JPH0515560Y2 - - Google Patents

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JPH0515560Y2
JPH0515560Y2 JP9341487U JP9341487U JPH0515560Y2 JP H0515560 Y2 JPH0515560 Y2 JP H0515560Y2 JP 9341487 U JP9341487 U JP 9341487U JP 9341487 U JP9341487 U JP 9341487U JP H0515560 Y2 JPH0515560 Y2 JP H0515560Y2
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booster
ignition
nozzle
sustainer
propellant
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ラムロケツトにおけるブースタ用点
火装置に関する。
〔従来の技術〕
特開昭51−113013号公報に開示されているよう
なラムロケツトは発射後短秒時間で遷音速程度に
まで急加速する必要から、この加速用に供するブ
ースタとしては通常内面燃焼型ロケツトモータが
採用される。この型のロケツトモータではその点
火装置を、イニシエータ、助装薬、主装薬(点火
薬)、点火薬ケース等を一体にそなえた筒形点火
器を用い、これをロケツト推進薬の前部に配置し
て構成するのが一般である。
第4図は上述したような標準型のブースタ1を
そなえるラムロケツトRを例示したもので、内腔
5を有する内面燃焼型のブースタ推進薬7をモー
タケース6に装填するとともに、ブースタノズル
10を装着したブースタ1において、前記筒型の
点火器2を機軸上に配してこれを2点鎖線で示す
ように、サステナ3における燃料ガスノズル4の
ところに離脱可能に装着し、あるいは実線で示す
ように、当該点火器2を機軸から外らしてモータ
ケース6の前部鏡板6aに固定してある。
尚、図中7aはブースタ推進薬7の着火面(内
腔5の内表面)、8はサステナ推進薬、9はサス
テナ用点火装置、11はブースタノズル10の外
側に配設したサステナノズルである。ブースタノ
ズル10は当該ブースタの作動が終るとサステナ
ノズル11から離脱させて後方へ放出する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで前述したような標準型のブースタにあ
つては構造上の簡易性と推力性能とが両立し得な
いという問題があつた。
それは、前述したように点火器2を機軸上に配
したものにおいては、ブースタ推進薬7を2点鎖
線示のようにモータケース6の前部鏡板6aまで
一杯に装填しうることでその充填率が高められる
反面、サステナ3の作動に先立つて適時に点火器
2を離脱させなければならないので、離脱手段と
しての火工品や所期の離脱タイミングを実現する
ための面倒なタイマが必要となり、一方、点火器
2を前部鏡板6aに固定したものにおいては、離
脱手段が不要となる反面、点火器からの火炎を円
滑に着火面へ導くためにモータケース6の前部に
相当な空間を設けなければならず、そのためにブ
ースタ推進薬の充填率が低下してしまうからであ
る。
そこで本考案の課題は構造の簡素化と充填率向
上との両立をはかる点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
このような課題を解決するための本考案の技術
的手段は、サステナノズルと、このサステナノズ
ルの内側に同軸上に嵌装したブースタノズルとの
間に空洞を形成し、この空洞に点火薬を装填する
とともにブースタノズルに空洞からブースタ推進
薬の着火面側へ向う点火ノズルを形成してブース
タ用点火装置を構成したものである。
〔作用〕
この手段によれば、ブースタ用点火装置がブー
スタノズルと、このサステナノズルの内側に同軸
上に嵌装したブースタノズルとの間の空洞に納め
られてモータケース内には何等空間を占有するこ
となく、またその点火用火炎が点火ノズルからブ
ースタ推進薬の着火面側へ向けて放射されること
から、この火炎誘導のために格別の空間を設ける
要がなくなる。これによりモータケース内には当
該推進薬を任意所望の形態で装填するための十分
な空間が確保される。
一方、ブースタノズルが前述したように離脱す
ると前記の空洞が解放されるので、たとえここに
点火装置の残滓が存在していてもこれをサステナ
の噴進ガス流により吹飛ばすことができ、あるい
はブースタノズルと同動させて放出することがで
きるので、点火装置専用の前記離脱手段が不要に
なる。
〔実施例〕
以下、添付図面に示す本考案の実施例に係るブ
ースタ用点火装置を説明する。尚、従来で説明し
たものと同一のものには、同じ符号を付してその
説明を省略する。
第1図に示す点火装置Tにおいて、20はブー
スタノズルであつて、サステナノズル11の内側
に同軸上に嵌装されるとともにマルマンクランプ
21によつてモータケース6の後端部に結合され
ている。マルマンクランプ21は火薬の爆力など
により分割可能である。また、ブースタノズル2
0はサステナノズル11に対向する側に凹所22
を有しており、サステナノズル11とで環状の空
洞23を形成している。尚、この凹所22は既存
のものを利用して差支えないが、その容積は後述
する点火作用を発揮できるよう定める。この凹所
22の壁部24にはペレツト状の点火薬25が複
数のホルダ26を介して取付けられて空洞23内
に装填されるとともに、その後側に助装薬27を
内填した薬筒28が取付けられている。29は助
装薬27を点火するイニシエータであり、ブース
タノズル20の後端部20aに取付けられる。ま
た、30は空洞23から後述するブースタ推進薬
40の着火面側へ向う点火ノズルであり、ブース
タノズル20の前端部20bに複数等角度関係に
開設されている。
ブースタ推進薬40は第2図に示すように、モ
ータケース6の前部鏡板6aまで一杯に充填する
とともに有底の内腔40aを形成してその内面の
全域を着火面40bとしている。そして、この実
施例においては、第1図に示すように、各点火ノ
ズル30を内腔40aの口元近傍の1点Aに指向
させてある。
またこのラムロケツトRにおいてサステナ推進
薬8の点火装置41は、第3図に示すように、プ
ラグ42をベース部材として、これにイニシエー
タ43、助装薬筒45、点火薬ペレツト46を嵌
着したホルダ44、多数の点火ノズル48を形成
した筒状の点火薬ケース47等を取付けてなる標
準的な構成をそなえるほか、ホルダ44および点
火薬ケース47とを低融点金属、例えばアルミニ
ユウムを用いて作つた点を特徴とする。従つて、
点火装置41を作動させてサステナ推進薬8に点
火すると、この推進薬8から発生する高温(約
2000℃)かつダイナミツクな燃料ガス流により点
火薬ケース47が、次いでホルダ44が溶融して
霧散あるいは気化し、これがサステナ燃焼室(ブ
ースタ推進薬40が焼失したのちのモータケース
6の内部)へ放出されて燃焼し多量の熱を放出す
る。これにより、サステナ推進中の金属燃料分を
補填してサステナ性能を向上させる。
実施例は以上の構成からなる。従つてイニシエ
ータ29へ発射信号を送つてこれを発火させる
と、助装薬27に点火されてその火炎が環状の空
洞23内に充満して瞬時間蓄圧される。これによ
り各点火薬25のペレツトが着火してその火炎が
等角度関係に配設した各点火ノズル30から噴出
する。ここで、点火ノズル30を前記1点Aに指
向させてあるので、火炎噴流の主流がこの1点A
の近傍に収束して高温高速火炎流となり、これが
内腔40aの中央部を流進してその奥底に衝突し
たのち反転して着火面40bと接触しつつブース
タノズル20から排出される。
上記火炎流によりブースタ推進薬40が点火さ
れて当該ラムロケツトが発射され、そしてブース
タ1の任務が終了するとマルマンクランプ21が
分割され、ブースタノズル20が、イニシエータ
29、助装薬筒28、ホルダ26等の点火装置残
滓を伴つて後方へ放出される。
尚、実施例では点火ノズル30からの火炎噴流
を内腔中央部に収束したのち着火面へ流進させる
ようにしているが、この火炎噴流を先ず着火面へ
指向させたのち反転させて内腔中央部から排出す
るようにしてもよく、これらの態様は着火面とブ
ースタノズルとの配置関係にもとづいて適宜に選
択される。尚またこれらの態様において点火ノズ
ル30にオフセツトを附して火炎噴流に旋転を与
えるようにすれば、その流れが活性化するので点
火効率の向上をはかりうる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案のブースタ点火装
置によれば、点火装置専用の離脱手段が不要にな
る一方、モータケース内はこの装置によるスペー
ス的な制約をうけないのでそれだけ充填率が大き
くなり、その結果、構造上の簡易性と推力性能と
を両立させ得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係るブースタ用点火
装置の構造を示す断面図、第2図はこの点火装置
を用いたラムロケツトの構造の概略を示す図、第
3図はサステナ用イグナイタの構造を示す断面
図、第4図は従来のブースタ用点火装置をその取
付状態とともに示す図である。 R……ラムロケツト、T……ブースタ用点火装
置、1……ブースタ、11……サステナノズル、
20……ブースタノズル、23……空洞、25…
…点火薬、30……点火ノズル、40……ブース
タ推進薬、40b……着火面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. サステナノズルと、このサステナノズルの内側
    に同軸上に嵌装したブースタノズルとの間に空洞
    を形成し、この空洞に点火薬を装填するととも
    に、ブースタノズルに空洞からブースタ推進薬の
    着火面側へ向う点火ノズルを形成して構成したラ
    ムロケツトにおけるブースタ用点火装置。
JP9341487U 1987-06-19 1987-06-19 Expired - Lifetime JPH0515560Y2 (ja)

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JP9341487U JPH0515560Y2 (ja) 1987-06-19 1987-06-19

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JPS63202757U JPS63202757U (ja) 1988-12-27
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