JPH0516815U - 路面標識体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】収納時に嵩張らない路面標識体を提供すること
を目的としている。 【構成】路面に載置される基台部とこの基台部の上に一
体に設けられたコーン状の標識部とを備える路面標識体
において、前記標識部がきごい部方向に折り畳み自在に
形成されている構成とした。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、道路上に敷設する路面標識体（安全ポール）に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、道路の工事や清掃を行う場合など、図６にみるような路面標識体ａを工 事現場や清掃場所を囲むように路面に載置することによって、走行中の自動車が 工事現場や清掃場所に突っ込まないようにしている。 この路面標識体ａは、樹脂を成形して形成されていて、図にみるように、コー ン状の標識部ｂが中空になっていて、基台部ｃの中央に設けられた孔ｄが標識部 ｂ内部に臨むようになっている。

【０００３】 したがって、多数の路面標識体ａを作業場所に運搬する場合、図にみるように 、下側の路面標識体ａの標識部ｂを基台部ｃの孔ｄから上側の路面標識体ａの標 識部ｂ内へ嵌挿することで次々に積み重ねることによって嵩張らずに運搬できる ようになっている。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、一般家庭でこのような標識体ａを使用する場合、１つか２つ程 度の標識体を使用するのがほとんどであるため、上記構造でも、積み重ねた場合 かなり嵩張り不使用時に収納場所に困ってしまう。 この考案は、このような事情に鑑みて、収納時に嵩張らない路面標識体を提供 することを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

この考案は、このような目的を達成するために、路面に載置される基台部とこ の基台部の上に一体に設けられたコーン状の標識部とを備える路面標識体におい て、前記標識部が基台部方向に折り畳み自在に形成されていることを特徴とする 路面標識体を要旨としている。

【０００６】

【作用】

上記構成によれば、不使用時には、標識部を基台方向へ折り畳むことによって 小さく収納しやすくすることができる。そして、使用時には、標識部を基台とは 反対方向に伸長させて使用することができる。

【０００７】

【実施例】

以下に、この考案を、その実施例をあらわす図面を参照しつつ詳しく説明する 。 図１は、この考案にかかる路面標識体の１実施例の使用時の状態を斜め上から 見てあらわし、図２はその正面から見て断面であらわし、図３はその折り畳んだ 状態を正面からみてあらわしている。

【０００８】 図にみるように、この路面標識体１は、合成樹脂で形成された基台部２と標識 部３とを備えている。 標識部３は、蛇腹状になっていて、内部にコイルスプリング３１が内装され、 このコイルスプリング３１によって常に基台部２から離れる方向、すなわち、伸 長する方向に付勢されている。また、標識部３の内部には、電球３２が垂下され ていて、この電球３２より頂部３５よりにフック３３が設けられている。

【０００９】 基台部２は、補強のためと重しとなるパイプ２１がその周縁に沿って一体化さ れいているとともに、その中央部に前記フック３３の係止部２２が形成されてい る。 図２中、３６は乾電池ボックス、３７はスイッチであって、図示していないが 、乾電池ボックス３６と電球３２とは、コードで接続されている。

【００１０】 この路面標識体１は、上記のように構成されているので、不使用時には、図３ にみるように、標識部３を基台部２方向へ押し下げてコイルスプリング３１を縮 退させて標識部３を折り畳む。そして、フック３３を係止部２２に引っ掛けるこ とによって、標識部３をコンパクトに折り畳んだ状態に保持することができるよ うになっている。

【００１１】 また、使用時には、フック３３の係止部２２への係止を解除すると、標識部３ は、コイルスプリンク３１の付勢力によって図１または図２のように伸長して従 来の路面標識体と同様にして使用できる。そして、夜間においては、スイッチ３ ７をオンにすれば、電球３２が点灯し、標識部３が明るく光り遠くからでもはっ きりと識別できるようになっている。

【００１２】 図４はこの考案にかかる路面標識体の別の実施例を正面から見た断面であらわ し、図５はその折り畳んだ状態を正面から見てあらわしている。 図にみるように、この路面標識体４は、標識部５が可撓性の合成樹脂材料で形 成されていて、不使用時には、通気口５１の栓５２を開放して内部の空気を抜く ことによって小さく折り畳め、ポンプ５３等によって通気口５１から空気を内部 に送り込んで膨らませて栓５２をしておくことにより簡単に使用できるようにな っている。

【００１３】 この考案にかかる路面標識体は、上記の実施例に限定されない。たとえば、上 記の実施例では、標識部が円錐形であったが、角錐形であっても構わない。また 、電球はあっても無くても構わない。

【００１４】

【考案の効果】

この考案にかかる路面標識体は、以上のように、路面に載置される基台部とこ の基台部の上に一体に設けられたコーン状の標識部とを備える路面標識体におい て、前記標識部が基台部方向に折り畳み自在に形成されているので、不使用時に はコンパクトに折り畳んむことができ、収納に非常に便利である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案にかかる路面標識体の１実施例をあらわ
す斜視図である。

【図２】その正面縦断面図である。

【図３】その折り畳んだ状態の正面図である。

【図４】本考案にかかる路面標識体の別実施例をあらわ
す正面縦断面図である。

【図５】その折り畳んだ状態の正面図である。

【図６】従来の路面標識体の積み重ねた状態をあらわす
正面縦断面図である。

【符号の説明】

１ 路面標識体 ２ 基台部 ３ 標識部 ４ 路面標識体 ５ 標識部 ａ 路面標識体 ｂ 標識部 ｃ 基台部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】路面に載置される基台部とこの基台部の上
   に一体に設けられたコーン状の標識部とを備える路面標
   識体において、前記標識部が基台部方向に折り畳み自在
   に形成されていることを特徴とする路面標識体。