するために油路が設けられ、該油
路に上記第1シリンダ型締油室及び第2シリンダ型締油
室に対して油を給排する第1シリンダ切換弁及び第2シ
リンダ切換弁が配設される。また、設定圧力を変えるこ
とができる比例圧力制御弁が設けられていて、上記第1
シリンダ切換弁及び第2シリンダ切換弁に設定圧力の油
を供給する。
【0037】上記第1ピストンの位置を検出する位置検
出器が設けられ、該位置検出器によって検出した第1ピ
ストンの位置に対応して、上記第1シリンダ切換弁、第
2シリンダ切換弁及び比例圧力制御弁が制御されて型締
力が変化させられる。したがって、低圧の型締力を得る
場合には、第1シリンダ切換弁のみを作動させるととも
に、比例圧力制御弁によって低圧の型締力を正確に発生
させることができ、精密な金型保護を行うことが可能と
なる。
【0038】第1ピストンの受圧面積を第2ピストンの
受圧面積より小さくすると、型締力の高低差を大きくす
ることができ、低圧の型締力を発生させることが容易に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の型締装置の概略図である。
【図2】従来の型締装置の概略図である。
【図3】従来の型締装置における型締制御装置の概略図
である。
【図4】型閉じ時の状態図である。
【図5】第1型締め時の状態図である。
【図6】第1型締め終了時の状態図である。
【図7】第2型締め時の状態図である。
【図8】第2型締め終了時の状態図である。
【符号の説明】
1 固定プラテン 2 トグルサポート 3 可動プラテン 4 タイバー 5,6 金型 12 トグル機構 34 第1ピストン 36 第2ピストン 38 第1シリンダ型締油室 40 第2シリンダ型締油室 45,47 油路 46 第1シリンダ切換弁 48 第2シリンダ切換弁 53 比例圧力制御弁 58 位置検出器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)固定側の金型が取り付けられた固
    定プラテンと、(b)該固定プラテンに対向して配設さ
    れたトグルサポートと、(c)可動側の金型が取り付け
    られ、上記固定プラテンとトグルサポート間において、
    タイバーに沿って移動可能に配設された可動プラテン
    と、(d)上記トグルサポートと可動プラテンの間に配
    設されたトグル機構と、(e)上記トグルサポートの端
    部に形成された第1シリンダ室内において、上記タイバ
    ーに対して移動自在に収容されて第1シリンダ型締油室
    を形成する第1ピストンと、(f)上記第1シリンダ室
    に隣接する第2シリンダ室内において、上記タイバーに
    固定した状態で収容されて第2シリンダ型締油室を形成
    するとともに、上記第1ピストンと当接する第2ピスト
    ンと、(g)上記第1シリンダ型締油室及び第2シリン
    ダ型締油室に油を供給する油路と、(h)該油路に配設
    され、上記第1シリンダ型締油室及び第2シリンダ型締
    油室に対して油を給排する第1シリンダ切換弁及び第2
    シリンダ切換弁と、(i)設定圧力を変えることがで
    き、上記第1シリンダ切換弁及び第2シリンダ切換弁に
    設定圧力の油を供給する比例圧力制御弁を有しており、
    (j)上記第1ピストンの位置を検出する位置検出器
    と、(k)該位置検出器によって検出した第1ピストン
    の位置に対応して、上記第1シリンダ切換弁、第2シリ
    ンダ切換弁及び比例圧力制御弁を制御することによって
    型締力を変化させることを特徴とする型締装置。
  2. 【請求項2】 第1ピストンの受圧面積を第2ピストン
    の受圧面積より小さくした請求項1記載の型締装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103496126A (zh) * 2013-10-06 2014-01-08 黄时来 一种塑料注射成型机的二次锁模装置

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