JPH05152031A - シールド付ジヤツクコネクタ - Google Patents
シールド付ジヤツクコネクタInfo
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- JPH05152031A JPH05152031A JP31510091A JP31510091A JPH05152031A JP H05152031 A JPH05152031 A JP H05152031A JP 31510091 A JP31510091 A JP 31510091A JP 31510091 A JP31510091 A JP 31510091A JP H05152031 A JPH05152031 A JP H05152031A
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- JP
- Japan
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- insulator
- jack
- metal shell
- connector
- rib
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Elimination Of Static Electricity (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シールド付ジャックコネクタに関し、端子部
への触手による該端子部に繋がる機器の静電破壊を防止
してコネクタとしての特性向上を図ることを目的とす
る。 【構成】 複数列に整列して配置されているプラグコン
タクトに対応して位置する複数の各ジャックコンタクト
を、その先端が表面から突出することなく且つ先端のみ
が開口するような隔壁で仕切って植設した絶縁体の該ジ
ャックコンタクト配置領域の周囲が、金属シェルの周壁
で囲まれて構成されているシールド付ジャックコネクタ
であって、該金属シェル14が、前記絶縁体表面と対応す
る周壁5a開口部の該絶縁体表面の上記隔壁で形成される
角孔3dの少なくとも列間中心線と対応する線上に、該角
孔3dを規制しない幅で両端が周壁5aに繋がるブリッジ状
のリブ14a を具えて構成する。
への触手による該端子部に繋がる機器の静電破壊を防止
してコネクタとしての特性向上を図ることを目的とす
る。 【構成】 複数列に整列して配置されているプラグコン
タクトに対応して位置する複数の各ジャックコンタクト
を、その先端が表面から突出することなく且つ先端のみ
が開口するような隔壁で仕切って植設した絶縁体の該ジ
ャックコンタクト配置領域の周囲が、金属シェルの周壁
で囲まれて構成されているシールド付ジャックコネクタ
であって、該金属シェル14が、前記絶縁体表面と対応す
る周壁5a開口部の該絶縁体表面の上記隔壁で形成される
角孔3dの少なくとも列間中心線と対応する線上に、該角
孔3dを規制しない幅で両端が周壁5aに繋がるブリッジ状
のリブ14a を具えて構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は装置間を接続する外部イ
ンタフェース用コネクタの内の静電気対策が必要なシー
ルド付ジャックコネクタの構成に係り、特に端子部への
触手による該端子部に繋がる機器の静電破壊を防止して
コネクタとしての特性向上を図ったシールド付ジャック
コネクタに関する。
ンタフェース用コネクタの内の静電気対策が必要なシー
ルド付ジャックコネクタの構成に係り、特に端子部への
触手による該端子部に繋がる機器の静電破壊を防止して
コネクタとしての特性向上を図ったシールド付ジャック
コネクタに関する。
【0002】近年の電子機器分野では外界からの電磁界
等によるノイズ対策や静電気対策が強く求められるよう
になっているため、各電子機器装置間を接続するコネク
タにも端子部の周囲を金属シェルでカバーしたシールド
付コネクタが使用されるようになってきている。
等によるノイズ対策や静電気対策が強く求められるよう
になっているため、各電子機器装置間を接続するコネク
タにも端子部の周囲を金属シェルでカバーしたシールド
付コネクタが使用されるようになってきている。
【0003】一方最近の該分野では遣り取りする情報量
の増加に伴って機器装置間を接続するコネクタが多極化
する傾向にあり、金属シェルで取り囲まれる端子存在領
域すなわち開口面積が大きくなってきている。
の増加に伴って機器装置間を接続するコネクタが多極化
する傾向にあり、金属シェルで取り囲まれる端子存在領
域すなわち開口面積が大きくなってきている。
【0004】従って該金属シェルで囲まれている端子領
域に触手し易くなって端子部に接触したり近接して該端
子部に繋がる機器が静電破壊する場合があることからそ
の解決が望まれている。
域に触手し易くなって端子部に接触したり近接して該端
子部に繋がる機器が静電破壊する場合があることからそ
の解決が望まれている。
【0005】
【従来の技術】図3は従来のシールド付ジャックコネク
タの構成例を説明する図であり、(3-1) は金属シェル装
着前の状態を示す構成図,(3-2)は金属シェル装着後の状
態を断面で示した図である。
タの構成例を説明する図であり、(3-1) は金属シェル装
着前の状態を示す構成図,(3-2)は金属シェル装着後の状
態を断面で示した図である。
【0006】また図4は問題点を説明する図である。な
お図ではプリント基板の端辺に装着する表面実装型ジャ
ックコネクタの場合を例として説明する。
お図ではプリント基板の端辺に装着する表面実装型ジャ
ックコネクタの場合を例として説明する。
【0007】図3でシールド付ジャックコネクタ(以下
単にコネクタとする)1は、一端が(3-2) に示す如く彎
曲した舌片状のジャックコンタクト2aに形成され他端が
プリント基板6上の導体電極6aに接続される表面実装端
子2bに形成されている複数のジャック端子2をその各ジ
ャックコンタクト2a領域が隔壁で隔てられて二列のマト
リックス状に位置するように該コンタクト2a領域を外れ
る近傍で植設固定した絶縁体3を主体とするジャックコ
ネクタ本体4と、該コネクタ本体4のジャックコンタク
ト2a側に装着される金属シェル5とで構成されている。
単にコネクタとする)1は、一端が(3-2) に示す如く彎
曲した舌片状のジャックコンタクト2aに形成され他端が
プリント基板6上の導体電極6aに接続される表面実装端
子2bに形成されている複数のジャック端子2をその各ジ
ャックコンタクト2a領域が隔壁で隔てられて二列のマト
リックス状に位置するように該コンタクト2a領域を外れ
る近傍で植設固定した絶縁体3を主体とするジャックコ
ネクタ本体4と、該コネクタ本体4のジャックコンタク
ト2a側に装着される金属シェル5とで構成されている。
【0008】特にこの場合の該金属シェル5は、上記ジ
ャックコンタクト2aの長さをカバーするに足る高さhで
該各ジャックコンタクト2a配置領域を所定形状(例えば
図では台形状)で取り囲むように形成されている上記絶
縁体3の突出部3aをその高さを含めた外周で嵌合し得る
ように形成されている筒形の周壁5aを具えて形成されて
いるものであり、該金属シェル5の平坦面5bを上記絶縁
体3の突出部3aを形成する基面3bに合わせて装着したと
きに周壁5aの内面が該絶縁体3の突出部3aの外面と接触
するように形成されている。
ャックコンタクト2aの長さをカバーするに足る高さhで
該各ジャックコンタクト2a配置領域を所定形状(例えば
図では台形状)で取り囲むように形成されている上記絶
縁体3の突出部3aをその高さを含めた外周で嵌合し得る
ように形成されている筒形の周壁5aを具えて形成されて
いるものであり、該金属シェル5の平坦面5bを上記絶縁
体3の突出部3aを形成する基面3bに合わせて装着したと
きに周壁5aの内面が該絶縁体3の突出部3aの外面と接触
するように形成されている。
【0009】また該金属シェル5の長手方向に沿う両端
辺には該端辺から突出して設けた複数(図では4箇所)
の固定片5cが形成されている。なお上記金属シェル5
は、板材の打抜き工程で外形ブランクを形成した後深絞
り工程で有底周壁部を形成し、更に底部のみの打抜き工
程と固定片5cの曲げ工程を経ることで図示形状を容易に
得ることができる。
辺には該端辺から突出して設けた複数(図では4箇所)
の固定片5cが形成されている。なお上記金属シェル5
は、板材の打抜き工程で外形ブランクを形成した後深絞
り工程で有底周壁部を形成し、更に底部のみの打抜き工
程と固定片5cの曲げ工程を経ることで図示形状を容易に
得ることができる。
【0010】そこで、該シェル5と絶縁体3を上記平坦
面5bと基面3bを合わせて組み合わせた後に上記固定片5c
を絶縁体3の周面厚さ方向に設けた凹溝3cに沿って折り
曲げてシェル5とジャックコネクタ本体4が一体化した
所要のコネクタ1を構成するようにしている。
面5bと基面3bを合わせて組み合わせた後に上記固定片5c
を絶縁体3の周面厚さ方向に設けた凹溝3cに沿って折り
曲げてシェル5とジャックコネクタ本体4が一体化した
所要のコネクタ1を構成するようにしている。
【0011】なお、上記コネクタ1の二列に植設された
ジャック端子2の各表面実装端子2bの列間の隔たりt′
を上記基板6の厚さtにほぼ合致させた状態で該端子2b
の列間に上記基板6の各導体電極6aを対応させて挿入し
(3-2)に示す状態とした後、対応する導体電極6aと表面
実装端子2b間を通常の半田付け手段等で接続することで
該コネクタ1をプリント基板6に実装することができ
る。
ジャック端子2の各表面実装端子2bの列間の隔たりt′
を上記基板6の厚さtにほぼ合致させた状態で該端子2b
の列間に上記基板6の各導体電極6aを対応させて挿入し
(3-2)に示す状態とした後、対応する導体電極6aと表面
実装端子2b間を通常の半田付け手段等で接続することで
該コネクタ1をプリント基板6に実装することができ
る。
【0012】また図の7は該コネクタ1に嵌合するシー
ルドプラグコネクタを表わしたものであり、上記各ジャ
ックコンタクト2aと対応する位置に配設されているプラ
グコンタクト7aの配置領域の周囲は該コンタクト7aの長
さより高く且つ上記金属シェル5の周壁5aの外面と嵌合
する金属からなる筒形の周壁7bで囲まれている。
ルドプラグコネクタを表わしたものであり、上記各ジャ
ックコンタクト2aと対応する位置に配設されているプラ
グコンタクト7aの配置領域の周囲は該コンタクト7aの長
さより高く且つ上記金属シェル5の周壁5aの外面と嵌合
する金属からなる筒形の周壁7bで囲まれている。
【0013】従って、該シールドプラグコネクタ7を該
周壁7bをガイドとして矢印Aのように上記コネクタ1に
嵌合させることで両者を接続することができる。かかる
構成になるコネクタ1では、ジャックコンタクト2aの先
端部が絶縁体3の隔壁で囲まれた角孔3dの内部でしかも
表面から後退した位置に位置しているため少なくとも上
記角孔3dより大きい固体が該絶縁体3表面に接触しても
該コンタクト2aと接触することがなく、該ジャック端子
2に繋がる機器等を静電的に破壊させることがない。
周壁7bをガイドとして矢印Aのように上記コネクタ1に
嵌合させることで両者を接続することができる。かかる
構成になるコネクタ1では、ジャックコンタクト2aの先
端部が絶縁体3の隔壁で囲まれた角孔3dの内部でしかも
表面から後退した位置に位置しているため少なくとも上
記角孔3dより大きい固体が該絶縁体3表面に接触しても
該コンタクト2aと接触することがなく、該ジャック端子
2に繋がる機器等を静電的に破壊させることがない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、例えば図4で
示すように指先8が該絶縁体表面に接触したときにはそ
の柔軟性によって該指先8の一部が破線Bの如く角孔3d
の内部に入り込んでジャックコンタクト2aと接触したり
該コンタクト2a先端との間の隔たりδが極端に小さくな
ることがあり、該ジャックコンタクト2aひいてはジャッ
ク端子2に繋がる機器等を静電的に破壊することがあ
る。
示すように指先8が該絶縁体表面に接触したときにはそ
の柔軟性によって該指先8の一部が破線Bの如く角孔3d
の内部に入り込んでジャックコンタクト2aと接触したり
該コンタクト2a先端との間の隔たりδが極端に小さくな
ることがあり、該ジャックコンタクト2aひいてはジャッ
ク端子2に繋がる機器等を静電的に破壊することがあ
る。
【0015】更にコネクタとしての端子数が増加して金
属シェル周壁5aの開口面積(図の場合では開口幅W)が
大きくなると上述した触手が発生し易くなり、ジャック
端子2に繋がる機器等を静電的に破壊する危険性が増大
する。
属シェル周壁5aの開口面積(図の場合では開口幅W)が
大きくなると上述した触手が発生し易くなり、ジャック
端子2に繋がる機器等を静電的に破壊する危険性が増大
する。
【0016】従って、従来の構成になるコネクタでは人
体の帯電静電気が絶縁体表面への触手によってジャック
端子に流れ易く結果的に該端子に繋がる機器等を静電的
に破壊することがあると言う問題があり、またコネクタ
としての端子数が増加するにつれて上記機器等の静電破
壊が発生し易くなると言う問題があった。
体の帯電静電気が絶縁体表面への触手によってジャック
端子に流れ易く結果的に該端子に繋がる機器等を静電的
に破壊することがあると言う問題があり、またコネクタ
としての端子数が増加するにつれて上記機器等の静電破
壊が発生し易くなると言う問題があった。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題は、複数列に整
列して配置されているプラグコンタクトに対応して位置
する複数の各ジャックコンタクトを、その先端が表面か
ら突出することなく且つ先端のみが開口するような隔壁
で仕切って植設した絶縁体の該ジャックコンタクト配置
領域の周囲が、金属シェルの周壁で囲まれて構成されて
いるシールド付ジャックコネクタであって、金属シェル
が、前記絶縁体表面と対応する周壁開口部の該絶縁体表
面の上記隔壁で形成される角孔の少なくとも列間中心線
と対応する線上に、該角孔を規制しない幅で両端が上記
周壁に繋がるブリッジ状のリブを具えて構成されている
シールド付ジャックコネクタによって達成される。
列して配置されているプラグコンタクトに対応して位置
する複数の各ジャックコンタクトを、その先端が表面か
ら突出することなく且つ先端のみが開口するような隔壁
で仕切って植設した絶縁体の該ジャックコンタクト配置
領域の周囲が、金属シェルの周壁で囲まれて構成されて
いるシールド付ジャックコネクタであって、金属シェル
が、前記絶縁体表面と対応する周壁開口部の該絶縁体表
面の上記隔壁で形成される角孔の少なくとも列間中心線
と対応する線上に、該角孔を規制しない幅で両端が上記
周壁に繋がるブリッジ状のリブを具えて構成されている
シールド付ジャックコネクタによって達成される。
【0018】
【作用】ジャックコンタクト先端が露出する角孔それぞ
れの周囲近傍に接地電位に繋がる部材を配置すると、絶
縁体表面と接触する指先が先ず該部材に接触するのでそ
の帯電静電気を該部材を経由して接地電位に落とすこと
ができる。
れの周囲近傍に接地電位に繋がる部材を配置すると、絶
縁体表面と接触する指先が先ず該部材に接触するのでそ
の帯電静電気を該部材を経由して接地電位に落とすこと
ができる。
【0019】そこで本発明では従来の金属シェル周壁の
絶縁体表面と対応する開口部に、該絶縁体の整列した角
孔の少なくとも列間を通り且つ両端で該周壁に繋がるブ
リッジ状のリブが形成されている金属シェルを使用して
コネクタを構成するようにしている。
絶縁体表面と対応する開口部に、該絶縁体の整列した角
孔の少なくとも列間を通り且つ両端で該周壁に繋がるブ
リッジ状のリブが形成されている金属シェルを使用して
コネクタを構成するようにしている。
【0020】このことは、従来の金属シェル周壁の絶縁
体表面と対応する開口面積が上記ブリッジ状のリブで細
分化されることになるため触手時の該リブへの接触がジ
ャックコンタクト先端部への接触や近接に優先されるこ
とを示している。
体表面と対応する開口面積が上記ブリッジ状のリブで細
分化されることになるため触手時の該リブへの接触がジ
ャックコンタクト先端部への接触や近接に優先されるこ
とを示している。
【0021】従って、人体の帯電静電気を該リブすなわ
ち金属シェルを介して接地電位に放電させることができ
るので、以後指先がジャックコンタクト先端と接触した
り極端に接近した場合でも該コンタクトひいてはジャッ
ク端子に繋がる機器等の静電破壊を防止することができ
る。
ち金属シェルを介して接地電位に放電させることができ
るので、以後指先がジャックコンタクト先端と接触した
り極端に接近した場合でも該コンタクトひいてはジャッ
ク端子に繋がる機器等の静電破壊を防止することができ
る。
【0022】
【実施例】図1は本発明になるジャックコネクタの構成
例を説明する図であり、図3同様に(1-1) は金属シェル
装着前の状態を示す構成図,(1-2)は金属シェル装着後の
状態を断面で示した図である。
例を説明する図であり、図3同様に(1-1) は金属シェル
装着前の状態を示す構成図,(1-2)は金属シェル装着後の
状態を断面で示した図である。
【0023】また図2は他の構成例を示す図である。な
お図ではいずれも図3と同様の構成になるコネクタの場
合を例としているので、図3と同じ対象部材には同一の
記号を付して表わしている。
お図ではいずれも図3と同様の構成になるコネクタの場
合を例としているので、図3と同じ対象部材には同一の
記号を付して表わしている。
【0024】図1でシールド付ジャックコネクタ(以下
コネクタとする)11は、図3で説明した複数のジャック
端子2をその各ジャックコンタクト2a領域が隔壁で隔て
られて二列のマトリックス状に位置するように該コンタ
クト2a領域を外れる近傍で植設固定した絶縁体12を主体
とするジャックコネクタ本体13と、該コネクタ本体13の
ジャックコンタクト2a側に装着される金属シェル14とで
構成されている。
コネクタとする)11は、図3で説明した複数のジャック
端子2をその各ジャックコンタクト2a領域が隔壁で隔て
られて二列のマトリックス状に位置するように該コンタ
クト2a領域を外れる近傍で植設固定した絶縁体12を主体
とするジャックコネクタ本体13と、該コネクタ本体13の
ジャックコンタクト2a側に装着される金属シェル14とで
構成されている。
【0025】そしてこの場合の絶縁体12は、図3で説明
した絶縁体3の二列に整列した角孔3dの列間中央に長手
方向に沿う溝12a のみが全長さにわたって追加して形成
されているものであり、その他の構成は上記絶縁体3と
全く同等である。
した絶縁体3の二列に整列した角孔3dの列間中央に長手
方向に沿う溝12a のみが全長さにわたって追加して形成
されているものであり、その他の構成は上記絶縁体3と
全く同等である。
【0026】また金属シェル14は図3で説明した金属シ
ェル5の周壁5aの開口部に、長手方向に沿うブリッジ状
のリブ14a のみが追加して形成されているものであり、
その他の構成は上記金属シェル5と全く同等である。
ェル5の周壁5aの開口部に、長手方向に沿うブリッジ状
のリブ14a のみが追加して形成されているものであり、
その他の構成は上記金属シェル5と全く同等である。
【0027】なお該リブ14a は図3の金属シェル5を形
成するときの底部のみの打抜き工程時に、該リブ14a の
みを残すことで容易に形成することができる。そして特
にこの場合の上記溝12a と該リブ14a とは、図3で説明
したように金属シェル14の平坦面5bを上記絶縁体12の突
出部3aを形成する基面3bに合わせて装着したときに該リ
ブ14a が上記溝12a に厚さの半分程度まで嵌め込まれる
ようになっている。
成するときの底部のみの打抜き工程時に、該リブ14a の
みを残すことで容易に形成することができる。そして特
にこの場合の上記溝12a と該リブ14a とは、図3で説明
したように金属シェル14の平坦面5bを上記絶縁体12の突
出部3aを形成する基面3bに合わせて装着したときに該リ
ブ14a が上記溝12a に厚さの半分程度まで嵌め込まれる
ようになっている。
【0028】そこで上記金属シェル14と絶縁体12とを図
3で説明したように組み合わせて構成すると、(1-2) の
断面図で示すように絶縁体12の表面に上記リブ14a が僅
かに突出した状態となる。
3で説明したように組み合わせて構成すると、(1-2) の
断面図で示すように絶縁体12の表面に上記リブ14a が僅
かに突出した状態となる。
【0029】従って図4で示した指先8が該絶縁体12の
表面に接触した状態では、該指先8がジャックコンタク
ト2aの先端と接触する前に破線Cで示す如く上記リブ14
a と接触し、該指先8の帯電静電気を該リブ14a すなわ
ち金属シェル14を介して接地電位に放電させることがで
きてジャックコンタクト2aひいてはジャック端子2に繋
がる機器等の静電破壊を抑制することができる。
表面に接触した状態では、該指先8がジャックコンタク
ト2aの先端と接触する前に破線Cで示す如く上記リブ14
a と接触し、該指先8の帯電静電気を該リブ14a すなわ
ち金属シェル14を介して接地電位に放電させることがで
きてジャックコンタクト2aひいてはジャック端子2に繋
がる機器等の静電破壊を抑制することができる。
【0030】なお上述した絶縁12に形成した溝12a は上
記リブ14a を該絶縁体12の表面に位置決めして固定する
ためのものであるが、該溝12a が形成されないない図3
の絶縁体3に上記金属シェル14を装着固定した後上記リ
ブ14a の部分を接着剤等で該絶縁体3に固定しても同等
の効果を得ることができる。
記リブ14a を該絶縁体12の表面に位置決めして固定する
ためのものであるが、該溝12a が形成されないない図3
の絶縁体3に上記金属シェル14を装着固定した後上記リ
ブ14a の部分を接着剤等で該絶縁体3に固定しても同等
の効果を得ることができる。
【0031】他の構成例を示す図2はコネクタとしての
端子数が図1の場合よりも多く図1におけるリブ14a の
長さが長くなってその形成が困難な場合を例としたもの
であり、図1同様に(2-1) は金属シェル装着前の状態を
示しまた(2-2) は金属シェル装着後の状態を断面で示し
ている。
端子数が図1の場合よりも多く図1におけるリブ14a の
長さが長くなってその形成が困難な場合を例としたもの
であり、図1同様に(2-1) は金属シェル装着前の状態を
示しまた(2-2) は金属シェル装着後の状態を断面で示し
ている。
【0032】図2でこの場合のシールド付ジャックコネ
クタ(以下コネクタとする)21は、図3で説明した複数
のジャック端子2を図3同様に植設固定した絶縁体22を
主体とするジャックコネクタ本体23と、該コネクタ本体
23のジャックコンタクト2a側に装着される金属シェル24
とで構成されている。
クタ(以下コネクタとする)21は、図3で説明した複数
のジャック端子2を図3同様に植設固定した絶縁体22を
主体とするジャックコネクタ本体23と、該コネクタ本体
23のジャックコンタクト2a側に装着される金属シェル24
とで構成されている。
【0033】そしてこの場合の絶縁体22は、図1で説明
した絶縁体12の角孔列間中央に形成した溝12a と同様の
溝22a と長手方向ほぼ中間の隣接角孔間幅方向に形成し
た溝22b とが直交して形成されているものであり、その
他の構成は上記絶縁体12と全く同等である。
した絶縁体12の角孔列間中央に形成した溝12a と同様の
溝22a と長手方向ほぼ中間の隣接角孔間幅方向に形成し
た溝22b とが直交して形成されているものであり、その
他の構成は上記絶縁体12と全く同等である。
【0034】また金属シェル24は図3で説明した金属シ
ェル5の周壁5aの開口部に、長手方向に沿う図1同様の
ブリッジ状のリブ24a と幅方向のリブ24b とが直交して
形成されているものであり、その他の構成は上記金属シ
ェル5と全く同等である。
ェル5の周壁5aの開口部に、長手方向に沿う図1同様の
ブリッジ状のリブ24a と幅方向のリブ24b とが直交して
形成されているものであり、その他の構成は上記金属シ
ェル5と全く同等である。
【0035】そして特にこの場合の上記溝22a,22b と該
リブ24a,24b とは、図3で説明したように金属シェル24
の平坦面5bを上記絶縁体22の突出部3aを形成する基面3b
に合わせて装着したときに各リブ24a,24b が上記溝22a,
22b に厚さの半分程度まで嵌め込まれるようになってい
ることは図1の場合と同様である。
リブ24a,24b とは、図3で説明したように金属シェル24
の平坦面5bを上記絶縁体22の突出部3aを形成する基面3b
に合わせて装着したときに各リブ24a,24b が上記溝22a,
22b に厚さの半分程度まで嵌め込まれるようになってい
ることは図1の場合と同様である。
【0036】そこで上記金属シェル24と絶縁体22とを図
3で説明したように組み合わせて構成すると、(2-2) の
断面図で示すように絶縁体22の表面に上記リブ24a,24b
が共に僅かに突出した状態となる。
3で説明したように組み合わせて構成すると、(2-2) の
断面図で示すように絶縁体22の表面に上記リブ24a,24b
が共に僅かに突出した状態となる。
【0037】従って図4で示した指先8が該絶縁体22の
表面に接触した状態で、図1で示した如く該指先8がジ
ャックコンタクト2aの先端と接触する前に上記リブ24a,
24bの内の何れかと接触するので該ジャック端子2に繋
がる機器等の静電破壊が抑制できると共に長手方向に沿
うリブ24a 形成の容易化と周壁5aの幅方向の強度向上を
同時に実現することができる。
表面に接触した状態で、図1で示した如く該指先8がジ
ャックコンタクト2aの先端と接触する前に上記リブ24a,
24bの内の何れかと接触するので該ジャック端子2に繋
がる機器等の静電破壊が抑制できると共に長手方向に沿
うリブ24a 形成の容易化と周壁5aの幅方向の強度向上を
同時に実現することができる。
【0038】なお該図2の場合も、図3の絶縁体3に上
記金属シェル24を装着した後リブ24a,24b の部分を接着
剤等で固定しても同等の効果が得られることは図1の場
合と同様である。
記金属シェル24を装着した後リブ24a,24b の部分を接着
剤等で固定しても同等の効果が得られることは図1の場
合と同様である。
【0039】
【発明の効果】上述の如く本発明により、端子部への触
手による該端子部に繋がる機器の静電破壊を防止してコ
ネクタとしての特性向上を図ったシールド付ジャックコ
ネクタを提供することができる。
手による該端子部に繋がる機器の静電破壊を防止してコ
ネクタとしての特性向上を図ったシールド付ジャックコ
ネクタを提供することができる。
【0040】なお本発明の説明ではジャック端子が二列
に整列している場合を例としているため金属シェルの長
手方向に沿うリブを1個としているが、ジャック端子が
三列以上に整列している場合には金属シェルの該リブを
各列間に形成することで同等の効果を得ることができ
る。
に整列している場合を例としているため金属シェルの長
手方向に沿うリブを1個としているが、ジャック端子が
三列以上に整列している場合には金属シェルの該リブを
各列間に形成することで同等の効果を得ることができ
る。
【図1】 本発明になるジャックコネクタの構成例を説
明する図。
明する図。
【図2】 他の構成例を示す図。
【図3】 従来のシールド付ジャックコネクタの構成例
を説明する図。
を説明する図。
【図4】 問題点を説明する図。
2 ジャック端子 2a ジャック
コンタクト 3a 突出部 3b 基面 3d 角孔 5a 周壁 5b 平坦面 11,21 シールド付ジャックコネクタ 12,22 絶縁体 12a,22a,22b
溝 13,23 ジャックコネクタ本体 14,24 金属シェル 14a,24a,24b リブ
コンタクト 3a 突出部 3b 基面 3d 角孔 5a 周壁 5b 平坦面 11,21 シールド付ジャックコネクタ 12,22 絶縁体 12a,22a,22b
溝 13,23 ジャックコネクタ本体 14,24 金属シェル 14a,24a,24b リブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 弘二 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 複数列に整列して配置されているプラグ
コンタクトに対応して位置する複数の各ジャックコンタ
クトを、その先端が表面から突出することなく且つ先端
のみが開口するような隔壁で仕切って植設した絶縁体の
該ジャックコンタクト配置領域の周囲が、金属シェルの
周壁で囲まれて構成されているシールド付ジャックコネ
クタであって、 金属シェル(14)が、前記絶縁体表面と対応する周壁(5a)
開口部の該絶縁体表面の上記隔壁で形成される角孔(3d)
の少なくとも列間中心線と対応する線上に、該角孔(3d)
を規制しない幅で両端が上記周壁(5a)に繋がるブリッジ
状のリブ(14a)を具えて構成されていることを特徴とし
たシールド付ジャックコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31510091A JPH05152031A (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | シールド付ジヤツクコネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31510091A JPH05152031A (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | シールド付ジヤツクコネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05152031A true JPH05152031A (ja) | 1993-06-18 |
Family
ID=18061419
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31510091A Pending JPH05152031A (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | シールド付ジヤツクコネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05152031A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6206728B1 (en) | 1999-02-22 | 2001-03-27 | Molex Incorporated | Shielded electrical connector system |
US6220895B1 (en) | 1997-05-16 | 2001-04-24 | Molex Incorporated | Shielded electrical connector |
JP2020013743A (ja) * | 2018-07-20 | 2020-01-23 | ファナック株式会社 | 電子機器 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02207469A (ja) * | 1989-02-03 | 1990-08-17 | American Teleph & Telegr Co <Att> | ピンコネクタ及び静電放電に対する保護方法 |
-
1991
- 1991-11-29 JP JP31510091A patent/JPH05152031A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02207469A (ja) * | 1989-02-03 | 1990-08-17 | American Teleph & Telegr Co <Att> | ピンコネクタ及び静電放電に対する保護方法 |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US6220895B1 (en) | 1997-05-16 | 2001-04-24 | Molex Incorporated | Shielded electrical connector |
US6206728B1 (en) | 1999-02-22 | 2001-03-27 | Molex Incorporated | Shielded electrical connector system |
JP2020013743A (ja) * | 2018-07-20 | 2020-01-23 | ファナック株式会社 | 電子機器 |
CN110739558A (zh) * | 2018-07-20 | 2020-01-31 | 发那科株式会社 | 电子设备 |
US10840617B2 (en) | 2018-07-20 | 2020-11-17 | Fanuc Corporation | Electronic device |
CN110739558B (zh) * | 2018-07-20 | 2021-08-27 | 发那科株式会社 | 电子设备 |
DE102019119196B4 (de) | 2018-07-20 | 2022-02-03 | Fanuc Corporation | Elektronische vorrichtung |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19970819 |