JPH05161Y2 - - Google Patents
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- JPH05161Y2 JPH05161Y2 JP2680287U JP2680287U JPH05161Y2 JP H05161 Y2 JPH05161 Y2 JP H05161Y2 JP 2680287 U JP2680287 U JP 2680287U JP 2680287 U JP2680287 U JP 2680287U JP H05161 Y2 JPH05161 Y2 JP H05161Y2
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- blood pressure
- cuff
- membrane
- frame
- pressure
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 10
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- 206010053648 Vascular occlusion Diseases 0.000 description 1
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Landscapes
- Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
<技術分野>
本考案は血圧測定装置のカフ膜に関し、被測定
部位を圧迫するカフの構造を改良し、血圧値を明
確に認識できる様にしたカフ膜に関するものであ
る。
部位を圧迫するカフの構造を改良し、血圧値を明
確に認識できる様にしたカフ膜に関するものであ
る。
<従来技術>
指先等の末稍部位を被測定部位として血圧測定
を行う血圧測定装置にあつて、当該被測定部位を
圧迫するために設けられるカフ膜は、従来、第7
図に示す様な円筒形のゴム膜26の両端を裏がえ
しにしてセンサー部本体に取付けられたものが使
用されていた。
を行う血圧測定装置にあつて、当該被測定部位を
圧迫するために設けられるカフ膜は、従来、第7
図に示す様な円筒形のゴム膜26の両端を裏がえ
しにしてセンサー部本体に取付けられたものが使
用されていた。
そのため、当該カフ膜26の両端には、無理な
変形を与えたことによつて初期張力がかかつてし
まう。第8図参照。同図において、点線で囲んだ
丸部分が初期張力のかかる箇所である。図中、2
7が前記カフ膜26の装着される枠体(センサー
部本体)である。
変形を与えたことによつて初期張力がかかつてし
まう。第8図参照。同図において、点線で囲んだ
丸部分が初期張力のかかる箇所である。図中、2
7が前記カフ膜26の装着される枠体(センサー
部本体)である。
従つて、加圧時には、第9図の如く、カフ膜2
6の両端において指28に圧力がかからなるな
る。即ち、被測定部位全体に均等圧がかからなく
なり、その結果血管の閉止領域(図中、斜線領域
Pで示す)が小さくなつたり、或いは、血管が完
全に閉止されない状態が生じる。
6の両端において指28に圧力がかからなるな
る。即ち、被測定部位全体に均等圧がかからなく
なり、その結果血管の閉止領域(図中、斜線領域
Pで示す)が小さくなつたり、或いは、血管が完
全に閉止されない状態が生じる。
図中、29は発光素子を表わし、又、30は受
光素子を表わしている。前記発光素子29から前
記受光素子30に分けられた矢印は光路を表わし
ている。
光素子を表わしている。前記発光素子29から前
記受光素子30に分けられた矢印は光路を表わし
ている。
上述の様に血管閉止領域が小さくなることは、
光電素子の指向性により、閉止していない領域
(特に指のつけ根側)への光の回込みを生じ、血
管に血液が流れていない状態でも脈波信号が出現
することになる。
光電素子の指向性により、閉止していない領域
(特に指のつけ根側)への光の回込みを生じ、血
管に血液が流れていない状態でも脈波信号が出現
することになる。
これを図示すれば、第10図の通りであつて、
図示する波形は脈波信号を表わしている。そし
て、従来は、信号波形イで示される如く、t1時点
で最初の脈波信号が検知される以前に、誤つて脈
波信号が検知されるから、特に最高血圧値の認識
が困難になつてしまう。
図示する波形は脈波信号を表わしている。そし
て、従来は、信号波形イで示される如く、t1時点
で最初の脈波信号が検知される以前に、誤つて脈
波信号が検知されるから、特に最高血圧値の認識
が困難になつてしまう。
同図のハはカフ圧の減圧過程を示すもので、最
初に脈波信号が出現した時点の血圧が最高血圧、
該脈波信号の振幅が最大となつた時点の血圧が平
均血圧、該脈波信号が消滅した時点の血圧が最低
血圧となる(光電容積脈波法)。
初に脈波信号が出現した時点の血圧が最高血圧、
該脈波信号の振幅が最大となつた時点の血圧が平
均血圧、該脈波信号が消滅した時点の血圧が最低
血圧となる(光電容積脈波法)。
<考案の目的>
本考案は、上記の事情に鑑み、枠体に装着さ
れ、被測定部位に当接する血圧測定装置のカフ膜
において、形状を工夫することによつて前記被測
定部位の圧迫を完全なものとし、血圧値が明確に
認識できる様にすることを目的とする。
れ、被測定部位に当接する血圧測定装置のカフ膜
において、形状を工夫することによつて前記被測
定部位の圧迫を完全なものとし、血圧値が明確に
認識できる様にすることを目的とする。
<実施例>
以下、本考案の構成を、図面を参照しつつ説明
する。
する。
第1図は本考案の実施例に係る血圧測定装置の
カフ膜の断面形状を示す図である。
カフ膜の断面形状を示す図である。
図中、1はカフ膜本体を表わしており、当該カ
フ膜本体は、指先等の被測定部位に当接する部分
2が平面状に形成された胴体部3と、前記胴体部
3の端部に設けられ、枠体(後述)に係合する係
合片4とから構成されている。
フ膜本体は、指先等の被測定部位に当接する部分
2が平面状に形成された胴体部3と、前記胴体部
3の端部に設けられ、枠体(後述)に係合する係
合片4とから構成されている。
第2図は前記カフ膜本体1を枠体に取り付けた
状態を示す図であつて、図中、5が枠体を表わし
ている。なお、既出部品には同一符号を付与して
いる。
状態を示す図であつて、図中、5が枠体を表わし
ている。なお、既出部品には同一符号を付与して
いる。
第2図に示される通り、前記カフ膜本体1の両
端部には初期張力がかかつていない。
端部には初期張力がかかつていない。
従つて、第3図に示す様に前記カフ膜本体1が
加圧時に内圧を受けたとき、該カフ膜本体1の端
部が膜中央部と同じ条件で伸長できる。従つて、
第3図の加圧状態において被測定部位を全体に均
等圧がかかり、この結果、血管閉止領域(図中、
斜線領域Qで示す)が広がり、光の割り込みによ
つて非血管閉止領域の脈動を拾うことがなくな
る。同図において、6及び7は前記枠体5に設け
られている発光素子及び受光素子であつて、他の
符号は既出のものに対応する。
加圧時に内圧を受けたとき、該カフ膜本体1の端
部が膜中央部と同じ条件で伸長できる。従つて、
第3図の加圧状態において被測定部位を全体に均
等圧がかかり、この結果、血管閉止領域(図中、
斜線領域Qで示す)が広がり、光の割り込みによ
つて非血管閉止領域の脈動を拾うことがなくな
る。同図において、6及び7は前記枠体5に設け
られている発光素子及び受光素子であつて、他の
符号は既出のものに対応する。
上述した如く、非血管閉止領域の脈動を拾うこ
とがなくなつたため、第10図のロの如く、最高
血圧値で脈波信号の立上がり(図中、bで示す)
が見られ、特に最高血圧値が明確に認識できる様
になつた。
とがなくなつたため、第10図のロの如く、最高
血圧値で脈波信号の立上がり(図中、bで示す)
が見られ、特に最高血圧値が明確に認識できる様
になつた。
第4図は本考案の他の実施例を示すものであ
る。
る。
同図に示すものにあつても、血圧測定装置のカ
フ膜本体8は、被測定部位に当接する部分9が平
面状に形成された胴体部10と、前記胴体部10
の端部に設けられ、枠体(図示せず)に係合する
係合片11から成つており、この点は前記実施例
と同様であるが、前記係合片11が、矢印で示さ
れる様に、前記胴体部10に対して折曲可能な構
造となつている。
フ膜本体8は、被測定部位に当接する部分9が平
面状に形成された胴体部10と、前記胴体部10
の端部に設けられ、枠体(図示せず)に係合する
係合片11から成つており、この点は前記実施例
と同様であるが、前記係合片11が、矢印で示さ
れる様に、前記胴体部10に対して折曲可能な構
造となつている。
即ち、枠体に装着する前は第4図の様に、前記
係合片11が前記胴体部10の外側に延出した状
態にあるが、枠体装着時には前記係合片11を前
記胴体部10側に折曲させ(裏返し)、第5図の
様な構造とする。
係合片11が前記胴体部10の外側に延出した状
態にあるが、枠体装着時には前記係合片11を前
記胴体部10側に折曲させ(裏返し)、第5図の
様な構造とする。
第1図に示すカフ膜1では、膜が薄い、形状が
複雑である等の理由から、成形が射出成形とな
り、そのため金型形状が複雑になる等製造の手間
とコストがかかるが、第4図に示すカフ膜8では
成形が容易(デイツピング成形でも可能)であつ
て、しかも、基本機能は何等損なわれていない。
複雑である等の理由から、成形が射出成形とな
り、そのため金型形状が複雑になる等製造の手間
とコストがかかるが、第4図に示すカフ膜8では
成形が容易(デイツピング成形でも可能)であつ
て、しかも、基本機能は何等損なわれていない。
第6図に本考案に係るカフ膜を使用した血圧測
定システムを示すブロツク図を載せた。
定システムを示すブロツク図を載せた。
本血圧測定装置は、血圧測定を実施する方法と
して、光電容積脈波法を用いている。
して、光電容積脈波法を用いている。
光電容積脈波法は、指先等の末稍部位(被測定
部位)に光を照射すると透過光量が血液の量に反
比例する性質を利用した脈波の検出方法である。
部位)に光を照射すると透過光量が血液の量に反
比例する性質を利用した脈波の検出方法である。
同図において、12は約0.1mm厚のゴム又は高
弾性塩化ビニル樹脂から成る弾性指カフ膜であ
り、該指カフ膜12は枠体13に装着されてい
る。そして、前記枠体13には発光素子(発光ダ
イオード)14及び受光素子(フオトトランジス
タ)15が取付けられている。
弾性塩化ビニル樹脂から成る弾性指カフ膜であ
り、該指カフ膜12は枠体13に装着されてい
る。そして、前記枠体13には発光素子(発光ダ
イオード)14及び受光素子(フオトトランジス
タ)15が取付けられている。
又、前記枠体13には穴16が形成されてお
り、この穴16には前記枠体13の内部に圧力を
供給するためのチユーブ17が接続されている。
さらに、前記チユーブ17の他方端は空気圧回路
18と接続されている。
り、この穴16には前記枠体13の内部に圧力を
供給するためのチユーブ17が接続されている。
さらに、前記チユーブ17の他方端は空気圧回路
18と接続されている。
前記発光素子14と前記受光素子15とは被測
定者の指(例えば左手の薬指)19の血圧測定箇
所に、前記指19を挟む様にして固定される。
定者の指(例えば左手の薬指)19の血圧測定箇
所に、前記指19を挟む様にして固定される。
この場合、前記発光素子14の発光面と前記受
光素子15の受光面とは相対向すべく設定する。
光素子15の受光面とは相対向すべく設定する。
前記指カフ膜12の装着された枠体13に圧力
が供給されると、この圧力(以下、カフ圧)によ
り前記指7の内部の指動脈が経皮的に加圧され
る。
が供給されると、この圧力(以下、カフ圧)によ
り前記指7の内部の指動脈が経皮的に加圧され
る。
そして、カフ圧を上昇させ、その後の減圧過程
において、前記発光素子14から照射された光
は、前記指19の血管を透過し、前記受光素子1
3で受光される。この受光された光の変化は電気
信号に変換され、光電脈波信号が検出される。
において、前記発光素子14から照射された光
は、前記指19の血管を透過し、前記受光素子1
3で受光される。この受光された光の変化は電気
信号に変換され、光電脈波信号が検出される。
前記発光素子14及び受光素子15の駆動及び
カフ圧の減圧速度はコントローラ20により制御
される。
カフ圧の減圧速度はコントローラ20により制御
される。
そして、カフ圧は圧力センサ(圧電変換器)2
1で検知され、検知された圧力信号は増幅器22
を介してマイクロコンピユータ23に入力され
る。
1で検知され、検知された圧力信号は増幅器22
を介してマイクロコンピユータ23に入力され
る。
又、光電脈波信号も増幅器24を経て前記マイ
クロコンピユータ23に入力される。
クロコンピユータ23に入力される。
前記マイクロコンピユータ23は得られた圧力
信号及び光電脈波信号から波形認識処理を行い、
最高血圧及び最低血圧を算出し、表示部(図示せ
ず)で算出した最高血圧及び最低血圧を表示す
る。
信号及び光電脈波信号から波形認識処理を行い、
最高血圧及び最低血圧を算出し、表示部(図示せ
ず)で算出した最高血圧及び最低血圧を表示す
る。
なお、前記マイクロコンピユータ23は、圧力
信号及び光電脈波信号をA/D(アナログ−デジ
タル)変換するコンバータを含むものとし、当該
マイクロコンピユータ23の他、前記コントロー
ラ20、圧力センサ21その他の電気回路は全て
電源25から電力の供給を受けるものとする。
信号及び光電脈波信号をA/D(アナログ−デジ
タル)変換するコンバータを含むものとし、当該
マイクロコンピユータ23の他、前記コントロー
ラ20、圧力センサ21その他の電気回路は全て
電源25から電力の供給を受けるものとする。
以上の通り、本血圧測定装置は前記各機能を有
する一体型の装置である。
する一体型の装置である。
なお、測定方式は上述した光電容積脈波法に限
らない。
らない。
さらに、前記指カフ膜12及び枠体13から成
る部分を加圧する圧力媒体は空気に限定されな
い。
る部分を加圧する圧力媒体は空気に限定されな
い。
<効果>
以上の様に、本考案によれば、枠体に装着さ
れ、被測定部位に当接する血圧測定装置のカフ膜
において、前記当接する部分が平面状に形成され
た胴体部と、前記胴体部の端部に設けられ、前記
枠体に係合する係合片とを有するから、枠体装着
時にカフ膜の端部に初期張力がかからず、従つ
て、被測定部位の圧迫を完全なものにでき、正確
血圧値を得ることができる。
れ、被測定部位に当接する血圧測定装置のカフ膜
において、前記当接する部分が平面状に形成され
た胴体部と、前記胴体部の端部に設けられ、前記
枠体に係合する係合片とを有するから、枠体装着
時にカフ膜の端部に初期張力がかからず、従つ
て、被測定部位の圧迫を完全なものにでき、正確
血圧値を得ることができる。
第1図の本考案の一実施例に係る血圧測定装置
のカフ膜の断面図、第2図は前記カフ膜を枠体に
装着した状態図、第3図は前記カフ膜によつて被
測定部位を加圧している状態図、第4図は本考案
の他の実施例に係る血圧測定装置のカフ膜の断面
図、第5図は前記カフ膜の使用時形状を示す図、
第6図は血圧測定システムのブロツク図、第7図
は従来の血圧測定のカフ膜の断面図、第8図は前
記カフ膜を枠体に装着した状態図、第9図は前記
カフ膜によつて被測定部位を加圧している状態
図、第10図はカフ膜相違による脈波信号の出現
状況の差異を示す図である。 1,8……カフ膜本体、2,9……被測定部位
に当接する平面部、3,10……胴体部、4,1
1……係合片。
のカフ膜の断面図、第2図は前記カフ膜を枠体に
装着した状態図、第3図は前記カフ膜によつて被
測定部位を加圧している状態図、第4図は本考案
の他の実施例に係る血圧測定装置のカフ膜の断面
図、第5図は前記カフ膜の使用時形状を示す図、
第6図は血圧測定システムのブロツク図、第7図
は従来の血圧測定のカフ膜の断面図、第8図は前
記カフ膜を枠体に装着した状態図、第9図は前記
カフ膜によつて被測定部位を加圧している状態
図、第10図はカフ膜相違による脈波信号の出現
状況の差異を示す図である。 1,8……カフ膜本体、2,9……被測定部位
に当接する平面部、3,10……胴体部、4,1
1……係合片。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 枠体に装着され、被測定部位に当接する血圧測
定装置のカフ膜であつて、 前記当接する部分が平面状に形成された胴体部
と、 前記胴体部の端部に設けられ、前記枠体に係合
する係合片とを有することを特徴とする血圧測定
装置のカフ膜。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2680287U JPH05161Y2 (ja) | 1987-02-24 | 1987-02-24 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2680287U JPH05161Y2 (ja) | 1987-02-24 | 1987-02-24 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63133205U JPS63133205U (ja) | 1988-08-31 |
JPH05161Y2 true JPH05161Y2 (ja) | 1993-01-06 |
Family
ID=30828226
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2680287U Expired - Lifetime JPH05161Y2 (ja) | 1987-02-24 | 1987-02-24 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05161Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-02-24 JP JP2680287U patent/JPH05161Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63133205U (ja) | 1988-08-31 |
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