JPH0516186Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0516186Y2
JPH0516186Y2 JP7114188U JP7114188U JPH0516186Y2 JP H0516186 Y2 JPH0516186 Y2 JP H0516186Y2 JP 7114188 U JP7114188 U JP 7114188U JP 7114188 U JP7114188 U JP 7114188U JP H0516186 Y2 JPH0516186 Y2 JP H0516186Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oxygen
air
enriched air
enriched
storage tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP7114188U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01177240U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP7114188U priority Critical patent/JPH0516186Y2/ja
Publication of JPH01177240U publication Critical patent/JPH01177240U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0516186Y2 publication Critical patent/JPH0516186Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、酸素富化空気供給装置に関するも
のであり、一層詳細には、酸素を富化するととも
に必要に応じて香気を添加した空気を供給するこ
とのできる装置に関するものである。
〔従来技術および解決すべき課題〕
従来より、空気中の酸素を濃縮あるいは分離し
てその濃度を90%以上に高めた、所謂、酸素ガス
は、製鉄用電気炉、工業用炉の酸素吹き込み、化
学工業の酸化反応用、さらには医療用など種々の
用途に使用されている。
ところで、空気中の酸素を濃縮あるいは分離す
る手段としては、ゼオライトなどの吸着剤に対す
る窒素と酸素の吸着力の差を利用した装置がある
が、この型式の装置は設置コストが嵩むだけでな
く、オンサイト操業により自給する程度の規模が
標準となつている。一方、医療あるいは各種の運
動等の際の用途の場合は、ボンベなどに充填した
酸素ガスの濃度を30%程度に薄めることにより空
気中の酸素を富化した、所謂、酸素富化空気が使
用されているが、ボンベへの充填作業が面倒であ
るばかりでなく単位コストも高いなどの問題を有
していた。
そこで、気体分子の透過速度の差を利用して空
気中の酸素を簡便に富化することのできる酸素富
化空気供給装置が提案されている。
すなわち、この酸素富化空気供給装置は、外部
空気を多数の中空糸膜を内蔵した酸素富化機構に
圧送してこの中空糸膜により空気中の酸素を富化
し、得られた酸素富化空気を一端貯留しておき供
給手段を介して使用者に適宜提供する構成となつ
ているが、このようにして得られた富化空気は味
も芳しさもなく、従つて、簡便に酸素を富化する
ことができるだけでなく所望により香気なども添
加することのできる酸素富化空気供給装置の出現
が待望されていた。
〔課題の解決手段〕
そこで、この考案では、筒形本体に多数の中空
糸膜を内蔵してなる酸素富化機構に外気を圧送し
て中空糸膜で空気中の酸素を富化し、得られた酸
素富化空気を貯留タンクに貯留してこの貯留タン
クから導出した送給管を介して供給するようにし
た酸素富化空気供給装置における前記送給管の端
部に弁装置を介して酸素富化空気供給手段を接続
するとともにこの送給管の一部に切替弁を備える
分岐路を設け、さらにこの分岐路に香料添加装置
を配設することにより、簡便にしかも低コストの
酸素富化空気を供給できるだけでなく、所望によ
りこの酸素富化空気に香気を添加できるようにし
たものである。
〔作用〕
この考案に係る酸素富化空気供給装置において
は、外部から強制的に吸入された空気は、酸素富
化機構の中空糸膜を透過する際気体分子の透過速
度の差によつて酸素濃度を富化されたのち貯留タ
ンクに貯留され、さらにこの貯留タンクから送給
管および酸素富化空気供給手段を介して酸素富化
空気として供給されるが、切替弁の操作によつて
この酸素富化空気に香気を添加することができる
ものである。
〔実施例〕
次に、本考案に係る酸素富化空気供給装置の好
適な実施例につき、添付図面を参照しながら以下
詳細に説明する。
第1図において、本考案に係る酸素富化空気供
給装置は、直方体形の筐体10からなり、この筐
体10の適所には外部空気を吸引するため複数の
吸気口12が設けられている。
前記筐体10内には、吸入側に塵埃除去フイル
タ14を着脱自在に配置した送風機16を配設
し、この送風機16の吐出側に可撓性送気管18
を介して酸素富化機構20を接続する。
この酸素富化機構20は、前記可撓性送気管1
8に一次側(高圧側)を接続するとともに二次側
(低圧側)に可撓性排気管22を介して排気筒2
4を夫々接続した筒形本体20aを備え、この筒
形本体20aの前記一次側と二次側とを多数の中
空糸膜(ホロフアイバ)26で連通し、送風機1
6で加圧送給される外気を前記中空糸膜26を透
過させることによりその気体分子の透過速度の差
を利用して吐出口28から酸素濃度を30%程度に
富化した空気として吐出するよう構成されてい
る。
この場合、可撓性排気管22と排気筒24との
間には、必要に応じ、例えば、真空ポンプ等の強
制排気装置30を介装することにより筒形本体2
0aの一次側と二次側とを所定の圧力差に設定し
て中空糸膜26による空気の篩性能を向上させる
のが好ましい。
一方、筒形本体20aの吐出口28にはダイヤ
フラム型圧縮機32を介して所定容量の貯留タン
ク34を接続し、この貯留タンク34に圧力調整
弁(減圧弁)36を介して酸素富化空気の送給管
38を接続し、さらに前記送給管38の端部に電
磁弁40を介して伸縮管42を備える酸素供給マ
スク44を接続する。なお、前記送給管38の一
部には蛇行部分38aを形成してこの蛇行部分3
8aに送風機46を近接配置して空冷部48を構
成する。
また、送給管38における電磁弁40の前段に
は切替弁60を備える分岐路を設けてこの分岐路
に香料添加装置50を配設する。
なお、図面において参照符号54は装置内の各
種駆動モータの制御、電磁弁40などの開閉操作
などを行う制御盤を示し、また、参照符号56お
よび58は筐体10正面に配設されたデジタル酸
素濃度計および圧力表示計である。
次に、このように構成される酸素富化空気供給
装置の使用につき説明する。
まず、使用に先立ち、制御盤54を操作して送
風機16を運転することにより筐体10外部から
外気を強制的に吸引し、ついでこの外気を筒形本
体20aの一次側から中空糸膜26に圧送して透
過させ、得られた酸素富化空気を吐出口28およ
び圧縮機32を介して貯留タンク34に貯留して
おく。
そして使用に際しては、制御盤54によつて電
磁弁40を操作すれば、圧力調整弁(減圧弁)3
6で減圧された酸素富化空気が送給管38の空冷
部48で送風機46によつて冷却され、さらに酸
素供給マスク44を介して供給されることにな
る。
また、供給される酸素富化空気に香気を添加し
たい場合は、制御盤54によつて切換弁60を適
宜操作することにより、送給される酸素富化空気
を香料添加装置50を介して酸素供給マスク44
に供給すれば良い。
〔考案の効果〕
先にのべたように、本考案に係る酸素富化空気
供給装置によれば、加圧した外気を酸素富化機構
を透過させることにより空気中の酸素を富化さ
せ、得られた酸素富化空気を貯留タンクに貯留し
ておき適宜使用できるようにしたので、構造が簡
便で低コストの酸素富化空気を供給することがで
きるだけでなく、所望により供給される酸素富化
空気に香気を添加することができるのでその実用
的効果は極めて大きい。
以上、本考案に係る酸素富化空気供給装置の好
適な実施例につき説明したが、本考案はこの実施
例に限定されるものではなく、例えば、空冷部を
省略して小型化を図つたり、香料添加装置に代替
して香料添加シート52などを酸素供給マスク内
に適宜添着する等、本考案の精神を逸脱しない範
囲内において種々の改変を行うことができること
は勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る酸素富化空気供給装置
の好適な実施例の説明図である。 10……筐体、12……吸気口、14……塵埃
除去フイルタ、16……送風機、18……可撓性
送気管、20……酸素富化機構、22……可撓性
排気管、24……排気筒、26……中空糸膜、2
8……吐出口、30……強制排気装置、32……
圧縮機、34……貯留タンク、36……圧力調整
弁、38……送給管、40……電磁弁、42……
伸縮管、44……酸素供給マスク、46……送風
機、48……空冷部、50……香料添加装置、5
2……香料添加シート、54……制御盤、58…
…圧力表示計、56……デジタル酸素濃度計、6
0……切換弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筒形本体に多数の中空糸膜を内蔵してなる酸素
    富化機構に外気を圧送して中空糸膜で空気中の酸
    素を富化し、得られた酸素富化空気を貯留タンク
    に貯留してこの貯留タンクから導出した送給管を
    介して供給するようにした酸素富化空気供給装置
    において、前記送給管の端部に弁装置を介して酸
    素富化空気供給手段を接続するとともにこの送給
    管の一部に切替弁を備える分岐路を設け、さらに
    この分岐路に香料添加装置を配設することを特徴
    とする酸素富化空気供給装置。
JP7114188U 1988-05-31 1988-05-31 Expired - Lifetime JPH0516186Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7114188U JPH0516186Y2 (ja) 1988-05-31 1988-05-31

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7114188U JPH0516186Y2 (ja) 1988-05-31 1988-05-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01177240U JPH01177240U (ja) 1989-12-18
JPH0516186Y2 true JPH0516186Y2 (ja) 1993-04-28

Family

ID=31296351

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7114188U Expired - Lifetime JPH0516186Y2 (ja) 1988-05-31 1988-05-31

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0516186Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008044815A (ja) * 2006-08-16 2008-02-28 Denso Corp 酸素富化装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01177240U (ja) 1989-12-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4174955A (en) Membrane oxygen enricher apparatus
US5158584A (en) Oxygen enriching module and oxygen enriching apparatus using same
US4971609A (en) Portable oxygen concentrator
US3930813A (en) Process for producing nitrogen dioxide-free oxygen-enriched gas
US3912795A (en) Humidifying gas
CN101522246B (zh) 氧浓缩装置
JPS5841891B2 (ja) 酸素の豊富な空気を供給する装置
US4632677A (en) High humidity oxygen enricher apparatus
JP4601620B2 (ja) 呼吸に適した加湿酸素の発生源を提供するための方法及び装置
JPH0516186Y2 (ja)
JPH08141087A (ja) 医療用の酸素濃縮器
JP4810748B2 (ja) 除湿システム
JP4741894B2 (ja) 呼吸用気体供給装置
JP3445093B2 (ja) 酸素濃縮装置
JP4594581B2 (ja) 加湿装置
JPS60200804A (ja) 酸素富化器
JPH08196635A (ja) 呼吸用酸素供給装置
JP2569147B2 (ja) 呼吸用気体供給装置
JPH0213452Y2 (ja)
JPH08276019A (ja) 呼吸用気体供給装置
CN100542623C (zh) 加湿装置以及氧浓缩系统
CN2281184Y (zh) 一种小型呼吸用膜法富氧机
JP2677629B2 (ja) 酸素富化モジュール及び酸素富化器
JP4647988B2 (ja) 気体加湿器及びそれを用いる酸素濃縮器
JPS61281003A (ja) 酸素富化装置