JPH05151882A - 多相の電流監視用装置 - Google Patents

多相の電流監視用装置

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JPH05151882A
JPH05151882A JP3104210A JP10421091A JPH05151882A JP H05151882 A JPH05151882 A JP H05151882A JP 3104210 A JP3104210 A JP 3104210A JP 10421091 A JP10421091 A JP 10421091A JP H05151882 A JPH05151882 A JP H05151882A
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    • H02H3/08Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection responsive to excess current
    • H02H3/083Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection responsive to excess current for three-phase systems
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 当該電流の周波数に無関係に、f=0を含め
て、すべての相に対して関連づけられた平均値を基礎と
して、簡単で、単一チャネルで確実かつ迅速な3つない
し多相の電流監視を行なうための装置を実現することを
本発明とする。 【構成】 給電系のすべての相に対して同時に関連づけ
られた平均値を基準として多相の電流監視を行なう装置
において該装置によってはトリガ値(ひき外し値)のわ
ずかな超過(10%より小)及び短い時間(0.1se
cより小)の際にも確実な信号が送出され、各々相によ
り生ぜしめられる磁気力の加算的重畳により瞬時電流に
依存せずに当該の監視機能を可能にする磁気リレーが用
いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は請求項1の上位概念によ
る装置に関する。
【0002】
【従来の技術】公知の電子装置はすべての相に対して、
同時に関連づけられた平均値を基準として多相電流を監
視し、トリガ値(ひき外し値)のわずかな超過をすると
確実な信号を送出する。この信号が存在すると、当該電
流源が遮断される。上記の公知装置は信号技術上所定の
精度では確実に動作せず、その結果上記装置は多チャネ
ルに構成されなければならず、従って高価かつ複雑に構
成されている。
【0003】
【発明の目的】従って本発明の目的ないし課題とすると
ころは、当該電流の周波数に無関係に、f=0を含め
て、すべての相に対して関連づけられた平均値を基準と
して、簡単で、単一チャネルで確実かつ迅速な3つない
し多相の電流監視を行なうための装置を提供することに
ある。
【0004】
【発明の構成】上記課題は請求項1の特徴部分により解
決される。本発明の有利な構成は引用請求項に記載され
ている。
【0005】次に3相系について図を用いて本発明を詳
細に説明する。
【0006】図1には本発明の過電流リレーの基本構
成、及びそれの、パルスインバータ4と負荷5への接続
の構成を示してある。過電流リレーは3重の電磁石によ
って実現され、その際各々の相を有する電流は別個に3
つのU字状軟鉄心1,2,3の各1つによって導かれ
る。当該電流値がトリガ(ひき外し)値に到達ないしそ
れを越えると、それにより惹起される、U(字)脚の下
方に位置する接極子(可動子)6への、吸引力がそれの
重量Gより大となり、上記接極子は吸引される。それの
上昇運動の際上記接極子は相応に配置された接点7を開
き、それにより、パルスインバータ4は電流の遮断のた
めの確実な信号を受取る。
【0007】上記リレーの接極子は一端にて支承体8を
以って回転可能に支承されている。上記リレーの応動の
ための条件は次のような際充足される、すなわち、3つ
の個々に励磁される軟鉄心により当該接極子へ及ぼされ
る吸引モーメントの和が、重さにより惹起されるトルク
より大である際充足される。
【0008】
【数1】
【0009】個々の導体(線路)電流により惹起される
吸引力は近似的に下記式により表わされ得る。
【0010】
【数2】
【0011】その場合、幾つかの簡単化された仮定が前
提とされている、即ち、鉄心(コア)極の下方での理想
的な均質な磁界分布が前提とされている。従って、上記
式は設計(選定)のための基本的推定、特定のためだけ
に用いられ得るのであって、十分な精度を以て吸引力を
計算上定量的な検出をするため直接用いられるというこ
とではない。僅かに、それにより、(上記式より)、電
流iuと吸引力Fu、空隙δu(接極子とコアとの間の間
隔)の相対的関係についての近似的情報が導出され得
る。
【0012】
【数3】
【0013】通常の場合、線路(導体)は対称的(平衡
の)3相交流系4から給電を受ける。時間的に2/3だ
けずれた差当りサイン波状と見做された交流電流の総合
作用(各作用の総和)によっては駆動中均一な推進力
(スラスト)が惹起される。その際、過電流リレーにお
いては各コア(鉄心)により、電流特性の2乗に相応し
て(式3)パルス的な吸引力が接極子に及ぼされる。
【0014】
【数4】
【0015】もって、式1にて代入後、接極子に作用す
る、すべての3つのコア(鉄心)の吸引モーメントに対
して下記の関係式が得られる。
【0016】M=KR・aR・i2sin2 t+KS・aY
・i2sin2(ωt+2/3π)+KT・Uπi2sin
2(ωt+4/3π) (式8) 接極子(可動子)の
回転点からの各軟鉄心の相異なる距離間隔は回転点に向
って相応に比較的小さくなるような空隙(エアギャッ
プ)の調整によって次のようにして補償調整される、即
ち、各電流により等しい(同じ)トルク作用が生ぜしめ
られる(対称平衡調整)ように補償調整される。
【0017】 kRR=KS=kTT=k (式9) k:各個別コア(鉄心)に対するMとi2との間の同一
の比例関係性を表わす。
【0018】従って、3つの相電流のトルク作用の和M
はたんに電流振幅に依存する一定の値であり、このこと
は式9の関係を式8に代入することによって示され得
る。
【0019】 M=1.5ki2 (式10) 図2は各個別相の吸引力が対称的に相加えられる場合に
おいて瞬時(位)相位置状態(関係)に無関係な均一
の、接極子への吸引作用の生成状態を示す。
【0020】図2−aはサイン状電流の時間的経過を示
す波形図、図2−bは図1におけるコイルR,S,Tを
サイン状電流の流れる際の3つの個別力FR,FS,FT
の特性経過を示す波形図、図2−cは図2−bにおける
力FR,FS,FTの和を示す波形図である。
【0021】リレーのトリガ(ひき外し)値はリセット
(復帰)モーメントを惹起する接極子の重量によって定
められる(式1)。従って、連続的に電流振幅が監視さ
れ得る、それというのは個別電流の瞬時値に無関係に上
記電流振幅によってのみの作用影響のもとで、均一な総
合吸引モーメントが接極子に及ぼされるからである。そ
のように電流振幅ないし電流の大きさに一義的に対応づ
けられた上記モーメントが、重量により惹起されるリセ
ットモーメントより大である場合はリレーはトリガされ
る(ひき外される): 1.5ki2 A=HaG (式11) iA: 当該値からリレーがトリガされる電流のピークの
値(トリガ値に相応する) もって、交流電流の周期性に無関係の一定の吸引モーメ
ントの故に任意に低い周波数のもとでも電流監視が制限
を受けずに可能となる。
【0022】図4,5,6には磁気軌道(磁石軌道)に
おける長手長尺ステータ(固定子)モータ用の過電流リ
レー(継電器)として用いられた際の本発明のリレーの
構成例を示す。上記過電流リレー構成の役割、任務は磁
気軌道車両の過度に大の加速を生じさせかねない過電流
の遮断のための信号を生じされることにある。この遮断
のための信号は長手長尺ステータコイルへの給電を行な
うパルスインバータの遮断のため用いられる。
【0023】接極子のリセットモーメントのための重力
利用の故に、リレーは上記作用、機能に相応する組合位
置においてのみ使用され得、その際図示されている重力
による吸引ベクトルGは下向きで示してある。接極子は
一方の側で、2つの球軸受11,12により水平の横方
向軸を中心として回転可能に支承されている。接極子1
0はそれの可能な回転運動において下向きでは(“下方
休止位置”)調整ねじ13により制限され、上向きでは
(“吸引位置”)調整ねじ14,15により制限されて
いる。上向き運動制限部によってはその上方に位置する
U脚の極面への接極子の近接(ほぼ2mmの距離間隔か
らの)が阻止されて、更に、それ以上の近接の際におけ
る接極子への強い機械的負荷が阻止される、それという
のはそのような際は吸引力の増大が特にひどくなるから
である。
【0024】回転点と離反した側では接極子は次のよう
な程度に張出している、即ち吸引位置へのそれの上昇運
動の際は相応に配置された接点16の可動部分を連行し
接点ばね17の力に抗して当該接点を開く程度に張出し
ている。接極子と接点との機械的接触は当該変位量のほ
ぼ半分位のところで行なわれる。
【0025】電位分離のため上記接極子は接点の領域に
て電気的に絶縁されている。
【0026】パルスインバータからの3つの相電流は銅
(給電)レールバー18〜20を介して各1つのU脚2
1〜23を通って導かれる。上記U脚の領域にて上記銅
レールバーは所要の空隙(エア)−及び沿面区間の維持
のため完全に絶縁されており、外部領域では過電流リレ
ーの絶縁材フレームに取付けられている。
【0027】導体(線路)、U脚、接極子の配置構成は
先ず差当り電気的、磁気的データによって定められてい
る。
【0028】 −有効電流負荷に相応した線路(導体)横断面 −当該電圧負荷に相応した線路間隔及び絶縁 −不都合な直接的な磁気的相互作用影響回避のためのU
−鉄心の十分な間隔 接極子の変位距離量(下方休止位置のもとでのU−鉄心
の極面と接極子との間の空隙)は一方ではひき外し(復
旧)の場合におけるリレー接点の確実な分離に対する要
求に関して、また、他方では接点ばね力による吸引力過
程に対するできるだけわずかな影響に対する要求に関し
て少なくとも6mmに設定されている。
【0029】−上記接極子は応動値に到達の際先ずそれ
の休止位置からのそれの変位量のほぼ50%の変位の動
きを、当該接点ユニットに接触せずに行なう(接点の可
動部分を連行する前に)。上記の変位量の場合、当該装
置構成は測定トレランスへの特別な要求を充たす必要性
なく簡単な手段で相応に調整され得る。
【0030】空隙(エアギャップ)減少(L/δu)の
2乗で増大する吸引力(式4)のため、上記接極子はト
リガ値(ひき外し値)に相応する電流の維持の前提下
で、当該接点の可動部分へ衝き当りの際、余剰トルクに
より上方へ動かされる。その際その余剰トルクは既にも
う接極子重量により惹起されるリセットモーメントのほ
ぼ3倍に相応する。(応動電流へ到達の際接極子を上昇
させるのに丁度十分であるモーメントは半部(半分)に
低減された空隙の際既に4倍の値に達している。) 更
に、下方の休止位置において上記の大きさ領域における
空隙(エアギャップ)を以て、電流のトリガ値(ひき外
し値)が良好に再現されて調整され得る。それというの
は、下方休止位置にて接極子の復旧の際の精度の低さ
(不精確性)があってもU−脚と接極子との間の全空隙
に対して相対的に大して影響を及ぼさないからである。
【0031】 −仮定:0.1mmだけの休止位置の変化、 δ=6mmの際の相対的空隙変化の影響:1.7% 相応した(式3と式4)トリガ値(ひき外し値)の相対
的変化:1.7%接極子の長さ は先ず差当りU脚相互間の所要の間隔によ
り定まる。更に、回転点に対する間隔が十分な大きさに
選定されている、即ち、接極子と個々のU脚との間の空
隙(下方休止位置のもとで)が同じ大きさの領域にある
ように選定されている。
【0032】接極子のその他の(残りの)寸法は実質的
に十分な(余分の大きさに選定設計された)機械的強さ
(安定性)の理由から解明され得るようなものである。
【0033】リセットモーメントは接極子の重量を介し
て生ぜしめられる。上記リセットモーメントを当該寸法
に無関係に調整し得るため、接極子に付加的重量体24
を取付け得る。
【0034】−上記リセットモーメントは接点作動力の
ための十分な力を利用し得るのに十分な大きさである。
上述のように利用し得る、接点に対する作動力は存在す
るリセットモーメントに直接的に依存する。
【0035】上記接点の接点連行体例におけるリセット
力は対応重り(カウンタウエイト)を含めて接極子の実
現された重量及び寸法のもとでほぼ1.5Nである。従
って可動の接点部分の連行の際の静的力はほぼ5Nであ
る。
【0036】上記力は通常信号リレーにおけるその種接
点に対して生ぜしめられる値を明らかに上回っており、
その結果所望の接点作動かつ確実に行なわれ得る。
【0037】U字コア(鉄心)の所要の鉄材横断面は自
重に抗しての接極子の吸引のための力(この力は所与の
電流(トリガ値)及び空隙のもとで必要である)から相
応して定まる。
【0038】式2,3,4により表わされたリレーの特
性に対する前提条件は鉄材の磁気抵抗が、空隙のそれに
比して無視可能であるという仮定である。このことは使
用される材料に対して、次のような条件下でのみ成立
つ、即ち、飽和磁気誘導度を超過しないという条件下で
のみ成立つ。考察された磁気回路中接極子ではそこにお
いて当該コア(鉄心)比して明らかにより小さい横断面
により最高の磁気誘導度が生じる(磁束集中度)。
【0039】従って、接極子横断面は十分な大きさに選
定されている、即ち、接極子における鉄飽和が当該値
(この値では接点が既に開放状態におかれているか、又
はそれでも電流が著しく応動値を上回って流れる)を下
回る空隙の際にのみ現われるように選定されている。換
言すれば吸引力と電流ないし空隙の間の当該の関係性
(比較的わずかな力増大)に対しての偏差、(鉄飽和に
より惹起される偏差)が、リレーのトリガ(ひき外し)
特性に対して影響を及ぼさない。
【0040】過電流リレーは基本的に電流の周波数に無
関係に動作する。高周波数のもとで、渦電流効果、ひい
てはそれに伴う、磁界分布の変化により吸引力が損なわ
れるのを回避するため、コア(鉄心)及び接極子は、成
層化された鉄板25,26からつくられている。
【0041】上述のように、電流と吸引力との関係が、
たんに近似的に当該の関係式(式2)から求められ得
る。精確に理論的な検出動作は著しく高い計算技術上の
コストを伴なう。更に、相応に計算されそれにひきつづ
いて精確にチェックさるべき幾何学的寸法(空隙)及び
重量の調整設定は精密な機械的コスト、複雑性を要す
る。
【0042】従って、トリガ値(ひき外し値)の調整の
ため、当該電流値にてリレーの丁度トリガされる(ひき
外される)電流の測定が直接的に行なわれる。この目的
のため電流はトリガ値以下に調整され、連続的にトリガ
(ひき外し)状態生起の点まで高められ、当該のトリガ
時点での測定された電流が求められる。
【0043】リレーの規定通りの機能は次のような場合
のみ与えられる、即ち、3つの個別電流の各々が接極子
に対し同じ吸引作用を有する場合のみ与えられる。この
場合においてのみ3相系の瞬時位相位置に無関係のトリ
ガ(ひき外し)感度が達成される(式8〜式10参
照)。
【0044】当該調整によっては回転点からのU鉄心2
1,22,23の力作用点(“レバーアーム”)の異な
った間隔が考慮され、上記調整は空隙の変化によって行
なわれる。事前−粗調整(ほぼ6〜7mm)を基礎とす
る。空隙の相対的対称(平衡)調整は次のようにして行
なわれる、即ち、3つの線路(導体)の各1つにのみ電
流が導かれ面して相次いで各線路に対して同じトリガ値
が調整されるようにするのである。
【0045】3つの空隙相互間の相対的変化調整が、下
方の休止位置に対する調整ねじ13の調整により接極子
の下方休止位置の変化をすることにより、また、場合に
よっては垂直方向でのUコア(鉄心)のうちの1つの位
置の変化によって行なわれる。絶対的に調整されるトリ
ガ値は対称(平衡)調整には重要ではない。
【0046】絶対的に調整されるトリガが電流の調整が
対称性(平衡)調整に従って行なわれる。上記調整は接
極子重量によって惹起されるリセットモーメントG×a
Gの変化により次のようにして行なわれる、即ち、付加
重量が接極子に取付けられないし取外されるようにする
のである。もって、対称性(平衡性)に対する傷害は惹
起されず(式1)、寧ら、上記手段は均一にすべての3
つの線路に対して作用する。
【0047】トリガ値(ひき外し値)は直接的に3相動
作中にて、又は、1本の線路の接続の際は個別に、相応
に過大に高められたトリガ電流で調整される。
【0048】パルスインバータの定格電流により定めら
れた、駆動機構の最大変位量を越えない場合は過電流リ
レーはそれの役割に相応して確実に応動しない。3相系
において動作中生じる短時間の電流超過、及び殊に、電
流高調波、並びに非対称性(不平衡性)によっては短時
間の加速ピークが生ぜしめられるに過ぎずその際その加
速ピークは走行ダイナミック特性上大した意味をもつ持
続時間を有しない、ないし、駆動力発生に関与する作用
が及ぼされない。理想的ケース(状態)からの偏差のあ
る動作上生じるそのような電流経過に対しても、リレー
はトリガ特性により応動すべきではないし(予期される
最大変位量を越えない限り)。
【0049】他方では過大の推動力(スラスト)を惹起
させ得る電流(過電流)が流れる場合には確実にトリガ
が行なわれる。
【0050】当該トリガ値のまわりの所定のトレランス
領域を除いて、リレーはそれを下回ると確実に作動しな
いが上回ったときは確実に作動する。
【0051】パルスインバータから供給される電流がサ
イン状であるとの当初行なった仮定は出発点(基礎)と
することができない。寧ら、パルスインバータは高調波
を伴なう電流を供給し、その場合、電圧調整のため中間
クロック(タイミング調整)により惹起される高調波が
重要部分を成す。
【0052】パルスインバータ−中間タイミング制御の
作用を図3に示す。或るの振幅値と瞬時位相に対応さる
べき(基礎振動)瞬時値ほぼ3角波状の電流経過iu
の平均値iuと見做されるべきである。iuは(サイン波
状の)基本振動経過に追従しており、この基本振動には
タイミング制御により惹起される高周波(ほぼ300H
z)電流成分が重畳されている。(図3に示す経過は当
該電流特性経過の“瞬時検出値”を成す。
【0053】駆動特性のためには平均値iuに相応する
電流特性を基礎(出発点)とすることができる。それと
いうのは基本振動成分のみが駆動作用に関与するからで
ある。中間タイミング制御により惹起された重畳された
電流成分によってはたんに相応に高周波(300Hz)
の交番する力が生ぜしめられるに過ぎない。駆動−推進
動力(スラスト)に対しては上記電流成分は影響を及ぼ
さない。
【0054】過電流リレーの接極子に対する吸引力(こ
の吸引力には所定の駆動スラストが一義的に対応づけら
れるべきである)に対しては上記の重畳された中間タイ
ミング制御電流は付加的交流成分としても作用し、この
交番成分はまた接極子の質量のため応動特性の大じた変
化(iuに関連して)を生じさせることはない。
【0055】電流と吸引力との関係性が駆動スラスト
(推進力)形成の場合と異なって直線的でなく2乗的で
あるため、当該の高調波−重畳により吸引力の平均値が
高められる: 式3 Fu=ku・i2 u を用いて、平均値に対して下式が成立つ、
【0056】
【数5】
【0057】Ttakt:パルスインバータ中間クロック
(タイミング)の周期期間 基本的にいずれにしろ下記関係式が成立つ、
【0058】
【数6】
【0059】図3に示す例では当該比(関係)は下記の
ようになる、
【0060】
【数7】
【0061】それにより接極子に対する吸引力が1.0
4倍だけ増大され得、一方、駆動スラスト(推動力)は
高調波振動によって影響を受けないままである。
【0062】中間クロックによる電流高調波(これは動
作状態、走行中の長尺ステータセクション、吸引長ない
し負荷(装荷)によって異なったものとなる)によって
は比較的に低い基本振動電流−絶対値のほうへのリレー
の応動限界値のシフトが生ぜしめられ得る。図3に示す
特性経過では調整されたトリガ値の96%のところで既
にもう応動が行なわれることとなる。勿論、図示の例で
仮定した中間クロック振幅は動作条件下では達せられな
い。
【0063】中間クロックにより惹起される電流高調波
のほかに、サイン波形からの電流特性経過の他の偏差も
存在している。それら偏差は電流実効値にはごくわずか
しか関与せず、従って無視され得る。
【0064】障害の場合、電流高調波の成分が明らかに
上昇し得る。それによって、前述したように、常に、比
較的わずかな基本振動電流値のもとで即ち比較的に小さ
なスラスト(推進力)値のもとでリレーの応動が惹起さ
れる。従って、駆動系における傷害に基づく応動の早期
化が予期されねばならない。
【0065】3相交流における非対称性(不平衡性)即
ち位相ずれ2/3πの状態からの外れ、又は3つの電流
の異なった振幅によっては同様に、車両における実際に
惹起された駆動スラスト(推進力)と接極子吸引力との
比が増大するようになる。比較的に小さい駆動推進力
(スラスト)のもとでもう既に応動が行なわれる。この
ことは次のようにして説明され得る、即ち、所定の電流
振幅値を基にして、対称性(平衡状態)のもとで車両に
おける最大推進力(スラスト)が得られるということに
よるのである。推進力(スラスト)の損失のない対称性
(平衡性)偏差が電流振幅増大(3つの相に対して平均
化されて)によってのみ補償され得、それによってリレ
ー接極子への相応の比較的に高い吸引力が生ぜしめられ
る。
【0066】電流がわずかにトリガ値(引はずし値)を
越えると、リレー接極子は上昇運動を開始する。それに
より再び、吸引力が比例して(1/δu2高められ、そ
れにより、接極子の加速度が増大する。上記の関係性か
ら明かなように、トリガ値の超過と、接点切離ないし下
方休止位置からの(外への)運動開始のための吸引位置
への到達までの間に大した時間が必要とされることであ
る。その場合初期加速度は当該トリガ値をどの位超過し
たかにより定まる。
【0067】接極子の慣性モーメントがほぼ重量による
リセットモーメントに相応する(格言すれば調整目的の
ため存在するカウンタウエイト(対応重り)の、総重量
における成分はわずかである)ことを基礎とすれば、初
期加速度に対して下記の関係式が成立つ。
【0068】
【数8】
【0069】1%だけのトリガ値の超過の際にもう既に
接極子は
【0070】
【数9】
【0071】を似て下方休止位置から加速される。この
場合上記の(1/δu2−比例する吸引力増大を考慮し
て遅くとも200ms後(上方の)吸引位置に達する。
応答時間は著しく短縮する(トリガ値を比較的大きく惹
起した際)。1.05倍のトリガ値(5%超過)の場
合、予期された応答時間は既に50msを下回る。
【0072】本発明のリレーは磁気軌道駆動装置への使
用に限られるものではない。却って、すべての多相の電
流監視の行なわれる事例において使用可能である。ま
た、接極子10により、機械的又は電子的電流遮断装置
を直接駆動することも可能であ
【0073】る。
【発明の効果】本発明により、当該電流の周波数に無関
係に、f=0を含めて、すべての相に対して関連づけら
れた平均値を基準にして、簡単で、単一チャネルで確実
且迅速な3つないし多数の電流監視のための装置を実現
できるという効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の過電流リレーの基本構成図である。
【図2】サイン状電流の時間的経過を示す波形図であ
る。
【図3】サイン状電流、3つの個別力、それらの力の各
々の波形図である。
【図4】リニアモータにて適用の際の実施例の平面図で
ある。
【図5】図4の実施例を切断線B−Bで切断して示す断
面図である。
【図6】図5の切断線で切断して示す断面図である。
【符号の説明】
1,2,3 軟鉄心 4 パルスインバータ 5 負荷 6 接極子(可動子) 7 接点

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給電系のすべての相に対して同時に関連
    づけられた平均値を基準として多相の電流監視を行なう
    装置であって該装置によってはトリガ値(ひき外し値)
    のわずかな超過(10%より小)及び短い時間(0.1
    secより小)の際にも確実な信号が送出されるもので
    ある装置において、各々の相により生ぜしめられる磁気
    力の加算的重畳により瞬時電流に依存せずに当該の監視
    機能を可能にする磁気リレーが用いられることを特徴と
    する多相の電流監視用装置。
  2. 【請求項2】 上記接極子に対するリセット力としても
    っぱら重力が用いられる請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 磁気軌道において用いられる請求項1又
    は2記載の装置。
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