JPH05162223A - 段ボール材およびその紙粉処理方法 - Google Patents
段ボール材およびその紙粉処理方法Info
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- JPH05162223A JPH05162223A JP35221091A JP35221091A JPH05162223A JP H05162223 A JPH05162223 A JP H05162223A JP 35221091 A JP35221091 A JP 35221091A JP 35221091 A JP35221091 A JP 35221091A JP H05162223 A JPH05162223 A JP H05162223A
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- Japan
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- corrugated
- corrugated board
- board material
- adhesive liquid
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】段ボール材の断面および波板紙部内に生ずる段
ボール材の紙粉を有効に処理した段ボール材およびその
処理方法を提案する。 【構成】段ボール材10の波形断面部13より内側に接
着剤液20を噴霧塗着した段ボール材に係り、このよう
な段ボール材は、その波形断面部よりほぼ直角に接着剤
液を噴霧塗着することによって得られる。
ボール材の紙粉を有効に処理した段ボール材およびその
処理方法を提案する。 【構成】段ボール材10の波形断面部13より内側に接
着剤液20を噴霧塗着した段ボール材に係り、このよう
な段ボール材は、その波形断面部よりほぼ直角に接着剤
液を噴霧塗着することによって得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は段ボール材およびその
紙粉処理方法に関する。
紙粉処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、包装材料または緩衝材料として、
段ボール材の使途が広がりつつある。この種材料として
は、プラスチック材がその成形性等の点から多用されて
いたのであるが、廃棄プラスチックの問題が大きくクロ
ーズアップされるようになって、紙を主体とし、燃えや
すく、また水にも容易に溶け、再生が可能な段ボール材
が見直されつつある。
段ボール材の使途が広がりつつある。この種材料として
は、プラスチック材がその成形性等の点から多用されて
いたのであるが、廃棄プラスチックの問題が大きくクロ
ーズアップされるようになって、紙を主体とし、燃えや
すく、また水にも容易に溶け、再生が可能な段ボール材
が見直されつつある。
【0003】しかるに、この段ボール材を包装材または
緩衝材として用いるにあたっての問題の1つは、該段ボ
ール材を裁断加工した際に生ずる紙粉の処理である。こ
の紙粉は段ボール材の波板紙部内に入り込み、振動やあ
るいは静電気等によって包装された物品の表面に付着す
る。
緩衝材として用いるにあたっての問題の1つは、該段ボ
ール材を裁断加工した際に生ずる紙粉の処理である。こ
の紙粉は段ボール材の波板紙部内に入り込み、振動やあ
るいは静電気等によって包装された物品の表面に付着す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、このよう
な状況に鑑みて、段ボール材の断面および波板紙部内に
生ずる段ボール材の紙粉を有効に処理した段ボール材お
よびその処理方法を提案しようとするものである。
な状況に鑑みて、段ボール材の断面および波板紙部内に
生ずる段ボール材の紙粉を有効に処理した段ボール材お
よびその処理方法を提案しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は、
段ボール材の波形断面部より内側に接着剤液を噴霧塗着
したことを特徴とする段ボール材に係り、このような段
ボール材は、その波形断面部よりほぼ直角に接着剤液を
噴霧塗着することによって得られる。
段ボール材の波形断面部より内側に接着剤液を噴霧塗着
したことを特徴とする段ボール材に係り、このような段
ボール材は、その波形断面部よりほぼ直角に接着剤液を
噴霧塗着することによって得られる。
【0006】
【実施例】以下添付の図面に従って、この発明を実施例
とともに説明すると、図1はこの発明の一実施例を示す
接着剤液の噴霧塗着工程を表す斜視図、図2はその段ボ
ール材の断面図、図3は接着剤液の噴霧塗着工程を示す
平面図、図4は同じく他の例を示す平面図である。
とともに説明すると、図1はこの発明の一実施例を示す
接着剤液の噴霧塗着工程を表す斜視図、図2はその段ボ
ール材の断面図、図3は接着剤液の噴霧塗着工程を示す
平面図、図4は同じく他の例を示す平面図である。
【0007】図1および図2に図示したように、この発
明に係る段ボール材10は、平板紙部11および波板紙
部12を有する段ボール材の波形断面部13よりその内
側に接着剤液20を噴霧して、該段ボール材の切断面お
よび内部に生ずる紙粉Pを平板紙部11および波板紙部
12に塗着して固定処理したものである。
明に係る段ボール材10は、平板紙部11および波板紙
部12を有する段ボール材の波形断面部13よりその内
側に接着剤液20を噴霧して、該段ボール材の切断面お
よび内部に生ずる紙粉Pを平板紙部11および波板紙部
12に塗着して固定処理したものである。
【0008】図示の段ボール材10は、複数の平板紙部
11および波板紙部12を一体に重層してなる段ボール
重層材10Aよりなり、このような重層材は各種製品の
ための包装材または緩衝材として有用である。なお、段
ボール材10は必要に応じ、所定形状に切断または整形
加工され、さらにまた物品収容のための凹部等が形成さ
れる。
11および波板紙部12を一体に重層してなる段ボール
重層材10Aよりなり、このような重層材は各種製品の
ための包装材または緩衝材として有用である。なお、段
ボール材10は必要に応じ、所定形状に切断または整形
加工され、さらにまた物品収容のための凹部等が形成さ
れる。
【0009】この発明にあっては、図1またはその処理
工程の平面図である図3および図4から良く理解される
ように、段ボール材10の波形断面部13よりほぼ直角
に接着剤液20を噴霧することによって、該段ボール材
の切断面および内部まで簡単容易にかつ効率良く接着剤
液20を塗着させることができる。符号25は接着剤液
のスプレー装置、40は被処理段ボール10を矢印方向
へ移送するコンベアである。
工程の平面図である図3および図4から良く理解される
ように、段ボール材10の波形断面部13よりほぼ直角
に接着剤液20を噴霧することによって、該段ボール材
の切断面および内部まで簡単容易にかつ効率良く接着剤
液20を塗着させることができる。符号25は接着剤液
のスプレー装置、40は被処理段ボール10を矢印方向
へ移送するコンベアである。
【0010】なお、図3に示したように、接着剤液20
の噴霧塗着に先立って、エアスプレー装置30によって
段ボール材の切断面および内部にエアスプレーを施し、
紙粉を予め外部へ吹き飛ばしてもよい。
の噴霧塗着に先立って、エアスプレー装置30によって
段ボール材の切断面および内部にエアスプレーを施し、
紙粉を予め外部へ吹き飛ばしてもよい。
【0011】さらに、図4に図示したように、波板紙部
の貫通部の幅の大きい段ボール材10Bなど接着剤20
の塗着効果が充分でない場合には、段ボール剤の波形断
面の一側13Aから接着剤液スプレー装置25Aによっ
て接着剤液20Aを噴霧塗着した後、他の側13Bから
も接着剤液スプレー装置25Bによって接着剤液20B
を噴霧塗着するようにしてもよい。
の貫通部の幅の大きい段ボール材10Bなど接着剤20
の塗着効果が充分でない場合には、段ボール剤の波形断
面の一側13Aから接着剤液スプレー装置25Aによっ
て接着剤液20Aを噴霧塗着した後、他の側13Bから
も接着剤液スプレー装置25Bによって接着剤液20B
を噴霧塗着するようにしてもよい。
【0012】次に接着剤液について説明すると、前述し
たように、この発明は段ボール材の切断時に生ずる紙粉
を振動または静電気等によって飛びちらないようにする
ためのものであるから、この目的のために公知の適宜の
接着剤を用いることができる。実施例では酢酸ビニル溶
液を用いた。
たように、この発明は段ボール材の切断時に生ずる紙粉
を振動または静電気等によって飛びちらないようにする
ためのものであるから、この目的のために公知の適宜の
接着剤を用いることができる。実施例では酢酸ビニル溶
液を用いた。
【0013】また、この接着剤液の中に、公知の静電気
防止剤を混入することによって、包装材または緩衝材と
しての効果をさらに高めることができる。
防止剤を混入することによって、包装材または緩衝材と
しての効果をさらに高めることができる。
【0014】さらに、必要により、接着剤液に着色剤を
混入して段ボール材の意匠的効果を合わせて高めること
も可能である。
混入して段ボール材の意匠的効果を合わせて高めること
も可能である。
【0015】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明に
よれば、段ボール材の波形断面部より内側に接着剤液を
噴霧塗着したものであるから、段ボール材の断面および
波板紙部内に生ずる段ボール材の紙粉を飛び散らないよ
うに固定することができる。これによって、段ボール材
を包装材または緩衝材として用いるに際して、紙粉が振
動やあるいは静電気等によって包装された物品の表面に
付着する問題は一挙に解決することができる。
よれば、段ボール材の波形断面部より内側に接着剤液を
噴霧塗着したものであるから、段ボール材の断面および
波板紙部内に生ずる段ボール材の紙粉を飛び散らないよ
うに固定することができる。これによって、段ボール材
を包装材または緩衝材として用いるに際して、紙粉が振
動やあるいは静電気等によって包装された物品の表面に
付着する問題は一挙に解決することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す接着剤液の噴霧塗着
工程を表す斜視図である。
工程を表す斜視図である。
【図2】その段ボール材の断面図である。
【図3】接着剤液の噴霧塗着工程を示す平面図である。
【図4】同じく他の例を示す平面図である。
10 段ボール材 11 平板紙部 12 波板紙部 13 波形断面部 20 接着剤液 25 接着剤液スプレー装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 7/12 7188−4F 27/18 D 6122−4F 27/20 A 6122−4F
Claims (8)
- 【請求項1】 段ボール材の波形断面部より内側に接着
剤液を噴霧塗着したことを特徴とする段ボール材。 - 【請求項2】 請求項1において、接着剤液に静電気防
止剤が混入された段ボール材。 - 【請求項3】 請求項1または2において、接着剤液に
着色剤が混入された段ボール材。 - 【請求項4】 請求項1において、段ボール材が複数の
平板紙部および波板紙部を一体に重層してなる段ボール
重層材である段ボール材。 - 【請求項5】 段ボール材の波形断面部よりほぼ直角に
接着剤液を噴霧塗着することを特徴とする段ボール材の
紙粉処理方法。 - 【請求項6】 請求項5において、段ボール材が複数の
平板紙部および波板紙部を一体に重層してなる段ボール
重層材である段ボール材の紙粉処理方法。 - 【請求項7】 請求項5において、接着剤液の噴霧塗着
に先立ってエアスプレーする工程を含む段ボール材の紙
粉処理方法。 - 【請求項8】 請求項5において、段ボール剤の波形断
面の一側から接着剤液を噴霧塗着した後、他の側からも
接着剤液を噴霧塗着する工程を含む段ボール材の紙粉処
理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03352210A JP3120128B2 (ja) | 1991-12-13 | 1991-12-13 | 段ボール材およびその紙粉処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03352210A JP3120128B2 (ja) | 1991-12-13 | 1991-12-13 | 段ボール材およびその紙粉処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05162223A true JPH05162223A (ja) | 1993-06-29 |
JP3120128B2 JP3120128B2 (ja) | 2000-12-25 |
Family
ID=18422515
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03352210A Expired - Fee Related JP3120128B2 (ja) | 1991-12-13 | 1991-12-13 | 段ボール材およびその紙粉処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3120128B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009119813A (ja) * | 2007-11-19 | 2009-06-04 | Toppan Printing Co Ltd | 段ボール材の加工方法及び加工装置 |
-
1991
- 1991-12-13 JP JP03352210A patent/JP3120128B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009119813A (ja) * | 2007-11-19 | 2009-06-04 | Toppan Printing Co Ltd | 段ボール材の加工方法及び加工装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3120128B2 (ja) | 2000-12-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |