JPH0516931Y2 - - Google Patents

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JPH0516931Y2
JPH0516931Y2 JP1990033187U JP3318790U JPH0516931Y2 JP H0516931 Y2 JPH0516931 Y2 JP H0516931Y2 JP 1990033187 U JP1990033187 U JP 1990033187U JP 3318790 U JP3318790 U JP 3318790U JP H0516931 Y2 JPH0516931 Y2 JP H0516931Y2
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vines
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  • Supports For Plants (AREA)
  • Hooks, Suction Cups, And Attachment By Adhesive Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は蔓作物用誘引具に係り、特にきゆうり
等の蔓作物の蔓先部を所定の高さに固定する蔓作
物用誘引具に関するものである。
【従来技術】
きゆうり等の蔓作物においては、蔓が徐々に伸
びていつて分かれる部分に葉が着き、その根元に
結実する。同じ箇所に再び結実することはないの
で、結実位置は蔓の伸びと共に先端側へ移つてい
くことになる。 また、一般に蔓作物の実は、ある一定の高さ以
上では結実しない。このため栽培にあたつては、
まず所定の高さに針金などの基準線材5を架設し
てこの基準線材5に蔓7の先部を誘引具で固定
し、蔓7を下方に垂らして結実させる方法が採ら
れている。そして、第4図に示すように、蔓7が
固定部から上方へ一定の長さに伸びると、蔓7の
固定位置を蔓先端側へずらすと共に、基準線材5
における固定位置も根から遠い方向へずらし、蔓
7を下方へ垂らすようにする。 この方法によると、結実位置の高さをほぼ揃え
ることができるので収穫作業が容易に手早くでき
る。また、結実部の蔓7は下方へ揃つて垂れてい
るので、自由に垣にはわせた場合に比較して、実
10の成育時に邪魔になりにくく、実10が曲が
つてしまうなどの不良は生じない。 この方法において使用され誘引具としては、例
えば実開平1−167149号公報に開示されたものが
ある。実開平1−167149号公報記載の植物育成用
はさみ具は、「洗濯ばさみ状のはさみ具の先部に、
基準線材に取付るための挟持部と、把持部の操作
によつて開閉し、植物の茎葉部を保持する保持空
間部が設けられたもの」である。 また、実開平1−130641号公報には「洗濯ばさ
み状のはさみ具の先部に保持空間部が設けてあ
り、更にはさみ具には「C」形状の保持体が連設
してある植物固定具」が開示してある。
【従来技術の課題】
けれども上記したような従来の誘引具には次の
ような課題があつた。 (a) 実開平1−167149号公報記載の植物育成用は
さみ具には、把持部の操作によつて開閉する保
持空間部が、挟持本体部材に設けてあり、この
保持空間部に植物の蔓を保持して誘因や支持を
するようになつている。この保持空間部は、常
態において挟持本体部材の先部が閉鎖されて形
成された筒状であるために、植物の蔓の先端部
を保持する場合は、その都度、いちいち把持部
を操作して保持空間部を開き、その開放された
隙間から嵌め込むと共に針金に取りつけるよう
になつている。 つまり、植物の蔓の保持作業と植物育成用はさ
み具を針金へ取り付ける作業とは同時に行わなけ
ればならず、分業化ができないため全体として作
業の効率化に限界があつた。 また、蔓が保持空間部の内径より極端に細いと
保持ができずに抜け落ちる心配がある。 なお、植物育成用はさみ具の先端には水平方向
に「U」,「V」または矩形状の凹部が形成してあ
るが、これは植物の蔓の肥大化に伴つて張設固定
された針金に対して保持空間部の角度調整を容易
にし、蔓の肥大化に伴つて蔓に針金が食い込んで
損傷したり、成育の阻害を防止したりするための
もので、針金に植物育成用はさみ具を取りつけた
ときには凹部には横切るようにして針金が通るた
めに(公報記載の図面第2図参照)凹部に蔓を取
りつけることは困難である。 また、仮に無理に取りつけても蔓は水平方向に
取りつけられるため、垂直方向に伸びようとする
蔓は、損傷したり、その成育が阻害される。 (b) 実開平1−130641号公報記載の植物固定具
は、保持空間部の開口方向と保持体の開口方向
が同じであるために、植物固定具を水平方向に
架設した針金に取りつけた場合、保持体の開口
方向も水平方向になり、これに蔓を保持させる
と垂直方向に伸びようとする蔓は、折損した
り、その成育が阻害される。 また、保持体の素材については何ら明らかにさ
れていないが、仮に保持体の素材が可撓性を有す
るものとしても蔓の保持作業が困難で、しかも蔓
が保持空間部の内径より極端に細いと保持ができ
ずに抜け落ちる心配がある。
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために講じた本考案の手段
は次のとおりである。すなわち本考案は、 水平方向に架設された基準線材に取りつけて蔓
作物の蔓の誘因あるいは支持等を行う蔓作物用誘
引具であつて、この誘引具は、 上記基準線材に取り付けたときに基準線材に対
して実質的に上下方向に交差する誘引具本体と、 上下方向に蔓を嵌め込み固定する保持体を備
え、 上記誘引具本体は、 支点部と、 この支点部を中心として揺動可能な一対の把持
体と、 この把持体に設けてあり、上記支点部を挟んで
基側に位置する把持部及び先端側に位置する挟持
部と、 通常状態で先端側の挟持部を閉じる方向に付勢
している弾性体と、 上記支点部と挟持部の間に設けてある線材保持
部と、 を備え、 上記保持体は、上記把持体の少なくとも一方
に、上記把持体の長手方向に対して交差する方向
に設けてあり、 上記保持体は、上記把持体の外側に、しかも開
口部側から奥側に向かつて幅狭になるよう形成し
てある。 蔓作物用誘引具である。
【実施例】
本考案を図面に示した実施例に基づき、更に詳
細に説明する。第1図は一実施例の斜視図、第2
図は側面図である。 蔓作物誘引具1は、洗濯バサミ状の誘引具本体
2を有している。誘引具本体2は、把持体2a,
2bを有している。把持体2a,2bは支点部2
0を有し、この支点部20を中心として揺動可能
であり、「C」状の弾性体22により先端部が通
常状態で閉じる方向に付勢されている。 そして、先端側は鋸刃状の条面が噛み合わさつ
た構造の挟持部24となつており、基側は把持部
26となつている。 なお、21は支点部20と挟持部24,24の
間に設けてある線材保持部で、線材を挟持して取
付けた時に、線材上で容易にずれることなく固定
できるように内径が線材の径よりやや径小に形成
されている。 把持体2bの把持部26には、植物の蔓を保持
する、V字状の保持体3が長手方向に対して交差
する方向に設けてある。保持体3は第2図に示す
ように、開口部側Aがやや斜め上方を向くように
形成されている。このように保持体3は、把持体
2bの外側に、かつ開口部側Aから奥側Bに向か
つて幅狭になるよう形成してある。保持体3の寸
法は、蔓作物の種類により適宜設定されるが、通
常は開口部側Aの幅が10mm、奥行20mm程度であ
る。 (作用) 第3図は使用状態を示す説明である。第1図乃
至第3図を参照して本実施例の作用を説明する。 まず、蔓を固定する場合、あらかじめ蔓作物用
誘引具1を水平方向に架設された基準線材5に沿
つて、線材保持部21で基準線材5を挟持するよ
うにして適宜間隔で取付けておく。なお、基準線
材5が太い場合は線材保持部21によつて挟持す
るが、細い場合は挟持部24によつて挟持するよ
うにする。これによつて、誘引具本体2は、基準
線材5に取り付けたときに基準線材5を対して上
下方向に交差する。また保持体3は、上下方向に
蔓を嵌め込み固定できるようになる。 そして、後で任意の蔓作物用誘引具1の保持体
3に蔓7を取付けていく。蔓7の取付けは、蔓先
端部の分岐部8を保持体3の上縁に載置するよう
にして嵌め込む。蔓7の径が小さい場合は保持体
3の奥側Bの折曲部に近い基部に嵌め込まれ、径
が大きいと保持体3の開口部側A寄りに嵌め込ま
れるので、蔓7の径の大きさの違いには柔軟に対
応できる。なお、本実施例のように保持体3が、
開口部側Aがやや斜め上方を向くように形成され
ている場合は、蔓7は自重によつて保持体3に食
い込むので確実に固定され、取り外しも蔓7を軽
く持ち上げるだけでよく、簡単である。 このように、蔓7の取付け時には誘引具本体1
の把持体2a,2bの開閉操作は不要であるので
面倒がなく効率的である。 第4図を、蔓作物用誘引具の符号を読み替えて
参照する。 結実後の収穫が済み、蔓作物用誘引具1より上
部の蔓7が充分に伸びたら、蔓7を付け替える。
付け替えは、まず保持体3から蔓7を外し、根部
9から遠い位置に隣設されている他の蔓作物用誘
引具1の保持体3に、蔓7の先端側の別の分岐部
8を載置するように嵌め込む。他の蔓7も同様に
作業を行い、各蔓7が下方に垂れるようにする。
これにより、きゆうり等の実10は蔓7が邪魔に
ならないので真つ直ぐに伸び、品質が向上する。 なお、本考案は図示の実施例に限定されるもの
ではなく、実用新案登録請求の範囲の記載内にお
いて種々の変形が可能である。
【考案の効果】
本考案は上記構成を備え、次の効果を奏する。 (1) 蔓の取付けは、蔓先端部を保持体に水平方向
に押し込むようにして嵌め込めばよく、従つ
て、垂直方向に伸びようとする蔓を折損した
り、その成育を阻害しない蔓作物用誘引具が提
供できる。 (2) 植物の蔓の保持作業と誘引具本体を基準線材
へ取り付ける作業とは別個にできるために、分
業化が可能となり、全体として作業の効率化を
図ることができる。 (3) 保持体は、開口部側から奥側に向かつて幅狭
になるよう形成してある。つまり、蔓の径が小
さい場合は保持体の奥側に嵌め込まれ、径が大
きいと保持体の開口部側に嵌め込まれるので、
蔓の大きさの違いには柔軟に対応できる。 また、蔓の誘引具からの取り外しも簡単で、蔓
を保持した後で蔓が成長して誘引具が外れなくな
るなどの心配もない。
【図面の簡単な説明】
第1図は一実施例の斜視図、第2図は側面図、
第3図は使用状態を示す説明図、第4図は蔓作物
の栽培方法を示す説明図である。 1……蔓作物誘引具、2……誘引具本体、3…
…保持具。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 水平方向に架設された基準線材に取りつけて蔓
    作物の蔓の誘因あるいは支持等を行う蔓作物用誘
    引具であつて、この誘引具1は、 上記基準線材5に取り付けたときに基準線材に
    対して実質的に上下方向に交差する誘引具本体2
    と、上下方向に蔓を嵌め込み固定する保持体3を
    備え、 上記誘引具本体2は、 支点部20と、 この支点部20を中心として揺動可能な一対の
    把持体2a,2bと、 この把持体2a,2bに設けてあり、上記支点
    部20を挟んで基側に位置する把持部26,26
    及び先端側に位置する挟持部24,24と、 通常状態で先端側の挟持部24,24を閉じる
    方向に付勢している弾性体22と、 上記支点部20と挟持部24,24の間に設け
    てある線材保持部21と、 を備え、 上記保持体3は、上記把持体2a,2bの少な
    くとも一方に、上記把持体2a,2bの長手方向
    に対して交差する方向に設けてあり、 上記保持体3は、上記把持体2a,2bの外側
    に、しかも開口部側Aから奥側Bに向かつて幅狭
    になるよう形成してある、 蔓作物用誘引具。
JP1990033187U 1990-03-28 1990-03-28 Expired - Lifetime JPH0516931Y2 (ja)

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JPH03122643U JPH03122643U (ja) 1991-12-13
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01130641U (ja) * 1988-02-29 1989-09-05
JPH0440447Y2 (ja) * 1988-05-07 1992-09-22

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JPH03122643U (ja) 1991-12-13

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