JPH05156767A - 屋上用光熱ハイブリッドパネル - Google Patents
屋上用光熱ハイブリッドパネルInfo
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- JPH05156767A JPH05156767A JP3349723A JP34972391A JPH05156767A JP H05156767 A JPH05156767 A JP H05156767A JP 3349723 A JP3349723 A JP 3349723A JP 34972391 A JP34972391 A JP 34972391A JP H05156767 A JPH05156767 A JP H05156767A
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- Japan
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- panel
- forming member
- light
- camber
- surface plate
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B10/00—Integration of renewable energy sources in buildings
- Y02B10/10—Photovoltaic [PV]
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/40—Solar thermal energy, e.g. solar towers
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
Landscapes
- Photovoltaic Devices (AREA)
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 総合的なエネルギー変換効率が高いと共に施
工が容易で、建造物の屋上の有効活用が可能な光熱ハイ
ブリッドパネルを提供する。 【構成】 表面板2と背面板3との間に太陽電池層4を
形成すると共に背面板側に作動熱媒体が流動する流動空
間5を形成したパネルユニットを、屋上面にキャンバー
材37を介して高さ調整可能に敷設した根太材27に、
表面板2の縁部に配設した支持ピース26及び固定ピー
ス42により固定し、歩行可能な屋上床面を形成する。
工が容易で、建造物の屋上の有効活用が可能な光熱ハイ
ブリッドパネルを提供する。 【構成】 表面板2と背面板3との間に太陽電池層4を
形成すると共に背面板側に作動熱媒体が流動する流動空
間5を形成したパネルユニットを、屋上面にキャンバー
材37を介して高さ調整可能に敷設した根太材27に、
表面板2の縁部に配設した支持ピース26及び固定ピー
ス42により固定し、歩行可能な屋上床面を形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、太陽エネルギーを有
効利用するための光熱ハイブリッドパネルに関し、特に
建造物の屋上に歩行可能な床面を構成するための光熱ハ
イブリッドパネルに関するものである。
効利用するための光熱ハイブリッドパネルに関し、特に
建造物の屋上に歩行可能な床面を構成するための光熱ハ
イブリッドパネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、産業経済の発達、生活の向上に伴
いエネルギーの消費が急速に増大する一方で、石油、石
炭を始めとする化石燃料の枯渇化、或は環境汚染が叫ば
れている。そこで、新規なエネルギーの供給先としてク
リーン、且つ無尽蔵といえる太陽エネルギーが注目さ
れ、太陽光発電や太陽熱発電或は太陽熱を利用した冷暖
房給湯システム等が開発されており、太陽の持つ光エネ
ルギーと熱エネルギーを同時に活用して、総合的なエネ
ルギー変換効率を向上させる光熱ハイブリッドパネルも
開発されている。この光熱ハイブリッドパネルは、通
常、太陽光が当る表面側に太陽電池を設けると共に、背
面側の断熱材の上に複数の管体を配設し、該管体をヘッ
ダ部分で連通させ、内部に水やブラックリキッド等の作
動熱媒体を充填してある。
いエネルギーの消費が急速に増大する一方で、石油、石
炭を始めとする化石燃料の枯渇化、或は環境汚染が叫ば
れている。そこで、新規なエネルギーの供給先としてク
リーン、且つ無尽蔵といえる太陽エネルギーが注目さ
れ、太陽光発電や太陽熱発電或は太陽熱を利用した冷暖
房給湯システム等が開発されており、太陽の持つ光エネ
ルギーと熱エネルギーを同時に活用して、総合的なエネ
ルギー変換効率を向上させる光熱ハイブリッドパネルも
開発されている。この光熱ハイブリッドパネルは、通
常、太陽光が当る表面側に太陽電池を設けると共に、背
面側の断熱材の上に複数の管体を配設し、該管体をヘッ
ダ部分で連通させ、内部に水やブラックリキッド等の作
動熱媒体を充填してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そして、従来の光熱ハ
イブリッドパネルを単に屋上に設置した場合には、人の
歩行が不可能になるなど、屋上を他に利用することがで
きなくなっていた。しかも、従来の光熱ハイブリッドパ
ネルは、ユニット化されていないので、高コストである
と共に、敷設、配管、配線作業等が煩雑であった。
イブリッドパネルを単に屋上に設置した場合には、人の
歩行が不可能になるなど、屋上を他に利用することがで
きなくなっていた。しかも、従来の光熱ハイブリッドパ
ネルは、ユニット化されていないので、高コストである
と共に、敷設、配管、配線作業等が煩雑であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記に鑑み提案
されたもので、透光性を有する表面板と、背面板との間
に太陽電池セルを挟着し、背面板側に作動熱媒体の流入
口及び流出口を有する空間形成部材を水密状に設けて流
動空間を形成し、上記セルにリード線を接続すると共に
上記流入口及び流出口に配管材を接続し、上記空間形成
部材を断熱材で被覆して構成したパネルユニットを、屋
上面に高さ調整可能に構成したキャンバー材を介して格
子状に敷設した根太材に、パネルユニットの縁部に配設
した止着手段により固定するものである。
されたもので、透光性を有する表面板と、背面板との間
に太陽電池セルを挟着し、背面板側に作動熱媒体の流入
口及び流出口を有する空間形成部材を水密状に設けて流
動空間を形成し、上記セルにリード線を接続すると共に
上記流入口及び流出口に配管材を接続し、上記空間形成
部材を断熱材で被覆して構成したパネルユニットを、屋
上面に高さ調整可能に構成したキャンバー材を介して格
子状に敷設した根太材に、パネルユニットの縁部に配設
した止着手段により固定するものである。
【0005】
【作用】本発明は上記した構成により、太陽光の持つエ
ネルギーを、太陽電池セルにより電気エネルギーに変換
して供給すると共に、流動空間を通る作動熱媒体を介し
て熱エネルギーを供給することができ、また屋上に歩行
床面を形成することができる。
ネルギーを、太陽電池セルにより電気エネルギーに変換
して供給すると共に、流動空間を通る作動熱媒体を介し
て熱エネルギーを供給することができ、また屋上に歩行
床面を形成することができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例について説明す
ると、図1は断面図、図2は平面図を表している。
ると、図1は断面図、図2は平面図を表している。
【0007】本発明に係る屋上用の光熱ハイブリッドパ
ネル1は、透光性を有する例えば白板強化ガラスからな
る表面板2と、同じく白板強化ガラスからなる背面板3
との間に太陽電池層4を挟着すると共に、上記背面板3
側に作動熱媒体が流動可能な流動空間5を形成するよう
に皿状の空間形成部材6を水密状に設ける。また、上記
空間形成部材6には、作動熱媒体の流入口7を形成する
と共に、流出口8を形成する。流入口7は、図示の実施
例によれば、空間形成部材6の底板部9に開設した開口
に、比較的低い立上り部7aを有するように流入パイプ
7bを溶接してなり、立上り部7aには第1整流手段1
0が設けてある。また、流出口8は、空間形成部材6の
底板部9に上記流入口7から離れた位置に開設した開口
に比較的高い延出部8aを有するように流出パイプ8b
を溶接してなり、延出部8aには第2整流手段11が設
けてある。これらの第1,第2整流手段10,11は、
流動空間5内の作動熱媒体の流動を制御して温度分布を
ほゞ均一すると共に流動空間5内の流動を促進するため
のものである。
ネル1は、透光性を有する例えば白板強化ガラスからな
る表面板2と、同じく白板強化ガラスからなる背面板3
との間に太陽電池層4を挟着すると共に、上記背面板3
側に作動熱媒体が流動可能な流動空間5を形成するよう
に皿状の空間形成部材6を水密状に設ける。また、上記
空間形成部材6には、作動熱媒体の流入口7を形成する
と共に、流出口8を形成する。流入口7は、図示の実施
例によれば、空間形成部材6の底板部9に開設した開口
に、比較的低い立上り部7aを有するように流入パイプ
7bを溶接してなり、立上り部7aには第1整流手段1
0が設けてある。また、流出口8は、空間形成部材6の
底板部9に上記流入口7から離れた位置に開設した開口
に比較的高い延出部8aを有するように流出パイプ8b
を溶接してなり、延出部8aには第2整流手段11が設
けてある。これらの第1,第2整流手段10,11は、
流動空間5内の作動熱媒体の流動を制御して温度分布を
ほゞ均一すると共に流動空間5内の流動を促進するため
のものである。
【0008】上記空間形成部材6は、アルミニウム板等
を曲折して、或は適宜曲折と溶接等を組み合せて所望の
形状に形成したもので、底板部9の縁部に側壁部12を
立ち上げ、該側壁部12の上縁に水平方向へ延出する接
着部13を形成し、該接着部13の外縁を立ち下げると
共に水平方向に延出させて封止段部14を形成し、該封
止段部14の外縁を下方へ延出させて止着片15を形成
してなる。そして、この空間形成部材6を構造用両面テ
ープ等の接着手段16により、接着部13を背面板3の
裏面に接着して流動空間5を水密状に構成する。このと
き、封止段部14の上面と背面板3の下面との間を、合
成樹脂等の弾性シーリング材17で封止し、上記した流
動空間5の水密性を更に確実なものとする。
を曲折して、或は適宜曲折と溶接等を組み合せて所望の
形状に形成したもので、底板部9の縁部に側壁部12を
立ち上げ、該側壁部12の上縁に水平方向へ延出する接
着部13を形成し、該接着部13の外縁を立ち下げると
共に水平方向に延出させて封止段部14を形成し、該封
止段部14の外縁を下方へ延出させて止着片15を形成
してなる。そして、この空間形成部材6を構造用両面テ
ープ等の接着手段16により、接着部13を背面板3の
裏面に接着して流動空間5を水密状に構成する。このと
き、封止段部14の上面と背面板3の下面との間を、合
成樹脂等の弾性シーリング材17で封止し、上記した流
動空間5の水密性を更に確実なものとする。
【0009】上記太陽電池層4は、複数の太陽電池セル
18を所望の電力が得られるように並設且つ接続すると
共に、EVA等の充填材19で被覆したもので、端部の
セル18には接続端子20を形成してリード線21を接
続する。尚、接続端子20の詳細は、例えば図1に示す
ように、端部のセル18からターミナルプレート20a
を延出させると共に充填材層から露出させ、このターミ
ナルプレート20aに適宜長さのリード線21をハンダ
付し、このハンダ付部分22をエポキシ樹脂等の封止材
23で封止する。
18を所望の電力が得られるように並設且つ接続すると
共に、EVA等の充填材19で被覆したもので、端部の
セル18には接続端子20を形成してリード線21を接
続する。尚、接続端子20の詳細は、例えば図1に示す
ように、端部のセル18からターミナルプレート20a
を延出させると共に充填材層から露出させ、このターミ
ナルプレート20aに適宜長さのリード線21をハンダ
付し、このハンダ付部分22をエポキシ樹脂等の封止材
23で封止する。
【0010】一方、上記背面板3は、図1の実施例に示
すように、表面板2と同様に白板強化ガラスで構成して
もよいが、図3に示すように、アルミニウム等の金属材
を成型して、ヒートシンク24を形成するようにしても
よい。そして、このヒートシンク24を流動空間5に臨
ませると、表面積が拡大して作動熱媒体との熱交換が効
率よく行われる。
すように、表面板2と同様に白板強化ガラスで構成して
もよいが、図3に示すように、アルミニウム等の金属材
を成型して、ヒートシンク24を形成するようにしても
よい。そして、このヒートシンク24を流動空間5に臨
ませると、表面積が拡大して作動熱媒体との熱交換が効
率よく行われる。
【0011】そして、上記空間形成部材6を発砲プラス
チック等の断熱材25で被覆して流動空間5を外気と断
熱する。また、後述する支持ピース26を表面板2の縁
部に適宜間隔で配置してパネルユニットを構成する。
チック等の断熱材25で被覆して流動空間5を外気と断
熱する。また、後述する支持ピース26を表面板2の縁
部に適宜間隔で配置してパネルユニットを構成する。
【0012】パネルユニットの外縁部、具体的には表面
板2の外縁部には、適宜間隔で支持ピース26を止着す
る。この支持ピース26は、パネルユニットの縁部を根
太材27に支持させるもので、例えばアルミニウム等の
金属材からなる短尺な部材であって、図1に示すよう
に、横向きに開口した挿着部28を有すると共に、該挿
着部28から下方へ延出する組付部29を有している。
また、図示の実施例では、組付部29の下端に水平方向
に向く載置片30を延設して脚部を形成するようになっ
ており、パネルユニットを載置したときに流入パイプ7
b、流出パイプ8bや断熱材25を保護するようになっ
ている。
板2の外縁部には、適宜間隔で支持ピース26を止着す
る。この支持ピース26は、パネルユニットの縁部を根
太材27に支持させるもので、例えばアルミニウム等の
金属材からなる短尺な部材であって、図1に示すよう
に、横向きに開口した挿着部28を有すると共に、該挿
着部28から下方へ延出する組付部29を有している。
また、図示の実施例では、組付部29の下端に水平方向
に向く載置片30を延設して脚部を形成するようになっ
ており、パネルユニットを載置したときに流入パイプ7
b、流出パイプ8bや断熱材25を保護するようになっ
ている。
【0013】上記支持ピース26を表面板2に止着する
には、例えば、表面板2の上面の所望位置に構造用両面
テープ31を貼着すると共に、下面に硬質ゴム等のパッ
キン材32を介在させて、支持ピース26の挿着部28
に嵌着する。そして、組付部29の途中を前記した空間
形成部材6の止着片15にタッピングビス33で固定す
る。尚、上記組付部29には結束バンド34によりリー
ド線21が固定してある。
には、例えば、表面板2の上面の所望位置に構造用両面
テープ31を貼着すると共に、下面に硬質ゴム等のパッ
キン材32を介在させて、支持ピース26の挿着部28
に嵌着する。そして、組付部29の途中を前記した空間
形成部材6の止着片15にタッピングビス33で固定す
る。尚、上記組付部29には結束バンド34によりリー
ド線21が固定してある。
【0014】上記のようなパネルユニットを配設する下
地部分は、例えば次のようにして構成する。先ず、建造
物の屋上のコンクリート層或は防水層35の上にシム材
36を適宜な間隔で配設し、これらのシム材36の上に
不陸を吸収可能に構成した一対のキャンバー材37を各
々配置する。そして、上記キャンバー材37に根太材2
7を水平に掛け渡す。尚、各部材の間を接着剤等で適宜
接着する。
地部分は、例えば次のようにして構成する。先ず、建造
物の屋上のコンクリート層或は防水層35の上にシム材
36を適宜な間隔で配設し、これらのシム材36の上に
不陸を吸収可能に構成した一対のキャンバー材37を各
々配置する。そして、上記キャンバー材37に根太材2
7を水平に掛け渡す。尚、各部材の間を接着剤等で適宜
接着する。
【0015】上記キャンバー材37は、例えば図4に示
すように、断面形状がほゞ直角三角形をなす一対のブロ
ック体からなり、斜面部には横方向に係止山38a及び
係止谷38bを交互に形成してなる係止段部38を設け
てあり、各係止山38a及び各係止谷38bの断面形状
はほゞ直角三角形に形成してあり、斜面に対してほゞ直
角に突出または凹陥している。そして、上記のようなキ
ャンバー材37は、斜面部を互いに重ね合わせると、上
下面が互いに平行になり、係止段部38の係止山38a
と係止谷38bとの係合位置を変えると、係止段部38
のピッチで高さを変えることができる。従って、屋上に
不陸が生じていてもこれを吸収して根太材27を水平に
配設することができる。尚、キャンバー材37の上下面
には接着剤を流し込む凹部37aが形成してある。
すように、断面形状がほゞ直角三角形をなす一対のブロ
ック体からなり、斜面部には横方向に係止山38a及び
係止谷38bを交互に形成してなる係止段部38を設け
てあり、各係止山38a及び各係止谷38bの断面形状
はほゞ直角三角形に形成してあり、斜面に対してほゞ直
角に突出または凹陥している。そして、上記のようなキ
ャンバー材37は、斜面部を互いに重ね合わせると、上
下面が互いに平行になり、係止段部38の係止山38a
と係止谷38bとの係合位置を変えると、係止段部38
のピッチで高さを変えることができる。従って、屋上に
不陸が生じていてもこれを吸収して根太材27を水平に
配設することができる。尚、キャンバー材37の上下面
には接着剤を流し込む凹部37aが形成してある。
【0016】また、上記根太材27は、アルミニウム等
の金属材、或は合成樹脂等からなり、上面部39の側縁
から垂下部40が立ち下がっている。尚、上記上面部3
9及び垂下部40には、長手方向に沿って、接着溝41
や係止溝等が適宜形成してある。
の金属材、或は合成樹脂等からなり、上面部39の側縁
から垂下部40が立ち下がっている。尚、上記上面部3
9及び垂下部40には、長手方向に沿って、接着溝41
や係止溝等が適宜形成してある。
【0017】そして、前記したように構成したパネルユ
ニットを、屋上面に格子状に配置した根太材27に載置
すると共に固定する。具体的には、支持ピース26の挿
着部28の下面を、根太材27の外縁部分に載置すると
共に、後述する固定ピース42を配置する位置の表面板
2及び太陽電池層4の下面側にパッキン材43を介在さ
せながら、根太材27の外縁部分に載置する。尚、リー
ド線21を給電装置等に接続した電力ケーブル(図示せ
ず)に結線したり、流入パイプ7b及び流出パイプ8b
に、温水器等に繋いだ往きパイプ44や戻りパイプ45
の接続する配管作業はこの段階で完了させておく。この
場合にも、上記電力ケーブや両パイプ44,45を、キ
ャンバー材37の間を通して配線、配管することがで
き、作業が容易である。
ニットを、屋上面に格子状に配置した根太材27に載置
すると共に固定する。具体的には、支持ピース26の挿
着部28の下面を、根太材27の外縁部分に載置すると
共に、後述する固定ピース42を配置する位置の表面板
2及び太陽電池層4の下面側にパッキン材43を介在さ
せながら、根太材27の外縁部分に載置する。尚、リー
ド線21を給電装置等に接続した電力ケーブル(図示せ
ず)に結線したり、流入パイプ7b及び流出パイプ8b
に、温水器等に繋いだ往きパイプ44や戻りパイプ45
の接続する配管作業はこの段階で完了させておく。この
場合にも、上記電力ケーブや両パイプ44,45を、キ
ャンバー材37の間を通して配線、配管することがで
き、作業が容易である。
【0018】上記固定ピース42は、固定面46の側縁
を立ち上げると共に水平方向に延出させて固定片47を
形成した短尺な金属製の部材である。この固定ピース4
2を例えば前記した支持ピース26と交互に配置し、根
太材27を挟んで臨設するパネルユニットの表面板2の
外縁を上記固定片47で押えると共に、固定面46に通
したタッピングネジ48を根太材27及びキャンバー材
37にねじ込むことにより、パネルユニットを固定す
る。尚、前記したように根太材27の上面部39と太陽
電池層4の下面との間にはパッキン材43を介在させ
る。また、固定ピース42は、当該固定ピース42の固
定片47の下面に貼設した構造用両面テープ49で表面
板2に接着する。尚、各部材の間を必要に応じて接着し
ておくとよい。
を立ち上げると共に水平方向に延出させて固定片47を
形成した短尺な金属製の部材である。この固定ピース4
2を例えば前記した支持ピース26と交互に配置し、根
太材27を挟んで臨設するパネルユニットの表面板2の
外縁を上記固定片47で押えると共に、固定面46に通
したタッピングネジ48を根太材27及びキャンバー材
37にねじ込むことにより、パネルユニットを固定す
る。尚、前記したように根太材27の上面部39と太陽
電池層4の下面との間にはパッキン材43を介在させ
る。また、固定ピース42は、当該固定ピース42の固
定片47の下面に貼設した構造用両面テープ49で表面
板2に接着する。尚、各部材の間を必要に応じて接着し
ておくとよい。
【0019】上記のようにして配設した光熱ハイブリッ
ドパネル1に太陽光が照射すると、この太陽光エネルギ
ーは、太陽電池セル18により電力に変換されると共
に、流動空間5を流動する作動熱媒体、例えば水の温度
を上昇させて給湯可能とし、或はヒートポンプの作動流
体を上記流動空間5に循環させることにより冷暖房に利
用することもできる。
ドパネル1に太陽光が照射すると、この太陽光エネルギ
ーは、太陽電池セル18により電力に変換されると共
に、流動空間5を流動する作動熱媒体、例えば水の温度
を上昇させて給湯可能とし、或はヒートポンプの作動流
体を上記流動空間5に循環させることにより冷暖房に利
用することもできる。
【0020】上記のような本発明によれば、施工が容易
であるばかりではなく、光熱ハイブリッドパネル1の上
面を歩行可能であり、パネルを配設したために屋上を他
の目的で利用できなくなることがない。また、パネルと
屋上の上面との間に空気層が形成されるので、配線や配
管のためのスペースが確保できると共に、遮光と通風に
よる断熱効果が得られる。しかも、上記スペースは遮光
されているので、電線の被覆材や配管材等が紫外線等の
照射や雨水に曝されて劣化することがない。更に、光熱
ハイブリッドパネル1の表面が塵芥等で汚れた場合に
は、洗い流すこともでき、初期の性能を長期間に亙って
維持可能である。
であるばかりではなく、光熱ハイブリッドパネル1の上
面を歩行可能であり、パネルを配設したために屋上を他
の目的で利用できなくなることがない。また、パネルと
屋上の上面との間に空気層が形成されるので、配線や配
管のためのスペースが確保できると共に、遮光と通風に
よる断熱効果が得られる。しかも、上記スペースは遮光
されているので、電線の被覆材や配管材等が紫外線等の
照射や雨水に曝されて劣化することがない。更に、光熱
ハイブリッドパネル1の表面が塵芥等で汚れた場合に
は、洗い流すこともでき、初期の性能を長期間に亙って
維持可能である。
【0021】以上、本発明を図面の実施例について説明
したが、本発明は上記した実施例に限定されるものでは
なく、特許請求の範囲に記載した構成を変更しない限り
適宜に実施できる。例えば、止着手段は、パネルの外縁
に沿って一連に設けるようにしてもよい。また、表面板
の縁部を保護するようにガード部材を設けるようにする
こともできる。更に、パネルユニットを屋上の一部に形
成するようにしてもよい。
したが、本発明は上記した実施例に限定されるものでは
なく、特許請求の範囲に記載した構成を変更しない限り
適宜に実施できる。例えば、止着手段は、パネルの外縁
に沿って一連に設けるようにしてもよい。また、表面板
の縁部を保護するようにガード部材を設けるようにする
こともできる。更に、パネルユニットを屋上の一部に形
成するようにしてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上、要するに本発明は、透光性を有す
る表面板と、背面板との間に太陽電池セルを挟着し、背
面板側に作動熱媒体の流入口及び流出口を有する空間形
成部材を水密状に設けて流動空間を形成し、上記セルに
リード線を接続すると共に上記流入口及び流出口に配管
材を接続し、上記空間形成部材を断熱材で被覆して構成
したパネルユニットを、屋上面に高さ調整可能に構成し
たキャンバー材を介して格子状に敷設した根太材に、パ
ネルユニットの縁部に配設した止着手段により固定した
ので、太陽光エネルギーを太陽電池セルにより電気エネ
ルギーに変換すると共に、作動熱媒体により熱エネルギ
ーとして利用することができるので総合的なエネルギー
効率が著しく向上する。また、予めユニット化すること
ができ、しかも配線や配管のためのスペースを予め確保
しておく必要がなく、施工現場では簡単な作業で敷設す
ることができ、工期の短縮やコストの削減が可能であ
る。更に、光熱ハイブリッドパネルの上面を歩行可能で
あり、屋上を有効に利用することが可能で、実用的価値
が極めて高い。
る表面板と、背面板との間に太陽電池セルを挟着し、背
面板側に作動熱媒体の流入口及び流出口を有する空間形
成部材を水密状に設けて流動空間を形成し、上記セルに
リード線を接続すると共に上記流入口及び流出口に配管
材を接続し、上記空間形成部材を断熱材で被覆して構成
したパネルユニットを、屋上面に高さ調整可能に構成し
たキャンバー材を介して格子状に敷設した根太材に、パ
ネルユニットの縁部に配設した止着手段により固定した
ので、太陽光エネルギーを太陽電池セルにより電気エネ
ルギーに変換すると共に、作動熱媒体により熱エネルギ
ーとして利用することができるので総合的なエネルギー
効率が著しく向上する。また、予めユニット化すること
ができ、しかも配線や配管のためのスペースを予め確保
しておく必要がなく、施工現場では簡単な作業で敷設す
ることができ、工期の短縮やコストの削減が可能であ
る。更に、光熱ハイブリッドパネルの上面を歩行可能で
あり、屋上を有効に利用することが可能で、実用的価値
が極めて高い。
【図1】建造物の屋上に配置した状態の断面図である。
【図2】建造物の屋上に配置した状態の一部欠截平面図
である。
である。
【図3】建造物の屋上に配置した状態の他の実施例の断
面図である。
面図である。
【図4】キャンバー材及び根太材の斜視図である。
1 光熱ハイブリッドパネル 2 表面板 3 背面板 4 太陽電池層 5 流動空間 6 空間形成部材 7 流入口 8 流出口 21 リード線 25 断熱材 27 根太材 37 キャンバー材
Claims (1)
- 【請求項1】 透光性を有する表面板と、背面板との間
に太陽電池セルを挟着し、背面板側に作動熱媒体の流入
口及び流出口を有する空間形成部材を水密状に設けて流
動空間を形成し、上記セルにリード線を接続すると共に
上記流入口及び流出口に配管材を接続し、上記空間形成
部材を断熱材で被覆して構成したパネルユニットを、屋
上面に高さ調整可能に構成したキャンバー材を介して格
子状に敷設した根太材に、パネルユニットの縁部に配設
した止着手段により固定することを特徴とする光熱ハイ
ブリッドパネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03349723A JP3077042B2 (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | 屋上用光熱ハイブリッドパネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03349723A JP3077042B2 (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | 屋上用光熱ハイブリッドパネル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05156767A true JPH05156767A (ja) | 1993-06-22 |
JP3077042B2 JP3077042B2 (ja) | 2000-08-14 |
Family
ID=18405669
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03349723A Expired - Fee Related JP3077042B2 (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | 屋上用光熱ハイブリッドパネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3077042B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH085159A (ja) * | 1994-06-24 | 1996-01-12 | Sekisui Chem Co Ltd | ソーラーエネルギ利用屋根 |
JPH09144204A (ja) * | 1995-11-27 | 1997-06-03 | Sankyo Alum Ind Co Ltd | パネルユニット |
JPH1062017A (ja) * | 1996-08-23 | 1998-03-06 | Sekisui Chem Co Ltd | 光発電−集熱ハイブリッドパネル、並びに該光発電−集熱ハイブリッドパネルを備える屋根パネル、屋根ユニット、ソーラシステム及びソーラシステム建物 |
JPH10281562A (ja) * | 1997-04-07 | 1998-10-23 | Sekisui Chem Co Ltd | 光熱ハイブリッドパネル及びその製造方法 |
JP2017155541A (ja) * | 2016-03-04 | 2017-09-07 | 元旦ビューティ工業株式会社 | 太陽電池敷設構造 |
JP2017221007A (ja) * | 2016-06-06 | 2017-12-14 | 大成建設株式会社 | 太陽電池パネル |
-
1991
- 1991-12-10 JP JP03349723A patent/JP3077042B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH085159A (ja) * | 1994-06-24 | 1996-01-12 | Sekisui Chem Co Ltd | ソーラーエネルギ利用屋根 |
JPH09144204A (ja) * | 1995-11-27 | 1997-06-03 | Sankyo Alum Ind Co Ltd | パネルユニット |
JPH1062017A (ja) * | 1996-08-23 | 1998-03-06 | Sekisui Chem Co Ltd | 光発電−集熱ハイブリッドパネル、並びに該光発電−集熱ハイブリッドパネルを備える屋根パネル、屋根ユニット、ソーラシステム及びソーラシステム建物 |
JPH10281562A (ja) * | 1997-04-07 | 1998-10-23 | Sekisui Chem Co Ltd | 光熱ハイブリッドパネル及びその製造方法 |
JP2017155541A (ja) * | 2016-03-04 | 2017-09-07 | 元旦ビューティ工業株式会社 | 太陽電池敷設構造 |
JP2017221007A (ja) * | 2016-06-06 | 2017-12-14 | 大成建設株式会社 | 太陽電池パネル |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3077042B2 (ja) | 2000-08-14 |
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