JPH05167810A - 画像処理方法 - Google Patents

画像処理方法

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JPH05167810A
JPH05167810A JP3307805A JP30780591A JPH05167810A JP H05167810 A JPH05167810 A JP H05167810A JP 3307805 A JP3307805 A JP 3307805A JP 30780591 A JP30780591 A JP 30780591A JP H05167810 A JPH05167810 A JP H05167810A
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signal
pulse width
pixel
matrix
image data
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JP3307805A
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English (en)
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Kazuo Isaka
和夫 井阪
Keishin Shiraiwa
敬信 白岩
Toshiyuki Mizuno
利幸 水野
Kazuo Minoura
一雄 箕浦
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印刷原版の作成において低濃度部位および高
濃度部位において階調再現性の優れた画像処理方法の提
供にある。 【構成】 入力画素信号Aと隣接する画素の画素信号A
に連続しうる画素信号Bを連続させた場合の信号幅Cを
所定基準値Dと比較し、C>Dの条件を満足する場合の
み画素信号Aを出力画素信号Eとなし、前記出力画素信
号Eに応じてパルス幅変調信号を発生し、光ビームをオ
ン、オフ制御するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、像形成方法に関し、特
にレーザービームプリンタ等の像形成装置の出力の濃度
制御を安定に行いうるようにした像形成方法及び装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年にインパクトプリンタが低騒音プリ
ンタとして注目されつつあり、その中でも高精細な記録
が可能な為、レーザービームプリンタが電子写真、写真
技術を利用したプリンタとして普及している。光源とし
ての半導体レーザーは、パルス幅変調(PWM)により
容易に階調性が再現できるという長所がある。
【0003】しかし、半導体レーザーは、高速変調を行
うとレーザー出力の立上り遅延や温度による出力変動が
あり、短いパルス幅変調を行うと出力安定性に欠けてい
た。又、PWM法による階調表現では、パルス間隔が短
い時には、ビーム形状が一般的にガウシアン分布を持つ
ので図2の(1)に示すようにレーザーパワーとしては
実質的に輝度変調となり前述のレーザー出力変動が濃度
変動となって画像再現を不安定にしていた。
【0004】又、オフセット用の製版露光装置において
は、版はレジスト層の有無のように2値制御する必要が
あり、前述のような短パルス間隔部が存在すると2値化
が難しく適正な2値画像を得るのが難しいという問題が
あった。
【0005】更に現在の20〜30μのビームスポット
径をより小さくすることは収差によるビーム形状の不均
一化が生じる焦点深度が浅くなる為装置精度がよりきび
しくなる、光学系がより複雑になる等大きな問題があ
る。
【0006】濃淡画像の階調を再現する方法として他に
よく用いられる方法としてディザ法と濃度パターン法が
知られており、一般にディザ法は高解像度プリンターや
複写機等のように高解像度の画像を扱う場合に、濃度パ
ターン法はTV入力画像の記録のように比較的入力画素
数が少ない場合に多く用いられる。
【0007】ディザ法や濃度パターン法では、入力画像
信号の濃度が広範囲にわたって一定である場合、黒化し
た表示画素の集まりであるドットのパターンは同じパタ
ーンを繰り返す。解像度に関してはディザ法が優れてい
るが、階調性に関しては両者とも同等である。階調性に
対して重要な要因に閾値マトリクスの構成があり、閾値
マトリクスの構成は大別して次の2種類に分類される。
【0008】(1)表示領域の中心を核として画素が順
次黒化してドットを構成する(ドット集中型)。
【0009】(2)表示領域内でドットの空間周波数が
なるべく高くなるように画素が順次黒化してドットを構
成する(ドット分散型)。
【0010】この2種類のマトリクスを用いて画質を評
価する場合、画像信号の1画素に対応する表示領域内に
表示画素がマトリクス状に高密度に配列されていると、
1個1個の表示画素が小さいために低濃度時に小数の
(特に1個)表示画素が黒化すると周囲へのはみ出しが
無視できなくなる。このため、ドット分散型の場合は各
ドット周辺への黒化部のはみ出しによって黒化面積が増
加するという欠点があり、この点でドット集中型のほう
が優れている。しかし、ドット集中型の場合においても
マトリクスの構成によって階調性と解像度が規制される
ため、両者を共存させることが重要である。これを解決
する方法として、たとえばIH法が提案されている(写
真工業別冊イメージングS63.1.20P35/電子
写真学会誌Vo1.25 No.1 P31 198
6)。
【0011】次に、画像信号に対応する表示領域内の閾
値マトリクスの構成について説明する。
【0012】図16(A)は、画素信号の1画素に対応
する部分表示領域内の閾値マトリクスの構成を示す模式
図、同図(B)は、画像信号の4個の各画素に対応す
る、4個の部分表示領域を示す模式図である。部分表示
領域40が、4×4のマトリクスになっている16個の
表示画素31からなり、画像信号の1画素の濃度に応じ
て、マトリクス内に記入された数字の順番に黒化する表
示画素の数が多くなり、黒化した表示画素の集まりがド
ットを形成している。図17は、表示画素が黒化してド
ットを形成している様子を示す図であり、画像信号の4
個の画素に対して、同図(A)は低濃度、同図(B)は
中間濃度、同図(C)は高濃度の画像を表示している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の画像表
示方法は、画像信号の低濃度画素を表示する各ドットが
非常に小さくなり、この画素表示方法をオフセット印刷
などに用いる場合にはインクの均一な付着ができなかっ
たり、印刷機の版や版下などに用いる場合には露光後に
表面保護層を剥離するとドットも一緒に剥れ落ちてしま
ったりするという欠点があった。また、画像信号の高濃
度画素(真っ黒よりほんのわずかだけ濃度が低い)を表
示する場合には各ドットの間の間隙にインクが付着しや
すかったり、表面保護層の剥離不良で各ドットの間の間
隙が塞がれてしまったりするという欠点があった。
【0014】以上の様に特にオフセット印刷原版の作成
においては、微小領域の再現性に問題があることがわか
る。電子写真方式のレーザービームプリンタにおいて
は、USP4,800,442の図7(C)に示す様に
レーザーの最小パルス幅、最大パルス幅を規定する技術
が開示されているが、印刷原版の作成については何等考
慮されていない。又、最小パルス幅以下、最大パルス幅
以上の入力データの取扱いについては何等言及されてお
らず、これらの問題点の解決策は示されていない。
【0015】本発明は、上述の如き問題点を解決した像
処理方法の提供を目的としている。
【0016】
【問題を解決するための手段】本発明の目的は、画像信
号の低濃度部位および高濃度部位において再現性の優れ
た画像処理方法を提供することである。
【0017】本発明の一態様は非連続的に隣接する記録
パルス間の間隔が所定の基準幅より長い値、或は前記基
準幅とは異なる所定の基準幅より短い値に設定すること
により中間調部の再現を安定に行いうる製版用フィルム
の像形成方法及び装置を提供することにある。
【0018】本発明の別の一態様は、記録パルス幅があ
る基準幅より常に長くなるように制御する様に構成する
ことにより、例えばレーザービームプリンタ出力の中間
調部の再現を安定に行いうる原版用フィルムの像形成方
法及び装置の提供にある。
【0019】本発明の別の一態様は、画像をデジタル信
号で処理する際に網点を形成するマトリクス内の画像記
録をマトリクス構成行列要素を更に分割するパルス幅制
御信号により行ない記録ビームスポット径を必要以上に
小さくすることなく高い階調性を再現することが可能と
なる。
【0020】本発明の別の態様は、入力画像データをパ
ルス幅変調するに際し、その最小パルス幅を印刷原版上
にドットを形成し得る程度以上に制御する印刷原版の作
成の為の画像処理方法の提供にある。
【0021】本発明の別の態様はパルス幅の最小値を所
定値に制限し、最小値に達しない画素の入力データにつ
いては隣接する画素の画像データとの組合せにより記録
する画像処理方法の提供にある。
【0022】本発明の別の態様は入力画像データの特性
を判別し、判別結果に応じてドット集中型の閾値マトリ
クスが、ドット分散型の閾値マトリクスを選択して処理
する、画像処理方法の提供にある。
【0023】本発明の上記以外の目的は図面及び以下の
詳細な説明から明らかとなるであろう。
【0024】
【実施例】(第1実施例)本実施例の像形成装置は上記
の問題点を解決する為に入力した画素信号Aと隣接する
画素の画素信号Aに連続しうる画素信号Bを連続させた
際の信号幅Cを所定基準値Dと比較し、C>Dの条件を
満足する場合のみ画素信号Aを出力画素信号Eとなし、
前記出力画素信号Eに応じてPWM信号を発生し、光ビ
ームをオン、オフ制御することをその概要とする。
【0025】ここで入力した画素信号は前画素からの誤
差信号を含むものであってもよい。
【0026】又、好ましくは所定基準値は光ビーム発生
手段の光ビームが実質的に安定なオン状態を実現できる
画素信号値に応対するものであることをその一態様とす
る。
【0027】ここで光ビームの実質的に安定なオン状態
を以下に説明する。
【0028】図2において横軸は光ビームの走査方向を
示し、縦軸は感光体上の光学濃度を示す。光ビームのパ
ルス幅が短い時には(a)のようになり、濃度階調を示
すことが出来るが、濃度が不安定になりやすい。パルス
幅が所定基準値より長くなると(b)のようになり、面
積階調を示し濃度の不安定を除去することが出来る。
【0029】図3に本実施例により記録されたドットの
例を示す。(A)、(B)、(C)それぞれに対して
(1)は図2と同様な光学濃度分布を示す。(2)はレ
ーザーに印加されたパルスを示す。(A)は(2)に示
すように第2画素のみに25%デューテイのパルスを印
加した場合を表す。光学濃度分布は(1)のように中間
調濃度となって不安定となる。
【0030】これに対して(B)においては第2画素は
(A)と同様に25%デューテイのパルスであるが第1
画素に100%デューテイのパルスの印加に連続して印
加している為光学濃度分布は(1)のようにより安定し
た濃度が得られる。
【0031】又、(C)においては第2画素は(A)、
(B)と同様に25%デューテイのパルスであるが第1
画素が後半に75%デューテイのパルスでありこれに連
続して印加される為光学濃度分布は(1)のように安定
した濃度が得られる。
【0032】以下、図1に従って実施例を詳細に説明す
る。
【0033】ある画素に対応する画素信号SXはバッフ
ァ100に保持された前画素の誤差信号ECを加算器1
01により加算されて画素信号SAとなるとともにバッ
ファ105にその信号が保持される。バッファ105は
画素信号SAを保持するとともに今まで保持していた画
素信号SBを比較器106に転送する。画素信号SAは
比較器102にて所定基準値Dと比較される。ここで所
定基準値Dは100%デューテイの信号とする。画素信
号Aが100%デューテイの信号であればそのままパル
ス発生手段103、光ビーム発生手段104により10
0%デューテイのレーザービームを発光する。
【0034】一方、画素信号Aが100%デューテイで
ない時には比較器106にて画素信号SBと所定基準値
D(100%)を比較し、画素信号SBが100%デュ
ーテイであれば画素信号SAをそのままパルス発生手段
103に転送し、光ビーム発生手段104にて画素信号
SAに対応するパルス幅のレーザービームを発生する。
【0035】又、画素信号SBが100%デューテイで
ない時には画素信号SBをバッファ100に転送する。
このようにすることによって、画素信号SAが100%
或は前画素信号SBと連続して100%以上のデューテ
イの時のみ光ビームを発生させることができ安定した出
力が得られ、製版用フィルム115上に安定した2値化
画像が形成される。
【0036】(第2実施例)図4に従って本発明の第2
の実施例を説明する。ここでは奇数画素は画素後半を発
光させるPWM、偶数画素は画素前半を発光させるPW
Mを行う場合を示す。
【0037】画素信号SXは区分器107にて偶数画素
と奇数画素に分離し、偶数画素信号EAは加算器109
へ転送される。奇数画素信号OBは加算器108にて誤
差信号ECを加算され奇数画素信号OB′として加算器
109にて偶数画素信号EAと加算され、比較手段11
0に送られる。加算出力AEは比較手段110にて所定
基準値RD(例えば100%デューテイ)と比較されA
E>RDであれば加算信号Eはそのまま奇数画素+偶数
画素信号SFとしてパルス発生手段111、光ビーム発
生手段112に転送され製版用フィルム115上に露光
が行われる。一方AE<RDである時は出力画素信号S
Fは誤差信号ECとして一旦バッファ保持された後加算
器108に送られる。
【0038】ここでは所定基準値として製版用フィルム
上で100%デューテイが得られる画素信号を利用した
例を示したが、これに限らずレーザービームのビーム
径、ビーム形状、パワー、製版用のフィルムの感度等に
より適当な値を選ぶことが可能である。
【0039】又、レーザービームスキャンによって像記
録を行なう場合を例にとって説明したが、LED、LC
D、CRTフライングスポットプリンタを用いた製版用
のフィルム作成器にも適用できることは勿論である。
【0040】又、上述実施例では、誤差濃度を先送りす
る場合について述べたが、これに限らず切捨てても良い
し、複数の周辺画素へ誤差拡敵しても良い。
【0041】(第3実施例)第3実施例の像形成装置は
入力した画素信号Aと隣接する画素信号Bとの間隔Cを
所定基準値D、E(D>E)と比較し、C>DorE>
Cの条件を満足する場合のみ画素信号Aを出力画素信号
Eとなし、前記出力画素信号Eに応じてPWM信号を発
生し、光ビームをオン、オフ制御することをその概要と
する。
【0042】ここで入力した画素信号は前画素からの誤
差信号を含むものであっても良い。
【0043】又、好ましくは所定基準値は光ビーム発生
手段の光ビームが実質的に安定なオン、オフ状態を実現
できる画素信号値に対応するものであることをその一態
様とする。
【0044】ここで光ビームの実質的に安定なオン、オ
フ状態を以下に説明する。
【0045】図6(7)は、走査される光ビームの静止
状態における光強度分布を示す。
【0046】(2)〜(6)はレーザーの感光体上の走
査に対応して印加されるレーザー駆動電流の変化を示
す。(1)は(2)〜(6)に示したレーザー駆動電流
の変化によって感光体の光学濃度(可視処理後)が変化
する様子(a〜c)を表している。そして各々aは
(2)、(b1)は(3)、(b2)は(4)、(c
1)は(5)、(c2)は(6)に対応する。
【0047】(2)は1画素のほぼ10%に相当する間
パルス印加を停止した場合を表す。この場合には感光体
上の光学濃度は(1)−aのようになり若干の濃度差は
生じるものの目視で識別できるほどの差にはならない。
【0048】(3)、(4)は1画素のほぼ50%、8
0%に相当する間パルス印加を停止した場合を表す。こ
の場合には感光体上の光学濃度は(1)−b1、b2の
ようにビーム走査に従い、ベタ黒記録状態から中間調濃
度状態を示し、ベタ黒状態を示す。
【0049】(5)、(6)は1画素に対してはほぼ1
00%、150%に相当する間パルス印加を停止した場
合を示す。この場合には感光体上の光学濃度は(1)−
c1、c2のようにビーム走査に従い、ベタ黒記録状態
から中間調濃度状態を示し、ベタ白記録状態を示し、再
び中間調濃度状態を経てベタ黒状態を示す。
【0050】以下、図5に従って本発明の第3実施例の
回路及びその動作を詳細に説明する。
【0051】ある画素に対応する画素信号はバッファ2
00に保持された前画素の誤差信号EDを加算器201
により加算され画素信号SAとなる。画素信号SAは反
転器202により反転画素信号SBとなるとともにバッ
ファ203にその信号が保持される。
【0052】バッファ203は反転画素信号SBを保持
するとともに今まで保持していた反転画素信号SCを比
較器204に転送する。
【0053】反転画素信号SBは比較器205にて所定
基準値Eと比較される。ここで所定基準値Eは100%
デューテイの信号とする。
【0054】反転画素信号SBが100%デューテイの
信号であればそのままレーザービームは非発光とする。
【0055】一方反転画素信号SBが100%デューテ
イでない時には比較器204にて反転画素信号SCと所
定基準値E(100%)と比較し反転画素信号SCが1
00%デューテイであれば反転画素信号SBを再び反転
器206にて反転し、パルス発生手段207、光ビーム
発生手段208により画素信号SAに対応するパルス幅
のレーザービームを発光する。そしてビームは製版用フ
ィルム215上に照射される。
【0056】又画素信号Aと実際の発光信号である画素
信号Eとの差分を差分器209にてとりこの差分をバッ
ファ200に転送する。
【0057】このようにすることにより、画素信号SA
の反転画素成分SBが100%、或は前画素信号の反転
画素成分SCと連続して100%デューテイ以上になる
ように光ビームを発光させることが出来安定した出力が
得られる。
【0058】従って製版用フィルム上には必ず100%
デューテイを満たす画像データが記録されるので、適正
な2値データが記録される。
【0059】ここでは所定基準値として製版用フィルム
上で100%デューテイが得られる画素信号を利用した
例を示したが、これに限らずレーザービームのビーム
径、ビーム形状、パワー、製版用のフィルムの感度等に
より適当な値を選ぶことが可能である。
【0060】又、レーザービームスキャンによって像記
録を行う場合を例にとって説明したが、LED、LCD
プリンタ等他のプリンタにも適用できることは勿論であ
る。
【0061】又、上述実施例では、誤差濃度を先送りす
る場合について述べたが、これに限らず切捨てても良い
し、複数の周辺画素へ誤差拡散しても良い。
【0062】又、本発明に係わる感光体は電子写真方式
のOPC、a−Si、後述する銀塩感材等が利用でき
る。
【0063】又、ここではドット単位で画素信号を検知
制御した例を示したが複数ドットにより所定階調性を再
現させる方式に対して複数ドットの組合せ方に本発明方
式を適用させても良い。
【0064】(第4実施例)図8は本発明を適用できる
第4実施例画像記録装置の一例である。
【0065】図8において、301は半導体レーザーな
どの光源、302はコリメータレンズを含む焦点位置制
御系、303は回転多面鏡、304は多面鏡303の駆
動モータ、305は走査レンズ系、306は製版用感光
性フィルムを支持するドラム、307は製版用シート状
感光性フィルムである。
【0066】ここで、光源301は不図示の発振器から
のクロックによりPWM(パルス幅変調)される。
【0067】図7において、一画素Pは実線で形成され
た3×3の行列に配置された9つの微画素PSより構成
されている。ここで各行列要素の微画素PSはレーザー
ビームの記録要素(記録密度に対応)であり、レーザー
ビームは各々の行を左から右へとスキャンされる。
【0068】図7(a)は本実施例を説明する画面で、
各行列要素の微画素PSをPWMにより3分割記録が出
来る様子を示す。
【0069】図7(b)は従来例を説明する図面であ
る。
【0070】ここで、オリジナル画像濃度が7/27
(マトリクスにおいて総ての行列要素が記録状態の時を
27/27、総ての行列要素が非記録状態の時を0/2
7とする)とした場合に本実施例に係わる装置、従来装
置による画像再現の様子を各々図7(c)、(d)に示
す。図面からも明らかなように(c)は(d)と比較し
て良好な階調再現性を示している。
【0071】ここでPWM記録の方法について説明す
る。
【0072】(i)図7(c)の(2.1)行列に代表
されるように左端の行列要素に対して行列要素の後半に
PWM(66%)記録を行う場合、レーザービームの行
列要素に対応するスキャン時間をt0とすれば
【0073】
【外1】 だけディレイをかけた後
【0074】
【外2】 時間レーザー発振器を作動させれば良い。
【0075】(ii)例えば画像濃度1/27の記録を
行なう時のように中央の行列要素に対して行列要素の中
央にPWM(33%)記録を行なう場合、
【0076】
【外3】 だけディレイをかけた後
【0077】
【外4】 時間レーザー発振器を作動させれば良い。
【0078】(iii)図7(c)の(2、3)行列に
代表されるように右端の行列要素に対して行列要素の前
半にPWM(66%)記録を行なう場合、
【0079】
【外5】 時間レーザー発振器を作動させれば良い。
【0080】又、例えば6/27の記録濃度を再現する
場合(2.1)、(2.2)、(2.3)行列におい
て、
【0081】
【外6】
【0082】
【外7】 のようにレーザービームを発光してPWM制御を行なっ
ても良いが(2.2)行列の中央を中心に2tだけレ
ーザービームを発光してPWM制御を行なえば、つねに
網点が対称的になりきれいな網点を再現することができ
る。
【0083】PWM信号の発生は前述の方法に限られる
ことなくマトリクスに対応する三角波を発生しスレシュ
ホールドを変えることにより、行方向に対して総合的に
PWM発振をさせてもかまわない。
【0084】一般的にオフセット印刷の場合には、低濃
度に対応する網点濃度においてインクの付着不安定性の
為印刷時の濃度不均一が発生しやすい場合がある。この
ような場合、あらかじめ決められた所定の最低PWM時
間以下(例えば図7に一行例要素に対応する100%P
WM)に相当する濃度に対してはこれを記録することな
く隣接するマトリクスにこの濃度情報を伝搬させ、つね
に所定の最低PWM時間以上の記録時間で安定な記録を
行なうことも良好な方法である。
【0085】又レーザーにより銀塩フィルムに画像を形
成し、これをマスクとして重合層(を有するフィルム)
に紫外露光を行ないエッチング、剥離により重合パター
ンを作成する場合のように低濃度、高濃度ともに重合パ
ターンの大きさ、形状の不均一が発生しやすい場合があ
る。このような場合、低濃度に対してはあらかじめ決め
られた所定のPWM時間以下に相当する濃度に対しては
上述と同様の方法をとるとともに高濃度に対しては隣接
する記録部との間隙が実質0と異なる所定のPWM時間
以下に相当する場合にはこれを記録することなく隣接す
る行要素、マトリクスにこの濃度情報を伝搬させること
により安定な記録を行なうことも有効な方法である。
【0086】網点を用いた画像記録において、網点の面
積が所定の値より小さかったり、また網点間に生じる間
隙が所定の値より小さかったりすると、所望の網点面積
が記録されず再現性が著しく低下し良好な記録画像が得
られない。PWMを用いた高階調、高解像網点記録を実
現する実施例にても同じである。
【0087】しかしながら、所定の最低パルス幅、最低
パルス幅間隙をあらかじめ設定しておくことにより、容
易に上記の条件を満たして網点画像記録ができるので良
好な網点記録画像が得られるものである。すなわち、所
定の最低パルス幅及び所定の最低パルス幅間隙をあらか
じめ設定し、この設定された最低パルス幅及び最低パル
ス幅間隙を満たさないPWM記録は行なわないで網点を
作成すると、高階調、高解像網点記録ができるととも
に、一般に網点記録において網点面積の再現性が著しく
低下する領域においても、その再現性を良くし良好な網
点記録画像が得られるものである。以下図面を用いて上
記記載事項を実施する一例をより詳しく説明する。
【0088】図9は本実施例において用いる網点閾値マ
トリクスデータである。
【0089】この網点マトリクスの基本サイズは3×3
であり、これを2値記録すると3×3+1=10段階の
階調しか得られないが、PWMを用いて0%、50%、
100%のPWM記録ができるものとすると、(3×
3)×2+1=19段階の階調が得られる。
【0090】今、最低パルス幅として100%、最低パ
ルス幅間隙として100%以上のパルス幅つながりが画
像記録に必要な量として設定される。
【0091】図9の網点パターンマトリクスデータでそ
の画素のデータが0の時は網点は形成されず、1の時は
図10Aのように記録形成され、7の時は図10C、1
7の時は図10Fのようになり、18の時はマトリクス
内がすべておおわれて記録形成される。
【0092】図10は、最低パルス幅、最低パルス幅間
隙を満たさないで網点が形成される可能性がある場合の
網点データを図示したものである。図10(A〜F)に
おいて、上段の数字はその網点に対応する画素データ、
左側の数字は当該画素の前画素のデータ範囲を示したも
のであり、ここで示されたデータ範囲内にあれば、当該
画素がそのデータのまま網点形成が許されるものであ
る。右側の数字は当該画素の次画素のデータ範囲を示し
たものであり、ここで示されたデータ範囲内にあれば、
当該画素がそのデータのまま、網点形成が許されるもの
である。
【0093】すなわち、図10Aは、当該画素データが
1の時に形成される網点パターンであるが、前画素のデ
ータが6以上でなければ、最低パルス幅つらなりが10
0%より小さくなり、このPWMは許されない。また図
10Dは当該画素データが11の時に形成される網点パ
ターンであるが、次画素のデータが0〜6でなければ、
最低パルス幅間隙つらなりが100%より小さくなり、
このPWMは許されない。
【0094】図11は、本実施例を実施するための構成
回路ブロック図である。
【0095】以下、本図を用いて処理の流れをより詳し
く説明する。
【0096】図11において、ある画素データはバッフ
ァ1に蓄えられ、次に加算器2におくられる。この時バ
ッファ1には次の画素データが蓄えられている。加算器
2において、ある画素データは、バッファ3に保持され
た前画素の誤差データが加算されデータSAとなる。こ
のデータSAは比較器5と差分器12に送られ、比較器
5においてこのデータSAは、参照データバッファ4に
保持されている参照データと比較される。
【0097】参照データバッファ4には、図10に示さ
れている各図の上段のデータ、すなわち、最低パルス
幅、最低パルス幅間隙を満たさないで網点が形成される
可能性がある場合の網点データ(1、7、13、5、1
1、17)が蓄えられている。
【0098】データSAが参照データ(1、7、13、
5、11、17)と異なる時は、データSAは網点パタ
ーン発生器14と差分器12及びバッファ11に送られ
る。
【0099】網点パターン発生器14では、データSA
を用いて網点パターンデータバッファ13に蓄えられて
いる網点パターンデータから網点パターンを発生し、出
力バッファ15に送る。出力バッファ15では送られて
きた網点パターンを順次蓄え出力する。出力は図8レー
ザー発振器301へ送られ、PWM変調記録が行なわれ
る。
【0100】網点パターンデータバッファ13には図9
に示される網点パターンマトリクスデータが蓄えられて
いる。
【0101】データSAが参照データ(1、7、13、
5、11、17)のうち、データ(1、7、13)と一
致する時は、データSAは比較器7に送られる。
【0102】比較器7ではデータSAを用いて、更にバ
ッファ11に保持されている前記録画素データと、比較
参照データバッファ6に蓄えられている比較参照データ
と比較される。
【0103】比較参照データバッファ6には図10に示
されている各図の上段のデータと対応して、左側に示さ
れている各データ範囲及び右側に示されている各データ
範囲のデータが蓄えられている。
【0104】データSAが1で前記録画素データが(6
〜18)の範囲にある時、データSAが7で前記録画素
データが(12〜18)の範囲にある時、及びデータS
Aが13で前記録画素データが18の時は、データSA
は網点パターン発生器14、差分器12及びバッファ1
1に送られ、以下前述と同じ処理が行なわれる。
【0105】データSAと前記録画素データの関係が前
述の関係と異なる時は、データSAは加算器8に送ら
れ、加算器8で−1が加算され、網点パターン発生器1
4、差分器12及びバッファ11に送られ、以下前述と
同じ処理が行なわれる。
【0106】データSAが参照データ(1、7、13、
5、11、17)のうち、データ(5、11、17)と
一致する時は、データSAは比較器9に送られる。
【0107】比較器9ではデータSAを用いて、更にバ
ッファ1に保持されている次画素データと比較参照デー
タバッファ6に蓄えられている比較参照データと比較さ
れる。
【0108】データSAが次画素データが0の時、デー
タSAが11で次画素データが(0〜6)の範囲にある
時、及びデータSAが17で次画素データが(0〜1
2)の範囲にある時は、データSAは網点パターン発生
器14、差分器12及びバッファ11に送られ、以下前
述と同じ処理が行なわれる。データSAと次画素データ
の関係が前述の関係と異なる時はデータSAは加算器8
に送られ、加算器8で−1が加算され、網点パターン発
生器14、差分器12及びバッファ11に送られ、以下
前述と同じ処理が行なわれる。
【0109】差分器12においては加算器から送られて
くるデータSAと、実際の網点パターン発生のためのデ
ータとの差分がとられ、この差分データをバッファ3に
送る。
【0110】以上のようにして本第4実施例では最低パ
ルス幅及び最低パルス幅間隙を満たして、良好な網点画
像記録を行なうことができる。ここでは網点パターンマ
トリクスデータを図9のように左端より増加するパター
ンを例として説明したが、勿論これに限ることなく中央
より増加するいわゆるファットニングタイプの場合にも
適用可能である。
【0111】本実施例はフライングスポット方式におい
て効果が顕著であるがドラムスキャン方式に適用しても
勿論構わない。
【0112】(第5実施例)次に、本発明の第5実施例
について図面を参照して説明する。
【0113】図12は本発明の画像表示装置の第5実施
例を示すブロック図、図13(A)は画像信号の1画素
に対応する部分表示領域内の閾値マトリクスの構成図、
同図(B)は画像信号の4個の画素に対応する1つの表
示領域内の閾値マトリクスの構成図、図14(A)は黒
化した表示画素が低濃度用のドットを形成している様子
を示す図、同図(B)は同じく中間濃度用のドットを形
成している様子を示す図、同図(C)は同じく高濃度用
のドットを形成している様子を示す図、図15は本実施
例の動作を示す流れ図である。
【0114】本第5実施例の画像表示装置は、画像の各
画素に対応する信号が供給される公知の濃度検知器21
と、濃度検知器21からの検知結果が次々に供給されて
各画素の濃度を比較する、濃度勾配判別手段である濃度
勾配判別器2と、マトリクスとして4×4の部分表示領
域あるいは8×8の表示領域のいずれかを選択するマト
リクス選択手段であるマトリクス選択器23と、表示画
素が配列されている公知の表示器24とから構成されて
いる。表示器としては図8に示すフライングスポットタ
イプのプリンタが用いられる。
【0115】通常は、従来と同様に4×4のマトリクス
になっている16個の表示画素31が部分表示領域40
として画像信号の1画素に対応して、画像信号の濃度に
応じて図中に記した数字の順に表示画素31が黒化し、
黒化した表示画素31の集まりが図14(B)に示すよ
うにドット35を形成する。また、画像信号の2×2の
マトリクスになっている4個の画素が全て低濃度または
高濃度の場合には、これら4個の画素を一単位とし、対
応する表示領域30内で図13(B)に記した数字の順
に表示画素31が黒化し、低濃度を表示するドット3
6、または高濃度を表示するドット37を表示する。表
示領域30は、64個の表示画素31が8×8のマトリ
クスになっている。
【0116】次に、本第5実施例の動作について説明す
る。
【0117】画像信号が濃度検知器21へ供給され、各
画素の濃度が検知された後に濃度勾配判別器22に送ら
れる。ここで、2×2のマトリクスになっている4個の
画素が全て低濃度あるいは高濃度であるか否かを判別し
(ステップ25)、全ての画素が低濃度あるいは高濃度
である場合には、マトリクス選択器23によって表示画
素31が8×8のマトリクスになっている表示領域30
を選択し(ステップ26)、各画素に濃度勾配がある場
合、あるいは全ての画素が中間濃度である場合には表示
画素31が4×4のマトリクスになっている部分表示領
域40を選択する(ステップ27)。そして、選択結果
に応じて表示画素31がマトリクス状に配列している多
数の表示領域30あるいは部分表示領域40からなる公
知の表示器24によって画像信号が濃淡を表示又はプリ
ントする。
【0118】濃度勾配判別器22としては、低濃度と中
間濃度の境界となる濃度を示す基準電圧VRBと、中間濃
度と高濃度の境界となる濃度を示す基準電圧VRTを設
け、コンパレーター等の比較手段によって濃度検知器1
からの信号が3段階のどの濃度に該当するかを振り分け
るという考え方のもとに構成されたものを用いればよい
が、これに限定するものではない。
【0119】なお、本実施例では、表示画素31が4×
4のマトリクスになっている部分表示領域40と、表示
画素31が8×8のマトリクスになっている表示領域3
0を考えたが、これらのマトリクスに限定されるもので
はなく、たとえば6×6のマトリクスになっている部分
表示領域と、18×18のマトリクスになっている表示
領域を考えてもよい、この場合は、3×3のマトリクス
になっている画像信号の9個の画素が表示領域に対応す
る。
【0120】以上説明したように第5の実施例は、画像
信号の1画素に対応する部分表示領域とは別に、マトリ
クス状に配列している複数の画素の一群に対応する表示
領域を設定し、通常は部分表示領域内でドット集中型の
閾値マトリクスに従って表示画素を黒化することにより
ドットを形成し、表示領域に対応する複数の画素の全て
が低濃度または高濃度である場合には表示領域内でドッ
ト集中型の閾値マトリクスに従って表示画素を黒化する
ことによりドットを形成するので、従来に比べて低濃度
時には各ドットが大きく、高濃度時には各ドット間の間
隙が広くなり、濃度再現性のよい安定した画像表示方法
および装置を提供することができるという効果がある。
【0121】次に第1〜第5実施例が適用される製版用
フィルム原版について以下説明する。
【0122】感光性印刷原版12は、図18に示すよう
に支持体53と剥離フィルム51との間に重合性ポリマ
ー前駆体及び光重合開始剤を含有し、光により重合し得
る層101(以下、重合層52)を有するものである。
感光性印刷原版12は、像露光に応じて重合層52内に
重合・未重合のパターンが形成され、剥離フィルム51
を支持体53より剥離することにより、いわゆる“ピー
ルアパート”が可能なものである。すなわち、剥離フィ
ルム51を支持体53から剥離することにより重合層5
2の未重合部分が剥離フィルム19と共に除去され、支
持体100及び重合部分が印刷版として使用されるもの
である。
【0123】重合層52中に含有する重合性ポリマー前
駆体としては、1分子中に反応性ビニル基を少なくとも
1個持つ化合物が使用できる。このような化合物の反応
性ビニル基としては、スチレン系ビニル基、アクリル酸
系ビニル基、メタクリル酸系ビニル基、アリル系ビニル
基、ビニルエーテルなどの他に酢酸ビニルなどのエステ
ル系ビニル基など重合反応性を有する置換もしくは非置
換のビニル基が挙げられる。
【0124】かかる条件を満たす重合性ポリマー前駆体
の具体例は次の通りである。
【0125】例えば、スチレン、メチルスチレン、クロ
ルスチレン、プロモスチレン、メトキシスチレン、ジメ
チルアミノスチレン、シアノスチレン、ニトロスチレ
ン、ヒドロキシスチレン、アミノスチレン、カルボキシ
スチレン、アクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸
エチル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリルアミド、
メタクリル酸、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチ
ル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸ブチル、メタ
クリル酸フェニル、メタクリル酸シクロヘキシル、ビニ
ルピリジン、N−ビニルピロリドン、N−ビニルイミダ
ゾール、2−ビニルイミダゾール、N−メチル−2−ビ
ニルイミダゾール、プロピルビニルエーテル、ブチルビ
ニルエーテル、イソブチルビニルエーテル、β―クロロ
エチルビニルエーテル、フェニルビニルエーテル、p−
メチルフェニルビニルエーテル、p−クロロフェニルビ
ニルエーテルなどの一価の単量体;例えばジビニルベン
ゼン、シュウ酸ジスチリル、マロン酸ジスチリル、コハ
ク酸ジスチリル、グルタル酸ジスチリル、アジピン酸ジ
スチリル、マレイン酸ジスチリル、フマル酸ジスチリ
ル、β,β―ジメチルグルタル酸ジスチリル、2−プロ
モグルタル酸ジスチリル、α,α′−ジクロログルタル
酸ジスチリル、テレフタル酸ジスチリル、シュウ酸ジ
(エチルアクリレート)、シュウ酸ジ(メチルエチルア
クリレート)、マロン酸ジ(エチルアクリレート)、マ
ロン酸ジ(メチルエチルアクリレート)、コハク酸ジ
(エチルアクリレート)、グルタル酸ジ(エチルアクリ
レート)、アジピン酸ジ(エチルアクリレート)、マレ
イン酸ジ(ジエチルアクリレート)、フマル酸ジ(エチ
ルアクリレート)、β,β―ジメチルグルタル酸ジ(エ
チルアクリレート)、エチレンジアクリルアミド、プロ
ピレンジアクリルアミド、1,4−フェニレンジアクリ
ルアミド、1,4−フェニレンビス(オキシエチルアク
リレート)、1,4−フェニレンビス(オキシメチルエ
チルアクリレート)、1,4−ビス(アクリロイルオキ
シエトキシ)シクロヘキサン、1,4−ビス(アクリロ
イルオキシメチルエトキシ)シクロヘキサン、1,4−
ビス(アクリロイルオキシエトキシカルバモイル)ベン
ゼン、1,4−ビス(アクリロイルオキシメチルエトキ
シカルバモイル)ベンゼン、1,4−ビス(アクリロイ
ルオキシエトキシカルバモイル)シクロヘキサン、ビス
(アクリロイルオキシエトキシカルバモイルシクロヘキ
シル)メタン、シュウ酸ジ(エチルメタクリレート)、
シュウ酸ジ(メチルエチルメタクリレート)、マロン酸
ジ(エチルメタクリレート)、マロン酸ジ(メチルエチ
ルメタクリレート)、コハク酸ジ(エチルメタクリレー
ト)、コハク酸ジ(メチルエチルメタクリレート)、グ
ルタル酸ジ(エチルメタクリレート)、アジピン酸ジ
(エチルメタクリレート)、マレイン酸ジ(エチルメタ
クリレート)、フマル酸ジ(エチルメタクリレート)、
フマル酸ジ(メチルエチルメタクリレート)、β,β′
―ジメチルグルタル酸ジ(エチルメタクリレート)、
1,4−フェニレンビス(オキシエチルメタクリレー
ト)、1,4−ビス(メタクリロイルオキシエトキシ)
シクロヘキサンアクリロイルオキシエトキシエチルビニ
ルエーテルなどの2価の単量体;例えばペンタエリスリ
トールトリアクリレート、ペンタエリスリトールトリメ
タクリレート、ペンタエリスリトールトリ(ヒドロキシ
スチレン)、シアヌル酸トリアクリレート、シアヌル酸
トリメタクリレート、1,1,1−トリメチロールプロ
パントリアクリレート、1,1,1−トリメチロールプ
ロパントリメタクリレート、シアヌル酸トリ(エチルア
クリレート)、1,1,1−トリメチロールプロパント
リ(エチルアクリレート)、シアヌル酸トリ(エチルビ
ニルエーテル)、1,1,1−トリメチロールプロパン
トリ(トリエンジイソシアネート)とヒドロキシエチル
アクリレートとの縮合物、1,1,1−トリメチロール
プロパントリ(ヘキサンジイソシアネート)とp−ヒド
ロキシスチレンとの縮合物などの3価の単量体;たとえ
ばエチレンテトラアクリルアミド、プロピレンテトラア
クリルアミドなどの4価の単量体などを挙げることがで
きる。尚、前述のようにこれらの重合性ポリマー前駆体
を2種以上用いてもよい。
【0126】重合層52に含有する光重合開始剤として
は、カルボニル化合物、イオウ化合物、ハロゲン化合
物、レドックス系光重合開始剤等を挙げることができ
る。
【0127】具体的には、カルボニル化合物としては、
例えばベンジル、4,4′―ジメトキシベンジル、ジア
セチル、カンファーキノンなどのジケトン類;例えば
4,4′―ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、
4,4′―ジメトキシベンゾフェノンなどのベンゾフェ
ノン類;例えばアセトフェノン、4−メトキシアセトフ
ェノンなどのアセトフェノン類;ベンゾインアルキルエ
ーテル類;例えば2−ジクロロチオキサントン、2,4
−ジエチルチオキサントン、チオキサントン−3−カル
ボン酸―β―メトキシエチルエステルなどのチオキサン
トン類;ジアルキルアミノ基を有するカルコン類および
スチリルケトン類;3,3′―カルボニルビス(7−メ
トキシクマリン)、3,3′―カルボニルビス(7−ジ
エチルアミノクマリン)などのクマリン類等が挙げられ
る。
【0128】イオウ化合物としては、例えばジベンゾチ
アゾリルスルフィド、デシルフェニルフィド、ジスルフ
ィド類などが挙げられる。
【0129】ハロゲン化合物としては、例えば四臭化炭
素、キノリンスルホニルクロライド、トリハロメチル基
を有するS−トリアジン類などが挙げられる。
【0130】レドックス系の光重合開始剤としては、3
価の鉄イオン化合物(例えばクエン酸第2鉄アンモニウ
ム)と過酸化物などを組み合せて用いるものや、リボフ
ラビン、メチレンブルーなどの光還元性色素とトリエタ
ノールアミン、アスコルビン酸などの還元剤を組み合せ
て用いるものなどが挙げられる。
【0131】また以上に述べた光重合開始剤において、
2種以上を組み合せてより効率の良い光重合を行なうこ
ともできる。
【0132】この様な光重合開始剤の組み合せとして
は、ジアルキルアミノ基を有するカルコンおよびスチリ
ルケトン類やクマリン類と、トリハロメチル基を有する
S−トリアジン類やカンファーキノンとの組み合せなど
が挙げられる。
【0133】また、重合性ポリマー前駆体及び光重合開
始剤の他に感光性ハロゲン化銀、有機銀塩及び還元剤を
重合層52に含有して熱現像型の重合層としてもよい。
この場合、像露光後に加熱(熱現像)及び重合露光する
ことにより重合層52に重合・未重合パターンが形成さ
れるものである。
【0134】熱現像型の重合層の場合、含有する還元剤
の種類により、像露光部分の方が像未露光部分よりも重
合が進行する場合と、この逆の場合があるが、後者の方
がコントラスト良く重合・未重合パターンが形成され
る。
【0135】還元剤を選ぶことにより、像未露光部分の
方が、像露光部分よりも重合が進行するようになるが、
これは像露光部分で有機銀塩と還元剤とが酸化還元反応
し、この反応によって生成された酸化体(還元剤が酸化
されたもの)が光吸収性を有するためである。即ち、酸
化体の生成した像露光部分では特定波長の光が酸化体に
吸収されるため、重合が実質的に進行しないのに対し、
酸化体の生成されなかった像未露光部分では光が実質的
に吸収されないので重合が進行する。こうして熱現像型
重合層に重合・未重合パターンが形成される。
【0136】尚、ハロゲン化銀は像露光により銀核を生
成するもので、銀核は有機銀塩と還元剤との酸化還元反
応の触媒となる。つまり、銀核により潜像が形成され
る。
【0137】熱現像型重合層に含有されるハロゲン化銀
としては、写真技術等において公知のハロゲン化銀を用
いることができ、例えば塩化銀、臭化銀、沃化銀、塩臭
化銀、塩沃化銀、沃臭化銀、塩沃臭化銀のいずれも用い
ることができる。
【0138】ハロゲン化銀粒子のハロゲン組成は、表面
と内部が均一であっても不均一であってもよい。ハロゲ
ン化銀の粒子サイズは平均粒径が0.001μmから1
0μmが好ましく、0.001μmから5μmが更に好
ましい。
【0139】これらは通常の写真乳剤に対して行われる
ような化学増感、光学増感が施されていてもよい。つま
り、化学増感としては、硫黄増感、貴金属増感、還元増
感などを用いることができ、光学増感としては、シアニ
ン色素、メロシアニン色素等の光学増感色素を用いた方
法などを適用できる。
【0140】有機銀塩としては、脂肪族カルボン酸、芳
香族カルボン酸、メルカプト基またはα―水素を有する
チオカルボニル基化合物、もしくはイミノ基含有化合物
などの銀塩が使用できる。
【0141】脂肪族カルボン酸としては、酢酸、酪酸、
コハク酸、セバシン酸、アジピン酸、オレイン酸、リノ
ール酸、リノレン酸、酒石酸、パルミチン酸、ステアリ
ン酸、ベヘン酸、樟脳酸などがあるが、一般的に炭素数
が少ない程、銀塩としては不安定であるため、過度な炭
素数を有するものがよい。
【0142】芳香族カルボン酸としては、安息香酸誘導
体、キノリン酸誘導体、ナフタレンカルボン酸誘導体、
サリチル酸誘導体、没食子酸、タンニン酸、フタル酸、
フェニル酢酸誘導体、ピロメリット酸などがある。
【0143】メルカプト又はα−水素を有するチオカル
ボニル基を有する化合物としては、3―メチルカプト―
4―フェニル―1,2,4―トリアゾール、2―メルカ
プトベンゾイミダゾール、2―メルカプト―5―アミノ
チアジアゾール、2―メルカプトベンゾチアゾール、s
―アルキルチオグリコール酸(アルキル基炭素数12〜
22)、ジチオ酢酸などジチオカルボン酸類、チオステ
アロアミドなどチオアミド類、5―カルボキシ―1―メ
チル―2―フェニル―4―チオピリジン、メルカプトト
リアジン、2―メルカプトベンゾオキサゾール、メルカ
プトオキサジアゾール又は3―アミノ―5―ベンジルチ
オ―1,2,4―トリアゾールなど米国特許第4,12
3,274号記載のメルカプト化合物などが挙げられ
る。
【0144】イミノ基を有する化合物としては、特公昭
44−30270号公報又は同45−18416号公報
記載のベンゾトリアゾールもしくはその誘導体、例えば
ベンゾトリアゾール、メチルベンゾトリアゾールなどア
ルキル置換ベンゾトリアゾール類、5―クロロベンゾト
リアゾールなどのハロゲン置換ベンゾトリアゾール類、
ブチルカルボイミドベンゾトリアゾールなどのカルボイ
ミドベンゾトリアゾール類、特開昭58−118639
号公報記載のニトロベンゾトリアゾール類、特開昭58
−115638号公報記載のスルホベンゾトリアゾー
ル、カルボキシベンゾトリアゾールもしくはその塩、又
はヒドロキシベンゾトリアゾールなど、米国特許4,2
20,709号記載の1,2,4−トリアゾールや1−
H―テトラゾール、カルバゾール、サッカリン、イミダ
ゾールおよびその誘導体などが代表例として挙げられ
る。
【0145】還元剤としては、感光性ハロゲン化銀上の
銀潜像を触媒として有機銀塩等との加熱下での酸化還元
反応で銀を生成し、生成した銀像により光重合層中の光
重合開始剤の吸収波長域の光を吸収し、透過光量を減少
させる働きを持つものや、同じように酸化還元反応で生
成した酸化体が光重合開始剤の吸収波長域の光を吸収す
る働きを持つものがよい。
【0146】本発明に使用可能な還元剤としては、「写
真光学の基礎、非銀塩編、p250」に記載された還元
剤や、一次発色現像主薬、二次発色現像主薬などが使用
できる。これらは例えば、フェノール類、ハイドロキノ
ン類、カテコール類、p−アミノフェノール、p−置換
アミノフェノール類、p−フェニレンジアミン類、3−
ピラゾリドン類などの他に、レゾルシン類、ピロガロー
ル類、o−アミノフェノール類、m−アミノフェノール
類、m−フェニレンジアミン類、−5−ピラゾロン類、
アルキルフェノール類、アルコキシフェノール類、ナフ
トール類、アミノナフトール類、ナフタレンジオール
類、アルコキシナフトール類、ヒドラジン類、ヒドラゾ
ン類、ヒドロキシクロマン・ヒドロキシクラマン類、ス
ルホナミドフェノール類、アミノナフドール類、アスコ
ルビン酸類、ヒドロキシインダン類、ビスフェノール
類、オルソビスフェノール類などが使用できる。
【0147】また、色素を還元したロイコベースを還元
剤として使用することもできる。さらに以上に述べた還
元剤などを二種以上組合わせて用いることも可能であ
る。二次発色現像主薬を使用する場合は、これらの酸化
生成物と反応して、光吸収性化合物を生成するカプラー
を併用することが望ましい。
【0148】還元剤の具体例を挙げると、例えば、ヒド
ロキノン、ヒドロキノンモノメチルエーテル、2,4−
ジメチル−6−t−ブチルフェノール、カテコール、ジ
クロロカテコール、2−メチルカテコール、没食子酸メ
チル、没食子酸エチル、没食子酸プロピル、o−アミノ
フェノール、3,5−ジメチル−2−アミノフェノー
ル、p−アミノフェノール、p−アミノ−o−メチルフ
ェノール、m−ジメチルアミノフェノール、m−ジエチ
ルアミノフェノール、2,6−ジシクロヘキシル−4−
メチルフェノール、1−ナフトール、2−メチル−1−
ナフトール、2,4−ジクロロ−1−ナフトール、1,
1−ジ−2−ナフトール、2,2′−メチレンビス(4
−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2′−メ
チレンビス(4−エチル−6−t−ブチルフェノー
ル)、2,2′−ブチリデンビス(4−メチル−6−t
−ブチルフェノール)、4,4′−ブチリデンビス(3
−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4′−メ
チレンビス(2,6−ジ−t−ブチルフェノール)、
1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5
−t−ブチルフェノール)ブタン、4,4′−チオビス
(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,4−
ビス(エチルチオ)−6−(4−ヒドロキシ−3,5−
ジ−t−ブチルアニリノ)−1,3,5−トリアジン、
2,4−ビス(オクチルチオ)−6−(4−ヒドロキシ
−3,5−ジ−t−ブチルアニリノ)−1,3,5−ト
リアジン、2,6−ジクロロ−4−ベンゼンスルホンア
ミドフェノール、2−クロロ−4−ベンゼンスルホンア
ミドフェノール、2,6−ジプロモ−4−ベンゼンスル
ホンアミドフェノール、チオインドキシル、インドキシ
ル、1,3−ジメチルピロガロール、4−メトキシナフ
トール、4−エトキシナフトール、2−シアノアセチル
クマロン、N,N−ジメチルフェニレンジアミン、N,
N−ジエチルフェニレンジアミン、N′,N′−ジエチ
ル−3−メチルフェニレンジアミンなどが挙げられる。
【0149】また、二次発色現像主薬(例えば、フェニ
レンジアミン系、p−アミノフェノール系)を使用した
場合のカプラーとしては、例えば、1−ヒドロキシ−N
−ブチル−2−ナフタミド、ベンゾイルアセトン、ベン
ゾイルアセトアニリド、o−メトキシベンゾイルアセト
−o−メトキシアニリド、ジベンゾイルメタン、2−ク
ロロ−1−ナフトール、2,6−ジプロモー1,5−ナ
フタレンジオール、3−メチル−1−フェニルピラゾロ
ンなどが挙げられる。
【0150】光吸収性の酸化体としては、色素としての
範疇に入るものであっても、そうでなくても良く、実質
的に光重合開始剤の感度を減感することができれば良
い。例えば、紫外部の吸収を利用する場合は、可視部の
吸収は問題とならない。
【0151】光吸収性の酸化体と光重合開始剤の組合せ
の具体例としては、例えば還元剤として、4,4′メチ
レンビス(2−メチル−6−t−ブチルフェノール)、
4,4′メチレンビス(2,6−ジ−t−ブチルフェノ
ール)などを使用した場合、380〜390nmに感度
を有する光重合開始剤、例えば、2−クロロチオキサン
トン、2−メチルチオキサントン、2,4−ジメチルチ
オキサントン、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフ
ェニルホスフィンオキサイド、ベンジルなどが使用でき
る。
【0152】また2,6−ジ−t−ブチル−4−ベンジ
ルフェノール、1−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)−1−フェニルエタンなどや二次発
色現像主薬によりシアン色素を形成するものは、可視部
以外に300〜370nmに感度を有する光重合開始
剤、例えば1−フェニル−2−ヒドロキシ−2−メチル
プロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフ
ェニルケトン、ベンゾインジメチルエーテル、ベンゾフ
ェノン、4−ベンゾイル−4′−メチルジフェニルサル
ファイドなどが使用できる。
【0153】また、前述の感光性ハロゲン化銀、有機銀
塩及び還元剤を含有する銀塩フィルムに像露光及び熱現
像を施すことにより、像露光した部分に黒化像を形成す
ることができる。
【0154】以上、説明したように、本発明に依れば、
記録領域のサイズを必要以上に小さくすることなく画像
記録が可能となり、印刷マスターの製作に特に好適であ
る。
【0155】また、最小記録サイズに制限がある場合
に、誤差分を伝搬させることにより、濃度を保存し、且
つ中間調の安定した再現が可能な画像記録装置の提供が
できる。
【0156】本発明は上述した複数の実施例に限らず種
々の応用変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の回路ブロック図。
【図2】ビームオン時間と濃度の関係を示す図。
【図3】画素データと濃度の関係を示す図。
【図4】第2の実施例の回路ブロック図。
【図5】本発明の第2の実施例の回路ブロック図。
【図6】画信号別のタイミングチャート。
【図7】記録方法の説明図である。
【図8】画像記録装置の記録部の斜視図である。
【図9】網点閾値マトリクスデータを示す図である。
【図10】入力濃度と形成される網点の関係を示す図で
ある。
【図11】本実施例の回路ブロック図である。
【図12】本発明の画像表示装置の一実施例を示すブロ
ック図である。
【図13】同図(A)は、画像信号の1画素に対応する
部分表示領域内の閾値マトリクスの構成図、同図(B)
は画像信号の4個の画素に対応する1つの表示領域内の
閾値マトリクスの構成図である。
【図14】本発明において表示画素が黒化してドットを
形成している様子を示す図であり、同図(A)は低濃
度、同図(B)は中間濃度、同図(C)は高濃度の状態
を示す。
【図15】本発明の画像表示方法の動作を示す流れ図で
ある。
【図16】同図(A)は、画像信号の1画素に対応する
部分表示領域内の閾値マトリクスの構成を示す模式図、
同図(B)は、画像信号の4個の各画素に対応する、4
個の部分表示領域を示す模式図である。
【図17】従来例において表示画素が黒化してドットを
形成している様子を示す図であり、画像信号の4画素に
対して、同図(A)は低濃度、同図(B)は中間濃度、
同図(C)は高濃度の状態を示す。
【図18】本発明が適用可能な感光性印刷原版の断面図
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 箕浦 一雄 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多値画像データを入力し、 前記多値画像データに対してパルス幅変調を行い、 前記パルス幅変調された信号の最小パルス幅を印刷原版
    上にドットを形成し得る程度以上に制御することを特徴
    とする印刷原版の作成の為の画像処理方法。
  2. 【請求項2】 前記最小パルス幅に達しない画素の入力
    画像データについては隣接する画素の画像データとの組
    み合わせにより記録する請求項1の画像処理方法。
  3. 【請求項3】 前記印刷原板として有機銀塩の感光体を
    用いていること請求項2の画像処理方法。
  4. 【請求項4】 画像データを入力し、 前記多値画像データに対してパルス幅変調を行い、 前記パルス幅変調された信号の最小パルス幅を所定幅に
    制限し、 前記最小パルス幅に達しない画素の入力画像データにつ
    いては、隣接する画素の画像データとの組合せにより、
    記録する印刷原版の作成の為の画像処理方法。
  5. 【請求項5】 前記最小パルス幅は、前記印刷原版上に
    ドットを形成し得る程度の長さに設定される請求項4の
    印刷原版の作成の為の画像処理方法。
  6. 【請求項6】 画像をデジタル信号で処理する際に網点
    を形成するマトリクス内の画像記録を、 マトリクスを構成する行列要素をパルス幅制御信号によ
    り更に分割し、記録するパルス幅のつらなり及び、記録
    するパルス間の間隙のつらなりがそれぞれ所定の基準値
    を満たさない時は、その基準値を満たさない値でのパル
    ス幅変調を行なわないことを特徴とする画像処理方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の網点形成方法において発
    生した誤差は、隣接する画素に伝搬させることを特徴と
    する画像処理方法。
  8. 【請求項8】 画像データを入力し、 入力画像データの特性を判別し、 入力画像データを記録ドットが集中する型の第1閾値マ
    トリクス若しくは記録ドットが分散する型の第2閾値マ
    トリクスに従って処理し、 前記判別ステップの判別結果に応じて第1マトリクスに
    よる処理か第2マトリクスによる処理を選択する画像処
    理方法。
  9. 【請求項9】 前記判別ステップは入力画像データの所
    定エリア内に濃度変化が存在するかどうかを判別する請
    求項8記載の画像処理方法。
JP3307805A 1990-11-22 1991-11-22 画像処理方法 Pending JPH05167810A (ja)

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JP31950790 1990-11-22
JP31950890 1990-11-22
JP3-269422 1991-10-17
JP2-319507 1991-10-17
JP2-319508 1991-10-17
JP26942291 1991-10-17

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7969615B2 (en) 2007-04-19 2011-06-28 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and image processing apparatus
US8018622B2 (en) 2007-04-19 2011-09-13 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and image processing apparatus
CN111831238A (zh) * 2020-07-22 2020-10-27 珠海奔图电子有限公司 图像处理方法、装置、图像形成装置及存储介质

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