JPH0516115Y2 - - Google Patents

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JPH0516115Y2
JPH0516115Y2 JP14248586U JP14248586U JPH0516115Y2 JP H0516115 Y2 JPH0516115 Y2 JP H0516115Y2 JP 14248586 U JP14248586 U JP 14248586U JP 14248586 U JP14248586 U JP 14248586U JP H0516115 Y2 JPH0516115 Y2 JP H0516115Y2
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  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案は、主としてごみ袋を多数枚小さく折
り畳んで、箱、袋などに収納した袋群より、一枚
ずつ袋が取り出せるものに関する。
<従来の技術> 従来この種の合成樹脂フイルム製の大型ごみ袋
は、一枚ずつ4つ折り、8つ折りして重ねて、外
袋に包装したもの、又は連続袋として、ロール状
に巻いたものが殆どである。
この種の袋はその殆どがポリエチレン製のフイ
ルムでフイルムの厚さが15〜30mμと極めて薄い
ものが用いられており、近年においては、HDPE
(高密度ポリエチレン)が殆どで、表面の摩擦係
数は小さい。
従つて、柔軟な外袋にこれらを折り畳んで一括
包装すると、外袋より一袋ずつ包装されている袋
を取り出しているうちに、残余の袋が外袋中にお
いて乱雑になり、以後一枚ずつの取り出しが困難
になる。
また箱の中に一枚ずつ小さく折り畳んで順次積
み重ねたものは、取り出し易いが、包装に手数を
要し、コスト高となり、販売競争力が減殺し、商
品として流通し難くなる。
また一括4つ折りに折り畳んだものをカートン
にいれた場合は、一枚の袋をこの中より取り出せ
ば残り全部の袋が散乱してしまう。
<解決しようとする問題点> 前述のように公知の所定枚数の袋を所定枚数収
納したときに、袋が一枚一枚取り出し易く、しか
も残余の袋が収納容器内で散乱するおそれなく、
しかも収納、折り畳みのための手数が余りかから
ず、商品の流通過程及び、消費者による使用途中
の管理、携帯に便ならしめるためのものである。
<問題点を解決するための手段> 合成樹脂フイルム製であつて扁平チユーブの底
シール型袋を、それぞれ幅、深さのうち一つの方
向に任意回数折り畳み、細長く帯状にしたものを
5乃至30枚程度重ねて、これらを4回以上一括ジ
ツグザツグにかつその折畳み寸法は4cm以上に折
り畳んで、この折り畳まれた袋群の底面積及び厚
み幅に符合する寸法をもつ四角なカートンに収納
してあり、このカートンの上面には前記折り畳ま
れた帯状の幅よりも、若干短いカートンの長さ方
向に細長い袋取出口が設けてあり、 前記ジツグザツグに折り畳まれた状態の袋群の
底面積の単位cm2の数値と、この袋群の表面摩擦係
数との積の値たる袋引き出し可能係数が約100以
下の範囲としてあることを特徴とする袋が一枚ず
つ取り出せる袋群カートン包装体とすることによ
つて問題点を解決した。
<使用方法及び効果> 上述のように構成しているこの考案の包装体よ
り一枚の袋を取り出すには、包装体の蓋を開け、
折り畳まれた袋群の幅よりも若干狭いカートンの
長さ方向に細長い開口部中に露出する袋郡の最も
上の袋の端を指で摘み、これを包装体より引つ張
るとこの袋は他の袋と滑りながら、包装体外に次
第に引き出される。
このとき、ジツグザツグに折り畳まれている袋
群は前記単一の袋を引つ出す力によつて、若干部
分的に上下動し、これらの両端はカートンの前記
開口部の両端部に掛合し、ジツグザツグに折り畳
まれている袋全体は、カートンから飛び出すこと
がない。
殊に折畳まれた袋群の底面積の単位cm2の数値
と、これらの袋群の表面摩擦係数の積の値たる袋
引出可能係数が約100以下の範囲のものにおいて
は、単一の袋を引き出すときの力の抵抗は、その
殆どがジツグザツグに折り畳まれた面積の範囲内
の摩擦抵抗で、しかもその値が上記の範囲である
から、ごく僅かで、袋群の収納姿勢を崩したり袋
群をカートンから滑り出させるおそれなく、最後
の一枚がカートン中に残るまで、ジツグザツグの
折畳み状態が維持される。前述の折畳まれた袋群
の奥行寸法が4cmより狭いときは、袋群自体の反
撥力で、これが開口部より溢出するごとく、喰み
出すおそれがあり、前述ジツグザツグに折畳まれ
た状態の前記袋引き出し係数が100以上のときに
は、単一の袋を引き出すときの力によつて、各袋
表面間の摩擦力により、2枚以上の袋が一緒に引
き出され、必要外の袋がカートンから引き出さ
れ、散逸したり、未使用のうちに汚れてしまうお
それがあるが、上記範囲であれば、そのようなこ
とはない。
更に袋群は一枚ずつ細長く折畳んだものを重ね
て、一括ジツグザツグに折畳んでカートンに装填
できるるから、包装体Cの製造工程が単純化で
き、製造コストは従来例のものよりも、軽減乃至
同程度で実施できる。
実施例 次に、この考案の代表的な実施例を図に基づき
説明する。
使用する袋素材帯としては摩擦係数0.4以下の
ものが好ましく、低密度又は高密度ポリエチレン
フイルム、若しくはこれら特性を有するフイルム
を袋素材帯の表面に貼り合せ積層形成されたも
の、或はこれらと同程度以下の表面摩擦係数を有
するものを用い、通常厚さ30mμ乃至10mμ程度の
ものを用いる。
因に表面摩擦係数は市販の低密度ポリエチレン
で、乾湿共に0.39程度であり、高密度ポリエチレ
ンの場合は0.2程度である。
尚、前記表面摩擦係数は、昭和44年8月20日日
刊工業新聞発行プラスチツク材料講座ポリエチ
レン樹脂96頁表3・18の表中ポリエチレンの摩擦
係数値及び95頁下から2行目乃至96頁1行目の記
載によつて求めたものである。
前述の摩擦係数値は、後記の袋の折畳み面積と
相関関係を有するもので、この数値は限定的な意
味をもつものではない。
低密度ポリエチレン製の袋10は底シール型の
ものであり、その大きさは幅が30cm乃至90cm深さ
が30cm乃至100cmのフラツトな袋、正ガゼツト型
袋、即ち両側のガゼツト11の谷12が袋10の
幅の中央において、ほぼ一致するもの(第4図参
照)、或は前記ガゼツト11の谷12が前記中央
において若干重なる重ねガゼツト型袋(第5図参
照)を用い特にその形態に制限はない。
このような袋10の内、ガゼツト折され扁平な
袋においては袋の幅Bは実際の口縁13幅の2分
の一以下の寸法になつている。これら袋10を更
に幅、又は深さ方向に狭く3つ折り、4つ折りに
折畳み、その幅bが約10乃至25cmに納まるよう
にし、細長く折畳み、これらを所定枚数例えば、
5,10,15,20又は30枚重ねる(第6図参照)。
他方第1図乃至第5図において、20はカート
ンであり、この大きさはこの袋群10aとは別個
に、予め前記袋群10aの幅bで収納できる長さ
(≒b+0.5cm乃至3cm)lとして、その奥行寸法
d(cm)は袋群10aをジツグザツグに折畳んだ
ときの奥行寸法+ゆとり寸法に対応し、かつ前記
d×l×摩擦係数≦100(袋引出し可能係数)にな
る寸法としてある。
この開口部22は通常蓋23の内側に設けてあ
り、蓋23はカートン側壁24と不連続切目25
で接続されている。
前述の細幅bに折畳まれ積み重ねられた袋群1
0aを、前記カートン20の奥行寸法dに合致す
るように予め定められた回数ジツグザツグに折畳
み前記カートン20の端側壁26の位置よりカー
トン20中に挿入して包装体Cとする。
従つて、前記のカートン20の大きさに合せて
ジツグザツグに折畳まれている袋群の底面積の単
位cm2の数値と、袋群の表面摩擦係数値との積の値
たる袋引き出し可能係数は100以下に構成される。
この包装体Cの状態で商品として流通保管す
る。この包装体は箱型であるから、この包装体C
を多段荷積が可能で荷崩のおそれが少なく、保管
展示が容易であるだけでなく、購買欲を抱かせ商
品価値を高める。
需要者においては保管、携行も、この状態で行
う。包装体Cが小型となるため、衣服のポケツト
や、自動車のダツシユボートーに入れての携行が
できる。使用するときは、切目25を分離して蓋
23を開け、開口部22より一枚ずつ袋10を引
き出して使用する。
実施例 1 袋10の口縁13の幅が600mmのものを正ガゼ
ツトした幅300mmのもので,袋10の深さ700mmの
ものを袋10の、幅方向に3つ折にして幅b=10
cmとし、このように細幅に折畳んだ袋10を15枚
重ね、奥行きが5cmになるようにジツグザツグに
12回折り返して折畳む。
而して、カートン20の長さl=11cm、h=d
=5.5cmのカートンに納めて、包装体Cを得る。
袋10の合成樹脂フイルムとしては高密度ポリ
エチレンを用い、厚さは15mμのものを用いた。
高密度ポリエチレンの摩擦係数は既述の通り、
略0.2であるので、ここでは計算の都合上摩擦係
数を0.2とし、計算の便宜上カートンの底面積と
同面積を袋群の底面積とすれば、 前記袋引き出し可能係数は、 d×l×(摩擦係数=0.2)=12.1 となる。
このように構成した実施例1の包装袋Cにおい
ては開口部2より単一の袋10を引き出すときの
抵抗は、開口部22の両端部で若干袋10の幅が
狭くされるときの抵抗と、ジツグザツグの一つの
折り曲げ部分で受ける摩擦抵抗だけであるから、
袋10は軽快に引き出され、ジツグザツグに折畳
まれた袋群10a全体を引き出すような力にはな
らず、残りの袋群10aの姿勢を崩すおそれがな
く、かつ、カートンから残余の袋が引き出される
袋に随伴するおそれもない。
実施例 2 底シール型フラツト袋で高密度ポリエチレン製
であつて深さ80cm、幅65cmのものを幅方向に折り
目を付けて四つ折に細長く折畳み(第7図参照)、
これを10枚重ねてジツグザツグに六つ折にし、こ
れと同じものを3組重ね、これらの袋が丁度収納
できる大きさのカートンにいれる。この場合の前
記カートンの大きさは、おおよそ長さ22cm×奥行
13cm×厚み5cmである。
この実施例2においても、計算の都合上カート
ンの底面積と同面積を袋群の底面積として計算す
れば、 この実施例の袋引き出し可能係数は l×d×(摩擦係数=0.2) =12×13×0.2=57.2 以上の包装体より袋を一枚づつ取り出すには実
施例1と同様に蓋を開け、開口部に接している袋
を一枚摘み引き出すと、10枚一組の最上段の袋群
10aより一枚の袋10が前記実施例1のときと
同様に引き出すことができる。この操作を10回繰
り返すと最上段の袋10を全部ひきだせる。同様
に中段の10枚の袋10及び下段の10枚の袋10を
順次引出すことができる(第8図参照)。
前記実施例に示した袋の形態及び折畳方は例示
であつて、これに限定されるわけではなく、袋1
0の幅やガゼツト袋の幅が充分に狭いときは、更
に幅を細く折畳むことなく、そのまま数枚の袋1
0を重ねてジツグザツグに折畳んでもよい。また
ジツグザツグに折畳んだときの、奥行寸法が短い
ときはその幅が大きく、逆に奥行寸法が長いとき
はその幅が小さくてよいことは云うまでもない。
また袋の深さに応じてジツグザツグの折畳み回数
は増減する。
前述の各実施例に示した引き出し可能係数の計
算において、計算上袋群の底面積とカートンの底
面積とを同一として計算したが実際は袋群の底面
積の方がカートンのそれより小さいから、前記袋
引き出し可能係数の数値も実際はもう少し小さく
なる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案に係るものを示すものであつ
て、第1図は包装体の縦断側面図、第2図は斜視
図、第3図は袋を引き出し途中の平面図、第4
図、第5図は袋の縮尺した平面図、第6図は袋群
の縮尺した斜視図、第7図は折畳み状態を示す袋
群の斜視図、第8図は実施例2の包装体の縦断側
面図である。 図中の主な符号、10……袋、11……ガゼツ
ト、20……カートン、21……開口部、22…
…上面、l……長さ、d……奥行。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 合成樹脂フイルム製であつて扁平チユーブの底
    シール型袋を、それぞれ幅、深さのうち一つの方
    向に任意回数折り畳み、細長く帯状にしたものを
    5乃至30枚程度重ねて、これらを4回以上一括ジ
    ツグザツグにかつその折畳み奥行寸法は4cm以上
    に折り畳んで、この折り畳まれた袋群の底面積及
    び厚み幅に符合する寸法をもつ四角なカートンに
    収納してあり、このカートンの上面には前記折り
    畳まれた帯状の幅よりも、若干短いカートンの長
    さ方向に細長い袋取出口が設けてあり、 前記ジツグザツグに折り畳まれた状態の袋群の
    底面積の単位cm2の数値と、この袋群の表面摩擦係
    数との積の値たる袋引き出し可能係数が約100以
    下の範囲としてあることを特徴とする袋が一枚ず
    つ取り出せる袋群カートン包装体。
JP14248586U 1986-09-10 1986-09-19 Expired - Lifetime JPH0516115Y2 (ja)

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JP14248586U JPH0516115Y2 (ja) 1986-09-10 1986-09-19

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JP14248586U JPH0516115Y2 (ja) 1986-09-10 1986-09-19

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JP2566361B2 (ja) * 1992-10-16 1996-12-25 充 竹内 ボックス収納パンスト
JP2010126253A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Daicel Finechem Ltd 袋がスムーズに取り出せる袋群包装体

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