JPH0515974Y2 - - Google Patents

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JPH0515974Y2
JPH0515974Y2 JP1987162407U JP16240787U JPH0515974Y2 JP H0515974 Y2 JPH0515974 Y2 JP H0515974Y2 JP 1987162407 U JP1987162407 U JP 1987162407U JP 16240787 U JP16240787 U JP 16240787U JP H0515974 Y2 JPH0515974 Y2 JP H0515974Y2
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JP
Japan
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air guide
guide plate
ribs
rotating fan
discharge port
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、薬剤等を加圧してノズルにより霧
化して、これを送風装置により果樹等に散布する
スピードスプレーヤの送風装置に関する。
(従来の技術) スピードスプレーヤは、通常タンク、軸流送風
機、エンジン、ポンプ、ノズルおよびこれらを組
み立てる台車などで構成されている。一般的に、
スピードスプレーヤの送風装置は、直径500〜900
mmφ程度の軸流式送風機を中心として、横方向に
吸引口を設け、上方向へ吐出口を設けており、送
風装置の回転フアンより吐出口までを横方向から
上方向へ曲がつた導風路によつて連続させてい
た。また、エンジンはガソリン、軽油を使用した
水冷4サイクルエンジンで、出力は20〜50PS程
度、ポンプは送風機と同一のエンジンで自吸する
形式のもの、ノズルは散布する対象により異なる
が送風装置の吐出口に取り付けられている。
これらスピードスプレーヤは、軸流送風機によ
つてノズルから吹き出される薬剤等を果樹等の立
木に吹きかけるものであるが、吹き出される薬剤
等の流れが全体として送風装置の回転フアンの回
転方向に偏り流れることを防ぐ為、出願人は導風
路等を改良した送風装置を実公昭58−4602におい
て提案した。実公昭58−4602は「軸流送風機の前
面には断面弧状の円環体の下部を切欠して形成し
た導風板を配置して技管に係止固定し、導風板の
外周面には隣接する技管間にほぼく字状に形成し
た整流案内板をその中間屈曲部の内側面を軸流送
風機の回転方向へ臨ませて配置するとともにそれ
ぞれ導風板に固定してなるスピードスプレーヤの
送風装置。」である。
(考案が解決しようとする課題) 従来の導風路に何も設けない構成のスピードス
プレーヤの送風装置であると、散布薬剤等は軸流
送風機の回転フアンの回転方向へ全体的に偏り流
れてしまう課題があつた。
また、この点を改良した実公昭58−4602の送風
装置は、回転フアンの回転方向にく字状の整流案
内板の中間屈曲面を臨ませて、それぞれの導風板
に固定している構成のため、製造過程において
個々の整流案内板を一々ボルト等で取り付ける必
要があり、工程が繁雑になる課題があつた。
また、く字状整流案内板がフアンの回転方向の
逆に強制的に流れを変えようとする為、散布薬剤
等の飛ぶ距離が落ちる課題があつた。
(課題を解決するための手段) この考案は、 回転フアンから吐出口までの導風路を断面略L
字状に構成する導風案内板の少なくとも吐出口側
の立ち上がり部分に、回転フアンの回転軸心に対
して放射状かつ導風案内板の幅方向に幅広な帯状
に、回転フアン側表面から凸状に突出させた複数
のリブを一体的に形成するともに、凸状は、リブ
が形成された導風案内板の回転フアン側表面のリ
ブを挟んだリブ非形成部分相互間を完全に遮断す
ることのない高さからなることを特徴とするスピ
ードスプレーヤの送風装置を提供することで、従
来の課題を解決する。
(作用) L字状の導風路を構成する導風案内板は、導風
路途中で回転フアンからの送風を吐出口方向に曲
げて吐出口に導く。
この導風案内板の少なくとも吐出口側の立ち上
がり部分に、回転フアンの回転軸心に対して放射
状かつ導風案内板の幅方向に幅広な帯状に、回転
フアン側表面から凸状に突出させた複数のリブを
一体的に形成するともに、凸状は、リブが形成さ
れた導風案内板の回転フアン側表面のリブを挟ん
だリブ非形成部分相互間を完全に遮断することの
ない高さからなるため、回転フアンからの送風は
このリブにより、回転方向へ流れる傾向を無理な
く補正され、薬剤等の飛距離を落ちる事がない。
また、リブが一体的に形成されるため、導風案
内板は軽量化されるとともに、強度を獲得する。
更に、リブから、放射直線状に形成される場合
は、より滑らかに送風が回転方向へ流れる傾向を
直すことが可能となる。
(実施例) この考案の一実施例を、スピードスプレーヤの
正面を示す第1図、送風装置の縦断面を示す第2
図、導風路の導風案内板の第2図A矢視図を示す
第3図、リブの縦断面を示す第4図、リブの横断
面を示す第5図に基づいて説明する。
スピードスプレーヤは、駆動車部1と薬液散布
部2とから成る。
駆動車部1は、台車3、原動機4、薬液タンク
5等から構成する。
薬液散布部2は、駆動車部1の機台6上に載置
し、送風装置7およびノズル8、薬液流通管9等
から成る。
送風装置7は、後部に吸引口10を開口し、横
設する円筒状の風洞11、風洞11の中心に横設
する回転軸12、回転軸12に付設する回転フア
ン13、風洞11の外周面に開口する吐出口1
4、回転フアン13からの吐出口14までを連通
する導風路15、回転フアン13の吐出口14側
の導風路内に放射状に固定して設けられる静翼板
23から構成する。
導風路15は、回転フアン13から出た横方向
の風向きを風洞11外周面に開口する吐出口1
4,22へ導くため、ほぼ直角にアール(断面円
弧)を以て曲がつた導風案内板18により、回転
フアン13からの風向きを変えている。この実施
例では、導風路15は、吐出口14にノズル8を
設けた散布用導風路16と高速導風路17とから
構成するが、散布用導風路16のみの構成の導風
路15についても同じである。高速導風路17
は、仕切板21によつて散布用導風路16の風洞
端側に分けられ、ノズル8を設けた吐出口14よ
り開口面積を狭めた吐出口22により高速の風を
吐出する。導風案内板18は、この実施例ではノ
ズル8が2列状に設けられているので、散布用導
風路16を2つに別ける為の中間導風案内板19
を設けている。導風案内板18,19は回転軸1
2に対して直角の放射直線状にリブ20を適宜数
形成する。導風案内板18,19はFRP樹脂
(繊維強化プラスチツク)等の軽量で強度のある
素材で薄板に形成するが、形成時に板体を曲げて
リブ20を凸状に一体的に形成する。
この実施例では、リブ20は第3図、第4図、
第5図に示すように導風案内板18,19の導風
路内側面に細長くかつ幅広に突出する変形台形状
であり、曲面(アール)を以て曲がり始める部分
から徐々に高くなる傾斜部分を有し、吐出口14
側では徐々に低くなる傾斜部分を形成する。
この実施例では、送風装置7の導風路15の形
状が、横方向部分の長さが縦方向部分の長さより
短いほぼ縦断面L字形状であるが、他の実施例と
して導風路15の形状が、横方向部分の長さが、
縦方向部分の長さより長いか、同じ程度の場合、
リブ20は、導風路15の曲面(アール)部分の
手前の横方向から始まり、傾斜しながら高くなつ
ていき、曲面部分で最も高くなり、その辺から再
び傾斜しながら低くなり、吐出口14の手前で導
風案内板と同じ高さになる形状でもよい。
このリブ20の数、形状は風洞11の円筒の大
きさ、回転フアン13の出力、吐出口14,22
の開口面積という送風装置7の相違によつて異な
るが、この実施例では、リブ20の数は40度角毎
に6つ放射直線状に形成する。リブ20の形状は
導風案内板18,19の横方向から縦方向へ曲が
る曲面を形成する円弧の半径を100mm、リブ20
の突出台状体上面の曲面を形成する円弧の半径を
90mmとし、各々の中心をずらして、アール部分の
始めから徐々に高く突出するリブ20形成し、吐
出口14開口部よりほぼ40mmの部分より徐々に低
くし、吐出口14では導風案内板18表面と同じ
平面となる。この実施例ではリブ20の幅は30
mm、最高高さは10mmである。第5図のようにリブ
20(変形台形状)の角は全てアールで形成され
る。
この実施例では、リブ20を設けた導風案内板
18,19は散布用導風路16のみに設けたが、
高速導風路17を構成する導風案内板24に設け
てもよい。
また、他の実施例としてリブ20を回転フアン
13の回転方向に対向する方向に曲がつた緩やか
な放射曲線状に形成してもよい。
(考案の効果) したがつて、この考案によれば非常に簡単な構
成の導風案内板により、スピードスプレーヤの薬
液散布の広がりの偏りを薬液等の飛距離を落とす
ことなく直すことが可能となる。
また、複数のリブが導風案内板と一体的に形成
されるので軽量化が計られるとともに、リブを形
成することによる導風案内板の強度を高めること
が可能となる。
更に、一枚板で導風路の導風案内板を形成する
ので製造、組み立てが非常に簡易になる。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の実施例を示し、第1図はスピー
ドスプレーヤの一部切欠正面図、第2図は送風装
置の正面縦断面図、第3図は導風案内板の第2A
図矢視図、第4図は第3図B−B線一部切欠断面
図、第5図は第3図C−C線端面図である。 1……駆動車部、2……薬液散布部、3……台
車、4……原動機、5……薬液タンク、6……機
台、7……送風装置、8……ノズル、9……薬液
流通管、10……吸引口、11……風洞、12…
…回転軸、13……回転フアン、14……吐出
口、15……導風路、16……散布用導風路、1
7……高速導風路、18……導風案内板、19…
…中間導風案内板、20……リブ、21……仕切
板、22……吐出口、23……静翼板、24……
導風案内板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 回転フアンから吐出口までの導風路を断面略
    L字状に構成する導風案内板の少なくとも吐出
    口側の立ち上がり部分に、回転フアンの回転軸
    心に対して放射状かつ導風案内板の幅方向に幅
    広な帯状に、回転フアン側表面から凸状に突出
    させた複数のリブを一体的に形成するともに、
    凸状は、リブが形成された導風案内板の回転フ
    アン側表面のリブを挟んだリブ非形成部分相互
    間を完全に遮断することのない高さからなるこ
    とを特徴とするスピードスプレーヤの送風装
    置。 リブが、放射直線状に形成されるリブである
    実用新案登録請求の範囲第1項のスピードスプ
    レーヤの送風装置。
JP1987162407U 1987-10-23 1987-10-23 Expired - Lifetime JPH0515974Y2 (ja)

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JP1987162407U JPH0515974Y2 (ja) 1987-10-23 1987-10-23

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JPH0165669U JPH0165669U (ja) 1989-04-26
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