JPH0515454B2 - - Google Patents

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JPH0515454B2
JPH0515454B2 JP60077379A JP7737985A JPH0515454B2 JP H0515454 B2 JPH0515454 B2 JP H0515454B2 JP 60077379 A JP60077379 A JP 60077379A JP 7737985 A JP7737985 A JP 7737985A JP H0515454 B2 JPH0515454 B2 JP H0515454B2
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JP
Japan
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temperature
finger tip
bath
constant temperature
finger
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JP60077379A
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JPS61234839A (ja
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Toshitake Tanaka
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は指尖部の皮フ温の測定装置に係り、振
動障害等に起因する血行障害の有無を判断するた
めに、指尖部に冷却負荷を付与しながら、皮フ温
の低下を測定するようにしたものである。
(従来の技術) チエンソー、ピツチングハンマー、刈払機、各
種キーボード、オートバイク等の振動機器の使用
などによつて、手指に振動障害を生じることが知
られている。振動障害は指尖部の血行障害として
あらわれ、血行障害は指尖部の皮フ温の異常とし
てあらわれる。
かかる血行障害を受けた患者の治療にあたつて
は、まず血行障害の有無やその程度を診断しなけ
ればならない。血行障害を診断する方法として
は、従来、例えば熱電対の温度センサー部を、ば
んそうこうのような粘着テープにより指尖部に密
着させてその温度を測定し、測定された皮フ温の
温度特性から血行障害の有無を判定する方法が知
られている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながらかかる従来方法は、粘着テープに
よる熱電対の温度センサー部の指尖部への密着方
法や密着具合、さらには環境温度の高低や風量の
有無多少等の様々な要因によつて大きな測定誤差
や測定値のばらつきを生じるため、測定値の信頼
性が低く、正確な診断が困難な問題点があつた。
そこで本発明は、血行障害の有無を判断するた
めに、指尖部の皮フ温を正確に測定できる手段を
提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) このために本発明は、指尖部fに冷却負荷を付
与して皮フ温の低下を測定する低温の空気恒温槽
2を構成し、この低温の空気恒温槽2に、指尖部
fの挿入部18と、この挿入部18から挿入され
た指尖部fの皮フ温を測定する非接触型温度計4
と、指尖部fをこの非接触型温度計4の視野に位
置決めする位置決め部22と、空気恒温槽2の内
部を冷却する冷却機31とを設けたものである。
(作 用) 上記構成によれば、指尖部fを挿入部18から
空気恒温槽2に挿入し、指尖部fに冷却負荷を付
与しながら、非接触型温度計4により非接触にて
皮フ温の温度抵下を正確に測定でき、その測定結
果に基いて、血行障害の有無を判断する。
(実施例) 以下、図面に沿つて本発明の実施例の説明を行
う。
第1図は本発明に係る指尖部の皮フ温の測定装
置を示すものであつて、1は高温の空気恒温槽、
2は低温の空気恒温槽であり、それぞれ断熱性の
構造を有している。3,4はこれらの空気恒温槽
1,2の側方に設けられた非接触型温度計として
の放射温度計、5は放射温度計3,4に接続され
た温度変換器、6はこの温度変換器5に接続され
た記録計である。
次に第2図を参照しながら高温の気体恒温槽1
の詳細を説明する。7は恒温槽1の下部に設けら
れたケーシングであつて、その内部にはモータ8
が配設されており、このモータ8により駆動され
る空気撹拌フアン9が恒温槽1の下部に配設され
ている。10は電熱コイルから成るヒータ、11
はその交流電源部であり、このヒータ10の放射
熱により、恒温槽1は20℃〜35℃間の任意温度の
恒温状態を保持する。なおこの恒温槽1は、後述
するように指尖部を低温の恒温槽2に挿入してそ
の皮フ温の低下を測定するのに先立ち、低温の恒
温槽2による測定条件を一定にするために、指尖
部の皮フ温を高温雰囲気中において初期化するた
めのものであり、その温度は上記20℃〜35℃の間
に限定されるものではないが、高くなりすぎると
発汗により測定誤差を生じる虞れがあり、したが
つて20℃〜35℃程度の温度が望ましい。
12は恒温槽1の上部に開口された手Hの挿入
部であつて、この挿入部12にはスポンジから成
る軟質の断熱性カバー材13が装着されている。
このカバー材13の中央部にはスリツト13aが
切断して形成されており、このスリツト13aか
ら自由に手Hを出し入れすることができる。手H
を挿入した状態でカバー材13は手に密着して恒
温槽1の気密性を保持し、外気が不要に流入する
のを防止する。
14は恒温槽1内に設けられた指尖部fの位置
決め部であつて、棒状体から成つており、上記挿
入部12から挿入した手Hにてこの位置決め部1
4を軽く保持することにより、指尖部fを上記放
射温度計3の視野内に位置決めする。15は集光
レンズである。
次に第3図〜第6図を参照しながら、低温の空
気恒温槽2の詳細を説明する。
16は恒温槽2の正面に設けられた開閉扉、1
7はその把手である。18は開閉扉16の反対側
の側壁に開口された手Hの挿入部、19はこの挿
入部18に装着された断熱性カバー材、19aは
スリツトである。20は上記放射温度計4と反対
側の壁面に取り付けられた振動器である。
この振動器20の後端部は恒温槽2の外部に突
出しており、そのスイツチ部21を操作すると振
動する。このスイツチ部21は多段式であり、振
動の強弱を変更することができる。22は振動器
20の先端部に膨出形成された指尖部fの位置決
め部であり、第6図に示すように手Hを挿入部1
8から挿入して指尖部fをこの位置決め部22上
に当接すると、該指尖部fは放射温度計4の視野
内に位置決めされる。23は弾性リングである。
24は振動器20の下部に垂設されたカバー
管、25は恒温槽2の底面に立設されたカバー管
であり、その内部にばね26が収納されている。
27は振動器20の下部に設けられたリミツトス
イツチ、28はこのリミツトスイツチ27に電気
的に接続された発音器であり、リミツトスイツチ
27が押圧されると発音する。第6図に示すよう
に指尖部fを位置決め部22上に当て、振動器2
0をばね26のばね力に抗して強く押し下げる
と、リミツトスイツチ27はオンとなつて発音器
28は発音し、振動器20が所定の強さにて押圧
されたことを報知する。
このように本装置は、指尖部fにて位置決め部
22を押圧することにより、指尖部fに振動負荷
と重量負荷とを同時に負荷しながら、皮フ温の測
定を行うことができる。勿論指尖部fを位置決め
部22上に軽く当てるだけで指尖部fに重量負荷
を加えず、振動負荷のみを加えるようにしてもよ
く、あるいはスイツチ部21をオフにして振動器
20を振動させずに、指尖部fに振動負荷と重量
負荷の何れの負荷も加えないようにしてもよく、
更には重量負荷のみを加えるようにしてもよい。
このように指尖部fに振動負荷や重量負荷を加え
るかどうかは任意に決定される。
30は恒温槽2の上部に設けられたケーシング
であり、その内部に冷却機31が配設されてい
る。32は通風筒であり、その内部にフアン33
が配設されている。このフアン33は、冷却機3
1で冷却された冷気を、位置決め部22に位置決
めされた指尖部fに吹き当てる。34は通風筒3
2の開閉ダンパー、35はダンパー34の開閉駆
動用ソレノイドである。
恒温槽2は−7℃〜13℃間の任意温度の恒温状
態を保持する。この恒温槽2の温度は上記高温の
空気恒温槽1のそれよりもかなり低ければよいも
のであり、その温度は−7℃〜13℃に限定されな
いが、−7℃以下になると被測定者の肉体的苦痛
が増大する等の問題があり、また13℃以上になる
と高温の空気恒温槽1との温度差が小さくなりす
ぎる等の問題があるので、上記のように−7℃〜
13℃程度が望ましい。いずれにせよ低温の恒温槽
2の温度は、冬期の屋外温度もしくは該温度に近
い温度であることが望ましいものであり、したが
つて−7℃以下や13℃以上の恒温にすることを禁
止するものではない。
本装置は上記のような構成より成り、次に本装
置の使用方法を説明する。
まず高温雰囲気中において指尖部の皮フ温を初
期化するため、高温(本実施例では32℃)で一定
に保たれた恒温槽1の内部に手Hを挿入し、手H
を位置決め部14に当てがつて指尖部fが放射温
度計3の測定視野に入る位置に位置決めする(第
2図参照)。この位置決めには、上記位置決め部
14やその他の任意位置決め部材が役立つ。指尖
部としては、通常第2指(人指し指)または第3
指(中指)の掌側先端部が選ばれる。この状態で
指尖部fの皮フ温が一手温度になるまで待ち、そ
の人個有の高温状態における皮フ温度を測定す
る。この場合、手Hは恒温槽1の内部に挿入して
いるので、外気の温度や風量などの外的影響を受
けることはない。またフアン9を回転させて、指
尖部f付近の空気が停滞することなく常に流れて
いるようにした方が、より正確な測定を期待でき
る。
第7図aはこのようにして手Hを32℃に保たれ
た恒温槽1に挿入した時に、記録計6に記録され
た温度曲線の一例を示すものである。手Hを挿入
する前の測定温度は定温(約32℃)であるが、指
尖部fが放射温度計3の視野に入ると同時に温度
は次第に上りはじめ、約1分30秒後に約35℃まで
上昇し、以下この温度を保持し、皮フ温が初期化
されるが、2分後に手Hを恒温槽1から抜き出す
と、再び測定値は再び恒温槽1内の温度すなわち
約32℃となる。
このようにして高温の恒温槽1において指尖部
fの皮フ温をその人個有の初期化温度(上記のよ
うに本実施例では約35℃)にしたならば、次に低
温の恒温槽2に同様にしてその手Hを挿入する
(第6図参照)。この恒温槽2は低温(本実施例で
は5℃)に保たれており、一定時間指尖部fに冷
却負荷を加えた状態でその皮フ温の降下を放射温
度計4で測定する。この場合も、フアン33を駆
動して指尖部f付近の空気が停滞しないようにし
た方が、より正確な測定を期待できる。
第7図bはこのようにして手Hを5℃に保たれ
た恒温槽2に挿入した場合の温度曲線の一例であ
つて、手Hを挿入する前の測定温度は定温(約5
℃)であるが、指尖部fが放射温度計4の視野に
入ると同時に温度は約35℃まで急激に上昇し、以
後指尖部fが冷却されるにつれてゆつくりと下
り、約5〜6分後に約10℃前後にまで降下する
が、約6分30秒後に手Hを恒温槽2から抜き出す
と、再び恒温槽2内の温度すなわち約5℃が測定
される。
この場合、指尖部fはただじつと位置決め部2
2に固定していてもよいが、振動器20を駆動し
て位置決め部24を振動させて指尖部fに振動を
負荷した場合の皮フ温降下特性を測定してもよ
く、あるいは指尖部fを位置決め部22に強く押
し付けて振動器20をばね26のばね力に抗して
押し下げ、指尖部fに重量負荷と振動負荷を同時
に与えた場合の測定を行つてもよく、上述したよ
うに指尖部fに加える振動負荷や重量負荷等の負
荷は自由に決定される。
また指尖部fに振動負荷が重量負荷を加える手
段は上記手段に限定されるものではなく、例えば
重量のある振動器を手Hに保持して該振動器の重
量と振動とを同時に負荷するようにしてもよい。
このように指尖部fに種々の負荷を与えて測定す
れば、チエンソーやピツチングハンマー等の振動
機器を使用している状態により近い状態にて、し
かも振動障害が顕著にあらわれる冬期温度の雰囲
気中で皮フ温の測定を行うことができる。
このようにして恒温槽2による冷却負荷が終了
したならば、再び素早く先程の高温の恒温槽1に
手Hを挿入し、指尖部fの皮フ温の回復特性を測
定する。第7図cはこのようにして手Hを恒温槽
1に再び挿入した時に測定された温度曲線の一例
を示すものであつて、手Hを挿入すると同時に測
定値は定温(約32℃)から約10℃まで急激に下降
するが、以後手Hはゆつくりと緩められ、約4分
後には約35℃まで上昇し、約4分30秒後に手Hを
恒温槽1から抜き出すと、測定値は再び約32℃と
なる。以上のようにして指尖部に冷却負荷を付与
した場合や、冷却負荷を解除した場合の皮フ温の
変化を測定し、この測定結果を血行障害の有無や
程度の判定に供する。
本発明の具体的構成や使用方法は上記実施例に
限定されるものではなく種々の変更が考えられる
のであつて、例えば上記記録計6に変えて画像装
置を使用してもよく、また挿入部や位置決め部等
の形状構造やその形成位置等は上記実施例以外に
も種々考えられることは言うまでもない。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、指尖部に
冷却負荷を付与しながら、その皮フ温を正確に測
定でき、その測定結果に基いて血行障害の有無を
判断することができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の実施例を示すものであつて、第1
図は指尖部の皮フ温の測定装置の視図、第2図は
高温の気体恒温槽の断面図、第3図は低温の気体
恒温槽の斜視図、第4図は同平面図、第5図及び
第6図は同断面図、第7図a,b,cは温度特性
図である。 1……高温の気体恒温槽、2……低温の気体恒
温槽、4……放射温度計(非接触型温度計)、1
8……挿入部、22……位置決め部、31……冷
却機。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 指尖部fに冷却負荷を付与して皮フ温の低下
    を測定する低温の空気恒温槽2を備え、この低温
    の空気恒温槽2に、指尖部fの挿入部18と、こ
    の挿入部18から挿入された指尖部fの皮フ温を
    測定する非接触型温度計4と、指尖部fをこの非
    接触型温度計4の視野に位置決めする位置決め部
    22と、上記空気恒温槽2の内部を冷却する冷却
    機31とを設けたことを特徴とする指尖部の皮フ
    温の測定装置。
JP60077379A 1985-04-11 1985-04-11 指尖部の皮フ温の測定装置 Granted JPS61234839A (ja)

Priority Applications (1)

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JP60077379A JPS61234839A (ja) 1985-04-11 1985-04-11 指尖部の皮フ温の測定装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60077379A JPS61234839A (ja) 1985-04-11 1985-04-11 指尖部の皮フ温の測定装置

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JPS61234839A JPS61234839A (ja) 1986-10-20
JPH0515454B2 true JPH0515454B2 (ja) 1993-03-01

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ID=13632258

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JP60077379A Granted JPS61234839A (ja) 1985-04-11 1985-04-11 指尖部の皮フ温の測定装置

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