JPH05165111A - 写真プリンタ及びミニラボ装置 - Google Patents

写真プリンタ及びミニラボ装置

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JPH05165111A
JPH05165111A JP3332153A JP33215391A JPH05165111A JP H05165111 A JPH05165111 A JP H05165111A JP 3332153 A JP3332153 A JP 3332153A JP 33215391 A JP33215391 A JP 33215391A JP H05165111 A JPH05165111 A JP H05165111A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ネガフイルム10に記録されたトリミング情
報を磁気ヘッド15で読み取り、これを画像処理部17
に送る。ラインセンサ23は、フイルム送りに同期して
ネガフイルム10の画像を読み取り、これを画像処理部
17に送る。画像処理部17は、トリミング情報に基づ
きトリミング後の画像データを作成し、これをカラーラ
インプリンタ25に送る。カラーラインプリンタ25
は、カラーペーパー26の送りに同期して、トリミング
画像をカラーペーパー26に走査露光する。カラーペー
パー26は、赤外線感光材料から構成されている。 【効果】 少なくとも2つの感光層は、可視光以外で感
光する感光材料を用い、波長域の異なった3種類の光源
を用いて走査露光するから、色のクロストークが少なく
なる。したがって、彩度の高い画像を得ることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真プリンタ及びミニ
ラボ装置に関し、更に詳しくは光走査によって画像を感
光材料例えばカラーペーパーに記録する装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の写真プリンタは、ネガフイルムが
装填されるフイルムキャリアを備え、プリント位置にセ
ットされたプリント対象コマを焼付けレンズで感光材料
例えばカラーペーパーに投影している。そして、トリミ
ングプリントを行う場合には、例えばフイルムキャリア
を2次元方向で移動するとともに可変マスクを用いてネ
ガフイルム上の不要な画像を覆い、所定のプリント倍率
で焼付露光している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、従来の写真
プリンタでは、フイルムキャリアを2次元方向で移動す
るシフト装置や可変マスク装置が必要になる。したがっ
て、装置が大掛かりになり、また高コスト化を招くとい
う問題がある。更に、従来の写真プリンタは、ネガフイ
ルムを透過した光でカラーペーパーを焼付露光する面露
光を採用しており、しかも、カラーペーパーの現像処理
は各処理槽内にカラーペーパーを送り込んで行う連続処
理となっている。このため、露光済みのカラーペーパー
を現像処理するペーパープロセサ(現像部)とプリンタ
との間に、処理速度の違いを吸収するためのループ形成
部を設け、一定長のカラーペーパーを貯留するようにし
ている。したがって、このループ形成部のために、装置
をコンパクトにすることができないという問題もある。
【0004】また、従来の写真プリンタは、ネガフイル
ムを透過した光でカラーペーパーを直接に焼付露光する
ため、色のクロストークがあり、彩度の高い画像を得る
ことが困難であった。
【0005】本発明は上記課題を解決するためのもので
あり、装置をコンパクトに構成することができ、しかも
色のクロストークを少なくして彩度の高い画像が得られ
るようにした写真プリンタ及びミニラボ装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載した写真プリンタは、カラーフイル
ムに記録された画像を読み取る画像読取部と、この画像
読取部からの画像データを加工して、少なくとも2つは
可視光以外の波長域光に感光する層構造を有する感光材
料を露光するための画像データを出力する画像処理部
と、画像処理部からの画像データに基づき前記感光材料
を走査露光するラインプリンタとを設けたものである。
【0007】請求項2に記載した写真プリンタは、トリ
ミング情報の入力手段を設け、トリミングプリントを効
率良く行うようにしたものである。
【0008】請求項3に記載したミニラボ装置は、画像
読取部を連設したカラーフイルムの現像部と、ペーパー
現像部とを一体に設け、カラーフイルムの現像,画像デ
ータ読取,カラーペーパーへの走査露光,カラーペーパ
ーの現像を行うようにしたものである。
【0009】請求項4に記載したミニラボ装置は、画像
読取部を連設したカラーフイルムの現像部を設け、カラ
ーフイルムの現像,画像データ読取,トリミング情報に
基づく画像データの加工,カラーペーパーへの走査露
光,カラーペーパーの現像を行うようにしたものであ
る。
【0010】
【実施例】図2は、本発明の写真プリンタの概略を示す
ものである。現像処理後のネガフイルム10は送りロー
ラ対11,12,13により送られる。送りローラ対1
1,12の間には、磁気ヘッド15が設けられており、
ネガフイルム10の送り中に、ネガフイルム10の磁気
記録層に記録した磁気データを読み取る。磁気読取部1
6は磁気ヘッド15からの磁気データをトリミング情報
に変換し、これを画像処理部17に送る。
【0011】送りローラ対12,13の間で、ネガフイ
ルム10の下方には光源20が設けられている。また、
ネガフイルム10を挟んで光源20の上方には、スリッ
ト板21,レンズ22及びCCDラインセンサ23が設
けられている。スリット板21にはネガフイルム10の
幅方向に細長く伸びたスリット21aが形成されてい
る。ネガフイルム10は光源20で照明され、これを透
過した光がスリット21aを通ってレンズ22に入射す
る。このレンズ22は、ネガフイルム10に記録された
画像をラインセンサ23の受光面に結像する。
【0012】ラインセンサ23は、ネガフイルム10の
幅方向に伸びた3列のピクセルアレイと、各ピクセルア
レイの上に配置されたR,G,Bの色フイルタストリッ
プとを備えている。画像読取回路24は、フイルム送り
に同期させてネガフイルム10の三色画像データをライ
ンセンサ23から取り込む。取り込んだ画像データは画
像処理部17に送られる。また、ラインセンサに代えて
イメージエリアセンサを用いてもよい。
【0013】画像処理部17では、トリミング情報と画
像データにより、トリミング後の画像データをカラーラ
インプリンタ25に送る。カラーラインプリンタ25
は、レーザー光でカラーペーパー26の幅方向に主走査
するとともに、カラーペーパー26をペーパープロセサ
27の処理速度と同じ速度で送りローラ対28により送
ることで副走査して、画像処理部17からの画像データ
に基づきカラーペーパー26を焼付露光する。走査露光
されたカラーペーパー26は、そのままペーパープロセ
サ27に送られ、ここで現像処理される。現像処理され
たカラーペーパー26は、周知のように各コマ毎に切断
されてトレイ29に排出される。
【0014】図3はカラーペーパー26の層構造を示す
ものである。カラーペーパー26は、赤外線感光材料か
ら構成されており、樹脂コート紙(RCペーパー)26
aの上に、次の各層26b〜26hを順に層状に設けた
ものである。なお、この赤外線感光材料としては、例え
ば米国特許第4,619,892号に詳しく記載されて
いる。
【0015】第1層 クロロブロマイド銀乳剤層26bであり、シアンカプラ
ーを含有している。図4に示すように、この第1層26
bは、880nmの赤外線に感度を有するものであり、
露光量E5 〜E6 の範囲で発色する。第2層 ゼラチン中間層26c第3層 クロロブロマイド銀乳剤層26dであり、マゼンタカプ
ラーを含有している。図5に示すように、この第3層2
6dは、830nmの赤外線に感度を有するものであ
り、露光量E3 〜E4 の範囲で発色する。なお、この露
光量E3 〜E4 を与えると、同時にシアンも図中C2の
ように発色するが、これは濃度が極めて小さいため、色
のクロストークを殆ど生じることはない。第4層 ゼラチン中間層26e第5層 クロロブロマイド銀ゼラチン乳剤層26fであり、イエ
ローカプラーを含有している。図6に示すように、この
第5層26fは、780nmの赤外線に感度を有するも
のであり、露光量E1 〜E2 範囲で発色する。なお、こ
の範囲では、同時にマゼンタ、シアンも図中M1,C1
のように発色するが、これによる色のクロストークは無
視し得る。第6層 ゼラチン中間層26g第7層 ゼラチン保護層26h
【0016】図7は画像処理部17のブロック図を示す
ものである。画像読取回路24からの三色画像データは
A/D変換器40を経てデジタル化され、これが乗算器
41に入る。乗算器41はノイズ除去のために係数(1
−K)を画像データに乗じる。この画像データは、セレ
クタ42を介して加算器43に入り、乗算器44からの
データと加算され、3ポートのフレームメモリ45に入
力される。このフレームメモリ45は、それぞれ転送速
度の異なった画像データを出力する。このように2系統
の出力を有することで、転送速度の異なった周辺機器
(例えば、モニタCRTとラインプリンタ等のように極
端に転送速度が違うもの)へほぼ同時期に画像データを
出力することができる。ここで、転送速度の遅い方を出
力1とし、転送速度の速い方を出力2とする。出力1
は、撮像系の入力と同じ速度とラインプリンタへ出力す
るための転送速度との2種類の速度を持ち、出力2はモ
ニタCRTへの表示のための転送速度を持つ。
【0017】出力1から出力された画像データは乗算器
44に入り、ノイズ除去のための係数(K)が掛けら
れ、加算器43に入る。ここで読み出された画像データ
は1フレーム前の画像であることはいうまでもない。こ
のようにして、画像データのノイズ成分を除去する。ま
た、乗算器44の係数(K)を「1」にして、入力側の
データを任意の領域セレクタ42によって強制的に
「0」にし、セレクタ46をその領域のみ出力1をON
にし、更に転送速度を倍にし、かつ読み出したデータを
1画素毎に間引いて加算器に入力すれば、1フレーム前
の画像を1/2に縮小した画像が現フレームに嵌め込ま
れる(これをピクチャー・イン・ピクチャーと呼ぶ)。
また、間引きを行わず、書込みの位置のみを制御すれば
同じ画像を半分ずつ並べて表示することもできる。
【0018】出力2からの画像データはルックアップテ
ーブルメモリ50,51(以下LUTと呼ぶ)を通って
γ補正等が施され、セレクタ52を介してD/A変換器
53に入りアナログ信号に変換されてモニタCRT52
へ出力される。ここで、LUT50,LUT51は、ピ
クチャー・イン・ピクチャー・モード時の現画面用と挿
入画面用のLUTで、両方のLUTはそれぞれ独立に色
調補正が施されてモニタCRT54に表示することを可
能にしている。このようにすることで、色調調整の際、
リアルタイムに調整前の画像(縮小された方の画像)と
調整後の画像とが比較できる。
【0019】なお、LUT50,51は高速処理が可能
なメモリから構成されており、各アドレスに対応したデ
ータを予めマイクロプロセサ55から書き込むことで、
色調の変換が行える。マイクロプロセサ55は、LUT
のデータの書き換えの外に、色補正マトリックスの係
数、乗算器の係数等を自由に書き換えることができる。
また、符号56はメモリ及びタイミングコントローラを
示す。
【0020】フリーズされた画像データをカラーライン
プリンタ25へ転送する時は、画像データはフレームメ
モリ45の出力1から読み出される。この画像データ
は、セレクタ46を介しデータセレクタ60に送られ
る。データセレクタ60には、範囲指定回路61が接続
されている。範囲指定回路61には、トリミング情報が
入力されており、このトリミング情報に基づき範囲指定
回路61はトリミング情報に対応する範囲を指定し、こ
の指定するアドレスデータをデータセレクタ60に送
る。データセレクタ60は、フレームメモリ45からの
画像データと範囲指定回路61からの指定アドレスデー
タに基づき指定された範囲の画像データを画像補完回路
62に送る。
【0021】画像補完回路62は、データセレクタ60
からの画像を補完してカラーペーパー26の幅に対応さ
せて画像を拡大する。この拡大されたトリミング後の画
像データはフレームメモリ63に記憶される。プリンタ
用LUT65は、フレームメモリ63からの画像データ
を階調変換する。このLUT65にはキー入力された補
正値に対応する補正データが記憶されており、この補正
データに基づき階調を変換する。階調変換された画像デ
ータは、色補正マトリックス回路66によりカラーペー
パー26の色特性に合わせられ、プリンタ用インターフ
ェイス67を介して、カラーラインプリンタ25へ送ら
れる。
【0022】図1は、カラーラインプリンタ25の概略
を示すものである。カラーラインプリンタ25は、78
0nm,830nm,880nmの赤外光を発する赤外
線発光ダイオード70,71,72を備えている。各発
光ダイオード70〜72からの赤外光ビームは、ミラー
77,ダイクロイックミラー78,79により1本のビ
ームにされ、これが周知のコリメート光学系により平行
光に直された後に、シリンドリカルレンズ80を経て、
ポリゴンミラー81に導かれる。ポリゴンミラー81は
モータ82により高速回転され、この回転によりカラー
ペーパー26の幅方向に赤外光ビームを振り、ポリゴン
ミラー81の1面につき1回の主走査を行う。
【0023】fθレンズ83及びシリンドリカルレンズ
84からなる結像光学系は、ポリゴンミラー81により
偏向された赤外光ビームをカラーペーパー26上で絞り
込み、所望のビーム径となるようにしている。ペーパー
送りローラ対85は、赤外光ビームの主走査に同期させ
てカラーペーパー26を送って副走査する。ペーパー送
りローラ対85は、モータ86により回転される。各モ
ータ82,86はドライバ87,88を介し、コントロ
ーラ89により回転制御される。コントローラ89は、
画像処理部17からの同期信号に基づき各モータ82,
86を回転制御する。このペーパー送りによる副走査と
赤外光ビームの主走査により、カラーペーパー26に、
トリミング後の画像を焼付露光する。また、ラインプリ
ンタ25は画像の焼付露光の他に、図4に示すように、
カラーペーパー26の各コマとコマとの間の余白部にカ
ットマーク30を焼付露光する。このカットマーク30
に基づき、ペーパープロセサ27ではペーパーの乾燥後
にカッタにより、カラーペーパー26を各コマ毎に切断
する。なお、カットマーク30は、焼付露光により記録
する他に、周知のようにパンチャーにより小孔をあける
ことで記録してもよい。
【0024】図8は、トリミング情報とこれに基づき焼
付露光されたカラーペーパーの画像の一例を示してい
る。トリミング情報は、ネガフイルム10の磁気記録層
10aにコード化されて磁気記録されている。なお、符
号10bは、撮影や焼付露光の際にフイルムを露光開口
等に位置決めするためのパーフォレーションである。ト
リミング情報としては、本実施例では、指定無し,Lサ
イズ、パノラマサイズ、シネマサイズの4つを用いてい
る。これにより、画像処理部17及びラインプリンタ2
5はこれらトリミング情報に基づきカラーペーパー26
にトリミング情報に応じた大きさでカラーペーパー26
の幅一杯に各トリミング画像29a,29b,29c,
29dを記録する。
【0025】本実施例では、フルサイズ画面をそのまま
焼き込んで高品位テレビ(HDTV)サイズ(89×1
58mm、アスペクト比1.46)の画像29aを得る指
定無しプリントの他に、枠Bで囲まれた画像をカラーペ
ーパー26に焼付露光して従来からあるLサイズ(89
×130mm、アスペクト比1.46)の画像29bを得
るLサイズプリントと、枠Cで囲まれた画像をカラーペ
ーパーに焼付露光してパノラマサイズ(89×254m
m、アスペクト比2.85)の画像29cを得るパノラ
マサイズプリントと、枠Dで囲まれた画像をカラーペー
パーに焼付露光してシネマサイズ(89×205mm、ア
スペクト比2.30)の画像29dを得るシネマサイズ
プリントとを行うようにしている。更に、この他に、ス
クウェアサイズ(89×89mm、アスペクト比1.0)
のプリント写真を得るスクウェアプリントを行うように
してもよい。
【0026】なお、上記実施例では、トリミング情報を
ネガフイルム10の磁気記録層10aに撮影時やDP受
付時に記録しておき、これに基づきトリミングプリント
を自動的に行うようにしたが、この他に、トリミング情
報をネガ検定時等にキーボード(図1参照)で入力し、
これに基づいてトリミングプリントを行ってもよい。ま
た、トリミング情報は磁気記録の他に、画像記録エリア
以外の感光乳剤面にバーコードやカルラコード等で光学
的に記録してもよく、更にはICカード等に電気的に記
録してもよい。
【0027】また、上記実施例では、トリミング枠の中
心を画面の中央に固定して、トリミングプリントを行う
ようにしたが、この他に、トリミング枠の中心も指定し
てシリミングプリントを行うようにしてもよい。この場
合には、トリミング情報として、上記各サイズの指定の
他に、トリミング枠の中心位置情報も併せて記録する。
そして、前記画像処理部17の範囲指定回路61におい
て、トリミング枠の中心位置情報に基づきトリミング範
囲を決定する。
【0028】また、上記実施例では、現像処理後にネガ
フイルムをロール状に巻き取り、このロールを画像読取
機にセットして各コマの画像データを読み取るようにし
たが、この他に、フイルムプロセサの水洗工程中や、水
洗工程と乾燥工程との間等で読み取るようにしてもよ
い。これにより、フイルム現像処理中の水洗工程の残り
や乾燥工程と、焼付及びペーパー現像工程とを並行して
行うことができ、DP受付からプリント写真の仕上がり
までの全体時間を短縮することもできる。
【0029】図9は、フイルム現像部とペーパー現像部
とを一体化したミニラボ装置を示すものであり、図2と
同じものには同じ符号を付してその説明を省略する。パ
トローネ装填部92は、矢線方向に枢動自在な開閉蓋9
3を備え、内部にパトローネ94が出し入れ自在に装填
される。このパトローネ94から、露光済みのネガフイ
ルム95が引き出されてフイルムプロセサ96に送ら
れ、ここで現像処理される。現像済みのネガフイルム9
5は、磁気ヘッド15によるトリミング情報の読取り、
ラインセンサー24による画像データの読取りとが行わ
れ、ローラ96,97を経て、排出口98から排出され
る。
【0030】カラーペーパー26は、ペーパーマガジン
100から引き出され、トリミング情報に基づくプリン
ト倍率と、ネガフイルム95の搬送速度とに応じた速度
でペーパープロセサ27に向けて搬送される。この搬送
中に、カラーラインプリンタ25は、トリミング情報に
応じて、ネガフイルム95に記録された画像のうち、所
定の部分を所定のプリント倍率で、カラーペーパー26
に走査露光する。この露光後に,カラーペーパー26
は、ペーパープロセサ27で現像処理される。この現像
済みカラーペーパー26は、ローラ101,102を経
てカッター103に送られ、ここで1コマずつに切断さ
れてからトレイ104に排出される。なお、符号105
は、画像処理部や、各部を制御するコントローラ等の電
気回路であり、符号106は本体ケースである。この実
施例の一体型ミニラボ装置では、急ぎのDP処理をより
一層短時間で行うことができ、顧客の待ち時間を短縮す
ることができる。なお、フイルム処理系とペーパー処理
系とを並設すれば、本体ケース106の幅が広くなる
が、長さを小さくすることができる。
【0031】また、上記実施例では、3種類の波長の赤
外光に感光する3層の感光層を設けた赤外線感光材料を
用いたが、この他に、1つの感光層は可視光により感光
させるようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
波長域の異なった3種類の光源を用いて走査露光すると
ともに各光源に対応した感光層を設けた赤外線感光材料
を用いたから、色のクロストークが少なくなる。したが
って、彩度の高い画像を得ることができる。また、3種
類の赤外線で感光するカラーペーパーを用いることで、
明室内でのプリントを可能になり、プリンタプロセサは
遮光構造が不要となり、装置構成が簡単になる。
【0033】また、ラインプリンタで感光材料を走査露
光するから、ペーパー現像速度と同じ速度でカラーペー
パーを連続移送することができ、従来の面露光方式では
必要とされたペーパーのループ形成装置が不要になり、
構成を簡単にかつコンパクトにまとめることができる。
また、トリミング情報に応じて、画像を電気的に拡大又
は縮小し、得られた画像を走査露光するから、従来の装
置のように、複雑な光学装置によって焼付け倍率を変換
することが不要となり、簡単な構成でトリミングプリン
トを得ることができる。更にまた、フイルム現像部とペ
ーパー現像部を一体化したから、一台のミニラボ装置を
設置するだけでよく、現像所の設備費やメンテナンス費
を節約することができる。また、ネガフイルムの現像と
ペーパー現像とを並列的に行うから、短時間で写真プリ
ントを作製することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したラインプリンタを示す概略図
である。
【図2】本発明の写真プリンタを示す概略図である。
【図3】本発明で用いる赤外線感光材料の層構造の一例
を示す説明図である。
【図4】シアン感光層の特性を示す線図である。
【図5】マゼンタ感光層の特性を示す線図である。
【図6】イエロー感光層の特性を示す線図である。
【図7】画像処理部を示すブロック図である。
【図8】ネガフイルムとこれにより得られるトリミング
プリントとを示す説明図である。
【図9】本発明のミニラボ装置の一例を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
10 ネガフイルム 15 磁気ヘッド 17 画像処理部 23 ラインセンサ 25 カラーラインプリンタ 26 カラーペーパー 27 ペーパープロセサ 70〜72 赤外線発光ダイオード 94 パトローネ 100 ペーパーマガジン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラーフイルムに記録された画像を読み
    取る画像読取部と、画像読取部からの画像データを加工
    して、少なくとも2つは可視光以外の波長域光に感光す
    る層構造を有する感光材料を露光するための画像データ
    を出力する画像処理部と、画像処理部からの画像データ
    に基づき前記感光材料を走査露光するラインプリンタと
    からなることを特徴とする写真プリンタ。
  2. 【請求項2】 トリミング情報を読み取る手段と、カラ
    ーフイルムに記録された画像を読み取る画像読取部と、
    前記トリミング情報に基づき画像読取部からの画像デー
    タを加工して、トリミングサイズに応じた画像データで
    且つ少なくとも2つは可視光以外の波長域光に感光する
    層構造を有する感光材料を露光するための画像データを
    出力する画像処理部と、画像処理部からの画像データに
    基づき前記感光材料を走査露光するラインプリンタとか
    らなることを特徴とする写真プリンタ。
  3. 【請求項3】 現像されたカラーフイルムに記録された
    画像を読み取るための画像読取部が連設されたフイルム
    現像部と、少なくとも2つは可視光以外の波長域に感光
    する層構造を有するカラーペーパーを現像する前に走査
    露光するラインプリンタが連設されたペーパー現像部
    と、前記画像読取部から出力された画像データを加工し
    てラインプリンタへ出力する画像処理部とが一体に設け
    られたミニラボ装置。
  4. 【請求項4】 現像されたカラーフイルムに記録された
    画像を読み取るための画像読取部が連設されたフイルム
    現像部と、少なくとも2つは可視光以外の波長域に感光
    する層構造を有するカラーペーパーを現像する前に走査
    露光するラインプリンタが連設されたペーパー現像部
    と、前記画像読取部から出力された画像データをトリミ
    ング情報の指定に応じて加工してラインプリンタへ出力
    する画像処理部とが一体に設けられたミニラボ装置。
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