JPH05164595A - 液面計 - Google Patents

液面計

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JPH05164595A
JPH05164595A JP35306291A JP35306291A JPH05164595A JP H05164595 A JPH05164595 A JP H05164595A JP 35306291 A JP35306291 A JP 35306291A JP 35306291 A JP35306291 A JP 35306291A JP H05164595 A JPH05164595 A JP H05164595A
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JP
Japan
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pressure receiving
diaphragm
pressure
chamber
receiving portion
Prior art date
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Application number
JP35306291A
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English (en)
Inventor
Shunichiro Anami
俊一郎 阿波
Jun Mizoguchi
純 溝口
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Azbil Corp
Original Assignee
Azbil Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 温度補償用チューブを必要とせず、温度変化
による封入液の体積変化によって生じる圧力変化を低
圧、高圧側共に等しくすることができ、封入液の使用量
の削減を図ると共に、封入液の温度変化に伴う密度変化
による測定誤差をも補償し、測定精度を向上させる。 【構成】 それぞれダイヤフラム室15a、15b、1
6a、16bとこれと同容積の空室36、38を有する
高圧、低圧側受圧部6、7を上下に離間させて配設す
る。また、低圧側受圧部7の上方には両受圧部6、7の
圧力差を検出する検出部8を配設し、この検出部に長さ
の等しい2本のキャピラリチューブ9、10の一端をそ
れぞれ接続する。そして、一方のキャピラリチューブ9
を上方の受圧部7の空室38を介して下方の受圧部6の
ダイヤフラム室15a、15bに接続し、他方のキャピ
ラリチューブ10を上方の受圧部7のダイヤフラム室1
6a、16bを介して下方の受圧部6の空室36に接続
し、これらのキャピラリチューブ、空室、ダイヤフラム
室および検出部の内部に封入液21、22をそれぞれ封
入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被側圧部の上、下2位
置に互いに離間して配設した一対の受圧部をキャピラリ
チューブによって受信部にそれぞれ接続し、両受圧部の
圧力差によって液面高さを測定するリモートシール型の
液面計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】石油精製プラントなどにおいて、密閉タ
ンク内の液面高さを測定するために用いられるこの種の
リモートシール型液面計としては従来から種々提案され
ているが、その一例として図5に示すものが知られてい
る(実開昭62−88930号公報)。このリモートシ
ール型液面計は温度変化に伴う封入液の体積変化により
発生する測定誤差を補償するようにしたもので、これを
概略説明すると、1は被側圧部としてのタンクで、この
タンク1の側面には2つの圧力取出用孔2、3が上下に
離間して設けられている。タンク1内の液体4の液面高
さhを測定するリモートシール型液面計5は、前記各圧
力取出用孔2、3にそれぞれ接続される受圧部6、7
と、受圧部6、7の差圧を検出する検出部8とを備え、
これらをキャピラリチューブ9、10およびキャピラリ
チューブ9、10を被覆する保護管11、12によって
それぞれ接続している。受圧部6、7は、それぞれ受圧
ダイヤフラム13、14によって画成されたダイヤフラ
ム室15、16を有し、下方の受圧部6の受圧ダイヤフ
ラム13がタンク1内の液体4に接液され、上方の受圧
部7の受圧ダイヤフラム14がタンク1内に臨んで液面
4の上方に位置している。検出部8は、内部が2つの受
圧空間17、18に仕切られた検出器ボデイ19および
圧力検出センサ20を備え、各受圧空間17、18が前
記キャピラリチューブ9、10によって受圧部6、7の
ダイヤフラム室15、16にそれぞれ接続され、またダ
イヤフラム室15、16、キャピラリチューブ9、10
および受圧空間17、18内にはシリコンオイル等の封
入液21、22がそれぞれ封入されている。キャピラリ
チューブ9、10は、両圧力測定系での圧力伝達が等し
くなるように等長、等径のものが用いられている。前記
保護管11、12の中にはさらにキャピラリチューブか
らなる温度補償用チューブ23、24が前記キャピラリ
チューブ9、10に沿ってそれぞれ配設されており、保
護管11側のチューブ23は一端が検出部8のダイヤフ
ラム室18に接続され、他端は閉塞されて前記受圧部6
の近傍にまで延在している。保護管12側のチューブ2
4は一端が検出部8のダイヤフラム室17に接続され、
他端は閉塞されて前記受圧部7の近傍にまで延在してい
る。なお、これらのチューブ23、24の内部にも前記
封入液21、22がそれぞれ封入されている。
【0003】このような構成において、タンク下方に設
置された高圧側の受圧部6の受圧ダイヤフラム13が液
面高さhによるヘッド圧によって変形してキャピラリチ
ューブ9内の封入液21を移動させ、上方に設置された
低圧側の受圧部7の受圧ダイヤフラム14がタンク内圧
によって変形してキャピラリチューブ10内の封入液2
2を移動させると、検出部8の圧力検出センサ20は、
その差圧を検出して電気信号に変換し、この電気信号を
処理回路によって演算処理することで液面高さhが測定
される。
【0004】液面高さの測定に際して、キャピラリチュ
ーブ9、10自身が周囲温度等の影響を受けて部分的に
あるいはまた一方のチューブのみが熱膨張または熱収縮
すると、その内部に封入されている封入液21、22も
同様に熱膨張または熱収縮し、体積が変化する。そし
て、このような熱膨張または熱収縮によってキャピラリ
チューブ9、10内の容積が変化すると、封入液21、
22の熱膨張または熱収縮を考慮したとしても、その圧
力伝達効率が変化してしまい、測定誤差を生じる。そこ
で、温度補償用チューブ23、24を設け、高圧側測圧
系側における熱的影響をチューブ23によって低圧側測
圧系側に与え、低圧側測圧系側における熱的影響をチュ
ーブ24によって高圧側測圧系側に与えるようにする
と、両測定系における温度条件を等しくすることがで
き、結果として温度変化による出力誤差を生じず、高精
度な測定を行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の液面計においては、2本の温度補償用チューブ
23、24を必要とし、チューブの本数が増加するばか
りか、封入液21、22の使用量が倍必要となるという
問題があった。因に、キャピラリチューブ9、10の長
さは約5m〜10mにも及ぶことが多く、封入液21、
22の使用量は馬鹿にならないものである。また、チュ
ーブ23、24の反検出部側端を受圧部6、7のダイヤ
フラム室15、16に接続することができないため、測
圧端における封入液の温度変化については温度補償する
ことができない。また、測定端管の距離の分だけヘッド
圧が生じ、このヘッド圧は温度変化が生じた時、封入液
21、22の密度変化によって変化し、圧力誤差を生じ
るが、この圧力誤差についてまでは補償することができ
ないという問題もあった。
【0006】したがって、本発明は上記したような従来
の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするとこ
ろは、温度補償用チューブを必要とせず、温度変化によ
る封入液の体積変化によって生じる圧力変化を低圧、高
圧側共に等しくすることができ、封入液の使用量の削減
を図ると共に、封入液の温度変化に伴う密度変化による
測定誤差をも補償することができ、測定精度を向上させ
るようにした液面計を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたもので、その第1の発明は、それぞ
れダイヤフラム室とこれと同容積の空室を互いに隣接し
て設けた2つの受圧部を保護管内に軸線方向に離間させ
て配設し、また保護管の上部には両受圧部の圧力差を検
出する検出部を備えた受信部を設け、前記両受圧部間、
および上方の受圧部と受信部間を等長のキャピラリチュ
ーブによってそれぞれ接続し、且つ前記検出部、各受圧
部のダイヤフラム室、空室およびキャピラリチューブ内
に封入液を封入してなり、前記受信部に接続される2本
のキャピラリチューブのうちの一方を上方の受圧部のダ
イヤフラム室を介して下方の受圧部の空室と接続し、他
方のキャピラリチューブを上方の受圧部の空室を介して
下方の受圧部のダイヤフラム室に接続したものである。
第2の発明は、それぞれダイヤフラム室とこれと同容積
の空室を互いに隣接して設けた2つの受圧部を保護管内
に軸線方向に離間させて配設し、また保護管の上部には
両受圧部の圧力差を検出する検出部を備えた受信部を設
け、前記両受圧部間、および上方の受圧部と受信部間を
等長のキャピラリチューブによってそれぞれ接続し、且
つ前記検出部、各受圧部のダイヤフラム室、空室および
キャピラリチューブ内に封入液を封入してなり、前記受
信部に接続される2本のキャピラリチューブのうちの一
方を上方の受圧部のダイヤフラム室を介して下方の受圧
部の空室と接続し、他方のキャピラリチューブを上方の
受圧部の空室を介して下方の受圧部のダイヤフラム室に
接続し、上方の受圧部のダイヤフラム室と下方の受圧部
の空室とを接続するキャピラリチューブと、上方の受圧
部の空室と下方の受圧部のダイヤフラム室とを接続する
キャピラリチューブの内径をそれぞれd1 、d2 、封入
液体積膨張の温度係数をα、封入液密度の温度係数を
β、受圧ダイヤフラムのコンプライアンスをΦ、円周率
をπとすると、d1 、d2
【数1】の関係を満足するものである。
【0008】
【作用】第1の発明において、各受圧部の空室は温度補
償用空室を形成する。2本キャピラリチューブのうちの
一方は、検出部と、上方の受圧部のダイヤフラム室を介
して下方の受圧部の空室とを接続し、他方は検出部と、
上方の受圧部の空室を介して下方の受圧部のダイヤフラ
ム室とを接続することにより、両測定系における温度条
件を等しくする。両測圧系の封入液量は等しいため、液
面高さが変化し、封入液の温度分布が変化しても、両測
圧系は共に等しい温度分布をもち、等しい体積変化を生
じる。この体積変化が等しい場合は、差圧を生じないた
め、温度変化によって生じる測定誤差はなくなる。第2
の発明において、 温度変化時の体積変化ΔVは、次式
【0009】
【数2】
【0010】によって求められる。但し:αは封入液体
積膨張の温度係数(1/°C)、t1 は液体温度(°
C)、t2 はタンク内温度(°C)、r1 、r2 はキャ
ピラリチューブ半径(r=d/2cm)、βは封入液密
度の温度係数(Kg/cm3 °C)、Φは受圧ダイヤフ
ラムのコンプライアンス(cm5 /Kg)、Δt1 、Δ
2 はt1 、t2 から基準温度を引いた温度である。温
度変化時の体積変化ΔVによる差圧変化ΔPD は次式
【0011】
【数3】
【0012】によって求められる。但し:Hは両測圧系
間の距離である。温度変化時の密度変化によるヘッド圧
変化ΔPH は次式
【0013】
【数4】
【0014】によって求められる。このヘッド圧変化Δ
PHは、t1、t2 が基準温度より上昇した場合、ΔPD
は増加、ΔPH は減少する。但し、βは負の値をとる。
温度変化を生じた時、全体の差圧変化ΔPは、次式
【0015】
【数5】
【0016】によって求められる。そこで、温度変化を
生じた時に差圧に変化を生じないようにr1 、r2 を定
める。すなわち、上記
【数5】でΔP=0(Kgf/cm2 )となるようにr
1 、r2 を定める。
【0017】
【数6】
【0018】において、温度変化が生じた時。Δt1
0、Δt2 ≠0であるから hΔt1 +(H−h)Δt2 ≠0 となる。したがって、ΔP=0とするには次式
【0019】
【数7】
【0020】でなければならない。この式より次式
【0021】
【数8】
【0022】というr1 とr2 の関係式が導き出され
る。上記8式でr2 、π、α、φは正の値、βは負の値
となるので、r1 はr2 より大きい値となる。つまり、
上記8式の関係を満足するようにr1 とr2 の値を設定
すると、体積変化と密度変化を打ち消すことができ、温
度変化による測定誤差を補償する。
【0023】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は本発明に係る液面計の一実施例
を示す断面図、図2は同液面計の概略構成図、図3は受
圧部のボデイの断面図である。なお、図中図5と同一構
成部材、部分については同一符号を以て示し、その説明
を省略する。これらの図において、高圧側の受圧部6と
低圧側の受圧部7は一本の保護管11内に上下に離間し
て挿入配置されている。保護管11の上端開口部はタン
ク1の上面適宜箇所に開設した液面計取付孔30の周囲
に突設されたフランジ部31に受信部を形成するメータ
ボデイ32と共にボルトおよびナットによって共締め固
定されている。一方、保護管11の下端部はタンク1内
の液体4中に挿入されている。メータボデイ32は圧力
検出センサ20を含む検出部8を内蔵し、また計器部3
3が一体的に接続されている。
【0024】液体4中に浸漬される高圧側受圧部6は、
両側面に受圧ダイヤフラム13a、13bが外周部を溶
接固定されて設けられた円板状のボデイ35を備え、各
受圧ダイヤフラム13a、13bの裏側室がそれぞれダ
イヤフラム室15a、15bを形成し、またボデイ35
の内部中央には両ダイヤフラム室15a、15bの容積
の和と等しい容積の空室36が貫通形成されている。
【0025】低圧側受圧部7は、前記高圧側受圧部6と
同様に両側面に受圧ダイヤフラム14a、14bが外周
部を溶接固定されて配設された円板状のボデイ37を備
え、各受圧ダイヤフラム14a、14bの裏側室がそれ
ぞれダイヤフラム室16a、16bを形成し、またボデ
イ37の内部中央には両ダイヤフラム室16a、16b
の容積の和と等しい容積の空室38が貫通形成されてい
る。
【0026】この場合、図2においては便宜上ダイヤフ
ラム室15a、15bと空室36、およびダイヤフラム
室16a、16bと空室38をそれぞれ分離して示した
が、図3に示すようにいずれも一つのボデイ35、37
内に形成することは容易である。なお、空室36(3
8)の一端開口部36a(38a)はキャピラリチュー
ブの接続口で、他端開口部36bは封入液の封入後栓に
よって閉塞される。但し、低圧側受圧部7の空室38の
他端開口部38bは、高圧側受圧部6のキャピラリーチ
ューブ21が接続される。39はダイヤフラム室15
a、15b(16a、16b)を連通する連通孔であ
る。
【0027】一端を検出部8の一方の室17に接続され
たキャピラリチューブ9は、前記低圧側受圧部7の空室
38を介して前記高圧側受圧部6のダイヤフラム室15
a、15bに接続され、これらの内部に封入液21が封
入されている。一方、一端が検出部8の他方の室18に
接続されたもう一方のキャピラリチューブ10は、低圧
側受圧部7のダイヤフラム室16a、16bを介して高
圧側受圧部6の空室36に接続され、これら内部に封入
液22が封入されている。これらのキャピラリチューブ
9、10は、共に全長に亙って同一外径dで、また同一
長さを有している。したがって、高圧側測圧系と低圧側
測圧系の封入液21、22の封入量は等しい。
【0028】かくしてこのような構成においては、高圧
側受圧部6と低圧側受圧部7の温度変化による封入液2
1、22の体積変化に伴う圧力変化を、空室36、38
の形成によって相手側受圧部に与えるようにしているの
で、液面高さhが変化し、封入液21、22の温度分布
が変化しても、高圧側と低圧側の受圧部6、7は共に等
しい温度分布をもち、等しい体積変化を生じることとな
る。したがって、体積変化による差圧を生じず、液面高
さhを精度良く測定することができる。また、本発明に
おいては、空室36、38をダイヤフラム室15a、1
5b、16a、16bにそれぞれ隣接してボデイ35、
37の内部に設けるだけでよいため、図5に示した従来
装置に比べてキャピラリチューブからなる2本の温度補
償用チューブを必要とせず、また空室36、38の容積
は前記ダイヤフラム室と同一容積で小さく、温度補償用
チューブを用いた場合に比べて封入液21、22の使用
量を少なくすることができる。さらにまた、空室36、
38はダイヤフラム室と同一の温度環境下にあるため、
測定端の封入液の温度変化についても良好に補償するこ
とができる。
【0029】図4は本発明の他の実施例を示す概略構成
図である。この実施例は温度変化による体積変化と密度
変化を打ち消すようにしたもので、高圧側と低圧側のキ
ャピラリチューブ9、10の長さを等しくし、低圧側の
キャピラリチューブ10の一部、つまり低圧側受圧部7
のダイヤフラム室16a、16bと高圧側受圧部6の空
室36とを接続するチューブ部分10aの内径(d1
を、高圧側のキャピラリチューブ9の内径d2 より大き
く、且つ次式
【0030】
【数9】
【0031】を満足するように設定したものである。高
圧側キャピラリチューブ9の内径d2 は全長に亙って等
しい。低圧側キャピラリチューブ10のダイヤフラム室
16a、16bと検出部8とを接続するチューブ部分1
0bの内径(d1 )、は、前記キャピラリチューブ9の
内径d2 と等しい。その他の構成は上記実施例と同様で
ある。
【0032】このような構成において、温度変化が生じ
た時、内封液21、22の体積が変化すると、封入液2
1、22の密度も変化する。またこの密度変化により測
圧端間のヘッド圧も変化し、測定誤差となる。そこで、
上記した数8式の関係を満足するように、d1 、d2
決定すると、上記作用の欄において述べたように、封入
液の体積変化による差圧変化と密度変化によるヘッド圧
変化を打ち消すことができ、これによって生じる誤差を
なくすことができる。この結果、液面高さhをより高精
度に測定することができる。
【0033】なお、上記実施例は各受圧部6、7に2つ
のダイヤフラム室を設けた場合について説明したが、こ
れに限らず1つであってもよいことは勿論である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように第1の発明に係る液
面計は、各受圧部に温度補償用の空室をそれぞれ設け、
それぞれ一端が検出部に接続される2本のキャピラリチ
ューブのうち、その一方を上方の受圧部の空室を介して
下方の受圧部のダイヤフラム室に接続し、もう一方を上
方の受圧部のダイヤフラム室を介して下方の受圧部の空
室に接続して構成したので、両測圧系の温度条件を同一
に設定することができ、内封液の体積変化による測定誤
差を良好に補償することができる。また、第2の発明に
おいては、下方の受圧部の空室と上方の受圧部のダイヤ
フラム室とを接続するキャピラリチューブの内径を、下
方の受圧部のダイヤフラム室と上方の受圧部の空室とを
接続するキャピラリチューブの内径より定められた条件
のもとに大きく設定したので、温度変化による封入液の
体積変化と密度変化を打ち消すことができる。したがっ
て、密度変化による差圧変化を生じず、より高精度な測
定が可能で、液面計の測定精度を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液面計の一実施例を示す断面図で
ある。
【図2】同液面計の概略構成図である。
【図3】受圧部のボデイの断面図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す概略構成図である。
【図5】リモートシール型液面計の従来例を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 タンク 5 液面計 6 高圧側受圧部 7 低圧側受圧部 8 検出部 9、10 キャピラリチューブ 11、12 保護管 13、14 受圧ダイヤフラム 15、15a、15b ダイヤフラム室 16、16a、16b ダイヤフラム室 20 圧力検出センサ 21、22 封入液 36、38 空室

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれダイヤフラム室とこれと同容積
    の空室を互いに隣接して設けた2つの受圧部を保護管内
    に軸線方向に離間させて配設し、また保護管の上部には
    両受圧部の圧力差を検出する検出部を備えた受信部を設
    け、前記両受圧部間、および上方の受圧部と受信部間を
    等長のキャピラリチューブによってそれぞれ接続し、且
    つ前記検出部、各受圧部のダイヤフラム室、空室および
    キャピラリチューブ内に封入液を封入してなり、前記受
    信部に接続される2本のキャピラリチューブのうちの一
    方を上方の受圧部のダイヤフラム室を介して下方の受圧
    部の空室と接続し、他方のキャピラリチューブを上方の
    受圧部の空室を介して下方の受圧部のダイヤフラム室に
    接続したことを特徴とする液面計。
  2. 【請求項2】 それぞれダイヤフラム室とこれと同容積
    の空室を互いに隣接して設けた2つの受圧部を保護管内
    に軸線方向に離間させて配設し、また保護管の上部には
    両受圧部の圧力差を検出する検出部を備えた受信部を設
    け、前記両受圧部間、および上方の受圧部と受信部間を
    等長のキャピラリチューブによってそれぞれ接続し、且
    つ前記検出部、各受圧部のダイヤフラム室、空室および
    キャピラリチューブ内に封入液を封入してなり、前記受
    信部に接続される2本のキャピラリチューブのうちの一
    方を上方の受圧部のダイヤフラム室を介して下方の受圧
    部の空室と接続し、他方のキャピラリチューブを上方の
    受圧部の空室を介して下方の受圧部のダイヤフラム室に
    接続し、上方の受圧部のダイヤフラム室と下方の受圧部
    の空室とを接続するキャピラリチューブと、上方の受圧
    部の空室と下方の受圧部のダイヤフラム室とを接続する
    キャピラリチューブの内径をそれぞれd1、d2 、封入
    液体積膨張の温度係数をα、封入液密度の温度係数を
    β、受圧ダイヤフラムのコンプライアンスをΦ、円周率
    をπとすると、d1 、d2 は 【数1】 の関係を満足することを特徴とする液面計。
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JPH0220119B2 (ja) * 1983-05-06 1990-05-08 Dainippon Screen Mfg

Patent Citations (3)

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