JPH0515883A - オゾン接触反応槽 - Google Patents

オゾン接触反応槽

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Publication number
JPH0515883A
JPH0515883A JP17025291A JP17025291A JPH0515883A JP H0515883 A JPH0515883 A JP H0515883A JP 17025291 A JP17025291 A JP 17025291A JP 17025291 A JP17025291 A JP 17025291A JP H0515883 A JPH0515883 A JP H0515883A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
treated
ozonized air
inner pipe
reaction tank
Prior art date
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Pending
Application number
JP17025291A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Ishida
宏司 石田
Akio Toriyama
明夫 鳥山
Taichi Kamisaka
太一 上坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Publication of JPH0515883A publication Critical patent/JPH0515883A/ja
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  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 適当深さを有する反応槽22と、反応槽22
に浸漬して上下方向に配設された内管25と、内管25
に被処理水23を下向流で供給する受入槽24と、内管
25にオゾン化空気を供給するオゾン化空気供給管26
と、内管25の内部に配設されたミキサー層27とを設
けた。 【効果】 オゾン化空気の気泡がミキサー層27を通過
することによって微細化を促進することができ、気液接
触面積の増大によって被処理水23に対するオゾン移動
率を大きくして被処理水23の有機物を高効率に酸化す
ることができ、被処理水23の槽滞留時間の減少と槽体
積の減少を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高度浄水処理、下水高
度処理、し尿処理、産業排水処理、汚水前段処理、工業
用水処理、食品消毒、食品保存、臭気制御などにおい
て、被処理水にオゾンを溶解させるためのオゾン接触反
応槽に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のオゾン接触反応槽は、たとえば図
4に示すようなものであった。図4において、産業廃水
などの被処理水1をポンプ2によってダウンカマー3に
圧送するとともに、エゼクター4に圧力水5を圧送して
オゾン化空気6を吸入する。このオゾン化空気6は被処
理水1に伴われて気液二相流となってダウンカマー3内
を下降し、この間にオゾンが被処理水1に高い効率で溶
解する。そして、ダウンカマー3の下端開口から反応槽
7内に流出したオゾン化空気6の微細気泡が上向流とな
って反応槽7内を上昇し、反応槽7内の被処理水1を曝
気する。さらに、溶解したオゾンによって有機物を酸化
された処理水8は処理水取出口9を通って次系に流出す
る。
【0003】また、図5に示すように、反応槽11の上
部に被処理水受入槽12を設け、被処理水受入槽12か
らダウンカマー13を通って反応槽11に自然流下で被
処理水14を降下させるとともに、ダウンカマー13の
上端入口で被処理水14にオゾン化空気15を混入する
ものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した構成におい
て、オゾン化空気は被処理水に注入された時に乱流によ
って微細化するが、ダウンカマー13を降下する時に下
降流速が1m/s程度では、気泡同士の合体により気泡
径が増大することが避けられない。この気泡径が増大す
ると、反応槽11とダウンカマー13における気体保有
率の差が大きくなり、装置としての圧力損失を増大させ
る問題があり、さらに気泡の気液接触面積の減少により
被処理水に対するオゾンの移動率が小さくなって被処理
水の槽滞留時間が長くなる問題があった。
【0005】本発明は上記課題を解決するもので、ダウ
ンカマー内でのオゾン化空気の気泡径の増大を防止し、
微細化を促進することができるオゾン接触反応槽を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のオゾン接触反応槽は、適当深さを有する反
応槽と、反応槽内に浸漬して上下方向に配設された内管
と、内管に被処理水を下向流で供給する被処理水供給手
段と、内管内にオゾン化空気を供給するオゾン化空気供
給手段と、内管内に配設されたミキサー層とを備えた構
成としたものである。
【0007】
【作用】上記構成により、被処理水供給手段から供給さ
れる被処理水とオゾン化空気供給手段から供給されるオ
ゾン化空気は、気液二相流となって内管中を下向流で降
下し、ミキサー層を通って内管の下端開口から反応槽内
に噴出する。
【0008】この間にオゾン化空気は内管中に生じる被
処理水の乱流によって微細化されるとともに、ミキサー
層を通過することによってさらに微細化される。そし
て、微細気泡となったオゾン化空気のオゾンが被処理水
中に高効率で溶解し、内管の下端開口から反応槽内に噴
出した被処理水およびオゾン化空気の微細気泡は反応槽
内を上向流となって上昇し、この間に微細気泡が反応槽
内の被処理水を曝気する。このため、内管と反応槽にお
ける気体保有率の差が減少して圧力損失が抑制され、気
液接触面積の増大によって被処理水に対するオゾン移動
率が大きくなる。したがって、内管および反応槽内に滞
留する被処理水の有機物が溶解したオゾンの酸化作用に
よって高効率に酸化されるので、被処理水の槽滞留時間
を減少させることができ、槽を小さくすることができ
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1〜図3において、オゾン接触反応槽21は
適当深さを有する反応槽22を有しており、反応槽22
の上部には被処理水23を受け入れる受入槽24が被処
理水供給手段として反応槽22の上端開口を閉塞するよ
うにして設けられている。また、反応槽22に浸漬して
上下方向に内管25が配設されており、内管25の上端
は受入槽24底部に開口し、下端は反応槽22の底部付
近に開口している。
【0010】そして、内管25の上端にはオゾン化空気
供給手段としてオゾン化空気供給管26が開口してお
り、オゾン化空気供給管26の基端側にはオゾン発生装
置(図示せず)が設けられている。さらに、内管25の
途中には複数段にミキサー層27が設けられている。こ
のミキサー層27の一例は、図2〜図3に示すように、
断面円形もしくは楕円の棒材27aを井桁状に組み、そ
れを積層して鉛直方向に通り目がないように構成されて
いる。また、反応槽22の上部付近には処理水28を取
り出すための処理水取出口29が開口し、処理水取出口
29より上方に位置して排オゾン排出口30が開口して
いる。
【0011】尚、ミキサー層27は上述の構成に限られ
るものではなく、棒材27aの断面形状も円形や楕円に
限定されるものではない。また、被処理水供給手段、オ
ゾン化空気供給手段も上記の構成に限られるものではな
い。
【0012】以下、上記構成における作用を説明する。
受入槽24に供給された被処理水23は内管25の内部
を自然流下によって降下し、内管25の上端開口におい
てはオゾン化空気30がオゾン化空気供給管26から被
処理水23中に噴出する。このため、被処理水23とオ
ゾン化空気31は気液二相流の下向流となって内管25
の内部を降下し、各ミキサー層27を通って内管25の
下端開口から反応槽22に噴出する。この間にオゾン化
空気31は、内管25の上端開口部に生じる被処理水2
3の乱流によって微細化されるとともに、ミキサー層2
7を通過することによってさらに微細化される。つま
り、ミキサー層27においては棒材27a間に形成され
る狭い流路を気泡および被処理水23が通過することに
より気泡が微細化され、上層における流路を通過した被
処理水および気泡の気液二相流が下層の棒材27aへの
衝突によって攪拌効果が生じるために、気泡の微細化が
さらに促進される。
【0013】そして、微細気泡となったオゾン化空気の
オゾンが被処理水23に高効率で溶解し、内管25の下
端開口から反応槽22に噴出した被処理水23およびオ
ゾン化空気の微細気泡は反応槽22を上向流となって上
昇し、この間に微細気泡が反応槽22の被処理水を曝気
する。
【0014】このため、気泡の微細化によって内管25
と反応槽22における気体保有率の差が減少して圧力損
失が抑制され、気液接触面積の増大によって被処理水2
3に対するオゾン移動率が大きくなる。したがって、内
管25および反応槽22に滞留する被処理水23の有機
物が溶解したオゾンの酸化作用によって高効率に酸化さ
れ、被処理水23の槽滞留時間が減少し、槽体積も小さ
くなる。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、内管
中を降下するオゾン化空気の気泡がミキサー層を通過す
ることによって微細化を促進することができ、内管と反
応槽における気体保有率の差を減少して圧力損失の抑制
を図り、気液接触面積の増大によって被処理水に対する
オゾン移動率を大きくすることができ、被処理水の有機
物を高効率に酸化することができ、被処理水の槽滞留時
間の減少を図ることができ、ミキサー層においては上層
における流路を通過した被処理水および気泡の気液二相
流が下層の棒材へ衝突することによって攪拌効果が生じ
るゆえに、気泡の微細化をさらに促進するとができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるオゾン接触反応槽の
縦断面図である。
【図2】同実施例におけるミキサー層の断面図である。
【図3】同実施例におけるミキサー層の拡大平面図であ
る。
【図4】従来のオゾン接触反応槽の全体構成図である。
【図5】従来のオゾン接触反応槽の全体構成図である。
【符号の説明】
21 オゾン接触反応槽 22 反応槽 23 被処理水 24 受入槽 25 内管 26 オゾン化空気供給管 27 ミキサー層

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 適当深さを有する反応槽と、反応槽内に
    浸漬して上下方向に配設された内管と、内管に被処理水
    を下向流で供給する被処理水供給手段と、内管内にオゾ
    ン化空気を供給するオゾン化空気供給手段と、内管内に
    配設されたミキサー層とを備えたことを特徴とするオゾ
    ン接触反応槽。
JP17025291A 1991-07-11 1991-07-11 オゾン接触反応槽 Pending JPH0515883A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17025291A JPH0515883A (ja) 1991-07-11 1991-07-11 オゾン接触反応槽

Applications Claiming Priority (1)

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JP17025291A JPH0515883A (ja) 1991-07-11 1991-07-11 オゾン接触反応槽

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0515883A true JPH0515883A (ja) 1993-01-26

Family

ID=15901497

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17025291A Pending JPH0515883A (ja) 1991-07-11 1991-07-11 オゾン接触反応槽

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JP (1) JPH0515883A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009195881A (ja) * 2008-02-25 2009-09-03 Sumitomo Chemical Co Ltd フッ化フェノール含有排水の処理方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009195881A (ja) * 2008-02-25 2009-09-03 Sumitomo Chemical Co Ltd フッ化フェノール含有排水の処理方法

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