JPH05165051A - 強誘電性液晶を用いた光書込型空間光変調器 - Google Patents

強誘電性液晶を用いた光書込型空間光変調器

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JPH05165051A
JPH05165051A JP33532791A JP33532791A JPH05165051A JP H05165051 A JPH05165051 A JP H05165051A JP 33532791 A JP33532791 A JP 33532791A JP 33532791 A JP33532791 A JP 33532791A JP H05165051 A JPH05165051 A JP H05165051A
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JP
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light
liquid crystal
flc
oaslm
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JP33532791A
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Inventor
Nobuyuki Kasama
宣行 笠間
Tadao Iwaki
岩城  忠雄
Yasuyuki Mitsuoka
靖幸 光岡
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Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光変調材料として強誘電性液晶を用いた光書
込型空間光変調器を透過する不用な書込光によるシステ
ムの処理能力の低下を防ぎ、かつ小型で高速な光情報処
理システムを実現する。 【構成】 強誘電性液晶を用いた光書込型空間光変調器
を反射型として用いた装置において、前記強誘電性液晶
を用いた光書込型空間光変調器に入力像を書き込む手段
と、書込光あるいは、書込光と読出光の偏光状態を1/
4波長だけ変化させる手段と、前記強誘電性液晶を用い
た光書込型空間光変調器に書き込まれた画像を読み出す
手段を有する構成とした。 【効果】 強誘電性液晶を用いた光書込型空間光変調器
を透過してきた不用な書込光を除去でき、非常に高速で
正確な処理が可能となり、光情報処理や光計測などの分
野において高速化や低コスト化、小型化などの効果が期
待できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光情報処理や光計測
の分野において、光書込・光読出型の空間光変調器を用
いた装置に対し、強誘電性液晶を用いた光書込型空間光
変調器を透過した書込光を除去することで高性能なパタ
ーン認識や計測等を行え、かつ小型化が容易な装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】光情報処理や光計測の分野において、研
究の進展につれて高解像度かつ高速応答性を有する空間
光変調器が必要とされるようになってきている。これま
で、光書込型の空間光変調器としては、光変調材料とし
てBSO結晶(Bi12SiO20結晶)などの電気光学結
晶を用いたものや、ネマチック液晶を用いた液晶ライト
バルブなどが多く用いられてきた。
【0003】よく知られている光変調材料であるTN液
晶を用いた場合には、階調表現が可能であるが解像度は
およそ30[lp/mm]程度と低く、動作速度もビデ
オレート(30Hz)で遅いという課題がある。この課
題を解決するために、近年は、光変調材料として強誘電
性液晶を用いた光書込型空間光変調器(以下FLC−O
ASLMと略す)が開発され、使用され始めている。本
実施例では光変調材料としてTN液晶ではなく強誘電性
液晶を用いた。このことにより、この強誘電性液晶を用
いた液晶ライトバルブは、解像度は100[lp/m
m]程度、かつ動作速度も数kHz程度と非常に優れた
特性を示している。
【0004】次に、本実施例で用いている、光変調材料
が強誘電性液晶である反射型の液晶ライトバルブの構造
や動作について述べる。従来の液晶ライトバルブと異な
る点は、液晶層として光透過率または光反射率と印加電
圧の間に明瞭な双安定性を有する強誘電性液晶を用いて
いることである。図2は、強誘電性液晶を用いた液晶ラ
イトバルブの構造を示す断面図である。液晶分子を挟持
するためのガラスやプラスチックなどの透明基板101
a、101bは、表面に透明電極層102a、102
b、透明基板の法線方向から75度から85度の範囲の
角度で一酸化ケイ素を斜方蒸着した配向膜層103a、
103bが設けられている。透明基板101aと101
bはその配向膜層103a、103b側を、スペーサ1
09を介して間隙を制御して対向させ、強誘電性液晶層
104を挟持するようになっている。また、光による書
込側の透明電極層102a上には光導電層105、遮光
層106、誘電体ミラー107が配向膜層103aとの
間に積層形成され、書込側の透明基板101aと読出側
の透明基板101bのセル外面には、無反射コーティン
グ層108a、108bが形成されている。
【0005】上記構成において、誘電体ミラー107の
可視光反射率が十分大きく、光導電層105に対して読
出光の影響が極めて小さい場合は遮光層106を省略す
ることができる。さらに、光導電層105の読出光に対
する反射率が十分大きく、かつ読出光が十分小さく光導
電層105に対して読出光の影響が極めて小さい場合に
は、誘電体ミラー107も省略することができる。
【0006】次に、上記構造を持つ液晶ライトバルブを
初期化する方法を示す。第1の方法は、一度液晶ライト
バルブの書込面全面を光照射し、明時のしきい値電圧よ
りも十分に高いパルス電圧あるいは直流バイアス電圧あ
るいは100Hz〜50kHzの交流電圧を重畳した直
流バイアス電圧を透明電極層102aと102bの間に
印加して、強誘電性液晶分子を一方向の安定状態にそろ
え、その状態をメモリさせる。
【0007】第2の方法は、光照射なしで、暗時のしき
い値電圧よりも十分に高いパルス電圧あるいは直流バイ
アス電圧あるいは100Hz〜50kHzの交流電圧を
重畳した直流バイアス電圧を透明電極層102aと10
2bの間に印加して強誘電性液晶分子を一方向の安定状
態にそろえ、その状態をメモリさせる。通常、暗時のし
きい値電圧は、光照射時のそれよりも大きくなってい
る。
【0008】さらに液晶ライトバルブを上記のように初
期化した後の動作について示す。光照射なしで、暗時に
はしきい値電圧以下であり、光照射時にはしきい値電圧
以上となる初期化時とは逆極性のパルス電圧あるいは直
流バイアス電圧あるいは100Hz〜50kHzの交流
電圧を重畳した直流バイアス電圧を透明電極層102a
と102bの間に印加しながら、レーザー光などによっ
て画像の光書き込みをする。レーザー照射を受けた領域
の光導電層105にはキャリアが発生し、発生したキャ
リアは印加電圧により電界方向にドリフトし、その結果
しきい値電圧が下がり、レーザー照射が行われた領域に
はしきい値電圧以上の初期化時とは逆極性の印加電圧が
印加され、強誘電性液晶は自発分極の反転に伴う分子の
反転が起こり、もう一方の安定状態に移行するので、画
像が二値化処理されて記憶される。
【0009】二値化されて記憶された画像は、初期化に
よって揃えられた液晶分子の配列の方向(またはそれに
直角方向)に偏光軸を合わせた直線偏光の読出光の照
射、及び、誘電体ミラー107による反射光の偏光方向
に対し、偏光軸が直角(または平行)になるように配置
された検光子を通すことにより、ポジ状態またはネガ状
態で読出すことができる。
【0010】画像を二値化する場合のしきい値は、透明
電極層102aと102bの間に印加するパルス電圧値
やパルス幅あるいは交流電圧の周波数あるいは直流バイ
アス電圧の値を調整することにより、変化させることが
できる。また、レーザーのパワーを調整して書込面に照
射される光強度を変化させることにより、実質的にしき
い値を変化させた場合と同じ効果が得られる。このよう
にして、しきい値を適切に調整することにより、たとえ
ノイズ成分が多くて通常ならノイズに埋もれてしまうよ
うな場合でも、ノイズ成分の少ない正確な画像を得るこ
とが可能となった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなFLC−OASLMにおいて、誘電体ミラーや遮
光層をつくるのは難しく、不完全なものとなってしまう
ために、FLC−OASLMを書込光が透過してしまう
現象が起きる。このために、FLC−OASLMを用い
たシステムにおいて、FLC−OASLMを透過した書
込光とFLC−OASLMで反射した読出光とが重なり
合い、分離できなくなってしまう。よって、FLC−O
ASLMを透過した書込光がノイズ成分となり満足のい
く結果が得られず、システムの処理能力の低下が避けら
れない。
【0012】書込光に変調をかけたりシャッターを用い
たりして、読出時には書込光が空間光変調器に照射され
ないようする方法はあるが、FLC−OASLMの動作
に連動して変調等をかけなければならないので、システ
ムとして複雑となり、小型化が困難であり、高速な処理
ができなくなってしまうという課題があった。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めにこの発明は、強誘電性液晶を用いた光書込型空間光
変調器を反射型として用いた装置において、前記強誘電
性液晶を用いた光書込型空間光変調器に入力像を書き込
む手段と、書込光、あるいは書込光と読出光の偏光状態
を1/4波長だけ変化させる手段と、前記強誘電性液晶
を用いた光書込型空間光変調器に書き込まれた画像を読
み出す手段として、読出用光源と、偏光を利用して、前
記強誘電性液晶を用いた光書込型空間光変調器から反射
した読出光と透過してきた書込光とを分離し、前記強誘
電性液晶を用いた光書込型空間光変調器を透過した書込
光を除去するための無偏光ビームスプリッタと検光子、
あるいはハーフミラーと検光子、あるいは偏光ビームス
プリッタとから成る構造とした。
【0014】
【作用】上記のように構成されたFLC−OASLMを
透過した書込光除去装置において、FLC−OASLM
に入力像を書き込む書込光の偏光状態と、FLC−OA
SLMに記録された像を読み出す読出光の偏光状態をそ
れぞれ直線偏光とする。偏光状態を1/4波長だけ変化
させる手段をFLC−OASLMの書込側に配置した場
合には、読出光の偏光軸に対し、書込光の偏光軸は直角
になるようにし、また読出光の偏光軸に対し偏光軸が直
角になるように検光子を配置する。読出光に対して検光
子の偏光軸は直行しているのでFLC−OASLMに記
録された画像はポジ状態で読み出すことができる。FL
C−OASLMを透過する光の偏光状態は1/4波長だ
け変化するので、FLC−OASLMを透過した書込光
は、偏光状態を1/4波長だけ変化させる手段とFLC
−OASLMを透過することにより偏光軸が90度回転
する。書込光の偏光軸と検光子の偏光軸は平行なので、
FLC−OASLMを透過した書込光は検光子に対し偏
光軸が直角になり、FLC−OASLMを透過した書込
光はカットされ除去される。
【0015】偏光状態を1/4波長だけ変化させる手段
をFLC−OASLMの読出側に配置した場合には、読
出光の偏光軸に対し、書込光の偏光軸と検光子の偏光軸
は平行になるをよう配置する。読出光は偏光状態を1/
4波長だけ変化させる手段を往復することになり、読出
光により読み出されたFLC−OASLMに記録された
画像は、偏光状態を1/4波長だけ変化させる手段を挿
入する前に比べ偏光がさらに90度回転することにな
る。よって、読出光の偏光軸と検光子の偏光軸を平行に
することでFLC−OASLMに記録された画像はポジ
状態で読み出すことができる。FLC−OASLMを透
過し検光子まで伝播した書込光は、偏光状態を1/4波
長だけ変化させる手段をFLC−OASLMの書込側に
配置した場合と同様に、偏光状態を1/4波長だけ変化
させる手段とFLC−OASLMを透過するので、FL
C−OASLMを透過した書込光は検光子でカットされ
除去される。
【0016】このようにして、FLC−OASLMの前
後どちらかに偏光状態を1/4波長だけ変化させる手段
を挿入することにより、FLC−OASLMを透過した
書込光とFLC−OASLMで反射した読出光とを分離
し、FLC−OASLMを透過した書込光を除去するこ
とができる。
【0017】
【実施例】以下に、この発明の実施例を図に基づいて説
明する。図1は、本発明によるFLC−OASLMを透
過した書込光除去装置の一実施例の構成図である。FL
C−OASLM6に入力像を書き込む手段は、直線偏光
の書込用レーザー1と書込用ビームエキスパンダ2と入
力像を提示するフィルム3とフィルムの入力像をFLC
−OASLM6に結像する為の書込用レンズ5からな
る。偏光状態を1/4波長だけ変化させる手段として、
1/4波長板4をFLC−OASLM6の書込側に配置
する。
【0018】FLC−OASLM6に書き込まれた入力
像を読み出す手段として、読出用光源は、直線偏光の読
出用レーザー7と読出用ビームエキスパンダ8からな
る。偏光を利用して、FLC−OASLM6から反射し
た読出光と透過光した書込光とを分離し、FLC−OA
SLM6を透過した書込光を除去するために無偏光の読
出用ビームスプリッタ9と検光子10を用いた。FLC
−OASLM6から読み出された像は、読出用レンズ1
1で受光素子12上に結像される。
【0019】書込用レーザー1の偏光軸は読出用レーザ
ー7の偏光軸に対し直角に、検光子10の偏光軸は読出
用レーザー7の偏光軸に対し直角になるようにセットし
てある。以下特にことわりがない場合には、読出用レー
ザーと書込用レーザーは、直線偏光のものを用いる。F
LC−OASLM6は、読出用レーザー7の偏光軸をF
LC−OASLM6の初期化によって揃えられた液晶分
子の配列の方向に合わせるようにセットする。1/4波
長板4は、FLC−OASLM6の初期化によって揃え
られた液晶分子の配列の方向に対し、1/4波長板4の
結晶の光軸方向を+45度あるいは−45度になるよう
にセットする。
【0020】1/4波長板4の配置は、書込用レンズ5
の前後どちらでも良いが、1/4波長板には、平行光が
入射した方が良いのでフィルム3と書込用レンズ5の間
にあることが望ましい。次に、上記の本実施例の動作に
ついて述べる。書込用レーザー1によりフィルム3上の
入力像がFLC−OASLM6上に結像され、FLC−
OASLM6を動作させることにより入力像を記録でき
る。
【0021】FLC−OASLM6に記録された像は、
以下のように読み出される。直線偏光の読出用レーザー
7は、読出用ビームエキスパンダ8により広げられる。
この読出光は、FLC−OASLM6で反射し、読出用
ビームスプリッター9で反射および透過される。読出用
ビームスプリッター9を透過した読出光が、読出用レー
ザー7の偏光軸に対し偏光軸が直角にセットされた検光
子10を透過することで、FLC−OASLM6に記録
された像が読み出され、読出用レンズ11により受光素
子12に照射される。
【0022】フィルム3を透過した書込光は、1/4波
長板4を透過する。1/4波長板4は、書込光の偏光軸
に対し1/4波長板4の結晶の光軸方向を+45度ある
いは−45度傾けてセットしてあるので、直線偏光の書
込光が1/4波長板4を透過すると書込光は円偏光に変
化する。また、FLC−OASLM6を透過した透過光
は、1/4波長だけ偏光状態が変化する。
【0023】よって、1/4波長板4とFLC−OAS
LM6を透過すると直線偏光の書込光は、両者を透過す
る前の書込用レーザー1の偏光軸に対し偏光軸が90度
回転した直線偏光になる。FLC−OASLM6を透過
した書込光の偏光軸と書込用レーザー1の偏光軸とは直
角となり、書込用レーザー1の偏光軸と検光子10の偏
光軸は平行であるので、FLC−OASLM6を透過し
た書込光は、検光子10を透過できない。
【0024】上記のような構成により、従来受光面での
ノイズ成分であったFLC−OASLM6を透過した書
込光は、読出光により読み出された像とは分離、除去で
きるようになった。従来のようにFLC−OASLM6
を透過した書込光を読出光から分離、除去するために、
書込光に変調をかけたり、あるいはシャッターを用いた
りする必要がないのでシステムの構成は容易になり、小
型化ができる。
【0025】ここで、書込用レーザー1の偏光軸を紙面
に対して平行にし、読出用レーザー7の偏光軸を紙面に
対して直角にすれば、読出用ビームスプリッター9と検
光子10の代わりに偏光ビームスプリッターを用いるこ
とができる。また、読出用ビームスプリッター9の代わ
りに、ハーフミラーを用いても良いことは言うまでもな
い。読出用レーザー7および書込用レーザー1は直編偏
光のレーザーを用いたが、それぞれのレーザーは、無偏
光のレーザーと偏光子を用いてもよいことは言うまでも
ない。
【0026】ここでは、書込光の偏光状態を1/4波長
だけ変化させる手段として1/4波長板4を用いたが、
書込光の偏光状態を1/4波長だけ変化させることがで
きればよいので、書込光の偏光状態が1/4波長だけ変
化するように製造された液晶空間光変調素子や電気光学
素子や磁気光学素子や音響光学素子等の偏光面を制御す
る素子を1/4波長板の代わりに用いることができる。
【0027】図3は、本発明によるFLC−OASLM
を透過した書込光除去装置の他の実施例の構成図であ
る。これは、FLC−OASLM6に入力像を書き込む
手段やFLC−OASLM6に書き込まれた入力像を読
み出す手段の構成は図1の場合と同じである。ただ、偏
光状態を1/4波長だけ変化させる手段として、1/4
波長板4をFLC−OASLM6の書込側ではなく読出
側に配置した場合の実施例である。
【0028】1/4波長板4を配置する位置が異なるの
で、読出用レーザー7と書込用レーザー1と検光子10
の偏光軸の関係が図1の場合とは異なる。読出用レーザ
ー7及び書込用レーザー1は図1の実施例の場合と同様
に直線偏光のレーザーである。読出用レーザー7の偏光
軸、検光子10の偏光軸、書込用レーザー1の偏光軸は
すべて平行になるようにセットしてある。
【0029】図1の実施例と同様に、FLC−OASL
M6は、読出用レーザー7の偏光軸をFLC−OASL
M6の初期化によって揃えられた液晶分子の配列の方向
に合わせるようにセットする。1/4波長板4は、FL
C−OASLM6の初期化によって揃えられた液晶分子
の配列の方向に対し、1/4波長板4の結晶の光軸方向
を+45度あるいは−45度になるようにセットする。
【0030】1/4波長板4の配置は、FLC−OAS
LM6と検光子10の間にあれば良い。次に、上記の本
実施例の動作について述べる。書込用レーザー1により
フィルム3上の入力像がFLC−OASLM6上に結像
され、FLC−OASLM6を動作させることにより入
力像を記録できる。
【0031】FLC−OASLM6に記録された像は、
以下のように読み出される。直線偏光の読出用レーザー
7は、読出用ビームエキスパンダ8により広げられる。
この読出光は、1/4波長板4を透過してからFLC−
OASLM6で反射し、さらにもう一度1/4波長板4
を透過する。FLC−OASLM6を反射することで1
/2波長だけ偏光状態が変化するので、1/4波長板4
の往復を考慮すると計1波長だけ偏光状態が変化する。
そして読出用ビームスプリッタ9で反射および透過され
る。読出用ビームスプリッタ9を透過した読出光が、読
出用レーザー7の偏光軸に対し偏光軸が平行にセットさ
れた検光子10を透過することで、FLC−OASLM
6に記録された像が読み出され、読出用レンズ11によ
り受光素子12に照射される。
【0032】書込光はFLC−OASLM6を透過した
後1/4波長板4を透過するので、1/4波長板4を透
過した書込光の偏光軸は、書込用レーザー1の偏光軸に
対し偏光軸が90度回転した直線偏光になる。よって、
1/4波長板4を透過した書込光の偏光軸と書込用レー
ザー1の偏光軸とは直角となり、書込用レーザー1の偏
光軸と検光子10の偏光軸は平行であるので、FLC−
OASLM6を透過した書込光は、検光子10を透過で
きない。
【0033】図1および図3の実施例に示したように、
1/4波長板4をFLC−OASLM6の書込側、読出
側どちらに配置してもFLC−OASLM6を透過した
書込光は除去することができる。ただし、直線偏光の書
込用レーザー1と直線偏光の読出用レーザー7と検光子
10の偏光軸の関係は変化する。また、図1の実施例と
同じく、1/4波長板4の代わりに書込光と読出光の偏
光状態が1/4波長だけ変化するように製造された液晶
空間光変調素子や電気光学素子や磁気光学素子や音響光
学素子等の偏光面を制御する素子を用いることができ
る。
【0034】図4は、本発明によるFLC−OASLM
を透過した書込光除去装置の他の実施例の構成図であ
る。これは、図1の実施例の入力像を提示するフィルム
3の代わりに液晶空間光変調器や電気光学素子や磁気光
学素子や音響光学素子等のように偏光面を制御して表示
する素子を用いた場合の実施例である。ここでは、偏光
面を制御して表示する素子として電気書込型空間光変調
器302と前面偏光子301と後面偏光子303を用い
た場合の実施例を示す。他の部分は図1の実施例と同じ
である。
【0035】FLC−OASLMに記録された像を読み
出す方法は、図1の場合とまったく同じであるので省略
する。書込用レーザー1の偏光軸は読出用レーザー7の
偏光軸に対して平行になるようにセットする。書込用レ
ーザー1の偏光軸に対して、前面偏光子301の偏光軸
は平行に、後面偏光子303の偏光軸は直角になるよう
に配置し、前面偏光子301と後面偏光子303の間に
電気書込型空間光変調器302を配置する。後面偏光子
303を透過した書込光の偏光軸は読出用レーザー7の
偏光軸に対し直角となる。1/4波長板4とFLC−O
ASLM6を透過した書込光の偏光軸は、後面偏光子3
03を透過した書込光の偏光軸に対して、偏光軸が90
度回転する。よって、1/4波長板4とFLC−OAS
LM6を透過した書込光の偏光軸と検光子10の偏光軸
は直角となる。1/4波長板4とFLC−OASLM6
を透過した書込光は、検光子10でカットされる。他の
部分の説明は図1の実施例の場合と全く同じであるので
省略する。
【0036】ここで、書込用の光源には、必ずしもコヒ
ーレント光源であるレーザーを用いる必要はない。1/
4波長板4の直前で書込光の偏光軸が読出用光源の偏光
軸に対して直角になっていれば良いだけであるので、書
込用レーザー1の代わりにインコヒーレントな白色光源
を用いたとしても、多少レンズ系を修正する必要は有る
が、基本的には同じ構成でよい。ただし、白色光源だと
波長の幅が広いので、白色光源の波長領域をカバーする
偏光子を用いるかあるいは、波長領域を限定する為の干
渉フィルターを挿入する必要がある。
【0037】また、図3の実施例のように1/4波長板
4をFLC−OASLM6の読出側に配置する場合に
は、書込用レーザー1と前面偏光子301と後面偏光子
303の偏光軸を90度回転させ、後面偏光子303を
透過した書込光の偏光軸が読出用レーザー7の偏光軸に
対し平行であればよい。図5は、本発明によるFLC−
OASLMを透過した書込光除去装置の他の実施例の構
成図である。
【0038】これは、FLC−OASLM6に入力像を
書き込む手段がインコヒーレント像を表示するCRT4
00と書込用偏光子402からなり、他の部分は図1の
実施例と同じである場合の実施例である。CRT400
はインコヒーレントな入力像を表示し、CRT用レンズ
401と書込用レンズ5はCRT400の入力像がFL
C−OASLM6上に結像されるようにセットされ、書
込用偏光子402は偏光軸が読出用レーザー7の偏光軸
に対して直角になるようにセットされている。検光子の
偏光軸は図1と同様に、読出用レーザー7の偏光軸に対
し直角になるようにセットしてある。
【0039】CRT400の入力像は、CRT用レンズ
401と書込用偏光子402と1/4波長板4と書込用
レンズ5とを透過してFLC−OASLM6に書き込ま
れる。書込用偏光子402を透過した書込光の偏光軸
は、読出用レーザー7の偏光軸に対して直角になる。よ
って、図1の場合と全く同様にFLC−OASLM6を
透過した書込光を除去できる。FLC−OASLM6に
記録された像を読み出す方法は、図1の場合とまったく
同じであるので省略する。
【0040】また、図3の実施例のように1/4波長板
4をFLC−OASLM6の読出側に配置する場合に
は、書込用偏光子402の偏光軸と検光子10の偏光軸
を90度回転させる。書込用偏光子402を透過した書
込光の偏光軸と検光子10の偏光軸が読出用レーザー7
の偏光軸に対し平行であれば、図3の実施例と同様に、
FLC−OASLM6を透過した書込光は、検光子10
でカットされる。
【0041】図6は、本発明によるFLC−OASLM
を透過した書込光除去装置の他の実施例の構成図であ
る。これは、FLC−OASLM6に入力像を書き込む
手段が、2光束干渉を用いた手段からなり、他の部分は
図1の実施例と同じである場合の実施例である。ここで
は2光束干渉をもちいた手段がマッハツェンダー干渉計
である構成を示す。
【0042】FLC−OASLM6への干渉縞の書込は
以下のように行われる。ここで用いたマッハツェンダー
干渉計は、無偏光の書込用レーザー500と書込用ビー
ムエキスパンダ2と2つの無偏光のビームスプリッタ5
01、502と2つのミラー503、504からなる。
書込用レーザー500は、書込用ビームエキスパンダ2
により広げられ2つの無偏光のビームスプリッタ501
と502、およびミラー503と504で分離、重ね合
わされ干渉縞をつくる。この干渉計から得られた干渉縞
の偏光状態を直線偏光にするために書込用偏光子506
を用いる。書込用偏光子506は、その偏光軸が読出用
レーザー7の偏光軸に対し直角になるようにセットされ
ている。書込用偏光子506を透過した書込光は1/4
波長板4を透過しFLC−OASLM6に書き込まれ
る。図1での実施例と同様に1/4波長板4とFLC−
OALSM6を透過した干渉縞の書込光の偏光軸は、読
出用レーザー7の偏光軸に対して平行になり、読出用レ
ーザー7の偏光軸に対して偏光軸が直角になるようにセ
ットさせた検光子10によりFLC−OALSM6を透
過した書込光はカットされ、受光素子10には照射され
ない。FLC−OASLM6に記録された干渉縞の読み
出しは、図1の実施例の場合とまったく同じであるので
省略する。
【0043】この実施例では2光束干渉の手段としてマ
ッハツェンダー干渉計を用いているが、マイケルソン干
渉計やホログラフィ干渉計や他の種々の干渉計を用いて
も偏光子や1/4波長板等の配置は同じ構成となる。ま
た、図3の実施例のように1/4波長板4をFLC−O
ASLM6の読出側に配置する場合には、書込用偏光子
506と検光子10の偏光軸を90度回転させ、書込用
偏光子506を透過した書込光の偏光軸と検光子10の
偏光軸が読出用レーザー7の偏光軸に対し平行であれば
よい。
【0044】図7は、本発明によるFLC−OASLM
を透過した書込光除去装置の他の実施例の構成図であ
る。FLC−OASLMを透過した書込光除去装置を少
なくとも2段直列に接続し、多段化したことを特徴とし
ている。これは、複数のFLC−OASLMを直列に接
続した場合の1つの実施例である。この実施例の1段目
の検光子10までの前半分は図5の実施例と全く同じで
ある。ただ1段目のFLC−OASLM6から読み出さ
れた読出光が受光素子に照射される代わりに、1段目の
FLC−OASLM6から読み出された読出光が2段目
のFLC−OASLM606への書込光となる。2段目
のFLC−OASLM606に書き込まれた像は、2段
目の読出用レーザー607で読み出され、検光子610
を透過し、受光素子12に照射される。
【0045】1段目の読出用レーザー7と2段目の読出
用レーザー607の偏光軸は平行で、書込用偏光子40
2と1段目の検光子10と2段目の検光子610の偏光
軸は、読出用レーザー7の偏光軸に対して直角となるよ
うにセットしてある。図5の実施例で述べたように、1
段目のFLC−OASLM6を透過した書込光は読出用
検光子10でカットされ、2段目のFLC−OASLM
606には照射されない。
【0046】1段目のFLC−OASLM6から読み出
され読出用ビームスプリッタ9を透過した像は、検光子
10を透過し、2段目のFLC−OASLM606に書
込光として照射される。検光子10を透過した2段目の
FLC−OASLM606への書込光の偏光軸は読出用
レーザー7の偏光軸に対し直角となる。この2段目のF
LC−OASLM606への書込光は、2段目の1/4
波長板604を透過し、2段目のFLC−OASLM6
06に像が書き込まれる。2段目の1/4波長板604
と2段目のFLC−OASLM606を透過した書込光
の偏光軸は、2段目の読出用レーザー607の偏光軸に
対し平行となり、2段目の読出用レーザー607の偏光
軸に対して偏光軸が直角にセットされた2段目の検光子
610でカットされ受光素子12には照射されない。2
段目の読出用レーザー607により2段目のFLC−O
ASLM606から反射し読み出された像は、2段目の
検光子610により読み出され、受光素子12に照射さ
れる。
【0047】このように、FLC−OASLMを直列に
多段接続した場合にも、ノイズ成分となるFLC−OA
SLMを透過した不用な書込光は、次段のFLC−OA
SLMや受光素子などに照射されない。ここで、1段目
の読出用レーザー7と2段目の読出用レーザー607
は、1つのレーザー光を分けて用いてもよいことは言う
までもない。また、本構成と同様にして、さらに多段に
FLC−OASLMを直列に接続することが可能である
ことは言うまでもない。
【0048】それぞれのFLC−OASLMへの像の書
込と消去は同期をとって行う必要がある。なぜならば、
1段目のFLC−OASLM6に像が記録されている時
間と、2段目のFLC−OASLM606に書き込む為
の動作をする時間が少なくとも重なっていなければ、2
段目のFLC−OASLM606には像が書き込まれな
いからである。
【0049】図8は、本発明によるFLC−OASLM
を透過した書込光除去装置で用いられているFLC−O
ASLMの他の一構造を示す断面図である。この実施例
は、FLC−OASLMの書込側に1/4波長板を有し
たFLC−OASLMの構造である。この1/4波長板
を有したFLC−OASLMの構造を図8に示す。1/
4波長板700を有したFLC−OASLMの1/4波
長板の結晶の光軸方向は、FLC−OASLMの初期化
によって揃えられた液晶分子の配列の方向に対し、+4
5度あるいは−45度になるようする。1/4波長板7
00は透明基板101aと無反射コーティング層108
aの間になくともよく、どこの間に有ってもよい。ま
た、1/4波長板700は書込側ではなく、読出側でも
よい。
【0050】このような1/4波長板を有したFLC−
OASLMを用いることで図1及び図3から図7の実施
例はよりコンパクトになる。本発明によるFLC−OA
SLMを透過した書込光除去装置で用いられているFL
C−OASLMの他の一構造に1/4波長板を新たに用
いたが、透明基板101a、101bそのものを1/4
波長板にし1/4波長板を有したFLC−OASLMを
製作しても同じ効果が得られる。また、1/4波長板で
はなく、偏光状態が1/4波長だけずれるように製作さ
れた電気光学結晶等を用いても同じ効果が得られる。
【0051】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように偏光状態
を1/4波長だけ変化させる手段をFLC−OASLM
の書込側あるいは読出側に配置し、ビームスプリッタと
検光子等を用いることにより、FLC−OASLMを透
過した不用な書込光を除去することができる。よって、
FLC−OASLMに記録された像を読み出す際にノイ
ズ成分が減少し良好な像を読み出すことができた。従来
は、FLC−OASLMを透過した不用な書込光を除去
するために、書込用レーザーに変調をかけたり、シャッ
ターを用いたりしてシステムが大きく複雑に成っていた
が、本発明により、そのような必要がなくなり容易かつ
コンパクトな装置が製作可能となった。さらに、光変調
材料として強誘電性液晶を用いているので高速動作が可
能である。
【0052】以上のことから、非常に高速で正確な処理
が可能となり、光情報処理や光計測などの分野において
高速化や低コスト化、小型化などの効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるFLC−OASLMを用いる場合
の不用な書込光除去装置の一実施例の構成図である。
【図2】本発明に使用した強誘電性液晶を用いた液晶ラ
イトバルブの構造を示す断面図である。
【図3】本発明によるFLC−OASLMを用いる場合
の不用な書込光除去装置の他の実施例の構成図である。
【図4】本発明によるFLC−OASLMを用いる場合
の不用な書込光除去装置の他の実施例の構成図である。
【図5】本発明によるFLC−OASLMを用いる場合
の不用な書込光除去装置の他の実施例の構成図である。
【図6】本発明によるFLC−OASLMを用いる場合
の不用な書込光除去装置の他の実施例の構成図である。
【図7】本発明によるFLC−OASLMを用いる場合
の不用な書込光除去装置の他の実施例の構成図である。
【図8】本発明によるFLC−OASLMを用いる場合
の不用な書込光除去装置で用いられるFLC−OASL
Mの他の一構造の断面図である。
【符号の説明】
1 書込用レーザー 2 書込用ビームエキスパンダ 3 フィルム 4 1/4波長板 5 書込用レンズ 6 FLC−OASLM 7 読出用レーザー 8 読出用ビームエキスパンダ 9 読出用ビームスプリッタ 10 検光子 11 読出用レンズ 12 受光素子 101a、101b 透明基板 102a、102b 透明電極層 103a、103b 配向膜層 104 強誘電性液晶層 105 光導電層 106 遮光層 107 誘電体ミラー 108a、108b 無反射コーティング層 109 スペーサ 301 前面偏光子 302 電気書込型空間光変調器 303 後面偏光子 304 画像メモリ装置 305 画像処理装置 400 CRT 401 CRT用レンズ 402 書込用偏光子 500 無偏光の書込用レーザー 501、502 無偏光のビームスプリッタ 503、504 ミラー 505 ターゲット 506 書込用偏光子 604 2段目の1/4波長板 606 2段目のFLC−OASLM 607 2段目の読出用レーザー 608 2段目の読出用ビームエキスパンダ 609 2段目の読出用ビームスプリッタ 610 2段目の読出用検光子 611 2段目の読出用レンズ 700 1/4波長板

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強誘電性液晶を用いた光書込型空間光変
    調器を反射型として用いた装置において、 前記強誘電性液晶を用いた光書込型空間光変調器に入力
    像を書き込む手段と、 書込光、あるいは書込光と読出光の偏光状態を1/4波
    長だけ変化させる手段と、 前記強誘電性液晶を用いた光書込型空間光変調器に書き
    込まれた画像を読み出す手段として、読出用光源と、 偏光を利用して、前記強誘電性液晶を用いた光書込型空
    間光変調器から反射した読出光と透過してきた書込光と
    を分離し、前記強誘電性液晶を用いた光書込型空間光変
    調器を透過した書込光を除去するための無偏光ビームス
    プリッタと検光子、あるいはハーフミラーと検光子、あ
    るいは偏光ビームスプリッタ、とからなることを特徴と
    する強誘電性液晶を用いた光書込型空間光変調器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の書込光、あるいは書込光
    と読出光の偏光状態を1/4波長だけ変化させる手段
    が、 雲母や水晶などを材料とした1/4波長板、 あるいは、偏光状態が1/4波長だけ変化するように製
    造された液晶空間光変調素子や電気光学素子や磁気光学
    素子や音響光学素子等のような偏光面を制御する素子、 であることを特徴とする強誘電性液晶を用いた光書込型
    空間光変調器。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の前記強誘電性液晶を用い
    た光書込型空間光変調器に入力像を書き込む手段が、 液晶空間光変調器や電気光学素子や磁気光学素子や音響
    光学素子等のように偏光面を制御して表示する素子と、 前記偏光面を制御して表示する素子の入力像を前記強誘
    電性液晶を用いた光書込型空間光変調器に書き込むため
    に、前記偏光面を制御して表示する素子を透過あるいは
    反射させる光の為の光源、とからなることを特徴とする
    強誘電性液晶を用いた光書込型空間光変調器。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の前記強誘電性液晶を用い
    た光書込型空間光変調器に入力像を書き込む手段が、 CRT等のインコヒーレント像を表示する装置と、 偏
    光子、とからなることを特徴とする強誘電性液晶を用い
    た光書込型空間光変調器。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の前記強誘電性液晶を用い
    た光書込型空間光変調器に入力像を書き込む手段が、 2光束干渉を用いた手段として、マッハツェンダー干渉
    計やマイケルソン干渉計やホログラフィ干渉計等の干渉
    計からなることを特徴とする強誘電性液晶を用いた光書
    込型空間光変調器。
  6. 【請求項6】 請求項1及び請求項3乃至5記載の強誘
    電性液晶を用いた光書込型空間光変調器を透過した書込
    光除去装置を少なくとも2段直列に接続し、多段化した
    ことを特徴とする強誘電性液晶を用いた光書込型空間光
    変調器。
  7. 【請求項7】 請求項1及び請求項3乃至6記載の強誘
    電性液晶を用いた光書込型空間光変調器を透過した書込
    光除去装置において、 強誘電性液晶を用いた光書込型空間光変調器に、書込
    光、あるいは書込光と読出光の偏光状態を1/4波長だ
    け変化させる手段を有し、 光書込型空間光変調器の機能と偏光状態を1/4波長だ
    け変化させる機能とを合わせ持つ強誘電性液晶を用いた
    光書込型空間光変調器としたことを特徴とする強誘電性
    液晶を用いた光書込型空間光変調器。
JP33532791A 1991-12-18 1991-12-18 強誘電性液晶を用いた光書込型空間光変調器 Pending JPH05165051A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6864861B2 (en) * 1997-12-31 2005-03-08 Brillian Corporation Image generator having a miniature display device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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