JPH05153541A - 光カードカメラ - Google Patents

光カードカメラ

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Publication number
JPH05153541A
JPH05153541A JP3334482A JP33448291A JPH05153541A JP H05153541 A JPH05153541 A JP H05153541A JP 3334482 A JP3334482 A JP 3334482A JP 33448291 A JP33448291 A JP 33448291A JP H05153541 A JPH05153541 A JP H05153541A
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JP
Japan
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optical card
light beam
recording
light
pickup
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Withdrawn
Application number
JP3334482A
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English (en)
Inventor
Norihisa Haneda
羽田  典久
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication of JPH05153541A publication Critical patent/JPH05153541A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、光カードを使用する光カードカ
メラの記録部を薄型にすることにより光カードカメラの
形状を小型にすることを目的とする。 【構成】 この光カードカメラ1は、本体の前面の撮影
レンズ12から入射した画像をイメージセンサ16に結像さ
せ、画像処理を施し本体内に挿入された光カード2に画
像データを記録する。この光カードカメラ1は、記録装
置を構成する光学ピックアップとして導波型ピックアッ
プ24を採用する。この導波型ピックアップ24は、薄い平
面基板の導光路層にレンズや回折格子などを形成して作
成された走査機能を持つレーザ光学系である。このため
非常に薄型の光学ピックアップ24が記録部に搭載できる
ことにより、薄型の記録部を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は被写体を撮影するカメラ
に係り、特に、撮像して得られた画像デ−タを光カード
に蓄積する光カードカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子スチルカメラ等の撮像機器に
おいては、これらの機器にて撮像して得られた画像デー
タをフロッピーディスク等の記録媒体に記録するものが
知られている。記録媒体としては、半導体メモリ、フロ
ッピディスク、光カードなどが考えられている。これら
の中で光カードは、コンパクトで扱いやすく、しかも他
の媒体に比べてより多くの画像データを高密度に記録す
ることができ、したがってデータ量の多い高解像度の画
像データも容易に記録することができる。この光カード
は薄板状に形成され、その主面に記録層を有しており、
これにレーザ光を集束させてピット(記録孔)を形成す
ることによってデータが記録される。
【0003】従来、このような光カードを用いる光カー
ドカメラには、光カードに画像データを記録、再生する
手段として、光ディスク装置などに使用されている光学
ピックアップと同様のものが採用されていた。この光学
ピックアップは、ピットを形成するための光ビームを発
射する半導体レーザと、この半導体レーザから発射され
た光ビームを平行の光ビームに変換するコリメータレン
ズと、この平行光を光カードの方向に導くビームスプリ
ッタと、この光ビームを光カードの記録面に集束させる
対物レンズとを備えていた。この場合、コリメータレン
ズ、ビームスプリッタ、対物レンズからなる光学系は、
それぞれ立体的に形成されて、光ビームの光路を立体的
に構成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
光カードカメラは、上記のような立体的な光学ピックア
ップを用いているので、その半導体レーザから対物レン
ズまでの間に厚みが必要になってカメラ自体が厚くなり
大型になるという欠点があった。この場合、光学ピック
アップのそれぞれの部品が個々に形成されているので、
各部品間の光軸調整が難しいという欠点があった。ま
た、光学ピックアップが大きくその重量も大となるた
め、光学ピックアップを機械的に走査する場合、高速に
走査するのが難しくなる問題があった。この場合、光学
ピックアップの位置制御に必要な駆動系も大きくなり、
さらにカメラ自体の小型化が難しくなるという問題があ
った。
【0005】さらに、光学ピックアップが大きいため
に、設計上、光カードカメラの形状に制約を受け、これ
までの光学式カメラと比べて、取り扱いやすいデザイン
に設計するのが難しく、そのため操作性を犠牲にした形
状にならざるをえないという問題があった。
【0006】本発明は上記のような課題を解決して、光
カードへの記録、再生手段を小型化することにより、本
体を小型化かつ薄型化することができ、したがって、取
り扱いやすいコンパクトな光カードカメラを提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、撮像して得られた画像データを記録する記
録媒体として薄板状の光カードが装着され、この光カー
ドに光ビームを照射して画像データを記録する記録手段
が備えられた光カードカメラにおいて、この記録手段
は、画像データに基づいて変調された光ビームを発生す
る光ビーム発生手段と、この光ビームを所望の方向に偏
向して光ビームを主走査する偏向手段と、偏向された光
ビームを集光させる集光手段と、この集光手段からの光
ビームを反射して光カードの記録面に直交するように入
射させる反射手段とを含み、この記録手段は、平面状の
基板と、この基板状の上に形成され、光ビーム発生手
段、偏向手段および集光手段のそれぞれの間を光学的に
結合する薄膜状の導光路とを有する導波型ピックアップ
を含み、基板には、少なくとも偏向手段および集光手段
が平面状に形成されていることを特徴とする。
【0008】この場合、光ビーム発生手段は、レーザ素
子を含み、導波型ピックアップには、このレーザ素子か
ら発生した光ビームを平行光に変換するビーム変換手段
が平面状に形成されているとよい。
【0009】また、この導波型ピックアップの導光路に
は、光カードの記録面から反射された反射光を光ビーム
の入射路から分割する光分割手段が形成され、この光分
割手段にて分割された反射光を検出して画像データを再
生する再生手段を備えるとよい。
【0010】さらに、このカメラは、導波型ピックアッ
プを光カードに対して副走査方向に移動させるピックア
ップ移動手段を備えるとよい。
【0011】また、このカメラは、光カードを前記記録
手段に対して、その副走査方向に移動させるカード移動
手段を備えるとよい。
【0012】また、反射手段は、導波型ピックアップに
一体に固定されているとよい。
【0013】さらに、この反射手段は、複数の反射素子
を有し、前記導波型ピックアップから出射した光ビーム
を複数回反射させて光カードの記録面に垂直に照射させ
るとよい。
【0014】
【作用】本発明の光カードカメラによれば、撮像して得
られた画像データを光カードに記録する際に、画像デー
タに基づいて変調された光ビームが光ビーム発生手段か
ら発射される。この光ビームは、導波型ピックアップの
薄膜状の導光路を通り、この導光路上に平面状に形成さ
れた、偏向手段、集光手段を介して出射する。出射した
光ビームは反射手段にて反射されて光カードの記録面に
垂直に照射され、これにより画像データが光カードに記
録される。
【0015】光カードに記録されたデータを再生する場
合は、無変調の光ビームがビーム発生手段から導波型ピ
ックアップを介して光カードに照射される。その反射光
が導波型ピックアップに入射して、これに平面状に形成
された分割手段を介して再生手段に検出される。この検
出した反射光に基づいて記録データが再生される。
【0016】
【実施例】以下、本発明による光カードカメラの一実施
例を添付図面を参照して詳細に説明する。
【0017】図1には、本発明による光カードカメラの
一実施例が示されている。この図において光カードカメ
ラ1は、箱状の本体10の前面に、撮影レンズ12を有する
光導入部14が備えられ、この光導入部14の撮影レンズ12
を介して入力した被写体の画像が本体10の内部に配置さ
れたイメージセンサ16に結像して撮影が行なわれる。こ
のイメージセンサ16としては、MOS(Metal Oxide Semico
nducor) 、CPD(ChargePriming Device)、CCD(Charge Co
upled Device)などの固体撮像素子が有利に用いられ
る。
【0018】また、本体10には、その上部にシャッタを
起動して撮影を行なうためのレリーズスイッチ18が備え
られ、光導入部14の上方に撮影者が被写体を望むファイ
ンダ20が備えられ、後部側面に光カード2を本体内部に
挿入するための光カード挿入口22が備えられている。こ
の光カード2は、矩形平板状に形成されて、少なくとも
一方の主面に記録層を有し、ここに複数の記録領域4が
形成されている。これらの記録領域4に、レーザ光が投
射されて記録ビットが形成されることによりデータが書
き込まれる。この記録ビットは、投射されたレーザ光に
より記録層が局所的に蒸発、溶融変形などによって形成
される記録孔(ピット)と、投射されたレーザ光により
記録層に化学変化や磁気変化などを起こし色の濃淡や磁
化状態の変化を与える記録スポットとがある。本実施例
においては、これら記録方式については言及しない。こ
のようにして作成された記録ビットの再生は、記録層の
反射率の差や、反射光の偏向方向の差を利用して行なわ
れる。
【0019】この光カード2にイメージセンサ16にて得
られた画像データを記録する手段として、本実施例にお
ける光カードカメラ1には、図2に示す導波型ピックア
ップ24が用いられている。この導波型ピックアップ24
は、光学系が基板26上にスパッタリング薄膜形成技術を
用いて平面上に形成された平板状の素子である。
【0020】詳しくは、導波型ピックアップ24は、基板
26の一方の主面に導光路層28が備えられている。たとえ
ば、この実施例の導波型ピックアップ24は、LiNbO3結晶
(ニオブ酸リチウム)などの電気光学効果および音響光
学効果を有している基板26上に、Ti(チタン)拡散膜を
形成することにより、低損失で良好な導光路層28が形成
されている。導光路層28の端面には、半導体レーザなど
のレーザ素子30が配置されている。このレーザ素子30
は、撮像して得られた画像データに基づいて変調された
光ビーム32を導光路層28に放射する光ビーム発生手段で
ある。導光路層28には入射した光ビーム32の経路に、コ
リメータレンズ34と、光波分割部36と、音響光学素子38
と、対物レンズ40とが所定の間隔を置いて形成されてい
る。光波分割部36の側方には再生側レンズ42が形成さ
れ、この再生側レンズ42を介して出射する光を検出する
光検出器44が導光路層28の側部に接続されている。
【0021】コリメータレンズ34は、スパッタリング技
術などを利用して基板26上の導光路層28に作られた高屈
折率のレンズであり、このコリメータレンズ34は、レー
ザ素子30から放射された光ビーム32を平行光にするため
のレンズである。光波分割部36は、スパッタリング技術
などを利用して導光路層28に作られた偏光ビームスプリ
ッタである。この光波分割部36は、レーザ素子30からコ
リメータレンズ34を介して入射した光ビームEを透過直
進させて音響光学素子38側へ送り、また、光カード2の
記録領域4からの反射光を音響光学素子38側から受けて
再生側レンズ42を介して光検出器44に偏向させる偏光ビ
ームスプリッタである。
【0022】音響光学素子38は、音響光学効果を利用し
て平行ビーム52の進行方向を偏向させる素子であり、導
光路層28の表面側部に形成されている交差くし型電極対
46から導光路層28の幅方向に向かって表面弾性波50を送
出することにより光ビーム52を偏向させる素子である。
交差くし型電極46には、これに交番電圧を印加する駆動
回路48が接続されている。この駆動回路48は、交差くし
型電極46に供給する交番電圧の周波数を変化させること
により、交差くし型電極46から送出される表面弾性波50
の波長を変えて、これと交差した光ビーム52にブラッグ
回折効果を与えて光ビーム52を所望の方向に回折させて
主走査する。つまり、表面弾性波50により回折を受けた
光ビーム54は、走波する角度を矢印Xの方向に変えて主
走査される。対物レンズ40は、ドライエッチングなどで
作られたグレーティング型の回折格子レンズである。こ
の対物レンズ40は、音響光学素子38を通った光ビーム54
を外部空間に出射する複数の回折格子要素からなり、こ
れらの要素は、導光路層28内の光ビーム54が光カード2
の記録面の一点に焦点を結ぶ曲率およびピッチにて配設
されている。
【0023】一方、光波分割部36の側方に形成された再
生側レンズ42は、光検出器44に光ビームを導くレンズで
あり、コリメータレンズ34と同様にスッパッタリング技
術などを利用して導光路層28上に形成された高屈折率の
レンズである。光検出器44は、光カード2からの反射光
より記録信号を検出して、また、反射光よりトラッキン
グのサーボ信号の検出を行なう再生回路である。
【0024】本実施例における導波型ピックアップ24に
は、対物レンズ40の先端部側に、光路変更ミラー56が備
えられている。この光路変更ミラー56は、対物レンズ40
から出射するレーザ光を光カード2の表面に垂直に照射
するためのものである。この光路変更ミラー56の設置角
度は、光ビーム58の光軸が光カード2に対して垂直に入
射する角度に定められている。これにより、対物レンズ
40から斜めに出射した光ビーム58は、この光路変更ミラ
ー56によって反射され、その光軸を曲げて光カード2に
対して垂直に入射する。
【0025】図3には、導波型ピックアップ24を副走査
するための駆動系が示されている。この駆動系は、固定
された光カード2に対してその長手方向に導波型ピック
アップ24を移動させるためのY駆動系と、このY駆動系
を光カード2に対して幅方向に移動させるためのX駆動
系とから構成されている。Y駆動系は、導波型ピックア
ップ24が光カード2に対面するように装着されたキャリ
ア60を備えている。このキャリア60は、光カード2の上
方にその長手方向に沿って延在する棒状の案内部材62に
慴動自在に取り付けられ、かつ、この案内部材62に平行
に延在するスクリューロッド64に螺合している。案内部
材62の一端部は駆動部68に支持され、スクリューロッド
64の一端部は駆動部68に内蔵された副走査用モータ66の
回転軸に接続されている。この副走査用モータ66の駆動
によりスクリューロッド64が回転してキャリア60が図に
おける矢印Y方向に移送される。これによって導波型ピ
ックアップ24からの光ビーム58のY方向への副走査が行
なわれる。X駆動系は、光カード2に対してその幅方向
に延在する基台70を備え、この基台70にて駆動部68を移
動自在に支持している。駆動部68は、基台70に沿って矢
印X方向に移動するための移動用モータ67を有してい
る。この移動用モータ67の駆動により、駆動部68を光カ
ード2の幅方向に沿って移動させ、導波型ピックアップ
24が取り付けられたY駆動系をX方向に直線移動させ
る。この移動によってX方向への副走査が行なわれ、導
波型ピックアップ24から出射する光ビーム58が他の記録
領域4に移り、そこで主走査XおよびY方向への副走査
が再び行なわれる。
【0026】図4には、この実施例における光カードカ
メラ1の制御系が示されている。この制御系は、撮像制
御部100 と、信号処理部102 と、記録制御部104 と、再
生処理部105 と、制御部106 とを備えている。また、こ
の図では、被写体像をイメージセンサ16に導くための撮
影レンズ12と、光量を調節するための絞り80と、露光時
間を制御するためのシャッタ82を有する光導入部14が示
されている。
【0027】各部を説明すると、撮像制御部100 は、光
導入部14に配置されている絞り24とシャッタ82の制御を
行なうための制御回路である。この撮像制御部100 は、
光導入部14からの撮影情報により絞り値とシャッタ速度
を決定したうえで、絞り24およびシャッタ26を動作させ
る機能を有し、また、レリーズスイッチ18の開閉状態の
検出を行なってレリーズスイッチ18がオンされた状態を
開閉信号として制御部106 に通知する機能を備えてい
る。この撮像処理部100 は制御部106 から出力される起
動信号によって動作を開始して、動作完了時には制御部
106 へ終了信号を出力する。
【0028】信号処理部102 は、イメージセンサ16にて
得られた映像信号を光カード2に記録可能なデータ形式
に変換する信号処理回路である。詳しくは、この信号処
理部102 は、イメージセンサ16から供給される映像信号
を増幅して、固定パターン雑音やランダム雑音などの雑
音を抑圧し撮像に必要なガンマ補正や色補正および階調
補正などの補正機能を有するアナログ信号処理回路にて
構成されている。さらに、この信号処理部102 は、アナ
ログ信号とディジタル信号とを相互に変換するAD/DA 変
換機能を有し、二値化した画像データの圧縮伸張回路お
よび圧縮後の画像データを一時記憶する記憶回路なども
備えている。この信号処理部102 は、制御部106 から出
力される起動信号によって動作を開始して、記憶動作完
了時に制御部106 へ終了信号を出力する。
【0029】記録制御部104 は、信号処理部102 にて記
憶された画像データに基づいてレーザ記録用の変調信号
を生成して導波型ピックアップ24に出力するピックアッ
プ制御回路である。この記録制御部104 は、画像再生時
に導波型ピックアップ24へ無変調にて一定レベルの信号
を出力して記録データの再生制御を行なう。さらに、こ
の記録制御部104 は、導波型ピックアップ24にて検出し
た記録ビットの波形を波形整形し、整形された二値信号
からクロック成分を抽出するクロック再生機能を有して
いる。また、この記録制御部104 は、導波型ピックアッ
プ24に配置されている交差くし型電極46へ供給する交番
電圧の制御と、副走査用モータ66と移動用モータ67を駆
動させて導波型ピックアップ24を副走査するための移動
制御とを行なう。この記録制御部104 はピックアップの
制御の際に制御部106 から出力される起動信号によって
動作を開始して、記録終了時には制御部106 へ終了信号
を出力する。
【0030】再生処理部105 は、画像データの再生時に
外部表示装置などとの間のインターフェイスを行なう回
路であり、外部表示装置などが接続される出力端子80を
有している。本実施例の場合、この再生処理部105 は、
信号処理部102 にて再生された映像信号を複合映像信号
(ビデオ信号)に変換して出力端子80から出力する。こ
の再生処理部105 は制御部106 から出力される起動信号
によって動作を開始して、記録終了時には制御部106 へ
終了信号を出力する。
【0031】制御部106 は、上記各部を制御する回路で
あり、操作者からの再生開始の指示を検出して各部を制
御する。具体的にはこの制御部106は、 信号線110 を通
して撮像制御部100 へ起動信号を出力し、信号線112 を
通して信号処理部102 へ起動信号を出力し、信号線114
を通して記録制御部104 へ起動信号を出力し、信号線11
5 を通して再生処理部105 へ起動信号を出力して各部を
起動させる。また、この制御部106 は、 信号線110 を通
じて撮像制御部100 の動作終了を示す終了信号を検出
し、信号線112 を通じて信号処理部102 の動作終了を示
す終了信号を検出し、信号線114 を通じて記録制御部10
4 の動作終了を示す終了信号を検出し、信号線115 を通
じて再生処理部105 の動作終了を示す終了信号を検出し
てそれぞれ各部の次の動作を制御する。
【0032】次に、上記構成における本実施例の光カー
ドカメラ1の動作を説明する。まずレリーズスイッチ18
がオンとされると、撮像制御部100 は、これを検出して
制御部106 に開閉信号を送出する。制御部106 は、開閉
信号を受けるとシステム全体の制御を開始する。次に、
撮像制御部100 は、光導入部14から露出などの撮影情報
を取り入れ適正な絞り値とシャッタ速度を決定して、絞
り80とシャッタ82を駆動する。これにより、光導入部14
を介してイメージセンサ16に被写体の映像が所定の時間
結像する。イメージセンサ16は、結像した画像を表わす
映像信号を順次信号処理部102 へ転送する。このとき制
御部106 は、信号処理部102 に起動信号を送る。起動信
号を受けた信号処理部102 は、イメージセンサ16にて得
られた映像信号を増幅して、その映像信号の固定パター
ン雑音やランダム雑音などの抑圧を行なう。次に、信号
処理部102 は、映像信号にガンマ補正や色補正および階
調補正などの映像信号処理を施し、適正な画像の映像信
号を得る。さらに、信号処理部102 は、その得られた映
像信号にAD変換を施してディジタルの画像データを生成
する。次に、信号処理部102 は、その画像データを圧縮
して、圧縮されたデータを記憶回路に格納する。信号処
理部102 は、画像データを記憶し終えると、制御部106
へ終了信号を送出する。終了信号を受けた制御部106
は、記録制御部104 へ起動信号を出力する。
【0033】この起動信号を受けた記録制御部104 は、
信号処理部102 の記憶回路に格納されている画像データ
の読み出しを行なう。次に、記録制御部104 は、記憶回
路から読み出した画像データに基づいて順次変調信号を
生成し、これを導波型ピックアップ24へ出力する。これ
により導波型ピックアップ24は記録領域4の未使用領域
にデータを書き込む。このときレーザ記録信号の主走査
は、導波型ピックアップ24の固体走査にて行なわれ、副
走査は副走査用モータ66にてY駆動系を駆動することに
より行なわれる。撮影を繰り返して記録領域4の未使用
領域がなくなると、導波型ピックアップ24は移動用モー
タ67の駆動により隣の記録領域4に移動する。これらを
繰り返すことにより記録領域4の全面を走査する。
【0034】この導波形ピックアップ24の記録時の動作
を説明すると、レーザ素子30から発射された光ビーム32
は、導光路層28の端面からこれに入射し導光路層28に沿
って進行する。光ビーム32は、レンズ34によって平行ビ
ーム52の形で矢印Eの方向に進み、光波分割部32を通過
して音響光学素子38に入射する。音響光学素子38は、側
部にある交差くし型電極対46に駆動回路48からの交番電
圧を受けており、表面弾性波50を平行ビーム52と交差す
る方向に走波させている。この結果、平行ビーム52は、
音響光学素子38を通過するときに表面弾性波50と交差す
る。そのとき、平行ビーム52は、表面弾性波50によるブ
ラッグ回折効果を受けて、導光路層28に沿って図示の平
行ビーム54のように回折する。平行ビーム54の回折角
は、駆動回路48から印加される交番電圧の周波数に依存
する。この周波数を連続的に増減させると、平行ビーム
54は、導光路層28の表面上で矢印Xの両方向に掃引され
て主走査される。掃引された平行ビーム54は、対物レン
ズ40によって導光路層28から外部空間に出射する。空間
に出射した光ビーム58は、光路の途中に備えられた光路
変更ミラー56により反射する。反射した光ビーム58は、
光軸の角度を光カード2に垂直の向きに変えて光カード
2の記録領域4に垂直に入射し集束して記録される。
【0035】一つの主走査が終了すると、駆動部66は、
スクリューロッド64を回転させて、キャリア60に支持さ
れた導波型ピックアップ24を矢印Yの方向に移送する。
これにより、光ビーム58の副走査Yが行なわれる。これ
らの主走査Xと副走査Yとが交互に行なわれることによ
り、画像データが光カード2の記録領域4に記録され
る。また、一つの記録領域4の未使用領域がなくなる
と、移動用モータ67が駆動されてY駆動系が隣の記録領
域4へ移動する。次いで、光ビーム58の主走査XとY方
向への副走査とが繰り返し行なわれて隣の記録領域4へ
データの書込みが継続される。これらの制御は、共に記
録制御部104 にて行なわれる。このように、各部の制御
および信号処理を経て撮影された映像を表わす画像デー
タが光カード2に記録される。
【0036】また、本実施例の光カードカメラ1は、光
カード2の記録領域4に記録されている画像データを読
み出し、再生することができる。まず、光カードカメラ
の再生端子、すなわち再生処理部105 の出力端子80に表
示装置または印刷装置を接続する。次に、操作者が図示
されない再生のボタンを押すと、制御部106 は信号処理
部102 と記録制御部104 に起動信号を送る。制御部106
から起動信号を受けた記録制御部104 は、導波型ピック
アップ24と、駆動部68を起動して、光カード2から該当
する記録データを読み出す。次に、記録制御部104 は、
読み出した信号の波形整形やクロック再生などを行ない
信号処理部102 にデータを受け渡す。信号処理部102
は、記録制御部104 から送られてきた画像データをメモ
リに格納する。画像データの格納が終了すると、信号処
理部102 は制御部106 にメモリ格納終了の終了信号を送
り、次の起動信号を待つ。
【0037】次に、信号処理部102 から終了信号を受け
た制御部106 は、再生処理部105 に起動信号を出力し
て、再生処理部105を起動する。再生処理部105 の起動
が完了すると、制御部106 は信号処理部102 に起動信号
を送る。信号処理部102 は、制御部106 からの起動信号
を受けて格納されているメモリ内の画像データを読み出
し、圧縮されたデータの伸張や、DA変換などの画像処理
を施し再生処理部105 へ処理後の映像信号を出力する。
信号処理部102 から映像信号を受けた再生処理部105
は、その映像信号に水平同期および垂直同期などの同期
信号を加えて複合映像信号に変換する。次に、再生処理
部105 は、複合映像信号を出力端子80から出力する。こ
の出力端子80に接続された表示装置や印刷装置などに記
録画像の表示や印刷が行なわれる。
【0038】次に、データ再生時における導波型ピック
アップ24の内部動作の詳細を説明すると、まず、記録制
御部104 の制御によりレーザ素子30から記録時より出力
を下げた無変調の光ビームが発生される。この一定輝度
の光ビームは、記録時と同様に導光路層28を通過して光
カード2の記録領域4に照射される。その記録領域4か
ら反射される光ビームは、記録層にすでに形成されてい
る記録ビットの有無によって反射の強度の変化を受け
る。この反射した光ビームは、光路変更ミラー56で反射
を受けて対物レンズ40に入射する。この光ビームは、対
物レンズ40によって往路の光ビーム54と逆の経路を通
り、表面弾性波50と交差する。この復路の光ビーム54
は、往路の時と同じ表面弾性波50によって往路の光ビー
ムと同じ角度の偏向を受け、光波分割部36に入射する。
この復路の光ビーム52は、光波分割部36によって往路の
光ビームの経路から分離され、矢印Fの方向に進む。次
に、光ビームは、レンズ42で集束されて光検出器44に入
射する。この光ビームは、光検出器44にて、記録信号と
して検出される。次に、光検出器44は、検出した記録信
号を記録制御部104 へ出力する。また、この光ビーム
は、導波形ピックアップ24の位置制御に必要な信号とし
ても検出される。この再生時の主走査Xは、画像データ
の記録時と同様に導波形ピックアップ24の音響光学素子
38による固体走査によって行なわれ、Y方向の副走査、
駆動部68内の副走査用モータ66の駆動によって行なわれ
る。また、導波型ピックアップ24の次の記録領域4への
移動は、駆動部68内の移動用モータ67の駆動によって行
なわれる。これにより、その記録領域4から画像データ
の再生が有効に行なわれる。
【0039】なお、本実施例では、図2に示したよう
に、光路を変更するミラーとして一つの反射面を持つ光
路変更ミラー56を採用したが、これに限らず、図5に示
す光路変更ミラー72と光路変更ミラー74の配置例のよう
に複数のミラーの反射面を使用して、光路を変更するも
のでもよい。また、本実施例では図2に示したように光
路変更ミラー56の反射面を上向きに固定したが、これに
限らず、たとえば、図5において光路変更ミラー74を削
除した場合の構成のように、光路変更ミラー56の反射面
を下向きに設置して、導波型ピックアップ24の下方に光
ビームを照射する構成でもよい。このとき、光カード2
は導波型ピックアップ24の裏面側に配置される。
【0040】また、本実施例における光路変更ミラー56
と、図5に示した光路変更ミラー72および光路変更ミラ
ー74は、反射面が平面の形状を持つミラーであったが、
これに限らず、たとえばミラーの反射面は、光カード2
に対し光ビームの焦点を得る反射面であれば非平面でも
よい。また、本実施例では、図2および図5に示した通
り平面ミラーを光路変更ミラーとして採用したが、プリ
ズムのような反射手段を用いてもよい。
【0041】さらに、本実施例にて説明した導波型ピッ
クアップ24のX方向への移動手段は一つの記録領域4の
みでよい場合にはこれを必要としない。また、本実施例
ではX方向への移動手段として導波型ピックアップ24を
移動させたが、この移動手段は、相対的に光カード2を
X方向に移動させる構成でもよい。
【0042】
【発明の効果】以上、説明したように本発明による光カ
ードカメラによれば、平面状に形成された小型でかつ薄
型な導波型ピックアップを記録手段として用いることに
よって光カードカメラを小型で薄型なものにすることが
できる。しかも、このピックアップは、軽量であるため
高速に走査を行なうことが可能となり、その駆動系も小
型に構成することができ、また、光学系が一体に形成さ
れているため光軸調整が不要となり安定に動作する。し
たがって、記録手段が小型かつ薄型になり、さらに軽量
になることにより、光カードカメラ全体を小型で高性能
なものとすることができる。この結果、設計上取り扱い
やすい形状にする余裕が生れて従来のカメラの部品の共
有化も図れるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光カードカメラの一実施例を示す
斜視図である。
【図2】同実施例によるカードカメラに用いられる導波
型ピックアップを示す斜視図である。
【図3】同実施例における導波型ピックアップの走査機
構を示す斜視図である。
【図4】同実施例による光カードカメラの電気的構成を
示すブロック図である。
【図5】本発明における光カードカメラの記録装置の他
の実施例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 光カードカメラ 2 光カード 4 記録領域 10 本体 14 光導入部 16 イメージセンサ 24 導波型ピックアップ 26 基板 28 導光路層 30 レーザ素子 34 コリメータレンズ 36 光波分割部 38 音響光学素子 40 対物レンズ 44 光検出器 56 光路変更ミラー 68 駆動部 100 撮像制御部 102 信号処理部 104 記録制御部 105 再生処理部 106 制御部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮像して得られた画像データを記録する記
    録媒体として薄板状の光カードが装着され、該光カード
    に光ビームを照射して前記画像データを記録する記録手
    段が備えられた光カードカメラにおいて、 前記記録手段は、前記画像データに基づいて変調された
    光ビームを発生する光ビーム発生手段と、該光ビームを
    所望の方向に偏向して光ビームを主走査する偏向手段
    と、該偏向された光ビームを集光させる集光手段と、該
    集光手段からの光ビームを反射させて前記光カードの記
    録面に直交するように入射させる反射手段とを含み、 該記録手段は、平面状の基板と、該基板状の上に形成さ
    れ、前記光ビーム発生手段、偏向手段および集光手段の
    それぞれの間を光学的に結合する薄膜状の導光路とを有
    する導波型ピックアップを含み、前記基板には、少なく
    とも前記偏向手段および集光手段が平面状に形成されて
    いることを特徴とする光カードカメラ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の光カードカメラにおい
    て、前記光ビーム発生手段は、レーザ素子を含み、前記
    導波型ピックアップには、該レーザ素子から発生した光
    ビームを平行光に変換するビーム変換手段が平面状に形
    成されていることを特徴とする光カードカメラ。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の光カードカメラにおい
    て、前記導波型ピックアップの導光路には、光カードの
    記録面から反射された反射光を光ビームの入射路から分
    割する光分割手段が平面状に形成され、該光分割手段に
    て分割された反射光を検出して画像データを再生する再
    生手段を備えたことを特徴とする光カードカメラ。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の光カードカメラにおい
    て、該カメラは、前記導波型ピックアップを光カードに
    対して副走査方向に移動させるピックアップ移動手段を
    備えることを特徴とする光カードカメラ。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の光カードカメラにおい
    て、該カメラは、前記光カードを前記記録手段に対し
    て、その副走査方向に移動させるカード移動手段を備え
    ることを特徴とする光カードカメラ。
  6. 【請求項6】請求項1に記載の光カードカメラにおい
    て、前記反射手段は、前記導波型ピックアップに一体に
    固定されていることを特徴とする光カードカメラ。
  7. 【請求項7】請求項1に記載の光カードカメラにおい
    て、前記反射手段は、複数の反射素子を有し、前記導波
    型ピックアップから出射した光ビームを複数回反射させ
    て光カードの記録面に垂直に照射させることを特徴とす
    る光カードカメラ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11719695B2 (en) 2017-03-27 2023-08-08 Nh Foods Ltd Immunoassay method to prevent inhibition of antigen-antibody binding interactions in mucosal fluids

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11719695B2 (en) 2017-03-27 2023-08-08 Nh Foods Ltd Immunoassay method to prevent inhibition of antigen-antibody binding interactions in mucosal fluids

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